JP2013117551A - 画像加熱制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録材の種類や、環境温度に関係なく、安定した画像加熱性を迅速に確保できる画像加熱装置を提供する。
【解決手段】通紙部温度検出手段の検出温度が予め定められる第1の温度に制御されるように、加熱源に供給する電力供給量を制御する電力供給量制御手段と、非通紙部温度検出手段で検出される温度が予め定められる第2の温度に到達する際の電力供給量を検出する電力供給量検出手段と、第2の温度に到達する際に、電力供給量検出手段で検出された電力供給量の大小に応じて、電力供給量がより大きい場合には送風手段の送風量をより大きくするように送風手段による冷却のための送風を開始する送風制御手段を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式等を採用した、プリンタ、複写機、ファクシミリ、或いはそれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置に用いられ、記録材上の画像を加熱する画像加熱制御装置に関する。
この画像加熱制御装置としては、例えば、記録材上の未定着画像を定着する定着装置や、記録材に定着された画像を加熱することにより画像の光沢を増大させる光沢増大化装置等を挙げることができる。
電子写真方式を用いた画像形成装置において、記録材上の未定着トナー画像を定着する定着装置としては、熱ローラ方式の定着装置やフィルム(フィルム)定着方式の定着装置が多く用いられている。熱ローラ方式の定着装置は、互いに圧接して回転する、加熱回転体としての定着ローラと加圧回転体としての加圧ローラを有する。定着ローラは、金属製の中空ローラ基体の外周に離型層、或いは弾性層と離型層等の所望の機能層を形成具備させてある。
そして、中空ローラ基体の内部に配設したハロゲンランプ等のヒータにより内側より加熱され、定着ローラ外面が所定の定着温度に維持されるように温調制御される。加圧ローラは、芯金に耐熱弾性ゴムローラ部を形成した弾性ローラであり、定着ローラに対して弾性に抗して圧接して定着ローラとの間に所定幅の定着ニップ部を形成する。そして、定着ニップ部に対して未定着トナー画像を担持した記録材を導入して挟持搬送させることで、定着ローラの熱とニップ圧により未定着トナー画像を記録材面に固着画像として定着させるものである。
フィルム定着方式の定着装置は、固定支持されたセラミックヒータ等の加熱体と、該加熱体に密着して摺動しつつ搬送される加熱回転体としての可撓性を有するエンドレスフィルム体(以下、定着フィルムと記す)を有する。また、該定着フィルムを介して加熱体に圧接して定着フィルムとの間に定着ニップ部を形成する弾性加圧ローラを有する。定着ニップ部に対して未定着トナー画像を担持した記録材を導入して定着フィルムと一緒に挟持搬送させることで、加熱体で加熱される定着フィルムの熱とニップ圧で未定着トナー画像を記録材面に固着画像として定着させるものである。
このフィルム定着方式の定着装置は、定着フィルムを直接加熱することになり、電源投入後、定着ニップ部は短時間で所定の温度に達するので、電源投入後の待ち時間を大幅に短縮することができる。また、定着フィルムの必要部分のみを加熱するので、電力消費も少ない利点がある。加熱体としてのセラミックヒータ及び加熱回転体としての定着フィルムに低熱容量の部材を用いてオンデマンドタイプの装置を構成することができる。
その結果、画像形成実行時のみ熱源であるセラミックヒータに通電して所定の定着温度に発熱させればよく、装置電源オンから画像形成実行可能状態までの待ち時間が短く(クイックスタート性)、スタンバイ時の消費電力も大幅に小さい(省電力)等の利点がある。
ところで、上記のような熱ローラ方式やフィルム定着方式の定着装置においては、装置に通紙可能な最大幅の最大サイズ記録材よりも幅が小さい小サイズ記録材を連続的に通紙して定着を実行させた場合に、加熱回転体の非通紙領域の表面温度が過度に上昇する。いわゆる、非通紙部昇温現象が起きる。
これは、小サイズ記録材を連続的に通紙すると、定着ニップ部の記録材の通過しない非通紙領域では記録材による奪熱が無い分だけ、部分的に蓄熱されるためである。この現象は、定着装置の端部昇温あるいは非通紙部昇温と称され、この非通紙部昇温が高温になると、ホットオフセットの発生や装置構成部品の熱劣化につながる。これを、より具体的に説明すると、最大サイズ記録材、例えばA4横紙(297mmサイズ)の全域を定着するためには、加熱回転体の幅方向の温度をこの最大サイズ記録材の幅以上は均一にする必要がある。
然しながら、最大サイズ記録材よりも幅が小さい小サイズ記録材、例えばA4縦紙(210mmサイズ)を連続通紙すると、加熱回転体の温度は非通紙領域が過度に上昇し、定着用部材の温度が通紙領域部分と非通紙領域部分とで温度差が生じる。そのため、次に、最大サイズ記録材、若しくは連続通紙を行った小サイズ転写材よりも幅が大きな中サイズ記録材(例えばB4縦紙)を通紙すると、小サイズ記録材の非通紙部に相当する部分でホットオフセットが生じて、画質を著しく低下させていた。
上記の小サイズ記録材の連続通紙時に発生する加熱回転体の非通紙領域の過度の温度上昇は、省エネルギー化を目指すために加熱回転体の熱容量を低減したフィルム定着方式の定着装置において特に顕著である。この非通紙領域の過度の温度上昇に伴って発生するホットオフセットを防止するため、従来の定着装置では、小サイズ記録材の連続した通紙後に、非通紙領域を自己放熱冷却する期間を設けていた。
即ち、小サイズ記録材の連続した通紙後に、所定の時間若しくは非通紙領域の加熱回転体若しくは加圧回転体の温度を検知する検知手段の信号値が所定値となるまで、非通紙領域を自己放熱冷却する期間を設けていた。そして、加熱回転体若しくは加圧回転体の幅方向全域の温度分布がほぼ均一となった後に、最大サイズ記録材等の通紙を行っていた。しかしながら、自己放熱冷却を行って、加熱回転体若しくは加圧回転体の幅方向全域の温度分布をほぼ均一にするには、数十秒から数分程度の冷却時間(以下、ダウンタイムと称す)が必要となる。つまり、ダウンタイムの分だけ次の通紙が出来なく、生産性の向上を妨げていた。
また、定着装置に冷却ファンを設け、定着ローラおよび加圧ローラの両端の非通紙部に送風する冷却システムを搭載することにより、その温度上昇を抑制する構成が知られている(特許文献1、2、3)。特許文献1では、定着装置に配置した冷却ファンから両端部の非通紙域側に、冷却風を選択的に送風している。また、特許文献2では、冷却ファンから前記非通紙域側に、冷却風を送風する際に、使用する用紙の幅に応じて、送風口の幅方向の長さを調節することによって、両端部の冷却効果を調整し、異なったサイズの紙に対しても、前記非通紙部昇温を防止している。
また、特許文献3では、定着用部材の非通紙領域部分の温度を検知する手段を設け、検知した温度に応じて冷却ファンの送風を調整することによって両端部の冷却効果を調整し、異なったサイズの紙に対しても、前記非通紙部昇温を防止している。
特開平4−51179号公報 特開2003−076209号公報 特開2010-072399号公報
しかしながら前述した従来のような、冷却ファンを設けて非通紙部の加熱ローラおよび加圧ローラに送風する冷却システムを搭載した定着装置においては、以下の課題があった。通紙する紙種類によって冷却ファンによる冷却能力が適正なレベルとならず、定着不良、ホットオフセットといった問題が生じる場合があった。図1(a)は冷却ファンを備えた定着器の概略構成と、セラミックヒータ部の温度分布の関係を示した図である。401は記録紙、404はセラミックヒータ発熱部、402、403は冷却ファンである。記録紙401はセラミックヒータ404の中央部を通る破線Bを中心に搬送される。
セラミックヒータ発熱部404の発熱量は、セラミックヒータ発熱部404の中央部のQ点に設けられた温度検出手段の結果に基づいて調整され、セラミックヒータ発熱部404中央部が所望の温度に制御される。線K,破線Jはそれぞれ、熱容量が異なる記録紙を通紙した場合の、セラミックヒータ発熱部404の温度分布である。破線Jは熱容量が大きい記録紙を通紙した場合、線Kは熱容量が破線Jに比べて小さい記録紙を流した場合の温度分布を示す。図に示すように熱容量が大きい記録紙ほど、非通紙部G、Hの温度が高くなっている。
セラミックヒータ発熱部404で発生した熱は、通紙される記録紙に伝達される。このとき、記録紙の熱容量が大きいほど、伝達される熱量も大きくなる。即ち、記録紙の熱容量が大きいほど、セラミックヒータ発熱部404の記録紙通紙領域と非通紙部:G,Hの温度差が大きくなる。非通紙領域G,Hの温度上昇により、記録紙端部L、Mの温度が上昇しホットオフセットが発生する。ホットオフセットを防止するには、冷却ファンの送風量を一律に高くし、非通紙領域G、Hを冷却をする方法が考えられる
しかしながら、この場合は熱容量が小さい記録紙の通紙に、記録紙端部L、Mの温度が低下し、定着不良が発生する問題があった。また、記録紙の熱容量を検知する手段あるいは環境温度を検知する手段を装置に設け、その結果に応じて冷却ファンの風量を調整することで上記問題を解決する方法もあるが、この場合は装置のコストアップが生じる問題があった。
また、記録紙の非通紙部の温度を検出する端部サーミスタを設け、その結果に応じて冷却ファンの送風量を調整することで上記問題を解決する方法もある。しかしながら、ファン駆動開始時のファン送風量初期値から適正値までの送風量の差が大きい場合、冷却ファンの送風量を適正値に調整するまでに時間を要し、冷却ファンの送風量を適正化するまでの間に、定着不良やホットオフセットが発生する問題があった。
即ち、端部サーミスタに関し、小サイズ紙を連続通紙した際の端部昇温速度は、通紙している記録材の厚み(坪量)や装置の置かれた環境によって変わる。端部サーミスタの温度を基準にファンを稼働する際に、ファン稼働開始時の風量を決める必要があるが、端部昇温速度が速い場合に合わせた送風量に一律に設定した場合は、過冷却で定着不良が発生する可能性がある。また、端部昇速度が遅い場合に合わせた送風量に設定した場合には、冷却能力不足で端部では加熱回転体(フィルム)がダメージを受けることがある。
本発明の目的は、記録材の種類(熱容量)、又は装置外部の環境温度に関係なく、安定した画像加熱性を迅速に確保できる画像加熱制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像加熱制御装置の代表的な構成は、加熱源によって加熱される回転可能な加熱回転体と、前記加熱回転体との間で記録材が挟持搬送されて通紙されるニップ部を形成する加圧部材と、前記加熱回転体、前記加圧部材の少なくとも一方の非通紙部に送風する送風手段と、前記加熱回転体における各サイズの幅の記録材が通紙される通紙部の温度を検出する通紙部温度検出手段と、前記加熱回転体における通紙可能な最小サイズの幅の記録材が通過しない非通紙部の温度を検出する非通紙部温度検出手段と、通紙に際し、前記通紙部温度検出手段の検出温度が予め定められる第1の温度に制御されるように、前記加熱源に供給する電力供給量を制御する電力供給量制御手段と、前記非通紙部温度検出手段で検出される温度が予め定められる第2の温度に到達する際の前記電力供給量を検出する電力供給量検出手段と、前記第2の温度に到達する際に、前記電力供給量検出手段で検出された前記電力供給量の大小に応じて、前記電力供給量がより大きい場合には前記送風手段の送風量をより大きくするように前記送風手段による冷却のための送風を開始する送風制御手段と、を有することを特徴とする。
また本発明に係る画像加熱制御装置の他の代表的な構成は、加熱源によって加熱される回転可能な加熱回転体と、前記加熱回転体との間で記録材が挟持搬送されて通紙されるニップ部を形成する加圧部材と、前記加熱回転体、前記加圧部材の少なくとも一方の非通紙部に送風する送風手段と、前記加熱回転体における各サイズの幅の記録材が通紙される通紙部の温度を検出する通紙部温度検出手段と、前記加熱回転体における通紙可能な最小サイズの幅の記録材が通過しない非通紙部の温度を検出する非通紙部温度検出手段と、通紙に際し、前記通紙部温度検出手段の検出温度が予め定められる第1の温度に制御されるように、前記加熱源に供給する電力供給量を制御する電力供給量制御手段と、前記非通紙部温度検出手段で検出される温度が予め定められる第2の温度に到達する際の前記電力供給量を検出する電力供給量検出手段と、前記第2の温度に到達する際に、前記電力供給量検出手段で検出された前記電力供給量の大小および前記記録材の搬送される方向と交差する方向のサイズの大小に応じて、前記電力供給量がより大きい場合には前記送風手段の送風量をより大きくすると共に、前記サイズがより小さい場合には前記送風手段の送風量をより大きくするように前記送風手段による冷却のための送風を開始する送風制御手段と、を有することを特徴とする。
(作用)
送風手段の送風稼働開始直前に加熱源に供給されている電力供給量を検出することで端部昇温速度を認識し、その端部昇温速度に応じた送風量に設定して送風手段による送風を行う。
本発明によれば、記録材の種類(熱容量)、又は装置外部の環境温度に関係なく、安定した画像加熱性を迅速に確保できる。
(a)は課題を説明する図、(b)は第1の実施形態に係る画像加熱制御装置の概要を説明する図である。 本実施形態に係る画像加熱制御装置を搭載した画像形成装置の全体構成図である。 第1の実施形態の画像加熱制御装置としての定着装置の構成図である。 第1の実施形態におけるセラミックヒータの構成図である。 第1の実施形態における電力制御回路を説明する図である。 第1の実施形態におけるシャッター位置の説明図である。 第1の実施形態における紙サイズがB群の場合の送風手段の説明図である。 第1の実施形態の送風手段におけるファン駆動回路の説明図である。 第1の実施形態における紙サイズがC群の場合のシャッタ位置の説明図である。 第1の実施形態における紙サイズがA群の場合のシャッタ位置の説明図である。 第1の実施形態の送風手段における送風制御フロー図である。 第1の実施形態のタイミングチャート図である。 第1の実施形態のファン駆動電圧設定表である。 第2の実施形態のタイミングチャート図である。 第2の実施形態の送風手段における送風制御フロー図である。 第2の実施形態における冷却ファンの駆動電圧を調整する段階の送風制御フロー図である。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
図2は本実施形態の画像加熱装置としての定着装置を搭載したレーザビームプリンタ100の構成図である。レーザプリンタ100は、記録紙Pを収納するデッキ101を有し、デッキ101内の記録紙Pの有無を検知するデッキ紙有無センサ、デッキ101内の記録紙Pのサイズを検知する紙サイズ検知センサ103が設けられる。更に、デッキ101から記録紙Pを繰り出すピックアップローラ104、繰り出された記録紙Pを搬送するデッキ給紙ローラ105、デッキ給紙ローラ105と対をなし、記録紙Pの重送を防止するためのリタードローラ106が設けられている。
そして、デッキ給紙ローラ105の下流には、デッキ101と、後述する両面反転部からの給紙搬送状態を検知する給紙センサ107が設けられる。さらに下流へと記録紙Pを搬送するための給紙搬送ローラ108、記録紙Pを印刷タイミングと同期して搬送するレジストローラ対109、レジストローラ対109への記録紙Pの搬送状態を検知するレジ前センサ110が配設されている。また、レジストローラ対の下流には、ビデオコントローラ128からの画像情報に基づいて、レーザスキャナ部111からレーザ光を発光し感光ドラム1上にトナー像を形成するプロセスカートリッジ112が設けられる。
そして、感光ドラム1上に形成されたトナー像を記録紙P上に転写するためのローラ部材113(以後転写ローラと記す)、記録紙P上の電荷を除去し感光ドラム1からの分離を促進するための放電部材114(以後除電針と記す)が配設されている。さらに、除電針114の下流には搬送ガイド115、記録紙P上に転写されたトナー像を熱定着する定着装置116、定着装置116からの搬送状態を検知する定着排紙センサ119が設けられる。そして、定着装置116から搬送されてきた記録紙Pに対し、排紙部か両面反転部に行き先を切り替えるための両面フラッパ120が配設されている。
また、排紙部側の下流には排紙部の紙搬送状態を検知する排紙センサ121、記録紙を排紙する排紙ローラ対122が配設されている。一方、記録紙Pの両面に印字するために片面印字終了後の記録紙Pを表裏反転させ、再度画像形成部へと給紙するための両面反転部が設けられている。両面反転部側には、正逆転によって記録紙Pをスイッチバックさせる反転ローラ対123、反転ローラ123への紙搬送状態を検知する反転センサ124が設けられる。
また、記録紙Pの横方向位置を合わせるための横方向レジスト部(不図示)から記録紙Pを搬送するためのDカットローラ125、両面反転部の記録紙P搬送状態を検知する両面センサ126が設けられる。更に、両面反転部から給紙部へと記録紙Pを搬送するための両面搬送ローラ対127が配設されている。本画像形成装置の一連の制御は、エンジンコントローラ4に搭載されたCPU(中央演算処理装置)5によって行われる。
(画像加熱制御装置)
本発明に係わる画像加熱制御装置は、画像加熱装置と、画像形成装置内に設けられる制御装置とを結合したものを例示するが、制御装置が画像加熱装置内に設けられるものであっても良い。
図1(b)に本実施形態に拘る画像加熱制御装置の上面図を示す。記録材401はA方向に通紙され、セラミックヒータ発熱部404の長手方向中央部Qに位置するサーミスタ(温度検出手段)の検出温度が所定温度となるように、電流制御手段200でセラミックヒータ発熱部404への電流量が制御される。
そして、後述するように送風量を制御する制御値(電流)値が、電力供給量検出手段としての制御値(電流値)検出手段300で検出され、送風制御手段400によって制御値(電流値)に応じた送風量で非通紙部への冷却のための送風がなされる。ここで、通紙部が各サイズの幅の記録材が通紙される領域であるに対し、非通紙部は通紙可能な最大サイズの記録材の幅よりも小さい記録材を通紙する際に生ずる通紙されない領域である。電流制御手段200、送風制御手段400については、後述する説明においてCPU5(画像形成装置内)が両方の機能を有するものとする。
図3は、本実施形態に係るフィルム加熱方式の定着装置の概略構成の模型図である。204は、セラミックヒータ固定兼フィルム内面ガイド用の耐熱性・断熱性・剛体ステーであり、記録紙210の搬送路を横断する方向(図面に垂直方向)を長手とする横長部材である。205は、後述するセラミックセラミックヒータであり、ステー204の下面に長手に沿って形成した溝部に嵌入して耐熱性接着剤で固定支持させた、転写材搬送路を横断する方向を長手とする横長部材である。
201は、円筒状の耐熱性フィルム部材(以下、定着フィルムと記す)であり、加熱源としてのセラミックヒータ205を取り付けたステー204にルーズに外嵌させてある。ヒータ205によって加熱され回転可能な加熱回転体としての定着フィルム201は、例えば、厚さ40〜100μm程度であり、以下のような材質で構成される。
即ち、耐熱性・離型性・強度・耐久性等を有するPTFE、PFAなどの円筒状単層フィルム、あるいはポリイミド、ポリアミドなどの円筒状フィルムの外周面にPTFE、PFA、FEPなどをコーティングした複合層フィルムである。202は加圧ローラであり、芯金203の外周にシリコーンゴム等の耐熱性弾性層204をローラ状に同心一体に設けた弾性ローラである。
この加圧ローラ202と、ステー204側のセラミックヒータ205とを、定着フィルム201を挟ませて、加圧ローラ202の弾性に抗して圧接させてある。矢印Nで示した範囲がその圧接により形成される定着ニップ部である。加圧ローラ204は非図示の定着駆動モータにより矢示Bの方向に所定の周速度で回転駆動される。この加圧ローラ204の回転駆動により、定着ニップ部Nにおける該ローラ204と定着フィルム201の外面との摩擦力で定着フィルム201に直接的に回転力が作用する。
即ち、記録材としての記録紙210が矢印A方向で定着ニップ部Nに導入されたときは、記録紙210を介して定着フィルム201に回転力が間接的に作用し、定着フィルム201がセラミックヒータ205の下面に圧接摺動しつつ、時計方向Cに回転駆動される。これによって、加熱源としてのセラミックヒータ205が、定着フィルム201の内周面と摺擦するように設けられているため、定着フィルム201が加熱される。
ステー204は、フィルム内面ガイド部材としても機能して、定着フィルム201の回転を容易にする。定着フィルム201の内面と、セラミックヒータ205の下面との摺動抵抗を低減するために、両者の間に耐熱性グリス等の潤滑剤を少量介在させることもできる。
加圧ローラ202の回転による定着フィルム201の回転が定常化し、セラミックヒータ205の温度が所定に立ち上がった状態において、記録紙210が導入される。即ち、フィルム201を挟んでセラミックヒータ205と加圧ローラ202とで形成される定着ニップ部Nの定着フィルム201と加圧ローラ202との間に、画像定着すべき記録紙210が導入される。すると、定着フィルム201と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されることにより、セラミックヒータ205の熱がフィルム201を介して記録紙210の未定着画像に付与され、記録紙210上の未定着画像が記録紙210面に加熱定着されるものである。
定着ニップ部Nを通った記録紙210は、定着フィルム201の面から分離されて搬送される。なお、図3における矢印Aは記録紙210の搬送方向を示す。206はサーミスタであり、セラミックヒータ205上に所定の圧で押し当てられ、セラミックヒータ205表面の温度を検出する。セラミックヒータ205の表面の温度を検出することは、間接的に加熱回転体としての定着フィルム201の温度を検出することに相当する。
即ち、通紙部に対応した位置のサーミスタ305(図4)は、加熱回転体としての定着フィルム201の通紙部における温度に関連して、加熱回転体としての定着フィルム201の通紙部に対応した位置の温度を検出する温度検出手段として機能する。サーミスタの詳細構成は後述する。
図3で221は送風手段で、記録材の搬送される方向と交差する方向のサイズが小さい記録紙(小サイズ記録紙)を連続通紙した場合に生じる、加熱ローラ202の非通紙領域の過度の温度上昇を送風によって冷却する冷却手段として機能する。222は冷却ファンであり、矢印Dの方向に送風する。ダクト223によって冷却風は定着フィルム201に当てられ、フィルムを冷却する。冷却手段はセラミックヒータの両端に設けられている。冷却手段の詳細構成は後述する。
(セラミックヒータ)
図4はセラミックヒータの構成図である。セラミックヒータ205は、記録紙の搬送方向に対して直交する方向に長く配設されている。基材としてはアルミナ(Al2O3)を用いており、一面側に印刷によって発熱パターン302が形成されている。また、発熱パターン302は電気絶縁層としてのガラス保護膜によって被覆されている。303a、303bは給電電極であり、発熱パターン302の両端に電圧を印加できるように形成されている。
(温度検出手段)
本実施形態の定着装置では、図4に示すように、セラミックヒータ205の温度を測定するための温度検出手段としてサーミスタを3個有し、各サーミスタはセラミックヒータ上に所定の圧で押し当てられている。図4において、305、306、307がサーミスタの配置位置を示している。3つのサーミスタはセラミックヒータ長手方向に配置され、305はセラミックヒータ中央部、306、307は端部に配置している。各サーミスタは不図示の温度検出回路を介して、画像形成装置のCPU5(図2)に入力されている。
(電力制御回路)
次にセラミックヒータ205に電力を供給する電力制御回路について説明する。図5は電力供給制御回路の接続図である。5はCPU、503はトライアック、504はAC電源である。トライアック503とセラミックヒータ205は直列接続されており、AC電源504によって電圧が印加される。トライアック503はCPU5からヒータ駆動信号S1によってON・OFF制御され、セラミックヒータ205への通電が行われる。前述のサーミスタの検出出力に基づいてヒータ駆動信号S1をON・OFF制御することで、セラミックヒータ205を所定温度に温調制御する。
本実施形態では、通紙部であるセラミックヒータ中央部305(図4)に配置されたサーミスタの検出値が予め定められる第1の温度として200℃に制御されるように、セラミックヒータ302の加熱のための電力供給量を制御する。具体的には、図5の電流検知回路505が、セラミックヒータ302に印加される電力供給量としての電流量を検出する。電流検知回路505は、特開2009−251030号公報等で開示されている構成であって、定着装置に流れる電流を逐次検出する方式のものである。
電流検知回路505の検知結果は信号S3(図5)によってCPU5に入力され、検出された電流値がCPU5によって2乗演算処理され、更に時間平均処理が行われて、電流値の確定値が得られる。なお、平均処理は1秒毎に行われ、逐次更新される。セラミックヒータ205の電力は、印加される電流値の2乗に比例することから、電流検知回路505の検出結果としての信号S3によって、セラミックヒータ205に印加される電力値を検出することができる。
(送風手段)
次に定着装置に搭載されている定着冷却のための送風手段の構成を図7を用いて詳細に説明する。定着冷却のための送風手段は、ファン221、702を定着装置の両端部に有している。ファン221、702は冷却ファン制御回路751によって駆動され、ファン221、702が駆動すると、ファン221、702から冷風が送出される。冷風は、ダクト715、716を通過して、矢印L、Mの方向で定着フィルム201に当てられ、これにより定着フィルム201を冷却する。
703と704はシャッターであり、ファン221、702から送出された冷風の風路を調整するため、非図示の駆動手段によって変位される。シャッターの位置は、図7に示す位置Aと、図9に示す位置Bの2モードであり、各モードによって冷風の風路が切り替わる。シャッターの位置は、図6に示すシャッター位置設定表に基づいて決定される。記録紙が図6のB群に属する場合は、シャッター703、704は位置A(図7)に設定され、C群に属する場合は、位置B(図9)に設定される。
このように記録紙のサイズに応じて、送風口の幅方向の長さを調節することによって、両端部の冷却効果を調整し、異なったサイズの紙に対しても、非通紙部昇温を防止できる。なお、A群に属する記録紙を通紙する場合、図10に示すようにシャッター703、704は閉じた状態に設定する。A群に属する記録紙は記録紙幅がセラミックヒータ205の発熱体幅がほぼ同じであるため、非通紙部昇温は発生しない。よってプリント中の冷却ファンは停止し、シャッター703、704も閉じた状態とする。
(送風制御回路)
図8で、送風制御回路である冷却ファン制御回路751(図7)の内部構成を説明する。冷却ファン制御回路751は、ファン221及び702の2つのファンを駆動し、それぞれCPU5から出力される信号S8、S9によって制御される。CPU5から出力される信号S8、S9はパルス幅変調された信号である。端子815から入力された信号S8は、抵抗803、コンデンサ804で構成されたフィルタによって直流電圧に変換され、オペレーションアンプ817の正入力端子に入力される。
オペレーションアンプ817の出力端子に電圧が発生すると、抵抗802を介してトランジスタ801のベースに電流が印加され、トランジスタ801がオン状態となり、ファン221に電圧が印加される。一方、オペアンプの負入力端子には、トランジスタ801のエミッタが抵抗806、806を介して接続されている。このような回路によって、信号S8に応じた電圧レベルがファン221に印加される。ファン221を駆動する駆動電圧V221は下記式で表すことができる。
V221=(R805+R806)/R805×Vc×DUTY(S8)・・・(式1)
また、同様に冷却ファン702を駆動する駆動電圧V702は下記式で表すことができる。
V702=(R810+R811)/R810×Vc×DUTY(S9)・・・(式2)
ここで、R805、R806、R810、R811は、夫々抵抗805、抵抗806、抵抗810、抵抗811の抵抗値である。また、Vdは信号S8、S9の振幅電圧である。
(送風制御方法)
以下、本実施形態における冷却ファンの制御方法を説明する。本実施形態では、非通紙部に設けられる温度検出手段である端部サーミスタで検出される温度が所定温度に到達する際の電力供給量としての電流値を、送風手段の送風量を制御するための制御値として用いる。図12は、連続プリント時ヒータ電流、サーミスタ温度、及び冷却ファン駆動のタイミング図を示している。また、図11は冷却ファンの一連の制御方法を示すフロー図である。図12において、タイミングT01でプリントが開始すると、定着装置116が駆動すると共に、前述した電力制御回路の駆動によってセラミックヒータ205に電流が印加される。
これによって、セラミックヒータ205の中央部に配置されたサーミスタTh1(通紙部温度検出手段)、端部に配置されたサーミスタTh2、Th3(非通紙部温度検出手段)の温度が上昇する。本実施形態では、サーミスタTh2、Th3(非通紙部温度検出手段)は、通紙可能な最小サイズの幅の記録材が通過しない非通紙部であって各サイズの幅の記録材に対して兼用した位置に設けられる。
セラミックヒータ205に流れる電流は、セラミックヒータ205の中央部に配置されたサーミスタTh1の温度が、所定のターゲット温度Ttgtとなるよう電力制御回路によって制御される。サーミスタTh1の温度が上昇を続け、Th1の温度が目標温度Ttgtに到達すると、記録紙がデッキ101から給紙される(タイミングT02)。
そして、前述の電子写真プロセス処理工程後に記録紙が定着装置116に到達し(タイミングT03)、記録紙への定着処理が行われる。定着装置116に記録紙が通紙した後、サーミスタTh1はターゲット温度Ttgtで推移する。
一方、セラミックヒータ205の端部に配置されたサーミスタTh2及びTh3は、前述した非通紙部昇温現象によってターゲット温度Ttgtを超えて上昇を続ける。サーミスタTh2、Th3のいずれかが予め定められる第2の温度として送付ファン駆動温度Tfdに到達した時点で、冷却のための送風を行う冷却ファンの駆動を開始する(タイミングT04)。冷却ファンによる冷却後は、サーミスタTh2、Th3の温度は低下する。所定の記録動作が終了した時点(タイミングT05)で、ヒータ電流を停止すると共に、冷却ファンを停止する。次に、図11を用いて、冷却ファンの制御手順を説明する。
T01(図12)のタイミングでは、ステップ1102(S1102)でプリントする記録紙が図10に示したA群、B群、C群に分類され、A群であるか否かの判断を行う。ここでA群の場合は、S1113に移行し、ファン駆動ファンを行わずにプリント処理を行う。A群の場合は前述した通り、セラミックヒータ302の発熱幅にほぼ等しいサイズの記録紙であり、非通紙領域の温度上昇が小さいため、冷却ファンによる定着器の冷却を行わない。一方、B群またはC群の場合はS1103以降の一連の処理でファンの冷却動作を実行する。
タイミングT02(図12)で、サーミスタTh1の温度が目標温度Ttgtに到達すると、S1103では定着装置116への記録紙の通紙状況を確認し、記録紙が通過した時点でS1104に移行し、前述の電流検知回路によるヒータ電流の計測をスタートする。更に、S1105において端部サーミスタ:Th2、Th3の温度を監視し、いずれかの温度が第2の温度である冷却ファン動作温度Tfdに到達した時点で、S1106からS1109までを行う。即ち、電流値確定、ファン風量算出、シャッター移動、送風ファン駆動を実行する。S1106ではS1104で開始したヒータ電流の計測を停止し、確定した制御値(電流値)をIfdを得る。
このようにして、通紙に際し、通紙部の温度検出手段であるサーミスタTh1で検出される温度が予め定められる第1の温度に制御されるように、加熱回転体の加熱のための電力供給量が電力供給量制御手段によって制御される。一方、非通紙部の温度検出手段であるサーミスタTh2、Th3が予め定められる第2の温度であるTfdに到達する際の制御値(電流値)Ifdが送風量制御用に確定する。ヒータ電流値は前述した通り、1秒間隔での移動平均値が測定されているので、制御値(電流値)IfdはタイミングT04よりも1秒前区間の平均値となる(なお、制御値(電流値)IfdをタイミングT04の時点の電流値とすることもできる)。
続いて、S1107でファン送風量を決定する処理を行う。ファン送風量は制御値(電流値)Ifdと、通紙している紙サイズに応じて設定する。具体的には、図13に示すファン駆動電圧設定表を用いて決定する。記録紙は主走査方向に紙サイズに応じて決められたI群からIV群まで分類される。また、ヒータ電流値は4種類に分類化し、ヒータ電流と紙サイズの組み合わせで冷却ファン駆動電圧を決める。例えば記録紙がLTR横で、ヒータ電流値が8Aの場合、紙サイズはII群、ヒータ電流値は7A≦Ifd<9Aの群に分類れるので、ファン駆動電圧は10Vに決定される。
図13に示すように、ファン駆動電圧はヒータ電流値Ifdが大きい程、高く設定する。即ち、加熱回転体である定着フィルムの加熱のための電力供給量の大小に応じて、電力供給量がより大きい場合に送風量をより大きくするように送風量制御を行う。その理由は、ヒータ電流値が高い程、非通紙部領域の温度上昇が大きくなり、非通紙部の温度上昇を抑えるためには冷却ファン221、702による強い冷却が必要になるからである。
また紙サイズによって異なるファン駆動電圧を設定する理由は、主走査方向の紙の長さによって、温調制御するのに必要な電流が異なるからである。この方法で冷却ファン駆動電圧を設定することで、非通紙部昇温を抑えるのに適正な冷却ファンの冷却性能を設定することができる。
このようにして、図11のS1108で前述した通り、図10に従ってシャッターが所定位置に移動した後に、S1109でS1107で決定したファン駆動電圧でファン駆動を開始する(タイミングT04)。そして、S1110でプリントが終了したと判断した場合は、S1111で冷却ファン停止、S1112でシャッターを閉口し、一連の処理を終える。
本実施形態によれば、冷却ファンの送風量をセラミックヒータに印加する電力と記録紙のサイズに応じて調整する。このことで、通紙される記録紙の種類、記録紙のサイズに拘らず、冷却ファンの冷却能力が適正値となり、定着不良、ホットオフセットといった問題を回避することが可能となる。
以上説明した通り、本実施形態の画像加熱装置においては、端部サーミスタTh2、Th3の温度が所定温度以上となった場合に、電流値確定、ファン風量算出、シャッター移動、送風ファン駆動を行う。このような制御を行うことで、冷却ファン221及び702による冷却能力が紙種類に関わらず適正値となり、定着不良、ホットオフセットといった問題を回避することが可能となる。
《第2の実施形態》
本実施形態における画像加熱装置の基本構成は、第1の実施形態の画像加熱装置と同じであり、冷却ファン制御方法のみが異なる。
(共通点)
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、セラミックヒータ205に流れる電流は、セラミックヒータ205の中央部に配置されたサーミスタTh1の温度が所定のターゲット温度Ttgtとなるよう、電力制御回路によって制御される。そして、セラミックヒータ205の端部に配置されたサーミスタTh2、Th3は、前述した非通紙部昇温現象によってターゲット温度Ttgtを超えて上昇を続け、いずれかが送付ファン駆動温度Tfdに到達した時点で、冷却ファンの駆動を開始する。
これにより、送付ファン駆動温度Tfdに到達しない時点で、冷却ファンの駆動を開始してしまう場合に比べ、省エネルギー化が達成される。サーミスタTh2、Th3は、このように冷却ファンの駆動開始タイミングを図ることに用いられる一方、サーミスタTh1は上述したようにセラミックヒータ205に流れる電流を検出する(これにより、冷却ファンによる送風量が決定される)ことに用いられる。即ち、ヒータ電流に応じて決定した送風量で冷却ファンを駆動することにより、セラミックセラミックヒータ205の端部の冷却が行なわれる。
(相違点)
本実施形態の画像形成装置では、第1の実施形態と同様の方法で冷却ファンの駆動電圧を決定した後に、サーミスタの検知結果に応じて冷却ファンの駆動電圧を調整することを特徴とする。以下、第1の実施形態と異なる箇所を説明する。
図15に、プリント動作時の定着冷却手段の一連の制御フローを示す。第1の実施形態における制御と異なるのは、図15のS1515、S1516において、2つの冷却ファン221,702の送風量を調整する処理である。図16において、S1601〜S1606はS1515内の制御フロー、S1651〜S1656はS1516内の制御フローを示している。
S1602にて、セラミックセラミックヒータ205の端部に配置されたサーミスタTh2711と、冷却ファン動作温度Tfdを比較する。そして、サーミスタTh2711の温度がTfdに対し5℃以上高い場合(図14)は、S1603にて冷却ファン221の駆動電圧V221を1V上昇させる。次に、S1603でサーミスタTh2711の温度がTfdに対し5℃以上低い場合は、S1603にて冷却ファン221の駆動電圧V221を1V下降させる。図13は、S1515にて冷却ファン221の風量が調整された場合の、ヒータ電流、サーミスタ温度、及び冷却ファン駆動のタイミング図を示している。
タイミングT04にて、S1509の処理によってファン駆動電圧V221が出力される。冷却ファン221によってセラミックヒータ205の端部が冷却され、サーミスタTh2は低下する。その後、サーミスタTh2は上昇する。これは冷却ファン221の風量が最適でなく、冷却能力が不十分な場合に発生する現象である。冷却能力が最適に設定されない原因としては、記録紙が搬送方向中心に対してずれて搬送される、片寄状態の搬送された場合等がある。
サーミスタTh2が上昇を続け、冷却ファン動作温度:Tfdよりも5℃高くなったタイミングT05で、S1602,S1603の処理が行われ、ファン駆動電圧V221が1V上昇し、これによりサーミスタTh2は再び下降し、安定する。このような制御を行うことで、S1501〜S1509の処理によって、冷却ファン221の送風量が最適値に設定されなかった場合であっても、S1515の処理で送風量が再び調整され、短時間で送風量を最適レベルに設定することができる。冷却ファン702の制御に関しても、S1651〜S1656の処理で同様の制御が行われる。
以上説明した通り、本実施形態においては、端部サーミスタTh2、Th3の温度が所定温度以上となった場合に、電流値確定、ファン風量算出、シャッター移動、送風ファン駆動を行う。更に、前記方法で決定した送風量でのファン駆動後に、サーミスタの検知結果に応じて冷却ファンの送風量を調整することで、片寄状態での搬送時においても、冷却ファン221及び702による冷却能力を短期間で紙種類に関わらず適正値に設定できる。これにより、定着不良、ホットオフセットといった問題を回避することが可能となる。
なお、上記説明では、冷却ファン221による送風を端部サーミスタTh2、Th3の温度が所定温度以上となったT04のタイミングで開始していた。これに替えて、定着器116への通紙が行われるT03のタイミングでヒータ電流を測定して冷却ファン221による送風を開始する方法でも同様の効果を得ることができる。
この他、本発明の範囲内で、上述した技術事項を適宜組合せ、あるいは変形させても良い。変形例としては、例えば以下に示す通りである。
(変形例1)
上述した実施形態においては、定着フィルムの加熱のための電力供給量として電流量を制御したが、電圧量を制御してもよい。
(変形例2)
上述した実施形態においては、セラミックヒータ205の中央部に配置されたサーミスタTh1の他に、セラミックヒータ205の端部に各サイズの幅の記録材に対して兼用した位置に配置されたサーミスタTh2、Th3を用いたが、本発明はこれに限られない。即ち、端部側のサーミスタとして、幅の異なる記録材に対して夫々の位置(各記録材の非通紙部となる位置)が異なる複数個のサーミスタを設け、記録材の幅に応じて位置が異なるサーミスタを用いるようにすることもできる。
(変形例3)
上述した実施形態においては、加熱回転体の通紙部における温度に関連して、加熱回転体の通紙部に対応した位置の温度を検出する温度検出手段として、セラミックヒータ205の中央部に配置されたサーミスタTh1を用いた。サーミスタTh1により、セラミックヒータ205の表面温度を検出(加熱回転体としての定着フィルムの温度を間接的に検出)したが、微小化した温度検出手段を用いて、加熱回転体としての定着フィルムの温度を直接検出するようにしても良い。
(変形例4)
上述した実施形態においては、加熱回転体の非通紙部に送風するようにしたが、加熱回転体、前記加圧部材の少なくとも一方の非通紙部に送風するようにすれば良い。
(変形例5)
上述した実施形態においては、加圧部材として加圧ローラを用いたが、加圧ローラの替わりに、固定された加圧パッドを用いてもよい。
200・・電流制御手段、201・・定着フィルム、202・・加圧ローラ、205・・セラミックヒータ、221・・冷却ファン、300・・制御値(電流値)検出手段、400・・送風制御手段、Th1・・サーミスタ(通紙部温度検出手段)、Th2、Th3・・サーミスタ(非通紙部温度検出手段)

Claims (6)

  1. 加熱源によって加熱される回転可能な加熱回転体と、
    前記加熱回転体との間で記録材が挟持搬送されて通紙されるニップ部を形成する加圧部材と、
    前記加熱回転体、前記加圧部材の少なくとも一方の非通紙部に送風する送風手段と、
    前記加熱回転体における各サイズの幅の記録材が通紙される通紙部の温度を検出する通紙部温度検出手段と、
    前記加熱回転体における通紙可能な最小サイズの幅の記録材が通過しない非通紙部の温度を検出する非通紙部温度検出手段と、
    通紙に際し、前記通紙部温度検出手段の検出温度が予め定められる第1の温度に制御されるように、前記加熱源に供給する電力供給量を制御する電力供給量制御手段と、
    前記非通紙部温度検出手段で検出される温度が予め定められる第2の温度に到達する際の前記電力供給量を検出する電力供給量検出手段と、
    前記第2の温度に到達する際に、前記電力供給量検出手段で検出された前記電力供給量の大小に応じて、前記電力供給量がより大きい場合には前記送風手段の送風量をより大きくするように前記送風手段による冷却のための送風を開始する送風制御手段と、
    を有することを特徴とする画像加熱制御装置。
  2. 加熱源によって加熱される回転可能な加熱回転体と、
    前記加熱回転体との間で記録材が挟持搬送されて通紙されるニップ部を形成する加圧部材と、
    前記加熱回転体、前記加圧部材の少なくとも一方の非通紙部に送風する送風手段と、
    前記加熱回転体における各サイズの幅の記録材が通紙される通紙部の温度を検出する通紙部温度検出手段と、
    前記加熱回転体における通紙可能な最小サイズの幅の記録材が通過しない非通紙部の温度を検出する非通紙部温度検出手段と、
    通紙に際し、前記通紙部温度検出手段の検出温度が予め定められる第1の温度に制御されるように、前記加熱源に供給する電力供給量を制御する電力供給量制御手段と、
    前記非通紙部温度検出手段で検出される温度が予め定められる第2の温度に到達する際の前記電力供給量を検出する電力供給量検出手段と、
    前記第2の温度に到達する際に、前記電力供給量検出手段で検出された前記電力供給量の大小および前記記録材の搬送される方向と交差する方向のサイズの大小に応じて、前記電力供給量がより大きい場合には前記送風手段の送風量をより大きくすると共に、前記サイズがより小さい場合には前記送風手段の送風量をより大きくするように前記送風手段による冷却のための送風を開始する送風制御手段と、
    を有することを特徴とする画像加熱制御装置。
  3. 前記電力供給量は、電流量または電圧量であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像加熱制御装置。
  4. 前記加熱回転体はフィルム部材であって、前記加熱源は前記フィルム部材の内周面と摺擦するように設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像加熱制御装置。
  5. 前記加圧部材は加圧ローラであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像加熱制御装置。
  6. 前記加圧部材は加圧パッドであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像加熱制御装置。
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