JP5185638B2 - 防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車や産業機械等に適用され、エンジン等の振動発生部の振動を吸収および減衰する防振装置に関するものである。
この種の防振装置として、例えば下記特許文献1に示されるように、振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結部材を介して連結される外筒と、振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結され、前記外筒の内周側に配置された取付け部材と、これらの外筒および取付け部材同士を弾性的に連結し、かつ前記外筒の軸線方向における一端側の開口部を閉塞する第1ゴム弾性体と、前記外筒の軸線方向における他端側の開口部を閉塞するダイヤフラムと、前記外筒の内部を、前記第1ゴム弾性体を隔壁の一部に有する主液室、および前記ダイヤフラムを隔壁の一部に有する副液室に区画する仕切り部材と、が備えられ、前記仕切り部材の外周面側と外筒の内周面側との間に、主液室と副液室とを連通するオリフィス通路が形成された構成が知られている。
特開平8−291835号公報
しかしながら、前記従来の防振装置では、例えば主液室内や副液室内の液圧変動、あるいは振動発生部から伝播した振動等によって、外筒の内部に配設された仕切り部材等ががたつき、その振動が外筒を通って前記連結部材に伝播することで異音が生ずるおそれがあった。
さらに、主液室が負圧になってキャビテーションが発生し気泡が生成された後に、この気泡が主液室内の液圧上昇に伴って消滅したときに衝撃波が生ずることがあるが、この衝撃波が仕切り部材や外筒を通って前記連結部材に伝播することで異音が生ずるおそれもあった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、異音の発生を抑制することができる防振装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の防振装置は、振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結部材を介して連結される外筒と、振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結され、前記外筒の内周側に配置された取付け部材と、これらの外筒および取付け部材同士を弾性的に連結し、かつ前記外筒の軸線方向における一端側の開口部を閉塞する第1ゴム弾性体と、前記外筒の軸線方向における他端側の開口部を閉塞するダイヤフラムと、前記外筒の内部を、前記第1ゴム弾性体を隔壁の一部に有する主液室、および前記ダイヤフラムを隔壁の一部に有する副液室に区画する仕切り部材と、が備えられ、前記仕切り部材の外周面側と外筒の内周面側との間に、主液室と副液室とを連通するオリフィス通路が形成された防振装置であって、前記外筒において、少なくともその径方向外側から前記連結部材に支持される被支持部の外周面には、前記連結部材内に圧入固定される外郭部材が第2ゴム弾性体を介して接着され、前記被支持部は、外筒における前記軸線方向の一端側部分に形成されるとともに、前記第2ゴム弾性体は、前記主液室に外筒を介してその径方向外側から対向し、前記外筒は、その前記軸線方向の他端側部分が、外郭部材から前記軸線方向の他端側に突出するように配置され、前記外郭部材には、前記径方向の外側に向けて延在し、かつ少なくともその径方向の外方端部が、外筒における前記他端側部分の外周面よりも前記径方向の外側に位置する押し込み面部が形成されていることを特徴とする。
この発明では、外筒において少なくとも前記被支持部の外周面に、外郭部材が第2ゴム弾性体を介して接着されているので、例えば主液室内や副液室内の液圧変動、あるいは振動発生部から伝播した振動等によって、外筒の内部に配設された仕切り部材等ががたついたり、あるいは主液室でキャビテーションの発生に起因して衝撃波が生じたりすることによって、振動が外筒に伝播しても、この振動を第2ゴム弾性体で吸収して前記連結部材に伝播するのを抑えることが可能になり、異音の発生を抑制することができる。
また、この防振装置において前記連結部材に当接して固定される部分が、第2ゴム弾性体ではなく外郭部材となっているので、防振装置を連結部材に容易かつ高精度に組み付けることが可能になるとともに、この組み付け時に第2ゴム弾性体が大きく変形したり第2ゴム弾性体に残留する内部応力が高くなったりして、その耐久性が低下するのを防ぐことができる。
さらに、第2ゴム弾性体が、外筒の内部ではなくその外周面に接着されて配置されているので、第2ゴム弾性体が防振装置の減衰性能に悪影響を及ぼすのを防ぐことが可能になり、例えばこの防振装置が設置される装置等の用途に応じて、第2ゴム弾性体の寸法や材質等を容易に変更することができる。
また、第2ゴム弾性体が、キャビテーションの発生する主液室に外筒を介してその径方向外側から対向しているので、主液室で生じた前記衝撃波が外筒に伝播したときに、この衝撃波を外筒の全域に伝播させることなく直ちに第2ゴム弾性体に伝播させて吸収させることができる。
さらに、外郭部材に前記押し込み面部が形成されているので、この防振装置をその一端側から前記連結部材内に圧入する際に、押し込み面部をその前記軸線方向の他端側から連結部材内に向けて押し込むことが可能になり、連結部材に防振装置を容易に組み付けることができる。
ここで、前記第2ゴム弾性体は、第1ゴム弾性体を形成する材質よりも減衰が高い材質で形成されてもよい。
この場合、第2ゴム弾性体が第1ゴム弾性体を形成する材質よりも減衰が高い材質で形成されているので、前述のように外筒から第2ゴム弾性体に伝播した振動を確実に第2ゴム弾性体で吸収させることができる。さらに、第1ゴム弾性体を形成する材質を現行と同様に動倍率の比較的低い材質、つまり低動倍ゴムで形成することによって、この防振装置の減衰性能を現行同等に維持することができる。
なお、第1ゴム弾性体を形成する低動倍ゴムとしては例えば天然ゴム等が挙げられ、また第2ゴム弾性体を形成するゴム材料としては例えばSBR(スチレンとブタジエンとの共重合体)若しくはIIR(イソブチレンとイソプレンとの共重合体)等が挙げられる。
また、この構成において、前記外郭部材における前記軸線方向の他端側部分に絞り部が形成されるとともに、この絞り部に前記軸線方向の一端側で連なる部分が前記押し込み面部とされ、前記外筒において前記絞り部よりも前記軸線方向の一端側に位置する部分には、拡径されてその径方向外方端部が前記絞り部の内周面よりも径方向外側に位置する突起部が形成されてもよい。
この場合、外筒における突起部の径方向外方端部が、外郭部材における絞り部の内周面よりも径方向外側に位置しているので、この防振装置に荷重が入力されて、押し込み面部の径方向内方端部と突起部の径方向外方端部とが互いに近接するように、外筒と外郭部材との前記軸線方向に沿った相対的な位置がずれることにより、第2ゴム弾性体のうち、外筒の外周面において突起部に前記軸線方向の他端側で連なる部分と、外郭部材における絞り部の内周面と、の間に位置する部分(以下、せん断部分という)が前記軸線方向に沿ってせん断変形させられる過程で、第2ゴム弾性体のうち押し込み面部の径方向内方端部と突起部の径方向外方端部との間に介在している部分が圧縮変形させられてその硬度が高くなり、外筒および外郭部材の移動が規制されることになる。
したがって、第2ゴム弾性体の前記せん断部分で発生するせん断変形量を抑えることが可能になり、例えばこの第2ゴム弾性体の厚さを厚くしたことによって、その耐久性が低下等するのを防ぐことができる。
さらに、この構成において、前記外筒の前記他端側部分における外径は、前記絞り部の内径以下となってもよい。
この場合、外筒の他端側における外径が絞り部の内径以下となっているので、この防振装置を製造する過程において、外筒および外郭部材を金型内にセットする際に、外筒をその他端側から、外郭部材における前記一端側の開口部に挿入することにより、これらの外筒と外郭部材とを容易にセットすることが可能になり、この防振装置の製造コストの増大を抑えることができる。
また、前記外筒の内周面はゴム膜で被覆されるとともに、このゴム膜および前記第1ゴム弾性体は同一のゴム材質で一体に形成され、前記第2ゴム弾性体の厚さは、前記ゴム膜の厚さよりも大きくなってもよい。
この場合、ゴム膜および第1ゴム弾性体が同一のゴム材質で一体に形成されているので、この防振装置の製造コストの増大を確実に抑えることが可能になり、また、第2ゴム弾性体の厚さが、ゴム膜の厚さよりも大きくなっているので、第2ゴム弾性体の耐久性や前述の異音発生の抑制効果が確実に確保されることになる。
この発明によれば、異音の発生を抑制することができる。
以下、本発明に係る防振装置の一実施形態を、図1を参照しながら説明する。この防振装置10は、振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結部材20を介して連結される外筒11と、振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結され、外筒11の内周側に配置された取付け部材12と、これらの外筒11および取付け部材12同士を弾性的に連結し、かつ外筒11の軸線方向における一端側の開口部を閉塞する第1ゴム弾性体13と、外筒11の軸線方向における他端側の開口部を閉塞するダイヤフラム19と、外筒11の内部を後述する主液室14および副液室15に区画する仕切り部材16と、を備えている。
なお、これらの各部材はそれぞれ、上面視円形状若しくは円環状に形成されるとともに、共通軸と同軸に配置されている。以下、この共通軸を軸線Oという。
そして、この防振装置10が例えば自動車に装着された場合、取付け部材12が振動発生部としてのエンジンに連結される一方、外筒11が連結部材20を介して振動受部としての車体に連結されることにより、エンジンの振動が車体に伝達するのを抑えられるようになっている。また、図示の例では、この防振装置10は、主液室14が鉛直方向上側(前記軸線O方向の一端側)に位置しかつ副液室15が鉛直方向下側(前記軸線O方向の他端側)に位置するように取り付けられて用いられる圧縮式となっている。
取付け部材12は柱状に形成されるとともに、外筒11における前記軸線O方向の一端開口部に配置されており、第1ゴム弾性体13は、外筒11における一端開口部の内周面と取付け部材12の外周面とに接着されて、外筒11を前記軸線O方向の一端側から閉塞している。なお、取付け部材12の一端面には雌ねじ部が形成されている。また、取付け部材12の軸方向一端部は、外筒11から前記軸線O方向の一端側に突出している。
さらに、外筒11における前記軸線O方向の他端開口部に配設されたダイヤフラム19は、上面視円形状に形成されるとともに、前記軸線O方向の他端側に向けて膨出した椀状体となっている。また、このダイヤフラム19の外周縁部は、その全周にわたってリング板19aの内周面に加硫接着している。そして、このリング板19aが、外筒11の前記他端開口部内に嵌合されることにより、ダイヤフラム19は外筒11を前記軸線O方向の他端側から閉塞している。
以上の構成において、外筒11の内部のうち、ダイヤフラム19と第1ゴム弾性体13との間に位置する部分が、これらのダイヤフラム19および第1ゴム弾性体13によって液密に閉塞され、液体が充填された液室となっている。そして、この液室は、仕切り部材16によって、第1ゴム弾性体13を隔壁の一部に有しこの第1ゴム弾性体13の変形により内容積が変化する主液室14と、ダイヤフラム19を隔壁の一部に有しこのダイヤフラム19の変形により内容積が変化する副液室15と、に区画されている。なお、液体としては、例えばエチレングリコール、水、シリコーンオイル等が挙げられる。
ここで、外筒11において、前記軸線O方向の中央部は縮径変形させられたくびれ部11aとされるとともに、このくびれ部11aよりも前記軸線O方向の他端側に位置する他端側部分11bは、その他端を除く全域が前記軸線O方向に沿って平行に延在している。なお、外筒11の他端側部分11bにおける他端は縮径しており、前記リング板19aを他端側から支持している。
また、外筒11においてくびれ部11aよりも前記軸線O方向の一端側に位置する部分は、このくびれ部11aに連なり前記軸線O方向の一端側に向かうに従い漸次拡径した突起部11cと、この突起部11cから前記軸線O方向の一端側に向けてこの軸線Oに沿って平行に延びる被支持部11dと、を備えている。
そして、この防振装置10は、外筒11の被支持部11dが、その径方向外側から連結部材20に支持されることでこの連結部材20に組み付けられている。また、前記仕切り部材16は、外筒11における他端側部分11bの内側に配置されている。さらに、前記主液室14は、外筒11において前記軸線O方向に沿ってくびれ部11aから被支持部11dの他端側部分にわたった部分の内部に位置している。
仕切り部材16の外周面側と外筒11における他端側部分11bの内周面側との間に、外筒11の周方向に沿って延びるオリフィス通路16bが形成されている。
図示の例では、仕切り部材16は円環状に形成され、その外周面に形成された周溝が前記オリフィス通路16bとされ、このオリフィス通路16bは、前記径方向の外側から外筒11の内周面に被覆されたゴム膜18によって閉塞されている。なお、ゴム膜18は第1ゴム弾性体13と一体に形成され、外筒11の内周面は第1ゴム弾性体13およびゴム膜18により全域にわたって覆われている。また、仕切り部材16の径方向内側には円板状のゴム部材16aが配設されており、円環状に形成された仕切り部材16の径方向中央部を閉塞している。
そして、本実施形態では、外筒11において少なくとも前記被支持部11dの外周面に、外郭部材21が第2ゴム弾性体22を介して接着されている。
図示の例では、外郭部材21は筒状に形成され、外筒11をその径方向外側から全周にわたって囲繞している。また、外郭部材21は、外筒11において、くびれ部11a、突起部11cおよび被支持部11dの各外周面をほぼ全域にわたって第2ゴム弾性体22を介して径方向外側から囲繞している。さらに、第2ゴム弾性体22は、外筒11において、くびれ部11a、突起部11cおよび被支持部11dの各外周面のほぼ全域にわたって一体に接着されている。また、外筒11の前記他端側部分11bは、外郭部材21から前記軸線O方向の他端側に突出している。
そして、第2ゴム弾性体22は、外筒11と第1ゴム弾性体13若しくはゴム膜18とを介して主液室14に径方向外側から対向している。また、第2ゴム弾性体22は、外筒11によって第1ゴム弾性体13とは分離されている。
さらに、本実施形態では、前述したゴム膜18および第1ゴム弾性体13は同一のゴム材質で一体に形成されている。また、これらのゴム膜18および第1ゴム弾性体13は、例えば天然ゴム等の比較的動倍率が低い低動倍ゴムで形成されている。
一方、第2ゴム弾性体22は、ゴム膜18や第1ゴム弾性体13を形成する材質よりも減衰が高い材質、例えばSBR(スチレンとブタジエンとの共重合体)若しくはIIR(イソブチレンとイソプレンとの共重合体)等で形成されている。また、第2ゴム弾性体22の、外筒11の外周面と外郭部材21の内周面とが互いに対向する方向における大きさ、つまり厚さは、ゴム膜18の厚さよりも大きくなっている。
なお、ゴム膜18および第1ゴム弾性体13と、第2ゴム弾性体22とは、例えば同一の金型および互いに異なる2つの射出機を用い、一方の射出機から前記金型のキャビティ内に一方のゴム材料を射出した後に、他方の射出機からこのキャビティ内に他方のゴム材料を射出する等して形成される。すなわち、ゴム膜18および第1ゴム弾性体13と、第2ゴム弾性体22とは、例えば射出速度や加硫時間等といった製造条件を互いに異ならせて形成される。
ここで、外郭部材21の内周面は、前記軸線O方向に沿って外筒11におけるくびれ部11a、突起部11cおよび被支持部11dの各外周面と平行になっている。これにより、第2ゴム弾性体22の厚さは全域にわたって同等になっている。また、外郭部材21は、くびれ部11aの径方向外側に位置する絞り部21aと、突起部11cの径方向外側に位置する押し込み面部21bと、被支持部11dの径方向外側に位置する圧入部21cと、を備えている。
押し込み面部21bは、絞り部21aにおける前記軸線O方向の一端から径方向外側に向けて延在し、かつ少なくともその径方向の外方端部が、外筒11における他端側部分11bの外周面よりも径方向外側に位置している。図示の例では、押し込み面部21bの全体が、外筒11における他端側部分11bの外周面よりも径方向の外側に位置している。また、この押し込み面部21bは、前記軸線O方向に沿って他端側から一端側に向かうに従い漸次拡径している。
また、圧入部21cの内径および外径は、防振装置10において最大となっている。そして、この圧入部21cの外周面が連結部材20内に嵌合されるようになっている。すなわち、押し込み面部21bをその前記軸線O方向の他端側から連結部材20内に向けて押し込むことにより、圧入部21cが連結部材20内に圧入される。
さらに、絞り部21aの内径は、外筒11における他端側部分11bの外径以上となっている。ここで、外筒11の突起部11cは、絞り部21aよりも前記軸線O方向の一端側に位置しており、この突起部11cの径方向外方端部は、絞り部21aの内周面よりも径方向外側に位置している。
以上説明したように、本実施形態による防振装置10によれば、外筒11において少なくとも被支持部11dの外周面に、外郭部材21が第2ゴム弾性体22を介して接着されているので、例えば主液室14内や副液室15内の液圧変動、あるいは振動発生部から伝播した振動等によって、外筒11の内部に配設された仕切り部材16等ががたついたり、あるいは主液室14でキャビテーションの発生に起因して衝撃波が生じたりすることによって、振動が外筒11に伝播しても、この振動を第2ゴム弾性体22で吸収して連結部材20に伝播するのを抑えることが可能になり、異音の発生を抑制することができる。
また、この防振装置10において連結部材20に当接して固定される部分(圧入部21c)が、第2ゴム弾性体22ではなく外郭部材21となっているので、防振装置10を連結部材20に容易かつ高精度に組み付けることが可能になるとともに、この組み付け時に第2ゴム弾性体22が大きく変形したり第2ゴム弾性体22に残留する内部応力が高くなったりして、その耐久性が低下するのを防ぐことができる。
さらに、第2ゴム弾性体22が、外筒11の内部ではなくその外周面に接着されて配置されているので、第2ゴム弾性体22が防振装置10の減衰性能に悪影響を及ぼすのを防ぐことが可能になり、例えばこの防振装置10が設置される装置等の用途に応じて、第2ゴム弾性体22の寸法や材質等を容易に変更することができる。
また、本実施形態では、第2ゴム弾性体22が第1ゴム弾性体13を形成する材質よりも減衰が高い材質で形成されているので、前述のように外筒11から第2ゴム弾性体22に伝播した振動を確実に第2ゴム弾性体22で吸収させることができる。さらに、第1ゴム弾性体13を形成する材質が現行と同様に動倍率の比較的低い材質、つまり低動倍ゴムとなっているので、この防振装置10の減衰性能を現行同等に維持することができる。
さらに、第2ゴム弾性体22が、キャビテーションの発生する主液室14に外筒11を介してその径方向外側から対向しているので、主液室14で生じた前記衝撃波が外筒11に伝播したときに、この衝撃波を外筒11の全域に伝播させることなく直ちに第2ゴム弾性体22に伝播させて吸収させることができる。
また、外郭部材21に押し込み面部21bが形成されているので、この防振装置10をその一端側から連結部材20内に圧入する際に、押し込み面部21bをその前記軸線O方向の他端側から連結部材20内に向けて押し込むことが可能になり、連結部材20に防振装置10を容易に組み付けることができる。
さらに、外筒11における突起部11cの径方向外方端部が、外郭部材21における絞り部21aの内周面よりも径方向外側に位置しているので、この防振装置10に荷重が入力されて、押し込み面部21bの径方向内方端部と突起部11cの径方向外方端部とが互いに近接するように、外筒11と外郭部材21との前記軸線O方向に沿った相対的な位置がずれることにより、第2ゴム弾性体22のうち、外筒11におけるくびれ部11aの外周面と、外郭部材21における絞り部21aの内周面と、の間に位置する部分(以下、せん断部分という)が前記軸線O方向に沿ってせん断変形させられる過程で、第2ゴム弾性体22のうち押し込み面部21bの径方向内方端部と突起部11cの径方向外方端部との間に介在している部分が圧縮変形させられてその硬度が高くなり、外筒11および外郭部材21の移動が規制されることになる。
したがって、第2ゴム弾性体22の前記せん断部分で発生するせん断変形量を抑えることが可能になり、例えばこの第2ゴム弾性体22の厚さを厚くしたことによって、その耐久性が低下等するのを防ぐことができる。
また、外筒11の他端側部分11bにおける外径が絞り部21aの内径以下となっているので、この防振装置10を製造する過程において、外筒11および外郭部材21を金型内にセットする際に、外筒11をその他端側から、外郭部材21における前記一端側の開口部に挿入することにより、これらの外筒11と外郭部材21とを容易にセットすることが可能になり、この防振装置10の製造コストの増大を抑えることができる。
さらに、ゴム膜18および第1ゴム弾性体13が同一のゴム材質で一体に形成されているので、この防振装置10の製造コストの増大を確実に抑えることが可能になり、また、第2ゴム弾性体22の厚さが、ゴム膜18の厚さよりも大きくなっているので、第2ゴム弾性体22の耐久性や前述の異音発生の抑制効果が確実に確保されることになる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、外郭部材21における絞り部21aの内径を、外筒11における他端側部分11bの外径以上としたが、これに代えて、外郭部材21における絞り部21aの内径を、外筒11における他端側部分11bの外径よりも小さくしてもよい。
この場合、外郭部材21の前記軸線O方向における他端縁が、外筒11の前記他端側部分11bの前記軸線O方向における一端縁に前記軸線O方向で対向するので、この防振装置10に荷重が入力されて、前述とは逆に、押し込み面部21bの径方向内方端部と突起部11cの径方向外方端部とが互いに離間するように、外筒11と外郭部材21との前記軸線O方向に沿った相対的な位置がずれることにより、第2ゴム弾性体22の前記せん断部分が前記軸線O方向に沿ってせん断変形させられる過程で、外郭部材21の前記軸線O方向における他端縁と、外筒11の前記他端側部分11bの前記軸線O方向における一端縁と、が衝突し、外郭部材21および外筒11の移動が規制されることになる。
したがって、第2ゴム弾性体22の前記せん断部分で発生するせん断変形量をより一層確実に抑えることが可能になる。
また、前記実施形態では、防振装置として、主液室14が鉛直方向上側に位置しかつ副液室15が鉛直方向下側に位置するように取り付けられて用いられる圧縮式を示したが、図2に示されるように、主液室14が鉛直方向下側(前記軸線O方向の一端側)に位置しかつ副液室15が鉛直方向上側(前記軸線O方向の他端側)に位置するように取り付けられて用いられる吊下げ式の防振装置30を採用してもよい。
以下、この防振装置30について説明するが、図1で示した防振装置10と同一の部位に同一符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
この図2に示される仕切り部材31は、前記軸線O方向に互いに間隔をあけて配置された第1仕切り板32および第2仕切り板33と、これらの仕切り板32、33同士の間に収納された可動板34と、外周面が外筒37の内側に嵌合されかつこの外周面に前記オリフィス通路16bが形成された本体部35と、を備えている。第1仕切り板32は主液室14側に配置されるとともに、第2仕切り板33は副液室15側に配置され、これらの仕切り板32、33にそれぞれ、可動板34と対向する位置に複数の貫通孔36が形成されている。
なお、第1、第2仕切り板32、33同士の間隔は、可動板34の厚さよりも大きくなっており、可動板34は、主液室14および副液室15内の液圧変動により、第1、第2仕切り板32、33同士の間で前記軸線O方向に±0.5mm程度移動できるようになっている。また、可動板34は、ゴム状弾性材で円板状に形成されている。
ここで、外筒37において少なくともその径方向外側から連結部材20に支持される被支持部37aの外周面には、前記実施形態と同様に、外郭部材38が第2ゴム弾性体39を介して接着されている。この第2ゴム弾性体39は、第1ゴム弾性体13を形成する材質よりも減衰が高い材質で形成されている。また、外郭部材38は筒状に形成されている。さらに、第2ゴム弾性体39の厚さは、ゴム膜18の厚さよりも大きくなっている。
なお、図示の例では、被支持部37aは前記軸線O方向に沿って延在している。また、外筒37において被支持部37aよりも前記軸線O方向の他端側に位置する他端側部分37bは、被支持部37aよりも大径に形成されるとともに、その内側に仕切り部材31とダイヤフラム19とが前記軸線O方向に沿って一端側から他端側に向けてこの順に配置されている。さらに、被支持部37aと他端側部分37bとは径方向に沿って延びるフランジ部37cを介して連結されている。また、外筒37において、被支持部37aにおける前記軸線O方向の他端部、フランジ部37cおよび前記他端側部分37bが、外郭部材38から前記軸線O方向の他端側に突出している。
そして、外郭部材38の前記軸線O方向における一端部は縮径されており、外筒37の前記軸線O方向における一端部をこの軸線O方向の外側から第2ゴム弾性体39を介して覆っている。さらに、外郭部材38において、前記軸線O方向の他端部には、前記径方向の外側に向けて延在し、かつ少なくともその前記径方向の外方端部が、外筒37における前記他端側部分37bの外周面よりも前記径方向の外側に位置する押し込み面部40が形成されている。
図示の例では、押し込み面部40は、その表裏面が前記軸線O方向に向いたフランジ状に形成されている。なお、押し込み面部40は、外郭部材38の前記軸線O方向における他端に形成されている。また、この外郭部材38において押し込み面部40に前記軸線O方向の一端側から連なる部分は、前記軸線O方向に沿って平行に延びる圧入筒部38aとなっている。さらに、押し込み面部40は、外筒37のフランジ部37cよりも前記軸線O方向の一端側に位置している。また、外郭部材38における圧入筒部38aの外径は、外筒37における他端側部分37bの内径よりも小さくなっている。
さらに、外郭部材38における圧入筒部38aの内周面と、外筒37における被支持部37aの外周面とは、第2ゴム弾性体39を介して前記径方向で対向している。この第2ゴム弾性体39は、外郭部材38の圧入筒部38aと外筒37の被支持部37aとの間に配設されるとともに、前記軸線O方向に沿って延在し外筒37におけるフランジ部37cに到達している。そして、この第2ゴム弾性体39において前記軸線O方向の他端側に位置する部分が、主液室14にゴム膜18および外筒37を介してその径方向外側から対向している。
また、第2ゴム弾性体39において、外郭部材38の押し込み面部40よりも前記軸線O方向の他端側に位置する部分には、前記径方向の内側に向けて凹むえぐり部39aがその全周にわたって形成されており、外郭部材38における押し込み面部40の表面のうちその前記径方向内方端部に位置する第2ゴム弾性体39の厚さを薄くしている、若しくは押し込み面部40の表面のうちその前記径方向内方端部を露出させている。
以上説明した図2に示される防振装置30においても、図1で示した防振装置10と同様に異音の発生を抑制することができるとともに、第2ゴム弾性体39の耐久性を確保することが可能になり、さらには連結部材20に防振装置30を容易に組み付けることができる。
さらに、本実施形態では、第2ゴム弾性体39にえぐり部39aが形成されているので、防振装置30を連結部材20内に圧入するのに、押し込み面部40を前記軸線O方向における他端側から連結部材20内に向けて押し込んだときに、押し込み面部40を前記軸線O方向における一端側に折り曲げることなく、その力を圧入筒部38aに効率よく伝達させることが可能になり、連結部材20に防振装置30をより一層容易に組み付けることができる。
前記各実施形態では、外郭部材21、38として、外筒11、37を、第2ゴム弾性体22、39を介して径方向外側から全周にわたって囲繞する筒状体を示したが、これに代えて例えば、1つ若しくは複数の板状体または1つ若しくは複数の上面視C字状の環状体としてもよい。また、外筒11、37において外郭部材21、38を配置する位置は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよいし、あるいは外筒11、37の外周面における全域を囲繞させるようにしてもよい。
また、押し込み面部21b、40は設けなくてもよい。
さらに、図2で示した防振装置30において、押し込み面部40を、外郭部材38の前記軸線O方向における他端に形成したが、これに代えて例えば、外郭部材38において前記軸線O方向の他端側における途中位置に形成してもよい。
また、図1で示した防振装置10において、外郭部材21に絞り部21aを形成し、外筒11に突起部11cを形成したが、これらの絞り部21aおよび突起部11cは形成しなくてもよい。
さらに、前記実施形態では、第1ゴム弾性体13およびゴム膜18を同一のゴム材質で一体に形成したが、これに代えて互いに分離独立させてもよいし、あるいはこれら13、18を互いに異なるゴム材質で形成してもよい。
異音の発生を抑制することができる。
本発明に係る一実施形態として示した防振装置の縦断面図である。 本発明に係る他の実施形態として示した防振装置の縦断面図である。
符号の説明
10、30 防振装置
11、37 外筒
11c 突起部
12 取付け部材
13 第1ゴム弾性体
14 主液室
15 副液室
16、31 仕切り部材
18 ゴム膜
19 ダイヤフラム
21、38 外郭部材
21a 絞り部
21b、40 押し込み面部
22、39 第2ゴム弾性体
O 軸線

Claims (5)

  1. 振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結部材を介して連結される外筒と、
    振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結され、前記外筒の内周側に配置された取付け部材と、
    これらの外筒および取付け部材同士を弾性的に連結し、かつ前記外筒の軸線方向における一端側の開口部を閉塞する第1ゴム弾性体と、
    前記外筒の軸線方向における他端側の開口部を閉塞するダイヤフラムと、
    前記外筒の内部を、前記第1ゴム弾性体を隔壁の一部に有する主液室、および前記ダイヤフラムを隔壁の一部に有する副液室に区画する仕切り部材と、が備えられ、
    前記仕切り部材の外周面側と外筒の内周面側との間に、主液室と副液室とを連通するオリフィス通路が形成された防振装置であって、
    前記外筒において、少なくともその径方向外側から前記連結部材に支持される被支持部の外周面には、前記連結部材内に圧入固定される外郭部材が第2ゴム弾性体を介して接着され
    前記被支持部は、外筒における前記軸線方向の一端側部分に形成されるとともに、前記第2ゴム弾性体は、前記主液室に外筒を介してその径方向外側から対向し、
    前記外筒は、その前記軸線方向の他端側部分が、外郭部材から前記軸線方向の他端側に突出するように配置され、
    前記外郭部材には、前記径方向の外側に向けて延在し、かつ少なくともその径方向の外方端部が、外筒における前記他端側部分の外周面よりも前記径方向の外側に位置する押し込み面部が形成されていることを特徴とする防振装置。
  2. 請求項1記載の防振装置であって、
    前記第2ゴム弾性体は、第1ゴム弾性体を形成する材質よりも減衰が高い材質で形成されていることを特徴とする防振装置。
  3. 請求項1または2に記載の防振装置であって、
    前記外郭部材における前記軸線方向の他端側部分に絞り部が形成されるとともに、この絞り部に前記軸線方向の一端側で連なる部分が前記押し込み面部とされ、
    前記外筒において前記絞り部よりも前記軸線方向の一端側に位置する部分には、拡径されてその径方向外方端部が前記絞り部の内周面よりも径方向外側に位置する突起部が形成されていることを特徴とする防振装置。
  4. 請求項3記載の防振装置であって、
    前記外筒の前記他端側部分における外径は、前記絞り部の内径以下となっていることを特徴とする防振装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の防振装置であって、
    前記外筒の内周面はゴム膜で被覆されるとともに、このゴム膜および前記第1ゴム弾性体は同一のゴム材質で一体に形成され、前記第2ゴム弾性体の厚さは、前記ゴム膜の厚さよりも大きくなっていることを特徴とする防振装置。
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