JP2015176027A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファーストプリントタイムが長くなることを防ぎつつ、定着スリーブの変形を防止することができる定着装置を提供すること。
【解決手段】定着スリーブ2に与えられる熱エネルギーが所定値以上となった場合に送風手段8が定着スリーブ2に向けて送風することで、定着スリーブ2の被加熱部2Aを冷却することができ、温度差による変形を防止することができる。また、定着スリーブ2の中心を通るように軸方向に沿って送風することにより、被加熱部2Aから他の部分へ熱伝達され、定着スリーブ2の周方向の温度を均等化することができる。従って、定着スリーブ2全体の昇温速度の低下を抑制することができ、ファーストプリントタイムが長くなることを防止することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、加圧ローラと、該加圧ローラに対向して設けられる定着スリーブと、該定着スリーブを加熱する加熱手段と、を備えた定着装置、及び、該定着装置を備えた画像形成装置に関する。
プリンタ・複写機・ファクシミリなどの画像形成装置に対し、近年、省エネルギー化・高速化についての市場要求が強くなってきている。
画像形成装置では、電子写真記録・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセスにより、画像転写方式や直接方式を用いて未定着トナー画像が記録材シート・印刷紙・感光紙・静電記録紙などの記録材に形成される。未定着トナー画像を記録材に定着させるための定着装置として、定着ベルトとして無端ベルト状の定着スリーブを用いたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来の定着装置では、定着スリーブの内部に加熱手段を備えた金属熱伝導体が設けられるとともに、定着スリーブが対向して設けられた加圧ローラに従動して回転する。このような構成により、定着スリーブ全体を温めることができ、ファーストプリントタイムを短縮するとともに高速回転時の熱量不足を解消することができる。
さらに、金属熱伝導体を介して定着スリーブを間接的に加熱する構成から、定着スリーブを直接加熱する構成に変更することで、ファーストプリントタイムを短縮することができる。
しかしながら、このような構成の定着装置では、定着スリーブ全体を均等に加熱することは困難であり、加熱される部分とその周辺部との間に温度差が生じると、熱応力によって変形してしまう可能性がある。一方、加熱される部分の昇温速度を定着スリーブ内の熱伝導速度に対して低く設定すれば、温度差を抑制することができるもののファーストプリントタイムが長くなってしてしまう。
本発明は、ファーストプリントタイムが長くなることを防ぎつつ、定着スリーブの変形を防止することができる定着装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、上記課題を解決するために、加圧ローラと、該加圧ローラに対向して設けられる定着スリーブと、該定着スリーブを加熱する加熱手段と、を備えた定着装置であって、前記加熱手段によって前記定着スリーブに与えられる熱エネルギーを測定するエネルギー測定手段と、前記定着スリーブの中心を通るように軸方向に沿って送風可能な送風手段と、前記エネルギー測定手段によって測定された熱エネルギーが所定値以上となった場合に、前記定着スリーブに向けて送風するように前記送風手段を制御する制御手段と、を有して構成されることを特徴とする定着装置である。
本発明の定着装置によれば、定着スリーブに与えられる熱エネルギーが所定値以上となった場合に送風手段が定着スリーブに向けて送風することで、定着スリーブを冷却し、局所的に高温となって変形することを防止することができる。また、定着スリーブの中心を通るように軸方向に沿って送風することにより、定着スリーブのうち加熱される部分から他の部分へ熱伝達され、定着スリーブの周方向の温度を均等化することができる。従って、定着スリーブ全体の昇温速度の低下を抑制することができ、ファーストプリントタイムが長くなることを防止することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置に設けられた定着装置を示す側面図である。 前記定着装置を示す斜視図である。 図2のIII−III断面図である。 前記画像形成装置の概略を示す側面図である。 本発明の変形例の定着装置を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜3は、それぞれ、本発明の実施形態の定着装置1を示す側面図、斜視図、及び、断面図である。
定着装置1は、加圧ローラ4と、加圧ローラ4に対向して設けられる定着スリーブ2と、定着スリーブ2を加熱する加熱手段3(図1の例ではハロゲンヒータ)と、加熱手段3によって定着スリーブ2に与えられる熱エネルギーを測定する図示しないエネルギー測定手段と、定着スリーブ2の軸方向に沿って送風可能な送風手段8と、送風手段8を制御する図示しない制御手段と、定着スリーブ2の回転数を測定する図示しない回転数測定手段と、定着スリーブ2の両端部に設けられる導風部材9と、を備える。
定着スリーブ2内には、ニップ部Nを形成するニップ形成部材5が設けられ、定着スリーブ2内面と直接(もしくは、図示しない摺動シートを介して間接的に)摺動するようになっている。図1ではニップ部Nの形状が平坦状であるが、凹形状やその他の形状であっても良い。(ニップ部の形状は凹形状の方が、記録紙先端の排出方向が加圧ローラ寄りになり、分離性が向上するのでジャムの発生が抑制される。)
定着スリーブ2はニッケルやSUSなどの金属ベルトやポリイミドなどの樹脂材料を用いた無端ベルト状(もしくはフィルム)のものとする。ベルトの表層はPFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)またはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)層などの離型層を有し、トナーが付着しないように離型性を持たせている。ベルトの基材とPFAまたはPTFE層の間にはシリコーンゴムの層などで形成する弾性層があっても良い。シリコーンゴム層がない場合は熱容量が小さくなり、定着性が向上するが、未定着画像を押し潰して定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部にユズ肌状の光沢ムラ(ユズ肌画像)が残るという不具合が生じる。これを改善するにはシリコーンゴム層を100μm以上設ける必要がある。シリコーンゴム層の変形により、微小な凹凸が吸収されユズ肌画像が改善する。
定着スリーブ2の内部にはニップ形成部材5を支持するための支持部材6(ステー)が設けられ、加圧ローラ4により圧力を受けるニップ形成部材5の撓みを防止し、軸方向で均一なニップ幅を得られるようになっている。
また、定着装置1は、加熱手段3と支持部材6との間に反射部材6Aを備え、加熱手段3からの輻射熱などにより支持部材6が加熱されてしまうことによる無駄なエネルギー消費が抑制されている。ここで反射部材6Aを備える代わりに支持部材6表面に断熱もしくは鏡面処理を行っても同様の効果を得ることが可能となる。
加熱手段3は、定着スリーブ2のうち対向する部分を被加熱部2Aとして加熱する。加熱手段は、図示したハロゲンヒータでも良いが、IHであっても良いし、抵抗発熱体やカーボンヒータ等であっても良い。
加圧ローラ4は、芯金4Aの外側に弾性ゴム層4Bが設けられており、離型性を得るために弾性ゴム層4Bの表面に図示しない離型層(PFAまたはPTFE層)が設けられている。加圧ローラ4は、図4に示す画像形成装置100に設けられたモータなどの図示しない駆動源からギヤを介して駆動力が伝達され回転する。また、加圧ローラ4は、スプリングなどにより定着スリーブ2側に押し付けられており、弾性ゴム層4Bが押し潰されて変形することにより、所定のニップ幅を有している。
加圧ローラは、中空のローラであっても良く、ハロゲンヒータなどの加熱源を有していても良い。弾性ゴム層は、ソリッドゴムでも良いが、加圧ローラ内部にヒータが無い場合には、スポンジゴムが用いられていても良い。スポンジゴムを用いた方が、断熱性が高まり定着スリーブの熱が奪われにくくなるので、より望ましい。
定着スリーブ2は加圧ローラ4により連れ回り回転する。図1の場合は加圧ローラ4が駆動源により回転し、ニップ部Nでベルトに駆動力が伝達されることにより定着スリーブ2が回転する。定着スリーブ2は、ニップ部Nで挟み込まれて回転し、ニップ部N以外では両端部に保持部材7が挿入されてガイドされ、走行する。
エネルギー測定手段及び制御手段は、例えば画像形成装置100のCPUに設けられる。制御手段は、加圧ローラ4の回転を制御可能に設けられている。
画像形成装置100は、加熱手段3を駆動する電力と、定着スリーブ2に与えられる熱エネルギーと、の関係を記憶した記憶手段(例えばROM)を備え、エネルギー測定手段は、この関係に基づいて定着スリーブ2に与えられる熱エネルギーを測定する。
回転数測定手段は、定着スリーブ2の単位時間当たりの実際の回転数を測定するものであって、例えば、定着スリーブ2にマーカが設けられて光学的に測定してもよいし、磁性部材が設けられて磁気的に測定してもよい。
送風手段8は、図2に示すように定着装置1の軸方向の一端側(右側)に設けられ、定着スリーブ2と同軸上に回転軸を有し、定着スリーブ2の中心を通るように送風するファンである。送風手段8は、図3に示すように、定着スリーブ2の一端側に送風口を備えて他端側(左側)に向けて送風することで、周方向において定着スリーブ2に温度差が生じることを防止することができる。さらに、送風手段8は、被加熱部2Aに向けて送風して確実に冷却することができる。また、送風手段8の羽根部の外径は、定着スリーブ2の内径より大きく形成されている。
導風部材9は、内面が滑らかな曲面状に形成された筒状部材であって、保持部材7と送風手段8との間に設けられ、定着スリーブ2の一端側に設けられた保持部材7から送風手段8に向かうにしたがって内径が大きくなるように形成されている。図3には定着スリーブ2の一端側の導風部材9を示すが、他端側にも略同様の形状を有する導風部材が設けられる。また、右側の導風部材9の右側端部には軸方向に沿ったネジ穴が形成されており、送風手段8がネジ止めによって取り付け可能に構成されている。
送風手段8が図3において左側に向けて送風すると、右側の導風部材9によって定着スリーブ2の内側に導風され、定着スリーブ2の内側を通過した後、左側の導風部材を通過して排気される。従って、通気経路は、中央部において定着スリーブ2によって筒状に形成されるとともに、導風部材9によって端部に向かうにしたがって内径が拡大され、ベンチュリ形状に形成されている。即ち、定着スリーブ2と導風部材9とが、導風手段として機能する。
通気経路がベンチュリ形状であることで、導風部材9よりも断面積が小さく形成された定着スリーブ2の内側において流速が速くなり、効率良く被加熱部2Aを冷却して熱を拡散させることができる。
次に、制御手段によって送風手段8を制御する手順について説明する。まず、加熱手段を駆動する電力に基づいてエネルギー測定手段が熱エネルギーを測定し、この熱エネルギーが所定値以上となるか否かを制御手段が判定する。ここで、熱エネルギーの所定値は、熱応力による変形が生じないような昇温速度(例えば3K/sec)で定着スリーブ2の被加熱部2Aを昇温させるエネルギーであって、適宜な値が設定されていればよい。
熱エネルギーが所定値以上となった場合、制御手段は、送風手段8を制御して定着スリーブ2に向けて送風させる。熱エネルギーが所定値よりも小さくなったら、制御手段は送風手段8を停止させる。定着装置の運転中は上記の動作が繰り返される。
さらに、制御手段は、上記のような熱エネルギーに基づく制御に加え、定着スリーブ2の回転数に基づいて送風手段8を制御してもよい。即ち、回転数測定手段が測定した定着スリーブ2の回転数が加圧ローラ4の回転数よりも少なくなった場合(加圧ローラ4と定着スリーブ2とがスリップした場合)に、制御手段が、送風手段8を制御して定着スリーブ2に向けて送風させてもよい。
このように定着スリーブ2の回転数に基づいた制御を行えば、スリップによって定着スリーブ2の周方向の一部が被加熱部2Aとして集中的に加熱された場合に、この被加熱部2Aを冷却することができる。
また、制御手段は、上記のような熱エネルギーに基づく制御に加え、加圧ローラ4の回転に基づいて送風手段8を制御してもよい。即ち、制御手段は、加圧ローラ4の回転を停止させた場合(例えば、画像形成装置100において、異常が生じたり、電源がオフになったり、カバーが開かれたりした場合)に、送風手段8を制御して定着スリーブ2に向けて送風させてもよい。
このように加圧ローラ4の回転に基づいて制御を行えば、加圧ローラが回転停止させられた後に、それ以前に与えられた熱によって定着スリーブ2に変形が生じてしまうことを防止することができる。
次に、画像形成装置100の構成を図4に基づいて説明する。画像形成装置100は、複数の色画像を形成する作像部がベルトの展張方向に沿って並置されたタンデム方式を用いるカラープリンタある。本発明はこの方式に限定されず、また、プリンタだけではなく複写機やファクシミリ装置などを対象とすることも可能である。
図2において画像形成装置100は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に色分解された色にそれぞれ対応する像としての画像を形成可能な像担持体としての感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkを並設したタンデム構造が採用されている。
画像形成装置100では、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに形成された可視像が、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに対峙しながら矢印A1方向に移動可能な無端ベルトが用いられる中間転写体(以下、転写ベルトという)11に対して1次転写行程を実行してそれぞれの画像が重畳転写される。その後、記録シートなどが用いられる記録紙Sに対して2次転写行程を実行することで一括転写されるようになっている。
各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkの周囲には、感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkの回転に従い画像形成処理するための画像形成手段が配置されている。ここで、ブラック画像形成を行う感光体ドラム20Bkを対象として説明すると、感光体ドラム20Bkの回転方向に沿って画像形成処理を行う帯電装置30Bkと、現像装置40Bkと、1次転写ローラ12Bkと、クリーニング装置50Bkと、が配置されている。帯電後に行われる書き込みは、光書込装置60が用いられる。
転写ベルト11に対する重畳転写は、転写ベルト11がA1方向に移動する過程において、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに形成された可視像が、転写ベルト11の同じ位置に重ねて転写される。即ち、転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに対向して配設された1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkによる電圧印加によって、A1方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして行われる。
各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkは、A1方向の上流側からこの順で並んでいる。各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像をそれぞれ形成するための画像ステーションに備えられている。
画像形成装置100は、色毎の画像形成処理を行う4つの画像ステーションと、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkの上方に対向して配設され、転写ベルト11及び1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkを備えた転写ベルトユニット10と、転写ベルト11に対向して配設され転写ベルト11に従動し、連れ回りする転写部材としての転写ローラである2次転写ローラ14と、転写ベルト11に対向して配設され転写ベルト11上をクリーニングする中間転写ベルト用のクリーニング装置13と、これら4つの画像ステーションの下方に対向して配設された光書き込み装置としての光書込装置60と、を有している。
光書込装置60は、光源としての半導体レーザ、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、折り返しミラーおよび偏向手段としての回転多面鏡などを装備している。光書込装置60は、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに対して色毎に対応した書き込み光Lb(図2では、便宜上、ブラック画像の画像ステーションのみを対象として符号が付けてあるが、その他の画像ステーションも略同様である)を出射して感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに静電潜像を形成する構成とされている。
画像形成装置100には、感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkと転写ベルト11との間に向けて搬送される記録紙Sを積載した給紙カセットとしてのシート給送装置70と、シート給送装置70から搬送されてきた記録紙Sを、画像ステーションによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkと転写ベルト11との間の転写部に向けて繰り出すレジストローラ対81と、記録紙Sの先端がレジストローラ対81に到達したことを検知する図示しないセンサと、が設けられている。
画像形成装置100には、トナー像が転写された記録紙Sにトナー像を定着させるためのローラ定着方式の定着手段としての定着装置1と、定着済みの記録紙Sを画像形成装置100の本体外部に排出する排紙ローラ82と、画像形成装置100の本体上部に配設されて排紙ローラ82により画像形成装置100の本体外部に排出された記録紙Sを積載する排紙トレイ83と、排紙トレイ83の下側に位置し、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーを充填されたトナーボトル9Y、9C、9M、9Bkと、が設けられている。
転写ベルトユニット10は、転写ベルト11、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkの他に、転写ベルト11が掛け回されている駆動ローラ15及び従動ローラ16を有している。
従動ローラ16は、転写ベルト11に対する張力付勢手段としての機能も備えており、このため、従動ローラ16には、バネなどを用いた付勢手段が設けられている。このような転写ベルトユニット10と、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkと、2次転写ローラ14と、クリーニング装置13と、で転写装置10Aが構成されている。
シート給送装置70は、画像形成装置100の本体下部に配設されており、最上位の記録紙Sの上面に当接する給紙ローラとしての給送ローラ84を有している。給送ローラ84が反時計回り方向に回転駆動されることにより、最上位の記録紙Sをレジストローラ対81に向けて給送するようになっている。
転写装置10Aに装備されているクリーニング装置13は、詳細な図示を省略するが、転写ベルト11に対向、当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有している。転写ベルト11上の残留トナー等の異物をクリーニングブラシとクリーニングブレードとにより掻き取り、除去して、転写ベルト11をクリーニングするようになっている。
クリーニング装置13は、転写ベルト11から除去した残留トナーを搬出し廃棄するための図示しない排出手段を有している。
このような本実施形態によれば、定着スリーブ2に与えられる熱エネルギーが所定値以上となった場合に送風手段8が定着スリーブ2に向けて送風することで、定着スリーブ2の被加熱部2Aを冷却することができ、温度差による変形を防止することができる。また、定着スリーブ2の中心を通るように軸方向に沿って送風することにより、被加熱部2Aから他の部分へ熱伝達され、定着スリーブ2の周方向の温度を均等化することができる。従って、定着スリーブ2全体の昇温速度の低下を抑制することができ、ファーストプリントタイムが長くなることを防止することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記第実施形態では、送風手段8が定着スリーブ2と同軸上の回転軸を有するものとしたが、定着スリーブ2の中心を通るように軸方向に沿って送風するものであればよい。例えば、図5に示すように、上下方向に沿った回転軸を有する送風手段8Bが設けられていてもよい。このような構成によれば、定着装置1全体の軸方向寸法は大きくなってしまうものの、送風手段8Bの上方にスペースを設けることができる。送風手段の大きさや形状は、必要な風量や周辺の部材との位置関係等によって適宜に設定されていればよい。
また、画像形成装置に設けられたファンが送風手段として機能する構成であってもよく、画像形成装置に適宜な導風路が形成されて定着スリーブの中心を通るように軸方向に沿って送風可能に構成されていればよい。
また、前記実施形態では、定着スリーブ2と導風部材9とによって構成された導風手段がベンチュリ形状に形成されるものとしたが、送風手段8の通気経路は被加熱部を冷却可能な適宜な形状であればよく、導風手段は省略されていてもよい。
また、画像形成装置は、上記のような定着装置を備えるものであればよく、形状や方式は特に限定されない。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではない。それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
100 画像形成装置
1 定着装置
2 定着スリーブ
2A 被加熱部
3 加熱手段
4 加圧ローラ
8 送風手段
9 導風部材(導風手段)
特開2007−334205号公報

Claims (7)

  1. 加圧ローラと、該加圧ローラに対向して設けられる定着スリーブと、該定着スリーブを加熱する加熱手段と、を備えた定着装置であって、
    前記加熱手段によって前記定着スリーブに与えられる熱エネルギーを測定するエネルギー測定手段と、
    前記定着スリーブの中心を通るように軸方向に沿って送風可能な送風手段と、
    前記エネルギー測定手段によって測定された熱エネルギーが所定値以上となった場合に、前記定着スリーブに向けて送風するように前記送風手段を制御する制御手段と、を有して構成されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記定着スリーブは、前記加圧ローラによって連れ回り回転し、
    前記定着スリーブの単位時間当たりの回転数を測定する回転数測定手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記回転数測定手段によって測定された回転数が所定値以下となった場合に、前記定着スリーブに向けて送風するように前記送風手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記制御手段は、少なくとも前記加圧ローラの回転を制御するとともに、当該加圧ローラの回転を停止させた場合に、前記定着スリーブに向けて送風するように前記送風手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記送風手段は、前記定着スリーブのうち前記加熱手段によって加熱される被加熱部に向けて送風可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記送風手段は、前記定着スリーブの軸方向の一端側に送風口を備えるとともに、他端側に向けて送風することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記送風手段が送風する際の通気経路を形成する導風手段をさらに備え、
    前記導風手段は、前記通気経路の中央部において前記軸方向に沿った筒状に形成されるとともに、両端部に向かうにしたがって内径が拡大され、全体がベンチュリ形状を有していることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 画像形成手段と定着手段とを備えた画像形成装置であって、
    前記定着手段が、請求項1〜6いずれか1項に記載された定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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