JP5176533B2 - 電線の止水方法及び該止水方法で形成された止水部を有する電線 - Google Patents

電線の止水方法及び該止水方法で形成された止水部を有する電線 Download PDF

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Description

本発明は、電線の止水方法及び該止水方法で形成された止水部を有する電線に関し、詳しくは、車両の浸水領域に配索される電線を任意の位置で止水処理できるようにしているものである。
従来、自動車やオートバイ等の車両に配索するワイヤハーネスが被水領域に沿って配索される場合、該ワイヤハーネスのアース線の端末にアース端子を圧着し、該アース端子を車体にボルト締めしてアース接続している場合が多い。この場合、アース端子の固定位置が被水領域である場合、アース端子と圧着した芯線露出部から水がアース線の内部に侵入し、絶縁被覆層で囲まれた多数の素線からなる芯線の隙間を通してアース端子の他端側への浸水が発生する。この場合、アース線の他端側に接続した端子はコネクタ内に挿入係止されている場合が多く、浸水した水によりアース線の他端側のコネクタ内にも水が侵入し、コネクタ内の端子に腐食を発生させる問題がある。
前記問題に対して、従来より種々のアース線の止水処理対策が提案されている。
例えば、本出願人らは、特開2006−228709号公報(特許文献1)は図11に示すように、アース線1の端末に圧着接続しているアース端子2の絶縁被覆バレル2aと芯線バレル2bとの間に止水剤3を滴下すると共に、該アース線1の他端側から絶縁被覆層の内部のエアを吸引して減圧し、滴下した止水剤3を絶縁被覆層の内部に浸透させて、複数の素線からなる芯線の隙間に止水剤3を充填して、アース端子2との接続部からアース線1内への浸水を防止している。
特開2007−134054号公報(特許文献2)においても同様な方法でアース線端末のアース端子に止水剤を滴下すると共に該アース線の内部のエアを吸引して止水剤をアース線内部に浸透している。かつ、該特許文献2では、図12に示すように、アース端子2を位置決め保持すると共に、止水剤が側方にあふれるを防止するため、治具4の両側壁4aの間に溢出防止壁4bを配置し、該溢出防止壁4bをアース端子2の両側面に密着させた状態で止水剤3を滴下している。
特開2006−228709号公報 特開2007−134054号公報
前記のように、特許文献1,2の止水方法は、いずれもアース線端末のアース端子の芯線露出部に止水剤を滴下し、止水剤による止水処理位置がアース線端末のアース端子の位置でなされている。即ち、アース線の端末にアース端子を圧着し、該アース端子を車体パネルにボルト締め固定することが前提となっている。このように、アース線に止水処理を施すには、車体パネルに固定されるアース端子がアース線端末に圧着される必要があり、車両によってはアース端子を固定する場所を確保することが難しい場合がある。このような場合、アース端子の固定ができる場所までアース線を延在させなければならず、アース線の無駄な取り回しが必要となる。かつ、アース線が無駄に長くなると、その分、アース線が外部干渉材と干渉して損傷を受ける可能性が高まり、アース端子との端末位置で止水処理が施されても、アース線の途中で損傷を受けると、該損傷部位から浸水が発生し、アース線の他端側のコネクタ接続部へ浸水が発生する恐れがある。
さらに、特許文献2に記載のように、アース端子に止水剤を滴下する時に、アース端子を位置決め保持すると共に、滴下した止水剤があふれないように治具を必要としている。該治具はアース端子のサイズ毎に設ける必要があるため、設備費がかかり、コストアップとなる問題もあり、これらの点から改善の余地がある。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、車体にボルト止め固定されるアース端子の箇所で止水処理するのではなく、被水領域に配線される電線の任意の中間位置で止水処理できるようにし、それに伴い、コネクタ接続される電線にできるだけ近接した位置で、治具を用いることなく、止水処理ができるようにして、コネクタ接続部への浸水を確実に防止できるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車両の浸水領域に配索される電線の止水方法であって、
前記電線は複数の素線からなる芯線を絶縁被覆層で被覆している電線からなり、
前記電線の長さ方向の中間部分において前記絶縁被覆層を除去して、前記芯線を露出させ、
次いで、下記の(1)〜(4)のいずれか1種を行い、
(1)前記芯線露出部の素線に中間圧着端子を加締め圧着、
(2)前記芯線露出部の素線同士を超音波溶接で溶接、
(3)前記芯線露出部の素線同士を抵抗溶接で溶接、
(4)前記芯線露出部の素線に半田付けし、
その後、前記芯線露出部および該芯線露出部に隣接する箇所の絶縁被覆層に、熱溶融性止水剤からなる内層と、外層とを備えた熱収縮チューブを被せ、
前記熱収縮チューブを加熱し、前記内層の熱溶融性止水剤を溶融して前記芯線露出部の素線の隙間に前記止水剤を浸透させると共に、前記電線端末から前記絶縁被覆層の内部に負圧を導入し、前記止水剤を前記絶縁被覆層の内部に吸引して、該絶縁被覆層の内部の芯線の素線間にも前記止水剤を浸透させていることを特徴とする電線の止水方法を提供している。
即ち、中間位置で止水処理する電線がアース電線で、該アース電線のコネクタ接続側と反対の端末にアース端子が接続され、該アース端子が車体にボルト止めされてアース接続する場合では、特許文献1、2のようにアース端子の位置で止水処理しておらず、該アース電線の両端末の間の任意の位置、好ましくは、コネクタ接続側端末に近接した位置を前記中間位置とし、該位置で前記止水処理を行っている。
前記電線端末から導入する負圧は、電線端末の一端側でよく、前記アース線の場合はコネクタ接続側の電線端末から負圧を導入することが好ましいが、アース端子接続側から負圧を導入しても素線間の隙間に熱収縮チューブの内層の溶融した止水剤が充填され、該充填位置で浸水が遮断できるため、いずれでもよい。
なお、本発明の止水処理する電線はアース電線に限定されず、被水領域に配索される電線で止水処理をすべきことが要望されている電源線や信号線に対しても適用できる。
前記した本発明の電線の止水方法は、電線の長さ方向の中間部分で止水処理を施すことができるため、電線に無駄な取り回しを発生させず、かつ、電線のコネクタ接続部に近接した中間位置で止水処理を施すことにより、コネクタへの浸水防止をより確実に図ることができる。
特に、オートバイに配索するワイヤハーネスは自動車よりもワイヤハーネスの配索スペースが少なく、かつ、水がかかりやすい領域が多いため、電線の任意の中間位置で止水処理を施すことができる利点は大きい。
かつ、前記止水処理する電線の中間部の絶縁被覆層を除去し、前記内層付き熱収縮チューブを、芯線露出部と、該芯線露出部に隣接する箇所の絶縁被覆層に被せた後に加熱すれば良いだけであるため、特許文献1、2のように止水処理する箇所を位置決め保持すると共に止水剤があふれるのを防止する治具を設ける必要はなく、コストをかけずに止水処理を施すことができる。
本発明の電線の中間位置での止水処理を施す場合、前記芯線露出部の素線同士を中間圧着端子を加締め圧着すると、素線間の隙間を確実に無くすことができ、該中間圧着端子の圧着位置で素線の隙間を流れる浸水を確実に遮断できる。
前記中間圧着端子の圧着に代えて、超音波溶接または抵抗溶接で溶接した場合、半田付けした場合も素線間の隙間を確実に無くして浸水を確実に遮断できる。
よって、例えば、アース線に止水処理で前記中間圧着端子を圧着すると、アース端子側からの浸水を該中間圧着端子の加締め位置でコネクタ接続側へ浸水していくのを確実の遮断することができる。
また、絶縁被覆層を除去して露出させる芯線露出部は、絶縁被覆層にスリットを設け、該スリットの位置から一方側の絶縁被覆層を移動させて芯線露出部を形成している場合が多い。その場合、移動させた位置から絶縁被覆層が弾性により復帰して芯線露出部の距離を縮めるため、前記中間圧着端子を芯線露出部に加締め圧着しておくと、該中間圧着端子と、移動させていない他方側の絶縁被覆層との間に止水剤溜め部に前記熱収縮チューブの内層の溶融した止水剤を保持することができ、溶融した止水剤が熱収縮チューブの長さ方向の両端から流出することを抑制できる。
かつ、溶融した止水剤は浸透が必要な一端側の絶縁被覆層内にのみ十分に浸透させて絶縁被覆層内の素線間の隙間に確実に充填させることができる。
さらに、中間圧着端子の両側においても止水処理が必要な場合は、電線の他端側の端末から負圧を導入することで、中間圧着端子を挟む両側の電線の止水処理を確実に行うことができる。
さらに、芯線露出部に加締める中間圧着端子は、芯線の素線構成が略同一であれば、絶縁被覆層の材質やその厚さが異なっても、専用または個別の中間圧着端子を用いる必要はなく、中間圧着端子の共用化を図ることができる。この点からはアース端子のサイズが相違すると、治具を相違させる必要があるアース端子の部分で止水処理するよりも、部品コストや設備コストの低減を図ることができる。
特に、前記超音波溶接、抵抗溶接等の溶接や半田付けを行う場合は、芯線の素線構成に関係がなく素線間の隙間を確実に無くすことができる。
前記内層付き熱収縮チューブとしては、例えば、熱溶融性ポリオレフィン樹脂を含む熱溶融性接着樹脂からなる内層チューブを、電子線架橋したポリオレフィン樹脂を含む軟質樹脂からなる外層チューブの積層チューブが好適に用いられ、該熱収縮チューブとしては、住友電工ファインポリマー製の「スミチューブW」等が好適に用いられる。
前記内層付き熱収縮チューブの熱収縮温度は115℃以上、内径収縮率は60%以上、長さ変化率はー15%以上である。よって、前記芯線露出部を包囲するように被せる熱収縮チューブの長さは熱収縮した状態で、芯線露出部およびその両端に隣接する部分の絶縁被覆層の外周面にも位置するような長さとしている。
なお、外層と内層とが予め一体化された内層付き熱収縮チューブに限らず、熱収縮性の外層チューブと、熱溶融性接着樹脂で形成した内層チューブを個別に設け、該内層チューブを防水領域の電線群に先通しした後に、熱収縮性の外層チューブを通して内層チューブと外層チューブとを重ねて取り付けてもよい。
本発明は、前記止水方法で形成された止水部を有する電線を提供している。
本発明の中間位置に止水部を設けた電線は被水領域に配線される電線であれば適用されるが、該電線がアース線である場合に最も好適に適用できる。
例えば、一端末にアース端子を接続し、他端末にコネクタ接続用の端子を接続し、前記アース端子が浸水領域の車体パネルに固定されるアース電線である場合、該アース電線の他端側のコネクタ接続部に近い中間位置に前記方法で形成した止水部を設け、かつ、前記コネクタ接続部側の端末から負圧を導入して前記止水剤をコネクタ接続部側の絶縁被覆層内の素線間に止水剤を浸透させて充填している。
また、前記電線は、一端末にコネクタ接続用の端子を接続している電源線、信号線またはアース線からなり、該電線を他の電線と非被水領域でスプライス接続し、該スプライス接続した他の電線の端末にコネクタ接続用の端子を接続している場合、
前記スプライス接続位置より前記コネクタ接続用の端子を接続した端末との間の中間位置に前記止水部を設け、該止水部の芯線露出部および該芯線露出部を挟む両側の絶縁被覆層内の素線間に前記止水剤を充填している。
前記構成とすると、前記止水部のスプライス接続側を止水処理しない場合、スプライス接続側に浸水が発生する恐れがあるが、両側を止水処理することで、前記非被水領域でスプライス接続する他の電線への浸水を確実に遮断でき、スプライス接続部での止水処理を不要とすることができる。
さらに、前記電線が、両端末にコネクタ接続用の端子が接続された信号線、電源線またはアース線からなり、一端末のコネクタ接続用の端子は電子制御ユニットに接続されると共に、他端末のコネクタ接続用の端子は該電子制御ユニットで制御される機器からなり、該電子制御ユニットおよび機器は被水領域に配置されている場合、
前記電線の中間位置には、前記電子制御ユニット側に近接した位置に前記止水方法で形成した止水部を設けていると共に、前記機器と前記電線の接続部には防水カバーを被せていることを特徴とする止水構造を提供している。
前記電子制御ユニットに制御される機器(例えば、ライトスイッチ等)として、既存の非防水タイプの機器が用いられている場合が多い。このような場合、電線端末に樹脂成形カバーあるいはゴムカバーを取り付けておき、該防止カバーを電線端末と機器のコネクタ接続部に被せて機器側の防水を行うことが好ましい。
かつ、前記電子制御ユニットと接続される機器が複数ある場合には、電子制御ユニットに前記止水部を介して接続した電線の端末と接続している。
また、電子制御ユニットと、該電子制御ユニットにより制御される複数の機器の両方が被水領域に配置される場合、電子制御ユニットに接続した電線と、複数の機器に接続した電線とを防水コネクタで接続し、さらに、該防水コネクタでの接続位置よりも電子制御ユニット側に前記止水部を設けておくと、防水コネクタが破損しても電子制御ユニットへの浸水防止を図ることができる。
前記止水部では熱収縮チューブの外層チューブで包囲されているため、防水シートまたは防水テープの巻き付けを省略しても良いが、止水部の保護機能を高めるために防水シートや防水テープを取り付けてもよい。
上述したように、本発明の電線の止水方法では、電線の長さ方向の任意の位置で止水処理を施すことができ、設計の自由度を高めることが出来る。かつ、特許文献1、2のようにアース端子の位置で止水処理を施す必要がないため、必ずしも車体パネルに固定するアース端子を必要とせずに止水処理ができると共に、無駄な電線の引き回しをする必要が無くなる。さらにまた、止水処理が必要なコネクタ接続側の近くの中間位置で止水部を形成できるため、コネクタ接続側への止水の信頼性を高めることができる。
また、電線の中間位置で熱溶融止水剤の内層を備えた熱収縮チューブを包囲するように被せて、加熱して止水剤を溶融すれば、負圧導入時に素線間の隙間に浸透していくため、止水剤の滴下は不要であり、特許文献2に記載されたアース端子を位置決め保持する治具や、止水剤の溢出防止治具が不要となり、止水処理の設備費のコストダウンを図ることができる。
また、止水処理する芯線露出部に中間圧着端子を加締めて圧着したり、溶接したり、半田付けすると、該圧着部で芯線の素線間の隙間を確実に無くすことができる。よって、アース線の場合、アース端子側からの浸水を中間圧着端子の加締め位置で確実に遮断することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳述する。
図1乃至図4に第一実施形態を示す。
第一実施形態では、被水領域に配線するアース回路用の電線10に止水部11を設けている。
前記電線10は一端末にコネクタCに挿入係止する端子13を圧着していると共に、他端末にアース端子14を圧着している。前記止水部11はアース端子14よりコネクタ接続用の端子13に近接した中間位置に形成している。
図2(B)に示すように、電線10は多数本の素線15を撚線した芯線16と、該芯線16を囲む絶縁樹脂からなる絶縁被覆層17とからなる。
前記電線10の止水部11では、図4(A)に示すように、絶縁被覆層17にスリットを設け、該スリットを挟むアース端子接続側の絶縁樹脂層17Bを移動させ、該絶縁樹脂層17Bのスリット端面17B1と他端側の絶縁樹脂層17Aのスリット端面17A1との間に絶縁樹脂層を除去した芯線露出部18を形成している。
前記芯線露出部18の全長および、該芯線露出部18の両側の絶縁樹脂層17A、17Bのスリット端面17A1、17B1から所定寸法の長さLを包囲するように内層付き熱収縮チューブ20を被せている。該熱収縮チューブ20は図3に示すように、熱溶融性ポリオレフィン樹脂からなる熱溶融性止水剤からなる内層チューブ20Aと、電子線架橋軟質ポリオレフィン樹脂からなる外層チューブ20Bとの積層チューブからなる。該熱収縮チューブ20の収縮温度は115℃以上で、該温度以上で加熱すると、内層チューブ20Aが溶融し、溶融した止水剤21が外層チューブ20Bから流動する。また、該熱収縮チューブ20の内径収縮率は60%以上であるため、芯線露出部18および両側の絶縁被覆層17A,17Bに被せる時に、絶縁被覆層17の外周に無理に拡径した状態で被せなくとも、熱収縮時に絶縁被覆層を除去した芯線露出部の外周面に密着するように収縮させることができる。
なお、本実施形態の内層付き熱収縮チューブ20では、内層チューブ20Aと外層チューブ20Bとは積層一体型としているが、内層チューブと外層チューブとを別体とし、内層チューブは所要温度で溶融する熱溶融性止水剤となる樹脂で成形したものでもよい。
この場合、内層付き熱収縮チューブ20を被せる箇所に、まず、内層チューブを被せて後に、外層チューブを被せることとなる。
前記熱収縮チューブ20を収縮温度に加熱し、外層チューブ20Bを収縮すると同時に、内層チューブ20Aを溶融し、溶融した止水剤21としている。この溶融した止水剤21は芯線露出部18の素線15の隙間に浸透させている。かつ、芯線露出部18を挟む両端の絶縁樹脂層17Aと17B内に、そのスリット端面17A1、17B1より止水剤21を内部に浸透させ、これら絶縁被覆層17A、17Bの内部の芯線16の素線15の隙間にも止水剤21を充填している。
次ぎに、前記止水部11の形成方法を図4に基づいて説明する。
図4(A)に示すように、一端側にコネクタ接続用の端子13を圧着していると共に他端側にアース端子14を圧着している電線10の所要位置に前記のように絶縁被覆層17を除去した芯線露出部18を形成する。
ついで、図4(B)に示すように、前記芯線露出部18および両側の絶縁被覆層17A、17Bのスリット端面から所定寸法を包囲するように、熱収縮チューブ20を被せる。
ついで、図4(C)に示すように、熱収縮チューブ20を収縮温度に加熱し、外層チューブ20Bを収縮させると同時に内層チューブ20Aを溶融して、溶融した止水剤21を芯線露出部18の素線15の隙間に浸透させると共に、芯線露出部18の外周面の全体に塗布した状態とする。溶融した止水剤の粘度は、流動性を有する粘度(例えば、0.6Pa・s程度)である。
ついで、図4(D)に示すように、熱収縮チューブ20の加熱と同時に、または加熱して止水剤21が流動する状態となった後に、前記電線10の両端末より絶縁被覆層17A、17Bの内部に負圧を導入する。
具体的には、電線10の両端末を吸引ポンプに接続したエア吸引ホース24に内挿して連結して取り付け、前記端子13と14の芯線バレルと絶縁被覆バレルとの間に露出した芯線露出部から、絶縁被覆層17A、17B内の素線15中のエアを吸引して減圧する。
前記絶縁被覆層17A、17B内を減圧することで、芯線露出部18の素線15の隙間に浸透した止水剤21はスリット端面17A1、17B1から絶縁被覆層17A、17Bの内部に吸引されて浸透していき、絶縁被覆層17の内部の素線15の隙間に充填される。
其の際、止水剤21は芯線露出部18の素線15の隙間にも強制的に浸透させられる。
前記芯線露出部18および該芯線露出部18を挟む両側の絶縁被覆層17A、17Bの素線15の隙間浸透して充填される止水剤21は所要時間経過後に硬化する。
止水剤21の硬化前または硬化後に熱収縮チューブ20の外周面に防水シートを巻き付けてもよい。
前記方法で形成した止水部11では、芯線露出部18の素線15の隙間に止水剤21が充填されると共に芯線露出部18の外周面全体も止水剤21で囲まれた状態となり、浸水発生が防止できる。さらに、該芯線露出部18を挟む両側の絶縁被覆層17A、17B内のスリット端面17A1,17B1に近接した内部の素線15の隙間に止水剤21が充填されている。かつ、止水剤21が充填された芯線露出部18の外周面および隣接する絶縁被覆層17A、17Bの外周面に熱収縮チューブ20の外層チューブ20Bが密着して、止水部11を保護している。
これにより、電線10の端末のアース端子14が被水領域に配置されて、該アース端子14の端末側から電線10内に浸水が発生し、電線10内の素線15の隙間を通って水が流入しても、止水部11で確実に止水でき、他端のコネクタ20に接続される端子13までに浸水が発生することを防止できる。
図5および図6に第二実施形態を示す。
第二実施形態では、前記芯線露出部18に断面U形状の中間圧着端子30を加締め圧着している。
該中間圧着端子30の長さ方向の一端30aと前記絶縁被覆層17Aのスリット端面17A1との間には所要寸法の長さからなる止水剤溜め部31を設けている。
熱収縮チューブ20を加熱して内層チューブ20Bが溶融して、止水剤21が溶融状態となると、該溶融した止水剤21が前記止水剤溜め部31に、まず、流入して溜まるようにしている。
該止水剤溜め部31に流入した止水剤21は、該止水剤溜め部31の部分の素線15の隙間に浸透していく。
同時に、絶縁被覆層17Aの端末側(即ち、コネクタ接続用の端子13を圧着した端末側)から第一実施形態と同様に負圧を導入すると、絶縁被覆層17A内のスリット端面17A1から止水剤21を吸引している。
前記中間圧着端子30の他端30b側には他方の絶縁被覆層17Bのスリット端面17B1との間に芯線露出部が形成されているが、該絶縁被覆層17Bはスリットより移動させて芯線露出部18を形成している側であるため、該絶縁被覆層17Bは次第に元に位置に復帰し、中間圧着端子30の他端30bと絶縁被覆層17Bのスリット端面17B1との間には最終的に隙間がなくなった状態となる。
この第二実施形態の止水部11では、まず、中間圧着端子30の圧着位置で素線15の隙間がなくなっているため、アース端子側から絶縁被覆層17B内の素線間で浸水が発生していても、中間圧着端子30の圧着位置で素線の間を通る浸水を遮断できる。
また、中間圧着端子30と絶縁被覆層17Bとの間の芯線露出部18の止水剤溜め部31の位置の素線15の隙間、およびコネクタ側となる絶縁被覆層17内の素線15の隙間には第一実施形態と同様に止水剤21が充填されているため、コネクタ接続側の端末への止水を確実に行うことができる。
図7及び図8に第三実施形態を示す。
第三実施形態の電線10は電源線からなり、該電線10は図8に示すように、絶縁被覆層17A側の端末にエンジンルームからなる被水領域に配置する電気接続箱内に電子ユニット60を収容し、該電子制御ユニット60と接続するコネクタ接続用の端子13を電線10の一端に接続する一方、他端側に接続する端子61を車室内に配置する電気接続箱62のヒューズ端子63と接続している。また、該電線10は室内側の非被水領域で他のユニット64に接続される電線65の端末とスプライス接続している。このスプライス接続部66と前記電線10のコネクタ接続用端子との間でエンジンルーム内の被水領域S内において止水処理部70を形成する場合、図7に示す形態としている。
本実施形態では、芯線露出部18の素線15同士を超音波溶接で溶接し、素線間の隙間のない溶接部71を形成している。該溶接部71を設けた芯線露出部18および両側の絶縁被覆層17A、17Bに熱収縮チューブ20を包囲するように被せて、電線10の両端末から負圧を導入する。
これにより、溶接部71と両側の絶縁被覆層17A、17のスリット端面17A1と17B1との間に形成される芯線露出部18A、18Bの両方に止水剤21を浸透し、かつ、前記スリット端面17A1と17B1から絶縁被覆層17A、17Bの内部の素線15の隙間に止水剤21が浸透していき、充填される。
前記構成とすると、被水領域Sに止水処理部70を設けると、スプライス接続部66への浸水を遮断でき、前記他の電線65への浸水発生を遮断でき、スプライス接続部66での止水処理が不要となる。さらに、該電線10の他端末に接続した端子61への浸水も遮断できるため、電気接続箱61への浸水発生を防止できる。
このように、止水処理部70における止水処理により、スプライス接続部66および他端側の端子61側での止水処理を不要とできる。
なお、前記溶接部71は抵抗溶接で溶接しても良いし、半田を塗布してもよい。
さらに、前記第一実施形態においても、止水処理部において両側の絶縁被覆層17A、17Bの内部に止水剤を浸透しているため、該第三実施形態と同様の電源回路の電線においても有効となる。
なお、電線10が電気接続箱62内の信号回路と接続した信号線の場合にも同様な構成とすると、止水処理部70の両側に止水処理部を設けると有効となる。
図9に第四実施形態を示す。
第四実施形態では、被水領域内S内に、電子制御ユニット60を収容した電気接続箱と、該電子制御ユニット60により制御される機器(本実施例ではライトスイッチ)80が配置されている。該ライトスイッチからなる機器80が非防水タイプである場合、該非防水型の機器80内への浸水を防止するため、図9(B)に示す塩化ビニル等で成形した保護カバー81で電線10の接続部分から機器80の外面を覆い、非防水型の機器80内への浸水を防止している。
なお、前記保護カバー81は、図9(C)(B)に示すようなゴム製のブーツとしても良い。
図10(A)(B)に第五実施形態を示す。
図10(A)は被水領域S内に、電子制御ユニット60により制御される複数の機器81、82が配置され、これら複数の機器81、82が電子制御ユニット60で制御される場合、電子制御ユニット60と各機器81、82をそれぞれ接続する電線10、10にそれぞれ前記止水部70、70を設けている。
図10(B)は電子制御ユニット60に接続された1本の電線10−1を防水コネクタ90を介して前記複数の機器81、82に電線10−2、10−3を介して接続する場合にも、前記防水コネクタ90が破損等により浸水が生じる場合を考慮して、電子制御ユニット60と接続される電線10−1に止水部70を設けている。
本発明の止水方法により形成された止水部を有する電線は、自動車およびオートバイの被水領域に配索される電線に適用できる。特に、オートバイに配索される電線は被水領域に配索される可能性が大きくかつ、アース端子を車体に固定できる箇所は自動車と比較して規制を受ける場合が多いため、オートバイに配線するアース線において最も好適に用いることができる。
本発明の第一実施形態の止水部を備えた電線を示し、(A)は全体図、(B)は防水シートを除去した止水部の拡大図である。 (A)は図1(B)のA−A線断面図、(B)は図1(B)のB−B線断面図、(C)は図1(B)のC−C線の一部拡大断面図である。 (A)(B)は熱収縮チューブの断面図である。 (A)〜(D)は、第一実施形態の止水部の形成工程を示す図面である。 第二実施形態の止水部を備えた電線を示す図面である。 第二実施形態の止水部の形成方法を示す図面である。 第三実施形態の止水部を示す図面である。 第三実施形態の電源用の電線の配線経路を示す図面である。 (A)(B)は第四実施形態を示し、(C)(B)は保護カバーの変形例を示す図面である。 (A)(B)は第五実施形態を示す図面である。 従来例を示す図面である。 (A)(B)は他の従来例を示す図面である。
符号の説明
10 電線
11 止水部
13 コネクタ接続用の端子
14 アース端子
15 素線
16 芯線
17(17A、17B)絶縁被覆層
18 芯線露出部
20 熱収縮チューブ
20A 熱溶融性止水剤からなる内層チューブ
20B 外層チューブ
21 溶融した止水剤
30 中間圧着端子
31 止水剤溜め部
70 止水部
71 溶接部

Claims (6)

  1. 車両の浸水領域に配索される電線の止水方法であって、
    前記電線は複数の素線からなる芯線を絶縁被覆層で被覆している電線からなり、
    前記電線の長さ方向の中間部分において前記絶縁被覆層を除去して、前記芯線を露出させ、
    次いで、下記の(1)〜(4)のいずれか1種を行い、
    (1)前記芯線露出部の素線に中間圧着端子を加締め圧着、
    (2)前記芯線露出部の素線同士を超音波溶接で溶接、
    (3)前記芯線露出部の素線同士を抵抗溶接で溶接、
    (4)前記芯線露出部の素線に半田付けし、
    その後、前記芯線露出部および該芯線露出部に隣接する箇所の絶縁被覆層に、熱溶融性止水剤からなる内層と、外層とを備えた熱収縮チューブを被せ、
    前記熱収縮チューブを加熱し、前記内層の熱溶融性止水剤を溶融して前記芯線露出部の素線の隙間に前記止水剤を浸透させると共に、前記電線端末から前記絶縁被覆層の内部に負圧を導入し、前記止水剤を前記絶縁被覆層の内部に吸引して、該絶縁被覆層の内部の芯線の素線間にも前記止水剤を浸透させていることを特徴とする電線の止水方法。
  2. 前記熱収縮チューブは、熱溶融性ポリオレフィン樹脂を含む熱溶融性接着樹脂からなる内層チューブと、電子線架橋したポリオレフィン樹脂を含む軟質樹脂からなる外層チューブとからなる請求項1に記載の電線の止水方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の止水方法で形成された止水部を有する電線。
  4. 前記電線は、一端末にアース端子を接続し、該アース端子が浸水領域の車体パネルに固定されるアース電線であり、該アース電線の他端側のコネクタ接続部に近い中間位置に前記止水方法で形成した止水部を設け、かつ、前記コネクタ接続部側の端末から負圧を導入して前記止水剤をコネクタ接続部側の絶縁被覆層内の素線間に浸透させて充填している請求項3に記載の電線。
  5. 請求項3に記載の止水部を有する電線を用いた止水構造であって、
    前記電線は、一端末にコネクタ接続用の端子を接続している電源線、信号線またはアース線からなり、該電線を他の電線と非被水領域でスプライス接続し、該スプライス接続した他の電線の端末にコネクタ接続用の端子を接続しており、
    前記スプライス接続位置より前記コネクタ接続用の端子を接続した端末との間の中間位置に前記止水部を設け、該止水部の芯線露出部および該芯線露出部を挟む両側の絶縁被覆層内の素線間に前記止水剤を充填している止水構造。
  6. 請求項3に記載の止水部を有する電線を用いた止水構造であって、
    前記電線は、両端末にコネクタ接続用の端子が接続された信号線、電源線またはアース線からなり、一端末のコネクタ接続用の端子は電子制御ユニットに接続されると共に、他端末のコネクタ接続用の端子は該電子制御ユニットで制御される機器に接続され、該電子制御ユニットおよび機器は被水領域に配置されており、
    前記電線の中間位置には、前記電子制御ユニット側に近接した位置に前記止水方法で形成した止水部を設けていると共に、前記機器と前記電線の接続部には防水カバーを被せていることを特徴とする止水構造。
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