JP5679705B2 - 脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムおよびそれを用いた反射板 - Google Patents
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Description
1.脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)、カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含み、その環状構造を形成する原子数が8〜50である化合物(C成分)、およびガラス転移温度が脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)のガラス転移温度より15℃以上高い非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)を含有することを特徴とする脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
により達成される。
2.C成分における環状構造が、下記式(1)で表される上記1記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
3.Qは、下記式(1−1)、(1−2)または(1−3)で表される2〜4価の結合基である上記2記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
4.C成分が、下記式(2)で表される上記1記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
5.Qaは、下記式(2−1)、(2−2)または(2−3)で表される2価の結合基である上記4記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
6.C成分が、下記式(3)で表される上記1記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
7.Qbは、下記式(3−1)、(3−2)または(3−3)で表される3価の結合基である上記6記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
8.Yは、単結合、二重結合、原子、原子団またはポリマーである上記6記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
9.C成分が、下記式(4)で表される上記1記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
10.Qcは、下記式(4−1)、(4−2)または(4−3)で表される4価の結合基である上記9記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
11.Z1およびZ2は各々独立に、単結合、二重結合、原子、原子団またはポリマーである上記9記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
12.非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)の含有量が、脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)と非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)と環状カルボジイミド化合物(C成分)とを含む樹脂組成物中、10重量%以上60重量%以下であることを特徴とする上記1〜11のいずれか1に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
13.脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)が、ポリ乳酸系樹脂を主たる成分として含む、上記1〜12のいずれか1に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
14.ポリ乳酸系樹脂が、ステレオコンプレックス結晶を形成している上記13に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
15.非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)が芳香族ポリカーボネートおよび芳香族ポリエステルからなる群より選ばれる少なくとも1種である上記1〜14のいずれか1に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
16.非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)が、酸成分100モル%中にナフタレンジカルボン酸を5〜30モル%共重合したポリエチレンテレフタレートである上記15に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
17.液晶ディスプレイ、照明器具、または照明看板の反射板に使用されることを特徴とする上記1〜16のいずれか1に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
18.上記1〜17のいずれか1に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムを備えていることを特徴とする反射板。
19.液晶ディスプレイ、照明器具または照明看板に使用されることを特徴とする上記18に記載の反射板。
また本発明の好ましい態様によれば、耐熱性に優れた脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムを得ることができる。
また本発明の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムは、反射板用として好適に用いることができる。
<環状カルボジイミド化合物(C成分)>
まず、本発明において特徴的な成分である、カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物(C成分)について説明する。C成分は環状構造を有する(以下、C成分を環状カルボジイミド化合物と略記することがある。)。環状カルボジイミド化合物は、環状構造を複数有していてもよい。
結合基(Q)は、下記式(1−1)、(1−2)または(1−3)で表される2〜4価の結合基であることが好ましい。
本発明で用いる環状カルボジイミド化合物として下記式(2)で表される化合物(以下、「環状カルボジイミド化合物(a)」ということがある。)を挙げることができる。
かかる環状カルボジイミド化合物(a)としては、以下の化合物が挙げられる。
さらに、本発明で用いる環状カルボジイミド化合物として下記式(3)で表される化合物(以下、「環状カルボジイミド化合物(b)」ということがある。)を挙げることができる。
Qbは、下記式(3−1)、(3−2)または(3−3)で表される3価の結合基であることが好ましい。
Yは、単結合、二重結合、原子、原子団またはポリマーであることが好ましい。Yは結合部であり、複数の環状構造がYを介して結合し、式(3)で表される構造を形成している。
かかる環状カルボジイミド化合物(b)としては、下記化合物が挙げられる。
本発明で用いる環状カルボジイミド化合物として下記式(4)で表される化合物(以下、「環状カルボジイミド化合物(c)」ということがある。)を挙げることができる。
Qcは、下記式(4−1)、(4−2)または(4−3)で表される4価の結合基であることが好ましい。
かかる環状カルボジイミド化合物(c)としては、下記化合物を挙げることができる。
本発明において、環状カルボジイミド化合物の製造方法は特に限定無く、従来公知の方法により製造することができる。例として、アミン体からイソシアネート体を経由して製造する方法、アミン体からイソチオシアネート体を経由して製造する方法、アミン体からトリフェニルホスフィン体を経由して製造する方法、アミン体から尿素体を経由して製造する方法、アミン体からチオ尿素体を経由して製造する方法、カルボン酸体からイソシアネート体を経由して製造する方法、ラクタム体を誘導して製造する方法などが挙げられる。
Medium−and Large−Membered Rings from Bis(iminophosphoranes):An Efficient Preparation of Cyclic Carbodiimides, Pedro Molina etal.
Journal of Organic Chemistry,Vol.61,No.13,4289−4299,1996.
New Models for the Study of the Racemization Mechanism of Carbodiimides.Synthesis and Structure(X−ray Crystallography and 1H NMR) of Cyclic Carbodiimides, Pedro Molina etal.
Journal of Organic Chemistry,Vol.43,No8,1944−1946,1978.
Macrocyclic Ureas as Masked Isocyanates, Henri Ulrich etal.
Journal of Organic Chemistry,Vol.48,No.10,1694−1700,1983.
Synthesis and Reactions of Cyclic Carbodiimides,R.Richteretal.
Journal of Organic Chemistry,Vol.59,No.24,7306−7315,1994.
A New and Efficient Preparation of Cyclic Carbodiimides from Bis(iminophosphoranea)and the System Boc2O/DMAP,Pedro Molina etal.
(1)下記式(a−1)で表されるニトロフェノール類、下記式(a−2)で表されるニトロフェノール類および下記式(b)で表される化合物を反応させ、下記式(c)で表されるニトロ体を得る工程、
(上記式中、Ar1およびAr2は各々独立に、炭素数1〜6のアルキル基またはフェニル基で置換されていてもよい芳香族基である。E1およびE2は各々独立に、ハロゲン原子、トルエンスルホニルオキシ基およびメタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、p−ブロモベンゼンスルホニルオキシ基からなる群から選ばれる基である。Araは、フェニル基である。Xは、下記式(i−1)から(i−3)の結合基である。)
本発明において、脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)としては、脂肪族ヒドロキシカルボン酸を主たる構成成分とする重合体、脂肪族多価カルボン酸またはそのエステル形成性誘導体と脂肪族多価アルコールを主成分として重縮合してなる重合体やそれらの共重合体が例示される。
かかる失活剤としてはイミノ基を有し且つ重合金属触媒に配位し得るキレート配位子の群からなる有機リガンドが挙げられる。
ここで、ステレオコンプレックスポリ乳酸とは、ポリL−乳酸セグメントとポリD−乳酸セグメントが形成する共晶である。
S(%)=〔ΔHms/(ΔHmh+ΔHms)〕×100
(但し、ΔHmsはステレオコンプレックス相結晶の融解エンタルピー、ΔHmhはホモ相ポリ乳酸結晶の融解エンタルピー。)
これらのリン酸金属塩は、(株)ADEKA製の商品名、「アデカスタブ」NA−11、NA−71等が好適な剤として例示される。
結晶化核剤の使用量は、ポリ乳酸に対し0.05〜5wt%、より好ましくは0.06〜2wt%、さらに好ましくは0.06〜1wt%の範囲が選択される。
本発明の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムは、ガラス転移温度が脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)のガラス転移温度より15℃以上高い非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)を含有する。ここで「非相溶性」とは、脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)と非相溶であることを示す。B成分が非相溶性でありかつガラス転移温度が脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)のガラス転移温度より15℃以上高いことにより、延伸時や熱固定時において、非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)と脂肪族系ポリエステル系樹脂(A成分)との界面でボイドが発生し、高い反射率を達成できる。また、フィルムに耐熱性を付与することができる。このような観点から、非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)のガラス転移温度は、脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)のガラス転移温度より、25℃以上高いことが好ましい。耐熱性の観点からは、A成分とB成分のガラス転移温度の差はさらに大きいことが好ましく、非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)のガラス転移温度は、脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)のガラス転移温度より、好ましくは50℃以上、さらに好ましくは80℃以上高いことが好ましい。A成分とB成分のガラス転移温度の差の上限は特に限定はないが、特に非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)の含有量が多い場合においては、押出性や製膜性の観点から、現実的には300℃以下が好ましい。
本発明の白色フィルムを形成するための樹脂組成物は、脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)と非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)と環状カルボジイミド化合物(C成分)とを構成成分として含むものである。
[その他の樹脂成分]
また本発明において、樹脂組成物には、脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)、非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)および環状カルボジイミド化合物(C成分)以外の他の樹脂成分を、本発明の目的を損なわない範囲で含有することができる。
さらに、本発明における樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内で、各種目的に応じて任意の添加剤を配合することができる。添加剤の種類は、樹脂やゴム状重合体の配合に一般的に用いられるものであれば特に制限はない。
更に、有機繊維、ガラス繊維、炭素繊維、金属ウィスカ等の補強剤、着色剤、静電密着改良剤が挙げられる。また上記の混合物が挙げられる。
以下に、本発明の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムの製造方法について一例を挙げて説明するが、本発明は、下記製造法に何等限定されるものではない。
本発明の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムは、前述の樹脂組成物をフィルム状に成形加工することで得られるが、かかる成形加工としては、例えば、Tダイ、円形ダイ等が装着された押出機等を用いた押し出し成形やキャスト成形等の成形手法を用いることができる。本発明においては、押し出し成形により未延伸フィルムを得ることが好ましい。
押し出し成形により未延伸フィルムを得る場合は、事前に脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)、非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)および環状カルボジイミド化合物(C成分)を溶融混練した材料を押出機に投入して行なうこともできれば、各成分を押出機に投入して、押し出し成形時の溶融混練を経て行なうこともできる。
また、本発明の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムは、二軸延伸フィルムであることが好ましい。二軸延伸する方法は特に限定されないが、本発明においては以下の方法を好ましく採用することができる。
横延伸後のフィルムは、両端を把持したまま(Tm−100)〜(Tm−20)℃の温度、好ましくは(Tm−80)〜(Tm−20)の温度で定幅または10%以下の幅減少下で熱処理して熱収縮率を低下させるのがよい。ここでTmは脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)の融点(℃)である。これより高い温度であるとフィルムの平面性が悪くなり、厚み斑が大きくなり好ましくない。また、熱処理温度が(Tm−100)℃より低いと熱収縮率が大きくなることがある。また、かかる熱処理によって、フィルム中に適度なボイドが形成され、反射率の向上効果を高くすることができる。
また、熱固定後、フィルム温度を常温に戻す過程で、例えば(Tm−100)〜(Tm−20)℃付近の温度領域における縦方向の熱収縮量を調整するために、上記温度範囲下において、把持しているフィルムの両端を切り落し、フィルム縦方向の引き取り速度を調整し、縦方向に弛緩(縦弛緩)することができる。具体的な弛緩方法としては、テンターのフィルムライン速度に対して、テンター出側のロール群の速度を調整する。ここで弛緩させる割合(縦弛緩率、単位%)は、「弛緩前後のフィルム速度の差/弛緩前のフィルム速度×100」として求められ、好ましくは0.1〜1.5%、さらに好ましくは0.2〜1.2%、特に好ましくは0.3〜1.0%である。テンターのフィルムライン速度に対して、テンター出側の速度を遅くすると、縦方向の熱収縮率は低くなる傾向にある。
ここでは、フィルムを逐次二軸延伸法によって延伸する場合を例に詳細に説明したが、逐次二軸延伸法、同時二軸延伸法のいずれの方法で延伸してもよい。
かくして得られたフィルムには、所望により従来公知の方法で、表面活性化処理、たとえばプラズマ処理、アミン処理、コロナ処理を施すことも可能である。
[ステレオコンプレックス結晶化度:S]
本発明の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムは、DSC測定において190℃以上のステレオコンプレックス相ポリ乳酸の結晶融解ピークを有することが好ましく、さらにDSC測定の結晶融解ピーク強度より下記式で定義されるステレオコンプレックス結晶化度(S)が好ましくは80%以上、より好ましくは90〜100%、さらに好ましくは97〜100%、特に好ましくは100%である。このような態様であることによって、耐熱性や熱寸法安定性の向上効果を高くすることができる。
S(%)=〔ΔHms/(ΔHmh+ΔHms)〕×100
ΔHmsはステレオコンプレックス相ポリ乳酸の結晶融解エンタルピー(J/g)を表す。△Hmhはホモ相ポリ乳酸の結晶融解エンタルピー(J/g)を表す。
ステレオコンプレックス結晶化度(S)は熱処理過程において最終的に生成するステレオコンプレックスポリ乳酸結晶の割合を示すパラメーターである。
本発明では,DSC測定において190℃以上に現れる結晶融解ピークは、ステレオコンプレックス相ポリ乳酸の融解に帰属される結晶融解ピークであり、190℃未満に現れる結晶融解ピークは、ホモ相ポリ乳酸の融解に帰属される結晶融解ピークである。
本発明の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムの厚みは、特に限定されないが、通常は30〜500μmであり、実用面における取り扱い性を考慮すると50〜500μm程度の範囲内であることが好ましい。特に、小型、薄型の反射板用途の反射フィルムとしては、厚みが30〜100μmであることが好ましい。かかる厚みの反射フィルムを用いれば、例えばノート型パソコンや携帯電話等の小型、薄型の液晶ディスプレイ等にも使用することができる。
また、本発明の反射フィルムは、単層構成でもよいが、2層以上積層した多層構成としてもよい。
本発明の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムは、縦方向および横方向において、120℃×5分における熱収縮率が10%以下であることが好ましい。これは次のような理由によるものである。すなわち、自動車用カーナビゲーションシステム、車載用小型テレビ等は、夏場の炎天下において車内で高温にさらされることになる。また、液晶表示装置が長時間使用されると、光源ランプ周辺は高温にさらされることになる。したがって、とりわけこれらの用途に使用される反射フィルムには、少なくとも110℃程度の耐熱性が要求される。このような観点から、120℃の温度下で5分間放置したときの縦方向および横方向のフィルムの熱収縮率は10%以下であることが好ましく、5%以下であることが更に好ましく、3%以下が特に好ましい。フィルムの熱収縮率が10%より大きいと、高温で使用すると経時的に収縮を起こすことがあり、反射フィルムが鋼板等に積層されている場合には、フィルムのみが変形してしまうことがある。熱収縮を抑制するためには、例えばフィルムの結晶化を進行させることが望ましい。また、前述の弛緩処理を施せばよい。また、ポリ乳酸においては、ステレオコンプレックス相結晶を形成している態様であると、熱寸法安定性は良好となる傾向にある。
本発明の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムは、波長400〜700nmの光の波長域における平均反射率が90%以上であることが好ましく、95%以上であることが更に好ましく、98%以上であることが特に好ましい。フィルム表面の平均反射率が90%以上であれば、良好な反射特性を示し、液晶ディスプレイ等の反射板用として用いた場合は、画面も十分な明るさを実現することができる。なお、かかる平均反射率は、本発明における好ましい非相溶性熱可塑性樹脂の態様を採用したり、本発明における好ましい製膜条件を採用したりすればよい。
本発明の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムは、85℃で500時間熱処理した後の破断伸度保持率が50%以上であることが好ましい。このような態様であると、耐熱性に優れることを意味し、反射板用途においては、高温環境下においても長期に渡って使用した場合に、熱によるたわみが発生せず、液晶ディスプレイにおける輝度斑などが発生することがなく好ましい。
本発明の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムは、60℃、85%RHの環境下において500時間湿熱処理した後の破断強度保持率が50%以上である。このような態様であると、耐加水分解性に優れることを意味し、反射板用途においては、湿熱環境下においても長期に渡って使用した場合に、熱によるたわみが発生せず、液晶ディスプレイにおける輝度斑などが発生することがなく好ましい。
本発明の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムを用いて液晶ディスプレイ等に用いられる反射板を形成することができる。例えば、脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムを金属板もしくは樹脂板に被覆して反射板を形成することができる。この反射板は、液晶表示装置、照明器具、照明看板等に用いられる反射板として有用である。白色フィルムを金属板もしくは樹脂板に被覆する方法としては、接着剤を使用する方法、接着剤を使用せずに熱融着する方法、接着性シートを介して接着する方法、押出しコーティングする方法等があり、特に限定されるものではない。例えば、金属板もしくは樹脂板の反射フィルムを貼り合わせる側の面に、ポリエステル系、ポリウレタン系、エポキシ系等の接着剤を塗布し、反射フィルムを貼り合わせることができる。この方法においては、リバースロールコーター、キスロールコーター等の一般的に使用されるコーティング設備を使用し、反射フィルムを貼り合わせる金属板等の表面に乾燥後の接着剤膜厚が2〜4μm程度となるように接着剤を塗布する。次いで、赤外線ヒーター及び熱風加熱炉により塗布面の乾燥及び加熱を行い、板の表面を所定の温度に保持しつつ、直にロールラミネーターを用いて、反射フィルムを被覆、冷却することにより、反射板を得ることできる。この場合、金属板等の表面を210℃以下に保持すると、反射板の光反射性を高く維持できて好ましい。
(1)分子量:
ポリマーの重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定、標準ポリスチレンに換算して求めた。
GPC測定機器は、
検出器;(株)島津製作所製 示差屈折計RID−6A
カラム;東ソー(株)TSKgel G3000HXL、TSKgel G4000HXL,TSKgel G5000HXLとTSKguardcolumnHXL−Lを直列に接続したもの、あるいは東ソー(株)TSKgel G2000HXL、TSKgel G3000HXLとTSKguardcolumnHXL−Lを直列に接続したものを使用した。
クロロホルムを溶離液とし温度40℃、流速1.0ml/minにて、濃度1mg/ml(1%ヘキサフルオロイソプロパノールを含むクロロホルム)の試料を10μl注入し測定した。
試料を精製o−クレゾールに溶解、窒素気流下溶解、ブロモクレゾールブルーを指示薬とし、0.05規定水酸化カリウムのエタノール溶液で適定した。
ステレオコンプレックス結晶化度(S)、結晶融解温度は、DSC(TAインスツルメント社製TA−2920)を用いて、昇温速度20℃/分の条件で結晶融解温度、結晶融解エンタルピーを測定し、その結晶融解エンタルピーから下記式に従って求めた。
S(%)=〔△Hms/(△Hmh+△Hms)〕×100
(但し、△Hmsはステレオコンプレックス相結晶の結晶融解エンタルピー、△Hmhはホモ相結晶の結晶融解エンタルピー)
なお、サンプル量は、樹脂サンプルの場合は10mg、フィルムサンプルの場合は20mgとした。
サンプル樹脂約20mgを測定用のアルミニウム製パンに封入して示差熱量計(TAインスツルメント社製TA−2920)に装着し、25℃から20℃/分の速度で290℃まで昇温させて、ガラス転移温度Tg(単位:℃)を測定した。
ASTM D1204に準じ、90℃熱収縮率は90℃で30分間、120℃熱収縮率は120℃で5分間、それぞれサンプルを処理した後、サンプルの温度を室温(25℃)に戻し、長さ変化より熱収縮率(%)を求めた。
フィルムの耐熱性を、以下のように熱処理前後の破断伸度から破断伸度保持率を求めて評価した。破断伸度保持率が高いものが耐熱性に優れる。
まず、熱処理前のフィルムの破断伸度を求めた。サンプルフィルムを縦方向に長さ150mm、幅10mmに切り出し、チャック間100mmとした引張試験機にサンプルを装着し、JIS−C2151に従って引張速度100mm/minの条件で引張試験を行い、破断時の荷重−伸度曲線の荷重および伸度を読み取った。測定は5回行い、それぞれ平均値を結果とした。破断強度(MPa)は荷重を引張前のサンプル断面積で割って算出した。また破断伸度(%)は引張前のサンプル長100に対する伸び量の割合として算出した。測定は温度23±2℃、湿度50±5%に調節された室内において行った。
次いで、サンプルを85℃、500時間乾熱処理し、上記と同様にしてフィルム縦方向についての破断伸度を算出し、熱処理後の破断伸度を求めた。このようにして得られた熱処理後の破断伸度を、熱処理前の破断伸度で割った値を熱処理後の破断伸度保持率(%)とし、下基準にて耐熱性を評価した。
○:熱処理後の破断伸度保持率50%以上
×:熱処理後の破断伸度保持率50%未満
分光光度計(「U−4000」、日立計測器サービス(株)製)に積分球を取り付け、波長400〜700nmに渡って反射率を測定し、得られたチャートより波長2nm間隔で反射率を読み取り、その平均値を平均反射率(%)とした。ただし、基準として、硫酸バリウム白板を100%とした。
温度60℃、湿度85%RHの環境下において500時間湿熱処理前後のサンプルについて、上記(6)と同様にしてフィルム縦方向の破断伸度を測定し、湿熱処理前の破断伸度に対する湿熱処理後の破断伸度の割合を算出し、湿熱処理後の破断伸度保持率(%)を求め、下記の基準で評価した。
◎:湿熱処理後の破断伸度保持率が65%以上
○:湿熱処理後の破断伸度保持率が50%以上65%未満
△:湿熱処理後の破断伸度保持率が30%以上50%未満
×:湿熱処理後の破断伸度保持率が30%未満
フィルムサンプルをエレクトリックマイクロメーター(アンリツ製 K−402B)にて、10点厚みを測定し、平均値をフィルムの厚みとした。
試料を、160℃で5分間加熱し、熱分解GC/MS分析によりイソシアネートガスの発生有無を確認した。GC/MSは日本電子(株)製GC/MS Jms Q1000GC K9を使用した。
(株)日立製作所製の21インチ液晶テレビのバックライトに組み込まれている反射シートの固定枠を用いた。この固定枠に、液晶テレビに実際に取り付けられているのと同様にしてフィルムを取り付け、光源にさらされた状態を想定して、80℃で3時間加熱した後、シートの外観を肉眼で観察し、下記基準に基づき評価を行った。
評価基準:
◎:加熱後のフィルムの外観に全く変化が見られない。
○:加熱後のフィルムに、目視では変化が認められるが、0.5mm未満の高さの計測不能な凹凸が見られる
△:加熱後のフィルムに、0.5mm以上1mm未満の高さの凹凸が見られる
×:加熱後のフィルムに、1mm以上の高さの凹凸が見られる。
o−ニトロフェノール(0.11mol)とペンタエリトリチルテトラブロミド(0.025mol)、炭酸カリウム(0.33mol)、N,N−ジメチルホルムアミド200mlを撹拌装置及び加熱装置を設置した反応装置にN2雰囲気下仕込み、130℃で12時間反応後、DMFを減圧により除去し、得られた固形物をジクロロメタン200mlに溶かし、水100mlで3回分液を行った。有機層を硫酸ナトリウム5gで脱水し、ジクロロメタンを減圧により除去し、中間生成物D(ニトロ体)を得た。
L−ラクチド((株)武蔵野化学研究所製、光学純度100%)100重量部に対し、オクチル酸スズを0.005重量部加え、窒素雰囲気下、撹拌翼のついた反応器にて、180℃で2時間反応し、オクチル酸スズに対し触媒失活剤剤として、1.2倍当量の燐酸を添加しその後、13.3Paで残存するラクチドを除去し、チップ化し、ポリL−乳酸を得た。
得られたポリL−乳酸の重量平均分子量は15.2万、ガラス転移温度(Tg)55℃、融点は175℃であった。
参考例2において、L−ラクチドをD−ラクチド((株)武蔵野化学研究所製、光学純度100%)に変更したこと以外は同条件で重合を行い、ポリD−乳酸を得た。
得られたポリD−乳酸の重量平均分子量は15.1万、ガラス転移温度(Tg)55℃、融点は175℃であった。
得られたポリD−乳酸と、参考例2の操作で得たポリL−乳酸、各50重量部とリン酸エステル金属塩((株)ADEKA製「アデカスタブ」NA−71)0.1重量部をブレンダーで混合、110℃、5時間真空乾燥した後、シリンダー温度250℃、ベント圧13.3Paで真空排気しながら溶融混練後、水槽中にストランド押し出し、チップカッターにてチップ化して、脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)としての、ステレオコンプレックス結晶化度(S)100%、結晶融解温度216℃のポリ乳酸組成物を得た。
参考例3の操作で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)と、非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)として、酸成分100モル%中に2,6−ナフタレンジカルボン酸12モル%を共重合したポリエチレンテレフタレート(樹脂A、重量平均分子量:3.5万、ガラス転移温度:82℃)とを50重量%/50重量%の割合で混合して混合物を形成し、二軸押出機を用いてペレット化してマスターバッチを作製した。このマスターバッチおよび脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)のチップとを用いて、樹脂組成物中における非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)の含有量が表1に記載のとおりとなるように混合し、110℃で5時間乾燥した後、参考例1の操作で得た環状カルボジイミド化合物(C成分)を、脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)の重量に対する添加量が表1に示すとおりととなるように添加し、混合しながら2軸押出機にてシリンダー温度230℃で溶融混練し、ダイ温度220℃でTダイより厚み約2300μmのフィルム状に溶融押し出しして、次いでキャスティングドラム上で冷却固化して未延伸フィルムを形成した。得られた未延伸フィルムを、温度70℃で、MDに2.8倍、TDに3.2倍の二軸延伸した後、195℃で熱処理し、厚さ250μmの白色フィルムを得た。得られた白色フィルムの物性を表1に示す。
製造条件、非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)の種類および含有量を表1のとおりに変更する以外は、実施例1と同様にして厚さ250μmの白色フィルムを得た。得られた白色フィルムの物性を表1に示す。
なお、表1における樹脂Bは、ポリカーボネート(重量平均分子量:2.1万、ガラス転移温度:142℃)である。
製造条件、非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)の種類および含有量を表1のとおりに変更し、参考例1の操作で得た環状カルボジイミド化合物(C成分)を使用しない以外は、実施例1と同様にして厚さ250μmの白色フィルムを得た。得られた白色フィルムの物性を表1に示す。
製造条件、非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)の種類および含有量を表1のとおりに変更し、参考例1の操作で得た環状カルボジイミド化合物(C成分)を、線状構造を有するカルボジイミド化合物(日清紡ケミカル(株)製「カルボジライト」LA−1)に変更する以外は、実施例1と同様にして厚さ250μmの白色フィルムを得た。得られた白色フィルムの物性を表1に示す。
参考例1の操作で得たポリL−乳酸樹脂と、非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)としてポリカーボネート(樹脂B、重量平均分子量:2.1万、ガラス転移温度:142℃)とを50重量%/50重量%の割合で混合して混合物を形成し、二軸押出機を用いてペレット化してマスターバッチを作製した。このマスターバッチおよびL−乳酸樹脂のチップとを用いて、樹脂組成物中における非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)の含有量が表1に記載のとおりとなるように混合し、110℃で5時間乾燥した後、一軸押出機にてシリンダー温度220℃で溶融混練し、ダイ温度230℃でTダイより厚み約2300μmのフィルム状に溶融押し出しして、次いでキャスティングドラム上で冷却固化して未延伸フィルムを形成した。得られた未延伸フィルムを、温度70℃で、表1に示すように、MDに2.8倍、TDに3.2倍の二軸延伸した後、140℃で熱処理し、厚さ250μmの白色フィルムを得た。得られた白色フィルムの物性を表1に示す。
実施例1〜4で得られた白色フィルムを、730mm×420mmサイズに断裁し、32インチ型液晶テレビ用反射板を作成した。得られた反射板を用いた液晶ディスプレイは輝度が高く、視認性に優れるものであった。
Claims (19)
- 脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)、カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含み、その環状構造を形成する原子数が8〜50である化合物(C成分)、およびガラス転移温度が脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)のガラス転移温度より15℃以上高い非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)を含有することを特徴とする脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
- Qは、下記式(1−1)、(1−2)または(1−3)で表される2〜4価の結合基である請求項2記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
- Yは、単結合、二重結合、原子、原子団またはポリマーである請求項6記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
- Z1およびZ2は各々独立に、単結合、二重結合、原子、原子団またはポリマーである請求項9記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
- 非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)の含有量が、脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)と非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)と環状カルボジイミド化合物(C成分)とを含む樹脂組成物中、10重量%以上60重量%以下であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
- 脂肪族ポリエステル系樹脂(A成分)が、ポリ乳酸系樹脂を主たる成分として含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
- ポリ乳酸系樹脂が、ステレオコンプレックス結晶を形成している請求項13に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
- 非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)が芳香族ポリカーボネートおよび芳香族ポリエステルからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1〜14のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
- 非相溶性熱可塑性樹脂(B成分)が、酸成分100モル%中にナフタレンジカルボン酸を5〜30モル%共重合したポリエチレンテレフタレートである請求項15に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
- 液晶ディスプレイ、照明器具、または照明看板の反射板に使用されることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルム。
- 請求項1〜17のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂白色フィルムを備えていることを特徴とする反射板。
- 液晶ディスプレイ、照明器具または照明看板に使用されることを特徴とする請求項18に記載の反射板。
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