JP5232883B2 - 電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電解コンデンサの製造方法に関する。
図1は、従来の固体電解コンデンサ(1)の断面図であり、図2は、図1の固体電解コンデンサ(1)内のコンデンサ素子(2)の分解斜視図である(例えば、特許文献1参照)。
これは、一端部が開口したアルミニウム製のケース(3)内に、コンデンサ素子(2)を収納して、ケース(3)の開口をゴム製の封口部材(30)にて封止している。コンデンサ素子(2)は、図2に示すように、化成被膜を形成したアルミニウム箔である陽極箔(22)を、アルミニウム箔である陰極箔(23)を、絶縁体であるセパレータ紙(4)を介してロール状に巻回した巻取り素子(21)から構成され、内部にTCNQ(7、7、8、8−テトラシアノキノジタンメタン)錯塩等の固体電解質層が形成されている。固体電解質層としては、その他にポリピロール、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリアニリン等の導電性高分子を用いることができる。
陽極箔(22)と陰極箔(23)からは、一対のタブ端子(25)(25)が引出され、該タブ端子(25)(25)からリード線(20)(20)が延びている。該リード線(20)(20)は封口部材(30)を貫通して、外向きに突出している。ケース(3)の開口周縁部はカールされて、封口部材(30)を保持している。
固体電解質層としてTCNQ錯塩を用いる場合は、巻取り素子(21)を、熱を加えて溶解させたTCNQ錯塩の溶解液に含浸させた後、巻取り素子(21)を引き上げて急冷させることにより固化させて形成している。また、化学重合法により、導電性高分子からなる前記固体電解質層を形成する場合、酸化剤溶液にモノマーを加えた混合液に、前記巻取り素子(21)を含浸させた後、巻取り素子(21)を引き上げて乾燥させることにより、陽極箔(22)と陰極箔(23)との間に固体電解質層を形成する。
セパレータ(4)は天然繊維製の紙であり、巻取り素子(21)はロール状に巻回された後に、約150−300℃の高温が加えられて炭化処理が施される。該炭化処理によりセパレータ紙(4)の空隙が増えて、セパレータ紙(4)の密度が低減する。化学重合法により、前記固体電解質層を形成する場合、酸化剤溶液にモノマーを加えた混合液に前記巻取り素子(21)を含浸させた後、巻取り素子(21)を引き上げて乾燥させることにより、陽極箔(22)と陰極箔(23)との間に固体電解質層を形成する。そのため、巻取り素子(21)内部に、前記溶解液又は混合液が入り込みやすくなる。
最初から密度の小さなセパレータ紙(4)を用いて巻取り素子(21)を形成することも考えられるが、その場合、紙としての強度が弱くなり、巻取り素子(21)を巻回する際に、セパレータ紙が切れる等の問題が発生する。また、セパレータ紙(4)が天然繊維製の紙であれば、該セパレータ紙(4)に炭化処理を施すと、巻取り素子(21)の形状が崩れる等の問題がある。
これらの問題を解決する方法として、本出願人はセパレータとして、融点が炭化処理温度よりも高い又は融点を有さない合成繊維を天然繊維に混抄した紙を用いることにより、巻取り素子(21)を巻回する際にセパレータ紙(4)が切れることなく、炭化処理時に巻取り素子(21)形状の崩れを防止し、巻取り素子(21)内部に、前記混合液を入り込みやすくする方法を提案している(例えば、特許文献2)。
特開平6−236831号公報 特開2004−146707号公報
特許文献2に記載の方法を用いた場合、巻取り素子(21)内部に混合液が入り込む空隙及び固体電解質層が形成される空隙は存在する。ところが、炭化処理により炭化前よりセパレータ内における繊維間の間隔が広くなり、導電性高分子からなる固体電解質層を形成する場合、前記混合液に前記巻取り素子(21)を含浸させた後、巻取り素子(21)を引き上げて乾燥させるまでの間の混合液保持力が低下する。そのため、緻密な固体電解質層が形成できずESR(等価直列抵抗)特性が低下するという問題があった。特に、ポリピロール等に比べ重合速度が遅いチオフェン又はその誘導体を導電性高分子の材料として用いる場合、セパレータ紙の混合液保持力の低下によるESR特性の低下が顕著に表れる。
そこで本発明の目的は、化学重合法により緻密な固体電解質層を形成することができ、ESR特性に優れた電解コンデンサの製造方法を提供する。
本発明は、フィブリル化された第1繊維と、第1繊維とは異なる第2繊維と、を含むセパレータ紙を準備する工程と、陽極部材と陰極部材とを前記セパレータ紙を介して巻回することで巻取り素子を形成する工程と、前記巻取り素子を形成した後、前記セパレータ紙の前記第1繊維および前記第2繊維のうち前記第1繊維が炭化、溶解または分解せず、前記第2繊維が炭化、溶解または分解する温度に加熱することにより、前記セパレータ紙の密度を低減させる工程と、導電性高分子からなる固体電解質層を形成しうる液状組成物を準備する工程と、前記セパレータ紙の密度を低減させた巻取り素子に、前記液状組成物を含浸させ、該液状組成物を保持した状態で乾燥させることによって、導電性高分子からなる固体電解質層を形成する工程とを有する、電解コンデンサの製造方法である。
本発明を用いることにより、炭化処理によってセパレータ紙の密度が減少し混合液の入り込む空隙を設けると共に、炭化処理されない夫々の間隔が狭い部分を有するフィブリル化繊維が残り、高い保持力を維持する。そのため緻密な固体電解質層の形成が可能になり、ESR特性を向上することができる。
従来の固体電解コンデンサの断面図である。 図1の固体電解コンデンサ内のコンデンサ素子の分解斜視図である。 実施例、従来例、比較例のコンデンサの電気的特性を測定した結果を示す表である。
以下、本発明の一例を図を用いて詳述する。
従来と同様に、固体電解コンデンサ(1)のコンデンサ素子(2)は、図2に示すように、化成被膜を形成したアルミニウム箔である陽極箔(22)と、アルミニウム箔である陰極箔(23)を、絶縁体であるセパレータ紙(4)を介してロール状に巻回し、巻止めテープ(26)にて止着した巻取り素子(21)から構成されている。セパレータ紙(4)は、炭化処理により炭化する低耐熱性繊維と、炭化処理により炭化しない高耐熱性繊維との混抄紙を用いており、具体的には高耐熱性繊維として芳香族ポリアミドを10%、低耐熱性繊維としてマニラ麻を主成分とする天然繊維を90%混抄した混抄紙を用いた。
ここで、芳香族ポリアミドには、前記前記繊維よりも繊維間の間隔が狭い繊維を用いている。具体的には、非常に細かく分割された部分を有するフィブリル化繊維を用いる。フィブリル化とは、繊維内部のフィブリル(小繊維)が、摩擦作用で表面に現れて毛羽立ち、ささくれる現象をいう。繊維は、フィブリルが何千本も集まった束からなるが、フィブリル間には水素結合や分子間力が働くためフィブリルは一応集束されているが、外力、特に湿潤状態で摩擦が加わるとフィブリルがヒゲのように出てくる。
実施例では、前記芳香族ポリアミド繊維を叩解して、少なくとも一部の繊維径が1μm以下になっているフィブリル化繊維を用いた。
尚、高耐熱性繊維は、融点又は熱分解温度が炭化処理において加える温度より高ければよく、その他に耐熱性の高いポリイミド、ポリフェニレンスルファイド(PPS)等でもよい。低耐熱性繊維としては、植物繊維又は動物繊維等の天然繊維以外にも、ポリオレフィン系繊維等の融点又は熱分解温度が低い繊維が挙げられる。
固体電解コンデンサ(1)は、以下の如く、形成される。
巻取り素子(21)を用意して、該巻取り素子(21)の切り口化成を行った後に、260℃以上、具体的には280℃にて炭化処理する。ここで切り口化成とは、陽極箔(22)を巻き取る際に破損した化成被膜を修復し、或いは化成被膜が形成されていない陽極箔(22)の端面に化成被膜を形成する為に、再度化成処理を行うことを指す。
この後、ブタノールに酸化剤であるp−トルエンスルホン酸第2鉄を加えた酸化剤溶液に、モノマーとして3,4−エチレンジオキシチオフェンを加えた混合液を作る。前記巻取り素子(21)を該混合液内に含浸させた後、巻取り素子(21)を引き上げて乾燥させることにより、セパレータ紙(4)を含む陽極箔(22)と陰極箔(23)との間に固体電解質層を形成する。こうしてコンデンサ素子(2)を得る。
その後、図1に示すように、コンデンサ素子(2)のリード線(20)(20)を封口部材(30)に嵌め、コンデンサ素子(2)をケース(3)内に収納後、ケース(3)に開口周縁部に深絞り加工を施してカールする。封口部材(30)の上方から、プラスチック製の座板(31)をリード線(20)(20)を外向きに曲げ加工して、座板(31)に当接して固体電解コンデンサ(1)を得る。
出願人は、高耐熱性繊維として芳香族ポリアミドを10%、低耐熱性繊維としてマニラ麻を主成分とする天然繊維を90%混抄したセパレータ紙(4)を用いた上記コンデンサ(1)を実施例1とした。芳香族ポリアミドは、上記の如く、フィブリル化されている。
また、高耐熱性繊維として芳香族ポリアミドを50%、低耐熱性繊維としてセルロース繊維を50%混抄したセパレータ紙(4)を用いたコンデンサ(1)を作製し、これを実施例2とした。
また、高耐熱性繊維として芳香族ポリアミドを90%、低耐熱性繊維としてセルロース繊維を10%混抄したセパレータ紙(4)を用いたコンデンサ(1)を作製し、これを実施例3とした。
また、高耐熱性繊維として芳香族ポリアミドを10%、低耐熱性繊維としてポリオレフィン繊維を90%混抄したセパレータ紙(4)を用いたコンデンサ(1)を作製し、これを実施例4とした。
また、高耐熱性繊維として芳香族ポリアミドを50%、低耐熱性繊維としてポリオレフィン繊維を50%混抄したセパレータ紙(4)を用いたコンデンサ(1)を作製し、これを実施例5とした。
また、高耐熱性繊維として芳香族ポリアミドを90%、低耐熱性繊維としてポリオレフィン繊維を10%混抄したセパレータ紙(4)を用いたコンデンサ(1)を作製し、これを実施例6とした。
更に、従来例1として、マニラ麻を主成分とする天然繊維を100%用いたセパレータ紙(4)にてコンデンサ(1)を作製した。
また、従来例2として、高耐熱性繊維としてフィブリル化されていないアクリル繊維を10%、低耐熱性繊維としてマニラ麻を主成分とする天然繊維を90%混抄したセパレータ紙(4)を用いたコンデンサ(1)を作製した。
実施例1−6、従来例1−2のコンデンサは、セパレータ紙(4)以外の条件は略等しい。
コンデンサ(1)は、何れも定格電圧20Vで、静電容量22μF、ケース(3)の外形寸法が直径6.3mmで高さ6.0mmのコンデンサである。
実施例1−6、従来例1−2のコンデンサを120Hzの周波数にて静電容量(Cap、単位:μF)、誘電正接(tanδ、単位:%)を測定し、さらに100Hzの周波数にて等価直列抵抗(ESR、単位:mΩ)を測定した。理想的なコンデンサでは、電流は電圧よりも90℃位相が進むが、実際には遅れが生じる。この遅れた角度δを誘電損角と呼び、一般に誘電正接(tanδ)で示す。また、定格電圧を印加して2分後に、漏れ電流(LC、単位:μA)を測定した。測定結果を図3に示す。電気的特性値は20ケの平均値である。
図3の結果から分かるように、フィブリル化された高耐熱性繊維と、低耐熱性繊維を混抄したセパレータ紙(4)を用いた実施例1−6のコンデンサ(1)は、従来例1及び従来例2のコンデンサ(1)よりもESRが改善されている。これは、低耐熱性繊維が「炭化される(痩せ細る)」、「溶解する」、「分解する」等の状態になり、セパレータ紙内の密度が低下し混合液が入り込む空隙が増加する。それと共に、高耐熱性繊維の繊維間の間隔が狭いことにより、繊維同士の交差により形成される夫々のスペースを小さくすることが可能になり、混合液の保持力を維持することができる。その結果、化学重合法における混合液がセパレータ紙(4)内により多く残存し、緻密な固体電解質層が形成されるためと考えられる。この効果は、ポリピロール等に比べて重合速度の遅いチオフェン又はその誘導体を固体電解質層の材料として用いることにより大きくなる。
実施例では、280℃の炭化処理を行ったが、炭化処理の温度は、セパレータ紙(4)に使用する材料により適宜変更が可能であり、高耐熱性繊維と低耐熱性繊維の混抄したものであれば特に限定はない。
上記実施例の説明は本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは、範囲を減縮する様に解すべきではない。また、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術範囲内で様々変形が可能である。
(1) 固体電解コンデンサ
(4) セパレータ紙
(21) 巻取り素子
(22) 陽極箔
(23) 陰極箔

Claims (3)

  1. フィブリル化された第1繊維と、第1繊維とは異なる第2繊維と、を含むセパレータ紙を準備する工程と、
    陽極部材と陰極部材とを前記セパレータ紙を介して巻回することで巻取り素子を形成する工程と、
    前記巻取り素子を形成した後、前記セパレータ紙の前記第1繊維および前記第2繊維のうち前記第1繊維が炭化、溶解または分解せず、前記第2繊維が炭化、溶解または分解する温度に加熱することにより、前記セパレータ紙の密度を低減させる工程と、
    導電性高分子からなる固体電解質層を形成しうる液状組成物を準備する工程と、
    前記セパレータ紙の密度を低減させた巻取り素子に、前記液状組成物を含浸させ、該液状組成物を保持した状態で乾燥させることによって、固体電解質層を形成する工程と
    を有する、電解コンデンサの製造方法。
  2. 前記導電性高分子がポリチオフェン又はその誘導体からなる請求項1に記載の電解コンデンサの製造方法。
  3. 前記セパレータ紙は、前記第1繊維の含有率が10−90%である請求項1または2に記載の電解コンデンサの製造方法。
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