JP2006207672A - 液封入式防振装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】異音の発生を抑制できる液封入式防振装置を提供する。
【解決手段】第1取付け具1と、第2取付け具2と、防振基体3と、ダイヤフラム5と、液体封入室4を第1液室6と第2液室7とに仕切る仕切り体8と、オリフィス9とを備え、仕切り体8は、環状のオリフィス形成部材47と、オリフィス形成部材47の内周面47Cに加硫接着して内周面47Cの間を塞ぐゴム壁15と、ゴム壁15の径方向中央部を貫通する連結体48を介して互いに連結し、ゴム壁15をゴム壁15の軸芯方向Aで挟み込む一対の仕切り板17,18とから成る。
【選択図】 図1
【解決手段】第1取付け具1と、第2取付け具2と、防振基体3と、ダイヤフラム5と、液体封入室4を第1液室6と第2液室7とに仕切る仕切り体8と、オリフィス9とを備え、仕切り体8は、環状のオリフィス形成部材47と、オリフィス形成部材47の内周面47Cに加硫接着して内周面47Cの間を塞ぐゴム壁15と、ゴム壁15の径方向中央部を貫通する連結体48を介して互いに連結し、ゴム壁15をゴム壁15の軸芯方向Aで挟み込む一対の仕切り板17,18とから成る。
【選択図】 図1
Description
本発明は、一例として自動車のエンジンと車体との間に介在する液封入式防振装置に関し、詳しくは、
第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、これらの間に介在して前記第1取付け具と第2取付け具を連結するゴム状弾性体から成る防振基体と、前記第2取付け具に設けられて、前記防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室とに仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備えた液封入式防振装置に関する。
第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、これらの間に介在して前記第1取付け具と第2取付け具を連結するゴム状弾性体から成る防振基体と、前記第2取付け具に設けられて、前記防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室とに仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備えた液封入式防振装置に関する。
従来、上記の液封入式防振装置の仕切り体は、特許文献1に開示されているように、ゴム材から成る弾性仕切り膜と、この弾性仕切り膜の変位量をその膜面の両側から規制する一対の変位規制部材とから成る。そして、一対の変位規制部材が、前記防振基体に形成された受け部と、第2取付け具に外周部が固定されたリング円板状の挟持部材とによってオリフィス形成部材の軸芯方向で挟持固定されていた。この種の液封入式防振装置では、大振幅の振動が生じると、液体がオリフィスを通って第1液室と第2液室間を流通し、その液体流動効果によって振動を減衰させる。そして、微振幅の振動が生じると、液体がオリフィスを流通することはなく、弾性仕切り膜が往復動変形することで、第1液室の液圧を吸収して振動を減衰させている。
特開2004−316895号公報
上記従来の構造によれば、一対の変位規制部材が、前記防振基体に形成された受け部と、第2取付け具に外周部が固定されたリング円板状の挟持部材とによってオリフィス形成部材の軸芯方向で挟持固定されていたために、弾性仕切り膜が一対の変位規制部材に衝突したときの衝撃が、金属等の硬質の部材から成る挟持部材を介して第2取付け具に伝わるとともに、第2取付け具が連結している車体等に伝わって異音を生じさせることがあった。
本発明の目的は、異音の発生を抑制できる液封入式防振装置を提供する点にある。
本発明の特徴は、冒頭の[技術分野]の項に記載した液封入式防振装置において、
前記仕切り体は、
前記第2取付け具に設けられた環状のオリフィス形成部材と、
前記オリフィス形成部材の内周面に加硫接着して前記内周面の間を塞ぐゴム壁と、
前記ゴム壁の径方向中央部を貫通する連結体を介して互いに連結し、前記ゴム壁を前記ゴム壁の軸芯方向で挟み込む一対の仕切り板とから成り、
前記オリフィス形成部材の軸芯方向における前記一対の仕切り板の変位量が前記ゴム壁によって規制されるように構成されている点にある。
前記仕切り体は、
前記第2取付け具に設けられた環状のオリフィス形成部材と、
前記オリフィス形成部材の内周面に加硫接着して前記内周面の間を塞ぐゴム壁と、
前記ゴム壁の径方向中央部を貫通する連結体を介して互いに連結し、前記ゴム壁を前記ゴム壁の軸芯方向で挟み込む一対の仕切り板とから成り、
前記オリフィス形成部材の軸芯方向における前記一対の仕切り板の変位量が前記ゴム壁によって規制されるように構成されている点にある。
この構成によれば、大振幅の振動が生じると、液体がオリフィスを通って第1液室と第2液室間を流通し、その液体流動効果によって振動を減衰させる。そして、微振幅の振動が生じると、液体がオリフィスを流通することはなく、一対の仕切り板が一体となって往復動変形することで、第1液室の液圧を吸収して振動を減衰させる。
一対の仕切り板の変位量はオリフィス形成部材の内周面の間に設けられたゴム壁によって規制され、これにより、高周波の振動を吸収するための所望の防振特性を得ることができる。また、一対の仕切り板と、オリフィス形成部材等の硬質の他部材との間には、ゴム壁が介在しているから、高周波の振動を吸収する際に一対の仕切り板がゴム壁に衝突しても、その衝撃はゴム壁で吸収される。その結果、前記衝撃が第2取付け具や第1取付け具に伝わりにくくなる。
各仕切り板は、径方向中央側の連結用の第1仕切り板部と、この第1仕切り板部の径方向外方側に位置して、前記ゴム壁を挟み込む第2仕切り板部と、この第2仕切り板部の径方向外方側に位置して、前記ゴム壁に対して隙間を空けて対向する第3仕切り板部とから成ると、前記隙間によって防振特性をチューニングすることができる。
本発明において、前記第3仕切り板部の前記ゴム壁側を向く板面と、この板面に対向する前記ゴム壁の壁面とが、それぞれ径方向外方側ほど前記ゴム壁の軸芯方向外方側に位置するテーパ面に形成されて、前記隙間が前記オリフィス形成部材の径方向外方側ほど広くなるように構成されていると、ゴム壁の壁面で前記板面を軟らかく変位規制することができ、衝撃を生じにくくすることができる。
前記仕切り体の縦断面において、前記テーパ面が曲線状に設定されていると、より衝撃を生じにくくすることができる。
一方の仕切り板の第2仕切り板部と、他方の仕切り板の第2仕切り板部とに挟み込まれる前記ゴム壁の第1ゴム壁部分の一対の壁面は、前記ゴム壁の軸芯と直交するストレート面に形成されて、前記第1ゴム壁部分の肉厚が一定に設定されていると、一対の第2仕切り板部による第1ゴム壁部分の挟み込み状態を安定化できる。
前記第2仕切り板部の前記ゴム壁側を向く板面が、前記仕切り板の軸芯と直交するストレート面に形成されていると、一対の第2仕切り板部による第1ゴム壁部分の挟み込み状態をより安定化できる。
前記連結体は、一方の仕切り板の第1仕切り板部に突設された凸部から成り、前記ゴム壁の中央部に、前記凸部を圧入させる取付け孔が貫通形成され、前記凸部の先端部が、他方の仕切り板の第1仕切り板部に形成された凹部に嵌合して固着していると、一対の仕切り板同士を確実に連結することができる。
本発明においては、前記凸部が筒状に形成され、前記凹部が環状に形成されている構成にすることができる。
前記一対の仕切り板がそれぞれ樹脂材で形成され、前記凸部と凹部とが超音波溶着により固着していると、仕切り板の軽量化を図ることができるとともに、一対の仕切り板同士をより確実に連結することができる。
前記取付け孔の一方の開口の周りの第2ゴム壁部分と、他方の開口の周りの第3ゴム壁部分とが、それぞれ前記取付け孔の軸芯方向外方側に突出し、
一方の仕切り板の第1仕切り板部に形成された環状の第2の凹部に前記第2ゴム壁部分が密嵌するとともに、他方の仕切り板の第1仕切り板部に形成された環状の第3の凹部に前記第3ゴム壁部分が密嵌していると、ゴム壁の径方向中央部側の貫通孔(取付け孔)と前記連結体との間からの液体の洩れを防止できて、液体の洩れに起因する防振性能の低下を回避することができる。
一方の仕切り板の第1仕切り板部に形成された環状の第2の凹部に前記第2ゴム壁部分が密嵌するとともに、他方の仕切り板の第1仕切り板部に形成された環状の第3の凹部に前記第3ゴム壁部分が密嵌していると、ゴム壁の径方向中央部側の貫通孔(取付け孔)と前記連結体との間からの液体の洩れを防止できて、液体の洩れに起因する防振性能の低下を回避することができる。
本発明においては、前記オリフィス形成部材が、前記防振基体に形成された受け部と、前記第2取付け具に外周部が固定されたリング円板状の挟持部材とによって前記オリフィス形成部材の軸芯方向で挟持固定されている構成にすることができる。
前記オリフィス形成部材が樹脂材で形成され、前記挟持部材の内周部が前記オリフィス形成部材に埋設されていると、オリフィス形成部材の軽量化を図ることができる。さらに、部品点数を少なくすることができ、本液封入式防振装置を組み立る際のオリフィス形成部材に対する挟持部材の位置決めを不要にできて、組み立て作業を簡単化することができる。
本発明によれば、異音の発生を抑制できる液封入式防振装置を提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1に、第1取付けボルト10を介して自動車のエンジンに取付けられる第1取付け具1と、第2取付けボルト11を介して車体に取付けられる第2取付け具2と、これらの間に介在して第1取付け具1と第2取付け具2を連結するゴム状弾性体から成る防振基体3と、第2取付け具2に設けられて、防振基体3との間に液体封入室4を形成する部分球状のゴム膜から成るダイヤフラム5と、液体封入室4を防振基体3側の第1液室6とダイヤフラム5側の第2液室7とに仕切る仕切り体8と、第1液室6と第2液室7を連通させるオリフィス9とを備えた液封入式防振装置を示してある。
第1取付け具1は下端部が大径の段付きの円柱状に形成されて、その大径部がストッパ部1Aに構成され、上端部に前記第1取付けボルト10が螺合連結されている。
第2取付け具2は、防振基体3が軸芯方向の一端部12C(上端部)側に加硫成形される横断面円形の筒状金具12と、防振基体3と第1取付け具1のストッパ部1Aを覆う筒状のストッパ金具13と、筒状金具12の他端部12D(下端部)に開口部50が固定される横断面円形のカップ状の底金具14とから成る。筒状金具12の一端部12Cは上広がりのテーパ筒状に形成され、この一端部12Cから径方向外方側に張出すフランジ12Eに前記ストッパ金具13の下端部13Cがかしめ固定されている。59はストッパ金具13を覆うキャップ状のストッパゴムである。
図2,図3,図4に示すように仕切り体8は、第2取付け具2側に設けられた環状のオリフィス形成部材47と、オリフィス形成部材47の内周面47Cに加硫接着して前記内周面47Cの間を塞ぐ円板状のゴム壁15と、ゴム壁15の径方向中央部を貫通する連結体(後述の凸部48)を介して互いに連結し、ゴム壁15をゴム壁15の軸芯方向Aで挟み込む一対の仕切り板17,18とから成り、オリフィス形成部材47の軸芯方向Bにおける一対の仕切り板17,18の変位量がゴム壁15によって規制されるように構成されている。図1に示すようにオリフィス形成部材47は、防振基体3の下端部に形成された受け部57と、筒状金具12の他端部12Dに外周部がかしめ固定されたリング円板状の挟持部材49とによってオリフィス形成部材47の軸芯方向Bで挟持固定されている。前記オリフィス9は、オリフィス形成部材47の外周面と筒状金具12の内周部と挟持部材49の上面との間に環状に形成されている。
各仕切り板17,18は、径方向中央側の連結用の第1仕切り板部51と、この第1仕切り板部51の径方向外方側に位置して、ゴム壁15を挟み込む第2仕切り板部52と、この第2仕切り板部52の径方向外方側に位置して、ゴム壁15に対して隙間Sを空けて対向する第3仕切り板部53とから成る。そして、第3仕切り板部53のゴム壁15側を向く板面53Cと、この板面53Cに対向するゴム壁15の壁面15Cとが、それぞれ径方向外方側ほどゴム壁15の軸芯方向外方側B1に位置するテーパ面に形成されて、前記隙間Sがオリフィス形成部材47の径方向外方側E1ほど広くなるように構成されている。図4に示すように前記仕切り体8の縦断面において、前記テーパ面は、緩やかに曲がる曲線状に設定されている。
一方の仕切り板17(下側の仕切り板)の第2仕切り板部52と、他方の仕切り板18(上側の仕切り板)の第2仕切り板部52とに挟み込まれるゴム壁15の第1ゴム壁部分54の一対の壁面54Cは、ゴム壁15の軸芯O1と直交するストレート面に形成されて、第1ゴム壁部分54の肉厚が一定に設定されている。また、第2仕切り板部52のゴム壁側を向く板面52Cが、仕切り板17,18の軸芯O2と直交するストレート面に形成されている。図4に示すように、ゴム壁15の軸芯O1と仕切り板17,18の軸芯O2とは一致している。
前記連結体は、一方の仕切り板17の第1仕切り板部51に突設された円筒状の凸部48から成る。ゴム壁15の中央部に、前記凸部48を圧入させる取付け孔60が貫通形成され、凸部48の先端部が、他方の仕切り板18の第1仕切り板部51に形成された環状の凹部61に嵌合して固着している。一対の仕切り板17,18はそれぞれ樹脂材で形成され、前記凸部48と凹部61とが超音波溶着により固着している。
前記取付け孔60の一方の開口60Cの周りの第2ゴム壁部分62と、他方の開口60Dの周りの第3ゴム壁部分63とが、それぞれ取付け孔60の軸芯方向外方側C1に円形のリング状に突出し、一方の仕切り板17の第1仕切り板部51に形成された環状の第2の凹部64に前記第2ゴム壁部分62が密嵌するとともに、他方の仕切り板18の第1仕切り板部51に形成された環状の第3の凹部65に第3ゴム壁部分63が密嵌している。第3ゴム壁部分63は、詳しくは、仕切り体8の径方向で前記凸部48の外周面と第3の凹部65の内周面とに密着するとともに、仕切り体8の軸芯方向で第3の凹部65の底面に密着している。
図1に示すように、ダイヤフラム5の外周部5Cに円板状の補強金具19が一体に設けられ、この補強金具19と挟持金具49と底金具14の開口部50と、これらを包み込んだ筒状金具12の他端部12Dとが一体にかしめ固定されている。
底金具14はアルミニウム合金で成形され、底壁20と、縦断面において径方向外方側に少し傾斜する直線状に形成された周壁26と、周壁26の一端部に連なる前記開口部50とから成る。そして、底壁20の内面21から底金具14の軸芯方向に突出する複数のリブ22が、底金具14の軸芯O3周りに放射状に形成されている。
上記の構造の液封入式防振装置では、例えば、ゴム壁15のボリュームや硬度、前記テーパ面の曲率半径(すなわち、第3仕切り板部53のゴム壁15側を向く板面53Cと、この板面53Cに対向するゴム壁15の壁面15Cとの曲率半径)や隙間Sの大きさ等によって防振性能をチューニングすることができる。
[別実施形態]
図5,図6に示すように、前記オリフィス形成部材47が樹脂材で形成され、挟持部材49の内周部49Cがオリフィス形成部材47に埋設されていてもよい。
図5,図6に示すように、前記オリフィス形成部材47が樹脂材で形成され、挟持部材49の内周部49Cがオリフィス形成部材47に埋設されていてもよい。
前記一対の仕切り板17,18がアルミニウム板から成っていてもよく、オリフィス形成部材47がアルミニウム材から成っていてもよい。
第1取付け具1が車体B側に、第2取付け具2がエンジンE側に取付けられていてもよい。振動体がエンジン以外のものであってもよい。以上の実施形態で挙げた数値は一例であり、別の数値であってもよい。
1……第1取付け具、2……第2取付け具、3……防振基体、4……液体封入室、5……ダイヤフラム、6……第1液室、7……第2液室、8……仕切り体、9……オリフィス、15……ゴム壁、17……仕切り板(一方の仕切り板)、18……仕切り板(他方の仕切り板)、47……オリフィス形成部材、48……連結体(凸部)、49……挟持部材、49C……挟持部材の内周部、51……第1仕切り板部、52……第2仕切り板部、53……第3仕切り板部、53C……仕切り板部のゴム壁側を向く板面、54……第1ゴム壁部分、54C……第1ゴム壁部分の壁面、57……受け部、60……取付け孔、60C……取付け孔の一方の開口、60D……取付け孔の他方の開口、61……凹部、62……第2ゴム壁部分、63……第3ゴム壁部分、64……第2の凹部、65……第3の凹部、A……ゴム壁の軸芯方向、B……オリフィス形成部材の軸芯方向、B1……ゴム壁の軸芯方向外方側、C1……取付け孔の軸芯方向外方側、E1……オリフィス形成部材の径方向外方側、O1……ゴム壁の軸芯、O2……仕切り板の軸芯、S……隙間
Claims (12)
- 第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、これらの間に介在して前記第1取付け具と第2取付け具を連結するゴム状弾性体から成る防振基体と、前記第2取付け具に設けられて、前記防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室とに仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備えた液封入式防振装置であって、
前記仕切り体は、
前記第2取付け具に設けられた環状のオリフィス形成部材と、
前記オリフィス形成部材の内周面に加硫接着して前記内周面の間を塞ぐゴム壁と、
前記ゴム壁の径方向中央部を貫通する連結体を介して互いに連結し、前記ゴム壁を前記ゴム壁の軸芯方向で挟み込む一対の仕切り板とから成り、
前記オリフィス形成部材の軸芯方向における前記一対の仕切り板の変位量が前記ゴム壁によって規制されるように構成されている液封入式防振装置。 - 各仕切り板は、径方向中央側の連結用の第1仕切り板部と、この第1仕切り板部の径方向外方側に位置して、前記ゴム壁を挟み込む第2仕切り板部と、この第2仕切り板部の径方向外方側に位置して、前記ゴム壁に対して隙間を空けて対向する第3仕切り板部とから成る請求項1記載の液封入式防振装置。
- 前記第3仕切り板部の前記ゴム壁側を向く板面と、この板面に対向する前記ゴム壁の壁面とが、それぞれ径方向外方側ほど前記ゴム壁の軸芯方向外方側に位置するテーパ面に形成されて、前記隙間が前記オリフィス形成部材の径方向外方側ほど広くなるように構成されている請求項2記載の液封入式防振装置。
- 前記仕切り体の縦断面において、前記テーパ面が曲線状に設定されている請求項3記載の液封入式防振装置。
- 一方の仕切り板の第2仕切り板部と、他方の仕切り板の第2仕切り板部とに挟み込まれる前記ゴム壁の第1ゴム壁部分の一対の壁面は、前記ゴム壁の軸芯と直交するストレート面に形成されて、前記第1ゴム壁部分の肉厚が一定に設定されている請求項2〜4のいずれか一つに記載の液封入式防振装置。
- 前記第2仕切り板部の前記ゴム壁側を向く板面が、前記仕切り板の軸芯と直交するストレート面に形成されている請求項2〜5のいずれか一つに記載の液封入式防振装置。
- 前記連結体は、一方の仕切り板の第1仕切り板部に突設された凸部から成り、前記ゴム壁の中央部に、前記凸部を圧入させる取付け孔が貫通形成され、前記凸部の先端部が、他方の仕切り板の第1仕切り板部に形成された凹部に嵌合して固着している請求項2〜6のいずれか一つに記載の液封入式防振装置。
- 前記凸部が筒状に形成され、前記凹部が環状に形成されている請求項7記載の液封入式防振装置。
- 前記一対の仕切り板がそれぞれ樹脂材で形成され、前記凸部と凹部とが超音波溶着により固着している請求項7又は8記載の液封入式防振装置。
- 前記取付け孔の一方の開口の周りの第2ゴム壁部分と、他方の開口の周りの第3ゴム壁部分とが、それぞれ前記取付け孔の軸芯方向外方側に突出し、
一方の仕切り板の第1仕切り板部に形成された環状の第2の凹部に前記第2ゴム壁部分が密嵌するとともに、他方の仕切り板の第1仕切り板部に形成された環状の第3の凹部に前記第3ゴム壁部分が密嵌している請求項7〜9のいずれか一つに記載の液封入式防振装置。 - 前記オリフィス形成部材が、前記防振基体に形成された受け部と、前記第2取付け具に外周部が固定されたリング円板状の挟持部材とによって前記オリフィス形成部材の軸芯方向で挟持固定されている請求項1〜10のいずれか一つに記載の液封入式防振装置。
- 前記オリフィス形成部材が樹脂材で形成され、前記挟持部材の内周部が前記オリフィス形成部材に埋設されている請求項11記載の液封入式防振装置。
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