JP5219246B2 - カムシャフトの成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等のエンジンに使用されるカムシャフトの成形方法に関する。
従来、カムロブ軸孔より小径の予備シャフトを、カムロブのカムロブ軸孔に挿入した後、カムロブの側面付近の予備シャフトの外周部に、カムロブ軸孔の内径よりも大径の側面隆起部を成形し、カムロブと予備シャフトを組み付けるカムシャフトの成形方法が知られている(特許文献1参照)。
また、予備シャフトの外周部の、カムロブ軸孔内部となる軸線方向の所定位置に、軸孔隆起部をカムロブ軸孔の軸線方向長さ分成形し、この軸孔隆起部をカムロブのカムロブ軸孔に圧入して、カムロブと予備シャフトを組み付けるカムシャフトの成形方法も知られている(特許文献2参照)。
更に、カムロブを加熱してカムロブ軸孔を熱膨張により拡径させ、拡径したカムロブ軸孔に、拡径したカムロブ軸孔より小径の予備シャフトを挿入し、その後、カムロブが冷却し、カムロブ軸孔が縮径して、カムロブと予備シャフトを組み付けるカムシャフトの成形方法も知られている(特許文献3参照)。
仏国特許出願公開第2630790号明細書 特開平9−96202号公報 特許平4−334706号公報
しかし、特許文献1のカムロブと予備シャフト組み付けるカムシャフトの成形方法においては、カムロブの側面に位置する予備シャフトの外周部を押圧部材で押圧し、カムロブ軸孔の内径よりも大径の側面隆起部を成形して、カムロブ軸孔と予備シャフトを組み付ける時に、カムロブを予備シャフトに対し、周方向に所定角度で位置決めする位置決め部材で、位置決めしなければならない。このため、押圧部材による予備シャフトの外周部の押圧時に、位置決め部材が邪魔になり、十分な締結力を有する側面隆起部を成形できないことがあった。
また、特許文献2のカムロブと予備シャフトを組み付けるカムシャフトの成形方法においては、予備シャフトの外周部の軸孔隆起部をカムロブ軸孔の軸線方向長さ分、カムロブ軸孔に圧入しなければならず、圧入荷重が高くなり、圧入装置が大型化するということがあった。
更に、特許文献3のカムロブと予備シャフト組み付けるカムシャフトの成形方法においては、カムロブ軸孔の熱膨張による拡径量は小さい(例えば、カムロブ軸孔の内径が25mmで、カムロブを200℃に加熱した場合、拡径量は、約0.03mm)ので、カムロブ軸孔と予備シャフトの外周部を所定の精度に研削しなければならず、加工工程が複雑になるということがあった。
本発明は、上記事情により鑑みなされたもので、押圧部材による予備シャフトの外周部の押圧時に、押圧部材による側面隆起部の成形の自由度が向上したカムシャフトの成形方法を提供することを目的とする。
本発明のカムシャフトの成形方法は、所定の外径を有する予備シャフトと、軸線方向に貫通し、予備シャフトの外径より大径のカムロブ軸孔を有するカムロブと、を備え、カムロブの側面付近に位置する予備シャフトの外周部を押圧部材で押圧し、カムロブ軸孔の内径よりも大径の側面隆起部を成形して、カムロブ軸孔と予備シャフトを組み付けるカムシャフトの成形方法において、予備シャフトの外周部を押圧部材で押圧し、予備シャフトの軸線方向の所定位置で外周部の全周にカムロブの一方側面用の側面隆起部をカムロブの幅よりも小さく成形する一方側面隆起部成形工程と、その一方側面隆起部成形工程の後、カムロブを位置決め部材により該カムロブの軸心を中心に所定の角度で位置決めしつつ、予備シャフトの該側面隆起部の成形されていない非隆起部側から予備シャフトを前記カムロブ軸孔内に挿入する挿入工程と、挿入されたカムロブの一方側面を予め成形された側面隆起部に圧接して該側面隆起部を塑性変形させ、カムロブの一方側面及びカムロブ軸孔の一端部側面隆起部の全周に結合して周方向に位置決めする周方向位置決め工程と、位置決め部材をカムロブから退避させた後、カムロブが側面隆起部に結合した状態でカムロブの他方側面付近の予備シャフトの外周部を押圧部材で押圧し、外周部の全周に他方側面用の側面隆起部を成形して、カムロブの他方側面及びカムロブ軸孔の他端部を側面隆起部の全周で固定することによりカムロブと予備シャフトを組み付け、カムロブの軸線方向中央部においては、予備シャフトの外周部とカムロブ軸孔との間に隙間を有する状態で組み付ける組み付け工程と、を有し、周方向位置決め工程では、カムロブの他方側面及び外周部を位置決め部材で保持しつつ、カムロブの一方側面を側面隆起部の側方から圧接することを第1の特徴とする。
本発明のカムシャフトの成形方法は、挿入工程前に、予備シャフトの外周部の、カムロブ軸孔内部となる軸線方向の所定位置に、カムロブ軸孔の内径と同径、或いはカムロブ軸孔の内径より大径の軸孔隆起部を成形する軸孔隆起部成形工程を有することを第2の特徴とする。
本発明のカムシャフトの成形方法は、押圧部材を、予備シャフトの軸線に対し、斜め方向から予備シャフトの外周部へ移動して押圧し、側面隆起部を成形することを第3の特徴とする。
本発明のカムシャフトの成形方法は、押圧部材を、予備シャフトの軸線に対し、斜め方向から予備シャフトの外周部へ移動して押圧し、予備シャフトの外周部に、予備側面隆起部を成形した後、押圧部材を、押圧部材の予備シャフトと当接している先端部を中心にカムロブの一方側面又は他方側面方向に移動することにより、側面隆起部を成形することを第4の特徴とする。
本発明のカムシャフトの成形方法は、押圧部材を予備シャフトの外周部へ移動して押圧し、予備シャフトの外周部に予備側面隆起部を成形した後、押圧部材を、カムロブの一方側面又は他方側面方向に移動することにより、側面隆起部を成形することを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴のカムシャフトの成形方法によれば、所定の外径を有する予備シャフトと、軸線方向に貫通し、予備シャフトの外径より大径のカムロブ軸孔を有するカムロブと、を備え、カムロブの側面付近に位置する予備シャフトの外周部を押圧部材で押圧し、カムロブ軸孔の内径よりも大径の側面隆起部を成形して、カムロブ軸孔と予備シャフトを組み付けるカムシャフトの成形方法において、予備シャフトの外周部を押圧部材で押圧し、予備シャフトの軸線方向の所定位置で外周部の全周にカムロブの一方側面用の側面隆起部をカムロブの幅よりも小さく成形する一方側面隆起部成形工程と、その一方側面隆起部成形工程の後、カムロブを位置決め部材により該カムロブの軸心を中心に所定の角度で位置決めしつつ、予備シャフトの該側面隆起部の成形されていない非隆起部側から予備シャフトをカムロブ軸孔内に挿入する挿入工程と、挿入されたカムロブの一方側面を予め成形された側面隆起部に圧接して該側面隆起部を塑性変形させ、カムロブの一方側面及びカムロブ軸孔の一端部側面隆起部の全周に結合して周方向に位置決めする周方向位置決め工程と、位置決め部材をカムロブから退避させた後、カムロブが側面隆起部に結合した状態でカムロブの他方側面付近の予備シャフトの外周部を押圧部材で押圧し、外周部の全周に他方側面用の側面隆起部を成形して、カムロブの他方側面及びカムロブ軸孔の他端部を側面隆起部の全周で固定することによりカムロブと予備シャフトを組み付け、カムロブの軸線方向中央部においては、予備シャフトの外周部とカムロブ軸孔との間に隙間を有する状態で組み付ける組み付け工程と、を有し、周方向位置決め工程では、カムロブの他方側面及び外周部を位置決め部材で保持しつつ、カムロブの一方側面を側面隆起部の側方から圧接するため、一方側面用の側面隆起部を予備シャフトの外周部に成形する時に、カムロブの一方側面が近傍にないので、一方側面用の側面隆起部を成形する自由度が向上する。更に、予備シャフトに挿入されたカムロブの一方側面を予め成形された一方側面用の側面隆起部に圧接して該側面隆起部を塑性変形させ、カムロブを予備シャフトに結合して周方向に位置決めできるので、その後、他方側面用の押圧部材により他方側面用の側面隆起部を成形し、カムロブと予備シャフトを組み付けるとき、カムロブを予備シャフトに対し、周方向に位置決めする必要がなく、押圧部材による他方側面用の側面隆起部を成形する自由度が向上し、押圧部材によりカムロブと予備シャフトが十分な締結力を有する他方側面用の側面隆起部を成形することができる。
本発明の第2の特徴のカムシャフトの成形方法によれば、挿入工程前に、予備シャフトの外周部の、カムロブ軸孔内部となる軸線方向の所定位置に、カムロブ軸孔の内径と同径、或いはカムロブ軸孔の内径より大径の軸孔隆起部を成形する軸孔隆起部成形工程を有するため、予備シャフトの外径が、カムロブ軸孔の内径よりも小径に成形されていても、軸孔隆起部によって、カムロブの軸心を予備シャフトの軸心に一致させることができ、成形されたカムシャフトの精度を向上させることができる。
本発明の第3の特徴のカムシャフトの成形方法によれば、押圧部材を、予備シャフトの軸線に対し、斜め方向から予備シャフトの外周部へ移動して押圧し、側面隆起部を成形するため、側面隆起部の隆起量を簡易に増加させることができ、カムロブと予備シャフトの締結力を向上させることができる。
本発明の第4の特徴のカムシャフトの成形方法によれば、押圧部材を、予備シャフトの軸線に対し、斜め方向から予備シャフトの外周部へ移動して押圧し、予備シャフトの外周部に、予備側面隆起部を成形した後、押圧部材を、押圧部材の予備シャフトと当接している先端部を中心にカムロブの一方側面又は他方側面方向に移動することにより、側面隆起部を成形するため、側面隆起部の隆起量を簡易に増加させることができ、カムロブと予備シャフトの締結力を向上させることができる。
本発明の第5の特徴のカムシャフトの成形方法によれば、押圧部材を予備シャフトの外周部へ移動して押圧し、予備シャフトの外周部に予備側面隆起部を成形した後、押圧部材を、カムロブの一方側面又は他方側面方向に移動することにより、側面隆起部を成形するため、側面隆起部の隆起量を簡易に増加させることができ、カムロブと予備シャフトの締結力を向上させることができる。
図1乃至図15は本発明の第一実施例を示すもので、図1は、カムシャフトの正面図である。図2は、予備シャフトを表し、(ア)は側面図、(イ)は断面正面図である。図3は、カムロブを表し、(ア)は側面図、(イ)は断面正面図である。図4は、予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、一方側面用の側面隆起部を成形した状態の断面正面図である。図5は、カムロブの軸孔に予備シャフトを挿入する直前の状態の断面正面図である。図6は、カムロブの軸孔に予備シャフトが挿入され、カムロブの一方側面が一方側面用の側面隆起部に圧接されて、予備シャフトが周方向に位置決めされた状態の断面正面図である。図7は、予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、カムロブの他方側面側に他方側面用の側面隆起部が成形されて、カムロブと予備シャフトが組み付けられた状態の断面正面図である。図8は、予備シャフトに組み付ける次のカムロブ用に、予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧された状態の断面正面図である。図9は、複数のカムロブが予備シャフトに組み付けられた状態の断面正面図である。図10は、カムロブと予備シャフトを組み付ける組付装置の側面図である。図11は、予備シャフトの外周部に一方側面用の側面隆起部を成形する直前の状態を表す組付装置の側面図である。図12は、予備シャフトの外周部に一方側面用の側面隆起部を成形している状態を表す組付装置の側面図である。図13は、カムロブの軸孔に予備シャフトが挿入され、カムロブの一方側面が一方側面用の側面隆起部に圧接されて、予備シャフトが周方向に位置決めされた状態の側面図である。図14は、予備シャフトの外周部に他方側面用の側面隆起部を成形している状態を表す組付装置の側面図である。図15は、カムロブが予備シャフトに組み付けられた状態を表す組付装置の側面図である。図16乃至図19は、本発明の第二実施例を示すもので、図16は、カムロブが予備シャフトに組み付けられた状態を表す組付装置の側面図である。図17は、予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、他方側面用の側面隆起部及び軸孔隆起部が成形する状態の断面正面図である。図18は、カムロブの軸孔に予備シャフトを挿入する直前の状態の断面正面図である。図19は、カムロブの軸孔に予備シャフトが挿入され、カムロブの一方側面が一方側面用の側面隆起部に圧接されて、予備シャフトが周方向に位置決めされた状態の断面正面図である。図20乃至図21は、本発明の第三実施例を示すもので、図20は、予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、一方側面用の側面隆起部を成形する状態の断面正面図である。図21は、予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、一方側面用の軸孔隆起部を成形する状態の断面正面図である。図22は、本発明の第四実施例の予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、他方側面用の側面隆起部を成形する状態の断面正面図である。図23は、本発明の第五実施例の予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、他方側面用の側面隆起部が成形する状態の断面正面図である。図24及び図25は、本発明の第六実施例の示すもので、図24は、予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、他方側面用の予備側面隆起部を成形する状態の断面正面図である。図25は、本発明の第六実施例の予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、他方側面用の側面隆起部を成形する状態の断面正面図である。
まず、図1及び図9に基づいてカムシャフト1を説明する。図1に示す如く、カムシャフト1は、軸線方向に延びるシャフト2と、シャフト2上に軸線方向に所定の間隔をおいて組み付けられた複数のカムロブ20及び複数のジャーナル3を有する。図9に示す如く、シャフト2は、外周部11に、後述するカムロブ20の一方側面25、嵌合凹部27及びカムロブ軸孔21の軸線方向一端と結合する一方側面25用の側面隆起部13を有すると共に、カムロブ20の他方側面26、嵌合凹部27、カムロブ軸孔21の軸線方向他端と結合する他方側面26用の側面隆起部14を有する。尚、図示しないが、ジャーナル3もカムロブ20の場合と同様に、一方側面用の側面隆起部、他方側面用の側面隆起部が成形されている。
複数のカムロブ20及び複数のジャーナル3が組み付けられる予備シャフト10は、図2に示す如く、後述するカムロブ20のカムロブ軸孔21及びジャーナル3の図示しないジャーナル軸孔よりも小径の外周部11、内部に予備シャフト10の軸線X1方向に延びる貫通孔12を有するパイプ形状である。
カムロブ20は、図3に示す如く、外周部22が非円形状であり、半円形状のベース部23、ベース部23から外側に突出するカムトップ部24を有すると共に、カムロブ20の軸線X2の一方に一方側面25、他方に他方側面26を有する。また、予備シャフト10の外周部11と結合するカムロブ軸孔21が、カムロブ20の軸線X2方向に貫通成形されている。カムロブ20の一方側面25のカムロブ軸孔21の周り、及び他方側面26のカムロブ軸孔21の周りには、カムロブ2が予備シャフト10に対し、回転することを防止する嵌合凹部27が周状に複数成形されている。
尚、図示しないが、ジャーナル3もカムロブ20の場合と同様に、ジャーナル3の軸線の一方に一方側面、他方に他方側面を有する。また、予備シャフト10の外周部11を結合するジャーナル軸孔が、ジャーナル3の軸線方向に貫通成形されている。ジャーナル3の一方側面のジャーナル軸孔の周り、及び他方側面のジャーナル軸孔の周りには、ジャーナル3が予備シャフト10に対し、回転することを防止する嵌合凹部が周状に複数成形されている。
次に、図4、図7及び図10に基づいてカムロブ3及びジャーナル5を予備シャフト10の外周部11に組み付ける組付装置30について説明する。図10に示す如く、予備シャフト10が、組付装置30の中央の図示しないシャフト取り付け台に軸線X1を中心に回転可能に軸支される。また、予備シャフト10の軸線X1と所定間隔をおいて、予備シャフト10の外周部11に一方側面25用の側面隆起部13及び一方側面凹部15を成形する一方側面25用の押圧部材31が上下に軸線X1と平行な軸線X3を中心に回転可能に軸支されている。更に、予備シャフト10の外周部11に他方側面26用の側面隆起部14及び他方側面凹部16を成形する他方側面26用の押圧部材33が上下に軸線X1と平行な軸線X4を中心に回転可能に軸支されている。
ここで、一方側面25用の押圧部材31は、図4に示す如く、外周に突出した凸部31aを有する。この凸部31aは、一方側面25用の側面隆起部13を成形するため肉を導く大テーパー部31dと、大テーパー部31dに連続し、軸線X3に対し、垂直な軸線垂直部31eとを有する。
更に、他方側面26用の押圧部材33は、図7に示す如く、外周部に突出した凸部33aを有する。この凸部33aは、他方側面26用の側面隆起部14を成形するため肉を導く大テーパー部33dと、大テーパー部33dに連続し、軸線X3に対し、垂直な軸線垂直部33eとを有する。
また、図10に示す如く、組付装置30の中央の予備シャフト10の上下には、カムロブ20の一方側面25を予備シャフト10の一方側面25用の側面隆起部13に圧接する時に、カムロブ20を予備シャフト10に対し、周方向に所定角度で位置決めする位置決め部材34が、上下に進退自在に配置されている。
続いて、図4乃至図15に基づいてカムロブ20及びジャーナル5を予備シャフト10に組み付ける組み付け方法について説明する。まず、図10に示す如く、組付装置0の中央の図示しないシャフト取り付け台に、予備シャフト10を軸線X1を中心に軸支する。続いて、予備シャフト10を一方向に軸線X1を中心に回転させると共に、一方側面25用の上下の押圧部材31を、軸線X3を中心に逆方向に回転させる。その後、図11に示す如く、予備シャフト10の上下に回転中の一方側面25用の押圧部材31を移動する。その後、図4及び図12に示す如く、上下の押圧部材31の凸部31aが予備シャフト10の外周部11を押圧し、予備シャフト10の外周部11の表面の肉が、押圧部材31の大テーパー部31d、軸線垂直部31eに案内されて径方向外側に押出され、一方側面25用の側面隆起部13を成形する。尚、凸部31aにより肉が押出されると、予備シャフト10の外周部11に一方側面凹部15が成形される。
次に、上下の押圧部材31が後退した後、図5及び図13に示す如く、カムロブ20が組付装置30の位置決め部材34により、カムロブ20の軸心X2を中心に所定の角度で位置決めされる。その後、一方側面25用の側面隆起部13が成形された予備シャフト10を、予備シャフト10の一方側面25用の側面隆起部13が成形されていない非隆起部19側からカムロブ軸孔21内に挿入する。
その後、更に、予備シャフト10を挿入すると、図6に示す如く、挿入されたカムロブ20の一方側面25が一方側面25用の側面隆起部13に圧接され、一方側面25用の側面隆起部13が塑性変形して、カムロブ20の一方側面25側のカムロブ嵌合凹部27、一方側面25、及びカムロブ軸孔21の一端部と結合して、カムロブ20が予備シャフト10に対し、周方向に位置決めされる。
そして、図7及び図14に示す如く、一方側面25用の押圧部材31が元の位置に戻り、一方側面25用の押圧部材31と予備シャフト10は、回転を停止する。そして、予備シャフト10の外周部11に停止した状態の他方側面26用の押圧部材33が移動し、他方側面26用の押圧部材33の凸部33aが、停止した状態の予備シャフト10の外周部11を押圧すると、予備シャフト10の外周部11の表面の肉が、押圧部材33の大テーパー部33d及び軸線垂直部33eに案内されて径方向外側に押出され、他方側面26用の側面隆起部14が成形される。この他方側面26用の側面隆起部14は、カムロブ20の他方側面26側のカムロブ嵌合凹部27、他方側面26、及びカムロブ軸孔21の他端部と結合する。尚、凸部33aにより肉が押出されると、予備シャフト10の外周部11に、他方側面凹部16が成形される。その後、他方側面26用の押圧部材33を、軸線X4を中心に回転すると、押圧部材33に外周部11が組み付いている予備シャフト10も、軸線X1を中心に逆方向に回転を開始し、予備シャフト10の外周部11の全周に他方側面26用の側面隆起部14及び他方側面凹部16が成形される。最後に、図15に示す如く、他方側面26用の押圧部材33が元の位置に戻り、1つのカムロブ20と予備シャフト10の組み付けが完了する。そして、このカムロブ20と予備シャフト10の組み付け工程、ジャーナル3と予備シャフト10の組み付け工程を繰り返し、カムシャフト1を成形する。
以上のように、所定の外径を有する予備シャフト10と、軸線方向に貫通し、予備シャフト10の外径より大径のカムロブ軸孔21を有するカムロブ20と、を備え、カムロブ20の側面付近に位置する予備シャフト10の外周部11を押圧部材31,33で押圧し、カムロブ軸孔21の内径よりも大径の側面隆起部13,14を成形して、カムロブ軸孔21と予備シャフト10を組み付けるカムシャフトの成形方法において、予備シャフト10の軸線方向の所定位置にカムロブ20の一方側面25用の側面隆起部13を成形する一方側面隆起部成形工程と、予備シャフト10の側面隆起部13の成形されていない非隆起部19側から予備シャフト10をカムロブ軸孔21内に挿入する挿入工程と、挿入されたカムロブ20の一方側面25を側面隆起部13に圧接してカムロブ20を予備シャフト10に対し、周方向に位置決めする周方向位置決め工程と、カムロブ20の他方側面26付近の予備シャフト10の外周部11に他方側面26用の側面隆起部14を成形してカムロブ20と予備シャフト10を組み付ける組み付け工程と、を有するため、一方側面25用の側面隆起部13を予備シャフト10の外周部11に成形する時に、カムロブ20の一方側面25が近傍にないので、一方側面25用の側面隆起部13を成形する自由度が向上する。更に、予備シャフト10に挿入されたカムロブ20の一方側面25を一方側面25用の側面隆起部13に圧接してカムロブ20を予備シャフト10に対し、周方向に位置決めできるので、その後、他方側面26用の押圧部材33により他方側面26用の側面隆起部14を成形し、カムロブ20と予備シャフト10を組み付けるとき、カムロブ20を予備シャフト10に対し、周方向に位置決めする必要がない。
次に第二実施例について、図16乃至図19に基づいて説明する。図16に示す如く、シャフト2は、外周部11に、後述するカムロブ20の一方側面25、嵌合凹部27及びカムロブ軸孔21の軸線方向一端と結合する一方側面25用の側面隆起部13を有すると共に、カムロブ20の他方側面26、嵌合凹部27、カムロブ軸孔21の軸線方向他端と結合する他方側面26用の側面隆起部14を有する。また、シャフト2は、一方側面25用の側面隆起部13の軸線方向に隣接したカムロブ軸孔21外に、周状の一方側面凹部15を有すると共に、他方側面26用の側面隆起部14の軸線方向に隣接したカムロブ軸孔21外に、周状の他方側面凹部16を有する。更に、シャフト2は、カムロブ軸孔21内に、カムロブ軸孔21と当接する軸孔隆起部17、軸孔隆起部17の軸線方向に隣接した周状の軸孔凹部18を有する。尚、図示しないが、ジャーナル3もカムロブ20の場合と同様に、一方側面用の側面隆起部、他方側面26用の側面隆起部、一方側面凹部、他方側面凹部、軸孔隆起部、軸孔凹部が成形されている。
次に、第二実施例の予備シャフト10の外周部11の隆起部の形状について説明する。押圧部材31は、図17に示す如く、外周に大径の凸部31a、大径の凸部31aより小径の凸部31b、予備シャフト10の外周部11に成形された一方側面25用の側面隆起部13を収納する凹部31cを有する。また、この大径の凸部31aは、一方側面25用の側面隆起部13を成形するため肉を導く大テーパー部31dと、大テーパー部31dに連続し、軸線X3に対し、垂直な軸線垂直部31eとを有する。同様に、小径の凸部31bは、軸孔隆起部17を成形するため肉を導く小テーパー部31fを有する。この押圧部材31により、予備シャフト10の外周部11を押圧すると、予備シャフト10の外周部11に一方側面25用の側面隆起部13、一方側面凹部15、軸孔隆起部17及び軸孔凹部18を成形する。ここで、軸孔隆起部17は、カムロブ軸孔21の内径と同径、或いはカムロブ軸孔21の内径より大径に成形されている。
続いて、図18及び図19に示す如く、カムロブ20の軸心X2を中心に所定の角度で位置決めし、一方側面25用の側面隆起部13及び軸孔隆起部17が成形された予備シャフト10を、予備シャフト10の一方側面25用の側面隆起部13及び軸孔隆起部17が成形されていない非隆起部19側からカムロブ軸孔21内に挿入すると、軸孔隆起部17は、カムロブ軸孔21の内径と同径、或いはカムロブ軸孔21の内径より大径に成形されているので、軸孔隆起部17によりカムロブ20が調心され、カムロブ20の軸心X2と予備シャフト10の軸心X1が一致した状態で、カムロブ20の一方側面25が一方側面25用の側面隆起部13に圧接される。その後の他方側面26の側面隆起部14の成形は、第一実施例と同様のため省略する。
以上のように、挿入工程前に、予備シャフト10の外周部11の、カムロブ軸孔21内部となる軸線方向の所定位置に、カムロブ軸孔21の内径と同径、或いはカムロブ軸孔21の内径より大径の軸孔隆起部17を成形する軸孔隆起部成形工程を有するため、予備シャフト10の外径が、カムロブ軸孔21の内径よりも小径に成形されていても、軸孔隆起部17によって、カムロブ20の軸心X2を予備シャフトの軸心X1に一致させることができる。
尚、第二実施例では、一方側面25用の押圧部材31に大径の凸部31a及び小径の凸部31bを成形して、一度に一方側面25用の側面隆起部13と軸孔隆起部17を成形していたが、第三実施例として、図20に示す如く、一方側面25用の押圧部材131に大径の凸部131aのみ設け、一方側面25用の側面隆起部113を成形した後、図21に示す如く、一方側面25用の押圧部材131を予備シャフト10の外周部11から一旦離し、同じ押圧部材131を予備シャフト10の外周部11の、カムロブ軸孔21内部となる軸線方向の所定位置に移動し、予備シャフト10の外周部11を押圧して軸孔隆起部117を成形してもよい。
尚、第一実施例では、一方側面25用の押圧部材31及び他方側面26用の押圧部材33を予備シャフト10の軸線X1に対し、垂直方向から移動して、一方側面25用の側面隆起部13及び他方側面26用の側面隆起部14を成形していたが、第四実施例として、図22に示す如く、例えば、他方側面26用の押圧部材33を、予備シャフト10の軸線X1に対し、斜め方向から予備シャフト10の外周部11へ移動して押圧し、他方側面26用の側面隆起部14を成形してもよい。この場合、他方側面26用の側面隆起部14の隆起量を簡易に増加させることができる。尚、他方側面26用の押圧部材33の場合と同様に、一方側面25用の押圧部材31に適用することも可能である。
更に、第四実施例では、他方側面26用の押圧部材33を、予備シャフト10の軸線X1に対し、斜め方向から予備シャフト10の外周部11へ移動して押圧していたが、第五実施例として、図23に示す如く、押圧部材33を、予備シャフト10の軸線X1に対し、斜め方向から予備シャフト10の外周部11へ移動して押圧し、予備シャフト10の外周部11に、予備側面隆起部14aを成形した後、押圧部材33を、押圧部材33の予備シャフト10と当接している先端部50を中心にカムロブ20の他方側面26方向に移動することにより、他方側面26用の側面隆起部14を成形してもよい。この場合も、簡易に他方側面26用の側面隆起部14の隆起量を増加させることができる。尚、他方側面26用の押圧部材33の場合と同様に、一方側面25用の押圧部材31に適用することも可能である。
更にまた、第六実施例として、図24に示す如く、押圧部材33を予備シャフト10の外周部11へ移動して押圧し、予備シャフト10の外周部11に予備側面隆起部14bを成形した後、図25に示す如く、押圧部材33を、カムロブ20の他方側面26方向に移動することにより、他方側面26用の側面隆起部14を成形してもよい。この場合も、簡易に他方側面26用の側面隆起部14の隆起量を増加させることができる。尚、他方側面26用の押圧部材33の場合と同様に、一方側面25用の押圧部材31に適用することも可能である。
予備シャフトは、貫通孔12を有さない中実形状であってもよい。第四実施例乃至第六実施例は、軸孔隆起部17が成形されているが、成形されていなくてもよい。
本発明の第一実施例のカムシャフトの正面図である。 本発明の第一実施例の予備シャフトを表し、(ア)は側面図、(イ)は断面正面図である。 本発明のカムロブを表し、(ア)は側面図、(イ)は断面正面図である。 本発明の第一実施例の予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、一方側面用の側面隆起部を成形した状態の断面正面図である。 本発明の第一実施例のカムロブの軸孔に予備シャフトを挿入する直前の状態の断面正面図である。 本発明の第一実施例のカムロブの軸孔に予備シャフトが挿入され、カムロブの一方側面が一方側面用の側面隆起部に圧接されて、予備シャフトが周方向に位置決めされた状態の断面正面図である。 本発明の第一実施例の予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、カムロブの他方側面側に他方側面用の側面隆起部が成形されて、カムロブと予備シャフトが組み付けられた状態の断面正面図である。 本発明の第一実施例の予備シャフトに組み付ける次のカムロブ用に、予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧された状態の断面正面図である。 本発明の第一実施例の複数のカムロブが予備シャフトに組み付けられた状態の断面正面図である。 本発明の第一実施例のカムロブと予備シャフトを組み付ける組付装置の側面図である。 本発明の第一実施例の予備シャフトの外周部に一方側面用の側面隆起部を成形する直前の状態を表す組付装置の側面図である。 本発明の第一実施例の予備シャフトの外周部に一方側面用の側面隆起部を成形している状態を表す組付装置の側面図である。 本発明の第一実施例のカムロブの軸孔に予備シャフトが挿入され、カムロブの一方側面が一方側面用の側面隆起部に圧接されて、予備シャフトが周方向に位置決めされた状態の側面図である。 本発明の第一実施例の予備シャフトの外周部に他方側面用の側面隆起部を成形している状態を表す組付装置の側面図である。 本発明の第一実施例のカムロブが予備シャフトに組み付けられた状態を表す組付装置の側面図である。 本発明の第二実施例のカムロブが予備シャフトに組み付けられた状態を表す組付装置の側面図である。 本発明の第二実施例の予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、他方側面用の側面隆起部及び軸孔隆起部が成形する状態の断面正面図である。 本発明の第二実施例のカムロブの軸孔に予備シャフトを挿入する直前の状態の断面正面図である。 本発明の第二実施例のカムロブの軸孔に予備シャフトが挿入され、カムロブの一方側面が一方側面用の側面隆起部に圧接されて、予備シャフトが周方向に位置決めされた状態の断面正面図である。 本発明の第三実施例の予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、一方側面用の側面隆起部を成形する状態の断面正面図である。 本発明の第三実施例の予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、一方側面用の軸孔隆起部を成形する状態の断面正面図である。 本発明の第四実施例の予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、他方側面用の側面隆起部を成形する状態の断面正面図である。 本発明の第五実施例の予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、他方側面用の側面隆起部が成形する状態の断面正面図である。 本発明の第六実施例の予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、他方側面用の予備側面隆起部を成形する状態の断面正面図である。 本発明の第六実施例の予備シャフトの外周部が押圧部材により押圧され、他方側面用の側面隆起部を成形する状態の断面正面図である。
符号の説明
10 予備シャフト
11 予備シャフトの外周部
13,113 一方側面用の側面隆起部
13a 一方側面用の予備側面隆起部
14 他方側面用の側面隆起部
14a 他方側面用の予備側面隆起部
17,117 軸孔隆起部
20 カムロブ
21 カムロブ軸孔
25 カムロブの一方側面
26 カムロブの他方側面
31,33,131 押圧部材
50 予備シャフトと押圧部材が当接している先端部
X1 予備シャフトの軸線

Claims (5)

  1. 所定の外径を有する予備シャフト(10)と、
    軸線方向に貫通し、予備シャフト(10)の外径より大径のカムロブ軸孔(21)を有するカムロブ(20)と、を備え、
    該カムロブ(20)の側面付近に位置する予備シャフト(10)の外周部(11)を押圧部材(31,33,131)で押圧し、カムロブ軸孔(21)の内径よりも大径の側面隆起部(13,14,113)を成形して、カムロブ軸孔(21)と予備シャフト(10)を組み付けるカムシャフトの成形方法において、
    前記予備シャフト(10)の外周部(11)を前記押圧部材(31,131)で押圧し、前記予備シャフト(10)の軸線方向の所定位置で前記外周部(11)の全周にカムロブ(20)の一方側面(25)用の側面隆起部(13,113)を該カムロブ(20)の幅よりも小さく成形する一方側面隆起部成形工程と、
    その一方側面隆起部成形工程の後、前記カムロブ(20)を位置決め部材(34)により該カムロブ(20)の軸心を中心に所定の角度で位置決めしつつ、前記予備シャフト(10)の該側面隆起部(13,113)の成形されていない非隆起部(19)側から予備シャフト(10)を前記カムロブ軸孔(21)内に挿入する挿入工程と、
    挿入されたカムロブ(20)の一方側面(25)を予め成形された前記側面隆起部(13,113)に圧接して該側面隆起部(13,113)を塑性変形させ、前記カムロブ(20)の一方側面(25)及びカムロブ軸孔(21)の一端部前記側面隆起部(13,113)の全周に結合して周方向に位置決めする周方向位置決め工程と、
    前記位置決め部材(24)を前記カムロブ(20)から退避させた後、前記カムロブ(20)が前記側面隆起部(13,113)に結合した状態で前記カムロブ(20)の他方側面(26)付近の予備シャフト(10)の外周部(11)を前記押圧部材(33)で押圧し、前記外周部(11)の全周に他方側面(26)用の側面隆起部(14)を成形して、前記カムロブ(20)の他方側面(26)及びカムロブ軸孔(21)の他端部を前記側面隆起部(14)の全周で固定することによりカムロブ(20)と予備シャフト(10)を組み付け、前記カムロブ(20)の軸線方向中央部においては、前記予備シャフト(10)の外周部(11)とカムロブ軸孔(21)との間に隙間を有する状態で組み付ける組み付け工程と、を有し、
    前記周方向位置決め工程では、前記カムロブ(20)の他方側面(26)及び外周部を前記位置決め部材(34)で保持しつつ、前記カムロブ(20)の一方側面(25)を前記側面隆起部(13,113)の側方から圧接することを特徴とするカムシャフトの成形方法。
  2. 前記挿入工程前に、前記予備シャフト(10)の外周部(11)の、カムロブ軸孔(21)内部となる軸線方向の所定位置に、前記カムロブ軸孔(21)の内径と同径、或いはカムロブ軸孔(21)の内径より大径の軸孔隆起部(17,117)を成形する軸孔隆起部成形工程を有することを特徴とする請求項1に記載のカムシャフトの成形方法。
  3. 前記押圧部材(31,33,131)を、前記予備シャフト(10)の軸線(X1)に対し、斜め方向から予備シャフト(10)の外周部(11)へ移動して押圧し、前記側面隆起部(13,14,113)を成形することを特徴とする請求項1又は2記載のカムシャフトの成形方法。
  4. 前記押圧部材(31,33,131)を、前記予備シャフト(10)の軸線(X1)に対し、斜め方向から予備シャフト(10)の外周部(11)へ移動して押圧し、予備シャフト(10)の外周部(11)に、予備側面隆起部(13a,14a)を成形した後、押圧部材(31,33,131)を、押圧部材(31,33,131)の予備シャフト(10)と当接している先端部(50)を中心に前記カムロブ(10)の一方側面(25)又は他方側面(26)方向に移動することにより、前記側面隆起部(13,14,113)を成形することを特徴とする請求項1又は2記載のカムシャフトの成形方法。
  5. 前記押圧部材(31,33,131)を前記予備シャフト(10)の外周部(11)へ移動して押圧し、予備シャフト(10)の外周部(11)に予備側面隆起部(13b,14b)を成形した後、押圧部材(31,33,131)を、前記カムロブ(10)の一方側面(25)又は他方側面(26)方向に移動することにより、前記側面隆起部(13,14,113)を成形することを特徴とする請求項1又は2記載のカムシャフトの成形方法。
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