JP2007218416A - 液封入式防振装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高周波振動の入力時に第1液室の液圧を十分に吸収でき、また振動入力時における弾性仕切り膜とオリフィス形成体との衝突音を回避する。
【解決手段】仕切り体12がオリフィス形成体16と弾性仕切り膜15とからなり、オリフィス形成体16は第1オリフィス形成部材17と第2オリフィス形成部材18とで構成されている。弾性仕切り膜15の膨出部41と弾性仕切り膜部分45からなる被挟持部46をオリフィス形成体16の軸芯方向Gで挟持する第1挟持部4と第2挟持部5が設けられ、弾性仕切り膜部分45の第1被挟持面45M1と、第1挟持部4の第1挟持面61との間、及び、弾性仕切り膜部分45の第2被挟持面45M2と、第2挟持部5の第2挟持面62との間に、振動入力時にも隙間が形成されないように、弾性仕切り膜部分45が第1挟持部4と第2挟持部5とにより圧縮状態に挟持されている。
【選択図】図1
【解決手段】仕切り体12がオリフィス形成体16と弾性仕切り膜15とからなり、オリフィス形成体16は第1オリフィス形成部材17と第2オリフィス形成部材18とで構成されている。弾性仕切り膜15の膨出部41と弾性仕切り膜部分45からなる被挟持部46をオリフィス形成体16の軸芯方向Gで挟持する第1挟持部4と第2挟持部5が設けられ、弾性仕切り膜部分45の第1被挟持面45M1と、第1挟持部4の第1挟持面61との間、及び、弾性仕切り膜部分45の第2被挟持面45M2と、第2挟持部5の第2挟持面62との間に、振動入力時にも隙間が形成されないように、弾性仕切り膜部分45が第1挟持部4と第2挟持部5とにより圧縮状態に挟持されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車エンジン等の振動発生体を防振的に支承するのに用いられる液封入式防振装置に関する。
自動車エンジン等の振動発生体を、その振動を車体に伝達させないように支承する防振装置として、第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、両取付け具を連結するゴム状弾性体からなる防振基体と、前記第2取付け具に取り付けられて前記防振基体との間に液体封入室を形成するゴム膜からなるダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備え、前記仕切り体を、前記第2取付け具の周壁部との間に前記オリフィスが形成される環状のオリフィス形成体と、前記オリフィス形成体の内周部に外周部が保持されて前記オリフィス形成体の内周面の間を塞ぐ弾性仕切り膜とで構成した液封入式防振装置が知られている(下記特許文献1参照)。
この種の液封入式防振装置では、大振幅振動が入力すると、液体がオリフィスを通って第1液室と第2液室間を流通し、その液体流動効果によって振動を減衰させる。そして、高周波数の微振幅の振動が入力すると、弾性仕切り膜が往復動変形することで、第1液室の液圧を吸収して動ばね定数の上昇を抑制する。
従来、前記オリフィス形成体の内周部で弾性仕切り膜の外周部を保持する手段としては、特許文献1に開示されるように、オリフィス形成体の内周部に形成した径方向内方に突出するフランジに、弾性仕切り膜の外周部を加硫接着する手段が採用されている。しかしながら、加硫接着による場合、弾性仕切り膜の成型時における金型によるゴムシールのための寸法をフランジに確保する必要があり、その分、弾性仕切り膜の径が小さくなってしまう。また、フランジの近傍では加硫接着のためゴムが固くなることから、かかるゴムの硬化分も考慮すると、弾性仕切り膜の有効径は一層小さくなる。その結果、第1液室の液圧を十分に吸収することが困難で、動ばね定数を十分に小さくすることが難しい。また、弾性仕切り膜の外周部を前記フランジに加硫接着する工程が必要で、加硫接着にコストがかかるという問題もある。
ところで、下記特許文献2には、ゴム可動板の外周部を上下のオリフィス形成部材の間で挟持してなる仕切り体を備える液封入式防振装置が開示されている。しかしながら、このゴム可動板は、中央部が球面状に膨出形成されることで弾性変形が抑制されたものであり、また、上下のストッパ部間で挟持されることにより、各ストッパ部の規制範囲内で移動するよう構成されている。そのため、第1液室と第2液室の間での上下両方向への比較的大きな弾性変形を許容する弾性仕切り膜というよりも、むしろ両液室間で微小距離変位するように制限された可動板に相当するものである。また、外周部が固定されたゴム可動板は、上下のストッパ部で変位を制限される際に、外周部の径方向内方側の薄肉部分が該ストッパ部に衝突することで異音が発生する。
また、下記特許文献3には、仕切り体を構成する可動ゴム板を、中央部分における厚肉板状の可動板部と、外周部分における薄肉の可動膜部と、可動膜部の外周縁部に設けられた厚肉の外周挟持部とで構成し、上下の保持部材により可動板部の外周縁部と外周挟持部を圧縮状態に挟持固定することが開示されている。この防振装置では、厚肉板状の可動板部と、その外周の可動膜部とにより、可動ゴム板に対して、微小距離変位する可動板的な特性と、柔らかい可動膜的な特性とを併せ持たせようとしている。しかしながら、上記可動ゴム板の大部分は厚肉の可動ゴム板からなるものであり、その上下両側には隙間を隔てて変位規制部材が設けられていることから、実質的には可動板タイプに属するものであり、そのため、変位規制部材との衝突による異音発生が懸念される。
また、下記特許文献4には、ゴム弾性板の外周縁部の厚肉挟持部が上下のオリフィス形成部材により固定的に挟持された仕切り体が開示されている。しかしながら、この文献は、第1液室での過大な負圧に起因する異音を防止するために、ゴム弾性板の第1液室側への自由な変形を許容するようにしたものにすぎず、第2液室側への変位は微小隙間を介して設けられた変位規制部材により制限されている。また、該ゴム弾性板は、厚肉挟持部の径方向内方側の本体部分では、その全体がオリフィス形成部材から離隔位置せしめられて非拘束状態で配設されており(段落0037参照)、そのため、ゴム弾性板の下面側はもちろん、上面側についても外周部が係止片に衝突することにより異音が発生する。
下記特許文献5には、ゴム製の膜体をオリフィス部材のケース体とその下面側のカバー体との間に挟持する点が開示されているが、膜体の外周部の膨出した固定部を圧縮状態に挟持しているだけであり、その径方向内方側の固定部近傍の膜体部分については圧縮状態に挟持されていない。そのため、振動入力時に該膜体部分がケース体やカバー体から離れて衝突することによる異音の発生が懸念される。
特開平9−329180号公報
特開平3−288035号公報
特開2003−74617号公報
特開2003−139189号公報
特開2004−144237号公報
本発明の目的は、高周波数の振動が入力したときに第1液室の液圧を十分に吸収することができ、また、製作コストを低廉化できるとともに、振動入力時における弾性仕切り膜とオリフィス形成体との衝突に起因する異音の発生を回避することができる液封入式防振装置を提供する点にある。
本発明に係る液封入式防振装置は、第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、前記第1取付け具と第2取付け具を連結するゴム状弾性体からなる防振基体と、前記第2取付け具に取り付けられて前記防振基体との間に液体封入室を形成するゴム膜からなるダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備え、前記仕切り体が、前記第2取付け具の周壁部との間に前記オリフィスが形成される環状のオリフィス形成体と、前記オリフィス形成体の内周部に外周部が保持されて前記オリフィス形成体の内周面の間を塞ぐとともに前記オリフィス形成体の軸芯方向の両側に膜厚以上に変位可能に設けられた弾性仕切り膜とからなるものである。そして、前記オリフィス形成体は、前記オリフィスを形成するためのオリフィス溝を外周部に備えた環状の第1オリフィス形成部材と、前記第1オリフィス形成部材に内嵌された環状の第2オリフィス形成部材とで構成される。また、前記弾性仕切り膜の外周部が一方の膜面の外方側と他方の膜面の外方側に膨出した膨出部に形成され、前記弾性仕切り膜の径方向で前記膨出部よりも内方側の弾性仕切り膜部分と前記膨出部とからなる被挟持部を前記オリフィス形成体の軸芯方向で挟持する第1挟持部と第2挟持部が、前記第1オリフィス形成部材と第2オリフィス形成部材に各別に設けられている。また、前記弾性仕切り膜部分の第1被挟持面と、前記第1被挟持面に対する前記第1挟持部の第1挟持面との間、及び、前記弾性仕切り膜部分の第2被挟持面と、前記第2被挟持面に対する前記第2挟持部の第2挟持面との間に、振動入力時にも隙間が形成されないように、前記弾性仕切り膜部分が前記第1挟持部と第2挟持部とにより圧縮状態に挟持されている。
上記構成によれば、第1オリフィス形成部材に設けられた第1挟持部と、第2オリフィス形成部材に設けられた第2挟持部とが、前記膨出部と弾性仕切り膜部分とからなる被挟持部をオリフィス形成体の軸芯方向で挟持する。これにより、第1オリフィス形成部材と第2オリフィス形成部材からなるオリフィス形成体の内周部に、弾性仕切り膜の外周部を加硫接着するための径方向内方側に突出するフランジを形成しなくても済み、また、加硫接着の場合のように外周部が硬化することもないので、弾性仕切り膜の有効径を大きくすることができる。その結果、高周波数の振動が入力したときに、第1液室の液圧を十分に吸収することができる。また、弾性仕切り膜の外周部を前記フランジに加硫接着するための加硫接着工程が不要になるため、製作コストを低廉化できる。
また、上記弾性仕切り膜部分とその両側の第1及び第2挟持部との間に振動入力時にも隙間が形成されないように、該弾性仕切り膜部分を圧縮状態に挟持したので、振動入力時に、弾性仕切り膜部分が第1及び第2挟持部に衝突することがなくなり、これらの衝突に起因する異音の発生を回避することができる。
本発明においては、前記第1挟持部が前記第1オリフィス形成部材の内周部から径方向内方に向けて突設されており、前記第1挟持部は、前記第1オリフィス形成部材の軸芯方向における一方面側に前記第1挟持面を備えるとともに、他方面側が径方向内方ほど前記一方面側に近づくように傾斜した傾斜面部に形成されてもよい。また、前記第2挟持部が前記第2オリフィス形成部材の内周部から径方向内方に向けて突設されており、前記第2挟持部は、前記第2オリフィス形成部材の軸芯方向における一方面側に前記第2挟持面を備えるとともに、他方面側が径方向内方ほど前記一方面側に近づくように傾斜した傾斜面部に形成されてもよい。このような傾斜面部を第1挟持部や第2挟持部に設けることにより、径方向内方側の前記弾性仕切り膜部分に対する高い押圧力を付与することができ、該弾性仕切り膜部分を所望の圧縮状態に安定して挟持することができる。
本発明においては、前記弾性仕切り膜の膨出部における外周縁に径方向外方に突出するシール突条が設けられ、前記シール突条が前記第1オリフィス形成部材と第2オリフィス形成部材とにより圧縮状態に挟持されてもよい。これにより、弾性仕切り膜の外周部における液体のシール性を向上することができる。
本発明においては、前記弾性仕切り膜部分の前記第1被挟持面と前記第2被挟持面にそれぞれ圧縮用凸部が設けられてもよい。該圧縮用凸部は第1挟持部と第2挟持部との挟持により圧縮され、振動入力時における上記隙間の発生を一層効果的に抑制することができる。この場合、前記圧縮用凸部が前記第1挟持部及び第2挟持部の内周縁を越えて径方向内方側に延在していると、該内周縁での弾性仕切り膜の肉厚が上記凸部による増肉分だけ大きくなるので、該内周縁での弾性仕切り膜の亀裂発生を抑えることができる。
本発明においては、前記第2オリフィス形成部材が、前記第1オリフィス形成部材に軸芯方向の一端部側から内嵌し、前記第2オリフィス形成部材の軸芯方向の一端部側に張り出し形成されたフランジが、前記第1オリフィス形成部材の軸芯方向の一端部側に形成された環状の凹部に、前記オリフィス形成体の軸芯方向で受け止められ、前記第2オリフィス形成部材の軸芯方向の他端部に前記第2挟持部が形成され、前記第1挟持部は、前記オリフィス形成体の軸芯方向において前記第2挟持部に相対するように、前記第1オリフィス形成部材の内周部から径方向内方側に張り出す状態に第1オリフィス形成部材の内周部に形成されてもよい。
この場合、第2オリフィス形成部材のフランジが第1オリフィス形成部材の凹部に軸芯方向に受け止められることで、オリフィス形成体の軸芯方向における第2オリフィス形成部材の位置(第1オリフィス形成部材に対する位置)を正確に決めることができる。また、オリフィス形成体の軸芯方向における第1挟持部と第2挟持部の位置(すなわち間隔)を正確に決めることができ、第1挟持部と第2挟持部で弾性仕切り膜部分を所望の力で挟持でき、振動入力時に、弾性仕切り膜部分と第1及び第2挟持部との間に上記隙間がより確実に発生しないようにすることができる。
本発明においては、前記ダイヤフラムの外周部が環状の取付け板の内周部に加硫接着して、前記取付け板の外周部が前記第2取付け具の内周部に固定され、前記オリフィス形成体は、前記取付け板と、前記防振基体に形成された受け部とにより前記オリフィス形成体の軸芯方向で挟持固定され、前記受け部は、前記第1オリフィス形成部材の軸芯方向の一端部側の端面に圧接する環状の外側受け部分と、前記端面及び前記フランジに圧接する内側受け部分とからなり、前記内側受け部分は、前記第2取付け具の周方向に並ぶ複数の受け止め突部を前記外側受け部分から径方向内方側に突出させて構成されてもよい。
この場合、前記外側受け部分が、第1オリフィス形成部材の軸芯方向の一端部側の端面に圧接し、内側受け部分が前記端面及び前記フランジに圧接するから、オリフィス形成体を第1オリフィス形成部材と第2オリフィス形成部材とに分割した構造でありながら、オリフィス形成体をそのオリフィス形成体の軸芯方向で強固に挟持固定することができる。前記内側受け部分は、前記第2取付け具の周方向に並ぶ複数の受け止め突部を前記外側受け部分から径方向内方に突出させて構成されているから、受け部のボリュームが大きくなりすぎるのを回避することができる。
本発明においては、前記膨出部が縦断面円弧状に形成され、前記第1挟持部に前記一方の膜面側の膨出部分を密嵌させる縦断面円弧状の第1嵌合凹部が形成され、前記第2挟持部に前記他方の膜面側の膨出部分を密嵌させる縦断面円弧状の第2嵌合凹部が形成されてもよい。この場合、膨出部とこれに密嵌する第1及び第2嵌合凹部がいずれも縦断面円弧状に形成されているので、これらの密着性を高めて第1液室と第2液室との間のシール性を向上することができる。
本発明によれば、高周波数の振動が入力したときに第1液室の液圧を十分に吸収することができ、製作コストを低廉化することができる。また、振動入力時における弾性仕切り膜とオリフィス形成体との衝突に起因する異音の発生を回避することができる。
[第1実施形態]
図1に液封入式防振装置100を示してある。この装置100は、自動車のエンジンに取り付けられる横断面円形の上側の第1取付け金具1と、エンジンの下方の車体フレームに取り付けられる段付き円筒状の下側の第2取付け金具2と、これらを連結するゴム状弾性体からなる防振基体3とを備えている。
図1に液封入式防振装置100を示してある。この装置100は、自動車のエンジンに取り付けられる横断面円形の上側の第1取付け金具1と、エンジンの下方の車体フレームに取り付けられる段付き円筒状の下側の第2取付け金具2と、これらを連結するゴム状弾性体からなる防振基体3とを備えている。
第1取付け金具1は取付けボルトに対する雌ねじ部6を備えている。防振基体3は円錐台形状に形成され、その上端部が第1取付け金具1に、下端部が第2取付け金具2にそれぞれ加硫接着されている。防振基体3の下端部に、第2取付け金具2の内周面を覆うゴム膜状のシール壁部7が連なっている。
第2取付け金具2の下端部には、防振基体3の下面との間に液体封入室8を形成する可撓性のゴム膜からなるダイヤフラム9が取り付けられている。ダイヤフラム9は、上方の防振基体3側に膨らんだ部分球状をなしており、外周部9Gが円環状の取付け板13の内周部13Nに加硫接着されて、該取付け板13の外周部13Gが第2取付け金具2の内周部2Nに固定されている。
上記液体封入室8には液体が封入されており、該液体封入室8は、第2取付け金具2の内周部2Nにシール壁部7を介して嵌着保持された仕切り体12により、防振基体3側の第1液室11Aとダイヤフラム9側の第2液室11Bとに仕切り構成されている。そして、第1液室11Aと第2液室11Bを連通させる液体流路であるオリフィス25が設けられている。
図1〜3に示すように、仕切り体12は、第2取付け金具2の周壁部28との間にオリフィス25が形成される円環状のオリフィス形成体16と、オリフィス形成体16の内周部16Nに外周部が保持されてオリフィス形成体16の内周面16Mの間を塞ぐ薄肉ゴム製の弾性仕切り膜15とからなる。弾性仕切り膜15は、平らな円板状に形成されており、オリフィス形成体16の軸芯方向Gの両側(即ち、上側の第1液室11Aと下側の第2液室11Bの両方向)に自身の膜厚(肉厚)以上に変位(変形)可能に設けられている。すなわち、弾性仕切り膜15は外周部を除いて略一定の肉厚の薄肉状に形成されており、その上下両側には弾性仕切り膜15の変位を規制する部材が設けられていない。なお、オリフィス25は前記周壁部28に沿うように円環状に形成されており、第1開口(図示せず)を介して第1液室11Aと連通し、第2開口(図示せず)を介して第2液室11Bと連通している。
オリフィス形成体16は、前記オリフィス25を形成するためのオリフィス溝25Gを外周部17Gに備えた円環状の第1オリフィス形成部材17と、第1オリフィス形成部材17に内嵌固着された円環状の第2オリフィス形成部材18とで構成されている。両者17,18は樹脂材で形成され、両者の接合面19が超音波溶着などの固定手段で接着されている。
弾性仕切り膜15の外周部は、厚み方向の両側、即ち、一方の膜面15M1の外方側P1と他方の膜面15M2の外方側P2にそれぞれ膨出した縦断面円弧状の膨出部41に構成されており、該膨出部41が弾性仕切り膜15の外周部に全周にわたって環状に形成されている。そして、この膨出部41と、弾性仕切り膜15の径方向で膨出部41よりも内方側の弾性仕切り膜部分45とで被挟持部46が構成されている。ここで、前記弾性仕切り膜部分45は、膨出部41の径方向内方側における肉厚一定の弾性仕切り膜の本体部分であって膨出部41に隣接した近傍部分である。
第1オリフィス形成部材17と第2オリフィス形成部材18には、上記弾性仕切り膜15の被挟持部46を、オリフィス形成体16の軸芯方向Gで挟持する第1挟持部4と第2挟持部5が各別に設けられている。すなわち、第1オリフィス形成部材17に第1挟持部4が設けられ、第2オリフィス形成部材18に第2挟持部5が設けられている。
第1挟持部4は、第1オリフィス形成部材17の内周部17Nから径方向内方K1に向けて突設され、即ち張り出す状態に該内周部17Nに形成されている。第1挟持部4は、図2に示すように、膨出部41の下半分41S(一方の膜面側の膨出部分に相当)をきつく嵌合(密嵌)させる縦断面円弧状の第1嵌合凹部51と、その径方向内側において弾性仕切り膜部分45の扁平な第1被挟持面45M1に対する扁平な第1挟持面61とを、上面側(第1オリフィス形成部材17の軸芯方向Gにおける一方面側に相当)に備える。また、第1挟持部4の下面側(他方面側に相当)は、径方向内方K1ほど上方に(即ち、前記一方面側に近づくように)傾斜した傾斜面部63に形成されている。
第2挟持部5は、第2オリフィス形成部材18の内周部18Nから径方向内方K1に向けて突設され、即ち張り出す状態に該内周部18Nに形成されている。第2挟持部5は、膨出部41の上半分41U(他方の膜面側の膨出部分に相当)をきつく嵌合(密嵌)させる縦断面円弧状の第2嵌合凹部52と、その径方向内側において弾性仕切り膜部分45の扁平な第2被挟持面45M2に対する扁平な第2挟持面62とを、下面側(第2オリフィス形成部材18の軸芯方向Gにおける一方面側に相当)に備える。また、第2挟持部5の上面側(他方面側に相当)は、径方向内方K1ほど下方に(即ち、前記一方面側に近づくように)傾斜した傾斜面部64に形成されている。
そして、上記第1挟持面61と弾性仕切り膜部分45の第1被挟持面45M1との間、及び、第2挟持面62と弾性仕切り膜部分45の第2被挟持面45M2との間に、振動入力時(低周波数から高周波数にわたる振動の入力時)にも隙間が形成されないように、弾性仕切り膜部分45が第1挟持部4と第2挟持部5との間で厚み方向に圧縮状態に挟持されている(図4参照、二点鎖線は上側に変位した弾性仕切り膜15を示す。弾性仕切り膜15は振動の入力に伴って、図4の実線の状態から下側にも変位するが、下側に変位した弾性仕切り膜15は示していない)。
このような予圧縮の比率は、特に限定されないが、(挟持前の弾性仕切り膜部分45の肉厚−挟持状態の弾性仕切り膜部分45の肉厚)/(挟持前の弾性仕切り膜部分45の肉厚)が0.05〜0.15、より好ましくは0.1〜0.15に設定してあることが好ましい。これにより、振動入力に伴って、第1被挟持面45M1と第1挟持面61とが衝突するのを回避できるとともに、第2被挟持面45M2と第2挟持面62とが衝突するのを回避できて、異音を生じにくくすることができる。
第2オリフィス形成部材18は第1オリフィス形成部材17に第1オリフィス形成部材17の軸芯方向の一端部17A側から内嵌し、第2オリフィス形成部材18の軸芯方向の一端部18A側に張り出し形成されたフランジ38が、第1オリフィス形成部材17の軸芯方向の一端部17A側に形成された環状の凹部39に、オリフィス形成体16の軸芯方向Gで受け止められている。前記第2挟持部5は、第2オリフィス形成部材18の軸芯方向の他端部18Bに形成されており、第1挟持部4は、オリフィス形成体16の軸芯方向Gにおいて第2挟持部5に相対するように形成されている。
第1オリフィス形成部材17と第2オリフィス形成部材18からなる前記オリフィス形成体16は、取付け板13(図1参照)と、防振基体3に形成された受け部33とにより前記オリフィス形成体16の軸芯方向Gで挟持固定されている。図1、図5に示すように受け部33は、第1オリフィス形成部材17の軸芯方向の一端部17A側の端面17Mに圧接する円環状の外側受け部分31と、前記端面17M及び前記フランジ38に圧接する内側受け部分32とからなる。内側受け部分32は、第2取付け金具2の周方向Sに一定間隔で並ぶ複数の受け止め突部32Aを、外側受け部分31から径方向内方K1側に突出させて構成されている。フランジ38のフランジ面(フランジ38の一対の面のうち上側の面)と、第1オリフィス形成部材17の軸芯方向の一端部17A側の端面17Mとはオリフィス形成体16の軸芯方向Gで同一位置に位置している(面一になっている)。
以上よりなる防振装置100では、大振幅の振動が入力すると、液体がオリフィス25を通って第1液室11Aと第2液室11B間を流動し、かかる液体の流動効果によって振動を減衰させる。そして、例えば100Hz前後の高周波数の微振幅振動が入力すると、弾性仕切り膜15が往復動変形することで、第1液室11A内の液圧を吸収して動バネ定数を低減し、こもり音を低減することができる。
特に本実施形態であると、上記弾性仕切り膜15が上記の如くオリフィス形成体16で挟持固定したことから、弾性仕切り膜15の有効径を大きくすることができ、ここでは、図1に示すように、弾性仕切り膜15の有効径D1が第1取付け金具1の有効ピストン径D2に対して同等以上に設定されており、これにより、第1取付け金具1から高周波数の振動が入力されたときに第1液室11Aの液圧を十分に吸収することができる。詳細には、図12に示す弾性仕切り膜15の外周部がオリフィス形成体16の内周部から突出するフランジに加硫接着されてなる比較例の液封入式防振装置と比較した場合、図11に示すように、本実施形態のものでは、30〜100Hz程度での振動入力に対する動ばね定数Kdが低減され、高周波数域の振動の防振効果に優れる。
また、本実施形態では、上記弾性仕切り膜部分45に予圧縮を付与したことにより、振動入力時の弾性仕切り膜部分45とその上下の第1挟持面61及び第2挟持面62との衝突を回避して、異音を生じにくくすることができる。特に、第1挟持部4と第2挟持部5に上記傾斜面部63,64を設けたことにより、弾性仕切り膜部分45に対して高い押圧力を付与するための第1挟持部4及び第2挟持部5の肉厚が効果的に確保されて、弾性仕切り膜部分45を所望の圧縮状態に安定して挟持することができ、上記衝突をより効果的に回避することができる。
[第2実施形態]
図6,7は、第2実施形態に係る防振装置の要部を拡大して示したものであり、第2実施形態は、弾性仕切り膜15の膨出部41における外周縁に径方向外方K2に突出するシール突条70を設けた点を特徴とする。該シール突条70は、弾性仕切り膜15の全周にわたって形成されており、図7に示すように、第1オリフィス形成部材17と第2オリフィス形成部材18の扁平な接合面間で圧縮状態に挟持されている。これにより、弾性仕切り膜15の外周部における液体のシール性が向上されている。その他の構成は、第1実施形態と同一の構成を採用することができる。
図6,7は、第2実施形態に係る防振装置の要部を拡大して示したものであり、第2実施形態は、弾性仕切り膜15の膨出部41における外周縁に径方向外方K2に突出するシール突条70を設けた点を特徴とする。該シール突条70は、弾性仕切り膜15の全周にわたって形成されており、図7に示すように、第1オリフィス形成部材17と第2オリフィス形成部材18の扁平な接合面間で圧縮状態に挟持されている。これにより、弾性仕切り膜15の外周部における液体のシール性が向上されている。その他の構成は、第1実施形態と同一の構成を採用することができる。
[第3実施形態]
次に、図8〜10に基づいて第3実施形態に係る防振装置110について説明する。第3実施形態は、上記弾性仕切り膜部分45の第1被挟持面45M1と第2被挟持面45M2にそれぞれ圧縮用凸部72を設けた点を特徴とする。圧縮用凸部72は、弾性仕切り膜部分45の上下両面からなだらかな縦断面山形状に膨出して形成されており、弾性仕切り膜15の全周にわたって環状に形成されている。圧縮用凸部72は、上記弾性仕切り膜部分45での予圧縮を確実にして、振動入力時における第1挟持面61及び第2挟持面62との間での隙間の発生を更に抑制するために設けられており、第1挟持部4と第2挟持部5との挟持により圧縮されている。なお、該圧縮用凸部72を押圧する第1挟持面61と第2挟持面62は、第1実施形態と同様に扁平でもよく、また密着性を高めるために対応する凹部74を設けてもよく、凹部74を設ける場合、弾性仕切り膜部分45での厚み方向での圧縮を確実にするため、圧縮用凸部72の外形形状よりも扁平に近い凹状に形成されることが好ましい。
次に、図8〜10に基づいて第3実施形態に係る防振装置110について説明する。第3実施形態は、上記弾性仕切り膜部分45の第1被挟持面45M1と第2被挟持面45M2にそれぞれ圧縮用凸部72を設けた点を特徴とする。圧縮用凸部72は、弾性仕切り膜部分45の上下両面からなだらかな縦断面山形状に膨出して形成されており、弾性仕切り膜15の全周にわたって環状に形成されている。圧縮用凸部72は、上記弾性仕切り膜部分45での予圧縮を確実にして、振動入力時における第1挟持面61及び第2挟持面62との間での隙間の発生を更に抑制するために設けられており、第1挟持部4と第2挟持部5との挟持により圧縮されている。なお、該圧縮用凸部72を押圧する第1挟持面61と第2挟持面62は、第1実施形態と同様に扁平でもよく、また密着性を高めるために対応する凹部74を設けてもよく、凹部74を設ける場合、弾性仕切り膜部分45での厚み方向での圧縮を確実にするため、圧縮用凸部72の外形形状よりも扁平に近い凹状に形成されることが好ましい。
上記圧縮用凸部72は、図9に示すように、第1挟持部4及び第2挟持部5の内周縁4N,5Nを越えて径方向内方K1側に延在している。すなわち、圧縮用凸部72の内周縁72Nが第1挟持部4及び第2挟持部5の内周縁4N,5Nよりも径方向内方K1に位置しており、これにより、該内周縁4N,5Nでの弾性仕切り膜15の肉厚T1が弾性仕切り膜15の一般部での肉厚T0よりも厚肉に形成されている。これにより、他の部分に比べて亀裂が入りやすい内周縁4N,5Nでの弾性仕切り膜15の亀裂発生が抑制されている。
その他の構成は、第1実施形態と同一であり、同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本発明は、自動車のエンジンマウントを始めとする各種の車両用の防振装置として好適に利用することができる。
1…第1取付け金具(第1取付け具)、2…第2取付け金具(第2取付け具)、2N…第2取付け金具の内周部、3…防振基体、4…第1挟持部、4N…第1挟持部の内周縁、5…第2挟持部、5N…第2挟持部の内周縁、8…液体封入室、9…ダイヤフラム、9G…ダイヤフラムの外周部、11A…第1液室、11B…第2液室、12…仕切り体、13…取付け板、13N…取付け板の内周部、13G…取付け板の外周部、15…弾性仕切り膜、15M1…一方の膜面、15M2…他方の膜面、16…オリフィス形成体、16N…オリフィス形成体の内周部、16M…オリフィス形成体の内周面、17…第1オリフィス形成部材、17G…第1オリフィス形成部材の外周部、17A…第1オリフィス形成部材の軸芯方向の一端部、17N…第1オリフィス形成部材の内周部、17M…第1オリフィス形成部材の軸芯方向の一端部側の端面、18…第2オリフィス形成部材、18A…第2オリフィス形成部材の軸芯方向の一端部、18B…第2オリフィス形成部材の軸芯方向の他端部、18N…第2オリフィス形成部材の内周部、25…オリフィス、25G…オリフィス溝、28…第2取付け金具の周壁部、31…外側受け部分、32…内側受け部分、32A…受け止め突部、33…受け部、38…フランジ、39…凹部、41…膨出部、41S…膨出部の下半分(一方の膜面側の膨出部分)、41U…膨出部の上半分(他方の膜面側の膨出部分)、45…弾性仕切り膜部分、45M1…第1被挟持面、45M2…第2被挟持面、46…被挟持部、51…第1嵌合凹部、52…第2嵌合凹部、61…第1挟持面、62…第2挟持面、63,64…傾斜面部、70…シール突条、72…圧縮用凸部、100,110…液封入式防振装置、G…オリフィス形成体の軸芯方向、K1…径方向内方、P1…一方の膜面の外方側、P2…他方の膜面の外方側、S…第2取付け金具の周方向、
Claims (9)
- 第1取付け具と、
筒状の第2取付け具と、
前記第1取付け具と第2取付け具を連結するゴム状弾性体からなる防振基体と、
前記第2取付け具に取り付けられて前記防振基体との間に液体封入室を形成するゴム膜からなるダイヤフラムと、
前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、
前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備え、
前記仕切り体は、前記第2取付け具の周壁部との間に前記オリフィスが形成される環状のオリフィス形成体と、前記オリフィス形成体の内周部に外周部が保持されて前記オリフィス形成体の内周面の間を塞ぐとともに前記オリフィス形成体の軸芯方向の両側に膜厚以上に変位可能に設けられた弾性仕切り膜とからなり、
前記オリフィス形成体は、前記オリフィスを形成するためのオリフィス溝を外周部に備えた環状の第1オリフィス形成部材と、前記第1オリフィス形成部材に内嵌された環状の第2オリフィス形成部材とで構成され、
前記弾性仕切り膜の外周部が一方の膜面の外方側と他方の膜面の外方側に膨出した膨出部に形成され、前記弾性仕切り膜の径方向で前記膨出部よりも内方側の弾性仕切り膜部分と前記膨出部とからなる被挟持部を前記オリフィス形成体の軸芯方向で挟持する第1挟持部と第2挟持部が、前記第1オリフィス形成部材と第2オリフィス形成部材に各別に設けられ、
前記弾性仕切り膜部分の第1被挟持面と、前記第1被挟持面に対する前記第1挟持部の第1挟持面との間、及び、前記弾性仕切り膜部分の第2被挟持面と、前記第2被挟持面に対する前記第2挟持部の第2挟持面との間に、振動入力時にも隙間が形成されないように、前記弾性仕切り膜部分が前記第1挟持部と第2挟持部とにより圧縮状態に挟持された液封入式防振装置。 - 前記第1挟持部が前記第1オリフィス形成部材の内周部から径方向内方に向けて突設されており、前記第1挟持部は、前記第1オリフィス形成部材の軸芯方向における一方面側に前記第1挟持面を備えるとともに、他方面側が径方向内方ほど前記一方面側に近づくように傾斜した傾斜面部に形成されている請求項1記載の液封入式防振装置。
- 前記第2挟持部が前記第2オリフィス形成部材の内周部から径方向内方に向けて突設されており、前記第2挟持部は、前記第2オリフィス形成部材の軸芯方向における一方面側に前記第2挟持面を備えるとともに、他方面側が径方向内方ほど前記一方面側に近づくように傾斜した傾斜面部に形成されている請求項1又は2記載の液封入式防振装置。
- 前記弾性仕切り膜の膨出部における外周縁に径方向外方に突出するシール突条が設けられ、前記シール突条が前記第1オリフィス形成部材と第2オリフィス形成部材とにより圧縮状態に挟持された請求項1記載の液封入式防振装置。
- 前記弾性仕切り膜部分の前記第1被挟持面と前記第2被挟持面にそれぞれ圧縮用凸部が設けられた請求項1記載の液封入式防振装置。
- 前記圧縮用凸部が前記第1挟持部及び第2挟持部の内周縁を越えて径方向内方側に延在している請求項5記載の液封入式防振装置。
- 前記第2オリフィス形成部材は、前記第1オリフィス形成部材に軸芯方向の一端部側から内嵌し、前記第2オリフィス形成部材の軸芯方向の一端部側に張り出し形成されたフランジが、前記第1オリフィス形成部材の軸芯方向の一端部側に形成された環状の凹部に、前記オリフィス形成体の軸芯方向で受け止められ、前記第2オリフィス形成部材の軸芯方向の他端部に前記第2挟持部が形成され、
前記第1挟持部は、前記オリフィス形成体の軸芯方向において前記第2挟持部に相対するように、前記第1オリフィス形成部材の内周部から径方向内方側に張り出す状態に第1オリフィス形成部材の内周部に形成されている請求項1記載の液封入式防振装置。 - 前記ダイヤフラムの外周部が環状の取付け板の内周部に加硫接着して、前記取付け板の外周部が前記第2取付け具の内周部に固定され、
前記オリフィス形成体は、前記取付け板と、前記防振基体に形成された受け部とにより前記オリフィス形成体の軸芯方向で挟持固定され、
前記受け部は、前記第1オリフィス形成部材の軸芯方向の一端部側の端面に圧接する環状の外側受け部分と、前記端面及び前記フランジに圧接する内側受け部分とからなり、前記内側受け部分は、前記第2取付け具の周方向に並ぶ複数の受け止め突部を前記外側受け部分から径方向内方に突出させて構成されている請求項7記載の液封入式防振装置。 - 前記膨出部は縦断面円弧状に形成され、前記第1挟持部に前記一方の膜面側の膨出部分を密嵌させる縦断面円弧状の第1嵌合凹部が形成され、前記第2挟持部に前記他方の膜面側の膨出部分を密嵌させる縦断面円弧状の第2嵌合凹部が形成されている請求項1記載の液封入式防振装置。
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Cited By (4)
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-
2006
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