JP5030449B2 - 内視鏡挿入補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡の挿入部を、例えば経肛門的、又は経口的に大腸、小腸等の管腔内にスムーズに挿入するのに適した内視鏡挿入補助具に関する。
一般に内視鏡は、術者が把持して種々の操作を行う操作部と、挿入部とからなり、この挿入部は前記操作部から延設された細長の管で可撓性を有する軟性部と、この軟性部の先端に連設され操作部の操作により左右又は及び上下方向に湾曲可能な湾曲部と、この湾曲部の先端に連設された硬性の先端構成部とを有して構成されている。
術者は、このような内視鏡の前記挿入部を、経肛門的、又は経口的、又は経鼻的に体腔内へ挿入して、所定部位を観察診断し、又は観察しつつ処置等を行っている。
ところで、前記内視鏡の挿入部を体腔内へ挿入するには、従来は主として患者の体外から内視鏡挿入部に力を加えて押し込む方法がとられていた。
しかしながら、このような押し込み方法では、内視鏡挿入部を、経肛門的、又は経ロ的に大腸又は小腸に挿入する場合、これらの腸管は管腔内径が狭い上、長尺で複雑に曲がりくねっている一方、腸管がしっかりと固定されておらず柔軟であることから、前記内視鏡の挿入部の押し込みにより進行方向へ移動又は圧縮しても、押し込みの力を解除すると、反力により殆ど元の位置まで押し戻されてしまう。このため、内視鏡挿入部は、なかなか進まず、特に腸管の深部に至るほどその戻りが顕著なため、このような押し込み方法では、深部まで内視鏡挿入部を挿入する場合は特に、検査時間が長く、かつ難しかった。
そこで、従来技術では、このような問題点に鑑み、内視鏡挿入部を単に患者の体外から力を加えて押し込むことなく、腸管内を挿入できるようにするために、例えば、特開2000−23909号公報、及び特開2004−358222号広報に記載の内視鏡挿入補助具が提案されている。
前記特開2000−23909号公報に記載の内視鏡挿入補助具は、内視鏡挿入部の先端部に固定された第1のバルーンと、前記内視鏡の先端部から突出させて遠近動可能な第2のバルーンとを有し、前記第1、及び第2のバルーンをそれぞれ膨張、収縮させることで、腸管を保持、開放しながら前記内視鏡挿入部を押し進め、内視鏡先端部を腸管深部へ挿入するようになっている。
また、前記特開2004−358222号広報に記載の内視鏡挿入補助具は、内視鏡挿入部の先端部に固定された第1のバルーンと、前記内視鏡挿入部に被せられたオーバーチューブの先端部に固定された第2のバルーンとを有し、前記第1、及び第2のバルーンをそれぞれ膨張、収縮させることで、腸管を保持、開放しながら前記内視鏡挿入部を押し進め、内視鏡先端部を腸管深部へ挿入するようになっている。
特開2000−23909号公報 特開2004−358222号広報
しかしながら、前記特開2000−23909号公報、及び前記特開2004−358222号広報に記載された従来の内視鏡挿入補助具では、第1、及び第2のバルーンをそれぞれ膨張、収縮させて腸管を保持、開放しながら内視鏡挿入部押し進めたとしても、内視鏡に対して移動可能なバルーンはそれぞれ1つしか設けられてないので、この移動可能なバルーンの1行程による移動距離(ストロークともいう)を大きくすることができず、よって、内視鏡を挿入するのに時間がかかってしまうことになる。また、前記従来例では、第1、及び第2のバルーンによって保持された腸管内で内視鏡を自由に進退させ、観察、又は処置を行うことが困難であった。
特に、前記特開2004−358222号広報に記載の従来例では、2つのバルーン間の最大ストロークは、略内視鏡の挿入部の全長からオーバーチューブの全長を引いた値になるため、仮にオーバーチューブの全長を2m、最大ストロークを1mとなるように設定すると、内視鏡の挿入部長は3mに形成する必要がある。つまり、2つのバルーンの最大ストロークを長くすればするほど、その分、内視鏡の挿入部の長さを長尺に形成しなければならないため、湾曲操作、又は挿入部のねじり操作といった内視鏡自体の操作性に悪影響を及ぼしてしまう。
また、前記特開2000−23909号公報に記載の従来例では、第1のバルーンを内視鏡の手元側から鉗子チャンネル内全長を通さなければならないため、現実的には小さなバルーンしか実装できず、そのため、第1のバルーンを膨張させたときの腸管の保持力は非常に弱く、ズレやすいため、内視鏡を腸管の深部まで円滑に挿入することが極めて難しかった。
そこで、本発明は前記問題点に鑑みてなされたもので、内視鏡の挿入部を、例えば経肛門的、又は経口的に大腸、小腸等の管腔内に挿入する場合に、深部側に円滑に挿入でき、内視鏡の操作性を向上できる内視鏡挿入補助具を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡挿入補助具は、内視鏡挿入部を挿通可能な第1の中空部を有すると共に、前記内視鏡の先端部に配置可能な第1のバルーン部材と、前記第1のバルーン部材に対して手元側の進退動作を伝達する第1の伝達部材と、前記内視鏡挿入部を挿通可能な第2の中空部を有するチューブ体の先端部に配置された第2のバルーン部材と、前記第2のバルーン部材に対して手元側の進退動作を伝達する第2の伝達部材と、前記内視鏡挿入部内に挿通可能であって、前記第1のバルーン部材内に流体を給排する前記第1の伝達部材に形成された第1の流体給排管路と、前記第2のバルーン部材内に流体を給排する前記チューブ体に形成された第2の流体給排管路と、前記第1のバルーン部材を膨張、又は収縮させるように、前記第1のバルーン部材内への流体の給排を制御する第1の制御手段と、前記第2のバルーン部材を膨張、又は収縮させるように、前記第2のバルーン部材内への流体の給排を制御する第2の制御手段と、を有している。
本発明によれば、内視鏡の挿入部を、例えば経肛門的、又は経口的に大腸、小腸等の管腔内に挿入する場合に、深部側に円滑に挿入でき、内視鏡の操作性を向上できるといった利点がある。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
(実施例1)
図1から図13は本発明の実施例1に係り、図1は実施例1における内視鏡装置の全体構成を示す構成図、図2は進退自在の第1の内視鏡挿入補助具が装着され、かつ一番手元側に引き込んだ状態の内視鏡の先端部の一部を示す斜視図、図3は図1の第1の内視鏡挿入補助具の長手方向の断面図、図4から図12は第1の内視鏡挿入補助具の第1のバルーンと第2の内視鏡挿入補助具の第2のバルーンとを膨張、収縮させながら腸管をたぐり寄せ、内視鏡の先端部を腸管の深部に進めていく状態を説明するための説明図、図5は本実施例の作用を説明するためのもので図4から図12までの各状態を時系列で示すフローチャートである。
図1に示すように、本発明の実施例1の内視鏡装置1は、体腔(管腔)内等に挿入され、内視鏡検査に使用される内視鏡2と、この内視鏡2の挿入部3の先端側より前方に進退自在に装着される第1の内視鏡挿入補助具4と、前記内視鏡2の挿入部3の全長に渡り進退自在に装着される第2の内視鏡挿入補助具5と、前記第1、及び第2の内視鏡挿入補助具4、5にそれぞれ設けられた第1のバルーン6、及び第2のバルーン7に流体を供給、又は吸引して排出するように制御するためのバルーン制御装置8a、8bと、を有して構成されている。尚、第1のバルーン6は第1のバルーン部材の一部を構成し、第2のバルーン7は第2のバルーン部材の一部を構成している。
内視鏡2は、体腔内などに挿入される細長の挿入部3と、この挿入部3の基端に設けられた操作部9と、この操作部9の側部から延出されるユニバーサルケーブル10とを有している。このユニバーサルケーブル10の端部には、図示しないコネクタが設けられており、この図示しないコネクタによってユニバーサルケーブル10は、図示しない光源装置及び信号処理装置に着脱自在に接続される。
挿入部3は、細長で可撓性を有する可撓管部11と、この可撓管部11の先端に連結され、湾曲自在の湾曲部12と、この湾曲部12の先端に連結され、硬質の先端部13とを有している。
尚、図1は、内視鏡2を体腔内に挿入していく際の状態を示している。本実施例では、図1に示すように、挿入部3には、第1の内視鏡挿入補助具4と、第2の内視鏡挿入補助具5とが進退自在に被せられている。この第1の内視鏡挿入補助具4、及び第2の内視鏡挿入補助具5の具体的な構成については後述する。
図2に、第1の内視鏡挿入補助具4が取り付けられた前記先端部13の拡大図が示されている。
図2に示すように、先端部13には、例えば前端面の中央付近に観察窓14が設けられており、その両側に照明窓15と送気送水ノズル16とがそれぞれ設けられている。
照明窓15に取り付けられた照明レンズの内側には照明光を伝送するライトガイド(図示せず)が挿通されている。このライトガイド(図示せず)は挿入部3内などを挿通され、前記光源装置のライトガイドコネクタに着脱自在に接続される。そして、光源装置で発生した照明光は、ライトガイドにより伝送され、照明窓15から出射されることにより、観察窓14の視野範囲(図7においてθで示す)となる体腔内を照明するようになっている。
観察窓14には、図示はしないが対物レンズが取り付けられており、その結像位置には撮像素子として例えばCCD(図示せず)が配置されている。そして、このCCD(図示せず)は、撮像面に結像された体腔内の光学像を光電変換する。
また、図示はしないが前記CCDは、信号ケーブルと接続され、この信号ケーブルは挿入部3内等を挿通され、前記信号処理装置と電気的に接続される。そして、信号処理装置は、CCDにより撮像された撮像信号に対する信号処理を行い、映像信号を生成してモニタに出力し、CCDで撮像される体腔内の光学画像をモニタの表示面に表示する。
また、図2に示すように送気送水ノズル16と観察窓14と照明窓15が並ぶ方向と例えば略直交する方向の両側には、挿入部3内に配設された第1チャンネル17、及び第2チャンネル18のそれぞれ開口部を形成する第1のチャンネル開口部19と、第2のチャンネル開口部20が設けられている。
第1のチャンネル開口部19は、先端部13の前面から側面にかけて開口してる。また、第1のチャンネル開口部19には、第1の内視鏡挿入補助具4を構成するシャフト(軸体)21が挿通されている。シャフト21は、手元側の進退動作を伝達する第1の伝達部材であると同時に、第1の内視鏡挿入補助具4を構成する第1のバルーン6内に流体を給排する第1の流体給排管路を構成している。
図1に示すように、前記した挿入部3の長手方向に沿って設けられた第1チャンネル17及び第2チャンネル18は、図1に示す操作部9の前端付近に設けられた第1チャンネル挿入口23、及び第2チャンネル挿入口24にそれぞれ連通している。
また、図1に示すように、操作部9の前端寄りの部分には、把持部25が設けられている。また、操作部9の把持部25よりも後端部側には、湾曲操作ノブ26、26aが設けられている。この構成により、術者はこの把持部25を把持して操作部9に設けられた湾曲操作ノブ26、26aの操作などを行うことが可能である。
つまり、操作部9には、把持部25よりも後端側に湾曲操作ノブ26、26aが設けられているので、術者は、把持部25を把持した片方の手の指で湾曲操作ノブ26、26aを回動操作することができ、その回動操作により、湾曲部12を上下、左右の任意の方向に湾曲できるようにしている。
尚、湾曲部12は、複数の環状の湾曲駒が湾曲部12の長手方向に回動自在に連結して構成され、湾曲操作ノブ26、26aの回動操作により湾曲ワイヤを介して湾曲部12を構成する湾曲駒を湾曲できるようにしている。
また、図1に示すように操作部9における湾曲操作ノブ26、26aが設けられた面に隣接する面には、送気送水ボタン27と、吸引操作を行う吸引ボタン28とが設けられている。この構成により、術者は送気送水ボタン27を操作することにより、先端部13に設けられた送気送水ノズル27により送気、又は送水を行うことができるようになっている。また、術者は、吸引ボタン28を操作することにより、先端部13の第2チャンネル18を介してその第2のチャンネル開口部20から体液、又はその他の流体を吸引することができるようになっている。
尚、第2チャンネル18は、処置具を挿通する管路として使用できると共に、流体を吸引する吸引管路としても使用できる。このため、第2チャンネル18の後端側は操作部9内の前端付近で、第2チャンネル挿入口24に連通する管路と、操作部9の後端側に延びる吸引管路とに分岐している(図示せず)。
そして、第2チャンネル挿入口24から処置具を挿入することにより、その内部の第2チャンネル18を介して先端部13の第2のチャンネル開口部20から挿入した処置具の先端側を突出させ、観察窓14による観察下で生検、その他の処置を行うことができるようにしている。
本実施例では、第1の内視鏡挿入補助具4を構成するシャフト21は、第1のチャンネル開口部19側から挿入され、操作部9の第1チャンネル挿入口23を介して外部に導かれるようになっている。さらに、第1のチャンネル挿入口23から外部に導かれたシャフト21の基端部には、第1の接続チューブ29を介して、制御手段(詳しくは第1の流体給排手段)としてのバルーン制御装置8aが接続されている。
尚、第1のチャンネル挿入口23から第1の接続チューブ29までのシャフト21の長さは、十分な長さを有して形成される。この場合、シャフト21は、例えば、図1に示すようにクリップ等の保持部材30を用いて、シャフト21に任意の大きさのループ、又は任意の巻き数のループを形成できるようになっている。このことにより、シャフト21の内部構造については後述するが、シャフト21にループを形成することによって、シャフト21の硬さを任意に調整することができるようになっている。
術者、又は介助者は、この操作部9より導出されたシャフト21の部分(第1の操作部)を把持して進退動作することにより、第1の内視鏡挿入補助具4の先端に設けられた第1のバルーン6を視野の前方、又は後方に自由に位置させることができる。
また、シャフト21の基端側に接続されたバルーン制御装置8aには、指示手段としての第1のフットスイッチ31aが接続されている。バルーン制御装置8aは、第1のフットスイッチ31aによる指示操作に基づいて、第1の内視鏡挿入補助具4の第1のバルーン6に流体を給排制御する。このことにより、第1のバルーン6を自在に膨張、収縮することができるようになっている。
一方、第2の内視鏡挿入補助具5は、図1に示すように、可撓性を有する中空状のチューブ体32と、このチューブ体32の先端側に設けられた第2のバルーン7と、チューブ体32の基端側に設けられた手元側把持部33(第2の操作部)と、を有して構成されている。また、第2の内視鏡挿入補助具5の全長に渡って形成されている内径は、内視鏡2の挿入部3の外径よりも僅かに大きい内径を有している。尚、前記チューブ体32は第2の伝達部材を構成し、前記手元側把持部33は第2の操作部を構成している。
チューブ体32は、例えばシリコン等の生体適合性材料で形成されており、例えば透過生を有している。チューブ体32の少なくとも内面には、例えば親水性潤滑処理が施されている。この構成により、第2の内視鏡挿入補助具5における、内視鏡2の挿入部3の挿通性を良好にしている。
第2の内視鏡挿入補助具5の先端側には、第2のバルーン7が配設されている。この第2のバルーン7は、例えばゴム等の弾性体を用いて形成されており、チューブ体32の外周に被嵌されている。また、第2のバルーン7は、その両端が気密的にチューブ体32に接着固定されている。
また、チューブ体32には、手元側把持部33の近傍から第2のバルーン22の内面に連通する第2の流体給排管路(図示せず)が形成されている。この第2の流体給排管路(図示せず)は、チューブ体32の手元側に接続された第2の流体給排接続チューブ35を有し、この第2の流体給排接続チューブ35によってチューブ体32より延出されている。
第2の流体給排接続チューブ35の基端部には、第2の接続チューブ36を介して、制御手段としてのバルーン制御装置8bが接続されている。
尚、本実施例では、第2の内視鏡挿入補助具5は、第1の内視鏡挿入補助具4より先に、内視鏡2の挿入部3が手元側把持部33の開口を介して挿入されて装着するようになっている。また、第2の内視鏡挿入補助具5の先端部は、バルーン保持部材37の端部に接触するように内外径の寸法が形成されるようになっている。
前記バルーン制御装置8bにも、指示手段としての第2のフットスイッチ31bが接続されている。バルーン制御装置8bは、第2のフットスイッチ31bによる指示操作に基づいて、第2の内視鏡挿入補助具5の第2のバルーン7に流体を給排制御する。このことにより、第2のバルーン7を自在に膨張、収縮することができるようになっている。
尚、バルーン制御装置8b、第2の流体給排管路、第2の流体給排接続チューブ35、及び第2の接続チューブ36は、第2の流体給排手段を構成している。
次に、図3を参照しながら図1の第1の内視鏡挿入補助具4の構成について説明する。尚、図3中の二点鎖線で示す第1のバルーン6は、膨張時の形状の一例を示している。
図3に示すように、第1の内視鏡挿入補助具4は、挿入部3の先端部13を被覆するように装着され、中空状に形成して膨張及び収縮する膨張/収縮部材(バルーン部材)として第1のバルーン6と、この第1のバルーン6を保持するバルーン保持部材37と、前記第1のバルーン6を膨張/収縮させるための空気等の流体を通す給排管路を構成すると共に、第1のバルーン6、及びバルーン保持部材37を進退自在に移動するシャフト21とから主に構成されている。
尚、前記第1の内視鏡挿入補助具4は、1回限りの使用後に廃棄するディスポーザブル品であっても良いし、そうではなく使用後洗浄、消毒、滅菌を行って再使用するリユース品であっても良い。
バルーン保持部材37は、連結部材38によってシャフト21の先端部に連結固定されている。このバルーン保持部材37は、前記第1のバルーン6により被覆されるようにこの第1のバルーン6を固定して保持する。尚、バルーン保持部材37、及び連結部材38は、第1のバルーン部材の一部を構成している。
この場合、バルーン保持部材37の前側と後ろ側の外周面上には、バルーン固定部45a、45bが設けられている。このバルーン固定部45a、46bには、第1のバルーン6の両端が気密的に接着固定される。
また、バルーン保持部材37は、内視鏡2の先端部13に先端側から被せることのできるように中空形状に形成されており、電気絶縁性を有する樹脂部材、例えば、テフロン(登録商標)などのフッ素樹脂を用いて形成されている。
バルーン保持部材37の外周面上には、固定ピン39が固定される穴部40と、シャフト21内部の第1の流体給排管路41に連通する給排ノズル42を固定するための穴部43と、給排ノズル42の開口部前方側に設けられたバルーン密着防止溝44とが設けられている。
穴部40、及び穴部43は、バルーン保持部37の外周面上から内部の連結部材38にかけて形成されている。前記穴部43に固定ピン39を嵌合することにより、前記バルーン保持部材37と連結部材38とを連結固定している。
また、バルーン密着防止溝44は、給排ノズル42からの流体の給排によって第1のバルーン6が完全に収縮している状態でも、第1のバルーン6が給排ノズル42の開口部に密着して塞がないようにするための防止機構の一部を構成している。
流体の給排により膨張及び収縮する第1のバルーン6は、伸縮性を有する部材、例えばラテックスで中空の袋形状にされている。この場合、この第1のバルーン6は、収縮された状態では、略円筒形状となり、その円筒内周面側が前記バルーン保持部材37で保持され、先端部13付近の外周面に着脱自在に装着される。
尚、第1のバルーン6を、バルーン保持部材37を用いることなく、挿入部3の先端部13付近の外周面に着脱自在に装着するようにしても良い。この場合、第1のバルーン6を収縮させた場合、挿入部3の先端部13付近の外周面に着脱自在に装着し易いように円筒状で中空の内周面が形成されるようにしても良い。
第1のバルーン6は、バルーン保持部材37に被覆された後、バルーン固定部45a、45bに対応する両端を、例えば糸巻きと接着剤により接着する糸巻き部46a、46bによって気密的に接着される。
前側の糸巻き部46aは、第1のバルーン6をバルーン固定部45aに接着固定すると同時に、前記給排ノズル42近傍まで形成されているため、穴部43からの前記給排ノズル42の抜け止めを防止する機能も有している。
第1のバルーン6は、給排ノズル42を介して給排される流体によって膨張、及び収縮される。尚、本実施例では、内視鏡2の先端部13がこの先端部13よりも太いバルーン保持部材37に被覆される構造であるため、第1のバルーン6は、腸管の保持力の高い太径の大型バルーン部材を用いて構成することが可能である。
連結部材38によりバルーン保持部材37に連結固定されるシャフト21は、図3に示すように、長尺で可撓性のあるコイル部材47と、このコイル部材47の全長を被覆し電気絶縁性を有する外皮部材48と、コイル部材47の内側に配設されるワイヤ49と、コイル部材47内の全長に渡って設けられた第1の流体給排管路41とを有して構成されている。
外皮部材48は、例えば滑り性の良いフッ素樹脂等で形成されている。また、コイル部材47は、例えば断面形状が四角のステンレス素線が密着するように巻かれることにより形成されている。
コイル部47の両端部には、第1の口金部材50と第2の口金部材51とが、例えば接着剤等で固定されている。また、コイル部材47の内側にはワイヤ49が挿通されており、このワイヤ49の両端部には、第1の端末部材52と第2の端末部材53とが例えば接着材等で固定されている。また、第1の端末部材52と第2の端末部材53との外周面上の一部には、第1の流体給排管路41の一部を構成する第1溝54と第2溝55とがそれぞれ形成されている。
外皮部材48は、コイル部材47にワイヤ49が挿通して固定した後に被覆されるようになっている。そして、コイル部材47の両端部は、第1の口金部材50と第2の口金部材51上で気密的に接着固定される。
第1の口金部材50の前側には、ねじ部56が形成されている。そして、このねじ部56を連結部材38の対応する位置に形成されたねじ部に螺合することによって、シャフト21を連結部材38に気密的に固定することができるようになっている。
尚、シャフト21は、可撓性を有するものであれば、材質や構造は限定されるものでなく、例えばその代替部材としてステンレススチールの素材を用いて形成したコイルのようなものでも良い。また、前記シャフト21の他、コイル部材47、ワイヤ49等は第1の伝達部材を構成し、前記シャフト21、保持部材30等は第1の操作部を構成している。さらに、バルーン制御装置8a、第1の流体給排管路41、及び第1の接続チューブ29は、第1の流体給排手段を構成している。
次に、第1の内視鏡挿入補助具4の組み立て手順を説明すると、本実施例においては、シャフト21に連結部材38が固定された状態のユニットを、バルーン保持部材37の後端側から挿入し、連結部材38とバルーン保持部材37とを気密的に接着固定すると共に、固定ピン39と給排ノズルとをバルーン保持部材37の側面から挿入固定する。
このことにより、シャフト21を激しく進退操作しても、シャフト21とバルーン部材37とが抜けることはなく、シャフト21の進退操作を円滑に行うことが可能である。
そして、最後に、第1のバルーン6がバルーン保持部材37を被覆するように、この第1のバルーン6をバルーン保持部材37に固定し保持する。
その後、バルーン制御装置8aから延設される第1の接続チューブ29を、図3に示すように、シャフト21の後端部に広げて接続することにより、第1の流体給排管路41が形成される。
すなわち、バルーン制御装置8aによって供給制御される流体は、第1の流体給排管路41を構成する第2の溝55、コイル部材47とワイヤ49の隙間を介し、さらに第1溝54、バルーン保持部材37の内部空間57を介して給排ノズル42により、第1のバルーン6の内部空間へと給排されるようになっている。
バルーン制御装置8aは、第1のフットスイッチ31aによる指示操作に基づいて、第1の内視鏡挿入補助具4の第1のバルーン6への流体の給排を制御する。この第1のフットスイッチ31aを操作することにより、バルーン制御装置8aから、前記第1の流体給排管路41を介して、空気等の流体を第1のバルーン6の内部空間に供給して第1のバルーン6を膨らませたり、流体を吸引又は排出して第1のバルーン6をしぼめたりすることが、自在に行えるようになっている。
また、バルーン制御装置8bは、第2のフットスイッチ31bによる指示操作に基づいて、第2の内視鏡挿入補助5の第2のバルーン7への流体の給排を制御する。この第2のフットスイッチ31bを操作することにより、バルーン制御装置8bから、前記第2の流体給排管路34を介して、空気等の流体を第2のバルーン7の内部空間に供給して第2のバルーン7を膨らませたり、流体を吸引又は排出して第2のバルーン7をしぼめたりすることが、自在に行えるようになっている。
上記構成の内視鏡装置1は、内視鏡2の先端面に観察窓14が設けてあり、この観察窓14による観察下で以下に説明するように第1バルーン6、及び第2のバルーン7を用いて第1のバルーン6を先端部13の前方側に移動する等して、挿入部3を体腔内の深部側に挿入する作業を円滑に、かつ短時間に行うことができるようにしている。
つまり、本実施例の内視鏡装置1は、第1のバルーン6を有し、内視鏡2の挿入部3を挿通可能な第1の内視鏡挿入補助具4と、第2のバルーン7を有し、内視鏡2の挿入部3を挿通可能な第2の内視鏡挿入補助具5とを有しているので、第1のバルーン6の1行程による移動距離(ストローク)を大きくすることができる。すなわち、第2の内視鏡挿入補助具5の第2のバルーン7を用いることによって、第1のバルーン6を、内視鏡2の視野範囲内に捉えられる前方側に大きなストロークで移動自在にして、以下に説明するように内視鏡挿入の補助作業を行い易くできるようになっている。
また、第1のバルーン6を挿入部3の先端部13付近の外周面に実装することにより、大きなサイズの第1のバルーン6を装着できるようにして、第1のバルーン6を流体により膨張させた場合、腸管を大きな保持力で保持し、内視鏡2を確実に前方側に移動できるようにしている。
このような構成の本実施例における内視鏡2を体腔内に挿入して内視鏡検査を行う場合の作用を、図4から図13を参照しながら説明する。
図4から図13は本実施例の作用を説明するもので、図4は第1、第2のバルーンを収縮させた状態で、内視鏡の進退のみで挿入し進めた状態を示す図、図5は図4に示す状態から第2のバルーンを内視鏡の先端部側へ移動させた状態を示す図、図6は図5の状態から第2のバルーンを膨張させて腸管に保持した後、内視鏡を最大ストロークで押し込んだ状態を示す図、図7は図6の状態において、シャフトを押し込んで第1のバルーンを腸管の深部に挿入した状態を示す図、図8は図7の状態において、第1のバルーンを膨張させて腸管を保持した状態を示す図、図9は図8の状態において、第2の内視鏡挿入補助具、及ひせ挿入部を腸管の深部へと推し進めた状態を示す図、図10は図9の状態において、第2のバルーンを膨張させて、腸管を第1、第2のバルーンで確実に保持した状態を示す図、図11は図10の状態において、第1、第2の内視鏡挿入補助具及び挿入部を引き込む操作を行い、腸管をたぐり寄せた状態を示す図、図12は図11の状態から第1のバルーンを収縮させて、挿入部、及び第1の内視鏡挿入補助具4をそれぞれ腸管深部に推し進めた状態を示す図である。また、図13は本実施例の作用のフローチャート図である。
内視鏡検査を行う検査前では、図1に示すように内視鏡2の挿入部3を第2の内視鏡挿入補助具5のチューブ体32の手元側把持部33の開口から挿通する。
そして、第1の内視鏡挿入補助具4のシャフト21を、第1チャンネル17の先端側開口である第1チャンネル開口部19から挿通して、第1の内視鏡挿入補助具4を内視鏡2の先端部13の外周面付近(図1では、先端部13及び湾曲部12の外周面付近)に装着する。
また、このシャフト21の後端側は、図1に示すように第1チャンネル挿入口23から外部に導き出され、術者はシャフト21を把持して、このシャフト21を進退する操作を行うことができるようになる。
体腔内を検査する場合には、図4に示すように第1、及び第2のバルーン6、7をそれそぞれ収縮させた状態で内視鏡2の先端側から体腔内に挿入していく。しかし、その後、体腔内で内視鏡2の先端部13がなかなか奥に進まなくなった場合における本実施例の操作方法を図5から図12を参照しながら説明する。
まず、図5に示すように、術者は、第2の内視鏡挿入補助具5の手元側把持部33を把持してチューブ体32を押し込み、収縮状態の第2のバルーン7を内視鏡2の先端部13側へと移動させる。
そして、術者は、図6に示すように、第2のフットスイッチ31bを操作することにより、バルーン制御装置8bによって第2の流体給排管路34を介して流体を第2のバルーン7内に供給して、第2のバルーン7を膨らませて、第2の内視鏡挿入補助具5を腸管100に保持する。
その後、術者は、図6に示すように、腸管な保持された第2の内視鏡挿入補助具5を挿入のガイドとして、内視鏡2の挿入部3を、前記第2の内視鏡挿入補助具5に対して最大のストロークで押し込む。
尚、このときの手元側の状態は、内視鏡2の挿入部3の手元端いっぱいに、第2の内視鏡挿入部補助具5の手元側把持部33が位置している状態となっている。
そして、術者は、図7に示すように、操作部9の第1のチャンネル開口部19より外部に導出されるシャフト21を押し込み、第1のバルーン7を先端部13及び湾曲部12上から視野の前方側に移動させる。
図7中に示すθは、観察窓14の視野範囲を示す。この図7に示すようにシャフト21を押し込み、第1のバルーン6を先端部13の前方側に移動させた場合、内視鏡2の先端部14における観察窓14は視野範囲θ内となり、観察しながら挿入の操作を行うことができる。
また、このとき、術者は、保持部材30を使ってシャフト21の手元側後方に、任意の大きさ、任意の巻き数のループを形成することによって、シャフト21の硬さを自由に調整しても良い。すなわち、第1のバルーン6を内視鏡2の先端部13よりも前方に押し込む際の挿入性も、術者の好みや部位に応じて自由に変えることができるようになっているので、円滑に挿入の操作を行うことができる。
次に、術者は、図8に示すように、第1のフットスイッチ31aを操作することにより、バルーン制御装置8aによって第1の流体給排管路41を介して流体を第1のバルーン6内に供給して、第1のバルーン6を膨らませ、第1のバルーン6を腸管100内に保持固定する。
その後、術者は、図9に示すように、第2のフットスイッチ31bを操作することにより、バルーン制御装置8bによって第2の流体給排管路34を介して第2のバルーン7内の流体を吸引して、第2のバルーン7を収縮させる。その後、術者は、第2の内視鏡挿入補助具5、及び内視鏡2の先端部13を、第1の内視鏡挿入補助具4のシャフト21を挿入のガイドとして腸管100の深部へと推し進める。このように第2のバルーン7を収縮させて、再度第2の内視鏡挿入補助具5、及び内視鏡2の先端部13を、第1の内視鏡挿入補助具4側に推し進めた状態を図9に示す。
この場合、本実施例では、図8に示す状態から図9に示す状態においては、術者は、内視鏡画像によって第1のバルーン6を目視することができるので、腸管100が第1のバルーン6と内視鏡2の先端部13との間に挟まれないように、慎重に内視鏡2の挿入部3を推し進めることができる。
また、本実施例では、腸管100がたたまれているような場合には、例えば内視鏡2の湾曲部12を湾曲操作しながら推し進めると同時に、内視鏡2の先端部13を視野方向の第1のバルーン6に向けて、シャフト21上に摺動させながら移動させることも可能である。このことにより、確実に内視鏡2の先端部13、及び第2の内視鏡挿入補助具5を第1のバルーン6側に移動させることができる。尚、第1のバルーン6は、大きなサイズにできるので、第1のバルーン6の保持力を大きくでき、内視鏡2を確実に前進させることができる。
次に、術者は、図10に示すように、第2のフットスイッチ31bを操作することにより、バルーン制御装置8bによって第2の流体給排管路34を介して流体を第2のバルーン7内に供給し、第2のバルーン7を膨らませて、第2の内視鏡挿入補助具5を腸管100に保持する。つまり、図10に示すように、第1のバルーン6、及び第2のバルーン7によって第1、及び第2の内視鏡挿入補助具4、5を確実に腸管100に保持することができる。
その後、術者は、図11に示すように、流体によってそれぞれ膨らんだ状態の第1のバルーン6と第2のバルーン7とを近接させた状態のまま、第1、及び第2の内視鏡挿入補助具4、5、及び内視鏡2の挿入部3をゆっくりと引き込む操作を行い、流体で膨らんだ第1、及び第2のバルーン6、7により腸管100をたぐり寄せる。
そして、術者は、図12に示すように、第1のフットスイッチ31aを操作することにより、バルーン制御装置8aによって第1の流体給排管路41を介して第1のバルーン6内の流体を吸引して、第1のバルーン6を収縮させる。その後、術者は、第1の内視鏡挿入補助具4、及び内視鏡2の先端部13を、第2の内視鏡挿入補助具5のチューブ体32をガイドとして腸管100の深部へと推し進めて、内視鏡2を前進させる。この状態は、前記したように図7に示す状態と同様である。
また、このとき、本実施例では、たぐり寄せられた腸管100は、手元側の第2のバルーン7が膨張して保持しているため、元に押し戻されることはなく、前記した操作を繰り返し行うことにより、短時間で、かつ確実に、内視鏡2の先端部13を腸管100の深部へと進めることが可能である。
また、本実施例では、図示はしないが、時折、大腸内における脾湾曲の深部側に内視鏡2の先端側を挿入した状態で第1、及び第2のバルーン6、7を膨張させ、腸管内に固定した状態にして、内視鏡2と第1の内視鏡挿入補助具4のシャフト21、及び第2の挿入補助具5のチューブ体32の両方を一緒に手元側にゆっくり引き抜く操作をすることで、S状結腸部分等の腸管部分を直線化することもできる。このように腸管を積極的に直線化することで、内視鏡2の先端に力が伝わり易くなるばかりか、シャフト21も内視鏡2の挿入ガイドとして機能するため、腸管のたぐり寄せだけでなく、内視鏡2の前進によっても、内視鏡2の先端を腸管深部に進めることができる。
そして、これらの腸管のたぐり寄せと腸管の直線化を組み合わせて、これらを何回か繰り返すことで、最終的に内視鏡2を腸管の最深部まで挿入する。
前記図4から図12に示す挿入部3の挿入補助方法の概略をフローチャートで示すと、図13のようになる。
最初のステップS1において、術者は、前記したように内視鏡2の挿入部3に第1の内視鏡挿入補助具4と第2の内視鏡挿入補助具5とを装着する。
そして、術者は、ステップS2に示すように体腔内、例えば肛門から内視鏡2の挿入部3を、その先端部13側から大腸の腸管内に挿入する。
挿入部3を押し込む操作で挿入がしにくいような場合には、ステップS3に示すように術者は第2のバルーン7を内視鏡2の先端側に押し出して膨張させ、図6に示したように、第2のバルーン7を腸管内に保持固定する。
次のステップS4において、術者は、図7に示すように、術者は内視鏡2と第1のバルーン6の両方をストローク一杯に前方へ押し出した後、第1のバルーン6を膨張させ、第1のバルーン6を腸管内に保持固定する(図8参照)。
次のステップS5において、術者は、図9に示すように、第2のバルーン7を収縮させるとともに、第2の内視鏡挿入補助具5を、内視鏡2を挿入のガイドとしながら前方へ押し出し、また、内視鏡2を、シャフト21を挿入のガイドとしながら前方へと押し出す。
そして、次のステップS6において、術者は、図10に示すように、第2のバルーン7を膨張させ、すでに膨張している第1のバルーン6とともに、手元側にゆっくりと引き込むように引き込み操作を行って、腸管をたぐり寄せる(図11参照)。
次のステップS7において、術者は、図12に示すように、第1のバルーン6を収縮させ、内視鏡2と第1のバルーン6との両方をストローク一杯に前方へ押し出した後、第1のバルーン6を膨張させて、この第1のバルーン6を腸管内に保持固定する。
その後は、ステップS5に戻り、術者は再度腸管をたぐり寄せる一連の操作を行うようにして、内視鏡2を前方に移動する。
このようにして、内視鏡2を腸管の深部側に円滑に挿入することができる。
したがって、本実施例によれば、第1のバルーン6と第2のバルーン7とは、内視鏡2に対してそれぞれ個別に移動可能であるため、内視鏡2の挿入部3の長さを長くすることなく、腸管をたぐり寄せる1行程(一回)の最大ストローク長(第1のバルーン6と第2のバルーン7との最大間隔距離)を長くすることができる。すなわち、内視鏡2の挿入部3は、従来と略同様の長さのままでも、腸管をたぐり寄せる1回のストローク長を長くすることができるので、内視鏡2を効率良く腸管深部に挿入することができ、検査時間を短縮することができる。
また、第1のバルーン6と第2のバルーン7との両方を膨張させて腸管を保持した状態で、内視鏡2を進退させることができるので、腸の蠕動運動に影響されることなく、2つの第1、第2のバルーン6、7間の腸管内壁を安定して観察、処置を行うことができる。
また、第1の内視鏡挿入補助具4のシャフト21は、通常の処置具と同様に可撓性があり、曲率半径も小さいため、体腔内における小さな曲率半径の屈曲部でも容易に第1のバルーン6を通過させ易いといった利点がある。
また、第1のバルーン6は内視鏡画像により目視確認ができるため、術者はより安心して第1のバルーン6の膨張、又は収縮の操作を行うことができる。また、第2の内視鏡挿入部5のチューブ体32は、透明であるため、内視鏡2の先端部13を第2のバルーン7よりも手元側に位置させることにより、透明なチューブ体32を介して挿入部3全長の腸管壁、及び第2のバルーン7の状態を目視することができる。
また、シャフト21を内視鏡2の挿入部3内に完全に引き込むことにより、第1のバルーン6を視野外に移動することができるので、観察、又は処置の支障にはなることはない。さらに、シャフト21は、前記したように可撓性の部材で構成されているので、第1のバルーン6が内視鏡2の先端部13の外側に収納されている状態でも、何等支障なく内視鏡2の湾曲操作を行うことができる。
また、第1のバルーン6は、少なくとも先端部13よりも太いバルーン保持部材37に実装されるため、例えば第1チャンネルを手元側から挿通して使用するバルーンカテーテルのようなバルーンに比較して、腸管への固定力が大きい大型のバルーンを用いることが可能である。
さらに、第1のバルーン6を内視鏡2の前方に押し出した状態でも、内視鏡2の湾曲操作が可能であるため、第1のバルーン6の位置を湾曲操作で微妙にコントロールすることで、腸管のより深部に挿入することができる。
さらに、また、第2の内視鏡挿入補助具5の先端部は、バルーン保持部材37の端部に接触するように寸法が設定されているため、第2の内視鏡挿入補助具5の先端部で第1のバルーン6を破損させることはない。
以上の効果を有することによって、本実施例では、操作性の優れた内視鏡装置1を得ることが可能となる。
尚、実施例1における内視鏡装置1は、後述する図14に示す変形例1、又は図15に示す変形例2に基づいて構成しても良い。このような変形例1、及び変形例2を下記に示す。
図14は実施例1の変形例1に係り、第1の内視鏡挿入補助具4を装着した内視鏡2の先端部13の拡大図であり、図15は実施例1の変形例2に係り、第1の内視鏡挿入補助具4Aを装着した内視鏡2Aの先端部13の拡大図を示している。
実施例1の内視鏡装置1は、内視鏡2に替えて図14に示す内視鏡2Aを用いても良い。この内視鏡2Aは、図14に示すように、第1チャンネル17がなく、第2チャンネル18のみを有して構成されている。
この内視鏡2Aの挿入部3は、シャフト21と第2チャンネル18との間に隙間部(クリアランス)を有している。したがって、内視鏡2における吸引機能は、前記シャフト21と第2チャンネル18との間に設けられた隙間部(クリアランス)を用いることで確保することが可能である。また、処置具を使用する場合にも前記隙間部を挿通させて、第2のチャンネル開口部20から処置具を体腔内に突出させて行えば良い。
また、内視鏡2Aは、第1の内視鏡挿入補助具4を操作するためだけの専用の管路(第1チャンネル)を必要としないため、吸引性能、及び処置性能については実施例1の内視鏡2よりも幾分劣るが、通常の1チャンネル付き内視鏡でも替えて使用することができ、適応範囲を広くすることができる。
尚、変形例1において、第1の内視鏡挿入補助具4、及び第2の内視鏡挿入補助具5は、挿入部3が太い内視鏡2と細い内視鏡2Aのそれぞれに対して、共通の挿入補助具となるように構成しても良い。
また、第1の内視鏡挿入補助具4、及び第2の内視鏡挿入補助具5は、図15の変形例2に示すように、各内視鏡の挿入部3の太さに適したサイズの内視鏡挿入補助具を複数種類設けて構成し、術者の好み、又は観察部位に応じた大きさのバルーンが装着された第1の内視鏡挿入補助具4A、及び第2の内視鏡挿入補助具(図示せず)を適宜選択できるように構成しても良い。
但し、図14に示すように、第1の内視鏡挿入補助具4の太さと異なる内視鏡を共通に使用できるようにする場合には、チャンネル開口部と先端部外周までの最短距離L(図3参照)を各内視鏡で略同一にしておく必要がある。
尚、変形例2では、後述する操作方法を実施するようにして体腔内に内視鏡2を挿入させても良い。このような操作方法を図16から図19を用いて説明する。
図16から図19は図15に示す変形例2の内視鏡2A、及び第1、第2の内視鏡挿入補助具4A、5Aを用いた別の操作方法を説明するための図である。
この操作方法では、まず、図16に示すように、術者は、細い1チャンネル付き内視鏡2Aとそれに適した細い第1の内視鏡挿入補助具4A、及び細い第2の内視鏡挿入補助具5Aを組み合わせた状態で、腸管100の深部へと挿入する。
その後、術者は、図17に示すように、第1のバルーン6Aを膨らませて腸管100内を保持固定し、その状態の第1の内視鏡挿入補助具4Aを腸管100内に残して、内視鏡2B、及び第2の内視鏡挿入補助具5Aを腸管100から抜去する。
次に、術者は、図18に示すように、第1チャンネル17を挿通したシャフト21を、挿入のガイドとして摺動させながら2チャンネル付き内視鏡2を腸管100内に挿入し、そして、図19に示すように、第2チャンネル18を介して処置具60を挿通し、第2のチャンネル開口部20から処置具60を突出させて、腸管100内の管腔深部を治療、又は処置をする。
すなわち、このように操作方法は、最初の腸管100の深部挿入については、挿入し易い細い内視鏡2A、及び細い第1の内視鏡挿入補助具4Aを用いて行い、その後必要であれば、処置専用の太い内視鏡2、例えば2チャンネル付き内視鏡2を入れ替えるという方法であり、こうした操作方法も変形例2において行うことができる。
その他の構成、作用、及び効果は、前記実施例1と略同様である。
尚、実施例1では、図20の変形例3に示す第1の内視鏡挿入補助具4Cを用いて構成しても良い。図20は実施例1の変形例3に係る第1の内視鏡挿入補助具の長手方向の断面図を示している。
図20に示すように、変形例3の第1の内視鏡挿入補助具4Bは、実施例1の第1の内視鏡挿入補助具4におけるバルーン保持部材37よりも先端部13の挿入軸方向に長く形成したバルーン保持部材37Aを有し、このバルーン保持部材37A上にさらに大型の第1のバルーン6Bを設けて構成している。
バルーン保持部材37Aの手元側外周には、シャフト21を最大に引き込んだ際に、内視鏡2の湾曲部12に相当する部分に複数の凹部61が形成されている。つまりバルーン保持部材37Aは、複数の凹部61が形成されることによって、可撓性を有している。
このため、内視鏡2の湾曲部12を湾曲操作しても、先端部13に被せられたバルーン保持部材37Aの手元側は、自由に曲がるため、内視鏡2の湾曲操作を阻害することはなく、湾曲部12の湾曲操作を円滑に操作することができ、同時にこの湾曲操作を利用した内視鏡2の挿入性も向上できる。
また、変形例3によれば、第1のバルーン6Bが設けられているので、実施例1の第1のバルーン6よりも腸管の保持力を高くすることができる。
尚、変形例3においては、バルーン保持部材37Aにおける可撓性を有する構造は、複数の凹部61に限定されるものではなく、可撓性が得られる構造であれば他の構造を用いて構成しても良い。
その他の構成、作用及び効果は、前記実施例1と略同様である。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について、図21を参照しながら説明する。
図21は本発明の実施例2に係る第1、及び第2の内視鏡挿入補助具の長手方向の断面図を示している。尚、図21は実施例1の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図21に示すように、実施例2の内視鏡装置1には、第1の内視鏡挿入補助具4Cと、第2の内視鏡挿入補助具5Bとが設けられている。
第1の内視鏡挿入補助具4Cは、前記第2の内視鏡挿入補助具5Bに設けられた第3チャンネル62を介して進退されるようになっている。
尚、第1、第2の内視鏡挿入補助具4C、5Bに挿通される内視鏡2は、図16に示す内視鏡2Aと同様に通常の細い1チャンネル付き内視鏡が用いられている。
第1の内視鏡挿入補助具4Cのシャフト21Aは、実施例1と略同様に先端側のチャンネル開口部を介して第3チャンネル62内を挿通され、操作部9の第1チャンネル挿入口23より外部に延出される。
尚、本実施例では、第3チャンネル62は、チューブ体32の肉厚内に形成されるように構成しても良く、また、チューブ体32の外面、又は内面に細いチューブを接着固定して形成するように構成しても良い。
その他の構成、作用、及び効果は、実施例1と略同様である。
以上の実施例に記載した発明は、その実施例、及び変形例に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、前記実施例には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
例えば、実施例に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の実施例1における内視鏡装置の全体構成を示す構成図。 進退自在の第1の内視鏡挿入補助具が装着され、かつ一番手元側に引き込んだ状態の内視鏡の先端部の一部を示す斜視図。 図1の第1の内視鏡挿入補助具の長手方向の断面図。 第1、第2のバルーンを収縮させた状態で、内視鏡の進退のみで挿入し進めた状態を示す図。 図4に示す状態から第2のバルーンを内視鏡の先端部側へ移動させた状態を示す図。 図6は図5の状態から第2のバルーンを膨張させて腸管に保持した後、内視鏡を最大ストロークで押し込んだ状態を示す図。 図6の状態において、シャフトを押し込んで第1のバルーンを腸管の深部に挿入した状態を示す図。 図7の状態において、第1のバルーンを膨張させて腸管を保持した状態を示す図。 図8の状態において、第2の内視鏡挿入補助具、及ひせ挿入部を腸管の深部へと推し進めた状態を示す図。 図9の状態において、第2のバルーンを膨張させて、腸管を第1、第2のバルーンで確実に保持した状態を示す図。 図10の状態において、第1、第2の内視鏡挿入補助具及び挿入部を引き込む操作を行い、腸管をたぐり寄せた状態を示す図。 図11の状態から第1のバルーンを収縮させて、挿入部、及び第1の内視鏡挿入補助具4をそれぞれ腸管深部に推し進めた状態を示す図。 本実施例の作用を説明するためのもので図4から図12までの各状態を時系列で示すフローチャート。 実施例1の変形例1の第1の内視鏡挿入補助具を装着した内視鏡2の先端部13の拡大図。 実施例1の変形例2の第1の内視鏡挿入補助具を装着した内視鏡の先端部の拡大図。 変形例2の内視鏡、及び第1、第2の内視鏡挿入補助具を組み合わせた状態で腸管に挿入した状態を示す図。 図16の状態から内視鏡、及び第2の内視鏡挿入補助具を抜去した状態を示す図。 図17の状態において2チャンネル付き内視鏡を挿入した状態を示す図。 図18の状態において2チャンネル付き内視鏡のチャンネルを介して処置具を挿通した状態を示す図。 実施例1の変形例3に係る第1の内視鏡挿入補助具の長手方向の断面図。 本発明の実施例2における第1、及び第2の内視鏡挿入補助具の長手方向の断面図。
符号の説明
1…内視鏡装置
2…内視鏡
3…挿入部
4…第1の内視鏡挿入補助具
5…第2の内視鏡挿入補助具
6…第1のバルーン
7…第2のバルーン
8a、8b…バルーン制御装置
9…操作部
12…湾曲部
13…先端部
14…観察窓
17…第1チャンネル
18…第2チャンネル
19…第1のチャンネル開口部
20…第2のチャンネル開口部
21…シャフト
21…第1チャンネル挿入口
22…第2チャンネル挿入口
25…内視鏡把持部
29…第1の接続チューブ
30…保持部材
32…チューブ体
34…第2の流体給排管路
36…第2の接続チューブ
41…第1の流体給排管路

Claims (3)

  1. 内視鏡挿入部を挿通可能な第1の中空部を有すると共に、前記内視鏡の先端部に配置可能な第1のバルーン部材と、
    前記第1のバルーン部材に対して手元側の進退動作を伝達する第1の伝達部材と、
    前記内視鏡挿入部を挿通可能な第2の中空部を有するチューブ体の先端部に配置された第2のバルーン部材と、
    前記第2のバルーン部材に対して手元側の進退動作を伝達する第2の伝達部材と、
    前記内視鏡挿入部内に挿通可能であって、前記第1のバルーン部材内に流体を給排する前記第1の伝達部材に形成された第1の流体給排管路と、
    前記第2のバルーン部材内に流体を給排する前記チューブ体に形成された第2の流体給排管路と、
    前記第1のバルーン部材を膨張、又は収縮させるように、前記第1のバルーン部材内への流体の給排を制御する第1の制御手段と、
    前記第2のバルーン部材を膨張、又は収縮させるように、前記第2のバルーン部材内への流体の給排を制御する第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡挿入補助具。
  2. 前記第1の伝達部材の手元側には、前記第1の伝達部材を操作するための第1の操作部を有し、
    前記第2の伝達部材の手元側には、前記第2の伝達部材を操作するための第2の操作部を有していることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡挿入補助具。
  3. 前記第1の伝達部材は、前記内視鏡挿入部に設けられた湾曲部の湾曲動作に伴って屈曲可能な弾性、又は軟性を有して構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡挿入補助具。
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