JP6391162B2 - 防振装置 - Google Patents
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Description
この構成によれば、微小な振幅の振動が作用して、主液室内の圧力が変動したときは、その圧力変動に応じて弾性膜の中央薄肉部が仕切部材内で弾性変形することにより、振動を吸収する。
一方、大振幅の振動(大振動)のリバウンドにより主液室内が負圧になると、リリーフバルブが変形してリーク孔が開放される。これにより、主液室内と副液室内とがリーク孔を通して連通することで、副液室内の液体がリーク孔を通して主液室内に流入し、主液室内における負圧化の進行が抑制され、キャビテーションの発生が抑制されるとされている。
また、防振装置に大振幅の振動(大振動)が入力されて主液室の液圧が急激に上昇した後、そのリバウンドで主液室が負圧化すると、可動部が蓋部材に対して主液室側に変位することで、接続孔が可動部により閉塞される。これにより、連通孔及び接続孔を通した両液室内の連通が遮断される。その際、弾性支持部が仕切部材から主液室側に離間する向きに弾性変形することにより、蓋部材が仕切部材から主液室側に離間する向きに弾性変位する。そして、蓋部材が仕切部材から離間することで、連通孔が開放され、主液室内と副液室内とが連通孔を通して連通する。これにより、副液室内の液体が連通孔を通して主液室内に流入することで、主液室内における負圧化が抑制される。その結果、キャビテーションの発生を抑制できる。
しかも、キャビテーションを生じさせるような大振動の入力については、微小な振幅の振動を減衰、吸収する可動部とは別の、弾性支持部の弾性力を調整することで対応することができる。すなわち、入力される振動の種類に応じて、独立してチューニングを行うことができ、そのチューニングを容易かつ高精度に行うことができる。
この場合、可動部が、交差方向の移動量が制限された状態で配設されているため、大振動の入力時において、可動部によって接続孔を確実に閉塞することができ、接続孔を通した液体の往来を抑制できる。これにより、所望の防振性能を維持することができる。
この場合、第1規制部及び第2規制部が、接続孔を通して連結部により連結されているため、更なる構成の簡素化を図ることができる。
図1に示すように、本実施形態の防振装置1は、振動発生部及び振動受部のうち、いずれか一方に連結される筒状の第1取付部材11、及び他方に連結される柱状の第2取付部材12と、これらの両取付け部材11,12同士を互いに連結する弾性体13と、液体Lが封入される第1取付部材11内の液室10を、弾性体13を壁面の一部に有する主液室14及び副液室15に仕切る仕切部材16と、を備えている。
上側筒状部21の内周面には、上述した弾性体13が加硫接着により液密に接合され、第1取付部材11が上方から閉塞されている。また、第1取付部材11のうち、下側筒状部22との境界部分には、径方向の内側に向けて窪む周溝23が全周に亘って延在している。
ダイヤフラムゴム27は、逆椀状とされ、その外周部分にはダイヤフラムリング26に加硫接着された被覆ゴム28が一体に形成されている。
本体部41は、その外周端部が弾性体13の内周面よりも径方向の外側に位置するとともに、弾性体13の下端面と、ダイヤフラムリング26の上述した周壁部26bの段差部分と、の間に軸線O方向で挟まれた状態で固定されている。これにより、本体部41は、第1取付部材11内を主液室14と副液室15とに区画している。なお、図示の例において、本体部41の周囲は、周壁部26bの上段部分に径方向の外側から囲繞されている。
第1規制部83は、外径が接続孔73の内径よりも大きい円板状とされ、蓋部材52の上面(主液室14側を向く表面)に上方から係止可能(当接可能)とされている。連結軸部84は、第1規制部83と同軸上に配置され、接続孔73内に遊挿されている。連結軸部84の下端部には、径方向の外側に向けて張り出す保持爪85が形成されている。
連結筒部86は、上述した接続孔73内に遊挿されるとともに、その内側に連結軸部84が挿入されている。上述した第1可動片81は、連結軸部84の保持爪85が連結筒部86の下端縁に下方から係止されることで、第2可動片82に組み合わされている。そして、連結軸部84及び連結筒部86により、接続孔73を通して各規制部83,87を連結する連結部88を構成している。第2規制部87は、外径が第1規制部83と同等の円形状とされ、蓋部材52の下面(副液室15側を向く表面)に下方から係止可能(当接可能)とされている。
また、可動部54は、連結部88が接続孔73の内周面に当接することで、または第2規制部87の外周面が栓部72の内周面に当接することで、それ以上の径方向の外側への移動が規制されている。すなわち、可動部54は、接続孔73の内径と連結部88の外径との差分、及び栓部72の内径と第2規制部87の外径との差分のうち、狭い方の範囲で蓋部材52に対して径方向に移動可能とされている。但し、各規制部83,87の外径は、連結部88が接続孔73の内周面に、または第2規制部87の外周面が栓部72の内周面に当接した状態(可動部54の径方向への移動が規制された状態)で、接続孔73を完全に閉塞できる程度に設定されている。なお、可動部54の形状(例えば、厚さや外径等)や接続孔73の形状(例えば、深さや内径等)等を調整することで、可動部54の防振性能をチューニングすることができる。
図1に示すように、上述した防振装置1では、振動発生部からの振動が第2取付部材12に伝達された後、弾性体13に伝達されることで、弾性体13が弾性変形する。このとき、弾性体13は振動吸収主体として作用し、弾性体13の内部摩擦等に基づく吸振作用によって振動が吸収され、第1取付部材11から振動受部側へ伝達される振動が低減される。
しかしながら、このとき主液室14内及び副液室15内の液体Lが、接続孔73内において、接続孔73の内面と、連結部88と、の間の隙間を通して両液室14,15間を往来する。これにより、主液室14内の液圧変動が減衰、吸収され、振動受部側に伝達されるアイドル振動は低減される。
この構成によれば、従来のように仕切部材16内にリリーフバルブの変形スペースを設ける構成に比べて、設計の自由度を向上させた上で、構成の簡素化を図ることができる。
しかも、キャビテーションを生じさせるような大振動の入力については、微小な振幅の振動(例えばアイドル振動等)を減衰、吸収する可動部54とは別の、弾性支持部53の弾性力を調整することで対応することができる。すなわち、入力される振動の種類に応じて独立してチューニングを行うことができ、そのチューニングを容易かつ高精度に行うことができる。
また、蓋部材52が弾性変形可能な材料により構成されているため、蓋部材52による連通孔51の開閉に伴う打音や、蓋部材52に対する可動部54の移動に伴う打音等を低減できる。
例えば、上述した実施形態では、弾性支持部53が蓋部材52を仕切部材16に向けて付勢する構成について説明したが、これに限らず、大振動以外の振動入力時に連通孔51が開放されない構成であれば構わない。
さらに、上述した実施形態では、可動部54が第1可動片81及び第2可動片82の組み合わせにより構成された場合について説明したが、これに限られない。
さらに、上述した実施形態では、弾性支持部53を帯状に形成した場合について説明したが、これに限られない。すなわち、弾性支持部53は、仕切部材16に対して主液室14側に離間する向きに蓋部材52を弾性変位可能に支持する形状であれば、適宜設計変更が可能である。
さらに、上述した実施形態では、弾性変形部62が軸線O方向に屈曲された構成について説明したが、これに限らず、弾性支持部53の延在方向に対して屈曲されていれば構わない、この場合、例えば仕切部材16の面内方向に沿って屈曲されていても構わない。
10…液室
11…第1取付部材
12…第2取付部材
13…弾性体
14…主液室
15…副液室
16…仕切部材
51…連通孔
52…蓋部材
53…弾性支持部
54…可動部
73…接続孔
83…第1規制部
87…第2規制部
88…連結部
Claims (3)
- 振動発生部及び振動受部のうち、一方に連結される筒状の第1取付部材、及び他方に連結される第2取付部材と、
前記第1取付部材及び前記第2取付部材を連結する弾性体と、
液体が封入された前記第1取付部材内の液室を、前記弾性体を壁面の一部とする主液室と副液室とに区画するとともに、前記主液室内と前記副液室内とを連通させる連通孔を有する仕切部材と、
弾性変形可能な材料により形成されるとともに、前記連通孔に対して前記主液室側に配置され、前記連通孔のうち、前記主液室側の開口部を前記主液室側から閉塞する蓋部材と、
前記主液室内に配設されるとともに、前記仕切部材に対して前記主液室側に離間する向きに前記蓋部材を弾性変位可能に支持し、前記連通孔を開閉する弾性支持部と、を備え、
前記仕切部材には、前記主液室と前記副液室とを連通させる制限通路が形成され、
前記蓋部材には、前記連通孔と前記主液室内とを連通する接続孔が形成され、
前記接続孔内には、前記接続孔の開口方向に沿う両側への移動量が制限された状態で前記接続孔を開閉するとともに、前記主液室の内圧変動に応じて前記蓋部材に対して変位する可動部が配設されていることを特徴とすることを特徴とする防振装置。
- 前記可動部は、前記接続孔の開口方向に交差する交差方向への移動量が制限された状態で、配設されていることを特徴とする請求項1記載の防振装置。
- 前記可動部は、
前記蓋部材のうち前記主液室側を向く表面に係止可能に配設された第1規制部と、
前記蓋部材のうち前記副液室側を向く表面に係止可能に配設された第2規制部と、
前記接続孔を通して前記第1規制部及び前記第2規制部を連結する連結部と、を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の防振装置。
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