JP2009002433A - 液封入式防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大振幅振動時における仕切り板の変位規制効果を損なうことなく、高周波数域での微振幅振動に対して動ばね定数を低減する。
【解決手段】第1液室28Aと第2液室28Bを仕切る仕切り体32は、第2取付け具14の周壁部14Aの内側に設けられた環状のオリフィス形成部材36と、その内周面36Aに外周部38Aが接着されて内周面の間を塞ぐゴム壁38と、ゴム壁をその軸芯方向Xで挟み込む一対の仕切り板40,42とからなる。ゴム壁38には、一対の仕切り板の外周縁40A,42Aよりも径方向内方K1側に位置するゴム壁部分64において、ゴム壁38の表裏両側の壁面38B,38Cに周方向Cに延びる凹溝68,68を設けることで、周方向Cに延びる薄肉状の低剛性部66が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液封入式防振装置に関するものである。
従来、例えば下記特許文献1に記載されているように、第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、前記第1取付け具と第2取付け具を連結するゴム状弾性材からなる防振基体と、前記第2取付け具に取付けられて防振基体との間に液体封入室を形成するゴム膜からなるダイヤフラムと、前記液体封入室を防振基体側の第1液室とダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、これら第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備え、前記仕切り体を、弾性仕切り膜と、該弾性仕切り膜を収容する環状のオリフィス形成部材と、該弾性仕切り膜の変位量を膜面の両側から規制する第1格子部及び第2格子部とで構成した液封入式防振装置が知られている。
かかる液封入式防振装置では、大振幅の低周波数振動が生じると、液体がオリフィスを通って第1液室と第2液室間を流通し、その液体流動効果によって振動を減衰させる。また、微振幅の高周波数振動が生じると、弾性仕切り膜が往復動変形することで、第1液室の液圧を吸収して振動を減衰させる。上記従来の構造によれば、弾性仕切り膜が第1格子部と第2格子部に衝突したときの衝撃が、剛体からなるオリフィス形成部材を介して第2取付け具に伝わり、第2取付け具から車体側に伝わって車室内に異音を生じさせるという問題がある。
これに対し、下記特許文献2には、上記防振特性を損なうことなく、衝撃による異音が車室内に伝わらないようにすることを目的として、第1液室と第2液室を仕切る仕切り体を次のように構成することが提案されている。すなわち、仕切り体は、環状のオリフィス形成部材と、その内周面間を塞ぐゴム壁と、該ゴム壁を貫通する連結部を介して互いに連結され前記ゴム壁を軸芯方向で挟み込む一対の仕切り板、とからなり、該一対の仕切り板の軸芯方向における変位量がゴム壁によって規制されるように構成されている。
特開2006−144806号公報 特開2006−207672号公報
上記特許文献2に開示の構成であると、一対の仕切り板の変位量がゴム壁によって規制されるので、低周波数域での大振幅振動に対してオリフィスによる液体流動効果を発揮させながら、高周波数域での微振幅振動を仕切り板の往復動により減衰させることができる。しかも、該仕切り板がゴム壁で支持されていることから、車室内への異音の伝達を抑制することができる。
このように特許文献2に開示の構成は、高周波数域での微振幅振動に対する防振効果に優れるものであるが、更なる動特性の向上、即ち動ばね定数の低減が求められる場合がある。かかる要求に対し、例えば、ゴム壁を全体的に薄肉化したり、ゴム壁を構成する材料の弾性率を下げるといった方策では、高周波数振動に対して仕切り板を往復動しやすくして動ばね定数を低減できるものの、大振幅振動時におけるゴム壁による仕切り板の変位規制効果も損なわれてしまう。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、大振幅振動時における仕切り板の変位規制効果を損なうことなく、高周波数域での微振幅振動に対して動ばね定数を低減することができる液封入式防振装置を提供することを目的とする。
本発明に係る液封入式防振装置は、第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、前記第1取付け具と第2取付け具を連結するゴム状弾性材からなる防振基体と、前記第2取付け具に取付けられて前記防振基体との間に液体封入室を形成するゴム状弾性膜からなるダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備えたものである。前記仕切り体は、前記第2取付け具の周壁部の内側に設けられて前記オリフィスを形成する環状のオリフィス形成部材と、前記オリフィス形成部材の内周面に外周部が接着されて前記内周面の間を塞ぐゴム状弾性材からなる弾性壁と、前記弾性壁の径方向中央部を貫通する連結部を介して互いに連結され、前記弾性壁を該弾性壁の軸芯方向で挟み込む一対の仕切り板と、からなる。そして、前記弾性壁は、前記一対の仕切り板の外周縁よりも径方向内方側に位置する弾性壁部分において、前記弾性壁の表裏両側の壁面に周方向に延びる凹溝を設けることで、周方向に延びる薄肉状の低剛性部が設けられている。
上記構成によれば、弾性壁に周方向に延びる薄肉状の低剛性部を設けたので、高周波数域での微振幅振動に対し、仕切り板を軸芯方向に往復動させやすくして、動ばね定数を低減することができる。また、この低剛性部が、一対の仕切り板によって挟まれる弾性壁部分の範囲内に設けてあるので、大振幅振動時には、低剛性部がない場合と同様に弾性壁によって一対の仕切り板の往復動変位が規制される。
上記構成においては、低剛性部が、前記弾性壁部分において周方向の全周にわたって設けられていることが、高周波数域での動ばね定数の低減効果を高める上で好ましい。
上記構成において、低剛性部は、前記弾性壁部分における径方向中央部寄りに設けられてもよいが、前記弾性壁部分における外周縁部寄りに設けられていることがより好ましい。低剛性部が中央部寄りに設けられた場合、高周波数域の振動入力時に、一対の仕切り板は、軸芯方向にまっすぐに往復動するだけでなく、軸芯が傾くようなこじり方向における変位を伴いやすい。このようなこじり方向の変位が加わると、仕切り板の外周縁部が弾性壁に当たって踏ん張るようになり、低剛性部による動ばね定数の低減効果が十分に得られないことになる。これに対し、低剛性部を弾性体部分の外周縁部寄りに設けると、このようなこじり方向の変位が生じにくく、仕切り板を軸芯方向にスムーズに往復動させることができるので、高周波数域での動ばね定数の低減効果を更に高めることができる。
上記のように本発明によれば、大振幅振動時における弾性壁による仕切り板の変位規制効果を損なうことなく、高周波数域での微振幅振動に対して動ばね定数を好適に低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る液封入式防振装置10の縦断面図である。この防振装置10は、自動車のエンジンに取付けられる上側の第1取付け金具12と、車体フレームに取付けられる下側の筒状の第2取付け金具14と、これらを連結するゴム状弾性材からなる防振基体16とを備えてなる。
第1取付け金具12は、上向きの取付けボルト18を備えて、このボルト18を介してエンジン側に取り付けられる。第2取付け金具14は、防振基体16が加硫成形される筒状金具20とカップ状の底金具22とからなり、底金具22の中央部に下向きの取付けボルト24が突設され、該ボルト24を介して車体側に取り付けられるようになっている。防振基体16は円錐台形状に形成され、その上端面が第1取付け金具12に、下端部が筒状金具20の上端開口部にそれぞれ加硫接着されている。この防振基体16の下端部に、筒状金具20の内周面を覆うゴム膜状のシール壁部26が連なっている。
第2取付け金具14には、防振基体16の下面との間に液体封入室28を形成するゴム膜からなるダイヤフラム30が取付けられ、液体封入室28に液体が封入されている。液体封入室28は、仕切り体32により、防振基体16側の第1液室28Aとダイヤフラム30側の第2液室28Bに仕切られており、これら第1液室28Aと第2液室28Bはオリフィス34を介して互いに連通されている。
仕切り体32は、図1,2に示されるように、第2取付け金具14の円筒状の周壁部14Aの内側に設けられた円環状のオリフィス形成部材36と、オリフィス形成部材36の内周面36Aに外周部38Aが加硫接着されて内周面36Aの間を塞ぐゴム壁(弾性壁)38と、ゴム壁38をその軸芯方向Xで挟み込む上下一対の樹脂製の仕切り板40,42とからなる。
オリフィス形成部材36は、第2取付け金具14の周壁部14Aとの間に、周方向C(図5参照)に延びるオリフィス34を形成する剛体からなる部材であり、該周壁部14Aの内周のシール壁部26に嵌着されている。
オリフィス形成部材36は、図1に示すように、ダイヤフラム30の外周縁部に埋設された補強金具44と、防振基体16の下端外周部に形成された受止め段部16Aとで挟持固定されている。詳細には、ダイヤフラム30の外周縁部に設けた補強金具44が第2取付け金具14にかしめ固定されており、補強金具44の内周縁部を覆うダイヤフラム30のゴム部分を介して、オリフィス形成部材36の下端部が補強金具44により支持されている。
なお、図4,5において、符号46は、オリフィス34と第1液室28Aを連通させる第1開口であり、符号48は、オリフィス34と第2液室28Bを連通させる第2開口であり、ともにオリフィス形成部材36に設けられている。
上記ゴム壁38は、円板状をなしており、図3に示すように、その外周部38Aが、オリフィス形成部材36の円筒状の本体36Bの内周面36Aに加硫接着されている。ゴム壁38は、径方向中央部に軸芯方向Xに貫通する円形の貫通穴50を備え、そこから径方向外方K2側ほど肉厚が漸次に厚くなるように形成されている。詳細には、ゴム壁38の表裏両側の壁面38B、38Cは、径方向外方K2側ほど軸芯方向外方X1側に位置するテーパ面状に形成されている。なお、ゴム壁38の貫通穴50の周りの表裏両側には、それぞれ軸芯方向Xに突出する環状の凸条52,54が設けられている。
一対の仕切り板40,42は、貫通穴50を貫通する円柱状の連結部56を介して互いに連結されており、樹脂材等の剛体により一体に成形されている。そして、一方(上側)の仕切り板40が第1液室28Aの室壁の一部を構成し(即ち、第1液室28Aに面して配されている。)、他方(下側)の仕切り板42が第2液室28Bの室壁の一部を構成して(即ち、第2液室28Bに面して配されている。)、上記軸芯方向Xにおける一対の仕切り板40,42の変位量がゴム壁38によって規制されている。
連結部56は、上下の仕切り板40,42の中央部にそれぞれ設けられた円柱状の連結用凸部57,58の先端面同士を、超音波溶着などで固着することにより構成されている。連結部56の周りには、それぞれ、ゴム壁38の上下の凸条52,54が嵌合する環状の凹溝60,62が設けられている。
一対の仕切り板40,42は、平面視においてゴム壁38よりも外形が小さく形成されている(図4,5参照)。すなわち、仕切り板40,42の外周縁40A,42Aは、ゴム壁38の外周縁が位置するオリフィス形成部材36の内周面36Aよりも径方向内方K1側で終端している。
また、一対の仕切り板40,42のゴム壁38側を向く板面40B,42B(図3参照)は、径方向外方K2側ほどゴム壁38の軸芯方向外方X1側に位置するテーパ面に形成されており、ゴム壁38との間に径方向外方K2側ほどなだらかに広くなる隙間S(図4参照)を形成するように、ゴム壁38の壁面38B,38Cに対向配置されている。
ゴム壁38には、一対の仕切り板40,42の外周縁40A,42Aよりも径方向内方K1側に位置するゴム壁部分(弾性壁部分)64に、周方向Cに延びる薄肉状の低剛性部66が設けられている。ここで、ゴム壁部分64とは、上記凸条52,54の径方向外方K2側において、上下の仕切り板40,42の板面40B,42Bによって挟まれるように当該板面40B,42Bに対向するゴム壁38の部分であり、該ゴム壁部分64の領域内に低剛性部66が設けられている。
低剛性部66は、ゴム壁38の表裏両側の壁面38B,38Cに、軸芯方向Xに陥没して周方向Cに延びる凹溝68,68を、軸芯方向視で表裏一致させて設けることにより形成されており、その周りのゴム壁部分64よりも薄肉に形成されている。凹溝68は、図4に示すように、底部68Aが断面湾曲状をなすように陥没形成されている。低剛性部66は、図5に示すように、ゴム壁部分64において周方向Cの全周にわたって連続して延びる環状に形成されている。
低剛性部66は、この例では、ゴム壁部分64の外周縁部寄りに設けられている。すなわち、上記凸条52,54と仕切り板40,42の外周縁40A,42Aによって規定されるゴム壁部分64の径方向寸法Lを径方向に2等分する線M(図4参照)よりも径方向外方K2側に、低剛性部66が設けられている。しかも、低剛性部66は、仕切り板40,42の外周縁40A,42Aよりも径方向外方K2側にはみ出さないように、即ち、低剛性部66の径方向外方K2側に、上記ゴム壁部分64の厚肉状部分が確保されるように設けられている。
以上よりなる本実施形態の液封入式防振装置10であると、低周波数域の大振幅振動が生じたとき、一対の仕切り板40,42の変位量がゴム壁38によって規制されるので、液体をオリフィス34を通って第1液室28Aと第2液室28B間で流通させることができ、その液体流動効果によって振動を減衰させることができる。また、高周波数域の微振幅振動が生じたときには、一対の仕切り板40,42が一体となって往復動することで、第1液室28Aの液圧を吸収して振動を減衰させることができる。しかも、一対の仕切り板40,42とオリフィス形成部材36との間に、ゴム壁38が介在しているから、一対の仕切り板40,42のゴム壁38に対する衝撃をゴム壁38で吸収し、該衝撃が車室内に伝わるのを防止することができる。
更に、本実施形態によれば、ゴム壁38に周方向Cに延びる薄肉状の低剛性部66を設けたので、高周波数域での微振幅振動に対し、仕切り板40,42を軸芯方向Xに往復動させやすくして、動ばね定数を低減することができる。この低剛性部66は一対の仕切り板40,42によって挟まれるゴム壁部分64の範囲内に設けてあるので、大振幅振動時には、低剛性部66の径方向両側の厚肉状のゴム壁部分64が仕切り板40,42に当たって踏ん張ることで、仕切り板40,42の変位規制効果を発揮することができる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る仕切り体32を示したものである。第2実施形態は、ゴム壁38における低剛性部66の位置が第1実施形態とは異なり、その他の構成は同一である。以下、相違点のみについて説明する。
この例では、低剛性部66は、上記ゴム壁部分64において上記凸条52,54近傍の径方向中央部寄りに設けられている。すなわち、低剛性部66は、上記凸条52,54と仕切り板40,42の外周縁40A,42Aによって規定されるゴム壁部分64の径方向寸法Lを径方向に2等分する線Mよりも径方向内方K1側に設けられている。この例でも、低剛性部66は、ゴム壁38の表裏両側の壁面38B,38Cに、軸芯方向Xに陥没して周方向Cに延びる凹溝68,68を、軸芯方向視で表裏一致させて設けることにより形成されており、周方向Cの全周にわたって形成されている。
このように低剛性部66を配置した第2実施形態でも、大振幅振動時におけるゴム壁38による仕切り板40,42の変位規制効果を損なうことなく、高周波数域での微振幅振動に対して動ばね定数を好適に低減することができ、第1実施形態と基本的に同様の作用効果が奏される。
図7は、上記第1及び第2実施形態と比較例に係る防振装置について、軸芯方向Xにおける高周波数域での振動に対する動特性を示したグラフである。ここで、比較例とは、ゴム壁38に低剛性部66を設けず、その他は実施形態と同様の構成を持つ例である。
図7に示されるように、第1実施形態及び第2実施形態ともに、比較例に対して、高周波数域での動ばね定数が低減していた。第1実施形態と第2実施形態とを比較した場合、第1実施形態の方が第2実施形態よりも動ばね定数の低減効果が大きかった。これは、第2実施形態のように低剛性部66が中央部寄りに設けられている場合、一対の仕切り板40,42の軸芯方向Xにおける往復動変位に、こじり方向における変位が加わりやすいためである。このようなこじりモードが発生すると、傾いた仕切り板40,42の外周縁40A,42Aがゴム壁38に当たって踏ん張るようになり、低剛性部66による動ばね定数の低減効果が十分に得られない。これに対し、第1実施形態のように低剛性部66が外周縁部寄りに設けられていると、仕切り板40,42にこじりモードが発生しにくくなり、仕切り板40,42を軸芯方向Xにスムーズに往復動させることができるので、狙い通りの動ばね定数低減効果を得ることができる。
なお、上記実施形態では、高周波数域での動ばね定数の低減効果を高めるために、低剛性部66をゴム壁38の全周にわたって連続して設けていたが、必ずしも全周にわたって連続していなくてもよく、例えば、周方向に断続して設けてもよい。断続している場合、低剛性部66の途切れた部分が低剛性部66の内周側と外周側を結ぶ厚肉部となるため、ゴム壁38を射出成形する際に、低剛性部66の内周側と外周側との間でのゴムの流れを確保し、成形性を向上することができる。
第1実施形態に係る液封入式防振装置の縦断面図 同防振装置の仕切り体及びダイヤフラムの縦断面図 同仕切り体及びダイヤフラムの分解縦断面図 同仕切り体の縦断面図 同仕切り体の平面図 第2実施形態における仕切り体の縦断面図 高周波数域での動特性を示すグラフ
符号の説明
10…液封入式防振装置
12…第1取付け具(第1取付け金具)
14…第2取付け具(第2取付け金具)、14A…周壁部
16…防振基体
28…液体封入室、28A…第1液室、28B…第2液室
30…ダイヤフラム
32…仕切り体
34…オリフィス
36…オリフィス形成部材、36A…内周面
38…ゴム壁(弾性壁)、38A…外周部、38B,38C…壁面
40…上側の仕切り板、40A…外周縁、40B…板面
42…下側の仕切り板、42A…外周縁、42B…板面
56…連結部
64…ゴム壁部分(弾性壁部分)
66…低剛性部
68…凹溝
C…周方向
K1…径方向内方側、K2…径方向外方
X…軸芯方向

Claims (4)

  1. 第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、前記第1取付け具と第2取付け具を連結するゴム状弾性材からなる防振基体と、前記第2取付け具に取付けられて前記防振基体との間に液体封入室を形成するゴム状弾性膜からなるダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備えた液封入式防振装置であって、
    前記仕切り体は、
    前記第2取付け具の周壁部の内側に設けられて前記オリフィスを形成する環状のオリフィス形成部材と、
    前記オリフィス形成部材の内周面に外周部が接着されて前記内周面の間を塞ぐゴム状弾性材からなる弾性壁と、
    前記弾性壁の径方向中央部を貫通する連結部を介して互いに連結され、前記弾性壁を該弾性壁の軸芯方向で挟み込む一対の仕切り板と、からなり、
    前記弾性壁は、前記一対の仕切り板の外周縁よりも径方向内方側に位置する弾性壁部分において、前記弾性壁の表裏両側の壁面に周方向に延びる凹溝を設けることで、周方向に延びる薄肉状の低剛性部が設けられた、
    液封入式防振装置。
  2. 前記低剛性部が、前記弾性壁部分において周方向の全周にわたって設けられた、請求項1記載の液封入式防振装置。
  3. 前記低剛性部が、前記弾性壁部分における外周縁部寄りに設けられた、請求項1記載の液封入式防振装置。
  4. 前記低剛性部が、前記弾性壁部分における径方向中央部寄りに設けられた、請求項1記載の液封入式防振装置。
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