JP2015203484A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、無端ベルトの張力を把握でき、以って該把握した現時点の張力に基いて張力の調整を行うことが可能にすることにある。【解決手段】記録装置は、無端ベルト33と、無端ベルト33が巻き掛けられる駆動プーリー41と従動プーリー42と、無端ベルト33の移動に基いて発生する音を収音する収音部12、を備える。収音部12は、前記プーリー41、42の少なくとも一方及び無端ベルト33に面する位置に設けられ、無端ベルトの回転移動に基いて発生する音を収音することを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、記録装置に関する。
従来から、被記録媒体に文字や図柄等の画像の記録を行うためにインクジェットプリンター、レーザープリンター等の記録装置が使用されている。該記録装置の中に、被記録媒体を記録実行領域に送る搬送手段として、又は動力伝達手段等として、無端ベルトを備えるものがある。該無端ベルトは両端に位置する一対のプーリー間に所定の張力が付与された状態で巻き掛けられている。ここで、無端ベルトの張力は一定範囲内に維持され、これにより媒体の搬送精度を維持している。或いは動力伝達精度を維持している。
無端ベルトの前記張力の調整は、テンションローラ(特許文献1、2等)やばね力を利用してプーリーの位置を自動的に調整する張力調整機構等によって行われている。
無端ベルトの前記張力の調整は、テンションローラ(特許文献1、2等)やばね力を利用してプーリーの位置を自動的に調整する張力調整機構等によって行われている。
無端ベルトの張力の調整は、上記の通り従来も行われているが、無端ベルトの張力を把握し、現時点における実際の張力を把握した上で該張力の調整を行うことは従来行われていない。そのため、テンションローラ等による張力調整能力が経時的に低下した場合には対応できない。即ち、無端ベルトに対する従来の張力調整では調整が不確実になる場合があった。
そこで、本発明の目的は、無端ベルトの張力を把握できるようにすることにある。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の記録装置は、無端ベルトと、前記無端ベルトが巻き掛けられるプーリーと、前記無端ベルトの移動に基いて発生する音を収音する収音部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様の記録装置は、第1の態様において、前記収音部は、前記プーリーの少なくとも一方及び前記無端ベルトに面する位置に設けられ、前記無端ベルトの回転移動に基いて発生する音を収音することを特徴とする。
本発明の第3の態様の記録装置は、第1の態様において、前記収音部は、前記無端ベルトに面する位置に設けられ、前記無端ベルトを叩くことによる振動で発生する音を収音することを特徴とする。
本発明の第4の態様の記録装置は、第1の態様から第3の態様のいずれか一つの態様において、前記収音部の収音結果に基づいて前記無端ベルトの張力の適否を判断する判断部を備えることを特徴とする。
本発明の第5の態様の記録装置は、第4の態様において、前記制御部は前記判断部の判断結果を報知することを特徴とする。
本発明の第6の態様の記録装置は、第1の態様から第5の態様のいずれか一つの態様において、前記無端ベルトの張力を調整する張力調整部と、前記収音部の収音結果に基づいて前記張力調整部による調整を実行する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の第7の態様の記録装置は、第1の態様から第6の態様のいずれか一つの態様において、前記収音部の受音部は、収音対象と0.1mm以上5mm以下の距離の位置で対向して設けられていることを特徴とする。
本発明の第8の態様の記録装置は、第1の態様から第7の態様のいずれか一つの態様において、前記収音部は、シリコンマイクであることを特徴とする。
本発明によれば、無端ベルトの張力を把握でき、以って該把握した現時点の張力に基いて張力の調整を行うことが可能になる。
以下に、本発明の実施形態1に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本実施形態1の記録装置1における概要について説明する。
図1は本発明の実施形態1に係る記録装置1としてインクジェット記録装置を表す概略側面図である。
最初に、本実施形態1の記録装置1における概要について説明する。
図1は本発明の実施形態1に係る記録装置1としてインクジェット記録装置を表す概略側面図である。
[実施形態1](図1−図7)
図1で表されるように、本実施形態1の記録装置1は、被記録媒体Pのセット部14から、被記録媒体Pの支持部であるプラテン2、プラテン3及びプラテン4を介して、被記録媒体Pの巻取部15まで、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する。すなわち、セット部14から巻取部15までが記録装置1における被記録媒体Pの搬送経路であり、プラテン2、プラテン3及びプラテン4は該搬送経路に設けられた被記録媒体Pの支持部である。なお、セット部14は回転方向Cに回転して被記録媒体Pを送出し、巻取部15は回転方向Cに回転して被記録媒体Pを巻き取る。
図1で表されるように、本実施形態1の記録装置1は、被記録媒体Pのセット部14から、被記録媒体Pの支持部であるプラテン2、プラテン3及びプラテン4を介して、被記録媒体Pの巻取部15まで、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する。すなわち、セット部14から巻取部15までが記録装置1における被記録媒体Pの搬送経路であり、プラテン2、プラテン3及びプラテン4は該搬送経路に設けられた被記録媒体Pの支持部である。なお、セット部14は回転方向Cに回転して被記録媒体Pを送出し、巻取部15は回転方向Cに回転して被記録媒体Pを巻き取る。
なお、本実施形態1の記録装置1は、ロール状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成であるが、このような構成に限定されず、単票状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成であってもよい。単票状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成である場合、被記録媒体Pのセット部14として、例えば、所謂、給紙(給送)トレイ及び給紙(給送)カセットなどと呼ばれるものを使用してもよい。また、被記録媒体Pの回収部として、巻取部15以外の回収部として、例えば、所謂、排出用受部、排紙(排出)トレイ及び排紙(排出)カセットなどと呼ばれるものを使用してもよい。
なお、本実施形態1では記録面16が外側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用しているので、被記録媒体Pをセット部14から送出する際、セット部14の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面16が内側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用する場合は、セット部14の回転軸は回転方向Cとは逆回転して被記録媒体Pを送出することが可能である。
そして、同様に、本実施形態1の巻取部15は被記録媒体Pの記録面16が外側になるように巻き取るので、巻取部15の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面16が内側になるように巻き取る場合は、巻取部15の回転軸は回転方向Cとは逆回転して被記録媒体Pを巻き取ることが可能である。
そして、同様に、本実施形態1の巻取部15は被記録媒体Pの記録面16が外側になるように巻き取るので、巻取部15の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面16が内側になるように巻き取る場合は、巻取部15の回転軸は回転方向Cとは逆回転して被記録媒体Pを巻き取ることが可能である。
本実施形態1の記録装置1のプラテン2にはヒーター6が設けられている。ヒーター6は、記録部としての記録ヘッド9により記録を実行する前に被記録媒体Pを加熱(所謂プレ加熱)するために設けられている。
なお、本実施形態1の記録装置1は、ヒーター6を用いて、被記録媒体Pの記録面16とは反対側の面17側から被記録媒体Pをプレ加熱する構成となっている。しかしながら、例えば、被記録媒体Pの記録面16側から赤外線を照射して被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを用いて、記録面16側から被記録媒体Pをプレ加熱する構成としてもよい。
なお、本実施形態1の記録装置1は、ヒーター6を用いて、被記録媒体Pの記録面16とは反対側の面17側から被記録媒体Pをプレ加熱する構成となっている。しかしながら、例えば、被記録媒体Pの記録面16側から赤外線を照射して被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを用いて、記録面16側から被記録媒体Pをプレ加熱する構成としてもよい。
また、本実施形態1の記録装置1は、プラテン2とプラテン3の間に、搬送方向Aと交差する方向Bの回転軸を有し、被記録媒体Pの面17に送り力を付与する駆動ローラー5が設けられている。そして、駆動ローラー5と対向する位置(上部)には方向Bの回転軸を有する従動ローラー7が設けられている。そして、ローラー対を構成する駆動ローラー5と従動ローラー7とで被記録媒体Pを挟持して被記録媒体Pを搬送することができる。すなわち、駆動ローラー5と従動ローラー7とで搬送部18を構成している。ここで、従動ローラーとは、被記録媒体Pの搬送に伴って回転するローラーを意味する。
また、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cに回転し、従動ローラー7は回転方向Cとは逆方向に回転する。そして、被記録媒体Pを搬送方向Aとは逆方向に搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cとは逆方向に回転し、従動ローラー7は回転方向Cに回転する。
また、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cに回転し、従動ローラー7は回転方向Cとは逆方向に回転する。そして、被記録媒体Pを搬送方向Aとは逆方向に搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cとは逆方向に回転し、従動ローラー7は回転方向Cに回転する。
また、本実施形態1の記録装置1は、プラテン3と対向する側に記録部としての記録ヘッド9が備えられている。
記録装置1は、移動部としてのキャリッジ8を介して搬送方向Aと交差する方向Bに記録ヘッド9を往復移動させながら、記録ヘッド9のインク吐出面から被記録媒体Pにインクを吐出させて所望の画像を形成する。
記録装置1は、移動部としてのキャリッジ8を介して搬送方向Aと交差する方向Bに記録ヘッド9を往復移動させながら、記録ヘッド9のインク吐出面から被記録媒体Pにインクを吐出させて所望の画像を形成する。
図2に示したように、キャリッジ8は無端ベルト33の回動により往復移動する。無端ベルト33は駆動プーリー41と従動プーリー42の間に所定の張力が付与された状態で巻き掛けられている。駆動プーリー41は後述する駆動源から動力を受けて無端ベルト33を回動させる。従動プーリー42は無端ベルトの回動に従動回転する。
キャリッジ8は無端ベルト33と連結部43により連結され、無端ベルト33と一体に移動する構成である。本実施形態1では、連結部43は無端ベルト33が前記各プーリー41、42によって一方側(33a)と他方側(33b)に分けられる両側部分の内、他方側ベルト部33bに設けられている。
キャリッジ8は無端ベルト33と連結部43により連結され、無端ベルト33と一体に移動する構成である。本実施形態1では、連結部43は無端ベルト33が前記各プーリー41、42によって一方側(33a)と他方側(33b)に分けられる両側部分の内、他方側ベルト部33bに設けられている。
図2において、符号44はベースフレームである。駆動プーリー41はベースフレーム44に駆動源であるモーター(図示せず)を介して取り付けられている。従動プーリー42はベースフレーム44に直接取り付けられている。
本実施形態1では、従動プーリー42の取り付け位置が可変に構成され、その取り付け位置を変えることで無端ベルト33の前記張力を調整できるようになっている。尚、前記張力を調整可能にするためには駆動プーリー41の取り付け位置を可変に構成してもよいし、両プーリー41,42の取り付け位置を可変にしてもよい。
また、ここでは従動プーリー42の取り付け位置可変構造は手動操作で位置を変えるように構成されている。勿論これに限定されず、後述するように自動で位置を変える構成にしてもよい。
本実施形態1では、従動プーリー42の取り付け位置が可変に構成され、その取り付け位置を変えることで無端ベルト33の前記張力を調整できるようになっている。尚、前記張力を調整可能にするためには駆動プーリー41の取り付け位置を可変に構成してもよいし、両プーリー41,42の取り付け位置を可変にしてもよい。
また、ここでは従動プーリー42の取り付け位置可変構造は手動操作で位置を変えるように構成されている。勿論これに限定されず、後述するように自動で位置を変える構成にしてもよい。
また、本実施形態1の記録装置1は被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する方向Bに延設されるガイド軸11a及び11bを備えている。キャリッジ8は、ガイド軸11a及び11bを摺動して方向Bに往復移動可能に構成されている。
[収音部]
図2乃至図4に示したように、記録装置1は、無端ベルト33の移動に基いて発生する音を収音する収音部12を備えている。本実施形態1では、収音部12は、無端ベルト33の回転移動に基いて発生する音を収音するように構成されている。具体的には、収音部12は、従動プーリー42及び無端ベルト33の両方に面する位置に設けられている。
更に具体的には、図4に示したように、本実施形態1では、収音部12は、ベースフレーム44の従動プーリー42と対向する部分であって、無端ベルト33の連結部43が設けられていない一方側ベルト部33aに面する位置に設けられている。これにより、収音部12は収音に際して連結部43の影響を受けにくくなっている。
尚、収音部12は駆動プーリー41の方の対応する位置に設けてもよいし、駆動プーリー41と従動プーリー42の両方に設けてもよい。
また、図3及び図4において、従動プーリー42には無端ベルトの外れを防止するフランジが通常設けられているが、ここでは図面の理解を容易にする観点からその図示が省略されている。
図2乃至図4に示したように、記録装置1は、無端ベルト33の移動に基いて発生する音を収音する収音部12を備えている。本実施形態1では、収音部12は、無端ベルト33の回転移動に基いて発生する音を収音するように構成されている。具体的には、収音部12は、従動プーリー42及び無端ベルト33の両方に面する位置に設けられている。
更に具体的には、図4に示したように、本実施形態1では、収音部12は、ベースフレーム44の従動プーリー42と対向する部分であって、無端ベルト33の連結部43が設けられていない一方側ベルト部33aに面する位置に設けられている。これにより、収音部12は収音に際して連結部43の影響を受けにくくなっている。
尚、収音部12は駆動プーリー41の方の対応する位置に設けてもよいし、駆動プーリー41と従動プーリー42の両方に設けてもよい。
また、図3及び図4において、従動プーリー42には無端ベルトの外れを防止するフランジが通常設けられているが、ここでは図面の理解を容易にする観点からその図示が省略されている。
図5に示したように、収音部12は、媒質である空気中を伝わってくる音波による音圧34を受音部35で受けて電気信号に変換するものである。受音部35とは音圧34を受けて振動する部分を意味する。図5において、符号36は電子回路を示し、前記受音部35が前記音圧34を受けて生じる振動を電気信号に変換する。符号37は絶縁体、符号38は背面電極を示す。尚、音圧34における「音」は人間の可聴領域の周波数のものであるか否かは問題にしない。
更に本実施形態1では、収音部12としてシリコンマイクが使われている。ここで、シリコンマイクとは、単結晶シリコンを素材として半導体微細加工技術で制作する小型のマイクロフォンである。
シリコンマイクは小型で感度が高いうえ、周波数帯域も広く、更に耐久性に優れ様々な環境下で長期にわたり使用可能である。また、検出ターゲットに接近した位置で音圧を検出することが可能である。
シリコンマイクは小型で感度が高いうえ、周波数帯域も広く、更に耐久性に優れ様々な環境下で長期にわたり使用可能である。また、検出ターゲットに接近した位置で音圧を検出することが可能である。
本実施形態1では、収音部12の受音部35は、収音対象である従動プーリー42及び無端ベルト33(一方側ベルト部33a)と0.1mm以上5mm以下の距離の位置で対向して設けられている。
これにより、収音対象に極めて接近した位置で音圧34を検出することができるので、ノイズ少なく且つ高感度で音圧34を検出して収音することができる。
尚、収音部12としては、単一指向性のものの方がノイズの影響を受けにくくなるので好ましい。勿論、単一指向性のものに限定されない。
これにより、収音対象に極めて接近した位置で音圧34を検出することができるので、ノイズ少なく且つ高感度で音圧34を検出して収音することができる。
尚、収音部12としては、単一指向性のものの方がノイズの影響を受けにくくなるので好ましい。勿論、単一指向性のものに限定されない。
また、図1に戻って説明する。
プラテン3と対向する位置であって記録ヘッド9の上方には、記録ヘッド9による記録領域に向けて電磁波を照射可能な加熱部としてのヒーター10が設けられている。
なお、本実施形態1のヒーター10はプラテン3と対向する位置に設けられ、被記録媒体Pの記録面16側の表面を35℃から50℃に加熱可能な赤外線ヒーターである。ここで、好ましい赤外線の波長は0.76〜1000μmである。一般的に、赤外線は波長によってさらに、近赤外線、中赤外線、遠赤外線に区分され、区分の定義は様々であるが、おおよそ波長域は、0.78〜2.5μm、2.5〜4.0μm、4.0〜1000μmとなる。なかでも中赤外線を用いることが好ましい。
プラテン3と対向する位置であって記録ヘッド9の上方には、記録ヘッド9による記録領域に向けて電磁波を照射可能な加熱部としてのヒーター10が設けられている。
なお、本実施形態1のヒーター10はプラテン3と対向する位置に設けられ、被記録媒体Pの記録面16側の表面を35℃から50℃に加熱可能な赤外線ヒーターである。ここで、好ましい赤外線の波長は0.76〜1000μmである。一般的に、赤外線は波長によってさらに、近赤外線、中赤外線、遠赤外線に区分され、区分の定義は様々であるが、おおよそ波長域は、0.78〜2.5μm、2.5〜4.0μm、4.0〜1000μmとなる。なかでも中赤外線を用いることが好ましい。
また、プラテン3よりも搬送方向Aにおける下流側のプラテン4と対向する位置には、電磁波を照射可能なヒーター13を備えている。ヒーター13は、本実施形態1の記録装置1で用いられるインクを乾燥させるため、被記録媒体Pの表面を60℃から120℃に加熱可能な赤外線ヒーターであるが、このような乾燥装置に限定されない。例えば、乾燥装置として、赤外線ヒーター等の加熱装置のほか、ファン等の送風装置等を使用することもできる。
なお、本実施形態1の記録装置1は、図1で表されるように、駆動ローラー5と従動ローラー7で構成される搬送部18が搬送方向Aにおいて記録ヘッド9の上流側に設けられている。しかしながら、搬送部18が搬送方向Aにおいて記録ヘッド9を挟んで両側に設けられてもよい。搬送部18が前記両側に設けられる構成では、前記両側において被記録媒体Pを挟持できるので、ジャムなどの搬送不良を効果的に抑制できる。
なお、記録装置1の構成部材として、従来の記録装置に設けられる構成部材をさらに備えていてもよい。
なお、記録装置1の構成部材として、従来の記録装置に設けられる構成部材をさらに備えていてもよい。
次に、本実施形態1の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図6は、本実施形態1の記録装置1のブロック図である。
制御部20には、記録装置1の全体の制御を司るCPU21が設けられている。CPU21は、システムバス22を介して、CPU21が実行する各種制御プログラム等を格納したROM23と、データを一時的に格納可能なRAM24と、接続されている。
図6は、本実施形態1の記録装置1のブロック図である。
制御部20には、記録装置1の全体の制御を司るCPU21が設けられている。CPU21は、システムバス22を介して、CPU21が実行する各種制御プログラム等を格納したROM23と、データを一時的に格納可能なRAM24と、接続されている。
また、CPU21は、システムバス22を介して、記録ヘッド9を駆動するためのヘッド駆動部25と接続されている。
また、CPU21は、システムバス22を介して、ヒーター6、10及び13を駆動するためのヒーター駆動部26と接続されている。
また、CPU21は、システムバス22を介して、キャリッジ8を無端ベルト33を介して移動させるための駆動源であるキャリッジモーター28、セット部14の駆動源である送出モーター29、駆動ローラー5の駆動源である搬送モーター30、巻取部15の駆動源である巻取モーター31、を駆動させるためのモーター駆動部27と接続されている。
さらに、CPU21は、システムバス22を介して、収音部であるシリコンマイク12、記録データ等を記録装置1に入力するPC19、と接続される入出力部32と接続されている。
また、CPU21は、システムバス22を介して、ヒーター6、10及び13を駆動するためのヒーター駆動部26と接続されている。
また、CPU21は、システムバス22を介して、キャリッジ8を無端ベルト33を介して移動させるための駆動源であるキャリッジモーター28、セット部14の駆動源である送出モーター29、駆動ローラー5の駆動源である搬送モーター30、巻取部15の駆動源である巻取モーター31、を駆動させるためのモーター駆動部27と接続されている。
さらに、CPU21は、システムバス22を介して、収音部であるシリコンマイク12、記録データ等を記録装置1に入力するPC19、と接続される入出力部32と接続されている。
[作用の説明](図7)
本実施形態1においては、キャリッジ8を無端ベルト33の回転移動によって往復移動させて記録動作を実行している最中に、収音部12が無端ベルト33の回転移動に基いて発生する音を収音することができる。無端ベルト33は両端に位置する駆動プーリー41と従動プーリー42の間に所定の張力が付与された状態で巻き掛けられているが、無端ベルト33の張力が何らかの原因で変化した場合、収音部12で収音される音にはその張力の変化に対応する情報が含まれることになる。
そのため、例えば、無端ベルト33の張力が正常な状態において、その「張力」と収音される音データの内の例えば「音圧」との関係を予め求めておけば、この正常状態における音圧と張力との関係と現時点の収音結果における音圧とを比較することにより、現時点の無端ベルト33の張力の状態を把握することができる。
この把握により、無端ベルト33の張力が適切範囲外になったか否かの判断を行うことが可能となり、該張力が正常範囲外である場合には無端ベルト33の張力を調整して適切な張力が付与された状態に戻す処置をとることが可能になる。具体的には、従動プーリー42の取り付け位置を変える処置をとることにより、前記張力を適切な範囲内に調整することができる。
本実施形態1においては、キャリッジ8を無端ベルト33の回転移動によって往復移動させて記録動作を実行している最中に、収音部12が無端ベルト33の回転移動に基いて発生する音を収音することができる。無端ベルト33は両端に位置する駆動プーリー41と従動プーリー42の間に所定の張力が付与された状態で巻き掛けられているが、無端ベルト33の張力が何らかの原因で変化した場合、収音部12で収音される音にはその張力の変化に対応する情報が含まれることになる。
そのため、例えば、無端ベルト33の張力が正常な状態において、その「張力」と収音される音データの内の例えば「音圧」との関係を予め求めておけば、この正常状態における音圧と張力との関係と現時点の収音結果における音圧とを比較することにより、現時点の無端ベルト33の張力の状態を把握することができる。
この把握により、無端ベルト33の張力が適切範囲外になったか否かの判断を行うことが可能となり、該張力が正常範囲外である場合には無端ベルト33の張力を調整して適切な張力が付与された状態に戻す処置をとることが可能になる。具体的には、従動プーリー42の取り付け位置を変える処置をとることにより、前記張力を適切な範囲内に調整することができる。
図7(A)(B)(C)は収音部12で収音される収音結果の一例であり、各周波数と音圧との関係を示すグラフである。所定周波数Fsにおいて音圧のピーク値SP0、SP1、SP2があり、この例では、その値が図7(A)、図7(B)、図7(C)と進むにつれて大きくなっている。
無端ベルト33の張力が正常な状態における同様のグラフ(周波数と音圧との関係のグラフ)を基準音として求めておけば、その基準音と実測される前記収音結果を比較することで、現時点の無端ベルト33の張力の状態を把握することができる。例えば、図7(B)の所定周波数Fsにおける音圧の値SP1では、無端ベルト33の張力は正常の範囲であると判断し、図7(A)や図7(C)の所定周波数Fsにおける音圧の値SP1、SP2では、無端ベルト33の張力は正常範囲外であると判断するようにできる。
無端ベルト33の張力が正常な状態における同様のグラフ(周波数と音圧との関係のグラフ)を基準音として求めておけば、その基準音と実測される前記収音結果を比較することで、現時点の無端ベルト33の張力の状態を把握することができる。例えば、図7(B)の所定周波数Fsにおける音圧の値SP1では、無端ベルト33の張力は正常の範囲であると判断し、図7(A)や図7(C)の所定周波数Fsにおける音圧の値SP1、SP2では、無端ベルト33の張力は正常範囲外であると判断するようにできる。
更に、本実施形態1においては、収音部12は、前記プーリー41,42の少なくとも一方及び無端ベルト33に面する位置に設けられているので、無端ベルト33の回転移動に基いて発生する音を効率的に収音することができる。
[実施形態2](図6)
本実施形態2においては、制御部20は、収音部12の収音結果に基づいて無端ベルト33の張力の適否を判断する判断部45を備えている。判断部45は、ROM23に格納された基準音と収音部12が収音した収音結果とを比較して無端ベルト33の張力が正常範囲か否かを判断する。
ここで、基準音とは、実施例1において説明したように、無端ベルト33の張力が正常な状態において、その「張力」と収音される音データの内の例えば「音圧」との関係を予め求めたもの、即ち前記張力の正常状態における音圧と張力との関係である。この基準音が予めROM23に格納されていて、無端ベルト33の張力の適否の判断を制御部20が行える点が実施形態1と異なる。
本実施形態2においては、制御部20は、収音部12の収音結果に基づいて無端ベルト33の張力の適否を判断する判断部45を備えている。判断部45は、ROM23に格納された基準音と収音部12が収音した収音結果とを比較して無端ベルト33の張力が正常範囲か否かを判断する。
ここで、基準音とは、実施例1において説明したように、無端ベルト33の張力が正常な状態において、その「張力」と収音される音データの内の例えば「音圧」との関係を予め求めたもの、即ち前記張力の正常状態における音圧と張力との関係である。この基準音が予めROM23に格納されていて、無端ベルト33の張力の適否の判断を制御部20が行える点が実施形態1と異なる。
本実施形態2においては、判断部45による判断結果を利用することができ、その判断結果が無端ベルト33の張力が適否の「否」になっている場合には、ユーザーが直ちに「適」にするための処置をとることが可能になる。
[実施形態3](図8)
本実施形態3においては、制御部20は判断部45の判断結果を報知するように構成されている。具体的には、判断部45が前記収音結果と前記基準音とを比較して無端ベルト33の張力の適否を判断し、その判断結果をユーザーが認識できるように例えば表示部に表示する。尚、判断結果の報知は、「否」であると判断した場合だけ該否であることを表す情報を出力するようにしてもよい。
この報知により、ユーザーが直ちに無端ベルトの張力を「適」にするための処置をとることが可能になる。
本実施形態3においては、制御部20は判断部45の判断結果を報知するように構成されている。具体的には、判断部45が前記収音結果と前記基準音とを比較して無端ベルト33の張力の適否を判断し、その判断結果をユーザーが認識できるように例えば表示部に表示する。尚、判断結果の報知は、「否」であると判断した場合だけ該否であることを表す情報を出力するようにしてもよい。
この報知により、ユーザーが直ちに無端ベルトの張力を「適」にするための処置をとることが可能になる。
判断部45による判断結果の報知の仕方の一例を以下に説明する。
図8は特定の周波数についての音圧の経時変化を示すグラフである。図8において、音圧SH及びSLは、無端ベルト33の張力が適切範囲から外れることになる境界線に対応しており、音圧SHは上限を、音圧SLが下限を示している。図8において、曲線46は実測された収音結果の経時変化である。実線部分が現時点までの音圧変化、破線は今後の音圧変化の予想線である。
判断部45の判断結果について、図8にしめしたような報知の仕方をすれば、無端ベルト33の張力が適正範囲を外れたことを把握できるだけでなく、前記適正範囲を超えるタイミングを予想することが可能になる。
図8は特定の周波数についての音圧の経時変化を示すグラフである。図8において、音圧SH及びSLは、無端ベルト33の張力が適切範囲から外れることになる境界線に対応しており、音圧SHは上限を、音圧SLが下限を示している。図8において、曲線46は実測された収音結果の経時変化である。実線部分が現時点までの音圧変化、破線は今後の音圧変化の予想線である。
判断部45の判断結果について、図8にしめしたような報知の仕方をすれば、無端ベルト33の張力が適正範囲を外れたことを把握できるだけでなく、前記適正範囲を超えるタイミングを予想することが可能になる。
[実施形態4](図2)
本発明の実施形態4について、実施形態1の説明で用いた図2を用いて説明する。本実施形態4においては、無端ベルト33の張力を調整する張力調整部47を備えている。そして制御部20は、収音部12の収音結果に基づいて張力調整部47による調整を実行するように構成されている。張力調整部47の具体的構造は特定の構造に限定されない。例えばラック及びピニオン機構を利用して従動プーリー42の取り付け位置を移動させて前記張力を調整する構造が挙げられる。
本発明の実施形態4について、実施形態1の説明で用いた図2を用いて説明する。本実施形態4においては、無端ベルト33の張力を調整する張力調整部47を備えている。そして制御部20は、収音部12の収音結果に基づいて張力調整部47による調整を実行するように構成されている。張力調整部47の具体的構造は特定の構造に限定されない。例えばラック及びピニオン機構を利用して従動プーリー42の取り付け位置を移動させて前記張力を調整する構造が挙げられる。
本実施形態4においては、制御部20が収音部12の収音結果に基づいて張力調整部47による張力の調整を実行するので、無端ベルト33の張力の調整が自動的に行われる。これにより、無端ベルト33の張力を自動的に調整して適切な張力が付与された状態を保つことが可能である。
[実施形態5](図2)
本発明の実施形態5について、実施形態1の説明で用いた図2を用いて説明する。本実施形態5においては、収音部12は、無端ベルト33に面する位置に設けられ、無端ベルト33を叩くことによる振動で発生する音を収音するように構成されている。
具体的には、駆動プーリー41と従動プーリー42の両方から離れた位置であって、無端ベルト33の連結部43が設けられていない一方側ベルト部33aに面する位置に設けられている(図2の符号48の領域付近)。これにより、収音部12は収音に際して連結部43の影響を受けにくくなっている。
本発明の実施形態5について、実施形態1の説明で用いた図2を用いて説明する。本実施形態5においては、収音部12は、無端ベルト33に面する位置に設けられ、無端ベルト33を叩くことによる振動で発生する音を収音するように構成されている。
具体的には、駆動プーリー41と従動プーリー42の両方から離れた位置であって、無端ベルト33の連結部43が設けられていない一方側ベルト部33aに面する位置に設けられている(図2の符号48の領域付近)。これにより、収音部12は収音に際して連結部43の影響を受けにくくなっている。
本実施形態5においては、無端ベルト33の移動に基いて発生する音として、実施形態1の無端ベルト33の回転移動に基いて発生する音ではなくて、無端ベルト33を叩くことによる振動で発生する音を利用している。
本実施形態5によれば、収音部12は、無端ベルト33を叩くことによる振動で発生する音を収音するので、無端ベルト33の停止中に無端ベルト33を叩くことで無端ベルト33の張力の状態を把握するための情報を容易に得ることができる。
本実施形態5によれば、収音部12は、無端ベルト33を叩くことによる振動で発生する音を収音するので、無端ベルト33の停止中に無端ベルト33を叩くことで無端ベルト33の張力の状態を把握するための情報を容易に得ることができる。
以上の通り本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
以上、本発明について具体的な実施形態に基づいて詳述したが、ここで、本発明について、もう一度まとめて説明する。
以上、本発明について具体的な実施形態に基づいて詳述したが、ここで、本発明について、もう一度まとめて説明する。
本発明の第1の態様の記録装置1は、無端ベルト33と、無端ベルト33が巻き掛けられるプーリー41、42と、無端ベルト33の移動に基いて発生する音を収音する収音部12とを備えることを特徴とする。
ここで、収音部12とは、音を受音部35で受けて電気信号に変換するものを意味する。受音部45とは、音(音圧)を受けて振動する部分を意味する。なお、「音」は人間の可聴領域の周波数のものに限らず非可聴領域の周波数も含む。
ここで、収音部12とは、音を受音部35で受けて電気信号に変換するものを意味する。受音部45とは、音(音圧)を受けて振動する部分を意味する。なお、「音」は人間の可聴領域の周波数のものに限らず非可聴領域の周波数も含む。
本態様によれば、収音部12が無端ベルト33の移動に基いて発生する音を収音する。無端ベルト33は両端に位置する一対のプーリー41、42間に所定の張力が付与された状態で巻き掛けられている。無端ベルト33の張力が変化した場合、収音部12で収音される音にはその張力の変化に対応する情報が含まれることになる。従って、この張力変化に対応する情報に基づいて無端ベルト33の張力の状態を把握することが可能になる。この把握により、無端ベルト33の張力が適切範囲外になったか否かの判断を行うことが可能となり、以って無端ベルト33の張力を調整して適切な張力が付与された状態を保つことが可能になる。
本発明の第2の態様の記録装置1は、第1の態様において、収音部12は、プーリー41、42の少なくとも一方及び無端ベルト33に面する位置に設けられ、無端ベルト33の回転移動に基いて発生する音を収音することを特徴とする。
本態様によれば、収音部12は、プーリー41、42の少なくとも一方及び無端ベルト33に面する位置に設けられているので、無端ベルト33の回転移動に基いて発生する音を効率的に収音することができる。
本態様によれば、収音部12は、プーリー41、42の少なくとも一方及び無端ベルト33に面する位置に設けられているので、無端ベルト33の回転移動に基いて発生する音を効率的に収音することができる。
本発明の第3の態様の記録装置1は、第1の態様において、収音部12は、無端ベルト33に面する位置に設けられ、無端ベルト33を叩くことによる振動で発生する音を収音することを特徴とする。
無端ベルト33の移動に基いて発生する音として、無端ベルト33の前記回転移動に基いて発生する音の他に無端ベルト33を叩くことによる振動で発生する音も利用することができる。本態様によれば、収音部12は、無端ベルト33を叩くことによる振動で発生する音を収音するので、無端ベルト33の停止中に無端ベルト33を叩くことで無端ベルト33の張力の状態を把握するための情報を容易に得ることができる。
無端ベルト33の移動に基いて発生する音として、無端ベルト33の前記回転移動に基いて発生する音の他に無端ベルト33を叩くことによる振動で発生する音も利用することができる。本態様によれば、収音部12は、無端ベルト33を叩くことによる振動で発生する音を収音するので、無端ベルト33の停止中に無端ベルト33を叩くことで無端ベルト33の張力の状態を把握するための情報を容易に得ることができる。
本発明の第4の態様の記録装置1は、第1の態様から第3の態様のいずれか一つの態様において、収音部12の収音結果に基づいて無端ベルト33の張力の適否を判断する判断部45を備えることを特徴とする。
本態様によれば、判断部45による判断結果を利用することができ、その判断結果が無端ベルト33の張力が適否の「否」になっている場合には、ユーザーが直ちに「適」にするための処置をとることが可能になる。
本態様によれば、判断部45による判断結果を利用することができ、その判断結果が無端ベルト33の張力が適否の「否」になっている場合には、ユーザーが直ちに「適」にするための処置をとることが可能になる。
本発明の第5の態様の記録装置1は、第4の態様において、制御部20は判断部45の判断結果を報知することを特徴とする。
本態様によれば、判断結果の報知を受けて、ユーザーが直ちに「適」にするための処置をとることが可能になる。
本態様によれば、判断結果の報知を受けて、ユーザーが直ちに「適」にするための処置をとることが可能になる。
本発明の第6の態様の記録装置1は、第1の態様から第5の態様のいずれか一つの態様において、無端ベルト33の張力を調整する張力調整部47と、収音部12の収音結果に基づいて張力調整部47による調整を実行する制御部20とを備えることを特徴とする。
本態様によれば、制御部20が収音部12の収音結果に基づいて張力調整部47による調整を実行するので、無端ベルト33の張力の調整が自動的に行われる。これにより、無端ベルト33の張力を自動的に調整して適切な張力が付与された状態を保つことが可能になる。
本態様によれば、制御部20が収音部12の収音結果に基づいて張力調整部47による調整を実行するので、無端ベルト33の張力の調整が自動的に行われる。これにより、無端ベルト33の張力を自動的に調整して適切な張力が付与された状態を保つことが可能になる。
本発明の第7の態様の記録装置1は、第1の態様から第6の態様のいずれか一つの態様において、収音部12の受音部35は、収音対象と0.1mm以上5mm以下の距離の位置で対向して設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、収音対象に極めて接近した位置で収音することができるので、ノイズ少なく且つ高感度で収音することができ、以って無端ベルト33の張力変化の状態を精度よく把握することができる。
本態様によれば、収音対象に極めて接近した位置で収音することができるので、ノイズ少なく且つ高感度で収音することができ、以って無端ベルト33の張力変化の状態を精度よく把握することができる。
本発明の第8の態様の記録装置1は、第1の態様から第7の態様のいずれか一つの態様において、収音部12は、シリコンマイクであることを特徴とする。
本態様によれば、収音部12はシリコンマイクであるので、該シリコンマイクは小型で感度が高いうえ、周波数帯域も広く、更に耐久性に優れ様々な環境下で長期にわたり使用可能である。また、検出対象に接近した位置で収音することが可能である。
本態様によれば、収音部12はシリコンマイクであるので、該シリコンマイクは小型で感度が高いうえ、周波数帯域も広く、更に耐久性に優れ様々な環境下で長期にわたり使用可能である。また、検出対象に接近した位置で収音することが可能である。
1 記録装置、2 プラテン、3 プラテン、4 プラテン、5 駆動ローラー、
6 ヒーター、7 従動ローラー、8 キャリッジ(移動部)、9 記録ヘッド、
10 ヒーター、11a ガイド軸、11b ガイド軸、
12 収音部(シリコンマイク)、13 ヒーター、14 セット部、15 巻取部、
16 被記録媒体Pの記録面、17 被記録媒体Pの記録面とは反対側の面、
18 搬送部、19 PC、20 制御部(判断部、処理部)、21 CPU、
22 システムバス、23 ROM、24 RAM、25 ヘッド駆動部、
26 ヒーター駆動部、27 モーター駆動部、28 キャリッジモーター、
29 送出モーター、30 搬送モーター、31 巻取モーター、32 入出力部、
33 無端ベルト、33a 一方側ベルト部、33b 他方側ベルト部、
34 音圧、35 受音部、36 電子回路、37 絶縁体、38 背面電極、
41 駆動プーリー、42 従動プーリー、43 連結部、44 ベースフレーム、
45 判断部、46 曲線(収音結果)、47 張力調整部、48 領域、
P 被記録媒体、SP0 音圧のピーク値、SP1 音圧のピーク値、
SP2 音圧のピーク値、Fs 所定周波数、SH 音圧(上限)、
SL 音圧(下限)
6 ヒーター、7 従動ローラー、8 キャリッジ(移動部)、9 記録ヘッド、
10 ヒーター、11a ガイド軸、11b ガイド軸、
12 収音部(シリコンマイク)、13 ヒーター、14 セット部、15 巻取部、
16 被記録媒体Pの記録面、17 被記録媒体Pの記録面とは反対側の面、
18 搬送部、19 PC、20 制御部(判断部、処理部)、21 CPU、
22 システムバス、23 ROM、24 RAM、25 ヘッド駆動部、
26 ヒーター駆動部、27 モーター駆動部、28 キャリッジモーター、
29 送出モーター、30 搬送モーター、31 巻取モーター、32 入出力部、
33 無端ベルト、33a 一方側ベルト部、33b 他方側ベルト部、
34 音圧、35 受音部、36 電子回路、37 絶縁体、38 背面電極、
41 駆動プーリー、42 従動プーリー、43 連結部、44 ベースフレーム、
45 判断部、46 曲線(収音結果)、47 張力調整部、48 領域、
P 被記録媒体、SP0 音圧のピーク値、SP1 音圧のピーク値、
SP2 音圧のピーク値、Fs 所定周波数、SH 音圧(上限)、
SL 音圧(下限)
Claims (8)
- 無端ベルトと、
前記無端ベルトが巻き掛けられるプーリーと、
前記無端ベルトの移動に基いて発生する音を収音する収音部と、を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、
前記収音部は、
前記プーリーの少なくとも一方及び前記無端ベルトに面する位置に設けられ、
前記無端ベルトの回転移動に基いて発生する音を収音する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、
前記収音部は、
前記無端ベルトに面する位置に設けられ、
前記無端ベルトを叩くことによる振動で発生する音を収音する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記収音部の収音結果に基づいて前記無端ベルトの張力の適否を判断する判断部を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項4に記載の記録装置において、
前記制御部は前記判断部の判断結果を報知することを特徴とする記録装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記無端ベルトの張力を調整する張力調整部と、
前記収音部の収音結果に基づいて前記張力調整部による調整を実行する制御部と、を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記収音部の受音部は、収音対象と0.1mm以上5mm以下の距離の位置で対向して設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記収音部は、シリコンマイクであることを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014084749A JP2015203484A (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014084749A JP2015203484A (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015203484A true JP2015203484A (ja) | 2015-11-16 |
Family
ID=54597045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014084749A Pending JP2015203484A (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015203484A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6350782B1 (ja) * | 2017-12-22 | 2018-07-04 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベーターのロープテンション確認装置およびエレベーターのロープテンション確認システム |
JP2018154071A (ja) * | 2017-03-21 | 2018-10-04 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置及び搬送方法 |
WO2019049796A1 (ja) * | 2017-09-08 | 2019-03-14 | 三菱電機株式会社 | Vベルトの張力異常判定装置、その方法、およびエスカレーター |
-
2014
- 2014-04-16 JP JP2014084749A patent/JP2015203484A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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