JP6151623B2 - 防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は防振装置に関し、特に製品コストの低減を図りつつイナータンスの低減を図ることができる防振装置に関するものである。
自動車の車体と振動源であるエンジンとの間には、車体側への振動の伝達を抑制する防振装置が設けられる。この種の防振装置として、内側取付具と筒状の外側取付具とを連結するゴム状弾性体から構成される防振基体と、防振基体が室壁の一部を構成し液体が封入される液室と、液室を複数に仕切る仕切体と、仕切体により仕切られた液室間を連通するオリフィスとを備える液封入式防振装置が知られている。特許文献1には、液封入式防振装置の内側取付具を車体側に取り付けると共に、ブラケットを介して外側取付具をエンジン側に取り付ける、いわゆる倒立タイプの防振装置が開示されている。特許文献1に開示される防振装置では、防振基体の振動絶縁効果によって、キャビテーション等によって液室で生じた異音が車体に伝達されることを抑制できる。
特開2009−14080号公報
しかしながら上述した従来の防振装置では、ブラケットが特定の周波数で共振振動すると、ブラケットに追従して液封入式防振装置も一体となって振動するため、液封入式防振装置が質量体として作用し、その分、イナータンスの最大ピーク値を示す周波数が低下する。その結果、イナータンスが悪化し、エンジン側の高周波振動が車体側に伝達され易くなるという問題があった。その問題の解決のために、ダイナミックダンパを装着してブラケットの振動エネルギーを代替吸収すると、部品点数が増加する分だけ製品コストが嵩むという問題があった。
本発明は上述した問題を解決するためになされたものであり、製品コストの低減を図りつつイナータンスの低減を図ることができる防振装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段および発明の効果
この目的を達成するために請求項1記載の防振装置によれば、内側取付具が支持体側に取り付けられ、内側取付具より平面視外側に配置される筒状の外側取付具が振動源側に取り付けられる。ゴム状弾性体から構成される防振基体により外側取付具および内側取付具が連結され、防振基体により液室の室壁の一部が構成され液体が封入される。仕切体により液室が複数に仕切られ、仕切体により仕切られた液室間がオリフィスにより連通される。
ブラケットにより外側取付具が振動源側に連結され、外側取付具とブラケットとの間に、ゴム状弾性体から構成されるバネ部が介設される。バネ部および防振装置本体は、ブラケットに対する副振動系を構成するので、ブラケットが特定の周波数で共振振動した場合に、バネ部により、ブラケットに追従して防振装置本体が一体となって振動することを抑制できる。その結果、イナータンスの低減を図ることができる効果がある。
また、このようにイナータンスの低減を図ることができれば、ブラケットの振動エネルギーを代替吸収するためのダイナミックダンパを設ける必要がないので、その分、製品コストの低減を図ることができるという効果がある。
ブラケットは、防振装置本体の軸方向と交差する方向に振動源側から筒状の保持部が延設され、保持部は、防振装置本体の軸方向に開口し外側取付具の径方向外側(軸直角方向)に位置する。バネ部は、保持部の内周面と外側取付具の外周面との間に挟持され圧縮される。圧縮されたバネ部によって防振装置本体は保持される。バネ部による防振装置本体の保持力を確保しつつ、バネ部の軸直角方向(圧縮方向)のばね定数を調整することは困難であるが、軸方向(せん断方向)のばね定数は、軸直角方向(圧縮方向)のばね定数と比較して調整し易い。従って、防振装置本体およびバネ部によって機能するダイナミックダンパでは、軸方向(せん断方向)を共振モードとする固有振動数を、軸直角方向(圧縮方向)を共振モードとする固有振動数より調整し易くできる。その結果、軸方向(せん断方向)を共振モードとする固有振動数を調整することで、イナータンスを低減させ易くできる。その結果、バネ部による防振装置本体の保持力を確保しつつ、イナータンスを低減させる設計の自由度を確保できる効果がある。
バネ部は、外側取付具の外周面に接着されると共に防振基体と一体に成形されているので、防振基体の成形時にバネ部を成形できる。その結果、バネ部の成形時の作業性を向上できる効果がある。
フランジ下面部およびフランジ上面部は、軸方向厚さが、バネ部の径方向厚さより大きく設定されている。これにより、防振基体を加硫成形するときに、フランジ下面部およびフランジ上面部よりゴムの流動方向下流となるバネ部の成形に必要なゴム量を少なくすることができる。この結果、ゴムの注入ムラを生じ難くすることができ、バネ部に欠陥を生じ難くできる。これにより、バネ部の歩留を向上できると共に、ゴムの使用量を減らし製造コストの削減を図ることができる。
請求項2記載の防振装置によれば、内側取付具を除く防振装置本体の質量、及び、外側取付具とブラケットとの間に介設されたバネ部のばね定数が、ブラケットのイナータンスの最大ピーク値を低下させるように設定される。これにより、請求項1の効果に加え、内側取付具を除く防振装置本体を質量体、バネ部を弾性体とするダイナミックダンパとして機能させることができ、ブラケットのイナータンスを低減できる効果がある。
本発明の一実施の形態における防振装置の斜視図である。 防振装置の分解立体図である。 防振装置の分解立体図である。 ブラケット及び防振装置本体の側面図である。 図1のV−V線における防振装置の断面図である。 図5のVI−VI線における防振装置の断面図である。 防振装置の振動系モデルを示す図である。 周波数とイナータンスとの関係を示す図である。 周波数とイナータンスとの関係を示す図である。 周波数とイナータンスとの関係を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態における防振装置1の斜視図であり、図2及び図3は防振装置1の分解立体図である。なお、図1から図6に図示する矢印X、矢印Y、矢印Zは、車両の前後方向、左右方向、上下方向をそれぞれ示している。防振装置1は、自動車のエンジンを車体に対して弾性支持する装置であり、内部に液体が封入される液体封入式のエンジンマウントである。防振装置1は、支持体である車体側に取り付けられる第1ブラケット10と、振動源であるエンジン側に取り付けられる第2ブラケット20と、第2ブラケット20に上部側が取り付けられると共に第1ブラケット10に下端部が取り付けられる防振装置本体30とを備えている。第1ブラケット10と第2ブラケット20との間に衝撃を緩衝するストッパゴム部材40が介設されている。
図2に示すように第1ブラケット10は、金属製(本実施の形態ではアルミニウム合金製)の鋳造成形品であり、防振装置本体30の軸方向(矢印Z方向)に直交する方向(矢印X方向)に向かって直線状に延びる車体側固定部11と、車体側固定部11の両側に立設され防振装置本体30を跨ぐ略コ字状に形設されるストッパ部12とを備えている。
車体側固定部11は、車体(図示せず)に締結固定されると共に防振装置本体30の下端が固定される部位であり、軸方向(矢印Z方向)に貫通するボルト挿通孔11aが設けられている。ボルト(図示せず)がボルト挿通孔11aに挿通され車体(図示せず)に締結されることで、車体側固定部11が車体に固定される。車体側固定部11は、ボルトB(図4参照)が挿通される貫通孔11bが中央に貫通形成される。貫通孔11bに挿通されたボルトBにより防振装置本体30の下端部が第1ブラケット10に締結固定される。
ストッパ部12は、第2ブラケット20に保持された防振装置本体30の変位を規制するための部位であり、車体側固定部11の両側に設けられる一対の縦壁部13と、縦壁部13の上端を連結する上壁部14とを備えている。防振装置本体30を跨ぐように設けられるストッパ部12により、第1ブラケット10に対する防振装置本体30の相対変位が規制される。
第2ブラケット20は、金属製(本実施の形態ではアルミニウム合金製)の鋳造成形品であり、車両の上下方向(矢印Z方向)に向かって延びるブラケット本体21と、ブラケット本体21と直交する方向(図2のY方向)にブラケット本体21の上部から延設される保持部22とを備えている。ブラケット本体21は第2ブラケット20をエンジン側に固定するための部位であり、防振装置本体30の軸方向(矢印Z方向)に直交する方向(矢印X方向)に向かって直線状に延びる固定部23と、固定部23の短手方向端部に立設される板状の立設部24と、固定部23と立設部24とを連結する複数のリブ部25とを備えている。ブラケット本体21は、固定部23と立設部24とを複数のリブ部25で連結する構成なので、剛性を確保しつつ軽量化できる。
保持部22は、防振装置本体30を保持するための部位であり、立設部24の上端から車両左右方向(矢印Y方向)に突設される。ブラケット本体21は、軸方向(矢印Z方向)に貫通するボルト挿通孔23aが固定部23に形成されている。ボルト挿通孔23aにボルト(図示せず)を挿通し、エンジン側に形成された雌ねじ(図示せず)にボルトを螺合することで、ブラケット本体21がエンジン側に締結固定される。
ここで、エンジン側に対面するブラケット本体21の固定部23は、車両前後方向(矢印X方向)寸法が車両左右方向(矢印Y方向)寸法より大きく設定されている。保持部23は、ブラケット本体21の車両左右方向(矢印Y方向)に突設されているので、第2ブラケット20は、車両前後方向(矢印X方向)より車両左右方向(矢印Y方向)に揺動し易い。
図3に示すように保持部22は、ストッパゴム部材40が被着されると共に防振装置本体30の上部が嵌入される略円筒状の部位であり、軸方向(矢印Z方向)視して略円形状の開口部22aが軸方向に貫通形成される。開口部22aは、防振装置本体30の上部が嵌挿される部位である。保持部22は、ブラケット本体21の反対側に位置する先端側の外周部22bが、ブラケット本体21側の厚さと比較して、軸方向における下方からの厚さが小さく設定されている。これにより、外周部22bが形成されていない場合と比較して、保持部22(第2ブラケット20)の質量を小さくできる。
ストッパゴム部材40は、ゴム状弾性体から一体に構成される部材であり、保持部22及び防振装置本体30の上部を覆うように設けられる板状の第1ストッパゴム部41と、保持部22の両側面を覆うように互いに対向して設けられる一対の板状の第2ストッパゴム部42とを備えている。第1ストッパゴム部41は、防振装置本体30の上方への相対変位を制限する部位であり、第1ブラケット10(図2参照)の上壁部14に対向して配置される。第2ストッパゴム部42は、防振装置本体30の前後方向(矢印X方向)への相対変位を制限する部位であり、第1ブラケット10の縦壁部13に対向して配置される。第1ストッパゴム部41及び第2ストッパゴム部42は複数の凸部43が設けられている。凸部43が圧縮されることにより上壁部14及び縦壁部13に対する衝突時の衝撃を緩和できるので、打音防止効果を向上できる。
ストッパゴム部材40は、第2ストッパゴム部42の下端に固定片44が設けられている。固定片44は、ストッパゴム部材40を保持部22に固定するための薄肉状の部位であり、各第2ストッパゴム部42の下端の両側の2箇所に、互いに向き合うように突設される。固定片44は、ストッパゴム部材40が保持部22に装着されると、保持部22の下端面に配置される。
防振装置本体30は、内部に液体が封入される液封入式防振装置であり、支持体である車体に取り付けられる軸状の内側取付具31と、振動源であるエンジン側に取り付けられる円筒状の外側取付具32と、外側取付具32及び内側取付具31を連結するゴム状弾性体から構成される防振基体33とを備えている。外側取付具32及び内側取付具31は同心状に配置されると共に、外側取付具32は内側取付具31より高い位置に設けられる。外側取付具32の外周面には、ゴム状弾性体から構成されるバネ部34が設けられる。外周面にバネ部34が設けられた外側取付具32は、保持部22に圧入され保持される。
次に図4を参照して、防振装置本体30を保持した第2ブラケット20について説明する。図4はブラケット(第2ブラケット20)及び防振装置本体30の側面図である。なお、図4では保持部22及び防振装置本体30の上部に被着されるストッパゴム部材40の図示は省略する。図4に示すように防振装置本体30は、外側固定具32が第2ブラケット20の保持部22に固定され、内側固定具31が第1ブラケット10(図2参照)の車体側固定部11に固定される。防振装置1は、質量の大きなエンジン側(エンジン及び変速装置等)を弾性支持しなければならないので、車両上下方向(矢印Z方向)のばね定数が他の方向のばね定数に比較して大きく設定されている。第2ブラケット20はブラケット本体21の固定部23がエンジン側に固定されるので、車両左右方向(矢印Y方向)や車両上下方向(矢印Z方向)にエンジン側が振動して第2ブラケット20が特定の周波数で共振振動すると、防振装置本体30は、内側固定具31を支点にして第2ブラケット20を介して車両左右方向(矢印Y方向)に揺動され易い。
次に図5及び図6を参照して防振装置本体30について説明する。図5は図1のV−V線における防振装置1の断面図であり、図6は図5のVI−VI線における防振装置1の断面図である。図5及び図6に示すように、防振装置本体30は、車体側固定部11に取り付けられる内側取付具31と、保持部22に取り付けられる外側取付具32と、外側取付具32及び内側取付具31の間に介設されて互いに連結するゴム状弾性体から構成される防振基体33とを備えている。
内側取付具31は、外側取付具32の軸心O上に配置されたボス金具であり、下方に開口して軸心Oにボルト孔31aが形成されており、ボルト孔31aに螺着されるボルトBを介して車体側固定部11に取り付けられる。外側取付具32は、内側取付具31の径方向外側かつ軸方向(矢印Z方向)上側に配置される円筒状の部材であり、円筒状に形成される小径部32aと、小径部32aから軸方向下側に向かうにつれて漸次拡径される傾斜部32bと、傾斜部32bの下端に配置されると共に小径部32aより大径に形成される大径部32cと、大径部32cの下端から径方向外側に向かって張り出し形成されるフランジ部32dとを備えている。
防振基体33は、上端部が傾斜部32bから大径部32cに亘る外側取付具32の下端開口部に、下端部が内側取付具31にそれぞれ加硫接着され、下端側が、軸方向(矢印Z方向)下側に向かうにつれて漸次小径となる円錐台状に形成される。防振基体33は、外側取付具32の小径部32aの内周面を覆うゴム膜状のシール壁部33aが上端部に連成されている。また、防振基体33は、フランジ部32dから小径部32aに亘る外側取付具32の外周面を覆うゴム膜状のバネ部34が連成されている。バネ部34は、フランジ部32dの上面を覆うフランジ上面部33b、及び、フランジ部32dの下面を覆うフランジ下面部33cと連成されることで、防振基体33と一体に形成されている。これにより、防振基体33の成形時にバネ部34を加硫成形できる。その結果、バネ部34を別途成形する場合と比較して、バネ部34の成形時の作業性を向上できる。また、防振基体33と一体にバネ部34を形成することで、バネ部34の下部側(フランジ部32d側)が外側取付具32から剥離することを防ぎ、バネ部34の耐久性を向上できる。
また、フランジ下面部33c及びフランジ上面部33bは、軸方向厚さが、バネ部34の径方向厚さより大きく設定されている。これにより、防振基体33を加硫成形するときに、内側取付具31及び外側取付具32を固定した金型のキャビティ内にゴムを注入する注入孔を防振基体33の上に設けることにより、フランジ下面部33c及びフランジ上面部33bよりゴムの流動方向下流となるバネ部34の成形に必要なゴム量を少なくすることができる。この結果、キャビティ内へのゴムの注入ムラを生じ難くすることができ、バネ部34に欠陥を生じ難くできる。これにより、バネ部34の歩留を向上できると共に、ゴムの使用量を減らし製造コストの削減を図ることができる。
外側取付具32は、小径部32aの上端に形成されたかしめ部32eにより、防振基体33の軸方向(矢印Z方向)の端面(上面)に対向配置されるダイヤフラム35を取着する。ダイヤフラム35は、防振基体33との間に液体が封入された液室を形成するための部材である。ダイヤフラム35は、可撓性を有するゴム状弾性膜から一体に構成されており、変位を生じる円形状の膜部の外周に環状の補強金具35aが加硫接着されている。ダイヤフラム35は、補強金具35aを介してかしめ部32eにより仕切体36に固定される。
仕切体36は、液室を複数に仕切るための部材である。仕切体36により、液室は、防振基体33が室壁の一部を構成する主液室L1と、ダイヤフラム35が室壁の一部を構成する副液室L2とに仕切られる。仕切体36は、シール壁部33aを介して外側取付具32の内周に嵌着されるオリフィス形成部材37と、オリフィス形成部材37の径方向内側で主液室L1と副液室L2とを軸方向に仕切るゴム膜からなる弾性仕切膜38と、弾性仕切膜38の変位量をその膜面の両側から規制する上下一対の格子状の変位規制手段39とを備えている。オリフィス形成部材37は、軸方向(矢印Z方向)視が円形状に形成されると共に、外周側に主液室L1と副液室L2とを連通するオリフィス37aが形成される。一対の変位規制手段39の内、上側(ダイヤフラム35側)の変位規制手段39はオリフィス形成部材37の内周面と一体に設けられる。
防振装置本体30を第2ブラケット20の保持部22に保持させるときには、ストッパゴム部材40を第2ブラケット20の保持部22に被せた状態で、防振装置本体30の外側取付具32を、小径部32a側から保持部22内に挿入する。外側取付具32の大径部32c及び大径部32cの外周面に位置するバネ部34が保持部22に圧入されることにより、バネ部34は外側取付具32の大径部32c及び保持部22に挟持され、防振装置本体30は保持部22に保持される。小径部32a及び傾斜部32bは大径部32cより外径が小さく設定されているので、外側取付具32を保持部22へ挿入し易くでき、外側取付具32の保持部22への圧入時の作業性を向上できる。
なお、保持部22の下面とフランジ部32dとの干渉により、保持部22への外側取付具32の圧入(軸方向の相対移動)が規制される。このときにはフランジ部32dと保持部22との間にフランジ上面部33bが介設される。フランジ部32dがフランジ上面部33bで覆われていない場合には、エンジン側の振動によって保持部22が振動したときに、保持部22がフランジ部32dに衝突して異音が生じるおそれがあるが、フランジ部32dを覆うフランジ上面部33bにより異音の発生を抑制できる。
以上説明した倒立タイプの防振装置本体30によれば、大振幅の振動が生じた場合には、オリフィス37aによる液体流動効果により振動が減衰される。一方、微振動の高周波振動が生じた場合には、仕切体36の弾性仕切膜38の往復動変位により低動ばね特性が発揮される。また、弾性仕切膜38が変位規制手段39と衝突して生じる打音や、キャビテーションによって液室内で生じる異音については、外側取付具32と車体側の内側取付具31との間に介在する防振基体33によって、打音や異音による振動が吸収され打音や異音が車室内に伝達されるのを抑制できる。
ここで、防振装置本体30(内側取付具31及び内側取付具31に螺着されるボルトBを除いた部分)は第2ブラケット20(保持部22)に吊り下げられた状態にあるので、エンジン側の振動によって第2ブラケット20が特定の周波数で共振振動すると、防振装置本体30(内側取付具31及び内側取付具31に螺着されるボルトBを除いた部分)が質量体として作用し、第2ブラケット20のイナータンスに影響を与える。これを防止するため第2ブラケット20と外側取付具32との間にバネ部34が介設されている。
次に図7を参照して、バネ部34が第2ブラケット20のイナータンスを低減するメカニズムについて説明する。図7は防振装置1の振動系モデルを示す図である。図7に示すように防振装置本体30及び第2ブラケット20を有する防振装置1において、防振装置本体30(液室(主液室L1及び副液室L2)に封入される液体や防振基体33等を含み、内側取付具31及び内側取付具31に螺着されるボルトBを除いた部分)の質量をM1、第2ブラケット20の質量をM2、エンジン側の質量をM3とし、防振基体33のばね定数をK1、バネ部34のばね定数をK2、第2ブラケット20の剛性に基づくばね定数をK3とする。なお、バネ部34のばね定数K2は、バネ部34を構成するゴム状弾性体の剛性以外に、保持部22に対する嵌め合い代、ゴムボリューム等に基づくものである。
エンジン側の振動によって第2ブラケット20が特定の周波数で共振振動した場合に、バネ部34があるので、防振装置本体30及びバネ部34は、第2ブラケット20に対する副振動系を構成する。その結果、第2ブラケット20に追従して防振装置本体30が一体となって振動することを抑制できる。よって、第2ブラケット20のイナータンスの低減を図ることができる。
ここで、質量の関係はM1<M2<M3であり、ばね定数の関係はK1<K3,K2<K3である。K1<K2という関係に設定すると、質量M1及びばね定数K2が、質量M2に対してダイナミックダンパとして機能する。このダイナミックダンパの固有振動数Fは、F=1/2π・(K2/M1)1/2である。この関係式を用い、第2ブラケット20のイナータンスのピークとなる周波数を考慮して、ダイナミックダンパの固有振動数をチューニングすることにより、第2ブラケット20のイナータンスの最大ピーク値を低下させることができる。その結果、第2ブラケット20のイナータンスを低減させることができる。
なお、第2ブラケット20のイナータンスの最大ピーク値を低下させるために、第2ブラケット20に別途ダイナミックダンパを装着して、第2ブラケット20の振動エネルギーを代替吸収させることは可能である。しかし、ダイナミックダンパを装着すると、部品点数が増加する分だけ製品コストが嵩むという問題がある。
また、第2ブラケット20の剛性を高くすることで第2ブラケット20の固有振動数を高振動数域に設定することは可能である。しかし、第2ブラケット20の剛性を高くすると、一般に質量が増大するので、車体の質量の増大に繋がり、燃費が低下するという問題が生じる。
これに対し防振装置1によれば、防振装置本体30の質量M1及びバネ部34のばね定数K2をダイナミックダンパとして機能させることにより、第2ブラケット20にダイナミックダンパを別途設けることを不要にできる。その結果、質量の増大を抑制できると共に部品点数の増加を防ぎ、その分、燃費の悪化を防ぐと共に製品コストの低減を図ることができる。
また、バネ部34は、外側取付具32(大径部32c)及び保持部22に挟持され、軸方向(矢印Z方向)と直交する外側取付具32の径方向に圧縮される。圧縮されたバネ部34によって防振装置本体30は第2ブラケット20に保持される。バネ部34による防振装置本体30の保持力を確保しつつ、バネ部34の径方向(圧縮方向)のばね定数を調整することは困難である。バネ部34の径方向(圧縮方向)のばね定数を小さくすると、外側取付具32(大径部32c)と保持部22との嵌め合いが緩くなるからである。
ここで、第2ブラケット20が車両左右方向(矢印Y方向)に揺動すると、保持部22に対して外側取付具32は軸方向(矢印Z方向)に相対変位する。ゴム状弾性体から構成されるバネ部34は、その特性上、軸方向(せん断方向)のばね定数(せん断剛性に基づくばね定数)を、径方向(圧縮方向)のばね定数と比較して調整し易い(小さくし易い)。よって、防振装置本体30及びバネ部34によって機能するダイナミックダンパでは、軸方向(せん断方向)を共振モードとする固有振動数を、軸直角方向(圧縮方向)を共振モードとする固有振動数より調整し易くできる(小さくし易くできる)。その結果、調整し易い軸方向(せん断方向)を共振モードとする固有振動数をチューニングすることで、イナータンスを低減させ易くできる。その結果、バネ部34による防振装置本体30の保持力を確保しつつ、イナータンスを低減させる設計の自由度を確保できる。
また、第2ブラケット20は、車両前後方向(矢印X方向)に長く車両左右方向(矢印Y方向)に短い矩形状に固定部23が形成されているので、車両前後方向に揺動し難く車両左右方向に揺動し易い。そのため、車両左右方向(矢印Y方向)の振動が第2ブラケット20に伝達されると、保持部22に対して外側取付具32は軸方向(矢印Z方向)に相対変位するが、車両前後方向(矢印X方向)の振動が第2ブラケット20に伝達されると、保持部22に対して外側取付具32は車両前後方向(矢印X方向)に相対変位する。そのため、車両前後方向の振動により、バネ部34は車両前後方向(矢印X方向)に圧縮される。車両前後方向(矢印X方向)におけるバネ部34のばね定数を大きくできるので、防振装置本体30及びバネ部34により構成されるダイナミックダンパの車両前後方向(矢印X方向)における共振周波数を高周波側に設定できる。共振振動の複数の共振点を異ならせることができるので、車両前後方向(矢印X方向)の振動については2重防振の効果が得られる。
次に図8から図10を参照して、防振装置本体30及びバネ部34により構成されるダイナミックダンパの効果を確認した実験結果について説明する。この実験は、バネ部34を介して防振装置本体30を保持した第2ブラケット20(図4参照)の固定部23に加わる加振力をF、保持部22に生じる加速度をAとし、剛体共振の振動レベル(イナータンスA/F)を測定したものである。実験では、第2ブラケット20が保持する防振装置本体30の質量を150g,350g,750gと変えて、イナータンスを測定した。比較のため、第2ブラケット20(単体)、防振装置本体30を保持した第2ブラケット20(バネ部34を有しないもの、以下「比較例」と称す)のイナータンスも測定した。なお、保持部22に生じる加速度Aは、保持部22の周上の4点(等間隔にとった4点)の平均値をとった。
図8は防振装置本体30の質量を750gとしたときの周波数とイナータンスとの関係を示す図であり、図9は防振装置本体30の質量を350gとしたときの周波数とイナータンスとの関係を示す図であり、図10は防振装置本体30の質量を150gとしたときの周波数とイナータンスとの関係を示す図である。
図8に示すように、第2ブラケット単体(破線)では、イナータンス(振動レベル)の最大ピークが約550Hzに存在するのに対し、比較例では、ピーク周波数が約450Hzに低下することがわかった。防振装置本体30が質量体として作用するからである。
これに対し、バネ部34を介して防振装置本体30(質量750g)を保持した第2ブラケット20(実施例1)では、イナータンスのピーク周波数を約280Hzに低下させることで、約350〜550Hzの振動レベルを比較例に対して低減することができた。図8のハッチングで示す領域が、ダイナミックダンパ効果による振動減衰領域である(図9及び図10において同じ)。
図9に示すように、バネ部34を介して防振装置本体30(質量350g)を保持した第2ブラケット20(実施例2)では、イナータンスのピーク周波数を約500Hzに上昇させることで、約450Hz以下の振動レベルを比較例に対して低減することができた。
図10に示すように、バネ部34を介して防振装置本体30(質量150g)を保持した第2ブラケット20(実施例3)では、イナータンスのピーク周波数を約620Hzに上昇させることで、約500Hz以下の振動レベルを比較例に対して低減することができた。
以上のように本実施形態によれば、防振装置本体30及びバネ部34のダイナミックダンパ効果により、防振装置本体30を保持した第2ブラケット20の振動レベルを抑制することができる。これにより、エンジン側からの高周波振動が車体側に伝達されることを防ぎ、車室内の騒音レベルを確保できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施の形態では、防振装置本体30の外側取付具32と、第2ブラケット20の保持部22との間にバネ部34を介設させる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。エンジン側に連結される第2ブラケット20(振動部材)に対して質量体としての防振装置本体30をバネ部34で弾性支持することにより、第2ブラケット20に対する副振動系を構成し、副振動系の固有振動数をチューニングすれば制振できるからである。従って、外側取付具32と保持部22との間に介設されたバネ部34に代えて、例えば、第2ブラケット20のブラケット本体21と保持部22とを分割し、ブラケット本体21と保持部22との間をゴム状弾性体(バネ部)で連結する構成とすることは可能である。
上記実施の形態では、防振装置本体30の仕切体36が、弾性仕切膜38と、その弾性仕切膜38の変位量を規制する変位規制手段39とを備える場合について説明したが、弾性仕切膜38及び変位規制手段39を省略することは当然可能である。
上記実施の形態では、仕切体36に液室が2つ(主液室L1及び副液室L2)に分けられた防振装置本体30について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、防振装置本体30を、主液室L1の他、複数の副液室を有する周知の液封入式防振装置に置き換えることは当然可能である。この場合には、主液室L1及び複数の副液室の内の2つの液室間を、仕切体36に形成された他のオリフィスによって連通させることができる。
上記実施の形態では、液封入式防振装置を、自動車のエンジンを弾性支持するエンジンマウントとして用いる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。液封入式防振装置を、ボディマウント、デフマウント等、種々の防振装置に適用することは当然可能である。
1 防振装置
20 第2ブラケット(ブラケット)
22 保持部
30 防振装置本体
31 内側取付具
32 外側取付具
32d フランジ部
33 防振基体
33b フランジ上面部
33c フランジ下面部
34 バネ部
36 仕切体
37a オリフィス
L1 主液室(液室の一部)
L2 副液室(液室の一部)

Claims (2)

  1. 支持体側に取り付けられる内側取付具と、前記内側取付具より平面視外側に配置されると共に振動源側に取り付けられる筒状の外側取付具と、前記外側取付具と前記内側取付具とを連結するゴム状弾性体から構成される防振基体と、前記防振基体が室壁の一部を構成し液体が封入される液室と、前記液室を複数に仕切る仕切体と、前記仕切体により仕切られた液室間を連通するオリフィスとを備える防振装置本体と、
    前記防振装置本体の外側取付具を振動源側に連結するブラケットとを備える防振装置において、
    ゴム状弾性体から構成されると共に前記外側取付具と前記ブラケットとの間に介設されるバネ部を備え、
    前記ブラケットは、前記防振装置本体の軸方向と交差する方向に振動源側から延設されると共に、前記防振装置本体の軸方向に開口し前記外側取付具の径方向外側に位置する筒状の保持部を備え、
    前記外側取付具は、径方向外側に向かって張り出すフランジ部を備え、
    前記防振基体は、前記フランジ部の下面を覆うフランジ下面部、及び、前記フランジ部の上面を覆うフランジ上面部を介して前記バネ部と一体に成形され、
    前記バネ部は、前記外側取付具の外周面に接着されると共に前記保持部の内周面と前記外側取付具の外周面との間に挟持され、
    前記バネ部のばね定数は、前記防振基体のばね定数より大きく、
    前記フランジ上面部および前記フランジ下面部の軸方向厚さは、前記バネ部の径方向厚さより大きいことを特徴とする防振装置。
  2. 前記内側取付具を除く前記防振装置本体の質量、及び、前記外側取付具と前記ブラケットとの間に介設された前記バネ部のばね定数は、前記ブラケットのイナータンスの最大ピーク値を低下させるように設定されていることを特徴とする請求項1記載の防振装置。
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