JP5222484B2 - ポリ乳酸組成物 - Google Patents
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Description
かかる現状に鑑み、脱石油原料から成る樹脂、或いは微生物によって分解される生分解性プラスチックが盛んに研究されるようになってきた。現在検討されているほとんどの生分解プラスチックは、脂肪族カルボン酸エステル単位を有し微生物により分解され易い。その反面、熱安定性に乏しく、溶融紡糸、射出成形、溶融製膜などの高温に晒される工程における分子量低下、或いは色相悪化が深刻である。
その中でもポリ乳酸は耐熱性に優れ、色相、機械強度のバランスが取れたプラスチックであるが、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートに代表される石油化学系ポリエステルと比較すると耐加水分解性が大幅に劣る。このような現状を打開すべく、ポリ乳酸の耐加水分解性向上について検討がなされてきた。
即ち、本発明は、ポリ乳酸100重量部に対して、
(i)金属触媒を0.001重量部以上1重量部未満、
(ii)メタリン酸系失活剤を0.002重量部以上10重量部未満、並びに
(iii)カルボジイミド系化合物を0.01重量部以上10重量部未満含有し、
メタリン酸系失活剤は、下記式(1)で表されるメタリン酸のナトリウム塩であり、その1gを100mlの水に溶解した水溶液のpHが6.0以下であることを特徴とする組成物である。また本発明は、該組成物からなる成形体である。
メタリン酸系失活剤は、下記式(1)で表されるメタリン酸のナトリウム塩であり、その1gを100mlの水に溶解した水溶液のpHが6.0以下であることを特徴とする組成物の製造方法である。
(i)混合時にカルボジイミド系化合物を存在させるか、または混合後にカルボジイミド系化合物を添加し再度混合し、
(ii)組成物(L)は、ポリ−L−乳酸、金属触媒およびメタリン酸系失活剤を含有する組成物であり、
(iii)組成物(D)は、ポリ−D−乳酸、金属触媒およびメタリン酸系失活剤を含有する組成物であり、
(iv)メタリン酸系失活剤は、下記式(1)で表されるメタリン酸のナトリウム塩であり、その1gを100mlの水に溶解した水溶液のpHが6.0以下である、
ことを特徴とする組成物の製造方法である。
(ポリ乳酸)
ポリ乳酸は、下記式で表されるL−乳酸単位、D−乳酸単位またはこれらの組み合わせを主として含む重合体である。ポリ乳酸は、ポリ−L−乳酸およびポリ−D−乳酸を包含する。
またポリ−D−乳酸は、D−乳酸単位を主として含む重合体である。ポリ−D−乳酸は、好ましくは90〜100モル%、より好ましくは95〜100モル%、さらに好ましくは98〜100モル%のD−乳酸単位を含有する。他の単位としては、L−乳酸単位、乳酸以外の単位が挙げられる。L−乳酸単位、乳酸以外の単位は、0〜10モル%、好ましくは0〜5モル%、さらに好ましくは0〜2モル%である。
ポリ−L−乳酸またはポリ−D−乳酸中の乳酸以外の単位は、2個以上のエステル結合形成可能な官能基を持つジカルボン酸、多価アルコール、ヒドロキシカルボン酸、ラクトン等由来の単位およびこれら種々の構成成分からなる各種ポリエステル、各種ポリエーテル、各種ポリカーボネート等由来の単位が例示される。
ポリ乳酸は、重量平均分子量が、好ましくは10万〜50万、より好ましくは15万〜35万である。
重合反応は、従来公知の反応容器で実施可能であり、例えばヘリカルリボン翼等、高粘度用攪拌翼を備えた縦型反応容器を単独、または並列して使用することができる。重合開始剤としてアルコールを用いてもよい。かかるアルコールとしては、ポリ乳酸の重合を阻害せず不揮発性であることが好ましく、例えばデカノール、ドデカノール、テトラデカノール、ヘキサデカノール、オクタデカノール、エチレングリコール、トリエチレングリコール、ベンジルアルコールなどを好適に用いることができる。
固相重合法では、前述した開環重合法や乳酸の直接重合法によって得られた、比較的低分子量の乳酸ポリエステルをプレポリマーとして使用する。プレポリマーは、そのガラス転移温度(Tg)以上融点(Tm)未満の温度範囲にて予め結晶化させることが、融着防止の面から好ましい形態と言える。結晶化させたプレポリマーは固定された縦型反応容器、或いはタンブラーやキルンの様に容器自身が回転する反応容器中に充填され、プレポリマーのガラス転移温度(Tg)以上融点(Tm)未満の温度範囲に加熱される。重合温度は、重合の進行に伴い段階的に昇温させても何ら問題はない。また、固相重合中に生成する水を効率的に除去する目的で前記反応容器類の内部を減圧することや、加熱された不活性ガス気流を流通する方法も好適に併用される。
ステレオコンプレックスポリ乳酸におけるポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸との重量比は前者/後者が、好ましくは90/10〜10/90、より好ましくは75/25〜25/75、さらに好ましくは60/40〜40/60である。
ステレオコンプレックスポリ乳酸の重量平均分子量は、10万〜50万である。より好ましくは10万〜30万である。重量平均分子量は溶離液にクロロホルムを用いたゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)測定による標準ポリスチレン換算の重量平均分子量値である。
金属触媒は、アルカリ土類金属、希土類金属、第三周期の遷移金属、アルミニウム、ゲルマニウム、スズおよびアンチモンからなる群から選ばれる少なくとも一種の金属を含む化合物である。アルカリ土類金属として、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムなどが挙げられる。希土類金属として、スカンジウム、イットリウム、ランタン、セリウムなどが挙げられる。第三周期の遷移金属として、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛が挙げられる。
金属触媒は、これらの金属のカルボン酸塩、アルコキシド、アリールオキシド、或いはβ−ジケトンのエノラート等として組成物に添加することができる。重合活性や色相を考慮した場合、オクチル酸スズ、チタンテトライソプロポキシド、アルミニウムトリイソプロポキシドが特に好ましい。
金属触媒は、ポリ乳酸100重量部に対して、0.001重量部以上1重量部未満含有し、好ましくは、0.005重量部以上0.1重量部未満である。金属触媒の添加量が少なすぎると重合速度が著しく低化するため好ましくない。逆に多すぎると反応熱によるポリ乳酸の着色、或いはカルボジイミド系化合物の着色を促し、得られる組成物の色相と熱安定性が悪化する。
本発明で使用されるメタリン酸系失活剤は、下記式(1)で表わされるメタリン酸のナトリウム塩であり、その1gを100mlの水に溶解した水溶液のpHが6.0以下である。このメタリン酸系失活剤は、3乃至203のリン酸単位が環状に縮合した化合物であり、金属触媒と錯体を形成する能力を有する。メタリン酸系失活剤は環状多座配位子であり、単座、または鎖状の多座配位子であるリン酸、亜リン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、およびそれらのエステル類と比較して錯安定度定数が大きく、効率的に金属触媒を捕捉することが可能である。また他のリン酸系化合物が粘度の高い液体か吸湿性が強い固体であるのに対し、メタリン酸系失活剤はガラス状で比較的吸湿性の小さい固体であるため、取り扱いやポリ乳酸への添加が容易である。金属触媒の失活能力、ポリ乳酸との相溶性、および扱いやすさを考慮した場合、その1gを100mlの水に溶解した水溶液のpHは、好ましくは4.0以下、更に好ましくは2.0以下である。
カルボジイミド系化合物は、強力な縮合反応促進剤であるためにポリ乳酸のカルボン酸末端基を封鎖することができる。また、加水分解の結果生じたポリ乳酸のカルボン酸末端基とヒドロキシル末端基を縮合させエステル結合を再生させることも可能である。カルボジイミド系化合物は、下記式(2)表される化合物であることが好ましい。
カルボジイミド系化合物の含有量は、ポリ乳酸100重量部に対して0.01重量部以上10重量部未満、好ましくは0.1重量部以上5重量部未満である。カルボジイミド系化合物の含有量が上記範囲未満である場合、組成物の耐加水分解性が十分に発揮されず、上記範囲以上である場合、カルボジイミド系化合物によるゲル化や失透、加工時の悪臭が問題となる。
本発明の組成物は、金属触媒を含有するポリ乳酸とメタリン酸系失活剤とを混合した後、カルボジイミド系化合物を添加し混合し製造することができる。メタリン酸系失活剤は式(1)で表わされるメタリン酸のナトリウム塩であり、その1gを100mlの水に溶解した水溶液のpHが6.0以下である。
ポリ乳酸は、ポリ−L−乳酸またはポリ−D−乳酸であることが好ましい。即ち、本発明の製造方法は、金属触媒を含有するポリ−L−乳酸とメタリン酸系失活剤と混合した後、カルボジイミド系化合物を混合する方法である。また本発明の製造方法は、金属触媒を含有するポリ−D−乳酸とメタリン酸系失活剤とを混合した後、カルボジイミド系化合物を混合する方法である。
ポリ−L−乳酸、ポリ−D−乳酸、金属触媒、メタリン酸系失活剤、カルボジイミド系化合物は、組成物の項に記載の通りである。混合は溶融混練により行うことが好ましい。
(Lcp)金属触媒およびメタリン酸系失活剤を含有するポリ−L−乳酸。
(Dcp)金属触媒およびメタリン酸系失活剤を含有するポリ−D−乳酸。
(I)カルボジイミド系化合物
態様1:(Lcp)および(I)を混合する。
態様2:(Dcp)および(I)を混合する。
ステレオコンプレックス結晶を含有する組成物は、ポリ−L−乳酸およびポリ−D−乳酸を混合して製造することができる。本発明では、ポリ乳酸中の金属触媒をメタリン酸系失活剤により、失活させた後、カルボジイミド系化合物を添加すればよく、ステレオコンプレックス結晶の形成と、カルボジイミド系化合物の添加の順序は問わない。
よって、以下のポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸を混合する態様を挙げることができる。但し、略号は以下のとおりである。
(L)金属触媒を実質的に含有しないポリ−L−乳酸。
(Lc)金属触媒を含有するポリ−L−乳酸。
(Lcp)金属触媒およびメタリン酸系失活剤を含有するポリ−L−乳酸。
(D)金属触媒を実質的に含有しないポリ−D−乳酸。
(Dc)金属触媒を含有するポリ−D−乳酸。
(Dcp)金属触媒およびメタリン酸系失活剤を含有するポリ−D−乳酸。
(P)メタリン酸系失活剤。
(I)カルボジイミド系化合物
(Lcpi)金属触媒、メタリン酸系失活剤およびカルボジイミド系化合物を含有するポリ−L−乳酸。
(Dcpi)金属触媒、メタリン酸系失活剤およびカルボジイミド系化合物を含有するポリ−D−乳酸。
態様3:(L)および(Dcp)を混合する。
態様4:(L)、(Dc)および(P)を混合する。
態様5:(Lc)、(D)および(P)を混合する。
態様6:(Lc)、(Dc)および(P)を混合する。
態様7:(Lc)および(Dcp)を混合する。
態様8:(Lcp)および(D)を混合する。
態様9:(Lcp)および(Dc)を混合する。
態様10:(Lcp)および(Dcp)を混合する。
態様11:(Lcpi)および(Dcpi)を混合する。
この方法では、組成物(L)と組成物(D)との混合時にカルボジイミド系化合物を存在させてもよい。また混合時にはカルボジイミド系化合物を存在させず、混合後にカルボジイミド系化合物を添加し再度混合時することができる。
混合は溶融混練により行うことが好ましい。具体的には、両者を所定量混合した後に混合する方法、いずれか一方を溶融させた後に残る一方を加えて混練する方法を採用することができる。また混合は、溶媒の存在下でも行うことができる。溶媒は、ポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸が溶解するものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、フェノール、テトラヒドロフラン、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、ブチロラクトン、トリオキサン、ヘキサフルオロイソプロピルアルコール等の単独あるいは2種以上混合したものが好ましい。
このようにして得られるステレオコンプレックス結晶を含有する組成物は、重量平均分子量(Mw)が10万〜50万で、色相と耐加水分解性に優れる。特に乾燥をしなくても加水分解による分子量低下が非常に少ないという利点を有する。この組成物は溶融紡糸、溶融製膜、射出成形に好適に用いることができ、繊維、フィルムなどの成形体の原料として好適である。
(1)重量平均分子量(Mw)の測定
重量平均分子量(Mw)はショーデックス製GPC−11を使用し、組成物50mgを5mlのクロロホルムに溶解させ、40℃のクロロホルムにて展開した。重量平均分子量(Mw)、はポリスチレン換算値として算出した。
(2)耐加水分解性試験
耐加水分解性はタバイ製作所製ハストチャンバーEHS−221Mを使用し、120℃、相対湿度100%、2時間の耐久試験前後の重量平均分子量(Mw)を比較して評価した。
(3)組成物の黄色指数(YI値)
組成物の色相評価はYI値で行った。即ち、組成物の1%ジクロロメタン溶液を1cm厚みのクオーツセルに入れ、そのYI値を島津製作所製紫外−可視分光計UV−2400PCを用いて測定した。
(4)ステレオコンプレックス結晶含有率Xの算出法
ステレオコンプレックス結晶含有率Xは、示差走査熱量計(DSC)において150℃以上190℃未満に現れる結晶融点の融解エンタルピーΔHAと、190℃以上250℃未満に現れる結晶融点の融解エンタルピーΔHBから下記式にて算出した。
X={ΔHB/(ΔHA+ΔHB)}×100 (%)
冷却留出管を備えた重合反応容器の原料仕込み口から、窒素気流下でL−ラクチド100重量部およびステアリルアルコール0.15重量部を仕込んだ。続いて反応容器内を5回窒素置換し、L−ラクチドを190℃にて融解させた。L−ラクチドが完全に融解した時点で、原料仕込み口から2−エチルヘキサン酸スズ0.05重量部をトルエン500μLと共に添加し、190℃で1時間重合した。
重合終了後、メタリン酸ナトリウム(pH=1.74)0.1重量部を窒素気流下で添加し、15分間混錬した。その後、日清紡製カルボジライトLA−1(登録商標)1重量部を窒素気流下で添加し15分間混練した。最後に余剰L−ラクチドを脱揮し、反応容器の吐出口からストランド状の組成物を吐出し、冷却しながらペレット状に裁断した。組成物のMwと加水分解試験(120℃、相対湿度100%、2時間)の後のMwを表1に示す。また組成物のYI値を表2に示す。
次に、同様の操作にてポリ−D−乳酸組成物の調製を行った。即ち、D−ラクチド100重量部およびステアリルアルコール0.15重量部を仕込み、続いて反応容器内を5回窒素置換し、D−ラクチドを190℃にて融解させた。D−ラクチドが完全に融解した時点で、原料仕込み口から2−エチルヘキサン酸スズ0.05重量部をトルエン500μLと共に添加し、190℃で1時間重合した。
重合終了後、メタリン酸ナトリウム(pH=1.74)0.1重量部を窒素気流下で添加し15分間混錬した。次に、日清紡製カルボジライトLA−1(登録商標)1重量部を窒素気流下で添加し15分間混練した。最後に余剰D−ラクチドを脱揮し、反応容器の吐出口からストランド状の組成物を吐出し、冷却しながらペレット状に裁断した。組成物のMwと加水分解試験(120℃、相対湿度100%、2時間)の後のMwを表1に示す。また組成物のYI値を表2に示す。
カルボジライトLA−1(登録商標)1重量部を下記表3に記載のカルボジイミド系化合物1重量部に替えた以外は実施例1と同様の方法で組成物を製造した。組成物のMwと加水分解試験(120℃、相対湿度100%、2時間)の後のMwを表1に示す。また組成物のYI値を表2に示す。
(ステレオコンプレックスの形成)
実施例1、および2で得られたポリ−L−乳酸組成物のペレット50重量部とポリ−D−乳酸樹脂組成物のペレット50重量部を良く混合させた後、東洋製機社製ニーダーラボプラストミル50C150を使用し、窒素ガス気流下230℃で10分間混練した。組成物のMwと加水分解試験(120℃、相対湿度100%、2時間)の後のMwを表1に示す。また、組成物のYI値を表2に示す。加水分解試験後の組成物のステレオコンプレックス結晶含有率Xはいずれも100%であった。
メタリン酸ナトリウムを添加しない以外は、実施例1と同様の方法で組成物を合成した。得られた組成物のMwと耐加水分解試験後のMwを表1に示す。また組成物のYI値を表2に示す。
Claims (8)
- ポリ乳酸が、ポリ−L−乳酸、ポリ−D−乳酸の混合物であり、ステレオコンプレックス結晶を含有している請求項1に記載の組成物。
- 金属触媒が、アルカリ土類金属、希土類金属、第三周期の遷移金属、アルミニウム、ゲルマニウム、スズおよびアンチモンからなる群から選ばれる少なくとも一種の金属を含む化合物である請求項1または2に記載の組成物。
- 請求項1〜4の何れか一項に記載の組成物からなる成形体。
- ポリ乳酸が、ポリ−L−乳酸またはポリ−D−乳酸である請求項6記載の製造方法。
- ポリ−L−乳酸を含む組成物(L)とポリ−D−乳酸を含む組成物(D)とを、混合してステレオコンプレックス結晶を含有する組成物を製造する方法であって、
(i)混合時にカルボジイミド系化合物を存在させるか、または混合後にカルボジイミド系化合物を添加し再度混合し、
(ii)組成物(L)は、ポリ−L−乳酸、金属触媒およびメタリン酸系失活剤を含有する組成物であり、
(iii)組成物(D)は、ポリ−D−乳酸、金属触媒およびメタリン酸系失活剤を含有する組成物であり、
(iv)メタリン酸系失活剤は、下記式(1)で表されるメタリン酸のナトリウム塩であり、その1gを100mlの水に溶解した水溶液のpHが6.0以下である、
ことを特徴とする組成物の製造方法。
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