JP5234109B2 - フルオロプロピレンカーボネートの製造法 - Google Patents

フルオロプロピレンカーボネートの製造法 Download PDF

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Description

本発明は、フルオロプロピレンカーボネートの製造法に関する。
フルオロプロピレンカーボネートは、二次電池やキャパシタなどの電気化学デバイスに用いる非水電解液の溶媒として使用されている。
このフルオロプロピレンカーボネート、特に3−フルオロプロピレンカーボネートは、つぎの製法で製造されている。
(1)エポキシ基含有含フッ素化合物(1−フルオロ−2,3−エポキシプロパン)と二酸化炭素との反応による方法(非特許文献1〜2)
(2)プロピレンカーボネートのフッ素ガスを用いた直接フッ素化方法(非特許文献3〜5)
Chemistry-A European Journal, 12, p1004-1015 (2006) Journal of Organic Chemistry, 70, p8583-8586 (2005) Electrochemistry, 76, p2-15 (2008) Chemistry Letters, 37, p476-477 (2008) 電気化学学会 第75回大会予稿集、p106 (2008年)
本発明は、フッ素化剤を用いて安全かつ高収率でフルオロプロピレンカーボネートを製造する方法を提供することを目的とする。
本発明は、
式(1):
Figure 0005234109
(式中、X1、X2、X3およびX4は同じかまたは異なり、いずれも水素原子または−CH2Y(Yは水素原子以外のフッ素化反応において脱離する基)。ただし、X1、X2、X3およびX4の少なくとも1つは−CH2Yである)で示されるプロピレンカーボネート誘導体にフッ素化剤を作用させることを特徴とする式(2):
Figure 0005234109
(式中、R1、R2、R3およびR4は同じかまたは異なり、いずれもHまたは−CH2F;ただし、R1、R2、R3およびR4の少なくとも1つは−CH2Fである)で示されるフルオロプロピレンカーボネートの製造法に関する。
フッ素化剤としては、フッ酸、フッ酸塩、フッ素ガス、式:MF(式中、Mはアルカリ金属原子または4級アンモニウムカチオン)で示される化合物が好ましい。
前記フッ素化反応において脱離する基(脱離性基)Yとしては、塩素原子、−OHまたは−OSO2R(Rはハロゲン原子、窒素原子または酸素原子を含んでいてもよい脂肪族または芳香族炭化水素基)が好ましい。
本発明の製造法は、式(1)で示されるプロピレンカーボネート誘導体が、式(1−1):
Figure 0005234109
(式中、Yは前記と同じ)で示される3−Y置換プロピレンカーボネートであって、式(2−1):
Figure 0005234109
で示される3−フルオロプロピレンカーボネートの製造に好適である。
本発明の製造法によれば、1工程(ワンポット)で高収率にて安全にフルオロプロピレンカーボネートを製造することができる。
本発明の式(2):
Figure 0005234109
(式中、R1、R2、R3およびR4は同じかまたは異なり、いずれもHまたは−CH2F;ただし、R1、R2、R3およびR4の少なくとも1つは−CH2Fである)で示されるフルオロプロピレンカーボネートの製造法は、出発物質としてのプロピレンカーボネート誘導体の−CH3の水素原子の1つを、フッ素化剤を作用させたときに容易に脱離し得る基で置き換えることにより、フッ素化反応を選択的に効率よく行うことができ、安全かつ高収率でフルオロプロピレンカーボネートが製造できる。
本発明で用いる出発物質は、式(1):
Figure 0005234109
(式中、X1、X2、X3およびX4は同じかまたは異なり、いずれも水素原子または−CH2Y(Yは水素原子以外のフッ素化反応において脱離する基)。ただし、X1、X2、X3およびX4の少なくとも1つは−CH2Yである)で示されるプロピレンカーボネート誘導体である。
1、X2、X3およびX4の複数、さらにはすべてが−CH2Yであってもよいが、非水電解液の溶媒としての粘性が低い点から、1つが−CH2Yである3−置換プロピレンカーボネートが好ましい。
脱離性基Yとしては、フッ素化剤を作用させたときに容易に脱離し、フッ素原子に置き換わる基であればよい。好ましい脱離性基Yとしては、たとえば塩素原子、−OHまたは−OSO2R(Rはハロゲン原子、窒素原子または酸素原子を含んでいてもよい脂肪族または芳香族炭化水素基、好ましくは炭素数1〜8の炭化水素基)などがあげられる。Rの具体例としては、たとえば−CH3、−CH2CH3、−CH(CH32、−CH2CH2CH3、−C(CH33、−CH2CH(CH32、−CH2CH2CH2CH3、−CF3、−CF2CF3、−CF(CF32、−CF2CF2CF3、−C(CF33、−CF2CF(CF32、−CF2CF2CF2CF3などの炭素数1〜4のフッ素原子を有していてもよいアルキル基;
Figure 0005234109
などのアリール基などがあげられる。
脱離性基Yが複数存在する場合は同じでも異なっていてもよいが、好ましくは、反応性を同じにして反応の進行を容易にできる点から同じものが好ましい。
フッ素化剤としては従来公知のフッ素化剤が使用でき、たとえばフッ酸、フッ酸塩、フッ素ガス、式:MF(式中、Mはアルカリ金属原子または4級アンモニウムカチオン)で示される化合物などが例示できる。
フッ酸塩としては、たとえばトリエチルアミンモノフッ酸塩などのアミンフッ酸塩などが例示できる。
MFで示される化合物としては、KF、NaF、CsF、LiFなどの金属フッ化物;(CH3CH22NCF2CFHCF3、(CH3CH22NSF3、CH3CH2CH2CH2+-(TBAF)などの4級アンモニウムカチオンとフッ素アニオンとの化合物などがあげられる。
なかでもフッ酸、フッ酸塩、フッ素ガス、MFで示される化合物が、反応性が高い点から好ましく、特にMFで示される化合物が、操作方法が簡易な点から好ましい。
作用させるフッ素化剤は脱離性基Yの種類によって選定され、フッ素化反応スキームが決まる。そのいくつかを3−フルオロプロピレンカーボネートの製造を代表として説明する。
(反応スキーム1)
脱離性基Y:−OH
フッ素化剤:4級アンモニウムカチオンとフッ素アニオンとの化合物(たとえば、(CH3CH22NCF2CFHCF3
反応スキーム:
Figure 0005234109
この反応では、フッ素化剤と3−ヒドロキシプロピレンカーボネート(1−1)との反応で発生したフッ酸が最終的にプロピレンカーボネートの3位のヒドロキシ基をフッ素にする。この反応は中間体(I)が単離されることなくワンポットで進む。
なお、中間体(I)を出発物質とみることもでき、その場合、脱離性基Yは−CF(N(CH2CH32)(CFHCF3)であり、フッ素化剤はフッ酸(HF)である。
この反応スキームでフッ素化が進む例として、フッ素化剤として(CH3CH22NSF3、SF4、SO22、COF2などを用いる場合があげられる。
この反応は発熱反応であるので、氷冷下に攪拌しながら行うことが好ましい。反応溶媒は特に必要としないが、フッ素化剤として(CH3CH22NCF2CFHCF3、SF4、SO22、COF2、(CH3CH22NSF3などを用いる場合には、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、グライム系溶媒、アセトニトリル、アセトン、トルエン、酢酸エチルなどの極性溶媒を使用してもよい。
反応は1〜10時間で終了し、収率80〜99%にて純度(GC測定)90〜99%で目的とする3−フルオロプロピレンカーボネート(2−1)が得られる。
ここで、この反応スキーム1で用いる出発物質である3−ヒドロキシプロピレンカーボネート(1−1)の合成について簡単に説明する。
3−ヒドロキシプロピレンカーボネート(1−1)は、グリセリンと二酸化炭素とを反応させる公知の方法により容易に高収率で合成できる。また、グリセリンとホスゲンとを反応させる方法(たとえば特開平6−9610号公報)、グリセリンとエチレンカーボネートを酸化アルミニウムを触媒として反応させる方法(たとえば特開平6−329663号公報)も知られている。
一方、従来法であるエポキシ基含有含フッ素化合物からフルオロプロピレンカーボネートを製造する方法(1)では、出発物質であるエポキシ基含有含フッ素化合物の製造に多段の工程を要したり、毒性の強い物質を使用したりしており、収率および安全性の面から問題がある。また、プロピレンカーボネートをフッ素ガスで直接フッ素化する方法(2)では、3位の炭素原子以外の炭素原子もフッ素化されるので副生成物が多く生じ、収率や分離の面で問題がある。
したがって、出発物質として3−ヒドロキシプロピレンカーボネートを用いる本発明の製造法は、出発物質の合成・入手の面からも有利である。
(反応スキーム2)
脱離性基Y:−Cl、−OSO2R(Rはハロゲン原子、窒素原子または酸素原子を含んでいてもよい脂肪族または芳香族炭化水素基)
フッ素化剤:金属フッ化物(CsF、KF、NaF、LiFなど)、フッ酸(HF)、フッ酸塩
反応スキーム:
Figure 0005234109
この反応では、フッ素化剤が3−Y置換プロピレンカーボネート(1−2)の3位の脱離性基と直接反応する。
この反応スキームでフッ素化が進む例として、フッ素化剤としてCsF、KF、NaF、LiF、HF、(CH3CH23N・m(HF)(m=1〜3)、
Figure 0005234109
などを用いる場合があげられる。
この反応の反応温度は50〜150℃にて攪拌しながら行うことが好ましい。反応溶媒を用いることが好ましく、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、グライム系溶媒、アセトニトリル、アセトン、トルエン、酢酸エチルなどの極性溶媒などがあげられる。
反応は2〜8時間で終了し、収率70〜99%にて純度(GC測定)90〜99%で目的とする3−フルオロプロピレンカーボネート(2−1)が得られる。
この反応スキーム2で用いる出発物質である3−Y置換プロピレンカーボネート(1−2)のうち、脱離性基Yが−OSO2Rである化合物は、たとえば式(1−1)の3−ヒドロキシプロピレンカーボネートに、アルキルスルホン酸ハライド、アリールスルホン酸ハライドなどのスルホン化剤(X−OSO2R(XはF、Cl、Br、I))を反応させることによって容易に合成できる。
Figure 0005234109
この反応は発熱反応であるので、氷冷下に攪拌しながら行うことが好ましい。反応溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、グライム系溶媒、アセトニトリル、アセトン、トルエン、酢酸エチルなどの極性溶媒などの有機溶媒を使用してもよい。また、触媒として、トリエチルアミン、ピリジンなどの塩基を使用することも好ましい。
反応は1〜5時間で終了し、収率80〜99%にて純度(GC測定)90〜99%で目的とする3−Y置換プロピレンカーボネート(1−2)が得られる。
反応スキーム2で用いる出発物質である3−Y置換プロピレンカーボネート(1−2)のうち、脱離性基Yが塩素原子である化合物、すなわち3−クロロプロピレンカーボネートは、エピクロロヒドリンとCO2とLiBrとを極性溶媒中で反応させることにより容易に合成できる。
本発明の製造法で得られるフルオロプロピレンカーボネートは、リチウム二次電池の非水電解液の添加剤として、イオン伝導性の向上、レート特性の向上という効果を奏する。
つぎに実施例をあげて本発明の製造法を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
以下の実施例で使用した分析方法はつぎのものである。
(1)NMR
装置:BRUKER製のAC−300
測定条件:
19F−NMR:282MHz(トリフルオロメチルベンゼン=−62.3ppm)
1H−MNR:300MHz(トリフルオロメチルベンゼン=7.51ppm)
(2)GC
(株)島津製作所製のGC−17Aを使用する。カラムはDB624(長さ60m、内径0.32mm、膜厚1.8mm)を使用する。
実施例1
Figure 0005234109
撹拌装置を備えた500mLのガラス製3口フラスコの上部に還流管を取り付け、窒素フロー下でアルカリトラップを通して系外に気体が逃げるように反応装置を組み、反応器内に3−ヒドロキシプロピレンカーボネート100g(850mmol)を加え氷浴下で撹拌を行った。その後滴下ロートを用いて、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−1−ジエチルアミノプロパン190g(850mmol)を滴下した。そのとき20℃程度の発熱を確認した。原料消失の確認をGCを用いて行った後、反応を止めた。撹拌は24時間行った。反応後、反応溶液をジクロロメタンで抽出し飽和重曹水溶液で中和し有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、蒸留を行い、目的生成物を87g(723mmol)得た。19F−NMR、1H−NMRで測定し、目的生成物が3−フルオロプロピレンカーボネートであることを確認した(収率85%、GC純度99.8%)。
19F−NMR:(重アセトン):−237.6〜−237.0ppm(1F)
1H−NMR:(重アセトン):4.40〜5.11ppm(5H)
実施例2
Figure 0005234109
撹拌装置を備えた500mLのガラス製3口フラスコの上部に還流管を取り付け、窒素フロー下でアルカリトラップを通して系外に気体が逃げるように反応装置を組み、反応器内に3−ヒドロキシプロピレンカーボネート100g(850mmol)、ジクロロメタンを加え−78℃で撹拌を行った。その後滴下ロートを用いて、ジエチルアミノサルファートリフルオライド190g(850mmol)を滴下した。そのとき20℃程度の発熱を確認した。原料消失の確認をGCを用いて行った後、反応を止めた。撹拌は2時間行った。反応溶液を飽和重曹水溶液で中和し有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、蒸留を行い、目的生成物を82g(680mmol)得た。19F−NMR、1H−NMRで測定し、3−フルオロプロピレンカーボネートであることを確認した(収率80%、GC純度99.5%)。
19F−NMR:(重アセトン):−237.6〜−237.0ppm(1F)
1H−NMR:(重アセトン):4.40〜5.11ppm(5H)
実施例3
Figure 0005234109
(1段目)
撹拌装置を備えた500mLのガラス製3口フラスコの上部に還流管を取り付け、窒素バルーンを取り付けた反応装置を組み、反応器内に3−ヒドロキシプロピレンカーボネート100g(850mmol)、テトラヒドロフラン125ml、トリエチルアミン86g(850mmol)を加え氷浴下で撹拌を行った。その後滴下ロートを用いて、メチルスルホン酸クロライド107g(935mmol)を滴下した。そのとき20℃程度の発熱を確認した。原料消失の確認をGCを用いて行った後、反応を止めた。反応溶液の撹拌は24時間行った。反応後、反応溶液を1N−HClでクエンチし、下層を硫酸マグネシウムで乾燥後、得られた化合物を2段目の反応に用いた。
なお、下層の化合物を1H−NMRで測定したところ3−メチルスルホニルプロピレンカーボネートであることを確認した(収率85%、141g(723mmol))。
1H−NMR:(重アセトン):3.10〜3.20ppm(3H)、4.35〜4.71ppm(4H)、5.10〜5.16ppm(1H)
(2段目)
撹拌装置を備えた500mLのガラス製3口フラスコの上部に還流管を取り付け、窒素バルーンを取り付け反応装置を組み、反応器内にセシウムフロライド(CsF)143g(940mmol)、1段目の反応で得られた3−メチルスルホニルプロピレンカーボネート141g(723mmol)、ジグライム200mLを入れて撹拌を行った。その後150℃に加熱し、原料が消失するまで撹拌を行った。撹拌は2時間行った。反応後室温下まで放置し、酢酸エチルを用いて希釈し、生成した塩をろ過した。その後水洗を行い、硫酸マグネシウムで乾燥後、蒸留を行い、目的生成物を69g(578mmol)得た。19F−NMR、1H−NMRで測定し、3−フルオロプロピレンカーボネートであることを確認した。
これら2段の合計収率は68%であり、GC純度は99.8%であった。
19F−NMR:(重アセトン):−237.6〜−237.0ppm(1F)
1H−NMR:(重アセトン):4.40〜5.11ppm(5H)
実施例4
Figure 0005234109
(1段目)
撹拌装置を備えた500mLのガラス製3口フラスコの上部に還流管を取り付け、窒素バルーンを取り付けた反応装置を組み、反応器内に3−ヒドロキシプロピレンカーボネート100g(850mmol)、テトラヒドロフラン125ml、トリエチルアミン100g(850mmol)を加え氷浴下で撹拌を行った。その後滴下ロートを用いて、p−トルエンスルホン酸クロライド178g(935mmol)を滴下した。そのとき20℃程度の発熱を確認した。原料消失の確認をGCを用いて行った後、反応を止めた。反応溶液の撹拌は24時間行った。反応後、反応溶液を1N−HClでクエンチし、下層を硫酸マグネシウムで乾燥後、得られた化合物を2段目の反応に用いた。
なお、下層の化合物を1H−NMRで測定したところ、3−(p−トルエンスルホニル)プロピレンカーボネートであることが分かった(収率83%、192g(706mmol))。
1H−NMR:(重アセトン):2.25〜2.34ppm(3H)、4.35〜4.71ppm(4H)、5.15〜5.20ppm(1H)、7.23〜7.82ppm(4H)
(2段目)
撹拌装置を備えた500mLのガラス製3口フラスコの上部に還流管を取り付け、窒素バルーンを取り付け反応装置を組み、反応器内にセシウムフロライド(CsF)139g(918mmol)、1段目の反応で得られた3−(p−トルエンスルホニル)プロピレンカーボネート192g(706mmol)、ジグライム200mLを入れて撹拌を行った。その後150℃に加熱し、原料が消失するまで撹拌を行った。撹拌は2時間行った。反応後室温下まで放置し、酢酸エチルを用いて希釈し、生成した塩をろ過した。その後水洗を行い、硫酸マグネシウムで乾燥後、蒸留を行い、目的生成物を68g(565mmol)得た。19F−NMR、1H−NMRで測定し、3−フルオロプロピレンカーボネートであることを確認した。
これら2段の合計収率は66%であり、GC純度は99.8%であった。
19F−NMR:(重アセトン):−237.6〜−237.0ppm(1F)
1H−NMR:(重アセトン):4.40〜5.11ppm(5H)
実施例5
Figure 0005234109
撹拌装置を備えた500mLのガラス製3口フラスコの上部に還流管を取り付け、窒素バルーンを取り付けた反応装置を組み、反応器内に3−クロロプロピレンカーボネート116g(850mmol)、フッ化カリウム(KF)64g(1.11mol)、ジグライム200mLを加え撹拌を行った。その後150℃に加熱し、原料が消失するまで撹拌を行った。撹拌は2時間行った。反応後室温下まで放置し、酢酸エチルを用いて希釈し、生成した塩をろ過した。その後水洗を行い、硫酸マグネシウムで乾燥後、蒸留を行い、目的生成物を61g(510mmol)得た。19F−NMR、1H−NMRで測定し、3−フルオロプロピレンカーボネートであることを確認した(収率60%、GC純度99.5%)。
19F−NMR:(重アセトン):−237.6〜−237.0ppm(1F)
1H−NMR:(重アセトン):4.40〜5.11ppm(5H)
実施例6
Figure 0005234109
撹拌装置を備えた500mLのガラス製3口フラスコの上部に還流管を取り付け、窒素フロー下でアルカリトラップを通して系外に気体が逃げるように反応装置を組み、反応器内に3,4−ジ(ヒドロキシメチル)エチレンカーボネート63.1g(425mmol)、ジクロロメタンを加え−78℃で撹拌を行った。その後滴下ロートを用いて、ジエチルアミノサルファートリフルオライド190g(850mmol)を滴下した。そのとき20℃程度の発熱を確認した。原料消失の確認をGCを用いて行った後、反応を止めた。撹拌は2時間行った。反応溶液を飽和重曹水溶液で中和し有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、蒸留を行い、目的生成物を51.7g(340mmol)得た。19F,1H−NMRで測定したところ、3,4−ジ(モノフルオロメチル)エチレンカーボネートであることを確認した(収率80%、GC純度99.5%)。
19F−NMR:(重アセトン):−237.3〜−237.0ppm(2F)
1H−NMR:(重アセトン):4.40〜5.00ppm(4H)
実施例7
Figure 0005234109
(1段目)
撹拌装置を備えた500mLのガラス製3口フラスコの上部に還流管を取り付け、窒素バルーンを取り付けた反応装置を組み、反応器内に3−ヒドロキシプロピレンカーボネート100g(850mmol)、テトラヒドロフラン125ml、トリエチルアミン86g(850mmol)を加え氷浴下で撹拌を行った。その後滴下ロートを用いて、メチルスルホン酸クロライド107g(935mmol)を滴下した。そのとき20℃程度の発熱を確認した。原料消失の確認をGCを用いて行った後、反応を止めた。反応溶液の撹拌は24時間行った。反応後、反応溶液を1N−HClでクエンチし、下層を硫酸マグネシウムで乾燥後、得られた化合物を2段目の反応に用いた。
なお、下層の化合物を1H−NMRで測定したところ3−メチルスルホニルプロピレンカーボネートであることを確認した(収率85%、141g(723mmol))。
1H−NMR:(重アセトン):3.10〜3.20ppm(3H)、4.35〜4.71ppm(4H)、5.10〜5.16ppm(1H)
(2段目)
撹拌装置を備えた500mLのガラス製3口フラスコの上部に還流管を取り付け、窒素バルーンを取り付け反応装置を組み、反応器内に、1段目で得られた3−メチルスルホニルプロピレンカーボネート141g(723mmol)、トリエチルアミンモノフッ酸塩114g(940mmol)、ジグライム200mLを入れて撹拌を行った。その後150℃に加熱し、原料が消失するまで撹拌を行った。撹拌は2時間行った。反応後室温下まで放置し、酢酸エチルを用いて希釈し、生成した塩をろ過した。その後水洗を行い、硫酸マグネシウムで乾燥後、蒸留を行い、目的生成物を56.1g(468mmol)得た。19F,1H−NMRで測定し、3−フルオロプロピレンカーボネートであることを確認した。
これら2段の合計収率は結果65%であり、GC純度99.8%であった。
19F−NMR:(重アセトン):−237.6〜−237.0ppm(1F)
1H−NMR:(重アセトン):4.40〜5.11ppm(5H)

Claims (2)

  1. 式(1):
    Figure 0005234109
    (式中、X、X、XおよびXは同じかまたは異なり、いずれも水素原子または−CHY(Yは−OHである)。ただし、X、X、XおよびXの少なくとも1つは−CHYである)で示されるプロピレンカーボネート誘導体にフッ素化剤を作用させることを特徴とし、
    前記フッ素化剤は、4級アンモニウムカチオンとフッ素アニオンとの化合物、又は、(CH CH NCF CFHCF である、
    式(2):
    Figure 0005234109
    (式中、R、R、RおよびRは同じかまたは異なり、いずれもHまたは−CHF;ただし、R、R、RおよびRの少なくとも1つは−CHFである)で示されるフルオロプロピレンカーボネートの製造法。
  2. 式(1)で示されるプロピレンカーボネート誘導体が、式(1−1):
    Figure 0005234109
    (式中、Yは−OHである)で示される3−Y置換プロピレンカーボネートであり、式(2)で示されるフッ素化プロピレンカーボネートが式(2−1):
    Figure 0005234109
    で示される3−フルオロプロピレンカーボネートである請求項1載の製造法。
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