JP5882125B2 - 液封入式防振装置 - Google Patents

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本発明は、液封入式防振装置に関するものである。
自動車エンジン等の振動源の振動を車体側に伝達しないように支承するエンジンマウント等の防振装置として、車体側に取り付けられる第1取付具と、振動源側に取り付けられる第2取付具と、これら取付具の間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体と、防振基体が室壁の一部をなす主液室と、ダイヤフラムが室壁の一部をなす副液室と、これら液室間を連通させるオリフィス流路とを備えた液封入式防振装置が知られている。かかる液封入式防振装置においては、オリフィス流路での液流動による液柱共振作用や防振基体の制振効果により、振動減衰機能と振動絶縁機能が果たされる。
この種の液封入式防振装置として、下記特許文献1には、液室内でのキャビテーションを緩和するために、次のような構成が開示されている。ここで、キャビテーションとは、防振装置に大きな振動が入力したときに、オリフィス流路が目詰まりし、これにより主液室内が過度な負圧状態(即ち、主液室の液圧が所定値よりも低下した状態)となって、封入された液体の飽和蒸気圧を下回ることで、多数の気泡が発生することにより生じる現象である。そして、このようにして発生した気泡が消滅するときの衝撃音が異音となって外部に伝達されることにより、防振装置自体が異音発生源となってしまう。特許文献1では、キャビテーションの要因となる主液室の過度の負圧状態を抑制するために、主液室と副液室を連結する高周波の第2オリフィス流路に対し、その主液室への開口に弁機能を持つ第2ダイヤフラムを設けている。そして、防振装置の通常使用領域では、第2ダイヤフラムの可撓性膜部で該開口を塞ぐとともに、大振幅入力時には可撓性膜部が該開口から主液室側に離間するように撓み変形することで、可撓性膜部に設けられた貫通穴から主液室側に液体を供給するようにしている。
下記特許文献2には、主液室の過度の正圧状態を抑制するために、主液室と副液室を連結する高周波の第2オリフィス流路に対し、その副液室への開口に弁機能を持つ第2ダイヤフラムを設けた構成が開示されている。そして、通常使用領域では、第2ダイヤフラムの可撓性膜部で該開口を塞ぐとともに、大振幅入力時には可撓性膜部が該開口から副液室側に離間するように撓み変形することで、可撓性膜部に設けた貫通穴から副液室側に液体を供給するようにしている。
また、下記特許文献3には、主液室の過度の正圧状態を抑制するために、弾性仕切り膜の一部に貫通穴が形成された厚肉状の弁部を設け、この弁部を上下の挟持部材により密着状態に挟持しつつ、副液室側の挟持部材には貫通穴を設けた構成が開示されている。
これら従来の液封入式防振装置では、主液室内の過度の負圧状態を緩和するか、それとも過度の正圧状態を緩和するかのいずれかであり、過度の負圧状態と正圧状態の双方を緩和することができる両方向の弁機能を持つものではない。
特開2011−149492号公報 特開2011−149493号公報 特開2010−106976号公報
本発明は、主液室の負圧状態と正圧状態の双方を緩和することが可能な両方向の弁機能を持つ液封入式防振装置を提供することを目的とする。
本発明に係る液封入式防振装置は、第1取付具と、第2取付具と、前記第1取付具と前記第2取付具との間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体と、前記第1取付具に取り付けられたゴム状弾性体からなる第1ダイヤフラムと、前記第1取付具の内側において前記防振基体と前記第1ダイヤフラムとの間に形成された液体封入室と、前記液体封入室を前記防振基体側の主液室と前記第1ダイヤフラム側の第1副液室とに仕切る仕切り体と、前記主液室と前記第1副液室とを連結する第1オリフィス流路と、を備えるものである。前記仕切り体は、第2副液室と、前記第1オリフィス流路よりも高周波数域にチューニングされて前記主液室及び前記第1副液室のいずれか一方と前記第2副液室とを連結する第2オリフィス流路と、前記主液室及び前記第1副液室のいずれか他方と前記第2副液室との隔壁をなして前記仕切り体に対して外周部が液密に保持されたゴム状弾性体からなる第2ダイヤフラムと、前記第2ダイヤフラムの一方の膜面に対向するとともに前記主液室の室壁の一部をなす第1対向壁と、前記第2ダイヤフラムの他方の膜面に対向するとともに前記第1副液室の室壁の一部をなす第2対向壁と、を備える。前記第1対向壁と前記第2対向壁のいずれか一方の対向壁には、前記第2ダイヤフラムの中央部に対向する位置に前記第2オリフィス流路の前記第2副液室への開口が設けられるとともに、他方の対向壁には、前記第2ダイヤフラムの中央部に対向する位置に中央貫通穴が設けられている。前記第2ダイヤフラムには、前記第2ダイヤフラムの中央部の周りに、少なくとも1つの第1貫通穴と、少なくとも1つの第2貫通穴が設けられる。また、前記第2ダイヤフラムの表裏両面から突出して前記第1対向壁と前記第2対向壁に対して液密状態に接触する弁部が設けられている。前記弁部は、前記中央部を取り囲む筒状の周壁部と、前記周壁部から径方向外方に延びて前記第1貫通穴と前記第2貫通穴との間を区画する放射状壁部とからなる。前記第1貫通穴は前記第1対向壁に設けられた第1連通穴により前記主液室に対して連通させて設けられ、前記第2貫通穴は前記第2対向壁に設けられた第2連通穴により前記第1副液室に対して連通させて設けられている。
本発明の一態様において、前記弁部は、前記第2ダイヤフラムの撓み変形により前記第1対向壁及び前記第2対向壁に対する液密状態を開放できるよう構成される。また、他の態様において、前記第2オリフィス流路が前記主液室と前記第2副液室とを連結し、前記第2ダイヤフラムが前記第1副液室と前記第2副液室との隔壁をなす。これらの態様は適宜に組み合わせることができる。
本発明によれば、第2ダイヤフラムが第1対向壁に向かって所定以上の撓み変形をすると、第2対向壁に対する弁部の液密状態が開放されるので、第1副液室から第1貫通穴及び第1連通穴を通って主液室に液体を供給することができ、主液室の負圧状態を緩和することができる。また、第2ダイヤフラムが第2対向壁に向かって所定以上の撓み変形をすると、第1対向壁に対する弁部の液密状態が開放されるので、主液室から第2貫通穴及び第2連通穴を通って第1副液室に液体を供給することができ、主液室の正圧状態を緩和することができる。このように第2ダイヤフラムの両方向の動きに対して主液室と第1副液室の間での液体リークを発生させて、両方向に対する弁機能を発揮することができる。また、弁部が上記の周壁部と放射状壁部とからなるので、これらの弁部により第1及び第2対向壁に対する第2ダイヤフラム本体の接触を回避しやすい。
第1実施形態に係る液封入式防振装置の縦断面図である。 同実施形態における仕切り部の断面図である。 同実施形態における仕切り体の図であり、(a)は平面図、(b)はそのIIIB−IIIB線断面図、(c)は底面図である。 (a)は同実施形態における第2ダイヤフラムの平面図であり、(b)はそのIVB−IVB線断面図、(c)はIVC−IVC線断面図である。 同仕切り体の通常使用領域での縦断面図であり、(a)は主液室から第1副液室への液体の流れ時、(b)は第1副液室から主液室への液体の流れ時を示す。 同仕切り体の大振幅入力時での縦断面図であり、(a)は主液室から第1副液室への液体の流れ時、(b)は第1副液室から主液室への液体の流れ時を示す。 第2実施形態に係る仕切り体の図であり、(a)は平面図、(b)はそのVIIB−VIIB線断面図、(c)は底面図である。 (a)は第2実施形態に係る第2ダイヤフラムの平面図であり、(b)はそのVIIIB−VIIIB線断面図、(c)はVIIIC−VIIIC線断面図である。 第3実施形態に係る液封入式防振装置の縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る液封入式防振装置10の縦断面図である。この防振装置10は、自動車のエンジンを支承するエンジンマウントであり、支持側の車体に取り付けられる筒状をなす下側の第1取付具12と、振動源であるエンジン側に取り付けられる上側の第2取付具14と、これら両取付具12,14の間に介設されて両者を連結するゴム弾性体からなる防振基体16とを備えてなる。なお、図1は無負荷状態を示している。
第2取付具14は、第1取付具12の軸心部上方に配されたボス金具であり、径方向外方に向けてフランジ状に突出するストッパ部18が形成されている。また、上端部にはボルト穴20が設けられ、不図示のボルトを介してエンジン側に取り付けられるよう構成されている。
第1取付具12は、防振基体16が加硫成形される筒状金具22とカップ状の底金具24とからなり、底金具24に下向きの取付ボルト26が突設され、このボルト26を介して車体側に取り付けられるように構成されている。筒状金具22は、その下端部が底金具24の上端開口部に対し、かしめ部28によりかしめ固定されている。符号30は、筒状金具22の上端部にかしめ固定されたストッパ金具であり、第2取付具14のストッパ部18との間でストッパ作用を発揮する。また、符号32は、ストッパ金具30の上面を覆うストッパゴムである。
防振基体16は傘状に形成され、その上端部が第2取付具14に、下端部が筒状金具22の上端開口部にそれぞれ加硫接着されている。この防振基体16の下端部に、筒状金具22の内周面を覆うゴム層34が連なっている。
第1取付具12には、防振基体16の下面に対して軸方向Xに対向配置されて当該下面との間に液体封入室36を形成する可撓性ゴム膜からなる第1ダイヤフラム38が取り付けられ、液体封入室36に水やエチレングリコール、シリコーンオイル等の液体が封入されている。第1ダイヤフラム38は、外周部に環状の補強金具39を備え、該補強金具39を介して上記かしめ部28に固定されている。
第1取付具12の内側に設けられた上記液体封入室36は、仕切り体40により、防振基体16側(即ち、上側)の主液室42と、第1ダイヤフラム38側(即ち、下側)の第1副液室44とに仕切られている。主液室42は、防振基体16が室壁の一部をなす液室であり、第1副液室44は、第1ダイヤフラム38が室壁の一部をなす液室である。第1ダイヤフラム38の下側には、底金具24の内側に空気室46が設けられており、従って、第1ダイヤフラム38は、第1副液室44と空気室46との隔壁をなすダイヤフラムである。
仕切り体40は、第1取付具12の内側にゴム層34を介して嵌着されている。仕切り体40の下面には、リング板状の仕切り受板48が当接配置されており、仕切り受板48を第1ダイヤフラム38の補強金具39とともに、上記かしめ部28で固定することにより、仕切り体40は、ゴム層34に設けられた段部34Aと仕切り受板48との間で軸方向Xに挟まれた状態に保持されている。
主液室42と第1副液室44は、絞り流路である第1オリフィス流路50を介して互いに連結されている。第1オリフィス流路50は、この例では車両走行時のシェイク振動を減衰するために、シェイク振動に対応した低周波数域(例えば、5〜15Hz程度)にチューニングされた低周波側オリフィスである。すなわち、第1オリフィス流路50を通じて流動する液体の共振作用に基づく減衰効果がシェイク振動の入力時に有効に発揮されるように、流路の断面積及び長さを調整することによってチューニングされている。
第1オリフィス流路50は、仕切り体40の外周部に設けられている。詳細には、仕切り体40の外周部に設けられた外向きに開かれた第1オリフィス形成溝52(図2参照)と、上記ゴム層34との間で、周方向C(図3(a)参照)に延びる第1オリフィス流路50が形成されている。第1オリフィス通路50は、図3に示すように、周方向Cの一端に、主液室42に対して開口する主液室側開口50Aを備えるとともに、周方向Cの他端に、第1副液室44に対して開口する副液室側開口50Bを備える。
図2に示すように、仕切り体40は、樹脂や金属等の剛性材料からなる仕切り体本体54と、該仕切り体本体54の内部に組み込まれたゴム弾性体からなる第2ダイヤフラム56とよりなる複合部材である。この例では、仕切り体本体54は、外周部に第1オリフィス形成溝52を備えるとともに主液室42側に向けて開かれた段付き凹所58を有する本体部材60と、該段付き凹所58に内嵌固定された蓋部材62とで構成されている。
仕切り体40は、第2副液室64と、該第2副液室64と主液室42とを連結する絞り流路である第2オリフィス流路66と、該第2副液室64と第1副液室44との隔壁をなす第2ダイヤフラム56と、第2ダイヤフラム56の一方の膜面(上面)に対向するとともに主液室42の室壁の一部をなす第1対向壁68と、第2ダイヤフラム56の他方の膜面(下面)に対向するとともに第1副液室44の室壁の一部をなす第2対向壁70と、を備える。
第2ダイヤフラム56は、外周部56Aが仕切り体40に対して液密に(即ち、液体がリークしないように)保持されるとともに、外周部56Aよりも内側に可撓性膜部56Bを備えてなる。詳細には、第2ダイヤフラム56は、図4に示すように円板状(円形膜状)をなし、外周部56Aが全周にわたって厚肉状をなすとともに、該厚肉の外周部56Aの内側に円形の可撓性膜部56Bを備えてなる。第2ダイヤフラム56は、上記本体部材60の段付き凹所58に配置された状態で蓋部材62を内嵌固定することにより、外周部56Aが本体部材60と蓋部材62との間で軸方向Xに圧縮した状態に挟持されている。
第2副液室64は、第2ダイヤフラム56と第1対向壁68との間に形成されており、より詳細には、第2ダイヤフラム56の上面と、これに対向する第1対向壁68の下面との間に設けられた、平面視円形で扁平な液室である。第2副液室64は、第2ダイヤフラム56を介して第1副液室44から区画形成されている。
第2オリフィス流路66は、第1オリフィス流路50よりも高周波数域にチューニングされた高周波側オリフィスであり、この例ではアイドル時(車両停止時)のアイドル振動を低減するために、アイドル振動に対応した高周波数域(例えば、15〜50Hz程度)にチューニングされている。すなわち、第2オリフィス流路66を通じて流動する液体の共振作用に基づく低動ばね効果がアイドル振動の入力時に有効に発揮されるように、流路の断面積及び長さを調整することによってチューニングされている。
第1対向壁68は、第2ダイヤフラム56の主液室42側の膜面に対して間隔をあけて対向する水平な壁部であり、上記蓋部材62により形成されている。第2オリフィス流路66は、該第1対向壁68を構成する蓋部材62の中央部において、主液室42側に突出形成された円筒状部72の内側に設けられている。そして、かかる第2オリフィス流路66の下側、即ち第1副液室44側に第2ダイヤフラム56が配置されている。また、第2オリフィス流路66の第2副液室64への開口66Aは、図3(b)に示すように、第1対向壁68において、第2ダイヤフラム56の中央部56Cに対向する位置に設けられている。そのため、第1対向壁68は、第2ダイヤフラム56の可撓性膜部56Bにおいて上記中央部56Cを取り囲む周辺部56D(図4(a)参照)の膜面に対して対向するように形成されている。
第2対向壁70は、第2ダイヤフラム56の第1副液室44側の膜面に対して間隔をあけて対向する水平な壁部であり、図3(b)及び(c)に示すように、本体部材60における厚肉状の外周部の内周面から径方向内方に突出形成されたリング板状をなしている。第2対向壁70には、第2ダイヤフラム56の中央部56Cに対向する位置に、円形の中央貫通穴74が設けられている。そのため、第2対向壁70は、第2ダイヤフラム56の可撓性膜部56Bにおいて上記中央部56Cを取り囲む周辺部56Dの膜面に対して対向するように形成されている。
なお、中央貫通穴74は、第2ダイヤフラム56を第1副液室44に面した構造とするために設けられた開口部であり、第2オリフィス流路66に対して絞り効果を持たないように、その断面積(開口面積)及び長さ(第2対向壁70の厚み)が設定されている。例えば、中央貫通穴74は、第2オリフィス流路66よりも、断面積が大きく、長さが短く設定されている。
第2ダイヤフラム56には、少なくとも1つの第1貫通穴76と、少なくとも1つの第2貫通穴78が設けられている。この例では、図4(a)に示すように、第1貫通穴76と第2貫通穴78は、周方向Cに延びる円弧状の開口であり、同じ形状及び大きさで、1つずつ設けられており、上記可撓性膜部56Bにおける周辺部56D、即ち上記中央部56Cの周りにおいて直径方向に相対する位置に配されている。
第2ダイヤフラム56には、その表裏両面から突出して第1対向壁68と第2対向壁70に対してそれぞれ液密状態に接触する弁部80が設けられている。弁部80は、第1対向壁68及び第2対向壁70には接着されておらず、これら対向壁68,70に対して隙間がない状態に当接して液密にシールするシール壁部であり、第2ダイヤフラム56と一体のゴム弾性体により形成されている。第1貫通穴76と第2貫通穴78は、該弁部80により互いに液密に隔離されるとともに、第2副液室64からも液密に隔離されている。
詳細には、弁部80は、図4(a)に示すように、第1及び第2貫通穴76,78の内周側において第2ダイヤフラム56の中央部56Cを取り囲む筒状の周壁部82と、該周壁部82から径方向外方に延びる放射状壁部84とからなる。
周壁部82は、可撓性膜部56Bの上面及び下面からそれぞれ円筒状に突出形成され、第2オリフィス流路66の第2副液室64への開口66Aよりも外周側において第1対向壁68の下面に隙間なく当接するとともに、中央貫通穴74よりも外周側において第2対向壁70の上面に隙間なく当接している。これにより、周壁部82はその内側の液室部分と外側の液室部分との間を液密に仕切っている。ここで、第2副液室64は、第2ダイヤフラム56の上側において、該周壁部82によりその内側に区画形成されている。
放射状壁部84は、第1貫通穴76と第2貫通穴78の対向方向に交差する方向において、上記中央部56Cを挟んで直径方向に相対する2箇所に設けられている。放射状壁部84は、該2箇所において周壁部82の外周側の空間を周方向Cに区画するように放射状に形成されており、可撓性膜部56Bの上面及び下面からそれぞれ突出形成され、その上端が第1対向壁68の下面に隙間なく当接するとともに、その下端が第2対向壁70の上面に隙間なく当接している。これにより、放射状壁部82は第1貫通穴76と第2貫通穴78との間を周方向Cにおいて液密に仕切っている。
弁部80は、第1対向壁68と第2対向壁70との間で軸方向Xに圧縮された状態に保持されており、これにより第1対向壁68と第2対向壁70に対して液密状態に接触している。また、弁部80は、第2ダイヤフラム56が軸方向Xにおいて所定以上の撓み変形をすることで、第1対向壁68及び第2対向壁70に対する液密状態を開放(即ち、解除)できるよう構成されている。すなわち、図6(a)に示すように、第2ダイヤフラム56が下方に撓み変形することで、弁部80の上端と第1対向壁68との間に隙間が生じ、これにより第1対向壁68に対する液密状態が開放されるように、また、図6(b)に示すように、第2ダイヤフラム56が上方に撓み変形することで、弁部80の下端と第2対向壁70との間に隙間が生じ、これにより第2対向壁70に対する液密状態が開放されるように構成されている。
なお、軸方向Xにおける弁部80の圧縮量は、防振装置10の通常使用領域では上記液密状態を保持しつつ、例えばキャビテーションが発生するような大振幅入力時には上記液密状態が開放されるように設定すればよい。
図3に示すように、第1対向壁68には、第1貫通穴76に対応する位置、即ち軸方向Xからみて第1貫通穴76と重なり合う位置に、第1連通穴86が貫通形成されており、また、第2対向壁70には、第2貫通穴78に対応する位置、即ち軸方向Xからみて第2貫通穴78と重なり合う位置に、第2連通穴88が貫通形成されている。すなわち、第1貫通穴76に対しては、第1対向壁68と第2対向壁70のうち、第1対向壁68のみに連通穴が設けられ、第2貫通穴78に対しては、第1対向壁68と第2対向壁70のうち、第2対向壁70のみに連通穴が設けられている。
これにより、第1貫通穴76は、第1対向壁68に設けられた第1連通穴86により主液室42に対して連通させて設けられ、第2貫通穴78は、第2対向壁70に設けられた第2連通穴88により第1副液室44に対して連通させて設けられている。詳細には、上記弁部80による第1対向壁68及び第2対向壁70に対する液密状態において、第1貫通穴76は、主液室42と第1副液室44のうち主液室42のみに対して連通し、第2貫通穴78は、主液室42と第1副液室44のうち第1副液室44のみに対して連通するよう構成されている。
以上よりなる液封入式防振装置10であると、主液室42と第1副液室44との液圧差が規定値以上であるような通常使用領域においては、第2ダイヤフラム56の弁部80が第1対向壁68と第2対向壁70に対する液密状態を維持しており、第2ダイヤフラム56において主液室42と第1副液室44との間での液体のリークは生じない。詳細には、図5(a)に示すように、通常使用領域において、主液室42から第1副液室44に液体が流れるときには、主液室42と第1貫通穴76が第1連通穴86を介して連通しているものの、弁部80の下端は第2対向壁70で閉塞されている。そのため、主液室42から第1副液室44への液体Lのリークは生じない。また、図5(b)に示すように、第1副液室44から主液室42に液体が流れるときには、第1副液室44と第2貫通穴78が第2連通穴88を介して連通しているものの、弁部80の上端が第1対向壁68で閉塞されている。そのため、第1副液室44から主液室42への液体Lのリークは生じない。
そのため、該液封入式防振装置10であると、通常使用領域において、車両走行時にシェイク振動のように比較的大振幅で低周波数側の振動が入力した時には、第2ダイヤフラム56での液体のリークを防止しつつ、低周波数側の第1オリフィス流路50を介して液体が主液室42と第1副液室44の間を行き来するので、第1オリフィス流路50を流動する液体の共振作用に基づき、シェイク振動に対して高い減衰性能が発揮される。
また、停車したアイドル時のように比較的微振幅で高周波数側の振動が入力した時には、弁部80の液密状態を維持しつつ、第2ダイヤフラム56が微小振幅に撓み変形する。そのため、高周波数側の振動入力に対して、第2オリフィス流路66を通じての液体の共振作用により、アイドル振動に対する優れた防振効果が発揮される。
一方、主液室42の液圧がキャビテーションを生じるおそれのある規定値よりも低くなったり、あるいはまた主液室42の液圧が規定値よりも大きくなったりして、第2ダイヤフラム56の撓み変形量が規定値よりも大きくなると、第1対向壁68や第2対向壁70に対する弁部80の液密状態が開放されるので、第2ダイヤフラム56において主液室42と第1副液室44との間での液体のリークが生じる。
詳細には、路面の段差を乗り越えるなどして大振幅の入力が生じ、第1副液室44に対する主液室42の液圧が規定値よりも大きくなったときには、図6(a)に示すように、第2ダイヤフラム56が第2対向壁70に向かって所定以上の撓み変形をする。これにより、第1対向壁68に対する弁部80(特に周壁部82)の液密状態が開放されるので、主液室42から第2オリフィス流路66、第2貫通穴78及び第2連通穴88を通って第1副液室44に液体Lを供給することができる。そのため、主液室42の過度な正圧状態を緩和することができ、第2ダイヤフラム56の過度な変形に起因する破損を防止することができる。
また、主液室42の液圧がキャビテーションを生じるおそれのある規定値よりも低くなったときには、図6(b)に示すように、第2ダイヤフラム56が第1対向壁68に向かって所定以上の撓み変形をする。これにより、第2対向壁70に対する弁部80(特に周壁部82)の液密状態が開放されるので、第1副液室44から中央貫通穴74、第1貫通穴76及び第1連通穴86を通って主液室42に液体Lを供給することができる。そのため、主液室42の過度な負圧状態を緩和することができ、キャビテーションの発生を抑制することができる。
このように本実施形態であると、通常使用領域における防振性能を確保しつつ、大振幅入力時に、第2ダイヤフラム56の両方向の動きに対して主液室42と第1副液室44の間での液体リークを発生させることができ、主液室42の過度な正圧状態についても、過度な負圧状態についても緩和することができる。
また、弁部80が上記周壁部82及び放射状壁部84からなり比較的薄肉の壁状をなしているので、第1対向壁68及び第2対向壁70への当接による衝撃を和らげるとともに、当接した状態で弁部80の軸方向Xにおける変形を許容して仕切り体40への伝達エネルギーを緩和させることができる。すなわち、この場合、仕切り体40への伝達エネルギーEは、撓み変形する可撓性壁部60Bの運動エネルギーをE1とし、弁部80の変形による消費エネルギーをE2として、E=E1−E2で表されるので、弁部80の変形による消費エネルギーの分だけ、仕切り体40への伝達エネルギーを低減することができ、異音の発生を抑えることができる。
また、本実施形態であると、弁部80が、第2ダイヤフラム56の中央部56Cを取り囲む周壁部82と、そこから外方に延びる放射状壁部84とで構成されたので、第2ダイヤフラム56の撓み変形時に、第1対向壁68や第2対向壁70に対して、第2ダイヤフラム本体である可撓性膜部56Bが接触することを回避することができる。また、この実施形態では、第2ダイヤフラム56が回転方向において多少位置ずれして取り付けられたとしても、第1連通穴86と第2連通穴88との間を放射状壁部84により区画して上記機能を発揮することができるので、回転方向での厳密な位置合わせを不要として、組み付け作業性を向上することができる。
更に、弁部80の配置、とりわけ周壁部82の径方向における位置を変更することで、大振幅入力時に弁部80が開放されるタイミングを変更することができるので、大振幅入力時における液体のリーク量を容易に調整することができる。
[第2実施形態]
図7,8は、第2実施形態の液封入式防振装置に関する図である。この実施形態では、第2ダイヤフラム56に設ける第1貫通穴76と第2貫通穴78の個数が上記第1実施形態とは異なる。
詳細には、図8に示すように、第2ダイヤフラム56には、第1貫通穴76と第2貫通穴78が、同じ形状及び大きさで、それぞれ2つずつ設けられており、上記可撓性膜部56Bの周辺部56Dにおいて、第1貫通穴76と第2貫通穴78が周方向Cに交互にかつ等間隔に配置されている。
第2ダイヤフラム56には、弁部80として、第1実施形態と同様の周壁部82が設けられるとともに、第1貫通穴76と第2貫通穴78との間を区画する放射状壁部84が周上4箇所において放射状に延びて形成されている。
そして、図7に示すように、第1対向壁68には、第1貫通穴76に対応する2箇所に第1連通穴86が貫通形成されており、また、第2対向壁70には、第2貫通穴78に対応する2箇所に第2連通穴88が貫通形成されている。これにより、第1実施形態と同様、第1貫通穴76は、第1対向壁68に設けられた第1連通穴86により主液室42に対して連通させて設けられ、第2貫通穴78は、第2対向壁70に設けられた第2連通穴88により第1副液室44に対して連通させて設けられている。
第2実施形態について、その他の構成は第1実施形態と同じであり、第1実施形態と同様の作用効果が奏される。このように第1貫通穴76と第2貫通穴78の個数は、それぞれ少なくとも1個以上であれば、特に限定されない。
[第3実施形態]
図9は、第3実施形態に係る液封入式防振装置10Aを示している。この実施形態では、第2オリフィス流路66の主液室42側に第2ダイヤフラム56を配置した点で、上記第1実施形態とは異なる。
すなわち、本実施形態では、第2オリフィス流路66は第1副液室44と第2副液室64とを連結しており、その主液室42側に第2ダイヤフラム56が配置され、第2ダイヤフラム56は主液室42と第2副液室64との隔壁をなしている。
第2副液室64は、第2ダイヤフラム56と第2対向壁70との間に形成されており、より詳細には、第2ダイヤフラム56の下面と、これに対向する第2対向壁70の上面との間に設けられた、平面視円形で扁平な液室である。第2副液室64は、第2ダイヤフラム56を介して主液室42から区画形成されている。
第2オリフィス流路66は、第2対向壁70の中央部において、第1副液室44側に突出形成された円筒状部90の内側に設けられている。そのため、第2オリフィス流路66の第2副液室64への開口66Aは、第2対向壁70において、第2ダイヤフラム56の中央部56Cに対向する位置に設けられている。また、第1対向壁68には、第2ダイヤフラム56の中央部56Cに対向する位置に、円形の中央貫通穴92が設けられている。この中央貫通穴92は、第2ダイヤフラム56を主液室42に面した構造とするために設けられた開口部であり、第2オリフィス流路66に対して絞り効果を持たないように、その断面積及び長さが設定されている。
第2ダイヤフラム56自体の構成は、第1実施形態と同じであり、上記第1貫通穴76と第2貫通穴78が設けられるとともに、弁部80が設けられている。また、第1対向壁68と第2対向壁70には、第1実施形態と同様に、それぞれ第1連通穴86と第2連通穴88が設けられている。
これにより、第1貫通穴76は、第1対向壁68に設けられた第1連通穴86により主液室42に対して連通させて設けられ、第2貫通穴78は、第2対向壁70に設けられた第2連通穴88により第1副液室44に対して連通させて設けられている。詳細には、上記弁部80による第1対向壁68及び第2対向壁70に対する液密状態において、第1貫通穴76は、主液室42と第1副液室44のうち主液室42のみに対して連通し、第2貫通穴78は、主液室42と第1副液室44のうち第1副液室44のみに対して連通するよう構成されている。
この実施形態でも、通常使用領域においては、第2ダイヤフラム56の弁部80が第1対向壁68と第2対向壁70に対する液密状態を維持しているので、第2ダイヤフラム56において主液室42と第1副液室44との間での液体のリークは生じない。そのため、シェイク振動に対する高い減衰性能や、アイドル振動に対する優れた防振効果が発揮され、通常使用領域における特性を確保することができる。また、大振幅入力時に、第2ダイヤフラム56の撓み変形量が規定値よりも大きくなると、第1対向壁68や第2対向壁70に対する弁部80の液密状態が開放されるので、第2ダイヤフラム56において主液室42と第1副液室44との間での液体のリークが生じる。しかも、第2ダイヤフラム56の上下両方向の動きに対して主液室42と第1副液室44の間での液体リークを発生させることができ、該両方向に対する弁機能を発揮することができる。第3実施形態について、その他の構成及び作用効果は第1実施形態と同じであり、説明は省略する。
[その他の実施形態]
上記第1実施形態において、蓋部材62に設けた第2オリフィス流路66は、主液室42側に突出する円筒状部72により、中央貫通穴74が設けられた第2対向壁70の厚みよりも、オリフィス長さが大きく設定されているが、第2オリフィス流路66の長さは第2対向壁70の厚みと同等に設定してもよい。オリフィス長さが同じでも、開口面積を中央貫通穴74よりも小さく設定することで、第2オリフィス流路66としての絞り効果を発揮することができる。同様に、第3実施形態において、第2対向壁70に設けた第2オリフィス流路66についても、円筒状部90を設けることなく、そのオリフィス長さを、第1対向壁68の中央貫通穴92の厚みと同等に設定してもよい。
上記実施形態では、第2ダイヤフラム56に設けた第1貫通穴76と第2貫通穴78の数を同じに設定したが、第1貫通穴76の個数と第2貫通穴78の個数は異なってもよい。また、上記実施形態では、放射状壁部84によって仕切られる各区画内に貫通穴76,78を1個のみ設けたが、各区画に複数の第1貫通穴76又は第2貫通穴78を設けてもよい。また、上記実施形態では、第2ダイヤフラム56の表裏の膜面から突出する上下の弁部80の形状及び配置を同一としたが、弁部80の形状及び配置は上下で異なってもよい。
また、上記実施形態では、液室として、主液室42とともに、第1副液室44と第2副液室64の2つの副液室を設けた場合について説明したが、3つ以上の副液室を設けてもよい。
上記実施形態では、また、シェイク振動とアイドル振動を対象としたが、これに限らず、周波数の異なる種々の振動に対して適用することができる。また、上記実施形態では、第1取付具12を支持側(車体側)に取り付け、第2取付具14を振動源側(エンジン側)に取り付けるよう構成したが、これとは逆に、第1取付具を振動源側に取り付け、第2取付具を支持側に取り付けるように構成してもよい。その他、一々列挙しないが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
本発明は、エンジンマウントの他、例えば、モータなど他のパワーユニットを支承するマウント、ボディマウント、デフマウントなど、種々の防振装置に利用することができる。
10,10A…液封入式防振装置 12…第1取付具 14…第2取付具
16…防振基体 36…液体封入室 38…第1ダイヤフラム
40…仕切り体 42…主液室 44…第1副液室
50…第1オリフィス流路 56…第2ダイヤフラム 64…第2副液室
66…第2オリフィス流路 68…第1対向壁 70…第2対向壁
76…第1貫通穴 78…第2貫通穴 80…弁部
82…周壁部 84…放射状壁部 86…第1連通穴
84…第2連通穴

Claims (3)

  1. 第1取付具と、第2取付具と、前記第1取付具と前記第2取付具との間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体と、前記第1取付具に取り付けられたゴム状弾性体からなる第1ダイヤフラムと、前記第1取付具の内側において前記防振基体と前記第1ダイヤフラムとの間に形成された液体封入室と、前記液体封入室を前記防振基体側の主液室と前記第1ダイヤフラム側の第1副液室とに仕切る仕切り体と、前記主液室と前記第1副液室とを連結する第1オリフィス流路と、を備えた液封入防振装置において、
    前記仕切り体は、
    第2副液室と、
    前記第1オリフィス流路よりも高周波数域にチューニングされて、前記主液室及び前記第1副液室のいずれか一方と前記第2副液室とを連結する第2オリフィス流路と、
    前記主液室及び前記第1副液室のいずれか他方と前記第2副液室との隔壁をなし、前記仕切り体に対して外周部が液密に保持されたゴム状弾性体からなる第2ダイヤフラムと、
    前記第2ダイヤフラムの一方の膜面に対向するとともに前記主液室の室壁の一部をなす第1対向壁と、
    前記第2ダイヤフラムの他方の膜面に対向するとともに前記第1副液室の室壁の一部をなす第2対向壁と、
    を備え、
    前記第1対向壁と前記第2対向壁のいずれか一方の対向壁には、前記第2ダイヤフラムの中央部に対向する位置に前記第2オリフィス流路の前記第2副液室への開口が設けられるとともに、他方の対向壁には、前記第2ダイヤフラムの中央部に対向する位置に中央貫通穴が設けられ、
    前記第2ダイヤフラムには、前記第2ダイヤフラムの中央部の周りに、少なくとも1つの第1貫通穴と、少なくとも1つの第2貫通穴が設けられるとともに、前記第2ダイヤフラムの表裏両面から突出して前記第1対向壁と前記第2対向壁に対して液密状態に接触する弁部が設けられ、前記弁部は、前記中央部を取り囲む筒状の周壁部と、前記周壁部から径方向外方に延びて前記第1貫通穴と前記第2貫通穴との間を区画する放射状壁部とからなり、
    前記第1貫通穴は前記第1対向壁に設けられた第1連通穴により前記主液室に対して連通させて設けられ、前記第2貫通穴は前記第2対向壁に設けられた第2連通穴により前記第1副液室に対して連通させて設けられた
    ことを特徴とする液封入式防振装置。
  2. 前記弁部は、前記第2ダイヤフラムの撓み変形により前記第1対向壁及び前記第2対向壁に対する液密状態を開放できるよう構成されたことを特徴とする請求項1記載の液封入式防振装置。
  3. 前記第2オリフィス流路が前記主液室と前記第2副液室とを連結し、前記第2ダイヤフラムが前記第1副液室と前記第2副液室との隔壁をなすことを特徴とする請求項1又は2記載の液封入式防振装置。
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