JP5189731B2 - 水噴射式織機 - Google Patents

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本発明は、水噴射式織機、特に、緯入れ用の水を供給するための緯入れ用ポンプであって給糸側の織機フレームの外側側面に配置された緯入れ用ポンプと、前記織機フレームよりも経糸列側でワープラインと略同一高さに配置された緯入ノズルを含むノズルユニットとを備える形式の水噴射式織機、に関する。
上記形式の水噴射式織機として、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載の水噴射式織機は、織機の主軸と同期して回転するカムによって駆動される緯入れ用のポンプと、ブラケット等の支持部材を介して織機フレームの上面に支持された緯入ノズルとを含む緯入れ装置を備える。また、ポンプの下方には、水道水等の水が供給される水槽(定水位タンク)が配設されている。
ポンプは、その吸入口と吐出口とをつなぐ内部流路が上下方向に延在するように配設され、その吐出口が水送給管によって緯入ノズルと接続されると共に、その吸入口が別の水送給管によって水槽と接続されている。そして、ポンプは、織機の主軸と同期して水の吸入及び吐出動作を行い、水槽から吸入した水を、内蔵するスプリングによって緯入ノズルへ圧送し、これによって緯入ノズルから圧力水が噴射される。また、緯入ノズルは、その高さ位置(より厳密には中心軸線の高さ位置)が、経糸の走行線(閉口状態にある経糸の走行位置)であるワープラインとほぼ同じ高さとなるように配置されて緯入れを行う。
この特許文献1に記載の水噴射式織機では、ポンプと緯入ノズルとを接続する水送給管が、織機フレームの上面を迂回するように配管されている。より詳しくは、ポンプの吐出口から上方へ向けて伸びる水送給管が、一旦織機フレームの上面を超え、フレーム上面の上方を通過した後、緯入ノズル側へ向けて再び下方へ下るように配管されている。また、特許文献1には記載されていないが、織機においては、緯入ノズル近傍の織機フレームの上面に、ドビースタンド等の他の部材が配設される場合があり、このような場合には、緯入ノズルへ連なる水送給管は、そのような部材をも迂回するように配管されるのが一般的である。
上記した従来の水噴射式織機のように、緯入ノズルへ連なる水送給管を、織機のフレームやフレーム上面に配設される部材を迂回するように配管した場合、その管路長が長くなると共に、管路の曲げ回数が多くなったりあるいは各曲げ部分における曲げ角度の総和が大きくなってしまう。そして、これに伴い、管路長が長くなることによってポンプから緯入ノズルへ供給される圧力水に対する管路抵抗が増大し、また、曲げ回数あるいは曲げ角度の総和が大きくなることによって管路内を流れる水の流れに乱れが発生してしまう。その結果、緯入ノズルから噴射される噴射水の収束性が低下して拡散し易い状態となり、安定した緯入れを行うことができないという問題がある。このように、従来の水噴射式織機における緯入ノズルへ連なる水送給管の配管は、緯入れの安定性を損ない、緯入れ性能を低下させる要因となっている。
特開平7−331560号公報
従って、本発明の課題は、安定した緯入れを行うことができる水噴射式織機を提供することにある。
本発明は、緯入れ用の水を供給するための緯入れ用ポンプであって給糸側の織機フレームの外側側面に配置された緯入れ用ポンプと、前記織機フレームよりも経糸列側でワープラインと同一高さに配置されて緯入れを行う緯入ノズルを含むノズルユニットとを備え、緯糸貯留装置から引き出されて前記緯入ノズルに至る緯糸が緯入れ時に前記織機フレームと干渉しないようにするために前記織機フレームに凹部が形成された水噴射式織機を前提とする。
そして、前記課題のもとに、本発明は、その前提とする水噴射式織機において、前記織機フレームには、前後方向に関し前記凹部よりも後方の前記ノズルユニットの最後端と前記ポンプの後端縁との間の領域であって、上下方向に関し当該織機フレームの上面の高さ位置よりも下方に、外側側面から内側側面に貫通する貫通孔が形成されており、前記ポンプからの前記水送給管は、前記貫通孔の内部を通過して前記ノズルユニットへ至るように配管され、少なくとも織機の幅方向に関する前記織機フレームの存在範囲に位置する部分が、前後方向に関する前記領域において、上下方向に関し前記織機フレームの上面の高さ位置よりも下方に位置するように配管されている、ことを特徴とする。
ここで、本発明でいう「織機フレームの上面」とは、後述のように、フレームの上面全体を指すのではなく、フレームの前後方向におけるノズルユニットの最後端と緯入れ用ポンプの後端縁との間の範囲に位置するフレームの部分について、その部分の上面のうちの最高位に位置する上面であってその部分の上面の大部分を占める部分をいう。また、本明細書でいう前後方向とは、経糸の延在方向(進行方向)を表し、織前からみて織布側を前、経糸列側を後とする。
また、本発明でいうワープラインと同一高さに配置された緯入ノズルとは、より詳しくは、緯入ノズルの中心軸線の高さ位置がワープラインの高さ位置と同じであることを意味するが、実際には、機械の構成上、両者を厳密に一致させることは難しいため、厳密に同じ高さではない場合も含み、緯入れや製織に支障を来さない程度に両者の高さ位置が異なる場合も含む。
なお、本発明による水噴射式織機では、上記水送給管を、その全て部分が上記したフレーム上面の高さ位置よりも下方に位置するように配管してもよく、また、その全ての部分の管路中心の高さ位置が経糸のワープラインの高さ位置以下となるように配管してもよい。
上記した本発明の水噴射式織機によれば、緯入れ用のポンプとノズルユニットとを接続する水送給管を、従来のように織機フレームの上面等を迂回させて配管するものに比べ、ポンプの吐出口とノズルユニットの接続端とを繋ぐ最短経路により近い経路を通るように配管することができる。これにより、ノズルユニットへ連なる水送給管の管路長を従来のものに比べて短くすることができ、緯入ノズルへ供給される圧力水に対する管路抵抗の増大を防止することができる。しかも、水送給管による管路抵抗が小さくすることができれば、ポンプに使用するスプリングのバネ力をより小さいものとすることができるため、ポンプに掛かる負荷を軽減することもできる。
また、本発明では、より好ましくは、水送給管の全ての部分の管路中心の高さ位置が、上記ワープラインの高さ位置以下となるように水送給管を配管する方がよい。何故なら、一般的には、緯入れを行う緯入ノズルはワープラインと同じ高さに配置されるため、水送給管の一部の管路中心がワープラインよりも高い位置となるように配管した場合、水送給管の曲げ回数あるいは曲げ角度の総和が従来のものと同程度となってしまう場合がある。これに対し、水送給管をその全ての部分の管路中心の高さ位置がワープラインの高さ位置以下となるように配管することにより、水送給管の曲げ回数あるいは曲げ角度の総和が従来と比べて少なくなり、管路内での水流の乱れの発生を防止することができる。
但し、曲げ回数や曲げ角度の総和が従来と同程度であっても、本発明によれば、前述のように水送給管の管路長を従来と比べて短くすることができるため、緯入ノズルへ供給される圧力水に対する管路抵抗の増大を防止できるという効果は得られる。従って、本発明では、緯入ノズルに連なる水送給管は、必ずしもその管路中心の全てがワープラインの高さ位置以下となるように配管されたものでなくてもよい。
また、本発明によれば、水送給管の早期の破損を有効に防止することができる等の効果も得られる。すなわち、織機に備えられた各装置は、織機全体の振動の影響により、運転中は常時それ自身が振動している。従来のように水送給管の管路長が長い場合、水送給管自身の振動が大きくなるため、その影響によって管路内の水の流れに悪影響を及ぼしたり、あるいは水送給管自身の破損が発生し易くなる。これに対し、本願発明によれば、水送給管の管路長を短くすることができるため、上記のような問題を有効に防止できるという効果も得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳述する。
図1〜4に示すのは本発明の一実施形態であって、図1には、本発明が適用される水噴射式織機の給糸側のフレーム10、及びフレーム10に付設された緯入れ装置の概略図を示す。
緯入れ装置は、図示しない水供給源から水が供給される定水位タンク22、緯入れ用のポンプ24及びノズルユニット20を含む。定水位タンク22は、フレーム10の外側側面(反経糸列(反織布)側の側面)10bの近傍で床面上に配置され、水供給管22aによって水供給源(図示せず)と接続されている。
緯入れ用のポンプ24は、これ自体公知のものであって、一般的には、吸入時に水が蓄えられる本体部分24dと内部のプランジャに作用するスプリング(図示せず)をポンプ24内に収容された状態とするためのスプリングキャップ24eとで構成されており、スプリングキャップ24eの位置は、ロックナット24fで固定されている。
ポンプ24は、定水位タンク22の上方に位置するようにして、フレーム10の上記外側側面10bに対し固定して設けられている。また、ポンプ24は、水送給管23を介し、その吸入口24aが定水位タンク22と接続されると共に、水送給管21を介し、その吐出口24bが緯入ノズル26と接続されている。そして、ポンプ24は、織機の運転中においてその内部のプランジャが図示しない駆動手段によって駆動され、吸入・吐出動作を繰り返す。なお、上記駆動手段は、主軸(織機原動モータ)を駆動源として回転駆動されるカムを用いたカム機構、主軸とは独立した専用の駆動モータ等が採用される。
ノズルユニット20は、水送給管21に接続されるノズルホルダ27と、ノズルホルダ27に嵌挿されて支持された緯入ノズル26とを含む。ノズルホルダ27は、その接続端27aにおいて水送給管21と接続されており、この接続端27aがノズルユニット20の最後端となる。ノズルホルダ27内には、接続端27aと緯入ノズル26とをつなぐ水供給路(図示せず)が形成されている。そして、緯入ノズル26は、このノズルホルダ27の水供給路を介して水送給管21と接続されている。なお、図示の例は、緯入ノズルが1つの場合についてのみ示しているが、緯入れ装置が複数の緯入ノズルを備える場合は、ノズルユニットは、この複数の緯入ノズル及び各緯入ノズルを支持する複数のノズルホルダを含むものとし、ノズルユニットの最後端は、最も後側に位置するノズルホルダの水送給管との接続端となる。
ノズルホルダ27は、ノズルブラケット28に組み付けられている。このノズルブラケット28は、フレーム10の内側側面(経糸列(織布)側の側面)10cに固定されたブラケット14に取り付けられている(図2〜4)。図示の例では、ノズルブラケット28は、ノズルブラケット28に形成された前後方向に長い長孔とブラケット14に形成された上下方向に長い長孔とを介し、図示しないねじ部材等によってブラケット14に取り付けられている。従って、ノズルブラケット28は、フレーム10に対し、前後方向及び上下方向へ位置調整可能となっており、これにより、緯入ノズル26の前後方向及び上下方向の位置が調整可能となっている。そして、緯入ノズル26は、その高さ位置が、織前CFに連なる経糸Tの閉口時の走行位置であるワープラインWLの高さ位置と同じ高さとなるように設定されている(図2、図3(a))。
以上の構成からなる緯入れ装置を備えた水噴射式織機において、本実施形態では、図示のように、フレーム10に対し、その外側側面10bから内側側面10cに向けて貫通する貫通孔12が形成されている。この貫通孔12は、ノズルユニット20の後端縁よりもポンプ24側で、フレーム10の上面10aの高さ位置よりも下方に形成されている。
なお、上記でいうフレーム10の上面10aの高さ位置について、織機フレームの上面は、必ずしも全体に亘って同じ高さではなく、フレームに付設される他の装置のためや緯糸の通過を許容するために、例えば図1等に示す凹部16のように、部分的に高さが異なっている部分(上面)を有する。本発明では、このような緯入れ装置の配管を意図したものではなく、その配管とは無関係に部分的に高さが低くなっている上面は対象とはしておらず、具体的には、本発明でいうフレームの上面とは、前後方向におけるノズルユニットの最後端と緯入れ用ポンプの後端縁との間の範囲に位置するフレームの部分について、その部分の上面のうちの最高位に位置する上面であってその部分の上面の大部分を占める上面をいう。
そして、本実施形態では、ポンプ24から緯入ノズル26へ連なる水送給管21が、この貫通孔12の内部を通過して緯入ノズル26へ至っている(図3(a)、(b))。すなわち、水送給管21のうちのフレーム10の存在範囲に位置する部分が、図3(a)に破線で示す従来のようにフレーム10の上面上方を経由するのではなく、フレーム10の上面よりも下方に位置するように水送給管21が配管されている。これにより、水送給管21は、フレーム10の上面10aを迂回すること無く、従来と比べ、ポンプ24の吐出口24bとノズルホルダ27の水送給管21との接続端27aとを結ぶ最短経路(図3(a)の仮想線VL)により近い状態で配管され、これによって管路長を短くすることができる。
しかも、図示の例では、水送給管21の管路中心21aの高さ位置が、全てワープラインWLの高さ位置以下となっている。これにより、水送給管21の曲げ回数あるいは各曲げ部分の曲げ角度の総和を従来と比べて少なくすることができる。これらの結果、緯入ノズル26から噴射される噴射水の収束性が従来と比べて向上し、噴射水の先端形状が常時かつ経糸Tの存在範囲に亘って安定したものとなり、緯入れが安定して行われる。
貫通孔12の形成位置について、前後方向に関しては、図4に示すように、その内部を通過する水送給管21の部分が、ノズルユニット20の最後端27aとポンプ24の後端縁24cとの間の領域Rの範囲内を通過するように形成することが好ましい。図示の例では、水送給管21は、織機の前後方向に関し、その全ての部分が上記領域Rの範囲内に位置し、しかも、貫通孔12の内部を通過する部分の管路中心21aが、ノズルユニット20の上記接続端27aとフレームの前後方向に関するポンプ24の吐出口24bの後側端との間の領域rの範囲内に位置するように配管されている。
フレーム10の上面10aの高さ位置よりも低い位置で配管されたものであっても、フレーム10の前後方向へ大きく迂回するものであれば依然として管路長は長いものとなってしまう。しかし、上記のような配管であれば、フレーム10の前後方向に関する水送給管21の経路長も短いものとなり、全体として管路長を短くすることができる。
なお、水送給管21の前後方向の位置については、上記した領域rの範囲内にその管路中心の全てが位置するように配管されるのが最も望ましいが、織機によっては、フレーム10の外側側面10bに何らかの部材が取り付けられており、この部材を避けるべく、水送給管21を後方へ迂回するように配管せざるを得ない場合がある。従って、水送給管21は、前後方向の位置に関しては、その全体もしくは管路中心21a(少なくとも貫通孔12の内部を通過する部分の管路中心21a)が、ノズルユニット20の最後端27aとポンプ24の後端縁24cとの間の領域Rの範囲内に収まるようにすればよく、より好ましくは、ノズルユニット20の最後端27aとポンプ24の本体部分24dの後端縁との間の領域R’の範囲内に収まるようにすればよい。
また、貫通孔12の上下方向に関する形成位置に関しては、ポンプ24の吐出口24bの高さ位置よりも上方であれば特に限定されるものではなく、例えば、図3(a)に示す仮想線VL(ポンプ24の吐出口24bとノズルユニット21の接続端27aとを結ぶ最短経路)を含む位置に形成するのが最良ではある。しかし、フレーム10の内部や外側側面10bには、他の装置や部材(軸、歯車等)が配置される場合が多く、これらによって貫通孔12の形成位置は制限を受けるため、貫通孔12の上下方向の形成位置については、形成可能な位置であって、その内部を通る水送給管21が、上記仮想線VLにより近い経路を通るように配管されるものとすればよい。
また、上記実施形態では、1本の緯入ノズル26によって緯入れを行う水噴射式織機について述べたが、本発明が対象とする水噴射式織機はこれに限定されるものではなく、複数本の緯入ノズルで緯入れを行う、所謂多色の緯入れ装置を備えた水噴射式織機にも適用される。なお、この場合、複数本の緯入ノズルが全てワープラインとほぼ同じ高さ位置に配置されるものに限らず、緯入れ装置を各緯入ノズルが揺動移動又は直線移動可能に構成し、緯入れ時において、その緯入れに使用される緯入ノズルが、ワープラインとほぼ同じ高さ位置の緯入れ位置に配置されるものであってもよい。すなわち、本発明でいう「ワープラインと同一高さに配置されて緯入れを行う緯入ノズル」とは、製織中に常時緯入れ位置へ配置されているものに限らず、緯入れを行う場合にのみワープラインとほぼ同じ高さ位置の緯入れ位置へ配置されるものも含む。
さらに、本発明では、1又は複数本の緯入ノズルに対し1つのポンプで圧力水を供給するものに限らず、複数個のポンプから対応する複数の緯入ノズルへ圧力水を供給する水噴射式織機に対しても適用することができる。また、この場合において、複数個のポンプを全てフレーム上面よりも下方に配置するものに限らず、例えば、2個のポンプを、フレーム上面の上方と下方に配置するものであってもよい。すなわち、2個のポンプを使用する場合において、駆動手段を共通にするためにポンプの前後位置を揃えることが要求され、その要求を満たしつつ緯入ノズルへの水送給管の配管を支障なく行うために上記のような配置を採用する場合もあるが、このような場合でも本発明は適用可能である。
ポンプが上方に配置されている場合でも、緯入ノズルへの水送給管の管路中に設けられる切換弁は、フレーム上面よりも下方に設けられる場合が多く、その場合、水送給管は、一旦フレーム上面よりも下方まで伸びることとなる。その上で、水送給管を再びフレーム上面の上方を通過するように配管すると管路長が非常に長いものとなってしまうが、本発明によれば、この場合でも管路長を比較的短くすることができる。
なお、本発明は上記のいずれの実施形態にも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々に変更することが可能である。
本発明が一実施形態を示す斜視図。 本発明の一実施形態の要部を示す正面図。 本発明の一実施形態の要部を示す一部断面側面図。 本発明の一実施形態の要部を示す平面図。
10 フレーム(織機フレーム)
10a フレームの上面
10b フレームの外側側面
10c フレームの内側側面
12 貫通孔
18 凹部
20 ノズルユニット
21 水送給管
22 定水位タンク
23 水送給管
24 ポンプ(緯入れ用ポンプ)
24a ポンプの吸入口
24b ポンプの吐出口
24c ポンプの後端縁
26 ノズルユニットの一部である緯入ノズル
27 ノズルユニットの一部であるノズルホルダ
27a 水送給管との接続端
T 経糸
WL ワープライン

Claims (3)

  1. 緯入れ用の水を供給するための緯入れ用ポンプであって給糸側の織機フレームの外側側面に配置された緯入れ用ポンプと、前記織機フレームよりも経糸列側でワープラインと同一高さに配置されて緯入れを行う緯入ノズル及び該緯入ノズルを支持すると共に前記緯入ノズルへ水を供給すべく前記緯入れ用ポンプに連なる水送給管が接続されるノズルホルダを含むノズルユニットであってノズルブラケットを介して前記織機フレームに取り付けられたノズルユニットとを備え、緯糸貯留装置から引き出されて前記緯入ノズルに至る緯糸が緯入れ時に前記織機フレームと干渉しないようにするために前記織機フレームに凹部が形成された水噴射式織機であって、
    前記織機フレームには、前後方向に関し前記凹部よりも後方の前記ノズルユニットの最後端と前記ポンプの後端縁との間の領域であって、上下方向に関し当該織機フレームの上面の高さ位置よりも下方に、外側側面から内側側面に貫通する貫通孔が形成されており、
    前記ポンプからの前記水送給管は、前記貫通孔の内部を通過して前記ノズルユニットへ至るように配管され、少なくとも織機の幅方向に関する前記織機フレームの存在範囲に位置する部分が、前後方向に関する前記領域において、上下方向に関し前記織機フレームの上面の高さ位置よりも下方に位置するように配管されている
    ことを特徴とする水噴射式織機。
  2. 前記水送給管の全ての部分が、前記上面の高さ位置よりも下方に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の水噴射式織機。
  3. 前記水送給管の全ての部分の管路中心の高さ位置が、前記ワープラインの高さ位置以下となっている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の水噴射式織機。
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