JP5236124B1 - 二酸化炭素を還元する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の二酸化炭素を還元する方法は、陰極室(302)、陽極室(305)、固体電解質膜(306)、カソード電極(301)、およびアノード電極(304)を具備する二酸化炭素還元装置(300)を用意する工程(a)と、アノード電極(302)に350ナノメートル以下の波長を有する光を照射して、二酸化炭素をカソード電極(304)上で還元する工程(b)とを具備し、カソード電極(301)は、銅または銅化合物を具備し、アノード電極(304)は、AlxGa1-xN(0<x≦1)層およびGaN層が積層された窒化物半導体層からなる領域を具備する。

Description

本発明は二酸化炭素を還元する方法に関する。
特許文献1〜7および非特許文献1は、光エネルギーを利用した二酸化炭素の還元方法に関して開示している。
特許文献1、2および非特許文献1には、チタニアなどの酸化物半導体を光触媒材料に用いて、二酸化炭素を還元する方法が開示されている。
また特許文献3、4には、特定の金属や半導体を複合化させた光触媒材料で、二酸化炭素を還元する技術が開示されている。
また特許文献5、6には、二酸化炭素を還元するカソード電極に半導体と金属錯体とからなる光触媒体を用いることで、二酸化炭素を還元する方法が開示されている。
また特許文献7には、水から酸素を生成するアノード電極にチタニアなどの半導体電極を用い、前記アノード電極に光を照射すると共に、太陽電池を併用することで、二酸化炭素の還元反応効率が向上することが開示されている。
特開昭55−105625号公報 特許第2526396号公報 特許第3876305号公報 特許第4158850号公報 特開2010−064066号公報 特開2011−094194号公報 特開平7−188961号公報
ネイチャー 277号 637頁 (1979)
本発明は、二酸化炭素を還元する新規な方法を提供する。
本発明は以下の方法を提供する。
二酸化炭素を還元するための装置を用いて二酸化炭素を還元する方法であって、以下の工程を具備する:
以下を具備する二酸化炭素還元装置を用意する工程(a)、
陰極室、
陽極室、
固体電解質膜、
カソード電極、および
アノード電極、ここで
前記カソード電極は、銅または銅化合物を具備し、
前記アノード電極は、AlxGa1-xN層(0<x≦1)およびGaN層が積層された窒化物半導体層からなる領域を具備し、
前記陰極室の内部には、第1電解液が保持され、
前記陽極室の内部には、第2電解液が保持され、
前記カソード電極は前記第1電解液に接しており、
前記アノード電極は前記第2電解液に接しており、
前記固体電解質膜は前記陰極室および前記陽極室との間に挟まれ、
前記第1電解液は前記二酸化炭素を含有しており、および
前記カソード電極は前記アノード電極に電気的に接続されており、
前記アノード電極に350ナノメートル以下の波長を有する光を照射して、前記第1電解液に含有されている二酸化炭素を前記カソード電極上で還元する工程(b)。
本発明は、二酸化炭素を還元する新規な方法を提供する。
図1A〜図1Dは、実施形態に係るアノード電極(光化学電極)の構成例を示す概略図である。 図2A〜図2Dは、実施形態に係る他のアノード電極(光化学電極)の構成例を示す概略図である。 実施形態における二酸化炭素を還元するための装置概略図 実施例及び比較例において、アノード電極(光化学電極)への光照射によって得られる反応電流の変化を示すグラフ
<本発明の基礎となった知見>
まず、本発明の基礎となった知見について説明する。
特許文献1などには、半導体材料の光触媒作用を用いた二酸化炭素の還元反応が報告されているが、この場合、光触媒材料のみで酸素生成反応と二酸化炭素の還元反応を得る必要があり、いずれかの反応過程が律速するため、二酸化炭素の反応効率が充分ではなかった。また、実際に得られる反応生成物量が少ないといった課題があった。
一方、特許文献6、7では、酸素生成反応と二酸化炭素の還元反応を分離して、前記課題の解決を図っているが、酸素生成反応を得るためのアノード電極(光化学電極)への光照射以外に、カソード電極にも光照射が必要であり、光化学電極の効率が充分でないため、太陽電池やポテンショスタットなどの外部電源を併用しなければならないといった課題があった。
そこで、本発明者らは、二酸化炭素還元装置に用いられるアノード電極が、AlxGa1-xN層(0<x≦1)およびGaN層が積層された窒化物半導体層からなる領域を具備し、カソード電極が、銅または銅化合物を具備するようにした。これにより、本発明者らは、カソード電極への光照射が不要で、かつ、外部電源の併用が不要な二酸化炭素の還元方法を実現できることを見出した。本発明はかかる知見に基づいてなされたものである。
<本発明の実施態様の説明>
次に、本発明の実施態様について説明する。
本発明の第1態様は以下の方法を提供する。
二酸化炭素を還元するための装置を用いて二酸化炭素を還元する方法であって、以下の工程を具備する:
以下を具備する二酸化炭素還元装置を用意する工程(a)、
陰極室、
陽極室、
固体電解質膜、
カソード電極、および
アノード電極、ここで
前記カソード電極は、銅または銅化合物を具備し、
前記アノード電極は、AlxGa1-xN層(0<x≦1)およびGaN層が積層された窒化物半導体層からなる領域を具備し、
前記陰極室の内部には、第1電解液が保持され、
前記陽極室の内部には、第2電解液が保持され、
前記カソード電極は前記第1電解液に接しており、
前記アノード電極は前記第2電解液に接しており、
前記固体電解質膜は前記陰極室および前記陽極室との間に挟まれ、
前記第1電解液は前記二酸化炭素を含有しており、および
前記カソード電極は前記アノード電極に電気的に接続されており、
前記アノード電極に350ナノメートル以下の波長を有する光を照射して、前記第1電解液に含有されている二酸化炭素を前記カソード電極上で還元する工程(b)。
上記態様によれば、より簡便で効率的に二酸化炭素を還元する新規な方法を提供することができる。
本発明の第2態様は、第1態様において、前記アノード電極を構成するAlxGa1-xN層(0<x≦1)が0<x≦0.25の範囲であってもよい方法を提供する。
上記態様によれば、アノード電極へ照射される光を有効利用できる。
本発明の第3態様は、第1態様又は第2態様において、前記アノード電極を構成するGaN層がn形あるいはn形であってもよい方法を提供する。
上記態様によれば、GaN層の電気抵抗が小さくなり、損失を低減できる。
本発明の第4態様は、第1態様〜第3態様のいずれか1つの態様において、前記アノード電極を構成するAlxGa1-xN層(0<x≦1)の表面あるいは表面の一部を、少なくともニッケルを主成分とする金属微粒子あるいはニッケルを主成分とする金属酸化物微粒子で被覆してもよい、方法を提供する。
上記態様によれば、ニッケルを主成分とする金属微粒子あるいは金属酸化物微粒子が、いわゆる助触媒的な作用により、アノード電極における酸素生成効率が高まる。
本発明の第5態様は、第1態様〜第4態様のいずれか1つの態様において、前記第1電解液は炭酸水素カリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、塩化カリウム水溶液、硫酸カリウム水溶液、またはリン酸カリウム水溶液であってもよい方法を提供する。
上記態様によれば、望ましい第1電解液が用いられる。
本発明の第6態様は、第5態様において、前記第1電解液は炭酸水素カリウム水溶液であってもよい方法を提供する。
上記態様によれば、より望ましい第1電解液が用いられる。
本発明の第7態様は、第1態様〜第6態様のいずれか1つの態様において、前記第2電解液は水酸化ナトリウム水溶液または水酸化カリウム水溶液であってもよい方法を提供する。
上記態様によれば、望ましい第2電解液が用いられる。
本発明の第8態様は、第1態様〜第7態様のいずれか1つの態様において、前記工程(b)において、前記二酸化炭素還元装置は室温かつ大気圧下におかれてもよい方法を提供する。
上記態様によれば、簡便に二酸化炭素を還元できる。
本発明の第9態様は、第1態様〜第8態様のいずれか1つの態様において、前記工程(b)において、蟻酸が得られてもよい方法を提供する。
上記態様によれば、二酸化炭素を還元して蟻酸を得ることができる。
本発明の第10態様は、第1態様〜第9態様のいずれか1つの態様において、前記工程(b)において、一酸化炭素が得られてもよい方法を提供する。
上記態様によれば、二酸化炭素を還元して一酸化炭素を得ることができる。
本発明の第11態様は、第1態様〜第10態様のいずれか1つの態様において、前記工程(b)において、炭化水素が得られてもよい方法を提供する。
上記態様によれば、二酸化炭素を還元して炭化水素を得ることができる。
<実施形態の説明>
以下、本発明の実施形態を説明する。
(アノード電極(光化学電極))
図1A〜図1Dは、本発明に係るアノード電極(光化学電極)の構成例を示す概略図である。図1Aは、アノード電極10aの基本構成を表しており、光が照射されるAlxGa1-xN層11(0<x≦1)、GaN層12、前記窒化物半導体を形成するために用いられる基板13(例えば、サファイア基板)、およびアノード電極10aを電気的に接続するための電極部14から構成されている。
アノード電極10aは、AlxGa1-xN層11(0<x≦1)からなる領域で光を吸収し、その光励起によって生成したキャリア(電子および正孔)の作用により、酸化還元反応に寄与する。具体的には、AlxGa1-xN層11(0<x≦1)内で生成した正孔は、電極表面に移動し、アノード電極10aと接している水を酸化して酸素を生成する。すなわち、アノード電極10a自体は酸素生成電極として機能する。一方、光励起によって生成した電子は、アノード電極10a内で消費されるのではなく、アノード電極10aに配された電極部14に集められ、電気的に接続された配線を通じて、カソード電極側に供給される。このアノード電極10aを構成するAlxGa1-xN層11(0<x≦1)のバンドギャップ(禁制体幅)は3.4eV以上あるため、光を利用した光化学電極として用いるには、少なくとも350ナノメートル以下の波長を有する光を照射することが必要である。そのため、光の有効利用の観点から、アノード電極10aを構成するAlxGa1-xN層11(0<x≦1)のアルミニウム組成は、0<x≦0.25の範囲にあることが好ましい。とりわけ、0<x≦0.15の範囲にあることが好適である。しかしながら、AlxGa1-xN層11(0<x≦1)のバンドギャップ以上の波長を有する光を照射することが可能な場合は、この限りではない。
また、上記のような波長範囲の光をAlxGa1-xN層11(0<x≦1)に照射した場合、その吸収領域はバンドギャップ値にも依存するが、概ね光照射面から100ナノメートル程度であることから、その厚さは70ナノメートル以上、1ミクロン以下、さらに好適には80ナノメートル以上、200ナノメートル以下で充分である。
アノード電極10aへの光照射によって生成したキャリアを効率的に電極部14に収集するため、AlxGa1-xN層11(0<x≦1)はGaN層12上に積層される。GaN層12はn形あるいはn形である。GaN層12がn形あるいはn形であると、GaN層12の電気抵抗が小さくなるため、損失を低減できるという効果を奏する。この構成において、不純物(例えば、シリコン)が添加された低抵抗なGaN層を適用することが好適であり、以下の示す実施例では、主にこの構成を採用した。
このような窒化物半導体材料の形成方法としては、一般的に基板13上への薄膜形成が有効であり、従来用いられているサファイア基板やシリコン基板など、窒化物半導体薄膜の形成が可能な素材であれば、特に限定されない。なお、用いる基板が導電性を示す場合は、後に示す図2のような電極構成も適用できる。
以上が本実施形態に係るアノード電極10aの主要構成であるが、アノード電極の機能である酸素生成効率を高めると共に、アノード電極の耐久性を高める構成として、図1Bのように、AlxGa1-xN層11(0<x≦1)の表面に、少なくともニッケルを主成分とする金属微粒子あるいは金属酸化物微粒子を含んだ表面被覆層15を光照射が妨げられない範囲で配置することも可能である。このことは、例えば表面被覆層15の厚みを光照射が妨げられない程度に薄くする(例えば10nm以下)ことで、実現される。また、このことは、例えば表面被覆層15にバンドギャップの大きい金属酸化物微粒子を用いて表面被覆層15が光透過可能な構成とすることで、実現される。さらに、このことは、例えば、微粒子間に隙間が形成されるようにサイズの小さな微粒子で表面被覆層15を構成することで、実現される。また、図1Cのように、AlxGa1-xN層11(0<x≦1)の表面の一部が露出する様に、表面被覆層15を配置することも好適である。この場合、表面被覆層の形状は必ずしも均一である必要はなく、様々な形状やサイズのものがAlxGa1-xN層(0<x≦1)表面にランダムに分散配置されていても良い。さらには、図1Dのように、少なくともニッケルを主成分とする金属微粒子あるいは金属酸化物微粒子16のみが、AlxGa1-xN層11(0<x≦1)表面に多数分散配置されている構成も好ましい。
これらの構成では、ニッケルを主成分とする金属微粒子あるいは金属酸化物微粒子が、いわゆる助触媒的な作用により、アノード電極における酸素生成効率を高める効果があることを本発明者らは確認している。
また、図2は上記構成において基板に導電性材料(導電性基板23)を適用して、アノード電極を作製した場合の概略構成図である。図2A〜図2Dに記載のアノード電極20a、20b、20c、20dにおいて、導電性基板23上にGaN層22が、GaN層22上にAlxGa1-xN層21(0<x≦1)がそれぞれ形成されている。また、アノード電極20a〜20dにおいて、基板23のGaN層22と反対側には電極部24を備えている。具体的な基板23としては、例えば低抵抗な単結晶GaN基板などが挙げられる。また、GaN層22は、上記のGaN層12と同様の構成を有し、AlxGa1-xN層21(0<x≦1)は、上記のAlxGa1-xN層11(0<x≦1)と同様の構成を有する。ここで、図2B〜図2Dに記載のアノード電極20b〜20dにおいては、AlxGa1-xN層21(0<x≦1)上に表面被覆層25が配置されている。表面被覆層25は、上記の表面被覆層15と同様の構成を有している。このような構成を用いることで、キャリア生成する光照射領域とキャリア収集する電極部分との実空間距離が短くなるため、抵抗成分によるロスを低減することができる。
(二酸化炭素を還元するための装置)
図3は二酸化炭素を還元するための装置の一例の概略図を示す。装置300は陰極室302、陽極室305、および固体電解質膜306を具備する。
陰極室302の内部には、第1電解液307が保持されていると共に、陰極室302はカソード電極301を具備している。カソード電極301は第1電解液307に接している。具体的には、カソード電極301は第1電解液307に浸漬されている。
第1電解液307の例は、炭酸水素カリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、塩化カリウム水溶液、硫酸カリウム水溶液、またはリン酸カリウム水溶液である。中でも、炭酸水素カリウム水溶液が好ましい。さらに、第1電解液307は二酸化炭素を含有する。二酸化炭素の濃度は特に限定されない。第1電解液307は二酸化炭素が第1電解液307に溶解した状態において弱酸性であることが好ましい。
また、二酸化炭素還元を行うカソード電極301を構成する材料例は、銅を主成分とする金属材料または金属化合物材料などである。カソード電極301は銅を主成分とする金属材料あるいは金属化合物材料のみで構成されていても良いが、銅系材料を保持する基板材料との積層構造でも良い。例えば、グラッシーカーボン(登録商標)などの導電性基板上に銅系材料を薄膜状に形成したものや、微粒子状の銅系材料を導電性基板上に多数担持したものでも良い。充分に二酸化炭素を還元する能力を有するカソード電極301の形態であれば、その構成は限定されない。当該材料が第1電解液307に接する限り、カソード電極301の一部のみが第1電解液307に浸漬され得る。
陽極室305の内部には、第2電解液308が保持されていると共に、陽極室305はアノード電極304を具備している。アノード電極304は、光照射によって機能する光化学電極である。さらに、アノード電極304はAlxGa1-xN層(0<x≦1)とGaN層が積層された窒化物半導体からなる領域を具備する。アノード電極304としては、例えば上記で説明したアノード電極10aなどが用いられる。アノード電極304は第2電解液308に接している。具体的には、アノード電極304は第2電解液308に浸漬されている。
第2電解液308の例は、水酸化ナトリウム水溶液または水酸化カリウム水溶液である。水酸化ナトリウム水溶液が好ましい。第2電解液308は強塩基性であることが好ましい。
第1電解液307の溶質と第2電解液308の溶質は同一であってもよいが、異なっている方が好適である。
後述するように、第2電解液308に浸漬されている領域のアノード電極304(光化学電極)には、少なくとも350ナノメートル以下の波長を有する光が光源303より照射される。
第1電解液307と第2電解液308を分離するために、固体電解質膜306が陰極室302および陽極室305との間に挟まれている。すなわち、本装置では第1電解液307および第2電解液308は混ざらない。
固体電解質膜306はプロトンが通過し、かつ他の物質が通過できないものであればよく、特に限定されない。固体電解質膜306の例は、ナフィオン(登録商標)である。
カソード電極301並びにアノード電極304には、それぞれ電極端子310、311を具備する。これら電極端子310、311は、電池やポテンショスタットなどの外部電源を介さず、導線312により電気的に接続されている。すなわち、カソード電極301は導線を介してアノード電極304と電気的に接続されている。
(二酸化炭素の還元方法)
次に、上述された装置を用いて、二酸化炭素を還元する方法を説明する。
二酸化炭素還元装置300は室温かつ大気圧下に置かれ得る。
図3に示されるように、光源303からアノード電極(光化学電極)304に光が照射される。光源303の例はキセノンランプである。光源303からの光は、350ナノメートル以下の波長を有している。とりわけ、光は250ナノメートル以上325ナノメートル以下の波長を有することが好ましい。
図3に示されるように、本装置はガス導入管309を具備することが好ましい。還元処理においては、ガス導入管309を通じて、第1電解液307に二酸化炭素を供給しながら、第1電解液307に含有される二酸化炭素を還元することが好ましい。ガス導入管309の一端は、第1電解液307に浸漬されている。二酸化炭素の還元を開始する前に、ガス導入管309を通じて二酸化炭素を供給することによって、充分な量の二酸化炭素を第1電解液307に溶解しておくことも好ましい。
カソード電極301が銅を主成分とする金属材料あるいは金属化合物材料を具備する場合、第1電解液307に含有される二酸化炭素は還元されて、一酸化炭素、炭化水素、および蟻酸を生成する。
以下の実施例を参照して、本発明をより詳細に説明する。
(アノード電極の調製)
(実施例1)
サファイヤ基板上にシリコンをドープしたn形低抵抗GaN薄膜(膜厚:2.5ミクロン)、およびノンドープのAlxGa1-xN(0<x≦1)薄膜(膜厚:90ナノメートル、アルミニウム組成:11%(x=0.11))を有機金属気相成長法によりエピタキシャル成長させた。そして、AlxGa1-xN層(0<x≦1)の一部を除去して、低抵抗GaN層上にチタン/アルミニウム/金からなる電極を形成した。このようにして図1Aに示すような、基板に形成されたn形GaN層上にAlxGa1-xN層(0<x≦1)が積層されたアノード電極を得た。
(実施例2)
実施例1のアノード電極と同じ構成の電極に対し、溶液反応を用いて該アノード電極のAlxGa1-xN層(0<x≦1)上にニッケル微粒子および酸化ニッケル微粒子を含有する層を薄く形成し、図1Dに示すような、表面の一部が被覆されたAlxGa1-xN層(0<x≦1)を具備するアノード電極を作製した。
(比較例1)
また比較例1として、サファイヤ基板上にシリコンをドープしたn形低抵抗GaN薄膜(膜厚:2.5ミクロン)のみを成長させた試料を作製した。
(二酸化炭素還元装置の組み立て)
上記実施例及び上記比較例のアノード電極(光化学電極)を用いて、図3に示す二酸化炭素を還元するための装置を作製した。装置の詳細は以下の通りである。
カソード電極:銅板
第1電解液:0.5mol/Lの濃度を有する炭酸水素カリウム水溶液
第2電解液:1.0mol/Lの濃度を有する水酸化ナトリウム水溶液
固体電解質膜:ナフィオン膜(デュポン社製、ナフィオン117)
光源:キセノンランプ(出力:300W)
(二酸化炭素の還元)
ガス導入管309を通じて、二酸化炭素ガスを30分間、第1電解液307にバブリングにより供給した。陽極室305は光照射窓(図示せず)を具備しており、当該光照射窓を介して、光源303からの光をAlxGa1-xN層(0<x≦1)とGaNを積層したアノード電極に照射した。光源303からは、350ナノメートル以下の波長を有するブロードなスペクトルを有する光を照射した。
図4はアノード電極304に光を照射した際に得られた反応電流の変化を示すグラフである。(a)(実線)は、実施例1に係るアノード電極を用いたときの結果を示し、(b)(一点鎖線)は、比較例1に係るアノード電極を用いたときの結果を示す。
図4に示されるように、光がアノード電極に照射されると、実施例1及び比較例1いずれのアノード電極においても導線に反応電流が流れた。また、光照射を止めると、反応電流は観測されなくなった。これは、光照射によりカソード電極およびアノード電極(光化学電極)において、何らかの反応が生じていることを意味する。
実施例1のAlxGa1-xN層(0<x≦1)とGaN層を積層したアノード電極では、光吸収層であるAlxGa1-xN層(0<x≦1)(アルミニウム組成:11%(x=0.11))のバンドギャップ(約3.7eV)が比較例1のGaN層のバンドギャップ(約3.4eV)よりも大きいため、同一光源から発せられる光の吸収量が小さい、言い換えれば、光によって生成されるキャリア量が少ないにも関わらず、実施例1のアノード電極の反応電流量が、比較例1のアノード電極の反応電流量よりも大きい。これは従来見いだされていない現象であり、その要因は実施例1で作製した、AlxGa1-xN層(0<x≦1)層/GaN層のヘテロ構造によるバンド変調が生成キャリアの再結合を抑制し、効率的にキャリア収集ができたことによる。
以上のように、本発明のAlxGa1-xN層(0<x≦1)とGaN層が積層されたアノード電極が、二酸化炭素還元用の反応電極として有用であることが示唆された。
そこで本発明者らは、さらに以下のような方法で当該反応を詳細に調査した。具体的には、陰極室を密閉した状態(二酸化炭素を封入した状態)で上記実施例又は上記比較例に係るアノード電極に光を照射し、カソード電極の作用によって陰極室に生成した二酸化炭素還元による反応生成物の種類、量を測定した。陰極室において生じた気体成分は、ガスクロマトグラフィにより分析された。また、陰極室において生じた液体成分は、液体クロマトグラフィにより分析された。さらに光照射による反応電流量から、二酸化炭素還元反応に関与した電荷量(クーロン量)を算出した。
以上の結果、陰極室には蟻酸、一酸化炭素、および炭化水素であるメタンが生成されていることが確認された。とりわけ、蟻酸の生成効率が高かった。また、各反応生成物の生成量は、反応に関与した電荷量(クーロン量)に比例することが確認された。さらに、陽極室側では陰極室での反応生成物量に対応する量の酸素が水の酸化反応により発生していた。
以上より、当該アノード電極への光照射により、カソード電極(銅電極)側で二酸化炭素が還元される触媒反応が生じていることが確認された。表1に実施例1、実施例2及び比較例1に係る各アノード電極(光化学電極)を用いた二酸化炭素還元実験において、二酸化炭素還元の主反応生成物である蟻酸の生成効率を示す。ここで、蟻酸の生成効率とは、二酸化炭素の還元反応に用いられた全反応電化量に対する蟻酸生成に用いられた反応電荷量の割合を意味する。すなわち、(蟻酸の生成効率)=(蟻酸生成に用いられた反応電荷量)/(二酸化炭素還元に用いられた全反応電荷量)×100[%]となる。
Figure 0005236124
(実施例3)
形成するAlxGa1-xN層(0<x≦1)のアルミニウム含有量を19%(x=0.19)まで増加した以外は、実施例1と同様にアノード電極を作製し、上記の実験を行った。
この場合、AlxGa1-xN層(0<x≦1)のバンドギャップ値が約3.9eVであることから、吸収できる光の波長域が異なるため、得られた反応電流量は少し減少したが、二酸化炭素還元によって得られた反応生成物は、概ね実施例1と同様であることが確認された。
(実施例4)
窒化物半導体を形成する基板に単結晶のn形GaN基板を用い、図2Aの構成と同様のアノード電極をエピタキシャル成長によって作製した以外は、実施例1と同様にして上記の実験を行った。
その結果、得られる反応生成物は実施例1と同じであるものの、同一強度の光照射に対して、反応電流量が増加した。すなわち、電流の損失成分が低減したため、単位時間当たりの二酸化炭素還元反応量が増加することが確認された。
(比較例2)
AlxGa1-xN層(0<x≦1)とGaN層を積層したアノード電極(光化学電極)の代わりに単結晶n形チタニア基板を光化学電極に用いて、実施例1と同様の実験を行った。
その結果、チタニア基板に光照射することで反応電流は得られるものの、光照射のみで得られる電流量は本発明のアノード電極の1/10程度であり、また反応生成物も水素のみで二酸化炭素還元反応に伴う反応生成物は得られなかった。
以上のように、アノード電極(光化学電極)と二酸化炭素を還元するカソード電極を組み合わせた光を利用した二酸化炭素還元装置において、酸素生成電極として用いるアノード電極(光化学電極)の構成として、AlxGa1-xN層(0<x≦1)(組成式:AlxGa1-xN(0<x<1))とGaN層が積層された窒化物半導体からなる領域を具備することで、蟻酸の生成効率が著しく向上することが確認された。さらに、AlxGa1-xN層(0<x≦1)で構成された窒化物半導体からなる領域の表面あるいは表面の一部を、少なくともニッケルを主成分とする金属微粒子あるいは金属酸化物微粒子で被覆することで、蟻酸の生成効率がさらに増加することが確認された。
本実施例ではカソード電極として銅板を用いたが、グラッシーカーボン(登録商標)基材上に銅微粒子を担持したものや微量のニッケルと銅からなる銅ニッケル合金を電極として用いた場合も同様の結果が得られた。
本発明は二酸化炭素を還元する方法を提供する。
本発明に関連して以下の文献情報が提示される。
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四橋聡史ら、「GaN光電極を用いた二酸化炭素還元」、第72回応用物理学会学術講演会 講演予稿集 2a−ZE−3、日本国、応用物理学会、2011年08月16日発行、第15巻、第217頁

Claims (11)

  1. 二酸化炭素を還元するための装置を用いて二酸化炭素を還元する方法であって、以下の工程を具備する:
    以下を具備する二酸化炭素還元装置を用意する工程(a)、
    陰極室、
    陽極室、
    固体電解質膜、
    カソード電極、および
    アノード電極、ここで
    前記カソード電極は、銅または銅化合物を具備し、
    前記アノード電極は、AlxGa1-xN層(0<x≦1)およびGaN層が積層された窒化物半導体層からなる領域を具備し、
    前記陰極室の内部には、第1電解液が保持され、
    前記陽極室の内部には、第2電解液が保持され、
    前記カソード電極は前記第1電解液に接しており、
    前記アノード電極は前記第2電解液に接しており、
    前記固体電解質膜は前記陰極室および前記陽極室との間に挟まれ、
    前記第1電解液は前記二酸化炭素を含有しており、および
    前記カソード電極は前記アノード電極に電気的に接続されており、
    前記アノード電極に350ナノメートル以下の波長を有する光を照射して、前記第1電解液に含有されている二酸化炭素を前記カソード電極上で還元する工程(b)。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記アノード電極を構成するAlxGa1-xN層(0<x≦1)が0<x≦0.25の範囲である。
  3. 請求項1に記載の方法であって、
    前記アノード電極を構成するGaN層がn形あるいはn形である。
  4. 請求項1に記載の方法であって、
    前記アノード電極を構成するAlxGa1-xN層(0<x≦1)の表面あるいは表面の一部を、少なくともニッケルを主成分とする金属微粒子あるいはニッケルを主成分とする金属酸化物微粒子で被覆する。
  5. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第1電解液は炭酸水素カリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、塩化カリウム水溶液、硫酸カリウム水溶液、またはリン酸カリウム水溶液である。
  6. 請求項5に記載の方法であって、
    前記第1電解液は炭酸水素カリウム水溶液である。
  7. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第2電解液は水酸化ナトリウム水溶液または水酸化カリウム水溶液である。
  8. 請求項1に記載の方法であって、
    前記工程(b)において、前記二酸化炭素還元装置は室温かつ大気圧下におかれる。
  9. 請求項1に記載の方法であって、
    前記工程(b)において、蟻酸が得られる。
  10. 請求項1に記載の方法であって、
    前記工程(b)において、一酸化炭素が得られる。
  11. 請求項1に記載の方法であって、
    前記工程(b)において、炭化水素が得られる。
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