JP2010101466A - 液封入式防振装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常使用領域での減衰性能を損なうことなく、大振幅入力時の急激な圧力変動に起因するキャビテーションを緩和する。
【解決手段】主液室34Aと副液室34Bとを仕切る仕切り体38は、弾性仕切り膜46と、その外周厚肉部46Aを挟持する一対の挟持部材48,52を備える。弾性仕切り膜46の可撓範囲に厚肉部46Bを設け、そこに貫通穴54を設ける。厚肉部46Bは、一対の挟持部材にそれぞれ設けられた変位規制部48B,52Bにより両側から密着状態に挟持される。これら一対の変位規制部のうち、副液室側の変位規制部48Bには厚肉部の貫通穴54に重なる貫通穴を設けずに、主液室側の変位規制部52Bには厚肉部の貫通穴54に重なるように貫通穴74を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】主液室34Aと副液室34Bとを仕切る仕切り体38は、弾性仕切り膜46と、その外周厚肉部46Aを挟持する一対の挟持部材48,52を備える。弾性仕切り膜46の可撓範囲に厚肉部46Bを設け、そこに貫通穴54を設ける。厚肉部46Bは、一対の挟持部材にそれぞれ設けられた変位規制部48B,52Bにより両側から密着状態に挟持される。これら一対の変位規制部のうち、副液室側の変位規制部48Bには厚肉部の貫通穴54に重なる貫通穴を設けずに、主液室側の変位規制部52Bには厚肉部の貫通穴54に重なるように貫通穴74を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、液封入式防振装置に関するものである。
自動車エンジン等の振動源の振動を車体側に伝達しないように支承するエンジンマウント等の防振装置として、振動源側に取り付けられる第1取付具と、車体側に取り付けられる第2取付具と、これら取付具の間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体と、可撓性ゴム膜からなるダイヤフラムと、防振基体が室壁の一部をなす主液室と、ダイヤフラムが室壁の一部をなす副液室と、これら液室間を連通させるオリフィス流路とを備えた液封入式防振装置が知られている。
かかる液封入式防振装置においては、通常の振動入力時には、オリフィス流路での液流動による液柱共振作用や防振基体の制振効果により、振動減衰機能と振動絶縁機能が果たされるが、大きな振動が入力したときに、防振装置自体が異音発生源となってこれが車室内に伝達されてしまうことがある。
この異音は、液室内でのキャビテーションにより発生するものである。キャビテーションは、防振装置に過大な振動が入力したときに、オリフィス流路が目詰まりし、これにより主液室内が過度な負圧状態となって、封入された液体の飽和蒸気圧を下回ることで、多数の気泡が発生することにより生じる現象である。そして、このようにして発生した気泡が消滅するときの衝撃音が異音となって外部に伝達されるのである。
そこで、このキャビテーションによる異音の発生を防止するために、例えば、下記特許文献1には、主液室と副液室を仕切る仕切り体に弾性板(弾性仕切り膜)を設けるとともに、該弾性板に自身を貫通する切込みを設けて、引っ張り及び圧縮段階に関する共通の弁を構成し、この弁の開閉により極度の正圧状態及び極度の負圧状態を回避して、不愉快な騒音やキャビテーションによる異音を抑制することが開示されている。
下記特許文献2には、主液室と副液室を仕切る仕切り体にチェックバルブを設けて、主液室内に所定の負圧力が発生したときに、副液室から主液室への液体の流れを許容するようにし、これにより主液室の負圧を抑制することが開示されている。
下記特許文献3には、流通孔を有する一対の仕切板の間に収容空間を設け、該収容空間内に一対の仕切板に対して所定隙間を隔ててゴム弾性体からなる可動板を収容し、該可動板の主液室側の表面に、外周部から前記流通孔との対向位置まで延びる流通溝を設けた構成が開示されている。そして、該構成により、過度の負圧発生時に、可動板に設けた流通溝及び仕切板の流通孔を通って主液室内に液体が流れ込み、これにより過度の負圧状態を緩和すると記載されている。
特公平7−107416号公報
特開2005−48906号公報
特開2008−19955号公報
特開2006−57727号公報
しかしながら、上記特許文献1の構造では、キャビテーションが問題となる引張側だけでなく、圧縮側においても切込みからの液体流動が発生し、通常使用領域において本来期待されるオリフィス流路での液体流動が減少し、結果として減衰性能が低下してしまう。
上記特許文献2では、チェックバルブの構造が複雑であり、コスト増加を伴う。また、オリフィス流路での液体流動効果による比較的大きな振幅入力時の高減衰性能とともに、微振幅入力時の低動ばね特性を発揮するために、仕切り体に弾性仕切り膜を設ける場合があるが(上記特許文献4参照)、このような場合に、特許文献2のチェックバルブによる対策では、仕切り体に弾性仕切り膜とチェックバルブの両方を設ける必要があり、弾性仕切り膜の設計自由度が制限される。また、チェックバルブを設ける分だけ弾性仕切り膜の面積も小さくなって、低動ばね効果が小さくなる。
上記特許文献3の構造では、可動板に設けた流通溝は常に隙間を持つ常時開放構造であり、そのため、通常使用領域における振動入力時にも仕切り体での液流れが生じて、減衰性能の低下につながる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、通常使用領域での減衰性能を損なうことなく、かつ低コストに、大振幅入力時の急激な圧力変動に起因するキャビテーションを緩和することができる液封入式防振装置を提供することを目的とする。
本発明に係る液封入式防振装置は、振動源側と支持側の一方に取り付けられる第1取付具と、振動源側と支持側の他方に取り付けられる第2取付具と、前記第1取付具と第2取付具との間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体と、前記防振基体が室壁の一部をなす液体が封入された主液室と、ゴム状弾性膜からなるダイヤフラムが室壁の一部をなす液体が封入された少なくとも1つの副液室と、前記主液室といずれかの前記副液室とを仕切る仕切り体と、前記主液室といずれかの前記副液室とを連通させるオリフィス流路と、を備えるものである。前記仕切り体は、前記主液室と副液室を仕切る弾性仕切り膜と、前記弾性仕切り膜の周縁部を両面から挟持する一対の挟持部材とを備えてなる。前記弾性仕切り膜は、前記挟持部材によって挟持された周縁部より内側の可撓範囲の一部に厚肉部を有し、前記厚肉部に貫通穴が設けられている。前記一対の挟持部材は、前記厚肉部を両面から密着状態に挟持する一対の変位規制部を有し、前記一対の変位規制部のうち、前記副液室側の変位規制部には前記厚肉部の貫通穴に重なる貫通穴を設けずに、前記主液室側の変位規制部には前記厚肉部の貫通穴に重なるように貫通穴が設けられている。
かかる液封入式防振装置であると、弾性仕切り膜の厚肉部に設けた貫通穴の周辺は、両側の一対の変位規制部により密着状態に挟持されている。そのため、通常使用領域においては、貫通穴を介した液体のリークを抑制することができるので、減衰性能を維持することができる。
主液室が過度の負圧状態となったときには、弾性仕切り膜が主液室側に大きく膨らんだ状態となることで、弾性仕切り膜の厚肉部を副液室側の変位規制部から離れた状態とすることができ、厚肉部と副液室側の変位規制部との間に隙間ができる。そのため、副液室内の液体が該隙間を通り、更に厚肉部と主液室側の変位規制部の重なり合った貫通穴を通って、主液室内に流れる。このようにして主液室側に液体を供給することができるので、主液室の過度の負圧状態を緩和して、キャビテーションによる異音を低減することができる。
一方、大振幅入力時において主液室が過度の正圧状態となったときには、弾性仕切り膜が副液室側に大きく膨らんだ状態となることで、弾性仕切り膜の厚肉部が主液室側の変位規制部から離れた状態となることがある。しかしながら、この場合、厚肉部の貫通穴は副液室側の変位規制部が密着していることで閉塞されているので、貫通穴を介した液体の行き来は生じない。従って、このような過大な振幅入力時においても十分な減衰性能を発揮することができる。
上記液封入式防振装置においては、前記厚肉部が前記弾性仕切り膜の中央部に設けられてもよい。このように厚肉部を弾性仕切り膜の中央部に設定することで、貫通穴の開閉を偏りなくスムーズに行うことができ、該開閉を制御しやすい。
上記液封入式防振装置において、前記挟持部材は、前記弾性仕切り膜の周縁部を挟持する外周挟持部と、前記弾性仕切り膜の中央部に設けられた前記厚肉部を挟持する前記変位規制部と、前記外周挟持部と前記変位規制部を連結して前記変位規制部から放射状に延び前記弾性仕切り膜の変位を制限する変位規制リブとを備えてもよい。また、前記弾性仕切り膜は、中央部の前記厚肉部から放射状に延びる変位規制凸部が、前記変位規制リブに対応する位置に突設されて当該変位規制リブに密着状態に配されてもよい。
このように挟持部材に変位規制リブを設けた上で、該変位規制リブに対応させて弾性仕切り膜に変位規制凸部を設けたので、微振幅入力時における主液室及び副液室間の液圧差を有効に緩和して低動ばね特性を発揮しつつ、大振幅の入力に伴って弾性仕切り膜が変位する場合、変位規制リブによって変位が規制されて変位規制凸部が圧縮方向に撓むことになり、その変位規制凸部による寄与分だけ弾性仕切り膜全体としての剛性を上昇させることができる。そのため、微振幅入力時の低動ばね特性を発揮しつつ、大振幅入力時の減衰性能を向上することができる。しかも、このような弾性仕切り膜としての優れた効果を発揮しつつ、放射状の変位規制リブ同士を結ぶ挟持部材の中央部と、放射状の変位規制凸部同士を結ぶ弾性仕切り膜の中央部に、キャビテーション対策のための上記変位規制部、厚肉部及び貫通穴を設けたので、キャビテーション対策を安価かつ簡易な構造で組み込むことができる。
上記のように、本発明によれば、通常使用領域での減衰性能を損なうことなく、大振幅入力時の急激な圧力変動に起因するキャビテーションを緩和して異音を低減することができる。また、チェックバルブのような複雑な構造を組み込む必要がないので、キャビテーションによる異音対策を低コストに行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、一実施形態に係る液封入式防振装置10の縦断面図である。この防振装置10は、自動車のエンジンを支承するエンジンマウントであり、振動源であるエンジン側に取り付けられる上側の第1取付具12と、支持側の車体に取り付けられる筒状をなす下側の第2取付具14と、これら両取付具12,14の間に介設されて両者を連結するゴム弾性体からなる防振基体16とを備えてなる。
第1取付具12は、第2取付具14の軸芯部上方に配されたボス金具であり、径方向外方に向けてフランジ状に突出するストッパ部18が形成されている。また、上端部にはボルト20が突設されて、エンジン側に取り付けられるよう構成されている。
第2取付具14は、防振基体16が加硫成形される筒状胴部22と、その下端部に連結される有底筒状部24とからなる本体金具であり、有底筒状部24の底面中央部に下向きのボルト26が突設され、このボルト26を介して車体側に取り付けられるように構成されている。筒状胴部22は、その下端部が有底筒状部24の上端開口部に対し、かしめ部28によりかしめ固定されている。符号30は、筒状胴部22の上端部にかしめ固定されたストッパ金具であり、第1取付具12のストッパ部18との間でストッパ作用を発揮する。
防振基体16は、略傘状に形成され、その上部に第1取付具12が埋設された状態に加硫接着され、下端外周部が筒状胴部22の上端開口部に加硫接着されている。防振基体16の下端部には、筒状胴部22の内周面を覆うゴム膜状のシール壁部32が連なっている。
第2取付具14には、防振基体16の下面に対して軸方向Xに対向配置されて防振基体16との間に液体封入室34を形成する可撓性ゴム膜からなるダイヤフラム36が取り付けられ、液体封入室34に液体が封入されている。ダイヤフラム36は、外周部に環状の補強金具36Aを備え、該補強金具36Aを介して上記かしめ部28に固定されている。
液体封入室34は、筒状胴部22の内側において、防振基体16の下面とダイヤフラム36との間に形成されており、仕切り体38によって、防振基体16側、即ち防振基体16が室壁の一部をなす上側の主液室34Aと、ダイヤフラム36側、即ちダイヤフラム36が室壁の一部をなす下側の副液室34Bとに仕切られている。主液室34Aと副液室34Bは、単一のオリフィス流路40により互いに連通されている。
仕切り体38は、筒状胴部22の内側にシール壁部32を介して嵌着されており、その下面側に当接配置された仕切受け板42を用いて保持されている。仕切受け板42は、複数の開口部44を有する円板状の金具であり(図7参照)、周縁部42Aをダイヤフラム36の補強金具36Aとともに、上記かしめ部28で固定することにより、仕切り体38が、シール壁部32に設けられた段部32Aと仕切り受板42との間で軸方向Xに挟まれた状態に保持されている。
仕切り体38は、主液室34Aと副液室34Bとを仕切るゴム弾性体からなる弾性仕切り膜46と、該弾性仕切り膜46を内周面側に収容するとともに第1挟持部材48が一体に形成されたオリフィス部材50と、前記第1挟持部材48との間で弾性仕切り膜46の周縁部を両面側から挟持する第2挟持部材52とを備えてなる(図2,3参照)。
弾性仕切り膜46は、図4に示すように円板状のゴム膜である。弾性仕切り膜46は、周縁部が厚肉状をなす外周厚肉部46Aに形成されるとともに、該外周厚肉部46Aよりも内側の可撓範囲の中心部に厚肉部としての中央厚肉部46Bが形成されている。
外周厚肉部46Aは、第1及び第2挟持部材48,52によって両面側から挟圧保持される部位であり、第1及び第2挟持部材48,52が密着することで、その部分での液体のリークが防止されている。外周厚肉部46Aは、第1及び第2挟持部材48,52によって軸方向Xに圧縮された状態で保持されてもよく、これにより液体のリークを確実に防止することができる。なお、外周厚肉部46Aの外周縁における周方向Cの一箇所には、位置決め凹部53が凹設されている。
上記可撓範囲は、外周厚肉部46Aの内側に設けられた薄肉状の本体膜部46Cからなり、主液室34A及び副液室34Bの液圧変動により軸方向Xに撓み変形可能に構成されている。
中央厚肉部46Bは、薄肉状の本体膜部46Cの中央部においてその両側の膜面から台状に突設されてなり、図4(a)に示すように平面視円形状をなしている。そして、この中央厚肉部46Bには、その中央部に軸方向Xに貫通する円形の貫通穴54が設けられている。貫通穴54は、中央厚肉部46Bの平面内に設けられている。即ち、中央厚肉部46Bは、その軸方向Xの両面が円形の平面に形成されており、この平面内に貫通穴54を設けることで、貫通穴54の周りに平面部56が確保されるように構成されている。
弾性仕切り膜46には、その両面に複数の変位規制凸部58が設けられている。変位規制凸部58は、外周厚肉部46Aと中央厚肉部46Bとを連結して中央厚肉部46Bから放射状に延びる凸部である。そのため、中央厚肉部46Bは、これら複数の変位規制凸部58の交差部として設けられている。変位規制凸部58は、この例では周方向Cに等間隔に3本が設けられており、弾性仕切り膜46の上下両面で対称に配置されている。変位規制凸部58の突出高さは、中央厚肉部46Bの高さと同一に設定されている。なお、変位規制凸部58は、周方向Cに不等間隔で設けてもよい。
弾性仕切り膜46には、膜破れ等の破損を防止するために、両面にリブ状突起からなる補助突起60が設けられている。補助突起60は、図4(a)に示すように、放射状リブと環状リブを組み合わせることで形成されている。補助突起60は、変位規制凸部58よりも高さ及び幅が小さく設定されており、これにより、弾性仕切り膜46全体としての剛性が上昇するのを抑制し、微振幅入力時の低動ばね特性を維持している。なお、補助突起60は、弾性仕切り膜46の上下両面で対称に配置されている。
オリフィス部材50は、アルミニウムや樹脂等の剛性材料(この例では熱可塑性樹脂)からなる環状部材であり、図5に示すように外向きに開かれた断面コの字状をなし、シール壁部32を介して筒状胴部22の内周面に嵌合されることで、当該内周面との間に、周方向に沿って延びる上記オリフィス流路40を形成する。図5(a)に示すように、オリフィス部材50は、周方向Cの一端に主液室34Aに対して開口する切り欠き状の主液室側開口40Aを備えるとともに、周方向Cの他端に副液室34Bに対して開口する副液室側開口40Bを備え、これら開口40A,40Bを介して、オリフィス流路40は主液室34Aと副液室34Bの間を連通している。なお、符号62は、オリフィス部材50に設けられた内周面側に張り出す位置決め凸部である。
オリフィス部材50の内周面には第1挟持部材48が一体に形成されている。第1挟持部材48は、弾性仕切り膜46に関して副液室34B側に位置する挟持部材であり、オリフィス部材50の内周面から内向きに突設されて弾性仕切り膜46の外周厚肉部46Aを挟持する円形リング板状の外周挟持部48Aと、第1挟持部材48の中心部に位置して弾性仕切り膜46の中央厚肉部46Bを挟持する変位規制部48Bと、外周挟持部48Aと変位規制部48Bを連結して弾性仕切り膜46の軸方向Xにおける変位を制限する複数の変位規制リブ48Cとを備えてなる。
中央の変位規制部48Bは、複数の変位規制リブ48Cの交差部として設けられており、円板状をなしている。変位規制部48Bは、弾性仕切り膜46の中央厚肉部46Bと重なり合うように、中央厚肉部46Bに対応する位置に設けられ、かつ該中央厚肉部46Bと同等の大きさに形成されている。
変位規制リブ48Cは、第1挟持部48の中心部に位置する変位規制部48Bから放射状に延びて形成されており、この例では周方向Cに等間隔に3本が設けられている。これにより、図5に示すように、第1挟持部材48には、軸方向Xに貫通する3つの扇形状の開口部48Dが設けられている。開口部48Dは、副液室34Bの液圧変動を弾性仕切り膜46に伝達するとともに、液圧変動により変位する弾性仕切り膜46との衝突を回避するための逃げ部として設けられている。変位規制リブ48Cは、弾性仕切り膜46の変位規制凸部58に対応する位置に設けられている。
なお、符号64は、外周挟持部48Aの上面(即ち、弾性仕切り膜46側の面)において、その内周縁に沿って設けられた係止突条であり、弾性仕切り膜46の外周厚肉部46Aを係止してその内方への変位を制限する。
第2挟持部材52は、弾性仕切り膜46に関して主液室34A側に位置して、上記第1挟持部材48とともに弾性仕切り膜46の外周厚肉部46Aを挟持する部材であり、アルミニウムや樹脂等の剛性材料(この例では熱可塑性樹脂)より形成されている。図6に示すように、第2挟持部材52は、弾性仕切り膜46の外周厚肉部46Aを挟持する円形リング板状の外周挟持部52Aと、第2挟持部材52の中心部に位置して弾性仕切り膜46の中央厚肉部46Bを挟持する変位規制部52Bと、これら外周挟持部52Aと変位規制部52Bを連結して弾性仕切り膜46の軸方向Xにおける変位を制限する複数の変位規制リブ52Cとを備えてなる。
外周挟持部52Aの内径と、変位規制部52B及び変位規制リブ52Cの位置、形状及び大きさは、それぞれ、第1挟持部材48における外周挟持部48Aの内径と、変位規制部48B及び変位規制リブ48Cの位置、形状及び大きさと同一に設定されており、説明は省略する。これにより、第2挟持部材52にも、第1挟持部材48と同様の開口部52Dが形成されている。
図6(a)及び(c)に示すように、外周挟持部52Aの周縁部には軸方向Xに周壁部66が立設されており、該周壁部66の内側には補強リブ68が周方向Cに複数設けられている。また、図6(b)に示すように、外周挟持部52Aの下面(即ち、弾性仕切り膜46側の面)には、第1挟持部材48と同様の係止突条70が、その内周縁に沿って設けられている。更に、外周挟持部52Aには、オリフィス部材50の位置決め凸部62に嵌合する位置決め凹部72が凹設されている。
仕切り体38を組み立てる際には、オリフィス部材50の上面側から第1挟持部材48上に弾性仕切り膜46を載せる。その際、オリフィス部材50の位置決め凸部62と弾性仕切り膜46の位置決め凹部53とを嵌合させることで、変位規制凸部58と変位規制リブ48Cとを位置合わせする。その後、弾性仕切り膜46の上から第2挟持部材52を被せる。その際、第2挟持部材52の位置決め凹部72をオリフィス部材50の位置決め凸部62と嵌合させて、変位規制リブ52Cと弾性仕切り膜46の変位規制凸部58とを位置合わせする。このようにして一対の挟持部材48,52により弾性仕切り膜46を挟み込んだ状態で、超音波溶着等の固定手段により第1挟持部材48と第2挟持部材52とを固着して仕切り体38が得られる。
得られた仕切り体38において、弾性仕切り膜46の中央厚肉部46Bは、一対の挟持部材48,52の変位規制部48B,52Bにより、両側から密着状態に挟持される。この場合、中央厚肉部46Bは両側の変位規制部48B,52Bによって軸方向Xに圧縮された状態に保持されることが好ましい。弾性仕切り膜46の変位規制凸部58もまた、一対の挟持部材48,52の変位規制リブ48C,52Cにより、両側から密着状態に挟持される。
以上の構成において、本実施形態のものでは、中央厚肉部46Bを挟持する一対の変位規制部48B,52Bのうち、主液室34A側に位置する第2挟持部材52の変位規制部52Bに、中央厚肉部46Bの貫通穴54に重なる貫通穴74が設けられている(図6参照)。該貫通穴74は、図2,3に示すように、中央厚肉部46Bの貫通穴54と重なり合うように、貫通穴54に対応する位置において、同一径を持つ円形状に形成されている。そのため、中央厚肉部46Bの貫通穴54の周りの平面部56は、貫通穴74の周りの変位規制部52Bによって密着された状態に保持されている。一方、副液室34B側に位置する第1挟持部材48の変位規制部48Bには、このような貫通穴は設けられていない。
図7に示すように、仕切受け板42の中央部は、仕切り体38の第1挟持部材48に向けて隆起しており、これにより膜変位ストッパ部76が形成されている。膜変位ストッパ部76は、弾性仕切り膜46の下方(即ち、副液室34B側)への過大変位を制限する部材であり、第1挟持部材48の開口部48Dを介して下方に撓み変形してくる弾性仕切り膜46の本体膜部46Cを受け止めるように、該開口部48Dの下方に隣接させて設けられている。膜変位ストッパ部76には、その上下の空間を連通させる複数の開口部44が設けられており、これら開口部44は、下方に変位した弾性仕切り膜46が開口縁部で破損しないように、第1挟持部材48の変位規制部48B及び変位規制リブ48Cの背後に設けられている。
以上よりなる本実施形態の液封入式防振装置10であると、弾性仕切り膜46の中央厚肉部46Bに設けた貫通穴54の周辺は、両側の一対の変位規制部48B,52Bにより密着状態に挟持されている。そのため、通常使用領域においては、貫通穴54を介した液体のリークを抑制することができる。従って、例えば、振幅0.5mm程度のシェイク振動時において、オリフィス流路40を流動する液体の量が減少せず、高減衰性能を確保することができる。また、アイドル振動のようなより微振幅の入力時においては、弾性仕切り膜46が主液室34Aと副液室34Bの液圧差を緩和して動ばね定数の低減を図ることができる。
振幅1mmを超えるような大振幅入力時、例えば振幅2mm程度の振動入力時において、主液室34Aが過度の負圧状態となったときには、図8に示すように、弾性仕切り膜46が主液室34A側に引っ張られるように大きく膨らんだ状態となる。これにより、弾性仕切り膜46の中央厚肉部46Bが、主液室34A側の変位規制部52Bに押し付けられて圧縮により厚みが薄くなることで、副液室34B側の変位規制部48Bから離れた状態となり、中央厚肉部46Bと副液室側の変位規制部48Bとの間に隙間78が生じる。そのため、副液室34B内の液体を、この隙間78を通り、更に中央厚肉部46Bと主液室34A側の変位規制部52Bの重なり合った貫通穴54,74を通って、主液室34A内に供給することができる。これにより、主液室34Aの過度の負圧状態を緩和して、キャビテーションによる異音を低減することができる。
一方、大振幅入力時において、主液室34Aが過度の正圧状態となったときには、図9に示すように、弾性仕切り膜46が副液室34B側に大きく膨らんだ状態となる。これにより、弾性仕切り膜46の中央厚肉部46Bが、主液室34A側の変位規制部52Bから離れた状態となることがあるが、この場合、中央厚肉部46Bの貫通穴54は、副液室34B側の変位規制部48Bが密着していることで閉塞されているので、貫通穴54を介した液体の行き来は生じない。従って、このような過大な振幅入力時においても十分な減衰性能を発揮することができる。
また、本実施形態であると、また、貫通穴54を設けた中央厚肉部46Bでの一対の変位規制部48B,52Bによる圧縮状態の程度(即ち、圧縮率)を変えることにより、貫通穴54を介する液体の行き来する入力振幅を調整することが可能である。すなわち、圧縮率が低ければ、比較的小さい振幅で中央厚肉部46Bが副液室34B側の変位規制部48Bから離れた状態となり貫通穴54を介した液体の流動が可能になるのに対し、圧縮率を高く設定すればするほど、中央厚肉部46Bを副液室34B側の変位規制部48Bから離間させるための入力振幅が高くなる。そのため、該圧縮率によって液体を行き来させる振幅入力を設定することができるので、チューニングが容易である。
また、本実施形態であると、一対の挟持部材48,52に変位規制リブ48C,52Cを設けた上で、該変位規制リブ48C,52Cに対応させて弾性仕切り膜46に変位規制凸部58を設けたので、シェイク振動のような比較的大振幅の入力に伴って弾性仕切り膜46が変位する場合に、変位規制リブ48C,52Cによって変位が規制されて変位規制凸部58が圧縮方向に撓むことになる。そのため、この変位規制凸部58による寄与分だけ弾性仕切り膜46全体としての剛性を上昇させることができる。よって、微振幅入力時に主液室34A及び副液室34B間の液圧差を有効に緩和して低動ばね特性を発揮しつつ、大振幅入力時に弾性仕切り膜46の剛性を上げて減衰性能を向上することができる。
しかも、このような弾性仕切り膜46としての優れた効果を発揮しつつ、放射状の変位規制リブ48C,52C同士を結ぶ挟持部材48,52の中央部と、放射状の変位規制凸部58同士を結ぶ弾性仕切り膜46の中央部に、キャビテーション対策のための上記変位規制部48B,52B、中央厚肉部46B及び貫通穴54,74を設けたので、キャビテーション対策を安価かつ簡易な構造で組み込むことができる。
上記実施形態においては、貫通穴54を設ける弾性仕切り膜46の厚肉部を、弾性仕切り膜46の中央部に設けた中央厚肉部46Bとして構成したが、このような貫通穴54を有する厚肉部は、弾性仕切り膜46の可撓範囲に設ける限り、中央部には限定されない。但し、中央部であると、貫通穴54の開閉を偏りなくスムーズに行うことができ、該開閉を制御しやすいので、より好ましい。
上記実施形態では、単一のオリフィス通路を持つシングルオリフィス構造の防振装置について説明したが、複数の液室間をオリフィス通路にて連通させる液封入式防振装置であれば、ダブルオリフィス構造の防振装置など、種々の液封入式防振装置に適用可能である。例えば、仕切り体の下面側に第2ダイヤフラムとともに第2副液室を設け、該第2ダイヤフラムを介してその下側に第1副液室を設けた場合、仕切り体は主液室と第2副液室とを仕切り構成することになる。その場合、主液室と第1副液室を第1オリフィス流路で連通させた上で、主液室と第2副液室を第2オリフィス流路で連通させてもよく、又は第1副液室と第2副液室を第2オリフィス流路で連通させてもよい。すなわち、弾性仕切り膜を備えた仕切り体によって主液室に対して仕切り構成する副液室は、オリフィス流路を介して主液室と連通させる副液室でもよく、あるいは異なる副液室でもよい。異なる副液室の場合でも、大振幅入力時に貫通穴を介した液体の行き来が可能となることで、当該副液室から主液室に液体の供給されるので、主液室の負圧状態を緩和することができる。
また、上記液封入式防振装置10は、上下反転させて車両に組み付けられるものであってもよく、更には、エンジンマウント以外にも、ボディマウント、デフマウントなど、種々の防振装置に適用可能である。その他、一々列挙しないが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
10…液封入式防振装置
12…第1取付具、14…第2取付具、16…防振基体
34A…主液室、34B…副液室
36…ダイヤフラム
38…仕切り体
40…オリフィス流路
46…弾性仕切り膜、46A…外周厚肉部、46B…中央厚肉部(厚肉部)
48…第1挟持部材、48A…外周挟持部、48B…変位規制部、48C…変位規制リブ
52…第2挟持部材、52A…外周挟持部、52B…変位規制部、52C…変位規制リブ
54…弾性仕切り膜の貫通穴
58…変位規制凸部
74…変位規制部の貫通穴
12…第1取付具、14…第2取付具、16…防振基体
34A…主液室、34B…副液室
36…ダイヤフラム
38…仕切り体
40…オリフィス流路
46…弾性仕切り膜、46A…外周厚肉部、46B…中央厚肉部(厚肉部)
48…第1挟持部材、48A…外周挟持部、48B…変位規制部、48C…変位規制リブ
52…第2挟持部材、52A…外周挟持部、52B…変位規制部、52C…変位規制リブ
54…弾性仕切り膜の貫通穴
58…変位規制凸部
74…変位規制部の貫通穴
Claims (3)
- 振動源側と支持側の一方に取り付けられる第1取付具と、
振動源側と支持側の他方に取り付けられる第2取付具と、
前記第1取付具と第2取付具との間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体と、
前記防振基体が室壁の一部をなす液体が封入された主液室と、
ゴム状弾性膜からなるダイヤフラムが室壁の一部をなす液体が封入された少なくとも1つの副液室と、
前記主液室といずれかの前記副液室とを仕切る仕切り体と、
前記主液室といずれかの前記副液室とを連通させるオリフィス流路と、
を備え、
前記仕切り体は、前記主液室と副液室を仕切る弾性仕切り膜と、前記弾性仕切り膜の周縁部を両面から挟持する一対の挟持部材とを備えてなり、
前記弾性仕切り膜は、前記挟持部材によって挟持された周縁部より内側の可撓範囲の一部に厚肉部を有し、前記厚肉部に貫通穴が設けられ、
前記一対の挟持部材は、前記厚肉部を両面から密着状態に挟持する一対の変位規制部を有し、前記一対の変位規制部のうち、前記副液室側の変位規制部には前記厚肉部の貫通穴に重なる貫通穴を設けずに、前記主液室側の変位規制部には前記厚肉部の貫通穴に重なるように貫通穴が設けられた、
ことを特徴とする液封入式防振装置。 - 前記厚肉部が前記弾性仕切り膜の中央部に設けられたことを特徴とする請求項1記載の液封入式防振装置。
- 前記挟持部材は、前記弾性仕切り膜の周縁部を挟持する外周挟持部と、前記弾性仕切り膜の中央部に設けられた前記厚肉部を挟持する前記変位規制部と、前記外周挟持部と前記変位規制部を連結して前記変位規制部から放射状に延び前記弾性仕切り膜の変位を制限する変位規制リブとを備えてなり、前記弾性仕切り膜は、中央部の前記厚肉部から放射状に延びる変位規制凸部が、前記変位規制リブに対応する位置に突設されて当該変位規制リブに密着状態に配されたことを特徴とする請求項2記載の液封入式防振装置。
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- 2008-10-27 JP JP2008275693A patent/JP2010101466A/ja active Pending
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