JP7071859B2 - インクジェット印刷装置およびインクジェット印刷装置における印刷媒体加熱方法 - Google Patents

インクジェット印刷装置およびインクジェット印刷装置における印刷媒体加熱方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェットヘッドからインク滴を吐出して印刷媒体に印刷を行うインクジェット印刷装置およびインクジェット印刷装置における印刷媒体加熱方法に関する。
近年、インクジェット印刷機における印刷速度を向上する目的で、いわゆる「ワンパス」型の印刷機が開発されている。このタイプの印刷機は、印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、印刷媒体にインク滴を吐出して印刷を行う印刷部とを備える。印刷部は、印刷媒体の全幅をカバーするだけの横幅を有する。ワンパス型印刷機では、印刷媒体を搬送しながら印刷媒体を印刷するので印刷速度が向上する。また、印刷部の搬送方向下流にヒータを配置し、印刷後の印刷媒体を効率的に乾燥する。これにより印刷速度がさらに向上する。
特開2009-12480号公報
ところで、搬送部の中には狭幅から広幅まで様々な幅の印刷媒体を搬送できるものが存在する。これを受け、搬送する印刷媒体の幅に応じて加熱領域を変更できるヒータが存在する(例えば、特許文献1)。本発明は、加熱領域を切り替えることが可能で、かつ印刷媒体を効率的に加熱することが可能なヒータを備えたインクジェット印刷装置およびそのようなインクジェット印刷装置における印刷媒体加熱方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、つぎのような構成をとる。
すなわち、の発明の一実施形態は、印刷媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される印刷媒体に対してインク滴を吐出して前記印刷媒体に対して印刷を行うプリンタ部と、前記印刷媒体の搬送方向に直交する方向において長尺で、前記プリンタ部による印刷後の印刷媒体が接触する周面を備えたヒートローラと、前記ヒートローラの前記周面は、前記印刷媒体の全幅または大半が接触する用紙領域と、前記用紙領域以外の非用紙領域と、を含み、前記用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第1ヒータと、前記非用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第2ヒータと、前記用紙領域側の目標温度を提供する目標温度提供手段と、前記用紙領域側の温度を測定するセンサと、前記第1ヒータによる前記周面の加熱が行われた状態で前記目標温度と前記センサ出力とを参照して、前記第2ヒータによる前記用紙領域の補助加熱が必要か判断する判断手段と、前記判断手段により前記用紙領域の補助加熱が必要と判断された場合に、前記用紙領域における不足熱量相当値に応じた強度の駆動信号で前記第2ヒータを駆動するヒータ駆動回路と、を備えたインクジェット印刷装置を提供する。
一つの実施形態において、前記第1ヒータと前記第2ヒータが前記ヒートローラの軸方向に並置されている。
一つの実施形態において、前記目標温度と前記センサ出力との差分温度を、前記用紙領域における不足熱量相当値として使用する。
一つの実施形態において、前記センサ出力から算出した第1ヒータ駆動信号(第1ヒータを駆動する信号)のデューティ比と前記第ヒータ駆動信号の最大デューティ比との差分を前記用紙領域における不足熱量相当値として使用する。
一つの実施形態において、前記ヒータ駆動回路は、前記第2ヒータの前記非用紙領域から前記用紙領域への熱的寄与率を考慮して前記第2ヒータを駆動する。
この発明の一実施形態は、印刷媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される印刷媒体に対してインク滴を吐出して前記印刷媒体に対して印刷を行うプリンタ部と、前記印刷媒体の搬送方向に直交する方向において長尺で、前記プリンタ部による印刷後の印刷媒体が接触する周面を備え、前記周面が、前記印刷媒体の全幅または大半が接触する用紙領域と、前記用紙領域以外の非用紙領域と、を含むヒートローラと、前記用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第1ヒータと、前記非用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第2ヒータと、前記用紙領域側の目標温度である第1目標温度を提供する第1目標温度提供手段と、前記非用紙領域側の目標温度である第2目標温度を提供する第2目標温度提供手段と、前記用紙領域側の温度を検出する第1センサと、前記非用紙領域側の温度を検出する第2センサと、前記第1目標温度および前記第1センサの検出温度から算出される第1デューティ比に基づき、最大デューティ比以下のデューティ比の第1ヒータ駆動信号で前記第1ヒータを駆動する第1ヒータ駆動回路と、前記第2目標温度および前記第2センサの検出温度から算出される第2デューティ比の第2ヒータ駆動信号で前記第2ヒータを駆動する第2ヒータ駆動回路と、前記第1ヒータおよび前記第2ヒータによる前記周面の加熱が行われた状態で前記第1目標温度と前記第1センサの検出温度とを参照して、前記第2ヒータによる前記用紙領域の補助加熱が必要か判断する判断手段と、を備えるインクジェット印刷装置を提供する。
前記判断手段により前記用紙領域の補助加熱が必要と判断された場合に、前記第1デューティ比と前記最大デューティ比との差分に基づいて前記用紙領域における不足熱量相当値を求め、前記第2ヒータ駆動信号のデューティ比を、前記第2デューティ比と前記不足熱量相当値に対応する補助加熱デューティ比とを合算して求める値としてもよい。
また、前記判断手段により前記用紙領域の補助加熱が必要と判断された場合に、前記第1センサの検出温度と前記第1目標温度との差分に基づいて前記用紙領域における不足熱量相当値を求め、前記第2目標温度と前記不足熱量相当値とを合算して求める第3目標温度を前記第2ヒータ駆動回路に再設定し、前記第2ヒータ駆動信号のデューティ比を、前記第3目標温度および前記第2センサの検出温度から算出する値としてもよい。
前記第1ヒータと前記第2ヒータとが前記ヒートローラの軸方向に並置されていてもよい。
前記第2ヒータの前記非用紙領域から前記用紙領域への熱的寄与率を考慮して前記不足熱量相当値を求めてもよい。
この発明一実施形態は、印刷媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される印刷媒体に対してインク滴を吐出して前記印刷媒体に対して印刷を行うプリンタ部と、前記印刷媒体の搬送方向に直交する方向において長尺で、前記プリンタ部による印刷後の印刷媒体が接触する周面を備えたヒートローラと、前記ヒートローラの前記周面は、前記印刷媒体の全幅または大半が接触する用紙領域と、前記用紙領域以外の非用紙領域と、を含み、前記用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第1ヒータと、前記非用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第2ヒータと、前記用紙領域側の温度を測定するセンサと、を備えたインクジェット印刷装置における印刷媒体加熱方法であって、前記用紙領域側の目標温度を提供する目標温度提供工程と、前記第1ヒータによる前記周面の加熱が行われた状態で前記用紙領域側の温度を測定し測定温度を出力する温度測定工程と、前記目標温度と前記測定温度とを参照して、前記第2ヒータによる前記用紙領域の補助加熱が必要か判断する判断工程と、前記判断工程により前記用紙領域の補助加熱が必要と判断された場合に、前記用紙領域における不足熱量相当値に応じた強度の駆動信号を生成し前記第2ヒータを駆動する第2ヒータ駆動工程と、を備えた印刷媒体加熱方法を提供する。
また、この発明の一実施形態は、印刷媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される印刷媒体に対してインク滴を吐出して前記印刷媒体に対して印刷を行うプリンタ部と、前記印刷媒体の搬送方向に直交する方向において長尺で、前記プリンタ部による印刷後の印刷媒体が接触する周面を備え、前記周面が、前記印刷媒体の全幅または大半が接触する用紙領域と、前記用紙領域以外の非用紙領域と、を含むヒートローラと、前記用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第1ヒータと、前記非用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第2ヒータと、前記用紙領域側の温度を検出する第1センサと、前記非用紙領域側の温度を検出する第2センサと、を備えたインクジェット印刷装置における印刷媒体加熱方法を提供する。前記印刷媒体加熱方法は、前記用紙領域側の目標温度である第1目標温度を提供する第1目標温度提供工程と、前記非用紙領域側の目標温度である第2目標温度を提供する第2目標温度提供工程と、前記第1目標温度および前記第1センサの検出温度から算出される第1デューティ比に基づき、最大デューティ比以下のデューティ比の第1ヒータ駆動信号で前記第1ヒータを駆動する工程と、前記第2目標温度および前記第2センサの検出温度から算出される第2デューティ比の第2ヒータ駆動信号で前記第2ヒータを駆動する工程と、前記第1ヒータおよび前記第2ヒータによる前記周面の加熱が行われた状態で前記用紙領域側の温度を前記第1センサによって検出して検出温度を出力する温度検出工程と、前記第1目標温度と前記第1センサによって検出される検出温度とを参照して、前記第2ヒータによる前記用紙領域の補助加熱が必要か判断する判断工程とを含む。
一つの実施形態では、前記判断工程により前記用紙領域の補助加熱が必要と判断された場合に、前記第1デューティ比と前記最大デューティ比との差分に基づいて前記用紙領域における不足熱量相当値を求め、前記第2ヒータ駆動信号のデューティ比を、前記第2デューティ比と前記不足熱量相当値に対応する補助加熱デューティ比とを合算して求める値とする工程をさらに含む。
また、一つの実施形態では、前記判断工程により前記用紙領域の補助加熱が必要と判断された場合に、前記第1センサの検出温度と前記第1目標温度との差分に基づいて前記用紙領域における不足熱量相当値を求め、前記第2目標温度と前記不足熱量相当値とを合算して求める第3目標温度を設定し、前記第2ヒータ駆動信号のデューティ比を、前記第3目標温度および前記第2センサの検出温度から算出する値とする工程をさらに含む。
の発明によれば、第2ヒータによる用紙領域の補助加熱が必要か判断する。補助加熱が必要と判断された場合に、用紙領域における不足熱量相当値に応じた強度の駆動信号で第2ヒータを駆動する。このため、第2ヒータは必要な強度で用紙領域を補助加熱でき、印刷媒体を効率的に加熱することが可能になる。
実施形態に係るインクジェット印刷装置の概略構成図である。 乾燥部の模式的な側面図である。 乾燥部の模式的な側面図と連続紙の巻きつけ位置を示すグラフとを併記した図面である。 ヒートローラの温度分布を説明する図である。 加熱制御部のブロック図である。 第1の実施例における狭幅連続紙の加熱制御を説明するフローチャートである。 第2の実施例における狭幅連続紙の加熱制御を説明するフローチャートである。
1.全体構成
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本実施形態に係るインクジェット印刷装置の概略構成図である。ここで、図1における座標系(X,Y,Z)は、+Z軸方向を鉛直上方方向とする座標系であり、図示の通りに定義されているものとする。なお、紙面に対して手前側が+Y軸方向、奥側が-Y軸方向である。
インクジェット印刷装置100(以下、適宜に「印刷装置100」と呼ぶ)は、長尺の連続紙WP(印刷媒体)に印刷を行う。印刷装置100は、給紙部1と、印刷機本体2と、排紙部3と、入力部4とを備える。給紙部1は連続紙WPのロールを回転可能に保持し、連続紙WPを印刷機本体2に供給する。印刷機本体2は供給された連続紙WPに印刷を行うと共に、印刷後の連続紙WPを加熱して乾燥する。印刷機本体2は印刷と乾燥とを行った連続紙WPを排紙部3に排出する。排紙部3は排出された連続紙WPをロール状に巻き取って回収する。入力部4はタッチパネル、キーボード等のデータ入力デバイスであり、作業者は入力部4を介して連続紙WPの目標温度データD1を入力する。目標温度データD1は後述する用紙領域R1および非用紙領域R2の目標温度を個別に指定するデータである。さらに、画像処理装置等の外部装置から印刷機本体2に印刷データD2が供給される。
印刷機本体2は、搬送部10とプリンタ部20と乾燥部30とを備える。
搬送部10は複数の駆動ローラ11、15、16、および19と、複数の従動ローラ12、13、14、17、および18とを備える。駆動ローラ11は不図示のモータで回転することで給紙部1から連続紙WPを引き出してプリンタ部20に搬送する。従動ローラ12乃至14は連続紙WPを駆動ローラ15に向けて案内する。駆動ローラ15および駆動ローラ16は不図示のモータで回転することで連続紙WPをX軸方向(搬送方向)に搬送する。従動ローラ17は連続紙WPを乾燥部30に向けて案内する。従動ローラ18は連続紙WPを駆動ローラ19に向けて案内する。駆動ローラ19は不図示のモータで回転し、印刷済みの連続紙WPを排紙部3に向けて排出する。排紙部3は印刷と乾燥とが行われた連続紙WPをロール状に巻き取って回収する。搬送部10は連続紙WP(印刷媒体)の種類などに応じて異なる速度で連続紙WPを搬送することができる。
プリンタ部20は連続紙WPの搬送経路の上方に位置する。プリンタ部20は、X軸方向に搬送される連続紙WPに向けて、印刷データD2に含まれる画像データD3に応じてインク滴dを吐出して印刷するインクジェット式である。
プリンタ部20はインクジェットヘッド21を備える。インクジェットヘッド21は複数のノズル(不図示)をY軸方向に配置したノズル列を含む。ノズル列の各ノズルは、連続紙WPの一方面(表面)に向け、画像データに応じてインク滴dを吐出して連続紙WPを印刷する。同一のノズル列に属する各ノズルは同一色のインクを吐出する。インクジェットヘッド21は少なくとも一列のノズル列を有するが、複数のノズル列から異なる色のインクを吐出して多色印刷を実現してもよい。
乾燥部30はプリンタ部20が印刷した連続紙WPを乾燥する。乾燥部30はヒートローラ31を備える。ヒートローラ31は回転軸をY軸方向に一致させた中空の筒状体であり、その内部空間に複数のヒータ34(図1に不図示)を格納する。ヒートローラ31は連続紙WPの非印刷面(他方面。裏面)をその外周面の一部に巻きつけつつ連続紙WPを加熱して乾燥する。乾燥部30の詳細は後述する。
全体制御部40は、CPUやメモリなどを備えており、連続紙WPに印刷するための印刷データD2を画像編集装置等の外部装置から受信する。印刷データD2は、印刷対象画像の画像データD3、印刷に必要な用紙サイズや紙厚を示す用紙データD4、印刷時の連続紙WPの搬送速度を示す搬送速度データD5などを含む。
全体制御部40は受信した印刷データD2に応じて印刷装置100の各部(給紙部1、印刷機本体2および排紙部3)を制御して印刷装置100による連続紙WPへの印刷を行う。すなわち、全体制御部40は印刷データD2から抽出した画像データD3に応じてプリンタ部20を制御してインクジェットヘッド21から連続紙WPに向けてインク滴dを吐出する。また、全体制御部40は、印刷データD2から抽出した用紙データD4が示す用紙サイズの連続紙WPが、同じく印刷データD2から抽出した搬送速度データD5が示す搬送速度で搬送されるように、給紙部1、搬送部1および排紙部3を制御する。
さらに、全体制御部40は乾燥部30を制御するための加熱制御部50を備える。加熱制御部50はヒートローラ31のヒータ34(図2)の駆動信号のデューティ比を可変する。加熱制御部50の詳細は後述する。
2.乾燥部30
図2は乾燥部30を給紙部1側からX軸方向に見た模式的な側面図である。乾燥部30は中空筒状でY軸方向において長尺なヒートローラ31と、ヒートローラ31のY軸方向の両端部に配置された黒体32aおよび32bと、ヒートローラ31を回転するモータ33と、ヒートローラ31の内部に配置された第1ヒータ34aおよび第2ヒータ34bと、ヒートローラ31の+Y軸方向端部に配置された第1センサ35aと、ヒートローラ31の-Y軸方向端部に配置された第2センサ35bとを備える。以下では、黒体32aおよび32bを除くヒートローラ31のY軸方向長さを「全幅長Y」という。
第1ヒータ34aおよび第2ヒータ34bは例えばハロゲンヒータであり、駆動信号のデューティ比(強度)に応じた赤外線を放射してヒートローラ31を内周面36から加熱する。第1ヒータ34aはヒートローラ31のY軸方向中間位置37(以下では、適宜に「中間位置37」と略称する)よりも+Y軸方向側に位置し、第2ヒータ34bは中間位置37よりも-Y軸方向側に位置する。加熱制御部50(図1)は各ヒータ34aおよび34bの出力を個別に制御する。すなわち、加熱制御部50は各ヒータ34aおよび34bに供給する駆動信号のデューティ比を可変することにより各ヒータ34aおよび34bの出力を個別に制御する。なお、各ヒータ34aおよび34bはヒートローラ31の内周面36を加熱可能であれば任意のヒータが採用可能であり、例えば、シーズヒータであってもよい。
第1センサ35aおよび第2センサ35bは例えば放射温度計であり、各センサ35aおよび35bに対向する箇所(すなわち、黒体32aの+Y軸方向側端部近傍、黒体32bの-Y軸方向側端部近傍)においてヒートローラ31の外周面38の温度を検出する。
なお、以下では、第1ヒータ34aおよび第2ヒータ34bを適宜、「ヒータ34」と総称する。同様に、第1センサ35aおよび第2センサ35bを適宜、「センサ35」と総称する。
図2に示すように、ヒートローラ31の外周面38には黒体32aおよび32bを除くヒートローラ31の+Y軸方向端部から-Y軸方向端部までの長さの幅を有する連続紙WPを密着させつつ巻きつけることができる。なお、以下ではこの幅の連続紙WPを「全幅連続紙WP(f)」と呼ぶことがある。また、ヒートローラ31の外周面38には全幅連続紙WP(f)よりも短い様々な幅の連続紙WPを巻きつけることが可能である。
3.巻きつけ位置
図3は図2で前述した乾燥部30の側面図に、ヒートローラ31への各幅の連続紙WPの巻きつけ位置を説明するグラフG1を併記した説明図である。外周面38はY軸方向中間位置37を中心に、+Y軸方向側の領域(第1外周面38a)と、-Y軸方向側の領域(第2外周面38b)とに分割される。全幅連続紙WP(f)をヒートローラ31に巻きつけるときは第1外周面38aおよび第2外周面38bの両方を使用する。
第1外周面38aは、全幅長Yの1/2よりも短い幅の連続紙WP(a1)、および全幅長Yの1/2よりも若干長い幅の連続紙WP(a2)を巻きつけるために使用される。同様に、第2外周面38bは、全幅長Yの1/2よりも短い幅の連続紙WP(b1)、および全幅長Yの1/2よりも若干長い幅の連続紙WP(b2)を巻きつけるために使用される。全幅長Yの具体的長さは例えば520mmである。第1外周面38aの全幅と第2外周面38bの一部幅とを使用して巻きつけられる連続紙WPの最大幅は例えば350mmである。同じく、第2外周面38bの全幅と第1外周面38aの一部幅とを使用して巻きつけられる連続紙WPの最大幅は例えば350mmである。ここでは、連続紙WP(a2)が第1外周面38aの全幅と第2外周面38bの一部幅とを使用して巻きつけられる最大幅の連続紙WPであり、連続紙WP(b2)が第2外周面38bの全幅と第1外周面38aの一部幅とを使用して巻きつけられる最大幅の連続紙WPであるとする。なお、以下では、連続紙WP(a1)および連続紙WP(a2)を適宜、「第1狭幅連続紙WP(a)」と総称する。同じく、連続紙WP(b1)および連続紙WP(b2)を適宜、「第2狭幅連続紙WP(b)」と総称する。さらに、「第1狭幅連続紙WP(a)」および「第2狭幅連続紙WP(b)」を適宜、「狭幅連続紙WP(n)」と総称する。
狭幅連続紙WP(n)を使用するときに狭幅連続紙WP(n)の全幅または大半が巻きつけられる側の外周面38を「用紙領域R1」という。すなわち、第1狭幅連続紙WP(a)の全幅または大半が巻きつけられる側の外周面38は第1外周面38aであるので、第1狭幅連続紙WP(a)にとっては第1外周面38aが「用紙領域R1」となる。一方、第2狭幅連続紙WP(b)の全幅または大半が巻きつけられる側の外周面38は第2外周面38bであるので、第2狭幅連続紙WP(b)にとっては第2外周面38bが「用紙領域R1」となる。また、用紙領域R1に対応しない側の外周面38を「非用紙領域R2」という。
前述の第1ヒータ34aは第1外周面38aに対応して設けられており、第1外周面38aの側から外周面38を加熱する。第2ヒータ34bは第2外周面38bに対応して設けられており、第2外周面38bの側から外周面38を加熱する。
4.温度分布
図4はヒートローラ31の外周面38の温度分布を説明する説明図である。図4の横軸はY軸方向位置を示し、縦軸は外周面38の温度を示す。符号「Y1」は黒体32aおよび32bを除くヒートローラ31の+Y軸方向側端部(以下、「第1端部Y1」という。)の位置であり、符号「Y2」は黒体32aおよび32bを除くヒートローラ31の-Y軸方向側端部(以下、「第2端部Y2」という。)の位置である。
図4中、実線で示す曲線L1は第1ヒータ34aおよび第2ヒータ34bを最大デューティ比で駆動したときの外周面38の温度分布である。温度分布曲線L1は中位置37にて最大値(温度t4)を示し、第1端部Y1および第2端部Y2にて最小値(温度t2)を示す。第1ヒータ34aおよび第2ヒータ34bへの駆動信号のデューティ比を可変することにより第1外周面38aおよび第2外周面38bの温度分布は図4の温度分布曲線L1が下方に移行するように変化する。温度分布曲線L1を上下することにより、全幅連続紙WP(f)を所望の温度で加熱することができる。
図4中、一点鎖線で示す曲線L2は第2ヒータ3bを消灯させたまま、第1ヒータ3aを最大デューティ比で駆動したときの外周面38の温度分布である。温度分布曲線L2は第1端部Y1と中間位置37の略中間位置Y11にて最大値(温度t3)を示し、第2端部Y2にて最小値(温度t1)を示す。第1ヒータ34aへの駆動信号のデューティ比を可変することにより第1外周面38aおよび第2外周面38bの温度分布は図4の温度分布曲線L2が下方に移行するように変化する。温度分布曲線L2を上下することにより、第1狭幅連続紙WP(a)を所望の温度で加熱することができる。
図4中、破線で示す曲線L3は第1ヒータ3aを消灯させたまま、第2ヒータ3bを最大デューティ比で駆動したときの外周面38の温度分布である。温度分布曲線L3は第2端部Y2と中間位置37の略中間位置Y12にて最大値(温度t3)を示し、第1端部Y1にて最小値(温度t1)を示す。第2ヒータ34aへの駆動信号のデューティ比を可変することにより第1外周面38aおよび第2外周面38bの温度分布は温度分布曲線L3が下方に移行するように変化する。温度分布曲線L3を上下することにより、第2狭幅連続紙WP(b)を所望の温度で加熱することができる。
この印刷装置100では、狭幅連続紙WP(n)を加熱する際、用紙領域R1に対応するヒータ34を主に使用する。すなわち、第1狭幅連続紙WP(a)の加熱には第1ヒータ34aを主に使用し、第2狭幅連続紙WP(b)の加熱には第2ヒータ34bを主に使用する。
しかし、用紙領域R1のヒータ34だけでは狭幅連続紙WP(n)を指定された目標温度で加熱できないと加熱制御部50(後述するヒータ制御部52)が判断することがある。この場合、加熱制御部50(ヒータ制御部52)は非用紙領域R2のヒータ34を補助的に使用して用紙領域R1に巻きつけられた狭幅連続紙WP(n)を補助加熱する。
5.加熱制御部50
図5は加熱制御部50のブロック図である。加熱制御部50はメモリ51、ヒータ制御部52、第1ヒータ駆動回路53a、および第2ヒータ駆動回路53bを備える。
第1ヒータ駆動回路53aはフィードバック回路であり、第1センサ35aが検出する第1外周面38aの温度と予め設定された目標温度との差分に基づいて計算したデューティ比の駆動信号を第1ヒータ34aに供給する。同様に、第2ヒータ駆動回路53bもフィードバック回路であり、第2センサ35bが検出する第2外周面38bの温度と予め設定された目標温度との差分に基づいて計算したデューティ比の駆動信号を第2ヒータ34bに供給する。
メモリ51は、用紙領域R1に対する非用紙領域R2側ヒータ34の「熱的寄与率」を記憶する。印刷装置100では、狭幅連続紙WP(n)を非用紙領域R2のヒータ34で加熱する際に、非用紙領域R2側のヒータ34から用紙領域R1への熱的寄与率を考慮する。図4中の温度分布曲線L3を使用して熱的寄与率を説明する。
熱的寄与率とは非用紙領域R2(ここでは第2外周面38b)側のヒータ34(同第2ヒータ34b)が用紙領域R1(同第1外周面38a)の昇温に寄与する度合いを示す値であり、例えば、第2ヒータ34bを最大デューティ比で駆動したときの最大温度t3を最小温度t1で除算することにより求めることができる。最大温度t3は非用紙領域R2で得られ、最小温度t1は用紙領域R1で得られる。非用紙領域R2で最大温度t3に対応する熱量が、用紙領域R1には最小温度t1まで減衰して伝熱する。熱的寄与率は非用紙領域R2のヒータ34の用紙領域R1に与える熱的影響の度合いを示している。
熱的寄与率は、用紙領域R1側の不足熱量相当値(例えば、駆動信号の強度不足、温度不足)を、非用紙領域R2側のヒータ34の制御値(例えば、非用紙領域R2側ヒータ43の駆動信号の目標デューティ比、非用紙領域R2の目標温度)に換算するために使用される。
6.第1実施例:加熱制御フロー(狭幅連続紙WP(n):デューティ比制御)
次に、図5および図6を用いて狭幅連続紙WP(n)の加熱制御の一例について説明する。本例は用紙領域R1側の不足熱量相当値を用紙領域R1側ヒータ34への駆動信号のデューティ比をベースに計算する。図6は狭幅連続紙WP(n)をヒータ34を用いて加熱制御する際のフローチャートである。ここでは、狭幅連続紙WP(n)として第1狭幅連続紙WP(a)を使用するものとする。
ステップS1
作業者は入力部4から目標温度データD1を入力する。すなわち、作業者は用紙領域R1側の目標温度(第1目標温度t11)を入力部4から目標温度データD1として入力する。ヒータ制御部52は、これを受け、用紙領域R1側ヒータ駆動回路53(第1ヒータ駆動回路53a)に第1目標温度t11を設定する(第1目標温度提供手段、第1目標温度提供工程)。入力部4は本発明における目標温度提供手段に相当する。
ステップS2
さらに、連続紙WPの加熱のために非用紙領域R2側ヒータ34(第2ヒータ34b)を併用する場合、作業者は非用紙領域R2側の目標温度(第2目標温度t12)を入力部4から目標温度データD1として入力する。ヒータ制御部52は、これを受け、非用紙領域R2側ヒータ駆動回路53(第2ヒータ駆動回路53b)に第2目標温度t12を設定する(第2目標温度提供手段、第2目標温度提供工程)
ステップS3
第2ヒータ駆動回路53bは非用紙領域R2側センサ35(第2センサ35b)の出力とステップS1で設定された第2目標温度t12との差分温度t13を取得する。
ステップS4
第2ヒータ駆動回路53bは差分温度t13に基づいて非用紙領域R2側のヒータ34(第2ヒータ34b)のデューティ比を計算する。
ステップS5
第2ヒータ駆動回路53bはステップS4で計算したデューティ比の駆動信号で第2ヒータ34bを駆動する。
ステップS6
第1ヒータ駆動回路53aは用紙領域R1側センサ35(第1センサ35a)の出力とステップS1で設定された第1目標温度t11との差分温度t14を取得する。
ステップS7
第1ヒータ駆動回路53aは差分温度t14に基づいて用紙領域R1側ヒータ34(第1ヒータ34a)への駆動信号のデューティ比を計算する。
ステップS8
第1ヒータ駆動回路53aはステップS7で計算したデューティ比の駆動信号で第1ヒータ34aを駆動する。なお、用紙領域R1には上限温度が設定されており、第1ヒータ駆動回路53aは前記上限温度を超えない限度で駆動信号のデューティ比を計算する。
ステップS9
ヒータ制御部52は加熱処理を終了するか判断する。加熱処理を終了する場合には終了モードに移行する。終了しない場合には、ステップS10に移行する。
ステップS10
ヒータ制御部52は用紙領域R1側のセンサ35(第1センサ35a)の出力を参照する。ヒータ制御部52は、第1ヒータ34aの加熱開始から一定時間経過するまでは、用紙領域R1が第1目標温度t11に到達したか否かに拘わらず「No」と判断し、ステップS3に回帰して、ステップS3からS9までの処理ループを再び繰り返す。一方、第1ヒータ34aの加熱開始から一定時間が経過した後で、かつ、用紙領域R1が第1目標温度t11に到達していない場合は「Yes」と判断し、ステップS11に移行する。ステップS10で「Yes」と判断することは、用紙領域R1側ヒータ34の温度が不足しており、非用紙領域R2側ヒータ34による補助加熱が必要であると判断したことを意味する。なお、前記一定時間とは、例えば、それを経過するまでに第1ヒータ34aへの駆動信号のデューティ比が飽和状態(最大デューティ比)まで上昇するような時間である。ヒータ制御部52は本発明における判断手段に相当する。
ステップS10で「Yes」と判断すると、ヒータ制御部52はステップS11に移行する。ステップS11以降では、非用紙領域R2側ヒータ34(第2ヒータ34b)を補助的に使用して用紙領域R1に巻きつけられた狭幅連続紙WP(n)を補助加熱する。
ステップS11
ヒータ制御部52は非用紙領域R2側センサ35(第2センサ35b)が検出する非用紙領域R2の温度と第2目標温度t12との差分温度t15を取得する。
ステップS12
ヒータ制御部52はステップS7で求めた第1ヒータ34aへの駆動信号のデューティ比と第1ヒータ34aへの駆動信号の最大デューティ比との差分デューティ比を計算する。例えば、S7で求めたデューティ比が120%で、最大デューティ比が100%であれば、差分デューティ比は20%となる。この差分デューティ比は用紙領域R1側で不足する熱量をヒータ駆動信号のデューティ比で表現したものである。
ステップS13
ヒータ制御部52は非用紙領域R2側のヒータ(第2ヒータ34b)の駆動信号のデューティ比を以下の式1で計算する。
(式1)
「非用紙領域側ヒータの駆動信号のデューティ比」=「差分温度t15に基づいて計算したデューティ比」+{「S12で求めた差分デューティ比」×熱的寄与率}
式1の右辺の第1項は非用紙領域R2の側で必要な固有的デューティ比を示す。式1の右辺の第2項は用紙領域R1の補助加熱に必要な熱量に相当するデューティ比である。これらを合算して非用紙領域R2側のヒータ34(第2ヒータ34b)の駆動信号のデューティ比を求める。
ステップS14
ヒータ制御部52はステップS13で計算したデューティ比を第2ヒータ駆動回路53bに適用する。第2ヒータ駆動回路53bは上記デューティ比の駆動信号で第2ヒータ34bを駆動する。この結果、第2ヒータ34bは用紙領域R1における不足熱量相当値に応じたデューティ比(強度)で駆動されることになる。ヒータ制御部52は、その後、ステップS6に回帰する。なお、非用紙領域R2には上限温度が設定されており、第2ヒータ駆動回路53bは前記上限温度を超えない限度で駆動信号のデューティ比を計算する。
本実施例では、用紙領域R1側の不足熱量相当値を用紙領域R1側ヒータの駆動信号のデューティ比を使用して計算し、この不足熱量相当値を補償するように、非用紙領域R2側ヒータ34の駆動信号のデューティ比を設定する。このため、非用紙領域R2側ヒータ34の駆動信号のデューティ比を正確に設定することができる。
7.第2実施例:加熱制御フロー(狭幅連続紙WP(n):温度制御)
次に、図5および図7を用いて狭幅連続紙WP(n)の加熱制御の別例について説明する。本例は用紙領域R1側の不足熱量相当値を用紙領域R1の温度をベースに計算する。図7は狭幅連続紙WP(n)をヒータ34を用いて加熱制御する際のフローチャートである。ここでは、狭幅連続紙WP(n)として第1狭幅連続紙WP(a)を使用するものとする。
ステップS1からステップS10までの工程は第1実施例と同一であるので説明を省略する。
ステップS11
用紙領域R1のセンサ35(第1センサ35a)の検出温度と第1目標温度t11との差分温度t15を取得する。差分温度t15は用紙領域R1側の不足熱量に相当する。
ステップS12
ヒータ制御部52は非用紙領域R2側の補助加熱温度t16を以下の式2で計算する。補助加熱温度t16とは、用紙領域R1側の不足熱量相当値を非用紙領域R2側ヒータ34(第2ヒータ34b)で補うべき熱量に相当する。
(式2)
補助加熱温度t16=差分温度t15×熱的寄与率
ステップS13
ヒータ制御部52は、ステップS11で検出された用紙領域R1側の不足熱量を補うために非用紙領域R2側の目標温度を再設定する。すなわち、以下の式3により、第3目標温度t17を計算し、該第3目標温度t17を非用紙領域R2側のヒータ駆動回路53(第2ヒータ駆動回路53b)に再設定する。
(式3)
第3目標温度t17=補助加熱温度t16+第2目標温度t12
ステップS14
第2ヒータ駆動回路53bは第2センサ35bの出力と第3目標温度t17との差分温度t18を取得する。
ステップS15
第2ヒータ駆動回路53bは差分温度t1に基づいて第2ヒータ34bの駆動信号のデューティ比を計算する。この計算の際、第2ヒータ駆動回路53bは、非用紙領域R2に予め設定されている上限温度を超えない限度で駆動信号のデューティ比を計算する。
ステップS16
第2ヒータ駆動回路53bはステップS15で計算されたデューティ比の駆動信号で第2ヒータ34bを駆動する。
本実施例では、用紙領域R1側で不足する熱量を用紙領域R1側の不足温度を使用して推測する。用紙領域R1側の不足熱量相当値を非用紙領域R2側のヒータ34で補うために必要な補助加熱温度t16を熱的寄与率を参照して算出する。その上で、非用紙領域R2の本来の目標温度である第2目標温度t12に、前記補助加熱温度t16を加算した第3目標温度t1が非用紙領域R2側で実現できるように、非用紙領域R2側ヒータ34の駆動信号のデューティ比を設定する。このため、前記駆動信号のデューティ比を正確に設定することができる。
8.印刷処理
全体制御部40は、加熱制御部50が実施例1および2に係る処理によりヒートローラ31の外周面38を印刷に適した温度まで昇温させると、搬送部10およびプリンタ部20などに必要な信号を供給して、連続紙WPへの印刷を開始する。
9.変形例
上記実施の形態では印刷媒体として連続紙WPを使用したが、印刷媒体が枚葉であっても本発明は実施可能である。また、実施の形態ではヒートローラ31に内蔵されたヒータ34を使用したが、ヒートローラ31の外部から外周面38を加熱するヒータ34を使用する場合にも本発明は実施可能である。さらに、ヒートローラ31の温度も各種手法により検出可能である。例えば、センサ3がヒートローラ31の外周面38の温度を測定する際に連続紙WPがセンサ3と黒体32との間に介在していてもよい。
1 給紙部
2 印刷機本体
3 排紙部
10 搬送部
20 プリンタ部
21 インクジェットヘッド
30 乾燥部
31 ヒートローラ
32 黒体
33 モータ
34a 第1ヒータ
34b 第2ヒータ
35a 第1センサ
35b 第2センサ
38a 第1外周面
38b 第2外周面
40 全体制御部
50 加熱制御部
51 メモリ
52 ヒータ制御部
53a 第1ヒータ駆動回路
53b 第2ヒータ駆動回路
100 インクジェット印刷装置(印刷装置)

Claims (6)

  1. 印刷媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される印刷媒体に対してインク滴を吐出して前記印刷媒体に対して印刷を行うプリンタ部と、
    前記印刷媒体の搬送方向に直交する方向において長尺で、前記プリンタ部による印刷後の印刷媒体が接触する周面を備え、前記周面が、前記印刷媒体の全幅または大半が接触する用紙領域と、前記用紙領域以外の非用紙領域と、を含むヒートローラと、
    前記用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第1ヒータと、
    前記非用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第2ヒータと、
    前記用紙領域側の目標温度である第1目標温度を提供する第1目標温度提供手段と、
    前記非用紙領域側の目標温度である第2目標温度を提供する第2目標温度提供手段と、
    前記用紙領域側の温度を検出する第1センサと、
    前記非用紙領域側の温度を検出する第2センサと、
    前記第1目標温度および前記第1センサの検出温度から算出される第1デューティ比に基づき、最大デューティ比以下のデューティ比の第1ヒータ駆動信号で前記第1ヒータを駆動する第1ヒータ駆動回路と、
    前記第2目標温度および前記第2センサの検出温度から算出される第2デューティ比の第2ヒータ駆動信号で前記第2ヒータを駆動する第2ヒータ駆動回路と、
    前記第1ヒータおよび前記第2ヒータによる前記周面の加熱が行われた状態で前記第1目標温度と前記第1センサの検出温度とを参照して、前記第2ヒータによる前記用紙領域の補助加熱が必要か判断する判断手段と、を備え、
    前記判断手段により前記用紙領域の補助加熱が必要と判断された場合に、前記第1デューティ比と前記最大デューティ比との差分に基づいて前記用紙領域における不足熱量相当値を求め、前記第2ヒータ駆動信号のデューティ比を、前記第2デューティ比と前記不足熱量相当値に対応する補助加熱デューティ比とを合算して求める値とする、インクジェット印刷装置。
  2. 印刷媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される印刷媒体に対してインク滴を吐出して前記印刷媒体に対して印刷を行うプリンタ部と、
    前記印刷媒体の搬送方向に直交する方向において長尺で、前記プリンタ部による印刷後の印刷媒体が接触する周面を備え、前記周面が、前記印刷媒体の全幅または大半が接触する用紙領域と、前記用紙領域以外の非用紙領域と、を含むヒートローラと、
    前記用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第1ヒータと、
    前記非用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第2ヒータと、
    前記用紙領域側の目標温度である第1目標温度を提供する第1目標温度提供手段と、
    前記非用紙領域側の目標温度である第2目標温度を提供する第2目標温度提供手段と、
    前記用紙領域側の温度を検出する第1センサと、
    前記非用紙領域側の温度を検出する第2センサと、
    前記第1目標温度および前記第1センサの検出温度から算出される第1デューティ比に基づき、最大デューティ比以下のデューティ比の第1ヒータ駆動信号で前記第1ヒータを駆動する第1ヒータ駆動回路と、
    前記第2目標温度および前記第2センサの検出温度から算出される第2デューティ比の第2ヒータ駆動信号で前記第2ヒータを駆動する第2ヒータ駆動回路と、
    前記第1ヒータおよび前記第2ヒータによる前記周面の加熱が行われた状態で前記第1目標温度と前記第1センサの検出とを参照して、前記第2ヒータによる前記用紙領域の補助加熱が必要か判断する判断手段と、を備え、
    前記判断手段により前記用紙領域の補助加熱が必要と判断された場合に、前記第1センサの検出温度と前記第1目標温度との差分に基づいて前記用紙領域における不足熱量相当値を求め、前記第2目標温度と前記不足熱量相当値とを合算して求める第3目標温度を前記第2ヒータ駆動回路に再設定し、前記第2ヒータ駆動信号のデューティ比を、前記第3目標温度および前記第2センサの検出温度から算出する値とする、インクジェット印刷装置。
  3. 前記第1ヒータと前記第2ヒータとが前記ヒートローラの軸方向に並置されている、請求項1または2に記載のインクジェット印刷装置。
  4. 前記第2ヒータの前記非用紙領域から前記用紙領域への熱的寄与率を考慮して前記不足熱量相当値を求める、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のインクジェット印刷装置。
  5. 印刷媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される印刷媒体に対してインク滴を吐出して前記印刷媒体に対して印刷を行うプリンタ部と、前記印刷媒体の搬送方向に直交する方向において長尺で、前記プリンタ部による印刷後の印刷媒体が接触する周面を備え、前記周面が、前記印刷媒体の全幅または大半が接触する用紙領域と、前記用紙領域以外の非用紙領域と、を含むヒートローラと、前記用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第1ヒータと、前記非用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第2ヒータと、前記用紙領域側の温度を検出する第1センサと、前記非用紙領域側の温度を検出する第2センサと、を備えたインクジェット印刷装置における印刷媒体加熱方法であって、
    前記用紙領域側の目標温度である第1目標温度を提供する第1目標温度提供工程と、
    前記非用紙領域側の目標温度である第2目標温度を提供する第2目標温度提供工程と、
    前記第1目標温度および前記第1センサの検出温度から算出される第1デューティ比に基づき、最大デューティ比以下のデューティ比の第1ヒータ駆動信号で前記第1ヒータを駆動する工程と、
    前記第2目標温度および前記第2センサの検出温度から算出される第2デューティ比の第2ヒータ駆動信号で前記第2ヒータを駆動する工程と、
    前記第1ヒータおよび前記第2ヒータによる前記周面の加熱が行われた状態で前記用紙領域側の温度を前記第1センサによって検出して検出温度を出力する温度検出工程と、
    前記第1目標温度と前記第1センサによって検出される検出温度とを参照して、前記第2ヒータによる前記用紙領域の補助加熱が必要か判断する判断工程と、
    前記判断工程により前記用紙領域の補助加熱が必要と判断された場合に、前記第1デューティ比と前記最大デューティ比との差分に基づいて前記用紙領域における不足熱量相当値を求め、前記第2ヒータ駆動信号のデューティ比を、前記第2デューティ比と前記不足熱量相当値に対応する補助加熱デューティ比とを合算して求める値とする工程と、を備えた印刷媒体加熱方法。
  6. 印刷媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される印刷媒体に対してインク滴を吐出して前記印刷媒体に対して印刷を行うプリンタ部と、前記印刷媒体の搬送方向に直交する方向において長尺で、前記プリンタ部による印刷後の印刷媒体が接触する周面を備え、前記周面が、前記印刷媒体の全幅または大半が接触する用紙領域と、前記用紙領域以外の非用紙領域と、を含むヒートローラと、前記用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第1ヒータと、前記非用紙領域に対応して設けられ前記周面を加熱する第2ヒータと、前記用紙領域側の温度を検出する第1センサと、前記非用紙領域側の温度を検出する第2センサと、を備えたインクジェット印刷装置における印刷媒体加熱方法であって、
    前記用紙領域側の目標温度である第1目標温度を提供する第1目標温度提供工程と、
    前記非用紙領域側の目標温度である第2目標温度を提供する第2目標温度提供工程と、
    前記第1目標温度および前記第1センサの検出温度から算出される第1デューティ比に基づき、最大デューティ比以下のデューティ比の第1ヒータ駆動信号で前記第1ヒータを駆動する工程と、
    前記第2目標温度および前記第2センサの検出温度から算出される第2デューティ比の第2ヒータ駆動信号で前記第2ヒータを駆動する工程と、
    前記第1ヒータおよび前記第2ヒータによる前記周面の加熱が行われた状態で前記用紙領域側の温度を前記第1センサによって検出して検出温度を出力する温度検出工程と、
    前記第1目標温度と前記第1センサによって検出される検出温度とを参照して、前記第2ヒータによる前記用紙領域の補助加熱が必要か判断する判断工程と、
    前記判断工程により前記用紙領域の補助加熱が必要と判断された場合に、前記第1センサの検出温度と前記第1目標温度との差分に基づいて前記用紙領域における不足熱量相当値を求め、前記第2目標温度と前記不足熱量相当値とを合算して求める第3目標温度を設定し、前記第2ヒータ駆動信号のデューティ比を、前記第3目標温度および前記第2センサの検出温度から算出する値とする工程と、を備えた印刷媒体加熱方法。
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