JP5235977B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来、用紙等の記録媒体にインクジェット記録ヘッドによりインク滴を吐出する画像形成装置が知られている。
この画像形成装置では、例えば、ページ幅のライン状のインクジェット記録ヘッドを用いて高速の画像形成を行う場合、用紙の画像面の耐擦過性を確保すると共に、インク中水分に起因する用紙の変形を低減するため、インク描画後に加熱乾燥工程が必要となる。
下記特許文献1には、波長700nm〜1000nmの近赤外線フラッシュランプにて記録媒体に吐出されたインク滴を加熱乾燥する装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、波長750nm〜1400nmの近赤外線ランプ(IR LEDアレイ、又はNIRアレイなど)にてシート基材に吐出されたインクを加熱乾燥する装置が開示されている。
また、下記特許文献3には、インクに溶融温度が40℃〜130℃の熱溶融性粒子を含み、描画後に非接触の赤外線ヒータあるいは接触加熱フィルムにて描画面を40℃〜130℃以上に加熱する装置が開示されている。
特開2006−142613号公報 特開2010−512256号公報 特開2009−166262号公報
画像形成装置では、特に赤外線ヒータによる加熱が乾燥効率の観点から好ましい。しかし、赤外線ヒータで加熱した場合、非画像部における用紙の熱ダメージが課題となる。即ち、白紙部分の加熱により用紙の含水分を揮発させ、非画像部部分の用紙収縮が発生し、コックリング(波打ち)やシワを引き起こす場合がある。
また、商業印刷分野にインクジェット記録を適用しようとする場合、オフセット印刷機等で用いられる汎用コート紙に対する適正が求められる。ところが、汎用コート紙に上記の乾燥技術を適用した場合、ブリスター(あるいは火脹れ)と呼ばれる画像面の隆起が生じる可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、記録媒体の変形を軽減しつつ、ブリスターを抑制することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを課題とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出装置と、前記記録媒体に吐出された液滴を乾燥する乾燥装置と、を備え、前記記録媒体がコート紙であり、前記乾燥装置は、赤外線のピーク波長が1.2μm以下に設定された赤外線ヒータを含んで構成されており、前記記録媒体における液滴由来の水分量が4.0g/m 以上となる乾燥初期は、前記記録媒体の紙面温度が100℃以下となる条件で加熱し、前記記録媒体における液滴由来の水分量が4.0g/m を下回った後に、前記記録媒体の紙面温度が100℃を超えるように加熱する構成とされたものである。
上記の発明によれば、乾燥装置は、赤外線のピーク波長が1.2μm以下に設定された赤外線ヒータを含んで構成されているため、赤外線が記録媒体に吸収されにくく、記録媒体の熱ダメージが低減され、記録媒体にコックリングやシワが発生することが低減される。また、記録媒体における液滴由来の水分量が4.0g/m以上となる乾燥初期は、記録媒体の紙面温度が100℃以下となる条件で加熱し、記録媒体における液滴由来の水分量が4.0g/mを下回った後に、記録媒体の紙面温度が100℃を超えるように加熱する。これによって、記録媒体への熱ダメージが低減され、記録媒体にコックリングやシワが発生することが低減される。これと共に、記録媒体に浸透した水分が加熱により急激に気化することが抑制され、記録媒体にブリスター(あるいは火脹れ)と呼ばれる画像面の隆起が発生することが抑制される。
上記の発明によれば、記録媒体がコート紙である。この場合でも、記録媒体への熱ダメージが低減され、記録媒体にコックリングやシワが発生することが低減されると共に、記録媒体に浸透した水分が加熱により急激に気化することが抑制され、記録媒体にブリスターと呼ばれる画像面の隆起が発生することが抑制される。
請求項に記載の画像形成装置は、請求項に記載の発明において、前記液滴がインクであり、前記記録媒体に前記液滴を吐出する前に、インク凝集処理液を前記記録媒体に付与するものである。
上記の発明によれば、液滴がインクであり、記録媒体に液滴を吐出する前に、インク凝集処理液を記録媒体に付与することで、インク中に分散する顔料等が凝集し、溶媒との分離が促進される。これによって、記録媒体への水分浸透が抑制され、用紙にコックリンが発生することが抑制される。
請求項に記載の画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記液滴に熱可塑性樹脂からなる多数の粒子が含まれているものである。
上記の発明によれば、液滴に熱可塑性樹脂からなる多数の粒子が含まれていることで、乾燥装置により加熱されたときに樹脂が被膜化し、膜面品質が向上する。
請求項4に記載の画像形成方法は、記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出工程と、少なくとも赤外線のピーク波長が1.2μm以下に設定された赤外線ヒータにより、前記記録媒体に吐出された液滴を乾燥すると共に、前記記録媒体における液滴由来の水分量が4.0g/m 以上となる乾燥初期は、前記記録媒体の紙面温度が100℃以下となる条件で加熱し、前記記録媒体における液滴由来の水分量が4.0g/m を下回った後に、前記記録媒体の紙面温度が100℃を超えるように加熱する加熱工程と、を有し、前記記録媒体がコート紙であるものである。
上記の発明によれば、記録媒体に吐出された液滴を乾燥させる際に、記録媒体への熱ダメージが低減され、記録媒体にコックリングやシワが発生することが低減される。さらに、記録媒体に浸透した水分が加熱により急激に気化することが抑制され、記録媒体にブリスター(あるいは火脹れ)と呼ばれる画像面の隆起が発生することが抑制される。
上記の発明によれば、記録媒体がコート紙である。この場合でも、記録媒体への熱ダメージが低減され、記録媒体にコックリングやシワが発生することが低減されると共に、記録媒体に浸透した水分が加熱により急激に気化することが抑制され、記録媒体にブリスターと呼ばれる画像面の隆起が発生することが抑制される。
請求項に記載の画像形成方法は、請求項に記載の発明において、前記液滴がインクであり、前記記録媒体に前記液滴を吐出する前に、インク凝集処理液を前記記録媒体に付与するものである。
上記の発明によれば、液滴がインクであり、記録媒体に液滴を吐出する前に、インク凝集処理液を記録媒体に付与することで、インク中に分散する顔料等が凝集し、溶媒との分離が促進される。これによって、記録媒体への水分浸透が抑制され、用紙にコックリンが発生することが抑制される。
請求項に記載の画像形成方法は、請求項4又は請求項に記載の発明において、前記液滴に熱可塑性樹脂からなる多数の粒子が含まれているものである。
上記の発明によれば、液滴に熱可塑性樹脂からなる多数の粒子が含まれていることで、加熱工程により加熱されたときに樹脂が被膜化し、膜面品質が向上する。
本発明は上記構成としたので、記録媒体の変形を軽減しつつ、ブリスターを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像記録装置の全体構成を示す概念図である。 本発明の一実施形態に係る画像記録装置の主要部を示す概念図である。 ヒータの波長と用紙への透過率との関係を示すグラフである。 乾燥条件の評価を行うための評価用の画像形成装置を示す構成図である。 用紙にインクを吐出して評価するときの印刷サンプルを示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態の一例について説明する。
<全体構成>
以下に、図1、図2を参照して、本発明の画像形成方法を実施するためのインクジェット式の画像形成装置の構成例を示して説明する。図1は装置全体を示す概念図(側面)、図2はIRヒータ及び温風ヒータを重点的に記載した概念図(側面)である。
インクジェット記録装置1は、描画部114の圧胴(描画ドラム170)に保持された用紙122に液滴吐出装置の一例としてのインクジェットヘッド172M、172K、172C、172Yから複数色のインク(液滴)を吐出して所望のカラー画像を形成する圧胴直描方式のインクジェット記録装置であり、インクの吐出前に記録媒体としての用紙122上に処理液(インク凝集処理液)を付与し、処理液とインクを反応させて用紙122上に画像形成を行なう2液反応(凝集)方式が適用されたオンデマンドタイプの画像形成装置である。
インクジェット記録装置1は、主として、給紙部110、処理液付与部112、描画部114、乾燥部116、定着部118、及び排紙部120を設けて構成されている。
給紙部110は、用紙122を処理液付与部112に供給する機構であり、給紙部110には、枚葉紙である用紙122が積層されている。給紙部110には、給紙トレイ150が設けられ、この給紙トレイ150から用紙122が一枚ずつ処理液付与部112に給紙される。インクジェット記録装置1では、用紙122として、紙種や大きさ(媒体サイズ)の異なる複数種類の用紙122を使用することができる。なお、本実施形態では、用紙122として、枚葉紙(カット紙)を用いた場合を説明する。
処理液付与部112は、用紙122の記録面に処理液を付与する機構である。処理液は、描画部114で付与されるインク中の色材を凝集させる色材凝集剤を含んでおり、この処理液とインクとが接触することによって、インクは色材と溶媒との分離が促進される。
図1に示すように、処理液付与部112は、給紙胴152、処理液ドラム154、及び処理液塗布装置156を備えている。処理液ドラム154は、用紙122を保持し、回転搬送させるドラムである。処理液ドラム154は、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパー)を備え、この保持手段の爪と処理液ドラム154の周面の間に用紙122を挟み込むことによって用紙122の先端を保持できるようになっている。
処理液ドラム154は、その外周面に吸引孔を設けるとともに、吸引孔から吸引を行う吸引手段を接続してもよい。これにより用紙122を処理液ドラム154の周面に密着保持することができる。
処理液ドラム154の外側には、その周面に対向して処理液塗布装置156が設けられている。処理液塗布装置156は、処理液が貯留された処理液容器と、この処理液容器の処理液に一部が浸漬されたアニロックスローラと、アニロックスローラと処理液ドラム154上の用紙122に圧接されて計量後の処理液を用紙122に転移するゴムローラとで構成される。この処理液塗布装置156によれば、処理液を計量しながら用紙122に塗布することができる。処理液塗布装置156よりも用紙122の搬送方向下流側には、用紙122に塗布された処理液を乾燥させる温風ヒータ158とIRヒータ160が設けられている。
処理液付与部112で処理液が付与された用紙122は、処理液ドラム154から中間搬送部124(渡し胴130)を介して描画部114の描画ドラム170へ受け渡される。描画部114は、描画ドラム170、及びインクジェットヘッド172M、172K、172C、172Yを備えている。描画ドラム170は、処理液ドラム154と同様に、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパー)を備える。描画ドラム170に固定された用紙122は、記録面が外側を向くようにして搬送され、この記録面にインクジェットヘッド172M、172K、172C、172Yからインクが付与される。
インクジェットヘッド172M、172K、172C、172Yはそれぞれ、用紙122における画像形成領域の最大幅に対応する長さを有するフルライン型のインクジェット方式の記録ヘッド(インクジェットヘッド)であり、そのインク吐出面には、画像形成領域の全幅にわたってインク吐出用のノズルが複数配列されたノズル列が形成されている。各インクジェットヘッド172M、172K、172C、172Yは、用紙122の搬送方向(描画ドラム170の回転方向)と直交する方向に延在するように設置される。
描画ドラム170上に密着保持された用紙122の記録面に向かって各インクジェットヘッド172M、172K、172C、172Yから、対応する色インクの液滴が吐出されることにより、処理液付与部112で予め記録面に付与された処理液にインクが接触し、インク中に分散する顔料、樹脂粒子が凝集し、凝集体が形成される。これにより、用紙122上での顔料流れなどが防止され、用紙122の記録面に画像が形成される。
描画部114で画像が形成された用紙122は、描画ドラム170から中間搬送部126を介して乾燥部116の乾燥ドラム176へ受け渡される。乾燥部116は、凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を乾燥させる機構であり、図1に示すように、乾燥ドラム176と、後述する乾燥装置の一例としての複数のIR(赤外線)ヒータ178及び各IRヒータ178の間に配置された温風ヒータ180と、を備えている。
乾燥ドラム176は、処理液ドラム154と同様に、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパー)を備え、この保持手段によって用紙122の先端を保持できるようになっている。温風ヒータ180から用紙122に向けて吹き付けられる温風の温度と風量、各IRヒータの温度は温度センサによって検知され、図示しない制御部に温度情報として送られる。この温度情報に基づいて制御部が温風の温度と風量、各IRヒータの温度を適宜調節することにより、様々な乾燥条件が実現される。
なお、乾燥ドラム176の表面温度は50℃以上に設定してもよい。用紙122の裏面から加熱を行なうことによって乾燥が促進され、定着時における画像破壊を防止することができる。なお、乾燥ドラム176の表面温度の上限については、特に限定されるものではないが、乾燥ドラム176の表面に付着したインクをクリーニングするなどのメンテナンス作業の安全性(高温による火傷防止)の観点から75℃以下(より好ましくは60℃以下)に設定されることが好ましい。
また前述のように、乾燥胴温度(乾燥ドラム176の表面温度)が高い(強く乾燥する)方が用紙122の伸縮が少ないことが判明しているので、上記の安全性を損なわない程度に乾燥ドラム176の表面温度は高い方がカックルの影響を少なく抑えることができる。
乾燥ドラム176の外周面に、用紙122の記録面が外側を向くように(即ち、用紙122の記録面が凸側となるように湾曲させた状態で)保持し、回転搬送しながら乾燥することで、用紙122のシワや浮きの発生を防止でき、これらに起因する乾燥ムラを防止することができる。
乾燥部116で乾燥処理が行なわれた用紙122は、乾燥ドラム176から中間搬送部128を介して定着部118の定着ドラム184へ受け渡される。定着部118は、定着ドラム184、第1の定着ローラ186、第2の定着ローラ188、及びインラインセンサ190で構成されている。
定着ドラム184は、処理液ドラム154と同様に、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパー)を備え、この保持手段によって用紙122の先端を保持できるようになっている。この定着ドラム184の回転により、用紙122は記録面が外側を向くようにして搬送され、この記録面に対して第1の定着ローラ186と第2の定着ローラ188による定着処理とインラインセンサ190による検査が行なわれる。
第1の定着ローラ186及び第2の定着ローラ188は、インクを加熱加圧することによって、インク中の樹脂粒子(特に自己分散性ポリマー粒子)を溶着し、インクを皮膜化させるためのローラ部材であり、用紙122を加熱加圧するように構成される。
具体的には、第1の定着ローラ186及び第2の定着ローラ188は、定着ドラム184に対して圧接するように配置されており、定着ドラム184との間でニップローラを構成するようになっている。これにより、用紙122は、第1の定着ローラ186及び第2の定着ローラ188と定着ドラム184との間に挟まれ、所定のニップ圧(例えば0.15MPa)でニップされ、定着処理が行なわれる。
また、第1の定着ローラ186及び第2の定着ローラ188は、熱伝導性の良いアルミなどの金属パイプ内にハロゲンランプを組み込んだ加熱ローラによって構成され、所定の温度(例えば60〜80℃)に制御される。
これらの加熱ローラで用紙122を加熱することによって、インクに含まれる樹脂粒子のTg(ガラス転移温度)以上の熱エネルギーが付与され、樹脂粒子が溶融されることにより、用紙122の凹凸に押し込み定着が行なわれるとともに、画像表面の凹凸がレベリングされ、光沢が得られる。
インラインセンサ190は、用紙122に定着された画像について、チェックパターンや水分量、表面温度、光沢度などを計測するための計測手段であり、CCDラインセンサなどが適用される。
定着部118によれば、乾燥部116で形成された薄層の画像層内の樹脂粒子が定着ローラ186、188によって加熱加圧されて溶融されるので、用紙122に定着させることができる。また、定着ドラム184の表面温度は50℃以上に設定され、定着ドラム184の外周面に保持された用紙122を裏面から加熱することによって乾燥が促進され、定着時における画像破壊を防止することができると共に、画像温度の昇温効果によって画像強度を高めることができる。
図1に示すように、定着部118の記録媒体搬送方向の下流側には排紙部120が設けられている。排紙部120は、排出トレイ192を備えており、この排出トレイ192と定着部118の定着ドラム184との間に、これらに対接するように渡し胴194、搬送ベルト196、張架ローラ198が設けられている。用紙122は、渡し胴194により搬送ベルト196に送られ、排出トレイ192に排出される。
また、排出トレイ192に冷風噴出ノズル199が併設されており、冷風噴出ノズル199から冷風を送風することにより用紙122の冷却が行なえるようになっている。
また、図1には図示しないが、インクジェット記録装置1には、上記構成の他、各インクジェットヘッド172M、172K、172C、172Yにインクを供給するインク貯留タンク、処理液付与部112に対して処理液を供給する手段を備えると共に、各インクジェットヘッド172M、172K、172C、172Yのクリーニング(ノズル面のワイピング、パージ、ノズル吸引等)を行なうヘッドメンテナンス部や、媒体搬送路上における用紙122の位置を検出する位置検出センサ、装置各部の温度を検出する温度センサなどを備えている。
図1に示すインクジェット記録装置1では、排出トレイ192に用いるシーズニング装置を複数台備えるとともに、各シーズニング装置を排紙部120と給紙部110との間で移動できる構成としてもよい。
<乾燥部の詳細>
図2には乾燥部116の詳細が示されている。前述のように、乾燥部116は、凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を乾燥させる機構であり、図に示すように、乾燥ドラム176と、複数のIRヒータ178及び各IRヒータ178の間に配置された温風ヒータ180とを備えている。
描画ドラム170から中間搬送部126(渡し胴130)を介して乾燥部116の乾燥ドラム176へ用紙122が受け渡される。本実施形態では、乾燥ドラム176の外周面に沿って温風ヒータ180とIRヒータ178とが交互に配置され、乾燥ドラム176と搬送中の用紙122とを加熱する。
IRヒータ178としては、例えば乾燥ドラム176の外周面に沿って所定の距離を保ち延設されたハロゲンヒータなどが用いられる。
また温風ヒータ180の構造は、例えば軸流ファン200の起こす空気流中に熱風ヒータ202を置くことで、乾燥ドラム176に熱風を送る。このとき加熱防止のために、温度センサ204が設けられていてもよい。
また、乾燥部116には、乾燥ドラム176の周面に沿って、乾燥ドラム176により搬送される用紙122の紙面温度を検出する複数の温度センサ208と、用紙122の水分量を非接触で検出する複数の光学式水分センサ210と、が設けられている。光学式水分センサ210は、赤外線の反射によって光学的に水分を検出するものであり、非接触かつ高速で水分量を検出することができる。複数の温度センサ208で検出された用紙122の紙面温度と、光学式水分センサ210で検出された用紙122の水分量に基づき、図示しない制御部で温風ヒータ180から用紙122に向けて吹き付けられる温風の温度と風量、各IRヒータ178の温度を適宜調節する。
また、中間搬送部126(渡し胴130)に、用紙122の記録面に温風を吹き付ける温風ヒータ206を設けてもよい。中間搬送部126(渡し胴130)に温風ヒータ206を設けることで、インクジェットヘッド172M、172K、172C、172Yにより用紙122にインクを吐出した直後に、凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を乾燥させることができる。
一般的に、IR(赤外線)ヒータで加熱した場合、非画像部における用紙122の熱ダメージが課題となる。即ち、白紙部分の加熱により用紙の含水分を揮発させ、非画像部部分の用紙収縮が発生し、コックリング(浪打ち)やシワを引き起こす場合がある。図3には、赤外線ヒータの波長と用紙への透過率との関係が示されている。図3に示されるように、用紙122は1.5μm〜3.0μmの波長に対する吸収性が高いため、本実施形態では、IRヒータ178として、赤外線のピーク波長が1.2μm以下、好ましくは0.7μm〜1.2μm程度の近赤外線が用いられている。これによって、用紙122のIRヒータ178による熱ダメージを低減することができ、コックリングやシワの発生を低減することができる。
また、IRヒータ178のピーク波長と、温風ヒータ206及び温風ヒータ180から吹き付ける温風の温度及び風速を調整することで、用紙122におけるインク由来の水分量が4.0g/m以上となる乾燥初期は、用紙122の紙面温度が100℃以下となる条件で加熱する構成とされている。そして、用紙122におけるインク由来の水分量が4.0g/mを下回った後(乾燥後期)に、用紙122の紙面温度が100℃を超えるように加熱する構成とされている。これによって、用紙122にコックリングやシワが発生することを低減すると共に、用紙122にブリスター(あるいは火脹れ)と呼ばれる画像面の隆起が発生することを抑制するようになっている。
上記乾燥条件についてより詳細に説明すると、用紙122におけるインク由来の水分量が4.0g/m以上となる乾燥初期は、用紙122の紙面温度が100℃以下となる条件で加熱するが、用紙122におけるインク由来の水分量が4.0g/m未満となった瞬間に用紙122の紙面温度が100℃を超える必要はない。すなわち、用紙122におけるインク由来の水分量が4.0g/mを下回った後に、用紙122の紙面温度が100℃を超えていればよい。
また、上記の乾燥初期に用紙122の紙面温度が100℃以下となる条件で加熱するのは、用紙122中に浸透した水分が気化する温度(100℃)を基準に設定したものである。すなわち、乾燥初期に用紙122中に浸透した水分が急激に気化すると、ブリスター(あるいは火脹れ)が発生しやすいため、用紙122の紙面温度を100℃以下とすることで、水分が気化するのを抑制するようにしたものである。
本実施形態では、前述したように複数の温度センサ208で用紙122の紙面温度を検出すると共に、光学式水分センサ210で用紙122の水分量を検出し、図示しない制御部で予めデータとして記憶されている印刷前の用紙122が保持する水分量を減算してインク由来の水分量を検出する。そして、用紙122の紙面温度と用紙122の水分量に基づき、図示しない制御部で温風ヒータ180から用紙122に向けて吹き付けられる温風の温度と風量、各IRヒータ178の温度を適宜調節することにより、上記のような乾燥条件を実現する。IRヒータ178は、例えば、赤外線のピーク波長が1.2μmのハロゲンヒータが用いられている。また、温風ヒータ180、206は、例えば、温風の温度が70℃、風速が5m/secに設定されており、温風の温度や風速は調整可能とされている。
描画部114では、インクジェットヘッド172から吐出されるインク中に熱可塑性樹脂からなる多数の粒子を添加してもよい。インク中に熱可塑性樹脂からなる粒子を添加することで、加熱乾燥工程による樹脂の被膜化が期待でき、膜面品質を確保するために有効である。この場合、熱可塑性樹脂からなる粒子の被膜化温度にもよるが、膜面を100℃〜120℃に加熱することで好ましい効果が得られる。
<適用可能な用紙の範囲>
本実施形態の画像形成装置1は、用紙122として透気度の低い印刷用途の汎用コート紙を用いた場合に、特に好ましい結果を得ることができる。
コート紙に好適に使用可能な支持体としては、例えば、LBKP、NBKP等の化学パルプ;GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CMP、CGP等の機械パルプ;DIP等の古紙パルプなどの木材パルプと、顔料とを主成分とし、バインダー、さらにサイズ剤、定着剤、歩留まり向上剤、カチオン化剤、紙力増強剤等の各種添加剤を1種以上混合し、長網抄紙機、円網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機等の各種装置を使用して製造される原紙、さらに澱粉、ポリビニルアルコール等を用いてなるサイズプレスやアンカーコート層を設けた原紙、あるいはこれらのサイズプレスやアンカーコート層の上にコート層を設けてなるアート紙、コート紙、キャストコート紙等の塗工紙などが挙げられる。
支持体の坪量は、通常、40〜300g/m 2 程度であるが、特に制限されるものではない。本発明で用いられるコート紙は、上記のような支持体上に、コート層を塗設する。コート層は顔料およびバインダーを主成分とする塗被組成物から構成されるものであり、支持体上に少なくとも1層塗設される。
上記顔料としては、白色顔料を好適に使用することができる。このような白色顔料としては、例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイト、水酸化マグネシウム等の無機顔料;スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔料が挙げられる。
上記バインダーとしては、例えば、酸化澱粉、エーテル化澱粉、リン酸エステル化澱粉等の澱粉誘導体;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体;カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、ポリビニルアルコールまたはその誘導体;各種鹸化度のポリビニルアルコール又はそのシラノール変性物、カルボキシル化物、カチオン化物等の各種誘導体;ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体等のアクリル系重合体ラテックス;エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテックス;或はこれら各種重合体のカルボキシ基等の官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテックス;メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性合成樹脂等の水性接着剤;ポリメチルメタクリレート等のアクリル;酸エステル;メタクリル酸エステルの重合体又は共重合体樹脂;ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂等の合成樹脂系接着剤等を挙げることができる。
コート層の顔料とバインダーとの配合割合は、顔料100重量部に対し、バインダーが3〜70重量部、好ましくは5〜50重量部である。顔料100重量部に対するバインダーの配合割合が3重量部未満であると、そのような塗被組成物からなるインク受理層の塗膜強度が不足することがある。一方、この配合割合が70重量部を超えると、高沸点溶媒の吸収が極端に遅くなる。
更に、コート層には、例えば、染料定着剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、螢光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤などの各種添加剤を適宜配合することができる。
インク受理層の塗工量は、要求される光沢、インク吸収性、支持体の種類等により異なるので一概には言えないが、通常は1g/m 2 以上である。また、インク受理層はある一定の塗工量を2度に分けて塗設してもよい。このように2度に分けて塗設すると、同塗工量を1度に塗設する場合に比較して光沢が向上する。
コート層の塗設は、例えば、各種ブレードコータ、ロールコータ、エアーナイフコータ、バーコータ、ロッドブレードコータ、カーテンコータ、ショートドウェルコータ、サイズプレス等の各種装置をオンマシン或いはオフマシンで使用して行なうことができる。また、コート層の塗設後に、たとえばマシンカレンダー、TGカレンダー、ソフトカレンダー等のカレンダー装置を使用してインク受理層の平坦化仕上げを行なってもよい。尚、コート層の層数は、必要に応じて適宜に決定することができる。
コート紙としてはアート紙、上質コート紙、中質コート紙、上質軽量コート紙、中質軽量コート紙、微塗工印刷用紙があり、コート層の塗設量はアート紙で両面40g/m前後、上質コート紙、中質コート紙で両面20g/m前後、上質軽量コート紙、中質軽量コート紙では両面15g/m前後であり、微塗工印刷用紙は両面12g/m以下である。アート紙の例としては特菱アートなどが挙げられ、上質コート紙としてはユーライト、アート紙としては特菱アート(三菱製紙社製)、サテン金藤(王子製紙社製)、等が挙げられ、コート紙としてはOKトップコート(王子製紙社製)、オーロラコート(日本製紙社製)、リサイクルコートT−6(日本製紙社製)が挙げられ、軽量コートとしてはユーライト(日本製紙社製)、ニューVマット(三菱製紙社製)、ニューエイジ(王子製紙社製)、リサイクルマットT−6(日本製紙社製)、ピズム(日本製紙社製)が挙げられる。微塗工印刷用紙としてはオーロラL(日本製紙社製)、キンマリHi−L(北越製紙社製)などが挙げられる。更に、キャストコート紙としてはSA金藤プラス(王子製紙社製)、ハイマッキンレーアート(五條製紙社製)等が挙げられる。
<作用・効果>
図1に示されるように、給紙部110から給紙された用紙122は、回転する給紙胴152及び処理液ドラム154の外周面に沿って搬送される。処理液付与部112では、処理液塗布装置156が、処理液ドラム154の外周面に沿って搬送される用紙122の記録面に処理液(インク凝集処理液)を塗布する。
さらに、処理液が塗布された用紙122は、中間搬送部124を介して描画ドラム170の外周面に沿って搬送される。描画部114では、各色のインクジェットヘッド172M、172K、172C、172が、描画ドラム170によって搬送される用紙122の記録面に液滴(インク)を吐出して用紙122に画像を形成する。その際、処理液付与部112で予め記録面に付与された処理液にインクが接触し、インク中に分散する顔料、樹脂粒子が凝集し、凝集体が形成される。これにより、用紙122上での顔料流れなどが防止され、用紙122の記録面に画像が形成される。
また、記録面に画像が形成された用紙122は、中間搬送部126を介して乾燥ドラム176の外周面に沿って搬送される。中間搬送部126では、用紙122の記録面に温風ヒータ206から温風が吹き付けられることで、インク吐出後に用紙122に含まれる水分を乾燥する(凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を減少させる)。乾燥部116では、IRヒータ178の熱及び温風ヒータ180から噴き出される温風により、インク吐出後に乾燥ドラム176により搬送される用紙122に含まれる水分を乾燥する(凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を減少させる)。
さらに、IRヒータ178の熱及び温風ヒータ180から噴き出される温風により高温とされた用紙122は、中間搬送部128を介して定着ドラム184の外周面に沿って搬送される。定着部118では、定着ドラム184と第1の定着ローラ186及び第2の定着ローラ188に圧接することで用紙122に形成された画像を用紙122に定着する。さらに用紙122はインラインセンサ190の対向部を通過し、通過する用紙122上のチェックパターンや水分量、表面温度、光沢度等が計測される。
また、インラインセンサ190によって計測された用紙122は、渡し胴194及び搬送ベルト196により搬送され、排出トレイ192に排出される。
ここで、画像形成後に乾燥部116で用紙122が乾燥すると(用紙122の水分が減少すると)、液滴の水分が存在する画像部と、液滴の水分が存在しない非画像部との水分量の差により、用紙122にコックリング(波打ち)が発生することが考えられる。
つまり、描画部の水分量は用紙122を雰囲気中(インクジェット記録装置1の外部)に放置しておけば、乾燥強度(用紙122を乾燥させる強さの度合い)が異なっていても所定の値に落ち着くが、非描画部の水分量は乾燥強度の強弱によって異なる値となる。この結果、インクジェット記録装置1の内部での乾燥強度を強くするほど画像部と非画像部との水分量の差が大きくなり、コックリングは悪化することが考えられる。
また、用紙122として、オフセット印刷機等で用いられる汎用コート紙を用いた場合、ブリスター(あるいは火脹れ)と呼ばれる画像面の隆起が生じることが考えられる。これは、汎用コート紙は上質紙に比べて透気度が低く(透気度5000秒〜20000秒)、用紙122に浸透した水分が加熱により気化する際に逃げ場がなく、膜面を隆起させているものと考えられる。
これに対して、本実施形態では、IRヒータ178として、赤外線のピーク波長が1.2μm以下、好ましくは0.7μm〜1.2μm程度の近赤外線が用いられている。これによって、用紙122のIRヒータ178による熱ダメージを低減することができ、用紙122に生じるコックリング(波打ち)やシワを低減することができる(図2参照)。
また、IRヒータ178のピーク波長と、温風ヒータ206及び温風ヒータ180から吹き付ける温風の温度及び風速を調整することで、用紙122におけるインク由来の水分量が4.0g/m以上となる乾燥初期は、用紙122の紙面温度が100℃以下となる条件で加熱する。そして、用紙122におけるインク由来の水分量が4.0g/mを下回った後(乾燥後期)に、用紙122の紙面温度が100℃を超えるように加熱する。これによって、用紙122への熱ダメージを低減することができ、用紙122にコックリングやシワが発生することを低減できる。これと共に、用紙122に浸透した水分が加熱により急激に気化することが抑制され、用紙122にブリスター(あるいは火脹れ)と呼ばれる画像面の隆起が発生することを抑制することができる。
また、インクジェットヘッド172M、172K、172C、172から吐出される液滴(インク)中に熱可塑性樹脂からなる多数の粒子を添加することで、加熱乾燥工程による樹脂の被膜化が期待でき、膜面品質を確保するために有効である。この場合、熱可塑性樹脂からなる粒子の被膜化温度にもよるが、膜面を100℃〜120℃に加熱することで好ましい効果が得られる。
次に、本発明の画像形成装置による乾燥時の水分量、ブリスターの発生状況、コックリングの発生状況を評価するために、下記のような実施例により評価を行った。
<評価用の画像形成装置>
図4には、乾燥時の用紙の水分量、ブリスターの発生状況、コックリングの発生状況を評価するための画像形成装置300が示されている。図4に示されるように、画像形成装置300は、用紙122を上面に保持して搬送するステージ302と、図示しない駆動手段によりステージ302を案内部304Aに沿って移動させる移動装置304と、ステージ302の移動方向における上流側から下流側の順に、用紙122の記録面にインクを吐出するインクジェットヘッド306と、用紙122の温度及び水分量を測定する第1測定部308と、用紙122の記録面に温風を吹き付ける温風ヒータ310と、用紙122中に含まれる水分を乾燥させる複数のIRヒータ312Aを備えた乾燥装置312と、用紙122の記録面に温風を吹き付ける温風ヒータ314と、用紙122の温度及び水分量を測定する第2測定部316と、を備えている。第1測定部308と、温風ヒータ310と、IRヒータ312Aと、温風ヒータ314と、第2測定部316と、が配置された範囲は乾燥部320とされている。
用紙122が保持されたステージ302は、移動装置304により移動し、インクジェットヘッド306により用紙122にインクが吐出された後、乾燥部320を第2測定部316との対向位置まで移動する(第1測定部308と、温風ヒータ310と、IRヒータ312Aと、温風ヒータ314と、第2測定部316の順に移動する)。その後、用紙122が保持されたステージ302は、乾燥部320を第1測定部308まで戻り、さらに乾燥部320を第2測定部316まで移動するという動作を繰り返す。すなわち、インク吐出後に用紙122が乾燥部320を往復移動(往復走査)する構成とされている。本実施形態では、インクジェットヘッド306によるインク吐出後に用紙122が乾燥部320を第2測定部316まで移動すると「1pass]とされ、その後、用紙122が乾燥部320を第1測定部308まで戻ると「2pass]とされる。さらに、用紙122が乾燥部320を第2測定部316まで移動すると「3pass]とされて同様に順次pass数が加算される構成とされている。
<評価用印刷サンプル>
図5に示されるように、評価用の印刷サンプルは、用紙122の矢印に示す紙目方向(抄紙方向)に対して中央部に紙幅全体に画像部としてのインク打滴部123Aを形成し、その両側に非画像部としてのインク非打滴部123Bを設けたものである。用紙122は、用紙サイズが150mm角であり、画像サイズが幅50mm、長さ140mmとされている。
<実験条件>
実験条件は、以下のように設定した。
用紙:コート紙 王子製紙製 OKトップコート+ 104.7gsm
インク:ブラック(実施例記載のもの)
インク打滴:1200×1200dpi 液滴量6pL全面ベタ
(インク打滴量:13.0g/m インク中水分量 10.4g/m
ステージ搬送速度:500mm/sec
IRヒータ:ウシオ電機製 ハロゲンヒータ QIR100V-500/L
:ヘレウス製 カーボンヒータ CRS1000/300G
温風ヒータ:ブロア 風速5m/sec、風温70℃
温度測定:キーエンス FT−020
水分量測定:カールフィッシャー法
プレコート:実施例記載のプレコート液(インク凝集処理液)
プレコート打滴:1200×1200dpi 液滴量2pL 50%打滴 (プレコート付与量 2.2g/m
プレコート付与後に上記搬送速度で2pass走査し、温風ヒータ(ブロア)を用いて乾燥。
<水分量測定方法>
用紙122が含む水分量は、用紙122の測定部分を3cm×3cmサイズで打ち抜き、微量水分測定装置CA−200(株式会社三菱化学アナリテック製)を用いて測定する。測定された水分量[g]を打ち抜き面積で除算し、単位面積当り水分量[g/m]を算出する。ここで、印刷前に用紙122が保持する水分量は別途測定しておき、これを減算することで、インク由来の水分量を表すものとする。
<ブリスター評価方法>
印刷サンプルを目視および光学顕微鏡で観察し、膜面の隆起有無を判断する。ブリスターは、○を膜面の隆起が認められない、×を膜面の隆起が認められる(隆起部頂上部分が破れている状態も含む)、として評価した。
<コックリング評価方法>
図5に示される印刷サンプルの測定箇所330について、印刷後の用紙122のz方向の変位プロファイルを150mmの区間で測定する。測定にはキーエンス製レーザ変位計LK−080を用いた。測定された変位プロファイル値を経路積分し、水平距離を減算することで、コックリングに起因したプロファイル長増加分が計測される。これをコックリング量と呼ぶ。コックリング量は、◎はコックリング量が0.05mm未満、○はコックリング量が0.10mm未満、△はコックリング量が0.20mm未満、×はコックリング量が0.20mm以上として評価した。
<評価条件>
表1に示されるように、IRヒータ312Aの構成を条件1〜条件9に設定して実験を行った。全条件で、IRヒータ312Aの総照射エネルギー量は一定とした。
<評価結果>
条件1〜条件9で実験を行ったときの用紙122の紙面温度Tと、用紙122におけるインク由来の水分量Wの測定結果、及びコックリングとブリスターの評価結果を表2に示す。
表2に示されるように、条件2、5、及びプレコート有の条件5では、用紙122におけるインク由来の水分量が4.0g/m以上となる乾燥初期は、用紙122の紙面温度が100℃以下となる条件で加熱し、用紙122におけるインク由来の水分量が4.0g/mを下回った後(乾燥後期)に、用紙122の紙面温度が100℃を超えるように加熱している。この加熱条件により、用紙122にコックリングやシワが発生することを低減できると共に、ブリスター(あるいは火脹れ)と呼ばれる画像面の隆起が発生することを抑制できる。
条件1、4及びプレコート有の条件4では、用紙122におけるインク由来の水分量が4.0g/m以上となる乾燥初期は、用紙122の紙面温度が100℃より高くなる条件で加熱しており、この加熱条件では、コックリングの発生は低減できるが、用紙122にブリスター(あるいは火脹れ)が発生する。これは、加熱初期の用紙122の紙面温度が高くなることで、用紙122に浸透した水分が加熱により急激に気化して逃げ場がなくなり、ブリスターが発生するものと考えられる。
条件3、6、9及びプレコート有の条件6では、用紙122におけるインク由来の水分量が4.0g/mを下回った後(乾燥後期)でも、用紙122の紙面温度が100℃未満となる条件で加熱している。この加熱条件では、用紙122にコックリングやシワが発生しやすい。これは、用紙122を乾燥するまでに時間がかかり、用紙122のインク打滴部とインク非打滴部とで乾燥状態に差が生じたものと考えられる。
条件7〜9では、赤外線のピーク波長が2.0μmに設定されたIRヒータを用いることで、用紙122への熱ダメージが大きくなり、コックリングやシワが発生しやすい。一方、条件1、2、4、5では、赤外線のピーク波長が1.0μm又は1.2μmに設定されたIRヒータを用いることで、用紙122への熱ダメージが低減され、コックリングやシワの発生を低減できる。
また、プレコート有の条件4〜6に示されるように、インク凝集処理液によるプレコートを行うことで、コックリングに関しては更に好ましい結果が得られる。これは、インク中の顔料が凝集することにより、画像膜面中の水分に毛細管力が働き、用紙122への水分浸透が抑制される効果と考えられる。
<その他>
以上、本発明の実施例について記述したが、本発明は上記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
例えば上記実施形態では水を溶媒として使用する水性インクを用いたインクジェット方式の画像形成装置を例に挙げたが、吐出される液は画像記録・文字印刷用などのインクに限定されず、記録媒体に染み込む溶媒あるいは分散媒を使用している液体であれば種々の吐出液に応用することができる。
1 インクジェット記録装置(画像形成装置)
122 用紙(記録媒体)
172Y、172M、172C、172K インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)
178 IRヒータ(乾燥装置)
180 温風ヒータ(乾燥装置)
300 画像形成装置
306 インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)
310 温風ヒータ(乾燥装置)
312A IRヒータ(乾燥装置)
314 温風ヒータ(乾燥装置)

Claims (6)

  1. 記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出装置と、
    前記記録媒体に吐出された液滴を乾燥する乾燥装置と、を備え、
    前記記録媒体がコート紙であり、
    前記乾燥装置は、
    赤外線のピーク波長が1.2μm以下に設定された赤外線ヒータを含んで構成されており、
    前記記録媒体における液滴由来の水分量が4.0g/m 以上となる乾燥初期は、前記記録媒体の紙面温度が100℃以下となる条件で加熱し、
    前記記録媒体における液滴由来の水分量が4.0g/m を下回った後に、前記記録媒体の紙面温度が100℃を超えるように加熱する構成とされた画像形成装置。
  2. 前記液滴がインクであり、
    前記記録媒体に前記液滴を吐出する前に、インク凝集処理液を前記記録媒体に付与する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記液滴に熱可塑性樹脂からなる多数の粒子が含まれている請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出工程と、
    少なくとも赤外線のピーク波長が1.2μm以下に設定された赤外線ヒータにより、前記記録媒体に吐出された液滴を乾燥すると共に、
    前記記録媒体における液滴由来の水分量が4.0g/m 以上となる乾燥初期は、前記記録媒体の紙面温度が100℃以下となる条件で加熱し、
    前記記録媒体における液滴由来の水分量が4.0g/m を下回った後に、前記記録媒体の紙面温度が100℃を超えるように加熱する加熱工程と、
    を有し、
    前記記録媒体がコート紙である画像形成方法。
  5. 前記液滴がインクであり、
    前記記録媒体に前記液滴を吐出する前に、インク凝集処理液を前記記録媒体に付与する請求項4に記載の画像形成方法。
  6. 前記液滴に熱可塑性樹脂からなる多数の粒子が含まれている請求項4又は請求項5に記載の画像形成方法。
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