JP2015150823A - 記録装置及び押さえ部材と記録部との接触抑制方法 - Google Patents

記録装置及び押さえ部材と記録部との接触抑制方法 Download PDF

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恒之 佐々木
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Abstract

【課題】媒体支持部に支持された被記録媒体を押さえる押さえ部材と記録部とが接触することを抑制する。
【解決手段】被記録媒体Pを支持する媒体支持部3と、被記録媒体Pに記録を実行可能な記録部12と、被記録媒体Pと記録部12とを相対的に往復移動させる移動部11と、記録部12と対向可能な位置に設けられ、媒体支持部3に支持された被記録媒体Pを押さえることが可能な押さえ部材8と、押さえ部材8に関する情報を取得可能な情報取得部10と、前記情報取得部が取得した前記情報を出力する制御部18と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録装置及び押さえ部材と記録部との接触抑制方法に関する。
従来から、被記録媒体にインクを吐出して画像を形成する記録装置が使用されている。このような記録装置のうち、例えば、特許文献1には、媒体支持部に支持された被記録媒体を押さえる押さえ部材を備える記録装置が開示されている。
特開2011−16268号公報
しかしながら、特許文献1で開示されるような、媒体支持部に支持された被記録媒体を押さえる押さえ部材を備える従来の記録装置を使用していると、被記録媒体が斜行して搬送されること等により、押さえ部材が被記録媒体に持ち上げられ、押さえ部材が浮き上がる場合があった。そして、浮き上がった押さえ部材に記録部が接触し、記録部、押さえ部材及び被記録媒体のうちの少なくとも1つにダメージを与える虞があった。
そこで、本発明の目的は、媒体支持部に支持された被記録媒体を押さえる押さえ部材と及び被記録媒体のうち少なくとも1つと、記録部とが接触することを抑制することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の記録装置は、被記録媒体を支持する媒体支持部と、前記被記録媒体に記録を実行可能な記録部と、前記被記録媒体と前記記録部とを相対的に往復移動させる移動部と、前記記録部と対向可能な位置に設けられ、前記媒体支持部に支持された前記被記録媒体を押さえることが可能な押さえ部材と、前記押さえ部材に関する情報を取得する情報取得部と、前記情報を出力する制御部と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は前記押さえ部材に関する情報を出力する。すなわち、このような構成により、前記情報を、例えば前記記録装置に設けられたパネルや外部モニター等の報知手段に出力して報知させることができる。このため、ユーザーは、前記押さえ部材と前記記録部とが接触しやすい条件である場合等に、前記押さえ部材と前記記録部とが接触しないように、前記記録部と対向可能な位置から前記押さえ部材を移動させることが可能になる。したがって、前記押さえ部材と前記記録部とが接触することを抑制することができる。
本発明の第2の態様の記録装置は、前記第1の態様において、前記制御部から出力された前記情報を報知する報知部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記情報が前記制御部から入力されて該情報を報知する報知部を備える。このため、報知手段としての外部装置を接続することなく、前記情報をユーザーに報知させることができる。
本発明の第3の態様の記録装置は、前記第1又は第2の態様において、前記情報取得部は、前記押さえ部材を検出可能な検出部を有し、前記制御部は、前記検出部が前記押さえ部材を検出したときに該押さえ部材有りを前記情報として出力することを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、前記検出部が前記押さえ部材を検出したときに該押さえ部材有りを前記情報として出力する。このため、ユーザーは、例えば、前記押さえ部材と前記記録部とが接触しやすい条件である場合に、前記押さえ部材と前記記録部とが接触しないように、前記記録部と対向可能な位置から前記押さえ部材を移動させることが可能になる。
本発明の第4の態様の記録装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記媒体支持部と前記記録部との間隔を調整可能であり、前記制御部は、前記間隔が所定値以下の場合、前記押さえ部材が使用不可であることを、前記情報として出力することを特徴とする。
前記間隔が小さい場合、前記押さえ部材が前記被記録媒体に持ち上げられ、押さえ部材が浮き上がっただけでも前記押さえ部材と前記記録部とが接触する虞がある。本態様によれば、前記制御部は、前記間隔が所定値以下の場合、前記押さえ部材が使用不可であることを、前記情報として出力する。このため、前記制御部は、前記押さえ部材と前記記録部とが接触しやすい条件である前記間隔が所定値以下の場合に、前記押さえ部材が使用不可であることを前記情報として例えば報知手段に出力して報知させることで、前記押さえ部材と前記記録部とが接触することを抑制することができる。
本発明の第5の態様の記録装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記情報取得部として温度計及び湿度計の少なくとも一方を備え、前記制御部は、前記温度計で計測された温度及び前記湿度計で計測された湿度の少なくとも一方が所定範囲以外の場合、前記押さえ部材が使用不可であることを、前記情報として出力することを特徴とする。
例えば、高温多湿環境下においては、前記被記録媒体はコックリングし易く、前記押さえ部材が前記被記録媒体に持ち上げられ易い。また、低温環境下においても前記被記録媒体がコックリングし易い場合がある。本態様によれば、前記制御部は、前記温度及び前記湿度少なくとも一方が所定範囲以外の場合、前記押さえ部材が使用不可であることを、前記情報として出力する。このため、前記押さえ部材と前記記録部とが接触しやすい条件である温度及び湿度の場合に、前記押さえ部材が使用不可であることを前記情報として例えば報知手段に出力して報知させることで、前記押さえ部材と前記記録部とが接触することを効果的に抑制することができる。
本発明の第6の態様の記録装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記媒体支持部に支持された前記被記録媒体を加熱する加熱部を備え、前記制御部は、前記加熱部による前記被記録媒体の加熱温度が所定値以上の場合、前記押さえ部材が使用不可であることを、前記情報として出力することを特徴とする。
前記加熱部による前記被記録媒体の加熱温度が高い場合、前記被記録媒体はコックリングし易くなり、前記押さえ部材が前記被記録媒体に持ち上げられ易くなる。本態様によれば、前記制御部は、前記加熱部による前記被記録媒体の加熱温度が所定値以上の場合、前記押さえ部材が使用不可であることを、前記情報として出力する。このため、前記押さえ部材と前記記録部とが接触しやすい条件である前記加熱温度が高い場合に、前記押さえ部材が使用不可であることを前記情報として例えば報知手段に出力して報知させることで、前記押さえ部材と前記記録部とが接触することを効果的に抑制することができる。
本発明の第7の態様の記録装置は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記制御部は、記録を実行する前に前記情報取得部による前記情報の取得を行わせることを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、記録を実行する前に前記情報取得部による情報取得を行わせる。前記記録部と対向可能な位置に前記押さえ部材が無い場合は、前記記録部と対向可能な位置から前記押さえ部材を移動させる必要がなく、前記押さえ部材が使用不可であることをユーザーに報知する必要はない。このため、本態様によれば、このような場合に無駄に前記押さえ部材が使用不可であることをユーザーに報知することを省略することができる。
本発明の第8の態様の記録装置は、前記第7の態様において、前記情報取得部は、前記押さえ部材を検出可能な検出部を有し、前記移動部は、前記記録部と前記検出部とを保持するキャリッジを有し、前記押さえ部材を検出する際の前記媒体支持部と前記記録部との間隔が、記録を実行する際の前記媒体支持部と前記記録部との間隔よりも大きいことを特徴とする。
本態様によれば、前記押さえ部材を検出する際の前記媒体支持部と前記記録部との間隔が、記録を実行する際の前記媒体支持部と前記記録部との間隔よりも大きい。このため、記録を実行する前に行われる前記検出部による前記押さえ部材の検出を、前記押さえ部材と前記記録部とが接触しにくい条件で行い、記録を実行する際、必要に応じて前記記録部と対向可能な位置から前記押さえ部材を移動させることが可能になる。したがって、前記押さえ部材と前記記録部とが接触することを効果的に抑制することができる。
本発明の第9の態様の記録装置は、前記第1から第8のいずれか1つの態様において、前記媒体支持部と前記記録部との間隔を調整可能であり、前記媒体支持部に支持された前記被記録媒体を加熱する加熱部を備え、前記制御部は、前記間隔が所定値以下の場合、前記加熱部による前記被記録媒体の加熱温度が所定値以下になるよう前記加熱部を制御することを特徴とする。
前記間隔が小さい場合、前記押さえ部材と前記記録部とが接触し易くなる。一方、前記加熱部による前記被記録媒体の加熱温度が低い場合、前記被記録媒体はコックリングし難くなり、前記押さえ部材が前記被記録媒体に持ち上げられ難くなり、前記押さえ部材と前記記録部とが接触し難くなる。本態様によれば、前記制御部は、前記間隔が所定値以下の場合、前記加熱部による前記被記録媒体の加熱温度が所定値以下になるよう前記加熱部を制御する。このため、前記間隔を所定値以下とした場合においても、前記加熱温度を所定値以下とすることで、前記押さえ部材と前記記録部とが接触することを抑制可能である。
本発明の第10の態様の記録装置は、前記第1から第9のいずれか1つの態様において、前記被記録媒体を移動させる搬送部を備え、前記情報取得部は、前記押さえ部材を検出可能な検出部を有し、前記検出部は、前記被記録媒体の移動が停止している状態において前記押さえ部材を検出することを特徴とする。
前記被記録媒体が移動している状態においては前記押さえ部材が前記被記録媒体に持ち上げられ易いが、本態様によれば、前記検出部は、前記被記録媒体の移動が停止している状態において前記押さえ部材を検出する。このため、前記押さえ部材と前記記録部とが接触することを効果的に抑制することができる。
本発明の第11の態様の記録装置は、前記第1から第10のいずれか1つの態様において、前記情報取得部は、前記押さえ部材を検出可能な検出部を有し、前記押さえ部材を移動させる押さえ部材移動部を備え、前記押さえ部材を前記検出部が検出した場合に、前記押さえ部材移動部は、前記押さえ部材を前記記録部と対向可能な位置から退避させることを特徴とする。
本態様によれば、前記押さえ部材移動部を備え、前記押さえ部材を前記検出部が検出した場合に、前記押さえ部材移動部は、前記押さえ部材を前記記録部と対向可能な位置から退避させる。このため、前記押さえ部材を退避させることをユーザーに手動で行わせることなく、自動で行うことができる。
また、本態様によれば、前記制御部は、前記記録部と対向可能な位置から前記押さえ部材が退避したことを、前記情報として出力する。このため、自動で前記押さえ部材が前記記録部と対向可能な位置から移動したことをユーザーは認識可能になる。
本発明の第12の態様の押さえ部材と記録部との接触抑制方法は、被記録媒体を支持する媒体支持部と、前記被記録媒体に記録を実行可能な記録部と、前記被記録媒体と前記記録部とを相対的に往復移動させる移動部と、前記記録部と対向可能な位置に設けられ、前記媒体支持部に支持された前記被記録媒体を押さえることが可能な押さえ部材と、前記押さえ部材に関する情報を取得する情報取得部と、を備える記録装置における押さえ部材と記録部との接触抑制方法であって、前記押さえ部材に関する情報を報知することを特徴とする。
本態様によれば、前記押さえ部材に関する情報を報知する。このため、ユーザーは、前記押さえ部材が有り前記押さえ部材と前記記録部とが接触しやすい条件である場合等に、前記押さえ部材と前記記録部とが接触しないように、前記記録部と対向可能な位置から前記押さえ部材を移動させることが可能になる。したがって、前記押さえ部材と前記記録部とが接触することを抑制することができる。
本発明の一実施例に係る記録装置を表す概略側面図。 本発明の一実施例に係る記録装置を表す概略平面図。 本発明の一実施例に係る記録装置の要部を表す概略斜視図。 本発明の一実施例に係る記録装置の押さえ部材を表す概略平面図。 本発明の一実施例に係る記録装置のブロック図。 本発明の一実施例に係る押さえ部材と記録部との接触抑制方法のフローチャート。
以下に、本発明の一実施例に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
[記録装置の実施例](図1〜図5)
最初に、本実施例の記録装置1における概要について説明する。
図1は本発明の一実施例に係る記録装置1を表す概略側面図である。
図1で表されるように、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pのセット部14から、被記録媒体Pの支持部であるプラテン2、プラテン3及びプラテン4を介して、被記録媒体Pの巻取部15まで、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する。すなわち、セット部14から巻取部15までが記録装置1における被記録媒体Pの搬送経路であり、プラテン2、プラテン3及びプラテン4は該搬送経路に設けられた被記録媒体Pの支持部である。なお、セット部14は回転方向Cに回転して被記録媒体Pを送出し、巻取部15は回転方向Cに回転して被記録媒体Pを巻き取る。
なお、本実施例の記録装置1は、ロール状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成であるが、このような構成に限定されず、単票状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成であってもよい。単票状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成である場合、被記録媒体Pのセット部14として、例えば、所謂、給紙(給送)トレイ及び給紙(給送)カセットなどと呼ばれるものを使用してもよい。また、被記録媒体Pの回収部として、巻取部15以外の回収部として、例えば、所謂、排出用受部、排紙(排出)トレイ及び排紙(排出)カセットなどと呼ばれるものを使用してもよい。
なお、本実施例では記録面が外側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用しているので、被記録媒体Pをセット部14から送出する際、セット部14の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面が内側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用する場合は、セット部14の回転軸は回転方向Cとは逆の方向に回転して被記録媒体Pを送出することが可能である。
そして、同様に、本実施例の巻取部15は被記録媒体Pの記録面が外側になるように巻き取るので、巻取部15の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面が内側になるように巻き取る場合は、巻取部15の回転軸は回転方向Cとは逆の方向に回転して被記録媒体Pを巻き取ることが可能である。
本実施例の記録装置1のプラテン2にはヒーター6が設けられている。ヒーター6は、記録部としての記録ヘッド12により記録を実行する前に被記録媒体Pを加熱(所謂プレヒート)するために設けられている。
なお、本実施例の記録装置1は、ヒーター6を用いて、被記録媒体Pの第1面17(記録面とは反対側の面)側から被記録媒体Pをプレヒートする構成となっている。しかしながら、例えば、被記録媒体Pの第2面16(記録面)側から赤外線を照射して被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを用いて、第2面16側から被記録媒体Pをプレヒートする構成としてもよい。
また、本実施例の記録装置1は、プラテン2とプラテン3の間に方向Bの回転軸を有し、被記録媒体Pの第1面17に送り力を付与する駆動ローラー5が設けられ、駆動ローラー5と対向する位置(上部)には方向Bの回転軸を有する従動ローラー7が設けられている。そして、ローラー対を構成する駆動ローラー5と従動ローラー7とで被記録媒体Pを挟持することができる。このような構成により、駆動ローラー5と従動ローラー7とで搬送部9を構成している。ここで、従動ローラーとは、被記録媒体Pの搬送に伴って回転するローラーを意味する。
また、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cに回転し、従動ローラー7は回転方向Cとは逆の方向に回転する。
なお、本実施例の記録装置1は、記録部に対して被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する構成であるが、被記録媒体Pに対して記録部のみを移動する構成や、被記録媒体Pと記録部とを共に移動させる構成としてもよい。
また、本実施例の記録装置1は、プラテン3と対向する位置に記録部としての記録ヘッド12が備えられている。記録装置1は、キャリッジ11を介して搬送方向Aと交差する方向Bに記録ヘッド12を往復移動させながら、記録ヘッド12のインク吐出面Fから被記録媒体Pにインクを吐出させて画像を形成する。キャリッジ11は、被記録媒体Pと記録ヘッド12とを相対的に往復移動させる移動部を構成している。
また、詳細は後述するが、キャリッジ11には、プラテン3に支持された被記録媒体Pを押さえる押さえ部材8と、被記録媒体Pと、を検出可能なセンサー10が設けられている。
本実施例の記録装置1は、記録ヘッド12に対して被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する構成であるとともに、プラテン3に支持された被記録媒体Pに対して記録ヘッド12を方向Bに往復移動させる構成である。このため、上記のように、記録ヘッド12を方向Bに往復移動させるキャリッジ11は、本実施例の記録装置1の移動部を構成している。
また、搬送方向Aにおいて記録ヘッド12の下流側には、記録ヘッド12から被記録媒体Pに吐出されたインクを乾燥させるために、記録ヘッド12による記録領域に向けて電磁波を照射可能な加熱部としてのヒーター32が設けられている。
なお、本実施例のヒーター32はプラテン3と対向する位置に設けられ、被記録媒体Pの第2面16を35℃から50℃に加熱可能な赤外線ヒーターであるが、このようなヒーターに限定されず、プラテン3側(第1面17側)から被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを用いてもよい。ここで、好ましい赤外線の波長は0.76〜1000μmである。一般的に、赤外線は波長によってさらに、近赤外線、中赤外線、遠赤外線に区分され、区分の定義は様々であるが、おおよそ波長域は、0.78〜2.5μm、2.5〜4.0μm、4.0〜1000μmとなる。なかでも中赤外線を用いることが好ましい。
ヒーター32の被記録媒体Pの搬送方向Aにおける下流側には、記録ヘッド12から被記録媒体Pに吐出されたインクを乾燥させるために、電磁波を照射可能なヒーター33を備えている。ヒーター33は、本実施例の記録装置1で用いられるインクを乾燥させるため、被記録媒体Pの表面を60℃から120℃に加熱可能な赤外線ヒーターであるが、このような乾燥装置に限定されない。例えば、乾燥装置として、赤外線ヒーター等の加熱装置のほか、ファン等の送風装置等を使用することもできる。
また、本実施例の記録装置1の外装部34には、本実施例の記録装置1の制御部18(図5参照)に対してユーザーが指示を入力可能であり、制御部18から出力される記録装置1におけるエラー情報等をユーザーに対して報知可能なタッチパネル35が設けられている。すなわち、タッチパネル35は、本実施例の記録装置1の制御部18に対して指示を入力するための入力部と、制御部18から出力される記録装置1における様々な情報をユーザーに対して報知する報知部と、の役割を兼ねている。
なお、本実施例の記録装置1は、図1で表されるように、搬送部9が搬送方向Aにおいて記録ヘッド12の上流側に設けられている。しかしながら、搬送部9が搬送方向Aにおいて記録ヘッド12を挟んで両側に設けられてもよい。搬送部9が記録ヘッド12を挟んで両側に設けられる構成では、記録ヘッド12を挟んだ両側において被記録媒体Pを挟持できるので、被記録媒体Pの浮き上がりやそれに起因するジャムなどの搬送不良を効果的に抑制できる。
なお、記録装置1の構成部材として、従来の記録装置に設けられる構成部材をさらに備えていてもよい。
次に、本実施例の記録装置1における押さえ部材8について説明する。
図2は本実施例の記録装置1を表す概略平面図であり、図3は本実施例の記録装置1の要部を表す概略斜視図であり、図4は本実施例の記録装置1の押さえ部材8を表す概略平面図である。
図2で表されるように、押さえ部材8は、プラテン3上の記録ヘッド2と対向可能な位置であって、被記録媒体Pの方向Bの両端部分において被記録媒体Pを押さえることが可能な位置に設けられている。被記録媒体Pの方向Bの両端部分において被記録媒体Pを押さえることで被記録媒体Pの浮き上がり及び方向Bへの位置ズレ等の虞が低減され、押さえ部材8を用いない場合に比べて搬送精度を高くすることができる。
また、記録ヘッド2と対向可能な位置に押さえ部材8が設けられるため、記録ヘッド2と対向可能な領域における被記録媒体の浮きや盛り上がりを抑制できる。
なお、別の表現をすると、押さえ部材8は、プラテン3に支持された被記録媒体Pを、被記録媒体Pと記録ヘッド12との往復移動経路において、押さえることが可能である。
本実施例の記録装置1は、記録ヘッド12のノズル面Fからプラテン3までの間隔であるプラテンギャップ(PG)を変えて記録することが可能である。詳細には、被記録媒体の種類に応じて、PGを1.5mm、2.0mm、2.5mmと設定して記録可能である。
なお、本実施例の記録装置1は、外部接続されるPC29(図5参照)及びタッチパネル35を用いて被記録媒体の種類を入力可能であり、制御部18の制御により、入力された被記録媒体の種類に基づいて自動でPGが設定される構成になっている。
また、図3で表されるように、プラテン3には方向Bに延びる溝40が構成されており、本実施例の押さえ部材8には規制部41及び42が構成されている。そして、プラテン3の搬送方向Aにおける下流側端部39と規制部41とが接触し、溝40の内壁と規制部42とが接触するように、プラテン3に対して押さえ部材8を載せることで、プラテン3に対して押さえ部材8をセットすることができる。このようにセットすることで、押さえ部材8は、プラテン3に対して、搬送方向Aと沿う方向に規制されつつ方向Bに移動可能になる。
本実施例の押さえ部材8は、このような構成により、プラテン3に対して取り外し可能な構成になっているが、このような構成に限定されない。例えば、押さえ部材8がプラテン3に対して取り外しできない構成であったとしても、押さえ部材8をプラテン3から離れた場所などに移動可能な構成としてもよい。
また、キャリッジ11は方向Bに往復可能である。図4で表されるように、押さえ部材8には、センサー10と対向可能な位置に、所定の色で色分けされた領域43及び44(識別パターン)が設けられている。なお、本実施例では領域43は黒色であり領域44は白色である。
このような構成により、本実施例の記録装置1は、キャリッジ11を方向Bに移動させることに伴って、センサー10により領域43及び44(識別パターン)を検知したか否かによって、押さえ部材8の有無を検出することができる。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図5は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部18には、記録装置1の全体の制御を司るCPU19が設けられている。CPU19は、システムバス20を介して、CPU19が実行する各種制御プログラムやメンテナンスシーケンス等を格納したROM21と、データを一時的に格納可能なRAM22と、接続されている。
また、CPU19は、システムバス20を介して、記録ヘッド12を駆動するためのヘッド駆動部23と接続されている。
また、CPU19は、システムバス20を介して、キャリッジ11を移動させるためのキャリッジモーター25、セット部14の駆動源である送出モーター26、駆動ローラー5の駆動源である搬送モーター27、巻取部15の駆動源である巻取モーター28、を駆動させるためのモーター駆動部24と接続されている。
さらに、CPU19は、システムバス20を介して、ヒーター6、32及び33を駆動するためのヒーター駆動部13と接続されている。
また、本実施例の記録装置1は、温度計36及び湿度計37を備え、環境温度及び環境湿度を計測可能な構成となっている。
そして、CPU19は、システムバス20を介して、温度計36、湿度計37、センサー10、タッチパネル35、記録データ等を記録装置1に入力する外部装置でありモニターを備えるPC29、と接続される入出力部31と接続されている。
上記のように、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pを支持するプラテン3と、被記録媒体Pに記録を実行可能な記録ヘッド12と、を備えている。また、被記録媒体Pと記録ヘッド12とを相対的に方向Bに往復移動させる移動部としてのキャリッジ11を備えている。また、記録ヘッド12と対向可能な位置に設けられ、プラテン3に支持された被記録媒体Pを押さえることが可能な押さえ部材8と、押さえ部材8に関する情報を取得する情報取得部としてのセンサー10とを備えている。
そして、制御部18は、押さえ部材に関する情報をタッチパネル35及びPC29に出力することが可能な構成になっている。
ここで、「押さえ部材に関する情報」とは、領域43及び44(識別パターン)を検出したか否か、すなわち押さえ部材8がプラテン3上に存在しているか否かという押さえ部材の有無に関する情報と、押さえ部材の使用を可能とするか否かに関する情報も含む意味で本願明細書では使われている。
このような構成により、押さえ部材に関する情報をタッチパネル35及びPC29に出力して報知させることができる。このため、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触しやすい条件である場合に、ユーザーはタッチパネル35やPC29に出力された情報に基づき、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触しないように、記録ヘッド12と対向可能な領域から押さえ部材8を移動させる(取り外す)ことができる。したがって、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触することを抑制している。
また、上記のように、本実施例の記録装置1は、制御部18から出力された情報を報知するタッチパネル35を備えている。
このため、PC29等の外部装置を接続することなく、押さえ部材に関する情報をユーザーに報知させることができる。
また、本実施例の制御部18は、押さえ部材8を検出する検出部としてのセンサー10が押さえ部材8を検出したときに該押さえ部材8有りを情報として出力することができる。
このため、ユーザーは、例えば押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触しやすい条件である場合に、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触しないように、記録ヘッド12と対向可能な領域から押さえ部材8を移動させる(取り外す)ことができる。
また、上記のように、本実施例の記録装置1は、PGを1.5mm、2.0mm、2.5mmと3段階で調整可能である。
そして、制御部18は、PGが所定値以下の場合、即ち1.5mmに調整される場合、押さえ部材8が使用不可であることを、押さえ部材に関する情報としてタッチパネル35及びPC29に出力することが可能な構成になっている。
PGが小さい場合、押さえ部材8が被記録媒体Pに持ち上げられ、押さえ部材8が浮き上がっただけでも押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触する虞がある。
本実施例の制御部18は、PGが1.5mmに調整される場合、押さえ部材8が使用不可であることを、情報としてタッチパネル35及びPC29に出力する。このため、制御部18は押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触しやすい条件であるPGが1.5mmに調整される場合に、押さえ部材8が使用不可であることをタッチパネル35及びPC29に報知させることができる。したがって、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触することを抑制することができる。
なお、本実施例は、PGを1.5mm、2.0mm、2.5mmと3段階で調整可能な構成としたが、2段階以下や4段階以上調整可能であってもよい。また、PGが所定値以下の場合としてPGが1.5mmである場合としたが、異なる値であってもよい。
また、上記のように、本実施例の記録装置1は、情報取得部としての温度計36及び湿度計37を備えている。
そして、制御部18は、温度計36で計測された温度及び湿度計37で計測された湿度の少なくとも一方が所定範囲以外の場合、押さえ部材8が使用不可であることを、押さえ部材に関する情報としてタッチパネル35及びPC29に出力することが可能な構成になっている。
例えば、高温多湿環境下においては、被記録媒体Pはコックリングし易く、押さえ部材8が被記録媒体Pに持ち上げられ易い。また、低温環境下においても被記録媒体Pがコックリングし易い場合がある。
本実施例の制御部18は、温度及び湿度少なくとも一方が所定範囲以外の場合、押さえ部材8が使用不可であることを、情報としてタッチパネル35及びPC29に出力する。このため、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触しやすい条件である温度及び湿度の場合に、押さえ部材8が使用不可であることを前記情報としてタッチパネル35及びPC29に報知させ、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触することを効果的に抑制している。
なお、本実施例の記録装置1は、温度計36及び湿度計37の両方を備えているが、いずれか一方を備える構成でもよい。
また、上記のように、本実施例の記録装置1は、プラテン3に支持された被記録媒体Pを加熱するヒーター32を備えている。
そして、制御部18は、ヒーター32による被記録媒体Pの加熱温度が所定値以上の場合、押さえ部材8が使用不可であることを、情報としてタッチパネル35及びPC29に出力することが可能な構成になっている。
ヒーター32による被記録媒体Pの加熱温度が高い場合、被記録媒体Pはコックリングし易くなり、押さえ部材8が被記録媒体Pに持ち上げられ易くなる。
本実施例の制御部18は、ヒーター32による被記録媒体Pの加熱温度が所定値以上の場合、押さえ部材8が使用不可であることを、情報としてタッチパネル35及びPC29に出力する。このため、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触しやすい条件である前記加熱温度が高い場合に、押さえ部材8が使用不可であることを前記情報としてタッチパネル35及びPC29に報知させ、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触することを効果的に抑制している。
また、本実施例の制御部18は、記録を実行する前にセンサー10に押さえ部材8の検出を行わせるように制御し、押さえ部材8が有ることをセンサー10が検出した場合に、押さえ部材8が使用不可であることを、情報としてタッチパネル35及びPC29に出力することが可能な構成になっている。
記録ヘッドと対向可能な領域に押さえ部材8が無い場合は、押さえ部材8を移動させる必要がなく、押さえ部材8を使用できないことをユーザーに報知する必要はない。
このため、本実施例の記録装置1は、このような場合に、無駄に、押さえ部材8を使用できないことをユーザーに報知することを省略することができる。
また、上記のように、本実施例の移動部を構成するキャリッジ11は、記録ヘッド12とセンサー10とを保持している。
そして、本実施例の記録装置1は、本実施例の移動部を構成する不図示のキャリッジ移動機構により、センサー10に押さえ部材8の検出を行わせる際のPGが、記録を実行する際のPGよりも大きくなるようにキャリッジ11を移動させる。
このため、記録を実行する前に行われるセンサー10による押さえ部材8の検出を、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触しにくい条件で行い、記録を実行する際、必要に応じて押さえ部材8を移動させることが可能になる。したがって、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触することを効果的に抑制している。
また、上記のように、本実施例の記録装置1は、PGを調整可能であり、プラテン3に支持された被記録媒体Pを加熱するヒーター32を備えている。
そして、制御部18は、PGが所定値以下の場合、例えば、2.0mmに調整される場合、ヒーター32による被記録媒体Pの加熱温度が所定値以下になるようヒーター32を制御することが可能な構成になっている。
上記のように、PGが小さい場合、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触し易くなる。一方、ヒーター32による被記録媒体Pの加熱温度が低い場合、被記録媒体Pはコックリングし難くなり、押さえ部材8が被記録媒体Pに持ち上げられ難くなり、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触し難くなる。
本実施例の制御部18は、PGが2.0mmに調整される場合、ヒーター32による被記録媒体Pの加熱温度が所定値以下(例えば40℃以下)になるようヒーター32を制御する。このため、PGが2.0mmに調整される場合においても、加熱温度を所定値以下とすることで、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触することを抑制している。
また、本実施例の記録装置1では、センサー10は、被記録媒体Pの移動が停止している状態において押さえ部材8を検出する。
被記録媒体Pの移動している状態においては押さえ部材8が被記録媒体Pに持ち上げられ易い。しかしながら、本実施例の記録装置1では、センサー10は、被記録媒体Pの移動が停止している状態において押さえ部材8を検出するので、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触することを効果的に抑制している。
本実施例の記録装置1は、押さえ部材8をユーザーが手動で取り外すことにより、前記往復移動経路から押さえ部材8を移動させることが可能な構成である。
しかしながら、押さえ部材8を自動的に移動させる押さえ部材移動部を備える構成とし、押さえ部材8が有ることをセンサー10が検出した場合に、押さえ部材移動部は、押さえ部材8を記録ヘッド12と対向可能な領域から移動(退避)させ、制御部18は、押さえ部材8が移動したことを、情報として出力する構成としてもよい。
押さえ部材移動部を備えることで、押さえ部材8を移動させることをユーザーに手動で行わせることなく、自動で行うことができる。
また、制御部18が押さえ部材8が移動したことを情報として出力することで、自動で押さえ部材8が移動したことをユーザーは認識可能になる。
[押さえ部材と記録部との接触抑制方法の実施例](図6)
次に、上記実施例の記録装置1を用いた押さえ部材と記録部との接触抑制方法の実施例について説明する。
図6は、本実施例の押さえ部材と記録部との接触抑制方法のフローチャートである。
PC29から記録データを入力し、本実施例の押さえ部材と記録部との接触抑制方法が開始されると、最初に、ステップS110で、制御部18は、被記録媒体Pの種類からPGを1.5mm、2.0mm、2.5mmの何れかに設定する。設定されたPGが1.5mmの場合はステップS120に進み、設定されたPGが1.5mmでない場合はステップS140に進む。
ステップS120では、センサー10により押さえ部材8が有るか無いかを検出する。そして、センサー10の検出結果から押さえ部材8が有ると制御部18で判断された場合はステップS130に進み、押さえ部材8が無いと制御部18で判断された場合はステップS140に進む。
ステップS130では、制御部18の制御により押さえ部材8に関する情報を、タッチパネル35及びPC29によって報知する。具体的には、記録ヘッド12と対向可能な領域(往復移動経路)に押さえ部材8が有ること、また、押さえ部材8を使用できないことを報知する。そして、その後ステップS120に戻り、押さえ部材8がユーザーにより移動されるまでステップS120とステップS130とを繰り返す。
ステップS140では、PC29から入力した記録データに基づいて記録動作を実行する。そして、ステップS150によるPC29から入力した記録データに基づく記録が終了することに伴い、本実施例の押さえ部材と記録部との接触抑制方法を終了する。
このように、本実施例の押さえ部材と記録部との接触抑制方法は、押さえ部材8に関する情報を報知する。このため、ユーザーは、例えば押さえ部材8が有り押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触しやすい条件である場合等に、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触しないように、押さえ部材8を移動させることが可能になる。したがって、押さえ部材8と記録ヘッド12とが接触することを抑制することができる。
なお、本実施例においては、押さえ部材8に設けられた領域43及び44(識別パターン)をセンサー10で読み取ることにより押さえ部材8を検出していたが、プラテン3に領域43及び44(識別パターン)が設けられ、この領域43及び44(識別パターン)を押さえ部材8が遮ったか否かをセンサーで読み取ることによって押さえ部材8を検出してもよい。
1 記録装置、2 プラテン、3 プラテン、4 プラテン、
5 駆動ローラー(移動部)、6 ヒーター(加熱部)、7 従動ローラー、
8 押さえ部材、9 搬送部、10 センサー(情報取得部)、
11 キャリッジ(移動部)、12 記録ヘッド、13 ヒーター駆動部、
14 セット部、15 巻取部、16 被記録媒体Pの第2面、
17 被記録媒体Pの第1面、18 制御部、19 CPU、20 システムバス、
21 ROM、22 RAM、23 ヘッド駆動部、24 モーター駆動部、
25 キャリッジモーター、26 送出モーター、27 搬送モーター、
28 巻取モーター、29 PC、31 入出力部、32 ヒーター(加熱部)、
33 ヒーター、34 外装部、35 タッチパネル、36 温度計(情報取得部)、
37 湿度計(情報取得部)、39 プラテン3の搬送方向Aにおける下流側端部、
40 溝、41 規制部、42 規制部、43 所定の色で色分けされた領域、
44 所定の色で色分けされた領域、F インク吐出面、P 被記録媒体

Claims (12)

  1. 被記録媒体を支持する媒体支持部と、
    前記被記録媒体に記録を実行可能な記録部と、
    前記被記録媒体と前記記録部とを相対的に往復移動させる移動部と、
    前記記録部と対向可能な位置に設けられ、前記媒体支持部に支持された前記被記録媒体を押さえることが可能な押さえ部材と、
    前記押さえ部材に関する情報を取得可能な情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した前記情報を出力する制御部と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記制御部から出力された前記情報を報知する報知部を備えることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1又は2に記載の記録装置において、
    前記情報取得部は、前記押さえ部材を検出可能な検出部を有し、
    前記制御部は、前記検出部が前記押さえ部材を検出したときに該押さえ部材有りを前記情報として出力することを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記媒体支持部と前記記録部との間隔を調整可能であり、
    前記制御部は、前記間隔が所定値以下の場合、前記押さえ部材が使用不可であることを、前記情報として出力することを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記情報取得部として温度計及び湿度計の少なくとも一方を備え、
    前記制御部は、前記温度計で計測された温度及び前記湿度計で計測された湿度の少なくとも一方が所定範囲以外の場合、前記押さえ部材が使用不可であることを、前記情報として出力することを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記媒体支持部に支持された前記被記録媒体を加熱する加熱部を備え、
    前記制御部は、前記加熱部による前記被記録媒体の加熱温度が所定値以上の場合、前記押さえ部材が使用不可であることを、前記情報として出力することを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記制御部は、記録を実行する前に前記情報取得部による前記情報の取得を行わせることを特徴とする記録装置。
  8. 請求項7に記載の記録装置において、
    前記情報取得部は、前記押さえ部材を検出可能な検出部を有し、
    前記移動部は、前記記録部と前記検出部とを保持するキャリッジを有し、
    前記押さえ部材を検出する際の前記媒体支持部と前記記録部との間隔が、記録を実行する際の前記媒体支持部と前記記録部との間隔よりも大きいことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記媒体支持部と前記記録部との間隔を調整可能であり、
    前記媒体支持部に支持された前記被記録媒体を加熱する加熱部を備え、
    前記制御部は、前記間隔が所定値以下の場合、前記加熱部による前記被記録媒体の加熱温度が所定値以下になるよう前記加熱部を制御することを特徴とする記録装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記被記録媒体を移動させる搬送部を備え、
    前記情報取得部は、前記押さえ部材を検出可能な検出部を有し、
    前記検出部は、前記被記録媒体の移動が停止している状態において前記押さえ部材を検出することを特徴とする記録装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記情報取得部は、前記押さえ部材を検出可能な検出部を有し、
    前記押さえ部材を移動させる押さえ部材移動部を備え、
    前記押さえ部材を前記検出部が検出した場合に、
    前記押さえ部材移動部は、前記押さえ部材を前記記録部と対向可能な位置から退避させることを特徴とする記録装置。
  12. 被記録媒体を支持する媒体支持部と、前記被記録媒体に記録を実行可能な記録部と、前記被記録媒体と前記記録部とを相対的に往復移動させる移動部と、前記記録部と対向可能な位置に設けられ、前記媒体支持部に支持された前記被記録媒体を押さえることが可能な押さえ部材と、前記押さえ部材に関する情報を取得する情報取得部と、を備える記録装置における押さえ部材と記録部との接触抑制方法であって、
    前記押さえ部材に関する情報を報知することを特徴とする押さえ部材と記録部との接触抑制方法。
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