JP6492804B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
全体に対する使用頻度はごく少ないが、A3ノビや13インチといったA3サイズよりも大きい大サイズ(特殊サイズ)の用紙対応性も要求されている。
円筒状のベルト部材の内部には、配光分布が異なる複数のハロゲンヒータが設けられている。
ベルト部材の軸方向の両端部には、ベルト部材の回転方向におけるニップの上流側の位置に、A3ノビ等の大サイズの用紙に対応可能な端部熱源が部分的に設けられている。端部熱源は、ベルト部材の内面又は外面に接触するように設けられている。
ハロゲンヒータとは別個に端部熱源を設ける構成とすることにより、サイズの大きい用紙に対応したハロゲンヒータの長さを大きくすることなく、また、A3ノビ等の大サイズの用紙専用のハロゲンヒータを追加することなく、簡単な構成で大サイズの用紙にも対応可能となる。
ベルト部材の走行不良を無くすべく、ベルト部材に対する端部熱源の接触圧を小さくすると接触が不安定になり易く、ベルト部材への伝熱不良となって加熱効率が悪くなる。
伝熱不良による端部熱源の過昇温やベルト破損などの不具合もあった。さらに、搬送される用紙に定着されなかった残留トナーが端部熱源の位置のベルト部材上で再溶融され、これが固着トナーとして残るといった不具合も発生していた。
まず、本実施形態の構成を説明する前に、従来の現状について説明する。
用紙対応性が求められる中で、様々な厚さやサイズの用紙を通紙する必要性、特にハガキや封筒といった用紙幅が100mm前後の小サイズ紙への要求が高まっている。
従来の定着装置では、それらの小サイズ紙に対応した加熱幅を持つ加熱源を備えていない場合は、小サイズ紙の連続通紙時に非通紙部での温度上昇が大きく、生産性を落とす等の対応をしなければならなかった。
しかしながら、誘導加熱方式はハロゲンヒータによる加熱方式と比べると製造コストが高くなるため、安価な方式での非通紙部の温度上昇を低減させる対応策が求められていた。
グラファイトシートを用いて周方向に不均一な輻射強度を持たせる提案もされているが、加熱効率は改善しているものの、非通紙部における温度上昇に対する有効な対策とはなり得ていない。また、誘導加熱方式と同様に、グラファイトシートを用いた加熱源もハロゲンヒータと比較して製造コストが高い。
小サイズの用紙の場合は中央部の配光分布が密なハロゲンヒータを点灯し、大きいサイズの用紙の場合は端部付近の配光分布が密なハロゲンヒータを同時に点灯することで様々なサイズの用紙に対応している。加熱領域の異なるハロゲンヒータを3種類用いた定着方式も実用化されている。
このため、定着の加熱幅としては約300mmを確保し、かつ、次に使用頻度の高いA4サイズの縦方向の通紙に対応した加熱幅に設定可能としておけば、ほとんどの場合を網羅することができる。
加熱範囲が異なる複数のハロゲンヒータのオン、オフを制御することで様々なサイズの用紙に対応している。
ハロゲンヒータによる加熱方式の場合、直径が30mm程度の定着ローラの内部に小サイズに対応した複数のヒータを設けるため、小型化の観点から定着ローラを小径化した場合にはヒータ本数を容易に増やせない。
図12(b)に破線で示すように、A3サイズの幅よりも大きいサイズの用紙幅に合わせて端部配光分布が密な範囲を長くしたハロゲンヒータ28cを用いた場合、A3サイズの用紙を通紙する場合でも加熱幅はこれよりも広いA3’となり、結果として非通紙部分での消費エネルギーが無駄になるとともに、端部付近の異常な温度上昇を来たす。
非通紙部にハロゲンヒータの長くした部分から発光される余分な光を遮光するための部材を設ける対策等も見られるが、連続通紙中に遮光部材の過度の温度上昇が発生する問題があった。
まず、図1に基づいて、本実施形態に係る画像形成装置の構成の概要を説明する。
画像形成装置100は、複数の色画像を形成する作像部が中間転写ベルトの移動方向に沿って並置されたタンデム方式のカラープリンタである。
その後、記録媒体としての用紙Sに対して2次転写工程により一括転写される。
各感光体ドラム20の周囲には、感光体ドラムの回転に従い画像形成処理するための装置が配置されている。
感光体ドラム20Bkの周囲には、感光体ドラム20Bkの回転方向に沿って、画像形成処理を行う帯電装置30Bk、現像装置40Bk、1次転写ローラ12Bk及びクリーニング装置50Bkが順に配置されている。
帯電装置30Bkによる帯電後、感光体ドラム20Bkの表面に光書込装置8により画像情報に基づく光書き込みが行われ、静電潜像が形成される。
静電潜像は現像装置40Bkによりトナー像として可視化される。
上記1次転写は、中間転写ベルト11を挟んで各感光体ドラムに対向して配設された1次転写ローラ12による電圧印加によって、A1方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして行われる。
各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkは、中間転写ベルト11の移動方向の上流側からこの色順で並んでいる。
各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像をそれぞれ形成するための画像ステーションに備えられている。
また、画像形成装置100は、中間転写ベルト11に対向して配設され中間転写ベルト11に従動して連れ回りする2次転写手段としての2次転写ローラ5を有している。
また、画像形成装置100は、中間転写ベルト11に対向して配設され中間転写ベルト11上をクリーニングする中間転写ベルトクリーニング装置13を有している。
光書込装置8は、4つの画像ステーションの下方にこれらに対向して配設されている。
光書込装置8は、各感光体ドラム20に対して、色毎に対応した書き込み光Lbを出射して各感光体ドラム20に静電潜像を形成する。
図1では、便宜上、ブラック画像の画像ステーションのみを対象として書き込み光に符号Lbを付けているが、その他の画像ステーションにおいても同様である。
シート給送装置61から搬送されてきた用紙Sは、レジストローラ対4により、画像ステーションによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで、中間転写ベルト11と2次転写ローラ5との間の2次転写部に向けて繰り出される。
用紙Sの先端がレジストローラ対4に到達したことは、センサによって検知される。
定着済みの用紙Sは排紙ローラ対7により排紙トレイとしての画像形成装置本体の上面に排出される。
画像形成装置本体の上面の下方には、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーを充填されたトナーボトル9Y、9C、9M、9Bkが備えられている。
従動ローラ73は、中間転写ベルト11に対する張力付勢手段としての機能も備えており、このため、従動ローラ73には、バネなどを用いた付勢手段が設けられている。
中間転写ベルトユニット10と、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkと、2次転写ローラ5と、中間転写ベルトクリーニング装置13とで転写装置71が構成されている。
シート給送装置61は、最上位の用紙Sの上面に当接する給送ローラ3を有しており、給送ローラ3が反時計回り方向に回転駆動されることにより、最上位の用紙Sをレジストローラ対4に向けて給送するようになっている。
中間転写ベルトクリーニング装置13は、中間転写ベルト11上の残留トナー等の異物をクリーニングブラシとクリーニングブレードとにより掻き取り、除去する。
中間転写ベルトクリーニング装置13はまた、中間転写ベルト11から除去した残留トナーを搬出し廃棄するための排出手段を有している。
図2に示すように、定着装置150は、薄肉で可撓性を有する無端状の定着部材としての定着ベルト14と、定着ベルト14の外部において定着ベルト14に対向して配置された対向部材としての加圧ローラ16とを有している。定着ベルト14は筒状(円筒状)に形成されている。
定着ベルト14の内部には、定着ベルト14と加圧ローラ16との間に用紙Sを挟持して搬送するニップNを形成するためのニップ形成ユニット18が設けられている。
ニップ形成ユニット18は、加圧ローラ16に対向して定着ベルト14の内側に配置されたニップ形成部材22と、ニップ形成部材22を加圧ローラ16からの加圧力に対抗して保持するステー部材26とを有している。
ベース部材23、面状ヒータ24、均熱部材25及びステー部材26は、いずれも定着ベルト14の軸方向(以下、「長手方向」ともいう)に延びる長さを有している(図5参照)。
このため、均熱部材25は短時間で熱移動が可能な材料であることが望ましく、熱伝導率の高い銅やアルミニウム、銀といった部材であることが望ましい。コスト、入手性、熱伝導率特性、加工性を総合的に考慮すると、銅を用いることが最も望ましい。
本実施形態では均熱部材25は厚みが0.5mm程度の銅板を凹状に折り曲げて形成されている。均熱部材25の厚みは図5等では誇張表示している。
均熱部材25が定着ベルト14の内面に直に接触する構成としてもよい。
ステー部材26はニップ側と反対側が開口されたボックス形状を有し、その内部には第一の熱源としての2本の棒状のハロゲンヒータ28a、28bが配置されている。
定着ベルト14は、ステー部材26の開口側、換言すればニップと異なる位置において、ハロゲンヒータ28a、28bにより内面側から輻射熱で直接加熱される。
反射部材31は、ハロゲンヒータ28a、28bからの輻射熱などによりステー部材26が加熱されてしまうことによる無駄なエネルギー消費を抑制するために設けられている。
反射部材31を設ける代わりに、ステー部材26の内面に断熱もしくは鏡面処理を行っても同様の効果を得ることができる。
離型性を得るためにゴム層16bの表面には、PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)またはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)からなる層厚が5〜50μmの離型層が設けてある。
加圧ローラ16は、画像形成装置に設けられたモータなどの駆動源からギヤを介して駆動力が伝達され、回転する。
また、加圧ローラ16はスプリングなどにより定着ベルト14側に押し付けられており、加圧ローラ16のゴム層16bが押し潰されて変形することにより、用紙搬送方向に所定のニップ幅Nwが形成される。
ゴム層16bはソリッドゴムでもよいが、加圧ローラ内部にヒータが無い場合は、スポンジゴムを用いてもよい。
スポンジゴムの方が、断熱性が高まり定着ベルト14の熱が奪われにくくなるので、より望ましい。
ベルトの表層はPFAまたはPTFE層などの離型層を有し、トナーが付着しないように離型性を持たせている。
ベルトの基材とPFAまたはPTFE層との間には、他にシリコーンゴムの層などで形成する弾性層があってもよい。
シリコーンゴム層がない場合は熱容量が小さくなり、定着性が向上するが、未定着画像を押し潰して定着するときにベルト表面の微妙な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部に含む定着ムラ(光沢ムラ)が残るという不具合が生じる。
定着ベルト14は、加圧ローラ16の回転により接触摩擦で連れ回り回転する。
定着ベルト14はニップ部で挟み込まれて回転するが、ニップ部以外では両端部を円筒状のまま保持されており、定着ベルト14の断面形状は安定的に円形状に維持される。
図2に示すように、ニップNの用紙搬送方向下流側には、定着ベルト14から用紙Sを分離する分離部材32が設けられている。
ニップの形状は定着ベルト14側が凹む凹形状の方が、用紙先端の排出方向が加圧ローラ16寄りになり、分離性が向上するのでジャムの発生が抑制される。ニップ形状がストレートであると封筒の通紙性がよいなど、適宜調整される。
ニップ形成部材22の定着ベルト14に対向する面を凹状とし、均熱部材25をこれに沿わせるようにしてもよい。
本実施形態では加圧ローラ16を定着ベルト14側へ押圧してニップを形成するようにしたが、ニップ形成ユニット18を加圧ローラ16側へ押圧してニップを形成するようにしてもよい。
ステー部材26は、ニップ形成部材22を支持するために、十分な撓み強度を備えている。材質としてはステンレスや鉄といった金属材料や、セラミックスなどの金属酸化物を用いる。
定着ベルト14の両端部をガイドするフランジ36は、定着ベルト14の内径とほぼ同等の外径を有し、定着ベルト14の両端から内側に5〜10mm入り込む長さを有している。
定着ベルト14はフランジ36によりガイドされることにより、走行中(回転中)においてもその断面形状を円形状に維持される。
ステー部材26は、定着ベルト14の軸方向全体に亘って延びる長さを有し、両側を側板34に固定され、位置決めされた状態で支持されている。
ベース部材23の加圧ローラ16に対向する面23aには、長手方向の全体に亘る長さの凹部23bが形成され、凹部23bに面状ヒータ24が収容されて接着等の手段により固定されている。
均熱部材25は、ベース部材23と面状ヒータ24との一体構成における定着ベルト14の内面に対向する面を覆うように嵌合されて接着等の手段により一体化され、凸縁26b、26c間に収容されて位置決めされる。
ベース部材23で支持された均熱部材25の面25aは、定着ベルト14に直接接触する面であり、実質的なニップ形成面となる。均熱部材25はステー部材26に支持されたベース部材23に支持されているため、加圧ローラ16の加圧力に対して剛性体となる。
ベース部材23の加圧ローラ16に対向する面23aと、面状ヒータ24の加圧ローラ16に対向する面24aとは、同一平面上に位置する。
本実施形態では、ベース部材23の凹部23bに面状ヒータ24を収容し、その一体構成を凹状に形成された均熱部材25に収容する構成としたので、省スペース化と押圧の安定化が可能となる。
ハロゲンヒータは、使用頻度の高いA3T(A3縦)やA4Y(A4横)のサイズに加熱幅が最適となるようフィラメント配置が設計されている。
A4サイズの用紙を縦方向に通紙する場合には、ハロゲンヒータ28aのみが通電される。
A3サイズの用紙を縦方向に、あるいはA4サイズの用紙を横方向に通紙する場合には、ハロゲンヒータ28aとハロゲンヒータ28bとが共に通電される。
通紙幅が329mmのA3ノビサイズ(A3N)や、通紙幅が330mmの13インチサイズ(13IN)の最大サイズの用紙を通紙する場合には、面状ヒータ24のみが通電される。ハロゲンヒータ28aとハロゲンヒータ28bには通電しない。
図7において、符号37aは、ハロゲンヒータ28aによる温度を検知する温度検知手段としての温度センサを、符号37bは、ハロゲンヒータ28bによる温度を検知する温度検知手段としての温度センサを示している。温度センサ37a、37bの検知情報はハロゲンヒータ28a、28bのオン、オフを制御する制御手段へ送られる。
符号38aは、ハロゲンヒータ28aに用いられる熱暴走を抑制する安全装置としての安全回路を、符号38bはハロゲンヒータ28bに用いられる熱暴走を抑制する安全装置としての安全回路を示している。
温度センサとしては定着ベルトの外部に非接触で配置されるサーモパイルが応答性の観点で望ましく、安全回路としてはサーモスタットを用いて回路を遮断する構成が低コストで望ましいがこれに限定されない。例えば、温度センサは接触式タイプを用いても良い。
本実施形態の構成によれば、定着ベルト14の最大サイズ領域に対応した面状ヒータ24を追加するという簡単な構成の付加によって、上記問題を解消することができる。
すなわち、ニップの部位に配置された最大サイズ対応の面状ヒータ24と、ニップとは異なる位置に設けられた、最大サイズよりも小さいサイズに対応した複数のハロゲンヒータとの使い分けにより、様々なサイズの用紙に対応することができる。
面状ヒータ24をニップ領域にニップ形成部材22の一部として組み込むことにより、定着装置のコンパクト化を阻害することなく最大サイズ対応のヒータを追加することができる。面状ヒータ24と複数のハロゲンヒータとの使い分け方式により、ハロゲンヒータを設ける部位のスペースの拡大を抑制でき、定着ベルト14の小径化も維持できる。
安全回路38aは、ハロゲンヒータ28aと面状ヒータ24とで共用している。これにより低コスト化が可能となる。温度制御用センサである温度センサについても、ハロゲンヒータ28a、28bの少なくとも一方と面状ヒータ24との間で共用する構成とすることができる。
換言すれば、第一の熱源の部位に設けることが困難な大サイズ対応の面状ヒータ24をニップの形状を利用して配置することにより、定着装置のコンパクト化を阻害しない。
加圧ローラ16による充分な加圧力が定着ベルト14と均熱部材25と面状ヒータ24とベース部材23とに加わり、定着ベルト14はニップ形成部材22との間で隙間なく摺動するので面状ヒータ24の表面から定着ベルト14の内面への伝熱が良好となり、最適な加熱効率を維持できる。
この際、絶縁層27は圧力印加の均一性を補助するクッションの役目も果たしている。
面状ヒータ24が転写部位であるニップの部位に存在するので、特許文献1における残留トナーの再溶融による固着問題も解消できる。
これにより、燃焼やベルト破損の虞がなく、安全な定着装置を実現できる。
また、通紙により熱が奪われると、PTCの特性上、目標温度に復帰するのにハロゲンヒータより加熱時間が長くかかる。
このため、面状ヒータ24を使用するサイズ(例えばA3ノビ)の用紙を搬送する場合にはその搬送速度を、それ以外の定型サイズ(例えばA3T)の用紙の搬送速度よりも遅くする。
このようにして使用頻度の低い大サイズ紙の生産性を落とすことで、最大サイズの加熱ヒータ(面状ヒータ24)を簡略化、低コスト化でき、効率的となる。
本実施形態では、第一の加熱源をハロゲンヒータを二本有する構成としたが、これに限定される趣旨ではなく、小サイズ紙対応のための三本以上のハロゲンヒータを有する構成でも構わない。
また、均熱部材25を設けずに面状ヒータ24が定着ベルト14の内面に直接接触する構成としてもよい。
また、図11に示すように、ベース部材を設けずにステー部材26に直接面状ヒータ24を配置し、その上を厚みの大きい均熱部材54で覆う構成としてもよい(第3の実施形態)。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を例示したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
16 対向部材としての加圧ローラ
22、52 ニップ形成部材
23 ベース部材
23b 凹部
24 第二の熱源としての面状ヒータ
25 均熱部材
27 絶縁層
28a、28b 第一の熱源としてのハロゲンヒータ
37a、37b 温度検知手段としての温度センサ
38a、38b 安全装置としての安全回路
150 定着装置
S 記録媒体としての用紙
Claims (7)
- 可撓性を有する無端状の定着部材と、
前記定着部材の内側に設けられ、前記定着部材と該定着部材に対向する対向部材との間に記録媒体を挟持して搬送するニップを形成するためのニップ形成部材と、
前記定着部材に対して、使用する記録媒体の最大サイズよりも狭い領域を前記ニップとは異なる位置で加熱する一つ以上のヒータからなる第一の熱源と、
前記ニップの部位に設けられ、前記定着部材の前記最大サイズに対応する領域を加熱する第二の熱源と、
を有し、
第二の熱源が抵抗発熱体を有する面状ヒータであり、前記ヒータがハロゲンヒータであり、
前記ニップ形成部材が、前記定着部材の軸方向に延びる凹部を備えたベース部材を具備し、前記面状ヒータが前記凹部に収容され、前記ベース部材の前記対向部材に対向する面と、前記面状ヒータの前記対向部材に対向する面とが同一平面上に位置する定着装置。 - 請求項1に記載の定着装置において、
前記面状ヒータは均熱部材を介して前記定着部材を加熱する定着装置。 - 請求項2に記載の定着装置において、
前記面状ヒータと前記均熱部材との間に絶縁層が設けられている定着装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の定着装置において、
第一の熱源が、前記定着部材の軸方向で加熱領域が異なる2つ以上のハロゲンヒータからなる定着装置。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の定着装置において、
第二の熱源と、少なくとも1つの前記ヒータとが、同一の温度検知手段の検知情報に基づいて制御される定着装置。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の定着装置において、
第二の熱源と、少なくとも1つの前記ヒータとが、同一の安全装置で熱暴走を抑制される定着装置。 - 請求項1〜6のいずれか1つに記載の定着装置を備える画像形成装置。
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