JP6214263B2 - 防振装置 - Google Patents
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また、減衰ユニットの性能が同じであっても、マウント本体との組合せによる個別の製造ツールが必要となることから、製造コストがかかるという問題があった。
本発明に係る防振装置は、振動発生部および振動受け部のうちのいずれか一方に連結される筒状の第1取付け部材、および他方に連結される第2取付け部材と、これらの両取付け部材同士を連結する第1弾性体と、を備える防振装置であって、前記第1取付け部材の内側に配設されるとともに、前記振動発生部からの入力振動を減衰する減衰ユニットを取り付け可能な連結部を有し、該連結部は、前記第1取付け部材に形成される第1連結部と、前記第2取付け部材に形成される第2連結部と、からなり、前記第1連結部には、前記減衰ユニットの、前記第1取付け部材に対する該第1取付け部材の軸線方向に沿う位置を調整する調整機構が備えられていることを特徴としている。
また、本発明に係る防振装置は、振動発生部および振動受け部のうちのいずれか一方に連結される筒状の第1取付け部材、および他方に連結される第2取付け部材と、これらの両取付け部材同士を連結する第1弾性体と、を備える防振装置であって、前記第1取付け部材の内側に配設されるとともに、前記振動発生部からの入力振動を減衰する減衰ユニットを取り付け可能な連結部を有し、該連結部は、前記第1取付け部材に形成される第1連結部と、前記第2取付け部材に形成される第2連結部と、からなり、前記連結部に前記減衰ユニットが取り付けられ、前記減衰ユニットは、内部に液体が封入される液室が形成された筒状の本体部と、該本体部の開口を閉塞する受圧部と、前記本体部の内部を、前記受圧部を隔壁の一部とする主液室と副液室とに区画するとともに、両液室同士を互いに連通する連通路が形成された仕切り部材と、を備え、前記受圧部は、前記本体部に液密状態で変位自在に配置され、若しくは弾性変形自在に形成され、前記本体部は、前記第1取付け部材に着脱自在に装着されるとともに、前記受圧部は、前記第2取付け部材に着脱自在に装着され、前記受圧部と前記第2取付け部材とを連結する前記第2連結部は、前記第1取付け部材の軸線方向に複数に分割されるとともに、それぞれの分割体同士が第2弾性体により連結されていることを特徴としている。
さらに、減衰ユニットが前記防振部材に対して分離可能な構成であるので、第2取付け部材が小さな場合であっても、前記防振部材とは別に設けられる受圧部の有効受圧径を大きく設計することが可能であり、必要な減衰を得る設計を行うことができる。
また、第2連結部の分割体同士が上下方向に配列される場合、それら分割体同士の間に第2弾性体が介在されることにより、軸直方向の振動入力時において、例えば上側の分割体の左右方向の変位に対して下側の分割体がつられて変位するに従い、受圧部が上方向に変位し、これにより液室の容積変化が発生し、仕切り部材に形成された連通路を通じて液室間の液体の流動が生ぜしめられ、減衰効果を得ることができる。
連結部20、30は、第1取付け部材2に形成される第1連結部20と、第2取付け部材3に形成される第2連結部30と、からなる。
なお、第2連結部30と第2取付け部材3との固定は、上記ねじ33による係合に限定されず、例えばプランジャによるものでもよい。
調整機構20Aは、第1取付け部材2の内周面に設けられた環状底部2Aと、減衰ユニット10の本体部11の外周面に設けられた外周リング21と、環状底部2Aと外周リング21とがボルト22とナット23によって係合されている。環状底部2Aは、第1取付け部材2の下端から径方向の内側に向けて突出するとともに全周に沿って延び、周方向に間隔をあけて複数の挿通孔2aが形成されている。外周リング21は、環状底部2Aの上方に重なって配置され、周方向に沿って前記挿通孔2aと対応する位置に雌ねじ孔21aが形成されている。そして、環状底部2Aの挿通孔2aに下方からボルト22を挿通し、このボルト22にナット23が螺合され、ボルト22の先端が外周リング21の
雌ねじ孔21aに螺合している。
なお、詰め物が粘性体の場合には、減衰ユニット10とは別に減衰機能を持たせることができる。とくに、粘性体の場合には、周波数依存性の低い減衰機能を発揮させることができる。また、詰め物が弾性体又は剛性体の場合には、詰める物体の剛性、弾性、重量等を調整することで、本体ゴム(第1弾性体4)のバネ比を調整することが可能となり、また振動荷重を負担することで本体ゴムの耐久性を向上させることができる。
図1に示すように、本実施の形態の防振装置1では、振動受け部Tに第1取付け部材2を連結し、振動発生部Pに第2取付け部材3を連結した状態で、第1取付け部材2の内側で第1連結部20及び第2連結部30によって減衰ユニット10を取り付けることができる。このように減衰ユニット10を着脱可能に設けることができるので、第1取付け部材2、第2取付け部材3、及び第1弾性体4を備えた部分(これを防振部材という)と、既知の減衰特性、動バネ特性を有する減衰ユニット10(仕切り部材16やオリフィス等)と、を個別に設計することが可能となる。
さらに、減衰ユニット10が前記防振部材に対して分離可能な構成であるので、第2取付け部材3が小さな場合であっても、前記防振部材とは別に設けられる受圧部12の有効受圧径を大きく設計することが可能であり、必要な減衰を得る設計を行うことができる。
2 第1取付け部材
3 第2取付け部材
4 第1弾性体
10 減衰ユニット
11 本体部
12 受圧部
13 主液室
14 副液室
15 連通路
16 仕切り部材
17 硬質部
17A 中央部
17B 外周部
18 弾性部
20 第1連結部
20A 調整機構
30 第2連結部
31A、31B 分割体
32 第2弾性体
O 軸線
P 振動発生部
T 振動受け部
Claims (9)
- 振動発生部および振動受け部のうちのいずれか一方に連結される筒状の第1取付け部材、および他方に連結される第2取付け部材と、
これらの両取付け部材同士を連結する第1弾性体と、
を備える防振装置であって、
前記第1取付け部材の内側に配設されるとともに、前記振動発生部からの入力振動を減衰する減衰ユニットを取り付け可能な連結部を有し、
該連結部は、前記第1取付け部材に形成される第1連結部と、前記第2取付け部材に形成される第2連結部と、からなり、
前記第1連結部には、前記減衰ユニットの、前記第1取付け部材に対する該第1取付け部材の軸線方向に沿う位置を調整する調整機構が備えられていることを特徴とする防振装置。 - 振動発生部および振動受け部のうちのいずれか一方に連結される筒状の第1取付け部材、および他方に連結される第2取付け部材と、
これらの両取付け部材同士を連結する第1弾性体と、
を備える防振装置であって、
前記第1取付け部材の内側に配設されるとともに、前記振動発生部からの入力振動を減衰する減衰ユニットを取り付け可能な連結部を有し、
該連結部は、前記第1取付け部材に形成される第1連結部と、前記第2取付け部材に形成される第2連結部と、からなり、
前記連結部に前記減衰ユニットが取り付けられ、
前記減衰ユニットは、
内部に液体が封入される液室が形成された筒状の本体部と、
該本体部の開口を閉塞する受圧部と、
前記本体部の内部を、前記受圧部を隔壁の一部とする主液室と副液室とに区画するとともに、両液室同士を互いに連通する連通路が形成された仕切り部材と、
を備え、
前記受圧部は、前記本体部に液密状態で変位自在に配置され、若しくは弾性変形自在に形成され、
前記本体部は、前記第1取付け部材に着脱自在に装着されるとともに、前記受圧部は、前記第2取付け部材に着脱自在に装着され、
前記受圧部と前記第2取付け部材とを連結する前記第2連結部は、
前記第1取付け部材の軸線方向に複数に分割されるとともに、それぞれの分割体同士が第2弾性体により連結されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1に記載の防振装置に減衰ユニットを備えた防振装置であって、
前記減衰ユニットは、
内部に液体が封入される液室が形成された筒状の本体部と、
該本体部の開口を閉塞する受圧部と、
前記本体部の内部を、前記受圧部を隔壁の一部とする主液室と副液室とに区画するとともに、両液室同士を互いに連通する連通路が形成された仕切り部材と、
を備え、
前記受圧部は、前記本体部に液密状態で変位自在に配置され、若しくは弾性変形自在に形成され、
前記本体部は、前記第1取付け部材に着脱自在に装着されるとともに、前記受圧部は、前記第2取付け部材に着脱自在に装着されていることを特徴とする防振装置。 - 前記第1連結部には、前記減衰ユニットの、前記第1取付け部材に対する該第1取付け部材の軸線方向に沿う位置を調整する調整機構が備えられていることを特徴とする請求項2に記載の防振装置。
- 前記受圧部は、前記第2連結部を介して前記第2取付け部材に連結されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の防振装置。
- 前記受圧部は、硬質部と、該硬質部の少なくとも径方向の外方を囲繞する弾性部と、を備えていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の防振装置。
- 前記硬質部は、前記第2取付け部材に連結された中央部と、該中央部を径方向の外側から囲繞する外周部と、を備え、
前記弾性部は、前記硬質部における中央部と外周部との間の隙間に充密され、
前記中央部の外周面、および前記外周部の内周面はそれぞれ、前記第1取付け部材の軸線に沿う縦断面視で互いが平行となるように傾斜していることを特徴とする請求項6に記載の防振装置。 - 前記受圧部と前記第2取付け部材とを連結する前記第2連結部は、
前記第1取付け部材の軸線方向に複数に分割されるとともに、それぞれの分割体同士が第2弾性体により連結されていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の防振装置。 - 前記受圧部は、前記第2連結部の外径よりも大径とされることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載の防振装置。
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JP2013155669A JP6214263B2 (ja) | 2013-07-26 | 2013-07-26 | 防振装置 |
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JP2015025516A JP2015025516A (ja) | 2015-02-05 |
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JP2013155669A Active JP6214263B2 (ja) | 2013-07-26 | 2013-07-26 | 防振装置 |
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2013
- 2013-07-26 JP JP2013155669A patent/JP6214263B2/ja active Active
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