JP5195807B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を噴射する液体噴射装置に関する。
被記録媒体に向けてノズルからインクの液体を噴射させて画像などを記録するインクジェットプリンタなどの従来から様々な分野で使用されている液体噴射装置において、弾性を有するワイパを、その先端が液体噴射へッドの複数のノズルが形成された液体噴射面に接触して撓んだ状態で、液体噴射面に対して相対移動させることで、液体噴射面に付着した液体を拭き取る技術が知られている。
ところで、液体噴射面に付着した液体を拭き取ったワイパを液体噴射ヘッドの端部を越えてそのまま移動させると、液体噴射面から離れた瞬間に、液体噴射面に接触して撓んでいたワイパは瞬時に復元してしまい、このときの大きな反発力でワイパに付着した液体が飛び散ってしまう。
そこで、ワイパに付着した液体が飛び散るのを低減する構成として、例えば、特許文献1に記載の液体噴射装置では、液体噴射面のノズルが形成された領域を拭き取った後に、液体噴射ヘッドの端部を越えて移動する前にワイパを液体噴射面に接触した状態で停止させ、停止させたワイパを液体噴射面と直交する方向に移動させて、撓んだワイパを液体噴射面から離接させながら復元させている。
特開平6−344572号公報(図8)
しかしながら、特許文献1に記載の液体噴射装置において、液体噴射面に接触した状態でワイパを停止させ、撓んだワイパを液体噴射面から離接させるときに、ワイパが復元しきる前に液体噴射面から離れる場合があるが、このとき、ワイパが変形状態から元の状態に一気に復元して、ワイパに付着したインクが飛び散ってしまう。特に、ワイパが大きく撓んだ状態から一気に復元する場合には、撓んだ状態においてワイパは大きな弾性エネルギーを有しているため、復元するときのワイパの反発力は大きくなり、液体噴射装置の本体内の広い範囲にワイパに付着した液体が飛び散ってしまうという問題があった。そのため、ワイパが勢いよく復元しないように、ワイパを液体噴射面から遅い速度で離接させることが考えられるが、このようにすると、ワイパの離接時間が長くなる。
そこで、本発明の目的は、ワイパが液体噴射面から完全に離れるときに、ワイパの反発力が作用しないようにワイパを遅い速度で離接させることなく、ワイパに付着した液体が飛び散るのを低減する液体噴射装置を提供することである。
本発明の液体噴射装置は、液体を噴射するノズルが形成された液体噴射面を有する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射面に接触して、前記液体噴射面に付着した液体を拭き取る、少なくとも前記液体噴射面に接触する先端が弾性を有するワイパと、前記液体噴射面に対して前記ワイパを前記液体噴射面に沿った払拭方向に相対移動させる移動手段と、前記液体噴射面に接触した状態で、前記移動手段により前記液体噴射面に対して前記払拭方向に相対移動し、前記液体噴射面に付着した液体を拭き取った前記ワイパを、前記液体噴射面の前記ノズルよりも前記払拭方向下流側の領域と対向する停止位置で停止させる移動停止手段と、前記移動停止手段によって停止した前記ワイパを前記液体噴射面に対して前記液体噴射面と交差する離接方向に離接させる離接手段と、を備えており、前記ノズルよりも前記払拭方向下流側の領域には、前記停止位置に位置する前記ワイパの先端が入り込むことが可能な溝が形成されており、前記溝は、前記停止位置に位置する前記ワイパの前記先端が、前記溝が形成されている領域以外で前記液体噴射面に接触するときより撓みが小さく且つ完全に復元しないように接触する、前記払拭方向上流側から前記払拭方向下流側に傾斜する側面と、前記第1側面に連続して前記払拭方向上流側から前記払拭方向下流側に延びる底面と、を有し、前記払拭方向の幅は、前記ワイパの前記先端の前記払拭方向の幅よりも大きく、前記移動停止手段によって、前記ワイパを前記停止位置で停止させた後、前記移動手段が前記ワイパを前記払拭方向と反対方向に相対移動させながら、前記離接手段が前記ワイパを前記離接方向に離接させる。なお、本発明における「払拭方向」と「離接方向」とは、一方向の向きを指す。また、本発明における「払拭方向と反対方向」とは、払拭方向と反対の一方向を指すものである。
本発明の液体噴射装置によると、液体噴射面に接触して撓んだワイパは、停止位置にて停止して溝に入り込んだときに完全には復元せずに途中まで復元する。すると、ワイパの撓み量は減り、その弾性エネルギーが小さくなる。この状態で、ワイパが復元しきる前に液体噴射面から離れたとしても、従来に比べてワイパが有する弾性エネルギーが小さいため、ワイパの反発力が小さくなり、ワイパに付着した液体が飛び散るのを低減することができる。そのため、ワイパが液体噴射面から完全に離れるときに、ワイパの反発力が作用しないようにワイパを遅い速度で離接させることなく、ワイパに付着した液体が飛び散るのを低減することができる。
また、前記液体噴射面の前記ノズルが形成された領域よりも前記払拭方向の下流側には、複数の板状部材が前記液体噴射面に平行で且つ前記払拭方向と交差する方向に沿って隙間をあけて配置されており、各板状部材の端面は、前記液体噴射面と連続した平面を形成するとともに、凹部が形成されており、前記溝は、前記交差する方向に沿って配置された前記複数の板状部材の凹部からなることが好ましい。ワイパで拭き取った液体はワイパをつたってたれやすい。そこで、ワイパの先端が接触する溝を構成する凹部が形成された複数の板状部材を隙間をあけて配置していることで、ワイパに付着した液体を毛管力により複数の板状部材の隙間に吸引することができ、液体がたれるのを防止することができる。また、ワイパに付着した液体は、溝を形成する複数の板状部材の隙間に吸引されているため、このワイパが液体噴射面から離接して完全に復元するときに、ワイパに付着した液体自体の量が少なくなっているので、この点からもワイパに付着した液体が飛び散るのを低減することができる。
さらに、前記移動手段は、前記液体噴射ヘッドを前記払拭方向と平行な方向に走査させており、前記液体噴射ヘッドを前記払拭方向と反対方向に移動させることで、前記液体噴射ヘッドに対して前記ワイパを前記払拭方向に相対移動させており、前記移動停止手段は、前記移動手段による前記液体噴射ヘッドの移動を制御し、前記ワイパが前記停止位置に位置したときに前記液体噴射ヘッドを停止させることが好ましい。なお、本発明における「払拭方向と反対方向」とは、払拭方向と反対の一方向を指すものである。これによると、ワイパを停止位置にて停止させるストッパなどの部材を必要とせずに、払拭方向と平行な方向に液体噴射ヘッドを走査させる移動手段による液体噴射ヘッドの移動を制御することで、ワイパを停止位置で停止させることができる。
加えて、前記離接手段が、前記先端が前記溝に入り込んで停止した前記ワイパを前記液体噴射面に対して前記離接方向に離接させると同時に、前記移動手段が、前記ワイパを前記液体噴射面に対して前記払拭方向と反対方向に相対移動させることが好ましい。これによると、溝に入り込んで撓みが小さくなったワイパを、液体噴射面から離接させると同時に払拭方向の反対側(上流側)に移動させる。すると、撓んだワイパは、溝の面と接触した先端を支点として、溝に接触した状態で復元しながら液体噴射面から離れるため、液体噴射面から離接するときにワイパに付着した液体が飛び散るのをさらに低減することができる。
開口を有し、前記開口から前記液体噴射面を露出するように、前記液体噴射ヘッドを担持する担持部材をさらに備えており、前記複数の板状部材は、前記担持部材に一体的に形成されていることが好ましい。
溝に入り込んで途中まで復元し、弾性エネルギーが小さくなったワイパを液体噴射面に対して液体噴射面と交差する方向に離接させながら完全に復元させることで、ワイパが液体噴射面から完全に離れるときに、ワイパの反発力が作用しないようにワイパを遅い速度で離接させることなく、ワイパに付着した液体が飛び散るのを低減することができる。
本発明の実施形態に係るプリンタの概略構成を示す平面図である。 インクジェットヘッド周辺の正面図である。 インクジェットヘッドの斜視図である。 インクジェットヘッドの平面図である。 図4のV−V線断面図である。 ワイパの側面図である。 プリンタの電気的な構成を示すブロック図である。 ワイパによるインク噴射面の払拭動作について説明する図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、インクジェットヘッドから記録用紙に対してインクを噴射することにより、記録用紙に所望の文字や画像などを記録するプリンタに、本発明を適用したものである。
図1は、本実施形態に係るプリンタの概略構成を示す平面図である。なお、以下においては、図1の紙面手前方向を上方、図1の紙面奥方向を下方として説明する。図2は、インクジェットヘッド周辺の正面図である。図1に示すように、プリンタ1(液体噴射装置)は、一方向に沿って往復移動可能に構成されたキャリッジ2(担持部材)と、このキャリッジ2に搭載されたインクジェットヘッド3(液体噴射ヘッド)及びサブタンク4a〜4dと、記録用紙Pを搬送方向(図1の紙面下側の向き)に搬送する搬送機構5と、インクを貯留するインクカートリッジ6a〜6dと、インクジェットヘッド3の下面に密着可能な吸引キャップ12と、インクジェットヘッド3の下面(図1の紙面奥側の面)を払拭可能なワイパ60などを備えている。
キャリッジ2は、走査方向(図1の左右方向)に平行に延びる2本のガイド軸17に沿って往復移動可能に構成されている。また、キャリッジ2には、無端ベルト18が連結されており、キャリッジ駆動モータ19によって無端ベルト18が走行駆動されたときに、キャリッジ2は、無端ベルト18の走行に伴って走査方向に移動するようになっている。
このキャリッジ2には、インクジェットヘッド3と4つのサブタンク4a〜4dが搭載されている。インクジェットヘッド3は、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動しつつ、その下面に設けられたノズル35(図3参照)から、搬送機構5により図1の下方に搬送される記録用紙Pにインクを噴射する。これにより、記録用紙Pに所望の文字や画像などが記録される。
4つのサブタンク4a〜4dは走査方向に沿って並べて配置されている。また、これら4つのサブタンク4にはチューブジョイント20が一体的に設けられている。そして、これらのチューブジョイント20に連結された可撓性のチューブ11a〜11dを介して、4つのサブタンク4a〜4dと4つのインクカートリッジ6a〜6dとがそれぞれ接続されている。
搬送機構5は、インクジェットヘッド3よりも搬送方向上流側に配置された給紙ローラ25と、インクジェットヘッド3よりも搬送方向下流側に配置された排紙ローラ26とを有している。給紙ローラ25と排紙ローラ26は、それぞれ、給紙モータ27と排紙モータ28により回転駆動される。そして、この搬送機構5は、給紙ローラ25により、記録用紙Pを図1の上方からインクジェットヘッド3に供給するとともに、排紙ローラ26により、インクジェットヘッド3によって文字や画像などが記録された記録用紙Pを図1の下方へ排出するように構成されている。
4つのインクカートリッジ6a〜6dには、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のインクがそれぞれ貯留されており、これらのインクカートリッジ6a〜6dは、ホルダ10に着脱自在に装着されている。
4つのインクカートリッジ6a〜6dに貯留された4色のインクは、4つのサブタンク4a〜4dに一時的に貯留された後、インクジェットヘッド3に供給される。つまり、4つのサブタンク4a〜4dと、これら4つのサブタンク4a〜4dと4つのインクカートリッジ6a〜6dとを接続する4本のチューブ11a〜11dによって、インクジェットヘッド3にインクを供給するインク供給流路が構成されている。
図3は、インクジェットヘッドの斜視図である。図4は、インクジェットヘッドの平面図である。図5は、図4のV−V線断面図である。図3〜図5に示すように、インクジェットヘッド3は、インク流路が形成された流路ユニット30と、インク流路内のインクに噴射圧力を付与する圧電式のアクチュエータユニット31とを有している。また、図3〜図5に示すように、キャリッジ2は、インク噴射面36を露出する開口37と、流路ユニット30及びアクチュエータユニット31の走査方向に関する一方側端部に並べて配置された複数の平板50(板状部材)とを有している。
流路ユニット30には、4つのインクカートリッジ6a〜6dと4本のチューブ11a〜11dを介してそれぞれ接続される4つのインク供給口32と、このインク供給口32から分岐して走査方向と直交する図3の上下方向(搬送方向)に沿って延びる4つのマニホールド33と、各マニホールド33に連通した複数の圧力室34と、複数の圧力室34にそれぞれ連通する複数のノズル35が形成されている。そして、この流路ユニット30の下面が、複数のノズル35がそれぞれ開口するインク噴射面36(液体噴射面)となっている。複数のノズル35と複数の圧力室34は、搬送方向に配列されてノズル列と圧力室の列を形成しているとともに、このようなノズル列と圧力室の列が走査方向に4列配列されている。そして、図3の左方のノズル列に属するノズル35から順に、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクが噴射される。
アクチュエータユニット31は、複数の圧力室34を覆うように流路ユニット30に接合された振動板40と、振動板40の上面に配置された圧電層41と、圧電層41の上面に複数の圧力室34と対応して設けられた複数の個別電極42とを備えている。そして、このアクチュエータユニット31は、ヘッドドライバ74(図7参照)から個別電極42に所定の駆動パルス信号が供給されたときに、圧電層41に生じる圧電歪みを利用して、振動板40に撓み変形を生じさせるようになっている。この振動板40の撓み変形により圧力室34の容積が変動することで、圧力室34内のインクに圧力が付与され、圧力室34に連通するノズル35からインクが噴射される。
複数の平板50は、流路ユニット30及びアクチュエータユニット31の走査方向に関する図1の右方側端部に搬送方向に沿って隙間をあけて配置されている。複数の平板50の端面とインク噴射面36は連続した平面を形成しており、各平板50の端面には、凹部54が形成されている。凹部54は、インク噴射面36に対して傾斜した2つの側面51、53と、2つの側面51、53の間にインク噴射面36と平行に配置された底面52とからなる。そして、この複数の平板50の凹部54が、搬送方向に隙間をあけて配置されることで、インク噴射面36と走査方向に関して隣接し、搬送方向に延在した溝55が形成されている。また、凹部54は、キャリッジ2に取り付けられたインク噴射面36よりも、記録用紙Pが搬送される面と直交する方向において遠ざかって配置されている。
図1に戻って、キャリッジ2の走査方向に関する両端部には、搬送方向に延在するコックリングローラ15がそれぞれ設けられている。コックリングローラ15は、インクジェットヘッド3のインク噴射面36よりも下面に突出しており、搬送機構5により搬送される記録用紙Pと接触したときに回転可能な従動ローラである。記録用紙Pは、画像や文字などが記録される印刷前は平坦な面となっているが、画像や文字などが記録されると、インクの着弾位置ごとにインクの着弾量が異なることで波打ってでこぼこな面となる。すると、仮にコックリングローラ15が設けられていない場合には、搬送機構5により搬送される記録用紙Pとインクジェットヘッド3のインク噴射面36の間の隙間は微小であるため、その波打った記録用紙Pがインク噴射面36に接触して、インク噴射面36に形成されたノズル35が傷つくおそれがある。そこで、コックリングローラ15を設けることで、コックリングローラ15が波打った記録用紙Pを押さえつけて引き延ばすように作用する。これにより、記録用紙Pが平面状に引き延ばされて、インク噴射面36に接触するのを防止している。
吸引キャップ12は、走査方向に関するキャリッジ2の移動範囲のうちの、搬送機構5により搬送される記録用紙Pと対向する印刷領域よりも外側(図1における右側)の領域(メンテナンス領域)に配置されており、吸引ポンプ14と接続されている。また、吸引キャップ12は、ゴムや合成樹脂などの可撓性を有する材料で形成されている。
そして、キャリッジ2(インクジェットヘッド3)がメンテナンス領域に移動してきたときに、この吸引キャップ12は、インクジェットヘッド3のインク噴射面36と対向する。この状態で、吸引キャップ12は、駆動機構(図示省略)によって上方に駆動されることにより、インクジェットヘッド3のインク噴射面36に密着し、複数のノズル35を覆う。
そして、吸引キャップ12がインクジェットヘッド3のインク噴射面36に密着してノズル35を覆っている状態で、吸引ポンプ14の吸引動作が行われたときには、吸引キャップ12とインク噴射面36によって形成される密閉空間内の空気が吸引されて圧力が低下し、ノズル35からインクが吸引キャップ12へ排出される(液体パージ)。これにより、ノズル35内の増粘インクやインクジェットヘッド3内のインク流路に混入している気泡を、インクとともにノズル35から排出することが可能となっている。なお、この液体パージは、インクジェットヘッド3内のインク流路に気泡が混入しやすいカートリッジ交換後などに行われる。また、印刷動作を行わないときには、インクジェットヘッド3は、液体パージが行われる位置であるホームポジションに位置し、この位置から印刷領域に移動して印刷動作を開始している。
図6は、ワイパの側面図であり、(a)はワイパの払拭位置における姿勢であり、(b)はワイパの下降開始時の姿勢であり、(c)はワイパの下降途中の姿勢であり、(d)はワイパの退避位置における姿勢である。上述した液体パージ後、吸引キャップ12がインクジェットヘッド3のインク噴射面36から離間したときには、インク噴射面36にはノズル35から排出されたインクの一部が付着する。そこで、この状態からインクジェットヘッド3がキャリッジ2とともに印刷領域に向かってワイパ60に対して走査方向に移動することで、図6(a)に示される払拭位置にあるワイパ60が、インク噴射面36に付着したインクを拭き取るようになっている。
図1に示すように、ワイパ60は、メンテナンス領域において吸引キャップ12よりも走査方向に関する印刷領域側に吸引キャップ12と隣接して配置されている。また、ワイパ60は、ゴムなどの弾性を有する材料で形成されており、図6(a)に示すように、搬送方向にノズル列よりも長く延在しており、その先端が上方を向いている。また、ワイパ60は、昇降機構62によって払拭位置と退避位置とにわたって上下方向に移動可能となっている。
昇降機構62は、ワイパ60の印刷領域側の側面に接触して、ワイパ60を支持する支持板63と、ワイパ60と支持板63を接続する引張バネ64と、ワイパ60の底面に接触可能な可動板65とを有している。
支持板63は、ワイパ60の搬送方向に関する幅と同様の幅を有し、プリンタ1に固設されており、ワイパ60の略下半分における印刷領域側の側面と接触している。引張バネ64は、ワイパ60と支持板63の搬送方向に関する両端部においてワイパ60と支持板63を接続しており、一端がワイパ60の略中央に接続され、他端が支持板63のワイパ60との一端の接続部よりも下方に接続されている。引張バネ64は、支持板63に対してワイパ60を図6(a)の左下方向に付勢している。可動板65は、ワイパ駆動モータ76によって上下方向に移動可能に構成され、その上面がワイパ60の下端に接触可能となっている。
払拭位置にあるワイパ60は、昇降機構62の可動板65が上方に駆動され、引張バネ64の付勢力に抗して、可動板65によって上方に押し上げられている。また、ワイパ60の印刷領域側の側面における上下方向に関する略中央に形成された凸部61が支持板63の上面に接触して、ワイパ60の下方への移動を規制している。そして、図6(a)に示すように、払拭開始時には、ワイパ60を上方に押し上げた可動板65は、ワイパ60の下端に接触しない下方に移動している。
次に、ワイパ60の払拭位置から退避位置への移動について説明する。図6(b)に示すように、可動板65が下方に駆動され、ワイパ60と可動板65の接触が解除された状態で、ワイパ60に印刷領域からメンテナンス領域に向かう方向(A方向)の力が加わると、ワイパ60は、支持板63と接触する基端を中心に図6(b)の時計回りに傾く。そして、図6(c)に示すように、ワイパ60の凸部61と支持板63の接触が解除されると、ワイパ60は、引張バネ64の付勢力により、凸部61と基端が支持板63に接触して摺動しながら可動板65に接触する下方の退避位置まで移動する(図6(d)参照)。なお、ワイパ60による払拭動作については後述する。
次に、プリンタ1の全体制御を司る制御装置8について説明する。図7は、プリンタ1の電気的な構成を示すブロック図である。図7に示される制御装置8は、例えば、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、プリンタ1の全体動作を制御するための各種プログラムやデータなどが格納されたROM(Read Only Memory)と、CPUで処理されるデータなどを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)などを備え、ROMに格納されたプログラムがCPUで実行されることにより、以下に説明するような種々の制御を行うものであってもよい。あるいは、演算回路を含む各種回路が組み合わされたハードウェア的なものであってもよい。
この制御装置8は、ヘッド制御部81と、キャリッジ制御部82と、搬送制御部83と、パージ制御部84と、ワイパ制御部85とを有している。ヘッド制御部81は、PCなどの入力装置73から入力されたデータに基づいて、インクジェットヘッド3のヘッドドライバ74を制御して、インクジェットヘッド3に記録用紙Pに対して画像や文字などを記録させる。
キャリッジ制御部82は、キャリッジ駆動モータ19を制御して、キャリッジ2を走査方向に往復移動させ、インクジェットヘッド3を往復走査させる。搬送制御部83は、搬送機構5の給紙モータ27及び排紙モータ28を制御して、給紙ローラ25及び排紙ローラ26によって記録用紙Pを搬送方向に搬送させる。
パージ制御部84は、吸引キャップ駆動モータ75及び吸引ポンプ14を制御して、上述した液体パージを行わせるものである。ワイパ制御部85は、ワイパ駆動モータ76を制御して、可動板65を上下駆動させることで、ワイパ60を払拭位置と退避位置との間で移動可能にする。
次に、ワイパ60によるインク噴射面36の払拭動作について図8を参照して説明する。図8は、ワイパによるインク噴射面の払拭動作について説明する図であり、(a)〜(f)の順に払拭開始から払拭終了までの工程を示している。まず、ワイパ60は退避位置に位置しており、パージ制御部84により吸引キャップ駆動モータ75及び吸引ポンプ14が制御され、メンテナンス領域に移動したインクジェットヘッド3のインク噴射面36に吸引キャップ12が密着した状態において液体パージが行われる。その後に、吸引キャップ12がインクジェットヘッド3のインク噴射面36から離間した後に、ワイパ60によるインク噴射面36の払拭動作が行われる。
図8(a)に示すように、ワイパ60は、ワイパ制御部85による可動板65の上方への駆動にともない、上方に押し上げられ、払拭位置に移動する。このとき、ワイパ60の先端60aは、インクジェットヘッド3の溝55の底面52よりも高い位置に位置している。そして、インクジェットヘッド3が、キャリッジ制御部82により制御され、キャリッジ2とともに印刷領域に向かって走査方向に移動すると、ワイパ60は、インク噴射面36に対して図8(a)の左方から右方に向かう方向(払拭方向)に相対移動することになる。
次に、図8(b)に示すように、ワイパ60は、インク噴射面36に対して払拭方向に相対移動して、インクジェットヘッド3の走査方向に関する印刷領域側の端部に接触する。すると、ワイパ60は弾性を有していることから、先端60aが撓みながらインク噴射面36に接触し、インクジェットヘッド3が継続して図8(b)の右方から左方に向かう方向(払拭方向と反対方向)に移動することで、インク噴射面36を払拭方向に払拭し、インク噴射面36に付着したインクを拭き取る。
そして、図8(c)に示すように、ワイパ60は、インク噴射面36に対して払拭方向に相対移動して、インク噴射面36を払拭した後、さらにインクジェットヘッド3が継続して印刷領域に向かって走査方向に移動することで、その先端60aが溝55の側面51に接触して、少しずつ撓みが復元しながら、払拭方向に相対移動する。
その後、キャリッジ2の位置を図示しないエンコーダで確認して、キャリッジ2(インクジェットヘッド3)が停止位置に位置したときに、キャリッジ制御部82によりインクジェットヘッド3の走査方向への移動を停止させる。すると、ワイパ60の先端60aが溝55の底面52に接触し、インク噴射面36に接触するときより撓みが小さく且つ完全に復元しないように溝55の底面52に接触することになる。このとき、仮に、溝55が形成されていないと、インク噴射面36に接触して撓んだワイパ60はインクジェットヘッド3の端部から離れてしまうおそれがあり、このとき瞬時に復元すると、弾性エネルギーが大きく、大きな反発力によりワイパ60に付着したインクが飛び散るおそれがあるが、溝55に入り込んだワイパ60の先端60aは、インクジェットヘッド3の端部から離れて復元することなく、溝55の側面53に接触することになる。
したがって、インク噴射面36に接触して撓んだワイパ60は溝55に入り込むことで、インクジェットヘッド3の端部から離れて復元してしまうことがなく、インクジェットヘッド3の端部に近い位置を停止位置とすることができる。これにより、インク噴射面36を払拭方向(走査方向)に関して短くすることができ、インクジェットヘッド3を走査方向に関して小型化することができる。
また、インク噴射面36に接触して撓んだワイパ60は、停止位置にて停止して溝55に入り込んだときに、その先端60aが溝55の底面52に接触し、完全には復元せずに途中まで復元する。すると、ワイパ60の撓み量は減り、その弾性エネルギーが小さくなる。このとき、例えば、ワイパ60が溝55に入り込んで少し復元したときに、ワイパ60に付着したインクが払拭方向の下流側に飛び散ったとしても、そのインクは溝55の側面53に接触するため、ワイパに付着したインクが飛び散って、払拭方向の下流側にあるキャリッジ2に設けられた記録用紙Pに接触可能なコックリングローラ15などに付着するのを低減することができる。
さらに、ワイパ60で拭き取ったインクはワイパ60をつたってたれやすい。そこで、ワイパ60の先端が接触する溝55を構成する凹部54が形成された複数の平板50を隙間をあけて配置していることで、ワイパ60に付着したインクを毛管力により複数の平板50の隙間に吸引することができ、インクがたれるのを防止することができる。
その後、図8(d)に示すように、ワイパ60が溝55に入り込んで停止位置にて停止している状態で、インクジェットヘッド3をキャリッジ制御部82により先ほどまでとは反対方向の走査方向に関する吸引キャップ12側に移動させて、ホームポジションに戻そうとする。すると、ワイパ60は、インク噴射面36に対して払拭方向と反対方向に相対移動する。このとき、撓んだワイパ60の先端60aは、溝55の払拭方向の上流側の側面51に接触する。
そして、さらにインクジェットヘッド3が継続してホームポジションに向かって走査方向に移動することで、図8(e)に示すように、ワイパ60は傾きながら払拭方向と反対方向に相対移動し、ワイパ60の凸部61と支持板63の接触が解除されると、ワイパ60は下方に移動する。すなわち、ワイパ60は払拭方向と反対方向に相対移動すると同時に、下方の退避位置に向かって移動する。そして、図8(f)に示すように、ワイパ60は、インク噴射面36から復元しながら離れて退避位置に移動して、払拭動作が終了する。
このとき、溝55に入り込んだときに少し復元して、弾性エネルギーが小さくなったワイパ60をインク噴射面36から離接するように下方に移動させながら完全に復元させることで、ワイパ60の反発力が小さくなり、ワイパ60に付着したインクが飛び散るのを低減することができる。また、このときワイパ60に付着したインクは、溝55を形成する複数の平板50の隙間に吸引されているため、ワイパ60がインク噴射面36から離接して完全に復元するときには、ワイパ60に付着したインク自体の量が少なくなっているので、この点からもワイパ60に付着したインクが飛び散るのを低減することができる。
また、溝55に入り込んで撓みが小さくなったワイパ60を、払拭方向の反対側(上流側)のホームポジションに移動させると同時にインク噴射面36から離接させることで、撓んだワイパ60は、溝55の底面52と接触した先端を支点として底面52に接触した状態で復元しながらインク噴射面36から離れるため、インク噴射面36から離接して完全に復元するときにワイパ60に付着したインクが飛び散るのをさらに低減することができる。また、ワイパ60は、払拭方向の下流側にあるキャリッジ2に設けられたコックリングローラ15から離れながら復元するため、記録用紙Pに接触するコックリングローラ15に飛び散ったインクが付着するのを低減することができる。
さらに、ワイパ60を停止位置にて停止させるストッパなどの部材を必要とせずに、印刷動作時においてインクジェットヘッド3を走査させるキャリッジ2を駆動するキャリッジ制御部82によってインクジェットヘッド3の移動を制御することで、ワイパ60を停止位置で停止させることができる。
なお、本実施形態におけるキャリッジ2が、本発明における移動手段に相当し、本実施形態におけるキャリッジ制御部82が、本発明における移動停止手段に相当し、本実施形態における昇降機構62が、本発明における離接手段に相当する。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
本実施形態においては、ワイパ60によるインク噴射面36の払拭動作のタイミングとして、ノズル35からインクを排出する液体パージ後の払拭動作について説明したが、印刷動作を複数回行って、インク噴射面36にノズル35から排出されたインクの一部が付着している可能性が高いときなど、いかなるタイミングで行ってもよい。
また、本実施形態においては、シリアル式のインクジェットヘッド3の走査方向の移動を利用して、インク噴射面36に対してワイパ60を走査方向に平行な払拭方向に相対移動させていたが、例えば、ライン式のインクジェットヘッドの場合などには、ワイパ60を払拭方向に移動させる移動手段を設けて、インク噴射面36に対してワイパ60を払拭方向に移動させる構成であってもよい。
さらに、本実施形態においては、ワイパ60を払拭方向と反対方向に相対移動させると同時に、下方の退避位置に向かって移動させて、インク噴射面36から離接させていたが、ワイパ60を払拭方向と反対方向に相対移動させずに、下方の退避位置に向かって移動させて、インク噴射面36から離接させるだけでもよい。
また、溝55の形状は、インク噴射面36に接触するときより撓みが小さく且つ完全に復元しないような面を有していれば、いかなる形状であってもよい。
さらに、溝55には、隙間が形成されていたが、この隙間は形成されていなくてもよい。このとき、隙間の代わりに、ワイパ60に付着したインクを吸引する構成として、インクジェットヘッド3の端部にインク噴射面36と連続した平坦な面、または、インク噴射面36のノズル35が形成されていない領域に溝が形成され、この溝のワイパ60の先端60aと接触する面に、インクを毛管力にて吸引可能な大きさの穴が複数形成されていてもよい。
また、ワイパ60の弾性を有する部分は、少なくともインク噴射面36に接触して撓む先端60aの部分であればよい。
以上説明した実施形態及びその変更形態は、記録用紙Pにインクを噴射して画像などを記録するプリンタに本発明を適用した一例であるが、本発明の適用対象はこのようなプリンタには限られず、様々な技術分野で用いられる液体噴射装置に適用することが可能である。
1 プリンタ
2 キャリッジ
3 インクジェットヘッド
35 ノズル
36 インク噴射面
52 底面
55 溝
60 ワイパ
62 昇降機構
82 キャリッジ制御部

Claims (6)

  1. 液体を噴射するノズルが形成された液体噴射面を有する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射面に接触して、前記液体噴射面に付着した液体を拭き取る、少なくとも前記液体噴射面に接触する先端が弾性を有するワイパと、
    前記液体噴射面に対して前記ワイパを前記液体噴射面に沿った払拭方向に相対移動させる移動手段と、
    前記液体噴射面に接触した状態で、前記移動手段により前記液体噴射面に対して前記払拭方向に相対移動し、前記液体噴射面に付着した液体を拭き取った前記ワイパを、前記液体噴射面の前記ノズルよりも前記払拭方向下流側の領域と対向する停止位置で停止させる移動停止手段と、
    前記移動停止手段によって停止した前記ワイパを前記液体噴射面に対して前記液体噴射面と交差する離接方向に離接させる離接手段と、を備えており、
    前記ノズルよりも前記払拭方向下流側の領域には、前記停止位置に位置する前記ワイパの先端が入り込むことが可能な溝が形成されており、
    前記溝は、前記停止位置に位置する前記ワイパの前記先端が、前記溝が形成されている領域以外で前記液体噴射面に接触するときより撓みが小さく且つ完全に復元しないように接触する、前記払拭方向上流側から前記払拭方向下流側に傾斜する側面と、前記第1側面に連続して前記払拭方向上流側から前記払拭方向下流側に延びる底面と、を有し、前記払拭方向の幅は、前記ワイパの前記先端の前記払拭方向の幅よりも大きく、
    前記移動停止手段によって、前記ワイパを前記停止位置で停止させた後、前記移動手段が前記ワイパを前記払拭方向と反対方向に相対移動させながら、前記離接手段が前記ワイパを前記離接方向に離接させることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記液体噴射面の前記ノズルが形成された領域よりも前記払拭方向の下流側には、複数の板状部材が前記液体噴射面に平行で且つ前記払拭方向と交差する方向に沿って隙間をあけて配置されており、
    各板状部材の端面は、前記液体噴射面と連続した平面を形成するとともに、凹部が形成されており、
    前記溝は、前記交差する方向に沿って配置された前記複数の板状部材の凹部からなることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記移動手段は、
    前記液体噴射ヘッドを前記払拭方向と平行な方向に走査させており、
    前記液体噴射ヘッドを前記払拭方向と反対方向に移動させることで、前記液体噴射ヘッドに対して前記ワイパを前記払拭方向に相対移動させており、
    前記移動停止手段は、前記移動手段による前記液体噴射ヘッドの移動を制御し、前記ワイパが前記停止位置に位置したときに前記液体噴射ヘッドを停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記離接手段が、前記先端が前記溝に入り込んで停止した前記ワイパを前記液体噴射面に対して前記離接方向に離接させると同時に、
    前記移動手段が、前記ワイパを前記液体噴射面に対して前記払拭方向と反対方向に相対移動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体噴射装置。
  5. 開口を有し、前記開口から前記液体噴射面を露出するように、前記液体噴射ヘッドを担持する担持部材をさらに備えており、
    前記複数の板状部材は、前記担持部材に一体的に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置。
  6. 開口を有し、前記開口から前記液体噴射面を露出するように、前記液体噴射ヘッドを担持する担持部材をさらに備えており、
    前記担持部材の前記払拭方向の両端部には、前記液滴噴射面よりも前記離接方向に突出した従動ローラがそれぞれ取り付けられており、
    前記溝は、前記液体噴射面と前記払拭方向下流側に位置する前記従動ローラに挟まれる位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
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