JPH03213538A - ウオータージエツトルームの製織方法と糸用添加剤 - Google Patents

ウオータージエツトルームの製織方法と糸用添加剤

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JPH03213538A
JPH03213538A JP2003529A JP352990A JPH03213538A JP H03213538 A JPH03213538 A JP H03213538A JP 2003529 A JP2003529 A JP 2003529A JP 352990 A JP352990 A JP 352990A JP H03213538 A JPH03213538 A JP H03213538A
Authority
JP
Japan
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weaving
warp
water
fabric
quality
Prior art date
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Pending
Application number
JP2003529A
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English (en)
Inventor
Osamu Shimizu
修 清水
Miyoko Kojima
美代子 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はウォータージェットルームの製織方法とその製
織方法を実施する際に用いられる糸添加剤に関する。か
かる製織方法及び糸添加剤を用いることにより、ウォー
タージェットルームで良好な織物を安定して製織するこ
とができる。
(1) 〔従来の技術〕 近年、ウォータージェットルームの高速化は目ざましい
ものがある。しかし、高速化とともに発生する大きな問
題点のひとつに「織物経品位の低下」がある。具体的に
は、高速化するに従い織物の経糸方向の品位が、非常に
筋っぽくなってくる。
すなわち織物中の経糸の配列が不規則になって経筋が発
生するという問題がある。
従来、これらの問題を解消する方法としては、経糸糊油
剤種並びにその付着量の適正化あるいは、製織中の経糸
張力の適正化等、経糸に関する技術が中心に検討が行な
われてきた。しかしながら、これらの技術をもってして
も、未だ、高速製織時の織物経品位の低下を解消するに
至っていないのが現状である。
又従来かかる問題点を解決するためにノズルから噴射さ
れる噴射水に他の物質を添加する方法が提案されている
。例えば、特公昭55−37817号公報にはアルキル
アミン、アルカノールアミンを、25〜1100pp噴
射水中に添加する製織方法、特公昭57(2) 13649号公報には第4級アンモニウム塩を2〜50
01)pm噴射水中に添加する製織方法が、開示されて
いる。しかしこれら従来の各れの方法をもってしても、
特に高速製織時における織物経品位の低下を解消するに
至っていないのが現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、本発明は、高速製織時における織物経晶位の低
下を解消し、か−)低速製織時においてもより良好なる
織物を安定的に得ることができるウォータージェットル
ームの製織方法とその製織方法を実施するために用いら
れる糸添加剤を提供することを目自勺とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的はウォータージェットルームで製織するに
際し、緯糸を経糸に交差させるに先立ち経糸および/又
は緯糸に親水化加工剤を付与することを特徴とするウォ
ータージェットルームの製織方法によって達成される。
(3) 前記ジェットルームの製織方法に用いられる糸添加剤は
親水化加工剤を主成分とすることを特徴とし、親水化加
工剤だけでも良く、あるいは防菌剤および/′又は平滑
剤を含んでいてもよい5゜本発明者らは、織物経品位低
下について鋭意検討した結果、その原因を究明するに致
っな。
すなわち、経品位低下の原因は、織前と筬との間の経糸
と経糸との間に、水が不均一に滞留し、この結果、経糸
の配列か不均一になることに因ることが明らかとなった
。一方、経品位の良好な箇所は、織前と筬との間の経糸
と経糸との間に水がすきまなく均一に滞留しており、経
糸の配列も等間隔で均一であることが明らかになった。
これらのことから、織前と筬との間の経糸と経糸の間に
水を均一に滞留させるために、繊維を親水化させる必要
があると考え、本発明に至ったものである。
すなわち経糸又は緯糸に親水化加工剤を主成分とする糸
添加剤を付与することにより経糸又は緯糸を構成する繊
維が親水化され、その結果、織物〈4) 組織間、特に経糸と緯糸との間に水がなじみゃすくなり
、経糸間の水の滞留が均一になる結果経糸の配列が均一
となり、経品位が良好になると考えられる。
本発明で言う親水化加工剤としては、高分子樹脂、高分
子化合物、ラノリン誘導体、高分子活性剤等であり、よ
り詳しくは第1表に示すものであるが、特に限定するも
のではなく、一般に親水化加工剤と呼ばれるものであれ
ば良い。
(5) 第1表 親水化加工剤を主体とする糸添加剤の付着方法としては
、経糸については、糊付糸の場合、サイ(6) ジング糊液中に添加して付着させる方法、又は、サイジ
ング工程中の糊付け、乾燥後のアフターオイリング付着
の前後いずれかで付着させる方法がある。一方、無糊糸
の場合は、ツーピング工程中のアフターオイリング前後
のいずれかで付着させる方法がある。
なお糊付糸、無糊糸共にアフターオイル工程に代えて親
水化加工剤を主体とする糸添加剤を単独で付着してアフ
ターオイリング工程を省略してもよい。さらに織機上で
経糸に糸添加剤を付着する方法を用いてもよい。
緯糸については、織機上で緯糸給糸体から貯留ドラムに
送り込まれる迄の解舒中に付着させる方法、あるいは、
別巻返し工程中に付着させる方法、さらに親水化加工剤
を主体とする糸添加剤を緯糸搬送用噴射水に添加する方
法を用いることができる。
親水化加工剤を緯糸搬送用噴射水に添加する具体的方法
を第1図を参照して説明する。第1図に緯糸噴射機構を
有するジェットルームの斜視図を(7) 示す。
第1図に示すウォータージェットルーム1において、筬
2の複数枚の筬羽を通して平行して供給される複数本の
経糸3に対して噴射水が噴射ノズル5から噴射され、こ
の噴射水によって緯糸(図示せず)が経糸に対して供給
されて織物4が得られる。噴射水は、給水管から供給さ
れた液体を給水タンク8に貯め、ポンプアップ配管6を
介してポンプ7によって圧送されて噴射ノズル5から噴
射する。この緯糸搬送用噴射水に親水化加工剤を主体と
する糸添加剤を添加するには第1図に示すように、給水
タンク8中にある噴射水に親水化加工剤を主体とする糸
添加剤を定量ポンプ10を用いて一定量添加させるとよ
い。第1図において11は糸添加剤供給管であり、12
は添加量調整弁である。
第1図に示す方法以外に工場全体のウォータージェット
ルームへ水を供給する貯水槽に親水化加工剤を主体とす
る糸添加剤を所定の割合で投入してもよい。
尚、経糸、緯糸共に原糸製造工程で付着させる(8) 方法もある。
緯糸又は経糸への付着は上記いずれの方法で行っても良
い。
親水化加工剤の付着量としては、親水化加工剤の純分を
10%原液と考えた場合、付着量は0.01%o、w、
f以上1%o、w、f以下の範囲が好ましい。付着量が
0.01%o、w、f未満の場合は経品位の低下を十分
に解消できない。又、付着量が1%o、w、fを越える
場合は経品位低下の解消はでき良好な織物経品位は得ら
れるものの親水化加工剤の費用が高くなりコスト上昇に
つながるので好ましくない。
尚、本来添加剤を使用することにより得られる効果は、
本発明の目的である経品位向上以外に、防汚効果、柔軟
性向上等があげられる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を詳述する。
実施例の説明に先立ち、製織後の織物経品位の評価方法
並びに、製織中の織前と筬との経糸間の水の滞留状態の
評価方法を説明する。
(9) 織物経品位および水の滞留状態の評価は共に下記判定基
準に基づき目視で行った。
織物経品位の判定基準 ◎  :織物経品位が非常に良好である。
○  :織物経品位が良好である。
○〜△:織物経品位がやや良好である。
Δ  :織物経品位がやや不良である。
×  :織物経品位が不良である。
××:織物経品位が非常に不良である。
水の滞留状態の判定基準 ◎:経糸間に水が非常に均一に滞留している。
○:経糸間に水がほぼ均一に滞留している。
△:経糸間に水がやや不均一に滞留している。
×:経糸間に水が非常に不均一に滞留している。
1〜5、比例1 経糸として親水化加工剤をワービング時アフターオイリ
ング後に付与したポリエステルフィラメント糸(50d
/24f)の無撚無糊糸を用い、緯糸として親水化加工
剤を付与していないポリエステルフィラメント糸(75
d/36f)を用いて、ウォータージ(10) エツトルーム(回転数900r、p、n+)で経密度1
14本/3.78cm、緯密度119本73.78cm
のポリエステル50/75タフタ織物を製織した。
その際第2表に示すように、経糸に対する親水化加工剤
の付着量を変更した。使用した親水化加工剤は、共晶形
成型共重合ポリエステルを主成分とするものであり、付
着量は親水化加工剤の純分を10%原液とした場会のも
のである。
得られた各織物の織物経品位と水の滞留状態を第2表に
示す。
(11) 第2表に示すように、経糸に対して0.01%o、u+
、rの付着量で水の滞留状態が非常に良好となり、した
がって織物の経品位が非常に良好となる。
6〜8   23 経糸としてポリエステルフィラメント糸(50d/24
f)の無撚無糊糸を用い、緯糸としてポリエステルフィ
ラ、メント糸(75d/36f)を用いて、ウォーター
ジェットルーム(回転数900r、p、m)で経密度1
14本73.78cm、緯密度119本/3.78cm
のポリエステル50/75タフタ織物を製織した。
その際第3表に示すように3種類の共晶形成型共重きポ
リエステルを主成分とする親水化加工剤を用い、添加剤
の純分を10%としたものを原液として添加濃度200
pp+nで第1図に示すように緯糸搬送用噴射水に添加
することによって親水化加工剤の緯糸への付与を行った
得られた各織物の織物経品位と水の滞留状態を第3表に
示す。
(12) 第3表に示すように緯糸に親水化加工剤を付与すること
によって水の滞留状態が非常に良好となり、したがって
織物の経品位が非常に良好となった。したがって比較例
4に示す親水化加工剤を用いない場合のみならず、比較
例3に示す第4級アンモニウム塩を添加する場合(特公
昭57−13649号公報に開示された方法)に比し経
品位は大幅に改善される。
第2表、第3表で明らかな様に本発明による製織方法を
用いることにより、高速製織時において織物経品位低下
を解消でき、低速製織時においても、より良好なる織物
経品位が得られることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明による製織方法と本発明の糸添加剤は、前述の様
に構成されているので、本発明による製織方法と糸添加
剤を採用することにより、高速製織時において、織物経
品位の低下を解消でき、かつ低速製織時においても、よ
り良好なる織物を得(14) ることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ウォータージェットルームの斜視図である。 1・・・ウォータージェットルーム、 2・・・筬、      3・・・経糸、4・・・織物
、     5・・・噴射ノズル、6・・・ポンプアッ
プ配管、 7・・・ポンプ、    8・・・給水タンク、9・・
・給水管、    10・・・定量ポンプ、11・・・
添加剤供給管、 12・・・添加量調整弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ウオータージエツトルームで製織するに際し、緯糸
    を経糸に交差させるに先立ち経糸及び/又は緯糸に親水
    化加工剤を付与することを特徴とするウオータージエツ
    トルームの製織方法。 2、請求項1項記載の製織方法を実施する際に用いられ
    る、親水化加工剤を主成分とすることを特徴とする糸添
    加剤。
JP2003529A 1990-01-12 1990-01-12 ウオータージエツトルームの製織方法と糸用添加剤 Pending JPH03213538A (ja)

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JP2003529A JPH03213538A (ja) 1990-01-12 1990-01-12 ウオータージエツトルームの製織方法と糸用添加剤

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JP2003529A Pending JPH03213538A (ja) 1990-01-12 1990-01-12 ウオータージエツトルームの製織方法と糸用添加剤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007100258A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Tsudakoma Corp 水噴射式織機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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