JP2013163336A - 乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒーターを加熱するための所要期間を短くして、早期に被記録媒体に対する記録材の記録を開始させる。
【解決手段】記録材が記録された記録面の裏面から被記録媒体を加熱するヒーターと、前記ヒーターに対向して備えられ、前記ヒーター上に搬送された前記被記録媒体の前記記録面に送風する送風手段と、予め設定された乾燥温度となるまで前記ヒーターを加熱させる加熱期間において、前記送風手段による送風を停止させるとともに、前記加熱期間の終了後に前記送風手段による送風を開始させる制御手段と、を備える乾燥装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、被記録媒体に記録された記録材を送風手段により乾燥させる乾燥装置に関する。
ファンヒーターによって印字記録カードを加熱することにより、印字記録カードに記録された印字を消字する消字装置が知られている(特許文献1、参照。)。特許文献1のファンヒーターは、加熱したヒーターエレメントに風を通過させることにより、温風を生じさせ、当該温風を印字記録カードに送風する。特許文献1において、ファンヒーターが送風する温風が所定温度よりも低い場合に、ヒーターエレメントに供給する電源のデューティー比を大きくする。
特開平9−136441号公報
しかしながら、特許文献1では、ファンヒーターの温風が低い場合でも、ヒーターエレメントに対するファンの送風が継続される。従って、ヒーターエレメントに供給する電源のデューティー比を大きくしても、ファンからの風によりヒーターエレメントの温度が上昇しにくくなるという問題があった。従って、消字装置が消字できる温度までヒーターエレメントを加熱するための準備期間が長くなるという問題があった。
本発明の目的は、前記課題にかんがみてなされたもので、ヒーターを加熱するための所要期間を短くして、早期に被記録媒体に対する記録材の記録を開始させる乾燥装置の提供を目的とする。
前記課題を解決するために本発明の乾燥装置は、ヒーターと、当該ヒーターと対向する送風手段とを備える。ヒーターは、記録材が記録された記録面の裏面から被記録媒体を加熱する。送風手段は、ヒーター上に搬送された被記録媒体の記録面に送風する。このように、ヒーターによって裏面から加熱された記録面の記録材に対して送風手段が送風を行うことにより、記録材の乾燥を促進できる。制御手段は、予め設定された乾燥温度となるまでヒーターを加熱させる加熱期間において、送風手段による送風を停止させる。そして、制御手段は、加熱期間の終了後に、記録面に対する記録材の記録を開始させ、送風手段による送風を開始させる。
前記の構成において、ヒーターを加熱させる加熱期間においては、送風手段による送風を停止させる。従って、ヒーターに風が当たることによって、ヒーターの加熱速度が低下することが防止できる。従って、加熱期間を短くし、早期に被記録媒体に対する記録材の記録を開始させることができる。
制御手段は、加熱期間の終了よりも後に、記録材の記録と送風手段による送風とを開始させればよく、必ずしも加熱期間の終了と同時に記録材の記録と送風手段による送風とを開始させなくてもよい。例えば、制御手段は、加熱期間の終了から、被記録媒体がヒーター上に搬送されるまでの未搬送期間において、送風手段による送風を継続して停止させてもよい。これにより、被記録媒体が未だ搬送されていない状態のヒーターに対して送風手段が直接送風することが防止でき、加熱期間の終了後にヒーターの温度が再び乾燥温度よりも低くなることが防止できる。また、乾燥対象の記録材が記録された被記録媒体がヒーター上に搬送されていない段階で、送風手段が無駄に送風することが防止できる。
さらに、制御手段は、記録面に記録された記録材がヒーター上を通過し終わるまで、送風手段による送風を継続させてもよい。すなわち、記録材がヒーター上を通過し終わるまで継続して送風手段による送風を行わせることにより、記録材を確実に乾燥させることができる。
さらに、乾燥に適した乾燥温度は、下限値のみならず上限値を有する範囲によって画定されてもよい。乾燥温度の範囲に上限値も設けられる場合、ヒーターの温度が乾燥温度よりも高い場合が生じ得る。そのため、制御手段は、ヒーターの温度が乾燥温度よりも高い場合に、ヒーターの加熱を停止させ、送風手段による送風を行うようにしてもよい。ヒーターに対して送風手段からの送風を当てることにより、ヒーターの冷却を促進できる。従って、ヒーターを冷却するための期間を短くして、早期に被記録媒体に対する記録材の記録を開始させることができる。
さらに、本発明のように、ヒーターを加熱する加熱期間において送風手段による送風を停止させる手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のような装置、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、複合的な機能を有する装置に組み込まれてもよい。
プリンターのブロック図である。 プリンターの模式図である。 ブロワーファンの動作を示すタイミングチャートである。 変形例のブロワーファンの動作を示すタイミングチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)プリンターの構成:
(2)変形例1:
(3)変形例2:
(1)プリンターの構成:
図1は本発明の一実施形態にかかる乾燥装置を含むプリンター1の構成を示すブロック図である。プリンター1は、制御部10とファン制御回路11とヒーター制御回路12と吐出ヘッド制御回路13とキャリッジ制御回路14と搬送制御回路15とセンサー制御回路16とを備える。制御手段としての制御部10は、CPU10aとRAM10bとROM10cとを備える。CPU10aは、ROM10cに記録された制御プログラムをRAM10bにロードして実行する。制御プログラムの機能によりCPU10aは、各制御回路11〜16を制御するための処理を実行する。
ファン制御回路11は、送風手段としてのブロワーファン11aを回転させるファンモーター11bを制御するための回路である。すなわち、ファン制御回路11は、制御部10の指令に基づいてファンモーター11bに駆動電流を供給し、ファンモーター11bの回転軸と結合されたブロワーファン11aを回転駆動させる。
ヒーター制御回路12は、プリヒーター12aとプラテンヒーター12bとアフターヒーター12cとを制御する回路である。すなわち、ヒーター制御回路12は、制御部10の指令に基づいてヒーター12a〜12cのそれぞれに電流を供給し、ヒーター12a〜12cのそれぞれを加熱させる。
図2は、プリンター1の搬送系を模式的に示す側面図である。プリンター1において、円柱状の巻芯に被記録媒体としてのロール紙Mが巻き付けられたロールRRがセットされている。なお、記録材としてのインクのドットが記録される記録面がロールRRの径方向外側となり、当該記録面の裏面がロールRRの径方向内側となるように、ロール紙Mが巻芯に巻き付けられている。なお、図2は、ロールRRの巻芯の軸方向の外側から見て示す図である。図2において記録面が上となるようにロール紙Mが各ヒーター12a〜12c上に搬送される。プリヒーター12aに対して搬送方向前方側にプラテンヒーター12bが備えられ、さらにプラテンヒーター12bに対して搬送方向前方側にアフターヒーター12cが備えられている。各ヒーター12a〜12cはそれぞれ平面板状に形成されている。ヒーター12a〜12cのそれぞれの上面に上側から記録面の裏面が摺接するようにロール紙Mが搬送される。アフターヒーター12cとブロワーファン11aとは、アフターヒーター12c上に搬送されたロール紙Mを挟んで対向するように備えられている。従って、アフターヒーター12c上に搬送されたロール紙Mの記録面に対してブロワーファン11aから送風された風が当たる。
吐出ヘッド制御回路13は、吐出ヘッド13aにおけるインクの吐出を制御するための回路である。本実施形態において、吐出ヘッド13aはインクをノズルごとに吐出させる複数のピエゾ素子(不図示)を備え、吐出ヘッド制御回路13は、当該複数のピエゾ素子に対して駆動電圧を選択的に印加させる。具体的に、吐出ヘッド制御回路13は、駆動電圧を生成する駆動電圧生成回路(不図示)と、印刷画像データに基づいてノズルごとにインクを吐出させるか否かを規定した吐出データを生成する吐出制御回路(不図示)を備える。そして、吐出ヘッド制御回路13は、制御部10の指令に基づいて、ノズルがインクを吐出させる吐出タイミングごとに、駆動電圧と吐出データとを吐出ヘッド13aに出力する。
キャリッジ制御回路14は、吐出ヘッド13aが取り付けられたキャリッジCRを主走査方向に移動させるキャリッジモーター14aを制御するための回路である。すなわち、キャリッジ制御回路14は、制御部10の指令に基づいて、キャリッジモーター14aに駆動電流を供給する。
図2に示すように、キャリッジCRはプラテンヒーター12bに対向するように備えられている。また、キャリッジCRに取り付けられた吐出ヘッド13aのノズルがプラテンヒーター12bに対向する。これにより、プラテンヒーター12b上に搬送されたロール紙Mの記録面上に吐出ヘッド13aのノズルから吐出したインクを着弾させ、記録面上にドットを記録できる。また、吐出ヘッド13aにおいてインクを吐出させながら、キャリッジCRとともに吐出ヘッド13aを主走査方向(紙面奥行方向)に主走査させることにより、ロール紙M上において主走査方向にドット列を記録できる。
搬送制御回路15は、搬送モーター15aとロールモーター15bとを制御する回路である。すなわち、搬送制御回路15は、制御部10の指令に基づいて搬送モーター15aとロールモーター15bに駆動電流を供給する。搬送モーター15aは、各ヒーター12a〜12cの上面においてロール紙Mを搬送するための搬送ローラーARを駆動するモーターである。図2に示すように、搬送ローラーARは、プラテンヒーター12b上における搬送方向後方側の所定位置において、従動ローラーPRと対向するように備えられている。搬送ローラーARと従動ローラーPRとは、円柱状に形成されており、軸方向がロールRRの巻芯と一致する。ロール紙Mは、搬送ローラーARと従動ローラーPRとの間に挟み込まれる。そして、搬送ローラーARが中心軸まわりに回転駆動することにより、ロール紙Mは搬送支持部S上を搬送される。ロール紙Mの搬送方向は、キャリッジCRの主走査方向に直交する副走査方向である。キャリッジCRの主走査とロール紙Mの搬送とを行うことにより、ロール紙Mの記録面上における二次元方向にインクのドットを記録し、印刷画像を形成できる。
搬送制御回路15は、搬送モーター15aを駆動させることにより、記録面上にインクのドットが記録されたロール紙Mをアフターヒーター12c上に搬送させる。これにより、アフターヒーター12c上に搬送されたロール紙Mの記録面に対してブロワーファン11aから送風された風を当てることができる。すなわち、裏面からの加熱と、記録面からの送風とによって、記録面上に記録されたインクのドットの乾燥を促進できる。なお、ロール紙Mは、アフターヒーター12c上に到達するよりも前に、予めプリヒーター12aとプラテンヒーター12bとによって加熱されているため、インクのドットを着弾直後から乾燥させることができる。ロールモーター15bは、ロールRRを回転させるためのモーターであり、主として搬送ローラーARとロールRRとの間においてロール紙Mに作用する張力を適正な範囲に維持するために駆動する。
センサー制御回路16は、プリヒーター温度センサー16aとプラテンヒーター温度センサー16bとアフターヒーター温度センサー16cと紙端センサー16dにおいて計測を行い、当該計測の結果を示す信号を制御部10に出力する回路である。プリヒーター温度センサー16aとプラテンヒーター温度センサー16bとアフターヒーター温度センサー16cとは、それぞれプリヒーター12aとプラテンヒーター12bとアフターヒーター12cの温度を計測する。紙端センサー16dは、搬送ローラーARから所定距離の検出位置Pおいて、ロール紙Mの存在有無を検知するセンサーである。例えば、紙端センサー16dは、ロール紙Mに対して検査光を照射し、当該検査光のロール紙Mにおける透過光または反射光の状態に基づいてロール紙Mの存在有無を検知する。制御部10は、検出位置にロール紙Mが存在しない状態から存在する状態に転じた場合に、搬送方向におけるロール紙Mの前方端部が検出位置を通過したと判定する。さらに、制御部10は、ロール紙Mの前方端部が検出位置Pを通過した時刻から現在までに搬送ローラーARが回転した回転数に基づいて、現在におけるロール紙Mの前方端部の位置を特定する。
図3は、ブロワーファン11aの動作タイミングを示すタイミングチャートである。図3の横軸方向は時刻を示す。図3の上段は、プリンター1の動作状態を示す。図3の中段は、各ヒーター12a〜12cが加熱される期間(ON:加熱,OFF:非加熱)を示す。図3の下段は、ブロワーファン11aが送風するタイミング(ON:送風,OFF:停止)を示す。制御プログラムの機能により制御部10は、印刷指示とともに各ヒーター12a〜12cの設定温度の下限値を受け付ける。このうち、アフターヒーター12cの設定温度の下限値は、ロール紙M上に記録されたインクを乾燥させるための乾燥温度の下限値を意味する。なお、印刷指示を受け付けた時刻を図3にて矢印で示す。
制御プログラムの機能により制御部10は、印刷指示を受け付けると、各ヒーター12a〜12cがそれぞれ設定温度の下限値以上となっているか否かを判定し、各ヒーター12a〜12cがそれぞれ設定温度の下限値以上となってない場合には、ハッチングで示す加熱期間を開始させる。この加熱期間において、制御プログラムの機能により制御部10は、各ヒーター12a〜12cを加熱するとともに、ブロワーファン11aによる送風を停止させる。ブロワーファン11aによる送風を停止させるため、アフターヒーター12cに対して風が当たることが防止でき、アフターヒーター12cの加熱速度が低下することが防止できる。従って、加熱期間を短縮し、早期に印刷を開始させることができる。
各ヒーター12a〜12cがそれぞれ設定温度の下限値以上となると、制御プログラムの機能により制御部10は、加熱期間を終了させ、インクのドットをロール紙Mの記録面上に記録する。インクのドットを記録する印刷期間において、制御プログラムの機能により制御部10は、各ヒーター12a〜12cを加熱するとともに、ブロワーファン11aによる送風を行わせる。また、印刷期間は、ロール紙Mの記録面上においてドットが記録された記録領域の搬送方向の後方端部が、アフターヒーター12cにおける搬送方向の前方端点Lを通過した場合に終了する。すなわち、印刷期間は、ロール紙Mの記録面上においてドットが記録された記録領域が、アフターヒーター12c上を通過し終わった場合に終了する。
ただし、各ヒーター12a〜12cがそれぞれ設定温度の下限値以上となった場合でも、印刷のために必要な準備処理を行うための準備期間が終了していない場合には、制御プログラムの機能により制御部10は、準備期間が終了するまで加熱処理を継続させる。そして、制御プログラムの機能により制御部10は、準備期間が終了すると、印刷期間を開始させる。図3に示すように準備処理は、例えばプリンター1の電源投入直後に実行され、初期化処理と洗浄処理と排出処理と初期充填処理と給紙処理等を含む。初期化処理は、各種可動部(例えばキャリッジCR)の位置を原点位置に初期化する処理である。なお、初期化処理が終了すると、各ヒーター12a〜12cの加熱が可能となる。洗浄処理は、洗浄液により吐出ヘッド13aのノズル等においてインクを洗浄する処理である。排出処理は、吐出ヘッド13aから洗浄液を排出する処理である。給紙処理は、記録面上の記録開始位置が吐出ヘッド13aの直下に位置するまでロール紙Mを搬送する処理である。
印刷期間の終了前に次の印刷指示を受け付けなかった場合、制御プログラムの機能により制御部10は、印刷期間の終了と同時に待機期間を開始させる。図3において、2回目の印刷期間の終了前に3回目の印刷指示が受け付けられておらず、2回目の印刷期間の終了の後に待機期間が開始している。待機期間において、制御プログラムの機能により制御部10は、各ヒーター12a〜12cの加熱と、ブロワーファン11aによる送風とを停止させる。これにより、各ヒーター12a〜12cの無駄な加熱と、ブロワーファン11aによる無駄な送風とを防止できる。また、ブロワーファン11aの送風によるアフターヒーター12cの温度低下を抑制できる。
印刷期間の終了前に次の印刷指示を受け付け、かつ、各ヒーター12a〜12cがそれぞれ次の印刷指示にて設定された設定温度の下限値以上となっている場合、制御プログラムの機能により制御部10は、待機期間を設けることなく、次の印刷指示に対応する印刷期間を開始させる。図3において、1回目の印刷期間の終了前に2回目の印刷指示が受け付けられている。そして、1回目の印刷期間の終了時に、各ヒーター12a〜12cがそれぞれ2回目の印刷指示にて設定された設定温度の下限値以上となっており、1回目の印刷期間の終了の後に2回目の印刷期間が連続している。
一方、印刷期間の終了前に次の印刷指示を受け付け、かつ、各ヒーター12a〜12cがそれぞれ次の印刷指示にて設定された設定温度の下限値以上となっていない場合、制御プログラムの機能により制御部10は、加熱期間を設ける。図3において、3回目の印刷期間の終了前に4回目の印刷指示が受け付けられている。しかし、3回目の印刷期間の終了時に、各ヒーター12a〜12cがそれぞれ4回目の印刷指示にて設定された設定温度の下限値以上となっておらず、3回目の印刷期間の終了の後に加熱期間が設けられている。
(2)変形例1:
図4は、変形例1にかかるブロワーファン11aの動作タイミングを示すタイミングチャートである。前記実施形態では、加熱期間の終了と同時にドットの記録とブロワーファン11aによる送風とを開始させたが、必ずしも加熱期間の終了と同時にブロワーファン11aによる送風を開始させなくてもよい。変形例1では、制御プログラムの機能により制御部10は、加熱期間の終了と同時にドットの記録は開始させるが、ブロワーファン11aによる送風を開始させない。すなわち、制御プログラムの機能により制御部10は、加熱期間の終了と同時に、縦ハッチングで示す未搬送期間を開始させ、当該未搬送期間においてはブロワーファン11aによる送風を継続して停止させる。未搬送期間は、搬送方向におけるロール紙Mの前方端部が、アフターヒーター12cにおける搬送方向の後方端点Uを通過すると同時に終了する。すなわち、未搬送期間は、加熱期間の終了から、ロール紙Mがアフターヒーター12c上に搬送されるまでの期間である。
制御プログラムの機能により制御部10は、未搬送期間が終了すると同時に、ブロワーファン11aによる送風を開始させる。これにより、ロール紙Mが未だ搬送されていない状態のアフターヒーター12cに対してブロワーファン11aが直接送風することが防止でき、加熱期間の終了後にヒーターの温度が乾燥温度よりも低くなることが防止できる。
制御プログラムの機能により制御部10は、前記実施形態と同様に、印刷期間の終了と同時に、ブロワーファン11aによる送風を停止させる。すなわち、制御プログラムの機能により制御部10は、ロール紙Mの記録面上においてドットが記録された記録領域の搬送方向の後方端部が、アフターヒーター12cにおける搬送方向の前方端点Lを通過するまで、ブロワーファン11aによる送風を継続して行わせる。これにより、記録領域の全体についてインクを確実に乾燥させることができる。
変形例1において、制御プログラムの機能により制御部10は、ロール紙Mの記録面上においてドットが記録された記録領域の搬送方向の前方端部が、アフターヒーター12cにおける搬送方向の後方端点Uを通過するまでを未搬送期間とし、ブロワーファン11aによる送風を停止させてもよい。これにより、乾燥対象のインクがアフターヒーター12c上に存在しない状態において、ブロワーファン11aが無駄に送風することを防止できる。
(3)変形例2:
前記実施形態では、各ヒーター12a〜12cについて設定温度の下限値のみが設定されることとしたが、設定温度の上限値が設定されてもよい。この場合、制御プログラムの機能により制御部10は、各ヒーター12a〜12cが設定温度の下限値以上、かつ、上限値以下となっている場合に限り、印刷を開始させる。従って、印刷指示にて設定された設定温度(乾燥温度)の上限値よりもアフターヒーター12cが高温となっている場合、制御プログラムの機能により制御部10は、冷却期間を開始させる。この冷却期間において制御プログラムの機能により制御部10は、アフターヒーター12cの加熱を停止させるとともに、ブロワーファン11aによる送風を行わせる。冷却期間においてアフターヒーター12cに対してアフターヒーター12cからの送風を当てることにより、アフターヒーター12cの冷却を促進できる。従って、アフターヒーター12cを冷却するための冷却期間を短くして、早期に印刷を開始させることができる。
前記実施形態では乾燥装置を含むプリンター1がインクを乾燥させる例を示したが、インク以外の記録材を乾燥させてもよい。さらに、記録材は、ピエゾ素子の機械変化による加圧によって吐出されるものに限られず、気泡の発生による加圧によって吐出されてもよい。さらに、被記録媒体は、ロール紙Mに限らず、単票紙であってもよいし、紙以外であってもよい。
1…プリンター、10…制御部、11…ファン制御回路、11a…ブロワーファン、11b…ファンモーター、12…ヒーター制御回路、12a…プリヒーター、12b…プラテンヒーター、12c…アフターヒーター、13…吐出ヘッド制御回路、13a…吐出ヘッド、14…キャリッジ制御回路、14a…キャリッジモーター、15…搬送制御回路、15a…搬送モーター、15b…ロールモーター、16…センサー制御回路、AR…搬送ローラー、CR…キャリッジ、M…ロール紙、PR…従動ローラー、RR…ロール。

Claims (4)

  1. 記録材が記録された記録面の裏面から被記録媒体を加熱するヒーターと、
    前記ヒーターに対向して備えられ、前記ヒーター上に搬送された前記被記録媒体の前記記録面に送風する送風手段と、
    予め設定された乾燥温度となるまで前記ヒーターを加熱させる加熱期間において、前記送風手段による送風を停止させるとともに、
    前記加熱期間の終了後に、前記記録面に対する前記記録材の記録を開始させ、前記送風手段による送風を開始させる制御手段と、
    を備える乾燥装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記加熱期間の終了から、前記被記録媒体が前記ヒーター上に搬送されるまでの未搬送期間において、前記送風手段による送風を継続して停止させ、
    前記未搬送期間が終了した場合に、前記送風手段による送風を開始させる、
    請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記加熱期間の終了後に開始させた前記送風手段による送風を、前記記録面に記録された前記記録材が前記ヒーター上を通過し終わるまで継続させる、
    請求項2に記載の乾燥装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記ヒーターの温度が前記乾燥温度よりも高い場合に、前記ヒーターの加熱を停止させ、前記送風手段による送風を行う、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乾燥装置。
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