JP6315245B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録装置に関する。
従来から、被記録媒体に画像を形成する記録装置が使用されている。このうち、記録装置の異常を記録装置内で発生する音により検出する記録装置が開示されている。
例えば、特許文献1から3には、記録装置の異常を記録装置内で発生する音により検出する記録装置が開示されている。
特開2008−304872号公報 特開2006−201316号公報 特開2007−79263号公報
ガイド軸を摺動して往復移動する移動部を有する記録装置においては、ガイド軸と移動部との摩擦力が変化し、摺動の状態が変化することによる摺動不良(往復移動の異常)が起こる場合がある。
しかしながら、記録装置の異常を記録装置内で発生する音により検出する検出部を備える記録装置であっても、検出部の構成や位置によっては該往復移動の異常を検出できない場合があった。
なお、特許文献1から3で開示される記録装置は、ガイド軸を摺動して往復移動する移動部を有する記録装置における往復移動の異常に関する記載がなく、該往復移動の異常を検出できる構成にはなっていない。
そこで、本発明の目的は、ガイド軸を摺動して往復移動する移動部における摺動の状態の変化を把握することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の記録装置は、ガイド軸を摺動して往復移動する移動部と、前記移動部に設けられて前記摺動により発生する音を収音する収音部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様の記録装置は、前記第1の態様において、前記収音部の受音部は、前記移動部における前記ガイド軸の表面と0.1mm以上10mm以下の距離の位置で対向して設けられることを特徴とする。
本発明の第3の態様の記録装置は、前記第1又は第2の態様において、前記収音部は、シリコンマイクであることを特徴とする。
本発明の第4の態様の記録装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記収音部の収音結果に基づいて前記移動部の前記往復移動が正常か異常かを判断する判断部を備えることを特徴とする。
本発明の第5の態様の記録装置は、前記第4の態様において、前記判断部は、基準音と前記収音部が収音した音とを比較して前記移動部の前記往復移動が正常か異常かを判断することを特徴とする。
本発明の第6の態様の記録装置は、前記第5の態様において、前記基準音は、前記ガイド軸に対する前記移動部の摺動状態の経時変化に対応して予め定められた音であることを特徴とする。
本発明の第7の態様の記録装置は、前記第4から第6のいずれか1つの態様において、前記移動部は潤滑材を介して前記ガイド軸を摺動し、前記判断部は、前記収音部の収音結果から、前記移動部における前記ガイド軸との接触部に潤滑剤を補給する時期を表す情報を出力することを特徴とする。
本発明の第8の態様の記録装置は、前記第4から第7のいずれか1つの態様において、前記判断部は、前記移動部の前記往復移動が異常であると判断した場合に、前記移動部の前記往復移動が異常であることを表す情報を出力することを特徴とする。
本発明の第9の態様の記録装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記収音部が収音した音を処理する処理部を備え、該処理部は、第1の所定時間の間の繰り返しの前記往復移動で発生した音を収音して求めた第1収音値と、第2の所定時間の間の繰り返しの前記往復移動で発生した音を収音して求めた第2収音値と、を比較可能に出力する出力部を備えることを特徴とする。
本発明の第10の態様の記録装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記収音部が収音した音を処理する処理部を備え、該処理部は、第1の所定時間の間の繰り返しの前記往復移動で発生した音を収音して前記移動部の移動方向における位置に対する音圧の値の関係を求めた第1音圧・位置グラフと、第2の所定時間の間の繰り返しの前記往復移動で発生した音を収音して前記移動部の移動方向における位置に対する音圧の値の関係を求めた第2音圧・位置グラフと、を比較可能に出力する出力部を備えることを特徴とする。
本発明の第11の態様の記録装置は、前記第10の態様において、前記処理部は、前記第1音圧・位置グラフと第2音圧・位置グラフを、前記往復移動における往路と復路で分けて求めることを特徴とする。
本発明によれば、ガイド軸を摺動して往復移動可能な移動部における前記往復移動の異常を検出することができる。
本発明の一実施例に係る記録装置を表す概略側面図。 本発明の一実施例に係る記録装置のブロック図。 本発明の一実施例に係る記録装置のキャリッジの背面を表す斜視図。 本発明の一実施例に係る記録装置のキャリッジにおけるガイド軸との接触部を表す斜視図。 本発明の一実施例に係る記録装置のキャリッジにおけるガイド軸との接触部を表す斜視図。 本発明の一実施例に係る記録装置のキャリッジにおけるガイド軸との接触部を表す斜視図。 本発明の一実施例に係る記録装置のキャリッジにおけるガイド軸との接触部を表す斜視図。 本発明の一実施例に係る記録装置の収音結果の一例の概念を表すグラフ。 本発明の一実施例に係る記録装置の収音結果の一例の概念を表すグラフ。 本発明の一実施例に係る記録装置の収音結果の一例の概念を表すグラフ。
以下に、本発明の一実施例に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本実施例の記録装置1における概要について説明する。
図1は本発明の一実施例に係る記録装置1を表す概略側面図である。
図1で表されるように、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pのセット部14から、被記録媒体Pの支持部であるプラテン2、プラテン3及びプラテン4を介して、被記録媒体Pの巻取部15まで、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する。すなわち、セット部14から巻取部15までが記録装置1における被記録媒体Pの搬送経路であり、プラテン2、プラテン3及びプラテン4は該搬送経路に設けられた被記録媒体Pの支持部である。なお、セット部14は回転方向Cに回転して被記録媒体Pを送出し、巻取部15は回転方向Cに回転して被記録媒体Pを巻き取る。
なお、本実施例の記録装置1は、ロール状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成であるが、このような構成に限定されず、単票状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成であってもよい。単票状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成である場合、被記録媒体Pのセット部14として、例えば、所謂、給紙(給送)トレイ及び給紙(給送)カセットなどと呼ばれるものを使用してもよい。また、被記録媒体Pの回収部として、巻取部15以外の回収部として、例えば、所謂、排出用受部、排紙(排出)トレイ及び排紙(排出)カセットなどと呼ばれるものを使用してもよい。
なお、本実施例では記録面16が外側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用しているので、被記録媒体Pをセット部14から送出する際、セット部14の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面16が内側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用する場合は、セット部14の回転軸は回転方向Cとは逆回転して被記録媒体Pを送出することが可能である。
そして、同様に、本実施例の巻取部15は被記録媒体Pの記録面16が外側になるように巻き取るので、巻取部15の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面16が内側になるように巻き取る場合は、巻取部15の回転軸は回転方向Cとは逆回転して被記録媒体Pを巻き取ることが可能である。
本実施例の記録装置1のプラテン2にはヒーター6が設けられている。ヒーター6は、記録部としての記録ヘッド9により記録を実行する前に被記録媒体Pを加熱(所謂プレ加熱)するために設けられている。
なお、本実施例の記録装置1は、ヒーター6を用いて、被記録媒体Pの記録面16とは反対側の面17側から被記録媒体Pをプレ加熱する構成となっている。しかしながら、例えば、被記録媒体Pの記録面16側から赤外線を照射して被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを用いて、記録面16側から被記録媒体Pをプレ加熱する構成としてもよい。
また、本実施例の記録装置1は、プラテン2とプラテン3の間に、搬送方向Aと交差する方向Bの回転軸を有し、被記録媒体Pの面17に送り力を付与する駆動ローラー5が設けられている。そして、駆動ローラー5と対向する位置(上部)には方向Bの回転軸を有する従動ローラー7が設けられている。そして、ローラー対を構成する駆動ローラー5と従動ローラー7とで被記録媒体Pを挟持して被記録媒体Pを搬送することができる。すなわち、駆動ローラー5と従動ローラー7とで搬送部18を構成している。ここで、従動ローラーとは、被記録媒体Pの搬送に伴って回転するローラーを意味する。
また、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cに回転し、従動ローラー7は回転方向Cとは逆方向に回転する。そして、被記録媒体Pを搬送方向Aとは逆方向に搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cとは逆方向に回転し、従動ローラー7は回転方向Cに回転する。
また、本実施例の記録装置1は、プラテン3と対向する側に記録部としての記録ヘッド9が備えられている。記録装置1は、移動部としてのキャリッジ8を介して搬送方向Aと交差する方向Bに記録ヘッド9を往復移動させながら、記録ヘッド9のインク吐出面から被記録媒体Pにインクを吐出させて所望の画像を形成する。
また、本実施例の記録装置1は被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する方向Bに延設されるガイド軸11a及び11bを備え、キャリッジ8は、ガイド軸11a及び11bを摺動して方向Bに往復移動可能に構成されている。そして、キャリッジ8には、摺動により発生する音を収音する収音部としてのシリコンマイク12a、12b及び12c(図4及び図5参照)が設けられている。
このように、シリコンマイク12a、12b及び12cはキャリッジ8に設けられるので、ガイド軸11a及び11bを摺動して往復移動可能なキャリッジ8における前記往復移動の異常を検出することが可能になっている。
ここで、シリコンマイクとは、単結晶シリコンを素材として半導体微細加工技術で制作する小型のマイクロフォンである。
なお、収音部としては、単一指向性の収音部のほうがノイズの影響を受けにくくなるので好ましいが、単一指向性の収音部に限定されない。
また、「収音部」とは、音を受音部で受けて電気信号に変換するものを意味する。「受音部」とは、音(音圧)を受けて振動する部分を意味する。なお、「音」は人間の可聴領域の周波数のものに限らず非可聴領域の周波数も含む。
また、上記のように、本実施例の記録装置1は、収音部としてシリコンマイク12a、12b及び12cを使用している。シリコンマイクは小型で収音効果が高いうえ、耐久性に優れ様々な環境下で長期にわたり使用可能である。このため、収音したい場所に近接して配置させているとともに、高精度且つ高耐久性の収音部としている。
また、プラテン3と対向する位置であって記録ヘッド9の上方には、記録ヘッド9による記録領域に向けて電磁波を照射可能な加熱部としてのヒーター10が設けられている。
なお、本実施例のヒーター10はプラテン3と対向する位置に設けられ、被記録媒体Pの記録面16側の表面を35℃から50℃に加熱可能な赤外線ヒーターである。ここで、好ましい赤外線の波長は0.76〜1000μmである。一般的に、赤外線は波長によってさらに、近赤外線、中赤外線、遠赤外線に区分され、区分の定義は様々であるが、おおよそ波長域は、0.78〜2.5μm、2.5〜4.0μm、4.0〜1000μmとなる。なかでも中赤外線を用いることが好ましい。
また、プラテン3よりも搬送方向Aにおける下流側のプラテン4と対向する位置には、電磁波を照射可能なヒーター13を備えている。ヒーター13は、本実施例の記録装置1で用いられるインクを乾燥させるため、被記録媒体Pの表面を60℃から120℃に加熱可能な赤外線ヒーターであるが、このような乾燥装置に限定されない。例えば、乾燥装置として、赤外線ヒーター等の加熱装置のほか、ファン等の送風装置等を使用することもできる。
なお、本実施例の記録装置1は、図1で表されるように、駆動ローラー5と従動ローラー7で構成される搬送部18が搬送方向Aにおいて記録ヘッド9の上流側に設けられている。しかしながら、搬送部18が搬送方向Aにおいて記録ヘッド9を挟んで両側に設けられてもよい。搬送部18が前記両側に設けられる構成では、前記両側において被記録媒体Pを挟持できるので、ジャムなどの搬送不良を効果的に抑制できる。
なお、記録装置1の構成部材として、従来の記録装置に設けられる構成部材をさらに備えていてもよい。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図2は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部20には、記録装置1の全体の制御を司るCPU21が設けられている。CPU21は、システムバス22を介して、CPU21が実行する各種制御プログラム等を格納したROM23と、データを一時的に格納可能なRAM24と、接続されている。
また、CPU21は、システムバス22を介して、記録ヘッド9を駆動するためのヘッド駆動部25と接続されている。
また、CPU21は、システムバス22を介して、ヒーター6、10及び13を駆動するためのヒーター駆動部26と接続されている。
また、CPU21は、システムバス22を介して、キャリッジ8を移動させるためのキャリッジモーター28、セット部14の駆動源である送出モーター29、駆動ローラー5の駆動源である搬送モーター30、巻取部15の駆動源である巻取モーター31、を駆動させるためのモーター駆動部27と接続されている。
さらに、CPU21は、システムバス22を介して、シリコンマイク12a、12b及び12c、記録データ等を記録装置1に入力するPC19、と接続される入出力部32と接続されている。
このような構成により、制御部20は、判断部として、シリコンマイク12a、12b及び12cの収音結果に基づいてキャリッジ8の往復移動が正常か異常かを判断することができる。
このため、本実施例の記録装置1は、キャリッジ8の往復移動が異常になったことを自動で判断することができる構成になっている。
キャリッジ8の往復移動が正常か異常かの判断に関して、収音結果の一例の概念を表すグラフである図8を用いて詳細に説明する。図8(A)は記録装置1の使用開始直後の各周波数に対する音圧の概念を表すグラフであり、図8(B)は記録装置1を所定期間使用した後の各周波数に対する音圧の概念を表すグラフであり、図8(C)は記録装置1をさらに所定期間使用した後の各周波数に対する音圧の概念を表すグラフである。
図8(A)〜図8(C)を比較すると、所定周波数Fsにおいて音圧のピーク値SP0、SP1、SP2があり、その値が図8(A)、図8(B)、図8(C)と進むにつれて大きくなっている。
そこで、本実施例の記録装置1では、所定周波数Fsにおける音圧の値でキャリッジ8の往復移動が正常か異常かを判断している。例えば、図8(B)の所定周波数Fsにおける音圧の値SP1では、キャリッジ8の往復移動が正常であると判断し、図8(C)の所定周波数Fsにおける音圧の値SP2では、キャリッジ8の往復移動が異常であると判断する。
ただし、このような判断方法に限定されず、例えば、シリコンマイク12a、12b及び12cの全検出周波数領域において、所定値以上の音圧を検出した場合にキャリッジ8の往復移動が異常であると判断する判断方法としてもよい。
ここで、制御部20は、ROM23に格納された基準音とシリコンマイク12a、12b及び12cが収音した音とを比較してキャリッジ8の往復移動が正常か異常かを判断する。
このため、キャリッジ8の往復移動が正常か異常かを高い精度で判断できる構成になっている。
ここで、「基準音」とは、キャリッジ8往復移動が正常なときのシリコンマイク12a、12b及び12cで収音した際の音であり、予めROM23に格納されているものである。
また、詳細には、該基準音は、ガイド軸11a及び11bに対するキャリッジ8の摺動状態の経時変化に対応して予め定められた音である。記録装置1の使用期間が長くなるとキャリッジ8におけるガイド軸11a及び11bに対する接触部33a、33b及び33c(図4及び図5参照)の状態は変化し、ガイド軸11a及び11bに対するキャリッジ8の摺動状態は経時変化する。
そこで、予めROM23に格納された該基準音を記録装置1の使用期間に対応する経時変化を考慮して推定された音とし、シリコンマイク12a、12b及び12cの収音結果を該基準音と比較することにより、本実施例の記録装置1は、キャリッジ8の往復移動が異常になる時期を予測できる構成になっている。
該基準音と該収音結果との比較に関して、収音結果の一例の概念を表すグラフである図9を用いて詳細に説明する。図9は所定周波数における音圧の経時変化の概念を表している。
図9において、Stは基準音であってキャリッジ8の往復移動時の音圧の経時変化の概念を表している。すなわち、時間が経過するにつれて音圧が大きくなっている様子を表している。ここで、Tsは、潤滑剤の補給時期であり、この時に対応する音圧がSPsである。
M1は収音結果の一例である。本実施例の記録装置1は、M1からその後の音圧の経時変化を予測可能であり、その予測されたデータに基づくグラフが破線で表されている。そして、その予測データから、音圧がSPsになる時期T1を予測可能である。
制御部20は、この時期T1をPC19に出力して表示させることができる。こうしてユーザーに、潤滑剤の補給時期が、所定の補給時期Tsよりも早くなっていることを報知(注意喚起)することができる。
M2は別の収音結果の一例である。本実施例の記録装置1は、M2からその後の音圧の経時変化を予測可能であり、その予測されたデータに基づくグラフが破線で表されている。そして、その予測データから、音圧がSPsになる時期T2を予測可能である。
制御部20は、この時期T2をPC19に出力して表示させることができる。こうしてユーザーに、潤滑剤の補給時期が、所定の補給時期Tsよりも遅くなっていることを報知することができ、不要な潤滑剤の補給作業を抑制することができる。
なお、M3はさらに別の収音結果の一例である。本実施例の記録装置1は、M3のように音圧の経時変化の傾きが所定の傾きよりも急な場合に、動作を停止することができる。そして、音圧の経時変化の傾きが所定の傾きよりも急であり、記録装置1に不具合が発生していることを制御部20はPC19に出力して表示させることができる。
また、本実施例の制御部20は、キャリッジ8の往復移動が異常であると判断した場合に、キャリッジ8の往復移動が異常であることを表す情報を出力する。
このため、外部の表示装置であるPC19に該情報を出力してPC19のモニターに該情報を表示させることにより、ユーザーにキャリッジ8の往復移動が異常になっていることを報知することができる構成になっている。
また、キャリッジ8は潤滑材を介してガイド軸11a及び11bを摺動する。そして、本実施例の制御部20は、シリコンマイク12a、12b及び12cの収音結果から、キャリッジ8におけるガイド軸11a及び11bとの接触部33a、33b及び33cに潤滑剤を補給する時期を表す情報を出力する。
キャリッジ8の往復移動が異常になった場合、接触部33a、33b及び33cに潤滑剤を補給することによってキャリッジ8の往復移動が正常になる場合が多い。
本実施例の記録装置1では、制御部20は、シリコンマイク12a、12b及び12cの収音結果から、キャリッジ8におけるガイド軸11a及び11bとの接触部33a、33b及び33cに潤滑剤を補給する時期を表す情報をPC19に出力して表示させる。このことにより、ユーザーに潤滑剤を補給する時期を報知することができ、キャリッジ8の往復移動の異常を抑制することができる構成になっている。
また、制御部20に、シリコンマイク12a、12b及び12cが収音した音を処理させ、制御部20に、第1の所定時間の間の繰り返しの往復移動で発生した音を収音して求めた第1収音値(例えば第1の所定時間の間の平均値)と、第2の所定時間の間の繰り返しの往復移動で発生した音を収音して求めた第2収音値(例えば第2の所定時間の間の平均値)と、を比較可能に出力させてもよい。
ここで、制御部20は、所定時間の間の繰り返しの往復移動で発生した全移動の音を使って収音値を求めることに限定されず、例えば数回置きの音を使って収音値を求めてもよい。第1収音値を数回置きで求めた場合は、第2収音値も同様に数回置きで求めるようにする。
第1の所定時間と第2の所定時間は前後に連続する関係に限定されず、適宜の時間又は長期間を置いた時間同士の関係にしてもよい。
「比較可能に出力する」とは、収音値を表示画面に表示する、印刷する等、ユーザーが比較できるものであればどのような出力の仕方であってもよい。
このような構成とすることで、ユーザーに摺動の状態の変化を詳細に把握させることが可能になる。
また、制御部20に、シリコンマイク12a、12b及び12cが収音した音を処理させ、制御部20に、第1の所定時間の間の繰り返しの往復移動で発生した音を収音して方向Bにおける位置に対する音圧の値の関係を求めた第1音圧・位置グラフと、第2の所定時間の間の繰り返しの往復移動で発生した音を収音して方向Bにおける位置に対する音圧の値の関係を求めた第2音圧・位置グラフと、を比較可能に出力させてもよい。
ここで、制御部20は、所定時間の間の繰り返しの往復移動で発生した全移動の音を使って音圧・位置グラフを求めることに限定されず、例えば数回置きの音を使って音圧・位置グラフを求めてもよい。第1音圧・位置グラフを数回置きで求めた場合は、第2音圧・位置グラフも同様に数回置きで求めるようにする。
第1の所定時間と第2の所定時間は前後に連続する関係に限定されず、適宜の時間又は長期間を置いた時間同士の関係にしてもよい。
「比較可能に出力する」とは、前記音圧・位置グラフを表示画面に表示する、印刷する等、ユーザーが比較できるものであればどのような出力の仕方であってもよい。
このような構成とすることで、ユーザーに摺動の状態の変化を詳細に把握させることが可能になる。
図10は、収音結果の一例の概念を表すグラフであるとともに、制御部20によりPC19に出力されPC19のモニターに表示された、第1音圧・位置グラフと第2音圧・位置グラフであり、縦軸が音圧を、横軸が方向Bにおける位置を表している。
なお、図10(A)はキャリッジ8の往復移動が正常な状態である場合の第1音圧・位置グラフであり、図10(B)はキャリッジ8の往復移動が異常な状態である場合の第2音圧・位置グラフである。
図10(A)では方向Bにおけるいずれの位置においても音圧が略一定であるのに対し、図10(B)では音圧にピークが出ている。
すなわち、図10(B)では該ピークが出る位置に傷や変形が発生するなどして、キャリッジ8の往復移動に不具合が出ている。
このようなグラフを表示することにより、本実施例の記録装置1は、ユーザーに摺動の状態を報知させている。
また、第1音圧・位置グラフと第2音圧・位置グラフを、往復移動における往路と復路で分けて求めることとしてもよい。
このような構成とすることで、ユーザーに摺動の状態の変化を詳細に把握させることが可能になる。
次に、本実施例の記録装置1の要部であるキャリッジ8についてと、該キャリッジ8におけるシリコンマイク12a、12b及び12cの取付け位置について説明する。
図3は本実施例のキャリッジ8の背面側の斜視図であり、図4から図7は本実施例のキャリッジ8の背面側に形成されるガイド軸との接触部を表す斜視図である。また、図4及び図6はガイド軸11aとの接触部である接触部33aを表しており、図5及び図7はガイド軸11bとの接触部である接触部33b及び33cを表している。そして、図6及び図7は接触部をキャリッジ8から取り外した状態を表しており、図6(A)及び図7(A)は接触部にシリコンマイクを取り付ける前の状態を表しており、図6(B)及び図7(B)は接触部にシリコンマイクを取り付けた後の状態を表している。
図3から図7で表されるように、シリコンマイク12aは、キャリッジ8におけるガイド軸11aの表面と0.1mm以上10mm以下の距離の位置で対向して設けられている。また、シリコンマイク12b及び12cは、キャリッジ8におけるガイド軸11bの表面と0.1mm以上10mm以下の距離の位置で対向して設けられている。
このため、シリコンマイク12aは、キャリッジ8がガイド軸11aを摺動して往復移動する際に発生する音を効果的に収音可能である。そして、シリコンマイク12b及び12cは、キャリッジ8がガイド軸11bを摺動して往復移動する際に発生する音を効果的に収音可能である。したがって、本実施例の記録装置1は、キャリッジ8の往復移動の異常を効果的に検出することができる構成になっている。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
以上、本発明について具体的な実施例に基づいて詳述した。ここで、本発明について、もう一度まとめて説明する。
本発明の第1の態様の記録装置1は、ガイド軸11a及び11bを摺動して往復移動する移動部8と、移動部8に設けられて前記摺動により発生する音を収音する収音部12a、12b及び12cと、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、収音部12a、12b及び12cは移動部8に設けられるので、ガイド軸11a及び11bを摺動して往復移動可能な移動部8における往復移動の異常を検出することが可能である。
ここで、「収音部」とは、音を受音部で受けて電気信号に変換するものを意味する。「受音部」とは、音(音圧)を受けて振動する部分を意味する。なお、「音」は人間の可聴領域の周波数のものに限らず非可聴領域の周波数も含む。
本発明の第2の態様の記録装置1は、前記第1の態様において、収音部12a、12b及び12cの受音部は、移動部8におけるガイド軸11a及び11bの表面と0.1mm以上10mm以下の距離の位置で対向して設けられることを特徴とする。
本態様によれば、収音部12a、12b及び12cの受音部は、移動部8におけるガイド軸11a及び11bの表面と0.1mm以上10mm以下の距離の位置で対向して設けられる。このため、移動部8がガイド軸11a及び11bを摺動して往復移動する際に発生する音を効果的に収音可能になり、往復移動の異常を効果的に検出することができる。
本発明の第3の態様の記録装置1は、前記第1又は第2の態様において、収音部12a、12b及び12cは、シリコンマイクであることを特徴とする。
本態様によれば、収音部12a、12b及び12cはシリコンマイクである。シリコンマイクは小型で収音効果が高いうえ、耐久性に優れ様々な環境下で長期にわたり使用可能である。このため、収音したい場所に近接して配置させることができるとともに、高精度且つ高耐久性の収音部とすることができる。
本発明の第4の態様の記録装置1は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、収音部12a、12b及び12cの収音結果に基づいて移動部8の往復移動が正常か異常かを判断する判断部20を備えることを特徴とする。
本態様によれば、収音部12a、12b及び12cの収音結果に基づいて移動部8の往復移動が正常か異常かを判断する判断部20を備える。このため、往復移動が異常になったことを自動で判断することができる。
本発明の第5の態様の記録装置1は、前記第4の態様において、判断部20は、基準音と収音部12a、12b及び12cが収音した音とを比較して移動部8の往復移動が正常か異常かを判断することを特徴とする。
本態様によれば、判断部20は、基準音と収音部12a、12b及び12cが収音した音とを比較して移動部8の往復移動が正常か異常かを判断する。このため、移動部8の往復移動が正常か異常かを高い精度で判断できる。
ここで、「基準音」とは、移動部8の往復移動が正常なときの収音部12a、12b及び12cで収音した際の音を意味し、例えば、予め記録装置1に格納されたものである。
本発明の第6の態様の記録装置1は、前記第5の態様において、前記基準音は、ガイド軸11a及び11bに対する移動部8の摺動状態の経時変化に対応して予め定められた音であることを特徴とする。
本態様によれば、前記基準音は、ガイド軸11a及び11bに対する移動部8の摺動状態の経時変化に対応して予め定められた音である。このため、基準音と検出音との違いから移動部8の往復移動が異常になる時期を予測できる。
なお、「ガイド軸11a及び11bに対する移動部8の摺動状態の経時変化に対応して予め定められた音」とは、例えば、記録装置1の使用期間に対する所定周波数の音の音圧の関係とすることができる。
本発明の第7の態様の記録装置1は、前記第4から第6のいずれか1つの態様において、移動部8は潤滑材を介してガイド軸11a及び11bを摺動し、判断部20は、収音部12a、12b及び12cの収音結果から、移動部8におけるガイド軸11a及び11bとの接触部33a、33b及び33cに潤滑剤を補給する時期を表す情報を出力することを特徴とする。
移動部8の往復移動が異常になった場合、接触部33a、33b及び33cに潤滑剤を補給することによって移動部8の往復移動が正常になる場合が多い。本態様によれば、判断部20は、収音部12a、12b及び12cの収音結果から、移動部8におけるガイド軸11a及び11bとの接触部33a、33b及び33cに潤滑剤を補給する時期を表す情報を出力するので、外部の表示装置などに前記情報を出力して表示させることにより、ユーザーに潤滑剤を補給する時期を報知することができる。このため、移動部8の往復移動の異常を抑制することができる。
本発明の第8の態様の記録装置1は、前記第4から第7のいずれか1つの態様において、判断部20は、移動部8の往復移動が異常であると判断した場合に、移動部8の往復移動が異常であることを表す情報を出力することを特徴とする。
本態様によれば、判断部20は、移動部8の往復移動が異常であると判断した場合に、移動部8の往復移動が異常であることを表す情報を出力する。このため、外部の表示装置などに前記情報を出力して表示させることにより、ユーザーに移動部8の往復移動が異常であることを報知することができる。
本発明の第9の態様の記録装置1は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、収音部12a、12b及び12cが収音した音を処理する処理部20を備え、該処理部20は、第1の所定時間の間の繰り返しの往復移動で発生した音を収音して求めた第1収音値と、第2の所定時間の間の繰り返しの往復移動で発生した音を収音して求めた第2収音値と、を比較可能に出力する出力部を備えることを特徴とする。本態様によれば、ユーザーに摺動の状態の変化を詳細に把握させることが可能になる。
本発明の第10の態様の記録装置1は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、収音部12a、12b及び12cが収音した音を処理する処理部20を備え、該処理部20は、第1の所定時間の間の繰り返しの往復移動で発生した音を収音して移動部8の移動方向における位置に対する音圧の値の関係を求めた第1音圧・位置グラフと、第2の所定時間の間の繰り返しの往復移動で発生した音を収音して移動部8の移動方向における位置に対する音圧の値の関係を求めた第2音圧・位置グラフと、を比較可能に出力する出力部を備えることを特徴とする。本態様によれば、ユーザーに摺動の状態の変化を詳細に把握させることが可能になる。
本発明の第11の態様の記録装置1は、前記第10の態様において、処理部20は、第1音圧・位置グラフと第2音圧・位置グラフを、往復移動における往路と復路で分けて求めることを特徴とする。本態様によれば、ユーザーに摺動の状態の変化を詳細に把握させることが可能になる。
1 記録装置、2 プラテン、3 プラテン、4 プラテン、5 駆動ローラー、
6 ヒーター、7 従動ローラー、8 キャリッジ(移動部)、9 記録ヘッド、
10 ヒーター、11a ガイド軸、11b ガイド軸、
12a シリコンマイク(収音部)、12b シリコンマイク(収音部)、
12c シリコンマイク(収音部)、13 ヒーター、14 セット部、15 巻取部、
16 被記録媒体Pの記録面、17 被記録媒体Pの記録面とは反対側の面、
18 搬送部、19 PC、20 制御部(判断部、処理部)、21 CPU、
22 システムバス、23 ROM、24 RAM、25 ヘッド駆動部、
26 ヒーター駆動部、27 モーター駆動部、28 キャリッジモーター、
29 送出モーター、30 搬送モーター、31 巻取モーター、32 入出力部、
33a 接触部、33b 接触部、33c 接触部、P 被記録媒体

Claims (12)

  1. ガイド軸を摺動して往復移動する移動部と、
    前記移動部に設けられて前記摺動により発生する音を収音する収音部と、を備え、
    前記収音部の受音部は、前記移動部における前記ガイド軸の表面と0.1mm以上10mm以下の距離の位置で対向して設けられていることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項に記載の記録装置において、
    前記収音部は、シリコンマイクであることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置において、
    前記収音部の収音結果に基づいて前記移動部の前記往復移動が正常か異常かを判断する
    判断部を備えることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項に記載の記録装置において、
    前記判断部は、基準音と前記収音部が収音した音とを比較して前記移動部の前記往復移
    動が正常か異常かを判断することを特徴とする記録装置。
  5. 請求項に記載の記録装置において、
    前記基準音は、前記ガイド軸に対する前記移動部の摺動状態の経時変化に対応して予め
    定められた音であることを特徴とする記録装置。
  6. 請求項からのいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記移動部は潤滑材を介して前記ガイド軸を摺動し、
    前記判断部は、前記収音部の収音結果から、前記移動部における前記ガイド軸との接触
    部に潤滑剤を補給する時期を表す情報を出力することを特徴とする記録装置。
  7. 請求項からのいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記判断部は、前記移動部の前記往復移動が異常であると判断した場合に、前記移動部
    の前記往復移動が異常であることを表す情報を出力することを特徴とする記録装置。
  8. ガイド軸を摺動して往復移動する移動部と、
    前記移動部に設けられて前記摺動により発生する音を収音する収音部と、
    前記収音部が収音した音を処理する処理部を備え、
    該処理部は、第1の所定時間の間の繰り返しの前記往復移動で発生した音を収音して求めた第1収音値と、第2の所定時間の間の繰り返しの前記往復移動で発生した音を収音して求めた第2収音値と、を比較可能に出力する出力部を備えることを特徴とする記録装置。
  9. ガイド軸を摺動して往復移動する移動部と、
    前記移動部に設けられて前記摺動により発生する音を収音する収音部と、
    前記収音部が収音した音を処理する処理部を備え、
    該処理部は、第1の所定時間の間の繰り返しの前記往復移動で発生した音を収音して前記移動部の移動方向における位置に対する音圧の値の関係を求めた第1音圧・位置グラフと、第2の所定時間の間の繰り返しの前記往復移動で発生した音を収音して前記移動部の移動方向における位置に対する音圧の値の関係を求めた第2音圧・位置グラフと、を比較可能に出力する出力部を備えることを特徴とする記録装置。
  10. 請求項に記載の記録装置において、
    前記処理部は、前記第1音圧・位置グラフと第2音圧・位置グラフを、前記往復移動における往路と復路で分けて求めることを特徴とする記録装置。
  11. 請求項2から10のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記収音部の受音部は、前記移動部における前記ガイド軸の表面と0.1mm以上10mm以下の距離の位置で対向して設けられていることを特徴とする記録装置。
  12. 請求項8から11のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記収音部は、シリコンマイクであることを特徴とする記録装置。
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