JP5166802B2 - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に処理を施すための基板処理装置および基板処理方法に関する。
半導体基板、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板等の各種基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
このような基板処理装置では、一般に、一枚の基板に対して複数の異なる処理が連続的に行われる。特許文献1に記載された基板処理装置は、インデクサブロック、反射防止膜用処理ブロック、レジスト膜用処理ブロック、現像処理ブロックおよびインターフェイスブロックにより構成される。インターフェイスブロックに隣接するように、基板処理装置とは別体の外部装置である露光装置が配置される。
上記の基板処理装置においては、インデクサブロックから搬入される基板は、反射防止膜用処理ブロックおよびレジスト膜用処理ブロックにおいて反射防止膜の形成およびレジスト膜の塗布処理が行われた後、インターフェイスブロックを介して露光装置へと搬送される。露光装置において基板上のレジスト膜に露光処理が行われた後、基板はインターフェイスブロックを介して現像処理ブロックへ搬送される。現像処理ブロックにおいて基板上のレジスト膜に現像処理が行われることによりレジストパターンが形成された後、基板はインデクサブロックへと搬送される。
近年、デバイスの高密度化および高集積化に伴い、レジストパターンの微細化が重要な課題となっている。従来の一般的な露光装置においては、レチクルのパターンを投影レンズを介して基板上に縮小投影することによって露光処理が行われていた。しかし、このような従来の露光装置においては、露光パターンの線幅は露光装置の光源の波長によって決まるため、レジストパターンの微細化に限界があった。
そこで、露光パターンのさらなる微細化を可能にする投影露光方法として、液浸法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2の投影露光装置においては、投影光学系と基板との間に液体が満たされており、基板表面における露光光を短波長化することができる。それにより、露光パターンのさらなる微細化が可能となる。
特開2003−324139号公報 国際公開第99/49504号パンフレット
しかしながら、上記特許文献2の投影露光装置においては、基板と液体とが接触した状態で露光処理が行われるので、基板は、液体が付着した状態で露光装置から搬出される。そのため、上記特許文献1の基板処理装置に上記特許文献2に記載されているような液浸法を用いた露光装置を外部装置として設ける場合、露光装置から搬出された基板に付着している液体が基板処理装置内に落下し、基板処理装置の電気系統の異常等の動作不良が発生するおそれがある。
また、露光処理後の基板に液体が付着していると、その基板に塵埃等が付着しやすくなるとともに、基板に付着する液体が基板上に形成されている膜に悪影響を与える場合がある。これらに起因して、基板に処理不良が発生するおそれがある。
本発明の目的は、露光装置において基板に付着した液体による動作不良および処理不良が防止された基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
(1)第1の発明に係る基板処理装置は、露光装置に隣接するように配置される基板処理装置であって、基板に処理を行うための処理部と、処理部と露光装置との間で基板の受け渡しを行うための受け渡し部とを備え、処理部および受け渡し部の少なくとも一方は、基板の乾燥処理を行う乾燥処理ユニットを含み、乾燥処理ユニットは、基板を略水平に保持する基板保持手段と、基板保持手段により保持された基板をその基板に垂直な軸の周りで回転させる回転駆動手段と、基板保持手段により保持された基板上にリンス液を供給するリンス液供給手段と、回転する基板の中心部から周縁部に連続的にリンス液が供給されるようにリンス液供給手段を移動させるリンス液供給移動手段とを含み、リンス液供給移動手段は、基板の中心部から所定距離離れた位置にリンス液が供給される状態でリンス液供給手段の移動を一時的に所定時間停止させ、所定時間は、基板の回転に伴う遠心力によって基板の中心部に1つだけ乾燥コアが形成されるように予め設定されるものである。
その基板処理装置においては、処理部により基板に所定の処理が行われ、受け渡し部によりその基板が処理部から露光装置へ受け渡される。露光装置により基板に露光処理が行われた後、その基板が受け渡し部により露光装置から処理部へ受け渡される。露光装置による露光処理前または露光処理後には、乾燥処理ユニットにより基板の乾燥処理が行われる。
乾燥処理ユニットにおいては、基板が基板保持手段により略水平に保持された状態で回転駆動手段により回転する。そして、リンス液供給手段が基板にリンス液を供給しつつリンス液供給移動手段によって移動する。それにより、基板の中心部から周縁部に連続的にリンス液が供給される。
回転する基板の中心部にリンス液が供給されることにより基板上にリンス液の液層が形成される。次いで、基板上におけるリンス液の供給位置が基板の中心部から周縁部に移動する。それにより、液層の中心部にリンス液が存在しない乾燥領域が形成される。その後、基板上に環状の液層が一体に保持された状態で、遠心力により乾燥領域が液層の中心部から外側に拡大していく。この場合、液層の表面張力により、乾燥領域内に微小液滴が形成されることが防止される。
また、基板の中心部から所定距離離れた位置にリンス液が供給される状態でリンス液供給手段の移動を一時的に停止させることにより、基板上の液層が複数の部分に分断されることを防止することができる。それにより、液層の中心部から確実に1つの乾燥領域を拡大させることができる。したがって、安定に基板の乾燥を進行させることができるとともに、基板上における微小液滴の形成をより確実に防止することができる。
このような乾燥処理が露光処理後の基板に行われる場合、露光装置において基板に液体が付着しても、その液体が基板処理装置内に落下することを防止することができる。その結果、基板処理装置の動作不良を防止することができる。
また、基板上に残留する液体に雰囲気中の塵埃等が付着することが防止される。さらに、基板上に残留する液体が基板上の膜に悪影響を与えることが防止される。したがって、基板の処理不良を防止することができる。
一方、乾燥処理が露光処理前の基板に行われる場合、基板上に液層が形成されることにより、露光処理前の処理工程で基板に付着した塵埃等を露光処理前に取り除くことができる。その結果、露光装置内の汚染を防止することができ、基板の処理不良を防止することができる。
(2)所定距離は、リンス液供給手段の移動が一時的に停止する期間に基板の中心部に1つだけ乾燥コアが形成されるように予め設定されてもよい。
)回転駆動手段は、基板の中心部にリンス液が供給される状態で基板が第1の回転速度で回転し、基板の周縁部にリンス液が供給される状態で基板が第1の回転速度より低い第2の回転速度で回転するように基板の回転速度を段階的または連続的に変化させてもよい。
基板の周縁部の周速度は基板の中心部の周速度よりも大きい。そのため、基板の周縁部に供給されるリンス液は基板の中心部に供給されるリンス液よりも飛散しやすい。そこで、基板の周縁部にリンス液が供給される状態での基板の回転速度を基板の中心部にリンス液が供給される状態での基板の回転速度より低く設定することにより、基板の周縁部に供給されるリンス液が飛散することを防止することができる。それにより、飛散したリンス液が基板の乾燥領域内に再付着することを防止することができ、基板上に微小液滴が残留することを確実に防止することができる。
)リンス液供給手段は、第1の流量で基板の中心部にリンス液を供給し、第1の流量より少ない第2の流量で基板の周縁部にリンス液を供給するようにリンス液の流量を段階的または連続的に変化させてもよい。
この場合、基板の周縁部に供給されるリンス液が飛散することが防止される。したがって、飛散したリンス液が基板の乾燥領域内に再付着することを防止することができ、基板上に微小液滴が残留することを確実に防止することができる。
)リンス液供給手段は、第1の供給圧で基板の中心部にリンス液を供給し、第1の供給圧より低い第2の供給圧で基板の周縁部にリンス液を供給するようにリンス液の供給圧を段階的または連続的に変化させてもよい。
この場合、基板の周縁部に供給されるリンス液が飛散することが防止される。したがって、飛散したリンス液が基板の乾燥領域内に再付着することを防止することができ、基板上に微小液滴が残留することを確実に防止することができる。
)乾燥処理ユニットは、リンス液供給手段により基板の中心から離れた位置にリンス液が供給される状態で、基板の中心部にガスを吹き出すガス供給手段をさらに含んでもよい。
この場合、基板上の液層に乾燥領域が形成された直後に、ガス供給手段によって基板の中心部にガスを吹き出すことにより、その乾燥領域を瞬時に拡大することができる。それにより、基板上の液層が複数の部分に分断されることをより確実に防止することができる。したがって、より安定に基板の乾燥を進行させることができるとともに、基板上における微小液滴の形成をより確実に防止することができる。
)乾燥処理ユニットは、基板上におけるガスの供給位置がリンス液供給手段によるリンス液の供給位置よりも基板の中心部に近い位置において基板の中心部から基板の周縁部に移動するようにガス供給手段を移動させるガス供給移動手段をさらに含んでもよい。
この場合、基板上の乾燥領域にガスが吹き付けられるので、乾燥領域内における微小液滴の残留がより確実に防止される。また、乾燥領域を確実に拡大させることができるため、効率良く確実に基板を乾燥させることができる。
)処理部は、基板に感光性材料からなる感光性膜を形成する感光性膜形成ユニットと、露光処理後の基板に現像処理を行う現像処理ユニットとをさらに含み、乾燥処理ユニットは、露光装置による露光処理後であって現像処理ユニットによる現像処理前に基板の乾燥処理を行ってもよい。
この場合、基板に露光処理が施されてから現像処理が施されるまでの期間に、感光性膜上に液体が残留することが防止される。それにより、露光処理後の感光性膜で進行する反応が残留液体によって阻害されることが防止される。また、残留液体によって露光パターンが変形することが防止される。したがって、現像処理時における線幅精度の低下等の処理不良が確実に防止される。
)第2の発明に係る基板処理方法は、露光装置に隣接するように配置され、処理部および受け渡し部を含む基板処理装置において基板を処理する基板処理方法であって、処理部により基板に露光前の処理を行う工程と、処理部により処理された基板を受け渡し部により処理部から露光装置に受け渡す工程と、露光装置による露光処理後の基板を受け渡し部により露光装置から処理部に受け渡す工程と、処理部により基板に露光処理後の処理を行う工程と、処理部および受け渡し部の少なくとも一方において基板に乾燥処理を行う工程とを備え、基板に乾燥処理を行う工程は、基板を略水平に保持しつつ基板に垂直な軸の周りで回転させる工程と、リンス液供給手段を移動させることにより回転する基板の中心部から周縁部に連続的にリンス液を供給する工程とを含み、リンス液を供給する工程は、基板の中心部から所定距離離れた位置にリンス液が供給される状態でリンス液供給手段の移動を一時的に所定時間停止させ、所定時間は、基板の回転に伴う遠心力によって基板の中心部に1つだけ乾燥コアが形成されるように予め設定されることを含むものである。
その基板処理方法では、処理部により基板に露光処理前の処理が行われ、受け渡し部によりその基板が処理部から露光装置へ受け渡される。露光装置により基板に露光処理が行われた後、その基板が受け渡し部により露光装置から処理部へ受け渡され、その基板に露光処理後の処理が行われる。露光装置による露光処理前または露光処理後には、処理部および受け渡し部の少なくとも一方において乾燥処理ユニットにより基板に乾燥処理が行われる。
乾燥処理時には、基板が略水平に保持された状態で回転する。そして、リンス液供給手段がリンス液を供給しつつ移動し、回転する基板の中心部から周縁部に連続的にリンス液が供給される。回転する基板の中心部にリンス液が供給されることにより基板上にリンス液の液層が形成される。次いで、基板上におけるリンス液の供給位置が基板の中心部から周縁部に移動する。それにより、液層の中心部にリンス液が存在しない乾燥領域が形成される。その後、基板上に環状の液層が一体に保持された状態で、遠心力により乾燥領域が液層の中心部から外側に拡大していく。この場合、液層の表面張力により、乾燥領域内に微小液滴が形成されることが防止される。
また、基板の中心部から所定距離離れた位置にリンス液が供給される状態でリンス液供給手段の移動が一時的に停止する。それにより、基板上の液層が複数の部分に分断されることを防止することができる。そのため、液層の中心部から確実に1つの乾燥領域を拡大させることができる。したがって、安定に基板の乾燥を進行させることができるとともに、基板上における微小液滴の形成をより確実に防止することができる。
このような乾燥処理が露光処理後の基板に行われる場合、露光装置において基板に液体が付着しても、その液体が基板処理装置内に落下することを防止することができる。その結果、基板処理装置の動作不良を防止することができる。
また、基板上に残留する液体に雰囲気中の塵埃等が付着することが防止される。さらに、基板上に残留する液体が基板上の膜に悪影響を与えることが防止される。したがって、基板の処理不良を防止することができる。
一方、乾燥処理が露光処理前の基板に行われる場合、基板上に液層が形成されることにより、露光処理前の処理工程で基板に付着した塵埃等を露光処理の直前に取り除くことができる。その結果、露光装置内の汚染を防止することができ、基板の処理不良を防止することができる。
本発明によれば、露光装置による露光処理前または露光処理後の基板に乾燥処理が行われる。乾燥処理が露光処理後の基板に行われる場合、露光装置において基板に液体が付着しても、その液体が基板処理装置内に落下することを防止することができる。その結果、基板処理装置の動作不良を防止することができる。
また、基板上に残留する液体に雰囲気中の塵埃等が付着することが防止される。さらに、基板上に残留する液体が基板上の膜に悪影響を与えることが防止される。したがって、基板の処理不良を防止することができる。
一方、乾燥処理が露光処理前の基板に行われる場合、基板上に液層が形成されることにより、露光処理前の処理工程で基板に付着した塵埃等を露光処理前に取り除くことができる。その結果、露光装置内の汚染を防止することができ、基板の処理不良を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る基板処理装置について図面を用いて説明する。以下の説明において、基板とは、半導体基板、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板等をいう。
(1)基板処理装置の構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。なお、図1ならびに後述する図2〜図4には、位置関係を明確にするために互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を示す矢印を付している。X方向およびY方向は水平面内で互いに直交し、Z方向は鉛直方向に相当する。なお、各方向において矢印が向かう方向を+方向、その反対の方向を−方向とする。また、Z方向を中心とする回転方向をθ方向としている。
図1に示すように、基板処理装置500は、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理ブロック12、レジストカバー膜用処理ブロック13、レジストカバー膜除去ブロック14およびインターフェースブロック15を含む。また、インターフェースブロック15に隣接するように露光装置16が配置される。露光装置16においては、液浸法により基板Wに露光処理が行われる。
以下、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理ブロック12、レジストカバー膜用処理ブロック13、レジストカバー膜除去ブロック14およびインターフェースブロック15の各々を処理ブロックと呼ぶ。
インデクサブロック9は、各処理ブロックの動作を制御するメインコントローラ(制御部)30、複数のキャリア載置台40およびインデクサロボットIRを含む。インデクサロボットIRには、基板Wを受け渡すためのハンドIRHが設けられる。
反射防止膜用処理ブロック10は、反射防止膜用熱処理部100,101、反射防止膜用塗布処理部50および第1のセンターロボットCR1を含む。反射防止膜用塗布処理部50は、第1のセンターロボットCR1を挟んで反射防止膜用熱処理部100,101に対向して設けられる。第1のセンターロボットCR1には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH1,CRH2が上下に設けられる。
インデクサブロック9と反射防止膜用処理ブロック10との間には、雰囲気遮断用の隔壁17が設けられる。この隔壁17には、インデクサブロック9と反射防止膜用処理ブロック10との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS1,PASS2が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS1は、基板Wをインデクサブロック9から反射防止膜用処理ブロック10へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS2は、基板Wを反射防止膜用処理ブロック10からインデクサブロック9へ搬送する際に用いられる。
また、基板載置部PASS1,PASS2には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示せず)が設けられている。それにより、基板載置部PASS1,PASS2において基板Wが載置されているか否かの判定を行うことが可能となる。また、基板載置部PASS1,PASS2には、固定設置された複数本の支持ピンが設けられている。なお、上記の光学式のセンサおよび支持ピンは、後述する基板載置部PASS3〜PASS13にも同様に設けられる。
レジスト膜用処理ブロック11は、レジスト膜用熱処理部110,111、レジスト膜用塗布処理部60および第2のセンターロボットCR2を含む。レジスト膜用塗布処理部60は、第2のセンターロボットCR2を挟んでレジスト膜用熱処理部110,111に対向して設けられる。第2のセンターロボットCR2には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH3,CRH4が上下に設けられる。
反射防止膜用処理ブロック10とレジスト膜用処理ブロック11との間には、雰囲気遮断用の隔壁18が設けられる。この隔壁18には、反射防止膜用処理ブロック10とレジスト膜用処理ブロック11との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS3,PASS4が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS3は、基板Wを反射防止膜用処理ブロック10からレジスト膜用処理ブロック11へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS4は、基板Wをレジスト膜用処理ブロック11から反射防止膜用処理ブロック10へ搬送する際に用いられる。
現像処理ブロック12は、現像用熱処理部120,121、現像処理部70および第3のセンターロボットCR3を含む。現像処理部70は、第3のセンターロボットCR3を挟んで現像用熱処理部120,121に対向して設けられる。第3のセンターロボットCR3には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH5,CRH6が上下に設けられる。
レジスト膜用処理ブロック11と現像処理ブロック12との間には、雰囲気遮断用の隔壁19が設けられる。この隔壁19には、レジスト膜用処理ブロック11と現像処理ブロック12との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS5,PASS6が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS5は、基板Wをレジスト膜用処理ブロック11から現像処理ブロック12へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS6は、基板Wを現像処理ブロック12からレジスト膜用処理ブロック11へ搬送する際に用いられる。
レジストカバー膜用処理ブロック13は、レジストカバー膜用熱処理部130,131、レジストカバー膜用塗布処理部80および第4のセンターロボットCR4を含む。レジストカバー膜用塗布処理部80は、第4のセンターロボットCR4を挟んでレジストカバー膜用熱処理部130,131に対向して設けられる。第4のセンターロボットCR4には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH7,CRH8が上下に設けられる。
現像処理ブロック12とレジストカバー膜用処理ブロック13との間には、雰囲気遮断用の隔壁20が設けられる。この隔壁20には、現像処理ブロック12とレジストカバー膜用処理ブロック13との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS7,PASS8が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS7は、基板Wを現像処理ブロック12からレジストカバー膜用処理ブロック13へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS8は、基板Wをレジストカバー膜用処理ブロック13から現像処理ブロック12へ搬送する際に用いられる。
レジストカバー膜除去ブロック14は、露光後ベーク用熱処理部140,141、レジストカバー膜除去用処理部90および第5のセンターロボットCR5を含む。露光後ベーク用熱処理部141はインターフェースブロック15に隣接し、後述するように、基板載置部PASS11,PASS12を備える。レジストカバー膜除去用処理部90は、第5のセンターロボットCR5を挟んで露光後ベーク用熱処理部140,141に対向して設けられる。第5のセンターロボットCR5には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH9,CRH10が上下に設けられる。
レジストカバー膜用処理ブロック13とレジストカバー膜除去ブロック14との間には、雰囲気遮断用の隔壁21が設けられる。この隔壁21には、レジストカバー膜用処理ブロック13とレジストカバー膜除去ブロック14との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS9,PASS10が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS9は、基板Wをレジストカバー膜用処理ブロック13からレジストカバー膜除去ブロック14へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS10は、基板Wをレジストカバー膜除去ブロック14からレジストカバー膜用処理ブロック13へ搬送する際に用いられる。
インターフェースブロック15は、送りバッファ部SBF、洗浄/乾燥処理ユニットSD1、第6のセンターロボットCR6、エッジ露光部EEW、戻りバッファ部RBF、載置兼冷却ユニットPASS−CP(以下、P−CPと略記する)、基板載置部PASS13、インターフェース用搬送機構IFRおよび洗浄/乾燥処理ユニットSD2を含む。なお、洗浄/乾燥処理ユニットSD1は、露光処理前の基板Wの洗浄および乾燥処理を行い、洗浄/乾燥処理ユニットSD2は、露光処理後の基板Wの洗浄および乾燥処理を行う。洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の詳細は後述する。
また、第6のセンターロボットCR6には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH11,CRH12(図4参照)が上下に設けられ、インターフェース用搬送機構IFRには、基板Wを受け渡すためのハンドH1,H2(図4参照)が上下に設けられる。インターフェースブロック15の詳細については後述する。
本実施の形態に係る基板処理装置500においては、Y方向に沿ってインデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理ブロック12、レジストカバー膜用処理ブロック13、レジストカバー膜除去ブロック14およびインターフェースブロック15が順に並設されている。
図2は、図1の基板処理装置500を+X方向から見た概略側面図であり、図3は、図1の基板処理装置500を−X方向から見が概略側面図である。なお、図2においては、基板処理装置500の+X側に設けられるものを主に示し、図3においては、基板処理装置500の−X側に設けられるものを主に示している。
まず、図2を用いて、基板処理装置500の+X側の構成について説明する。図2に示すように、反射防止膜用処理ブロック10の反射防止膜用塗布処理部50(図1参照)には、3個の塗布ユニットBARCが上下に積層配置されている。各塗布ユニットBARCは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック51およびスピンチャック51上に保持された基板Wに反射防止膜の塗布液を供給する供給ノズル52を備える。
レジスト膜用処理ブロック11のレジスト膜用塗布処理部60(図1参照)には、3個の塗布ユニットRESが上下に積層配置されている。各塗布ユニットRESは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック61およびスピンチャック61上に保持された基板Wにレジスト膜の塗布液を供給する供給ノズル62を備える。
現像処理ブロック12の現像処理部70には、5個の現像処理ユニットDEVが上下に積層配置されている。各現像処理ユニットDEVは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック71およびスピンチャック71上に保持された基板Wに現像液を供給する供給ノズル72を備える。
レジストカバー膜用処理ブロック13のレジストカバー膜用塗布処理部80には、3個の塗布ユニットCOVが上下に積層配置されている。各塗布ユニットCOVは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック81およびスピンチャック81上に保持された基板Wにレジストカバー膜の塗布液を供給する供給ノズル82を備える。レジストカバー膜の塗布液としては、レジストおよび水との親和力が低い材料(レジストおよび水との反応性が低い材料)を用いることができる。例えば、フッ素樹脂である。塗布ユニットCOVは、基板Wを回転させながら基板W上に塗布液を塗布することにより、基板W上に形成されたレジスト膜上にレジストカバー膜を形成する。
レジストカバー膜除去ブロック14のレジストカバー膜除去用処理部90には、3個の除去ユニットREMが上下に積層配置されている。各除去ユニットREMは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック91およびスピンチャック91上に保持された基板Wに剥離液(例えばフッ素樹脂)を供給する供給ノズル92を備える。除去ユニットREMは、基板Wを回転させながら基板W上に剥離液を塗布することにより、基板W上に形成されたレジストカバー膜を除去する。
なお、除去ユニットREMにおけるレジストカバー膜の除去方法は上記の例に限定されない。例えば、基板Wの上方においてスリットノズルを移動させつつ基板W上に剥離液を供給することによりレジストカバー膜を除去してもよい。
インターフェースブロック15内の+X側には、エッジ露光部EEWおよび3個の洗浄/乾燥処理ユニットSD2が上下に積層配置される。各エッジ露光部EEWは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック98およびスピンチャック98上に保持された基板Wの周縁を露光する光照射器99を備える。
次に、図3を用いて、基板処理装置500の−X側の構成について説明する。図3に示すように、反射防止膜用処理ブロック10の反射防止膜用熱処理部100,101には、2個の加熱ユニット(ホットプレート)HPおよび2個の冷却ユニット(クーリングプレート)CPがそれぞれ積層配置される。また、反射防止膜用熱処理部100,101には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
レジスト膜用処理ブロック11のレジスト膜用熱処理部110,111には、2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPがそれぞれ積層配置される。また、レジスト膜用熱処理部110,111には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
現像処理ブロック12の現像用熱処理部120,121には、2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPがそれぞれ積層配置される。また、現像用熱処理部120,121には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
レジストカバー膜用処理ブロック13のレジストカバー膜用熱処理部130,131には、2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPがそれぞれ積層配置される。また、レジストカバー膜用熱処理部130,131には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
レジストカバー膜除去ブロック14の露光後ベーク用熱処理部140には、2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPが上下に積層配置され、露光後ベーク用熱処理部141には2個の加熱ユニットHP、2個の冷却ユニットCPおよび基板載置部PASS11,PASS12が上下に積層配置される。また、露光後ベーク用熱処理部140,141には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
次に、図4を用いてインターフェースブロック15について詳細に説明する。
図4は、インターフェースブロック15を+Y側から見た概略側面図である。図4に示すように、インターフェースブロック15内において、−X側には、送りバッファ部SBFおよび3個の洗浄/乾燥処理ユニットSD1が積層配置される。また、インターフェースブロック15内において、+X側の上部には、エッジ露光部EEWが配置される。
エッジ露光部EEWの下方において、インターフェースブロック15内の略中央部には、戻りバッファ部RBF、2個の載置兼冷却ユニットP−CPおよび基板載置部PASS13が上下に積層配置される。エッジ露光部EEWの下方において、インターフェースブロック15内の+X側には、3個の洗浄/乾燥処理ユニットSD2が上下に積層配置される。
また、インターフェースブロック15内の下部には、第6のセンターロボットCR6およびインターフェース用搬送機構IFRが設けられている。第6のセンターロボットCR6は、送りバッファ部SBFおよび洗浄/乾燥処理ユニットSD1と、エッジ露光部EEW、戻りバッファ部RBF、載置兼冷却ユニットP−CPおよび基板載置部PASS13との間で上下動可能かつ回動可能に設けられている。インターフェース用搬送機構IFRは、戻りバッファ部RBF、載置兼冷却ユニットP−CPおよび基板載置部PASS13と、洗浄/乾燥処理ユニットSD2との間で上下動可能かつ回動可能に設けられている。
(2)基板処理装置の動作
次に、本実施の形態に係る基板処理装置500の動作について図1〜図4を参照しながら説明する。
(2−1)インデクサブロック〜レジストカバー膜除去ブロックの動作
まず、インデクサブロック9〜レジストカバー膜除去ブロック14の動作について簡単に説明する。
インデクサブロック9のキャリア載置台40の上には、複数枚の基板Wを多段に収納するキャリアCが搬入される。インデクサロボットIRは、ハンドIRHを用いてキャリアC内に収納された未処理の基板Wを取り出す。その後、インデクサロボットIRは±X方向に移動しつつ±θ方向に回転移動し、未処理の基板Wを基板載置部PASS1に載置する。
本実施の形態においては、キャリアCとしてFOUP(front opening unified pod)を採用しているが、これに限定されず、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや収納基板Wを外気に曝すOC(open cassette)等を用いてもよい。
さらに、インデクサロボットIR、第1〜第6のセンターロボットCR1〜CR6およびインターフェース用搬送機構IFRには、それぞれ基板Wに対して直線的にスライドさせてハンドの進退動作を行う直動型搬送ロボットを用いているが、これに限定されず、関節を動かすことにより直線的にハンドの進退動作を行う多関節型搬送ロボットを用いてもよい。
基板載置部PASS1に載置された未処理の基板Wは、反射防止膜用処理ブロック10の第1のセンターロボットCR1により受け取られる。第1のセンターロボットCR1は、その基板Wを反射防止膜用熱処理部100,101に搬入する。
その後、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用熱処理部100,101から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを反射防止膜用塗布処理部50に搬入する。この反射防止膜用塗布処理部50では、露光時に発生する低在波やハレーションを減少させるために、塗布ユニットBARCにより基板W上に反射防止膜が塗布形成される。
次に、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用塗布処理部50から塗布処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを反射防止膜用熱処理部100,101に搬入する。その後、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用熱処理部100,101から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS3に載置する。
基板載置部PASS3に載置された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック11の第2のセンターロボットCR2により受け取られる。第2のセンターロボットCR2は、その基板Wをレジスト膜用熱処理部110,111に搬入する。
その後、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用熱処理部110,111から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wをレジスト膜用塗布処理部60に搬入する。このレジスト膜用塗布処理部60では、塗布ユニットRESにより反射防止膜が塗布形成された基板W上にレジスト膜が塗布形成される。
次に、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用塗布処理部60から塗布処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wをレジスト膜用熱処理部110,111に搬入する。その後、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用熱処理部110,111から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS5に載置する。
基板載置部PASS5に載置された基板Wは、現像処理ブロック12の第3のセンターロボットCR3により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、その基板Wを基板載置部PASS7に載置する。
基板載置部PASS7に載置された基板Wは、レジストカバー膜用処理ブロック13の第4のセンターロボットCR4により受け取られる。第4のセンターロボットCR4は、その基板Wをレジストカバー膜用塗布処理部80に搬入する。このレジストカバー膜用塗布処理部80では、塗布ユニットCOVによりレジスト膜が塗布形成された基板W上にレジストカバー膜が塗布形成される。レジストカバー膜が形成されることにより、露光装置16において基板Wが液体と接触しても、レジスト膜が液体と接触することが防止され、レジストの成分が液体中に溶出することが防止される。
次に、第4のセンターロボットCR4は、レジストカバー膜用塗布処理部80から塗布処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wをレジストカバー膜用熱処理部130,131に搬入する。その後、第4のセンターロボットCR4は、レジストカバー膜用熱処理部130,131から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS9に載置する。
基板載置部PASS9に載置された基板Wは、レジストカバー膜除去ブロック14の第5のセンターロボットCR5により受け取られる。第5のセンターロボットCR5は、その基板Wを基板載置部PASS11に載置する。
基板載置部PASS11に載置された基板Wは、インターフェースブロック15の第6のセンターロボットCR6により受け取られ、後述するように、インターフェースブロック15および露光装置16において所定の処理が施される。インターフェースブロック15および露光装置16において基板Wに所定の処理が施された後、その基板Wは、第6のセンターロボットCR6によりレジストカバー膜除去ブロック14の露光後ベーク用熱処理部141に搬入される。
露光後ベーク用熱処理部141においては、基板Wに対して露光後ベーク(PEB)が行われる。その後、第6のセンターロボットCR6は、露光後ベーク用熱処理部141から基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS12に載置する。
なお、本実施の形態においては露光後ベーク用熱処理部141により露光後ベークを行っているが、露光後ベーク用熱処理部140により露光後ベークを行ってもよい。
基板載置部PASS12に載置された基板Wは、レジストカバー膜除去ブロック14の第5のセンターロボットCR5により受け取られる。第5のセンターロボットCR5は、その基板Wをレジストカバー膜除去用処理部90に搬入する。レジストカバー膜除去用処理部90においては、レジストカバー膜が除去される。
次に、第5のセンターロボットCR5は、レジストカバー膜除去用処理部90から処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS10に載置する。
基板載置部PASS10に載置された基板Wは、レジストカバー膜用処理ブロック13の第4のセンターロボットCR4により基板載置部PASS8に載置される。
基板載置部PASS8に載置された基板Wは、現像処理ブロック12の第3のセンターロボットCR3により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、その基板Wを現像処理部70に搬入する。現像処理部70においては、露光された基板Wに対して現像処理が施される。
次に、第3のセンターロボットCR3は、現像処理部70から現像処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを現像用熱処理部120,121に搬入する。その後、第3のセンターロボットCR3は、現像用熱処理部120,121から熱処理後の基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS6に載置する。
基板載置部PASS6に載置された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック11の第2のセンターロボットCR2により基板載置部PASS4に載置される。基板載置部PASS4に載置された基板Wは反射防止膜用処理ブロック10の第1のセンターロボットCR1により基板載置部PASS2に載置される。
基板載置部PASS2に載置された基板Wは、インデクサブロック9のインデクサロボットIRによりキャリアC内に収納される。これにより、基板処理装置500における基板Wの各処理が終了する。
(2−2)インターフェースブロックの動作
次に、インターフェースブロック15の動作について詳細に説明する。
上述したように、インデクサブロック9に搬入された基板Wは、所定の処理を施された後、レジストカバー膜除去ブロック14(図1)の基板載置部PASS11に載置される。
基板載置部PASS11に載置された基板Wは、インターフェースブロック15の第6のセンターロボットCR6により受け取られる。第6のセンターロボットCR6は、その基板Wをエッジ露光部EEW(図4)に搬入する。このエッジ露光部EEWにおいては、基板Wの周縁部に露光処理が施される。
次に、第6のセンターロボットCR6は、エッジ露光部EEWからエッジ露光済みの基板Wを取り出し、その基板Wを洗浄/乾燥処理ユニットSD1のいずれかに搬入する。洗浄/乾燥処理ユニットSD1においては、上述したように露光処理前の基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。
ここで、露光装置16による露光処理の時間は、通常、他の処理工程および搬送工程よりも長い。その結果、露光装置16が後の基板Wの受け入れをできない場合が多い。この場合、基板Wは送りバッファ部SBF(図4)に一時的に収納保管される。本実施の形態では、第6のセンターロボットCR6は、洗浄/乾燥処理ユニットSD1から洗浄および乾燥処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを送りバッファ部SBFに搬送する。
次に、第6のセンターロボットCR6は、送りバッファ部SBFに収納保管されている基板Wを取り出し、その基板Wを載置兼冷却ユニットP−CPに搬入する。載置兼冷却ユニットP−CPに搬入された基板Wは、露光装置16内と同じ温度(例えば、23℃)に維持される。
なお、露光装置16が十分な処理速度を有する場合には、送りバッファ部SBFに基板Wを収納保管せずに、洗浄/乾燥処理ユニットSD1から載置兼冷却ユニットP−CPに基板Wを搬送してもよい。
続いて、載置兼冷却ユニットP−CPで上記所定温度に維持された基板Wが、インターフェース用搬送機構IFRの上側のハンドH1(図4)により受け取られ、露光装置16内の基板搬入部16a(図1)に搬入される。
露光装置16において露光処理が施された基板Wは、インターフェース用搬送機構IFRの下側のハンドH2(図4)により基板搬出部16b(図1)から搬出される。インターフェース用搬送機構IFRは、ハンドH2により、その基板Wを洗浄/乾燥処理ユニットSD2のいずれかに搬入する。洗浄/乾燥処理ユニットSD2においては、上述したように露光処理後の基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。
洗浄/乾燥処理ユニットSD2において洗浄および乾燥処理が施された基板Wは、インターフェース用搬送機構IFRのハンドH1(図4)により取り出される。インターフェース用搬送機構IFRは、ハンドH1により、その基板Wを基板載置部PASS13に載置する。
基板載置部PASS13に載置された基板Wは、第6のセンターロボットCR6により受け取られる。第6のセンターロボットCR6は、その基板Wをレジストカバー膜除去ブロック14(図1)の露光後ベーク用熱処理部141に搬送する。
なお、除去ユニットREM(図2)の故障等により、レジストカバー膜除去ブロック14が一時的に基板Wの受け入れをできないときは、戻りバッファ部RBFに露光処理後の基板Wを一時的に収納保管することができる。
ここで、本実施の形態においては、第6のセンターロボットCR6は、基板載置部PASS11(図1)、エッジ露光部EEW、洗浄/乾燥処理ユニットSD1、送りバッファ部SBF、載置兼冷却ユニットP−CP、基板載置部PASS13および露光後ベーク用熱処理部141の間で基板Wを搬送するが、この一連の動作を短時間(例えば、24秒)で行うことができる。
また、インターフェース用搬送機構IFRは、載置兼冷却ユニットP−CP、露光装置16、洗浄/乾燥処理ユニットSD2および基板載置部PASS13の間で基板Wを搬送するが、この一連の動作を短時間(例えば、24秒)で行うことができる。
これらの結果、スループットを確実に向上させることができる。
(3)洗浄/乾燥処理ユニット
次に、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2について図面を用いて詳細に説明する。なお、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2は同様の構成のものを用いることができる。
(3−1)構成
図5は洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の構成を示す模式的側面図であり、図6は図5の洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の模式的平面図である。図5および図6に示すように、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2は、基板Wを水平に保持するとともに、基板Wの中心を通る鉛直な回転軸の周りで基板Wを回転させるためのスピンチャック621を備える。
スピンチャック621は、チャック回転駆動機構636(図5)によって回転される回転軸625(図5)の上端に固定されている。また、スピンチャック621には吸気路(図示せず)が形成されており、スピンチャック621上に基板Wを載置した状態で吸気路内を排気することにより、基板Wの下面をスピンチャック621に真空吸着し、基板Wを水平姿勢で保持することができる。
スピンチャック621の外方には、モータ660が設けられている。モータ660には、回動軸661が接続されている。また、回動軸661には、アーム662が水平方向に延びるように連結され、アーム662の先端に液供給ノズル650が設けられている。
モータ660により回動軸661が回転するとともにアーム662が回動する。それにより、液供給ノズル650が、スピンチャック621により保持された基板Wの中心部上方の位置と基板Wの外方位置との間で移動する(図6)。
モータ660、回動軸661およびアーム662の内部を通るように洗浄処理用供給管663が設けられている。洗浄処理用供給管663は、バルブVaおよびバルブVbを介して洗浄液供給源R1およびリンス液供給源R2に接続されている。
このバルブVa,Vbの開閉を制御することにより、洗浄処理用供給管663に供給する処理液の選択および供給量の調整を行うことができる。図5の構成においては、バルブVaを開くことにより、洗浄処理用供給管663に洗浄液を供給することができ、バルブVbを開くことにより、洗浄処理用供給管663にリンス液を供給することができる。
液供給ノズル650には、洗浄液またはリンス液が、洗浄処理用供給管663を通して洗浄液供給源R1またはリンス液供給源R2から供給される。それにより、基板Wの表面へ洗浄液またはリンス液を供給することができる。洗浄液としては、例えば、純水、純水に錯体(イオン化したもの)を溶かした液またはフッ素系薬液などが用いられる。リンス液としては、例えば、純水、炭酸水、水素水、電解イオン水、HFE(ハイドロフルオロエーテル)または有機系の液体などが用いられる。
また、洗浄液またはリンス液として、露光装置16において露光処理の際に用いられる液浸液を使用してもよい。液浸液の例としては、純水、高屈折率を有するグリセロール、高屈折率の微粒子(例えば、アルミニウム酸化物)と純水とを混合した混合液および有機系の液体等が挙げられる。液浸液の他の例としては、純水に錯体(イオン化したもの)を溶かした液、炭酸水、水素水、電解イオン水、HFE(ハイドロフルオロエーテル)、フッ酸、硫酸および硫酸過水等が挙げられる。
図5に示すように、スピンチャック621に保持された基板Wは、処理カップ623内に収容される。処理カップ623の内側には、筒状の仕切壁633が設けられている。また、スピンチャック621の周囲を取り囲むように、基板Wの処理に用いられた処理液(洗浄液またはリンス液)を排液するための排液空間631が形成されている。さらに、排液空間631を取り囲むように、処理カップ623と仕切壁633との間に、基板Wの処理に用いられた処理液を回収するための回収液空間632が形成されている。
排液空間631には、排液処理装置(図示せず)へ処理液を導くための排液管634が接続され、回収液空間632には、回収処理装置(図示せず)へ処理液を導くための回収管635が接続されている。
処理カップ623の上方には、基板Wからの処理液が外方へ飛散することを防止するためのガード624が設けられている。このガード624は、回転軸625に対して回転対称な形状からなっている。ガード624の上端部の内面には、断面く字状の排液案内溝641が環状に形成されている。
また、ガード624の下端部の内面には、外側下方に傾斜する傾斜面からなる回収液案内部642が形成されている。回収液案内部642の上端付近には、処理カップ623の仕切壁633を受け入れるための仕切壁収納溝643が形成されている。
このガード624には、ボールねじ機構等で構成されたガード昇降駆動機構(図示せず)が設けられている。ガード昇降駆動機構は、ガード624を、回収液案内部642がスピンチャック621に保持された基板Wの外周端面に対向する回収位置と、排液案内溝641がスピンチャック621に保持された基板Wの外周端面に対向する排液位置との間で上下動させる。ガード624が回収位置(図5に示すガードの位置)にある場合には、基板Wから外方へ飛散した処理液が回収液案内部642により回収液空間632に導かれ、回収管635を通して回収される。一方、ガード624が排液位置にある場合には、基板Wから外方へ飛散した処理液が排液案内溝641により排液空間631に導かれ、排液管634を通して排液される。以上の構成により、処理液の排液および回収が行われる。
(3−2)動作
次に、上記構成を有する洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の処理動作について説明する。なお、以下に説明する洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の各構成要素の動作は、図1のメインコントロ−ラ(制御部)30により制御される。
まず、基板Wの搬入時には、ガード624が下降するとともに、図1の第6のセンターロボットCR6またはインターフェース用搬送機構IFRが基板Wをスピンチャック621上に載置する。スピンチャック621上に載置された基板Wは、スピンチャック621により吸着保持される。
次に、ガード624が上述した排液位置まで移動するとともに、液供給ノズル650が基板Wの中心部上方に移動する。その後、回転軸625が回転し、この回転に伴ってスピンチャック621に保持されている基板Wが回転する。その後、液供給ノズル650から洗浄液が基板Wの上面に吐出される。これにより、基板Wの洗浄が行われる。
なお、洗浄/乾燥処理ユニットSD1においては、この洗浄時に基板W上のレジストカバー膜の成分が洗浄液中に溶出する。また、基板Wの洗浄においては、基板Wを回転させつつ基板W上に洗浄液を供給している。この場合、基板W上の洗浄液は遠心力により常に基板Wの周縁部へと移動し飛散する。したがって、洗浄液中に溶出したレジストカバー膜の成分が基板W上に残留することを防止することができる。
なお、上記のレジストカバー膜の成分は、例えば、基板W上に純水を盛って一定時間保持することにより溶出させてもよい。また、基板W上への洗浄液の供給は、二流体ノズルを用いたソフトスプレー方式により行ってもよい。
所定時間経過後、洗浄液の供給が停止され、液供給ノズル650からリンス液が吐出される。これにより、基板W上の洗浄液が洗い流される。その後、後述の乾燥処理が行われることにより、基板W上のリンス液が取り除かれ、基板Wが乾燥される。詳細は後述する。
その後、ガード624が下降するとともに図1の第6のセンターロボットCR6またはインターフェース用搬送機構IFRが基板Wを搬出する。これにより、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2における処理動作が終了する。なお、洗浄および乾燥処理中におけるガード624の位置は、処理液の回収または排液の必要性に応じて適宜変更することが好ましい。
なお、上記実施の形態においては、液供給ノズル650から洗浄液およびリンス液のいずれをも供給できるように、洗浄液の供給およびリンス液の供給に液供給ノズル650を共用する構成を採用しているが、洗浄液供給用のノズルとリンス液供給用のノズルとを別々に分けた構成を採用してもよい。
また、基板Wを洗浄する洗浄液に純水を用いる場合には、その洗浄液を用いて後述の乾燥処理を行ってもよい。
また、基板Wの汚染が軽微な場合、洗浄液を用いた洗浄を行わなくてもよい。この場合、以下に示すようなリンス液を用いた乾燥処理を行うことで基板W上の汚染物を十分に取り除くことができる。
(3−3)基板の乾燥処理の詳細
以下、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2における基板Wの乾燥処理について詳細に説明する。なお、本例で用いる基板Wの直径は例えば200〜300mmであるとする。
遠心力を利用して基板Wの乾燥を行う場合、基板W上に微小液滴が残留しやすい。これは、微小液滴には質量に応じた小さな遠心力しか働かないため、基板Wから引き離すことが困難であるためである。また、基板Wの中心部近傍に微小液滴が存在すると、その微小液滴に働く遠心力はさらに小さくなり、微小液滴を取り除くことがさらに困難となる。基板W上のレジストカバー膜の疎水性が高い場合には、このような微小液滴が特に形成されやすい。
本実施の形態では、基板Wにおける微小液滴の形成および付着が防止され、基板W上からリンス液が確実に取り除かれる。
図7および図8は、基板Wの乾燥処理の詳細を説明するための図である。なお、図7(a)〜(c)および図8(a)〜(c)は基板Wを上方から見た図であり、図7(d)〜(f)および図8(d)〜(f)は基板Wを側方から見た図である。
上記のように、基板Wに洗浄処理が行われた後には、液供給ノズル650が基板Wの中心部上方に移動し、基板W上にリンス液を吐出する。それにより、基板W上の洗浄液が洗い流される。所定時間経過後、液供給ノズル650からのリンス液の吐出が継続された状態で、基板Wの回転速度が上昇する。リンス液の流量は、例えば0.2〜0.8L/minである。この場合、図7(a)および図7(d)に示すように、基板Wの一面を覆うようにリンス液の液層Lが形成される。
続いて、図7(b)および図7(e)に示すように、液供給ノズル650が基板Wの中心部上方から外方に向かって移動する。移動速度は例えば6〜10mm/secである。この場合、基板Wの回転に伴う遠心力によって液層Lの中心部の厚みが小さくなる。以下、厚みが小さくなった液層Lの領域を薄層領域と呼ぶ。
液供給ノズル650は、基板Wの中心部上方から所定距離移動した時点で一旦停止する。液供給ノズル650の停止位置と基板Wの回転軸との水平距離は例えば15〜25mmである。また、停止時間は例えば10秒程度である。この期間に、図7(c)および図7(f)に示すように、遠心力により液層Lが薄層領域内で分断され、液層Lの中心部に孔部(以下、乾燥コアCと呼ぶ)が形成される。
この場合、液供給ノズル650が一旦停止することにより、液層Lの薄層領域の拡大が制限される。薄層領域が拡大すると、その薄層領域に複数の乾燥コアが形成されることがある。本実施の形態では、複数の乾燥コアCが形成されることが防止され、乾燥コアCが1つだけ形成される。
液供給ノズル650を一旦停止させる位置および停止させる時間は、確実に1つだけ乾燥コアCが形成されるように、実験等によって予め決定しておく。また、基板Wの種類、大きさ、表面状態および回転速度、液供給ノズル650からのリンス液の吐出流量、ならびに液供給ノズル650の移動速度等の種々の条件に応じて液供給ノズル650を一旦停止させるタイミングおよび位置を適宜設定することが好ましい。
乾燥コアCの形成後、図8(a)および図8(d)に示すように、液供給ノズル650が再び外方に向かって移動する。それに伴い、遠心力により乾燥コアCを始点としてリンス液が存在しない乾燥領域R1が基板W上で拡大する。
続いて、図8(b)および図8(e)に示すように、液供給ノズル650が基板Wの周縁部上方まで移動すると、基板Wの回転速度が下降する。液供給ノズル650の移動速度はそのままで維持される。
その後、リンス液の吐出が停止されるとともに液供給ノズル650が基板Wの外方に移動する。それにより、図8(c)および図8(f)に示すように、乾燥領域R1が基板W上の全体に広がり、基板Wが乾燥される。
このように、基板Wが回転する状態で、液供給ノズル650がリンス液を吐出しつつ基板Wの中心部上方から周縁部上方に移動することにより、基板W上にリンス液の液層Lが一体に保持された状態で乾燥領域R1が拡大していく。この場合、液層Lの表面張力によって乾燥領域R1における微小液滴の形成を防止することができる。それにより、基板Wを確実に乾燥させることができる。
また、液供給ノズル650が所定距離移動したときに一旦停止することにより、液層Lの薄層領域の面積が調整され、確実に1つの乾燥コアCが形成される。乾燥コアCが1つではなく複数形成された場合、安定して乾燥領域R1を拡大させることができない。また、複数の乾燥コアCを始点として複数の乾燥領域R1がそれぞれ拡大するので、複数の乾燥領域R1が互いに干渉し、微小液滴が形成されやすい。したがって、乾燥コアCを1つだけ形成することにより、安定に基板Wの乾燥を進行させることができるとともに、基板W上に微小液滴が残留することをより確実に防止することができる。
次に、乾燥処理時における基板Wの回転速度の変化について説明する。図9は、基板Wの回転速度の変化の一例を示す図である。図9において、横軸は基板Wの回転軸と液供給ノズル650との水平距離を示し、縦軸は基板Wの回転速度を示す。
図9に示す例では、基板Wの回転軸と液供給ノズル650との水平距離が0〜60mmである期間には、基板Wの回転速度が1800〜2100rpmに設定される。基板Wの回転軸と液供給ノズル650との水平距離が60mmを超えると、基板Wの回転速度が1000〜1200rpmに設定される。すなわち、液供給ノズル650が基板Wの中心部上方を移動する期間の基板Wの回転速度より、液供給ノズル650が基板Wの周縁部上方を移動する期間の基板Wの回転速度が低く設定される。
基板Wの回転時において、基板Wの周縁部における周速度は、基板Wの中心部における周速度よりも大きい。また、基板Wの周縁部にはリンス液の乱流が発生しやすい。そのため、基板Wの回転速度が一定である場合、基板Wの周縁部に吐出されるリンス液は、基板Wの中心部に吐出されるリンス液よりも飛散しやすい。基板Wの周縁部から飛散したリンス液が微小液滴として基板Wの乾燥領域R1に付着すると、その後に取り除くことが困難となる。
そこで、液供給ノズル650が基板Wの周縁部上方を移動する際に基板Wの回転速度を下降させることにより、基板Wの周縁部に吐出されるリンス液が飛散することを防止することができる。したがって、微小液滴が基板W上に残留することがより確実に防止され、基板Wがより確実に乾燥される。
なお、本実施の形態では、乾燥処理時に基板Wの回転速度が2段階に調整されるが、これに限らず、3段階以上の多段階で基板Wの回転速度が調整されてもよく、または液供給ノズル650が基板の中心部上方から基板Wの周縁部上方に移動する期間に基板Wの回転速度が連続的に下降してもよい。
(4)実施の形態の効果
本実施の形態に係る基板処理装置500では、インターフェースブロック15の洗浄/乾燥処理ユニットSD2において、露光処理後の基板Wに乾燥処理が行われ、基板Wが確実に乾燥される。それにより、露光処理時に基板Wに付着した液体が、基板処理装置500内に落下することが防止される。したがって、基板処理装置500の電気系統の異常等の動作不良が防止される。
また、露光処理後の基板Wに雰囲気中の塵埃等が付着することが防止されるので、基板Wの汚染を防止することができる。さらに、基板W上における液体の残留が防止されることにより、その液体による基板W上のレジスト膜およびレジストカバー膜への悪影響を防止することができる。これらにより、基板Wの処理不良を防止することができる。
また、基板処理装置500内を液体が付着した基板Wが搬送されることを防止することができるので、露光処理時に基板Wに付着した液体が基板処理装置500内の雰囲気に影響を与えることを防止することができる。それにより、基板処理装置500内の温湿度調整が容易になる。
また、露光処理時に基板Wに付着した液体がインデクサロボットIRおよび第1〜第6のセンターロボットCR1〜CR6に付着することが防止されるので、露光処理前の基板Wに液体が付着することが防止される。それにより、露光処理前の基板Wに雰囲気中の塵埃等が付着することが防止されるので、基板Wの汚染が防止される。その結果、露光処理時の解像性能の劣化を防止することができるとともに露光装置16内の汚染を防止することができる。
また、洗浄/乾燥処理ユニットSD2から現像処理部70へ基板Wを搬送する間に、レジストの成分またはレジストカバー膜の成分が基板W上に残留した洗浄液およびリンス液中に溶出することを確実に防止することができる。それにより、レジスト膜に形成された露光パターンの変形を防止することができる。その結果、現像処理時における線幅精度の低下を確実に防止することができる。
また、洗浄/乾燥処理ユニットSD2においては、乾燥処理前に基板Wの洗浄処理が行われる。この場合、露光処理時に液体が付着した基板Wに雰囲気中の塵埃等が付着しても、その付着物を取り除くことができる。それにより、基板Wの汚染を防止することができる。その結果、基板の処理不良を確実に防止することができる。
また、露光装置16において基板Wの露光処理が行われる前に、洗浄/乾燥処理ユニットSD1において基板Wの洗浄処理が行われる。この洗浄処理時に、基板W上のレジストカバー膜の成分の一部が洗浄液またはリンス液中に溶出し、洗い流される。そのため、露光装置16において基板Wが液体と接触しても、基板W上のレジストカバー膜の成分は液体中にほとんど溶出しない。また、露光処理前の基板Wに付着した塵埃等を取り除くことができる。これらの結果、露光装置16内の汚染が防止される。
また、洗浄/乾燥処理ユニットSD1においては、基板Wの洗浄処理後に基板Wの乾燥処理が行われる。それにより、洗浄処理時に基板Wに付着した洗浄液またはリンス液が取り除かれるので、洗浄処理後の基板Wに雰囲気中の塵埃等が再度付着することが防止される。その結果、露光装置16内の汚染を確実に防止することができる。
また、洗浄処理時に基板Wに付着した洗浄液またはリンス液が取り除かれることにより、露光処理前に洗浄液またはリンス液が基板W上のレジストカバー膜またはレジスト膜に染み込むことが防止される。それにより、露光処理時における解像性能の劣化を防止することができる。
(5)洗浄/乾燥処理ユニットの他の例
図10は、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の他の構成を示す模式的側面図であり、図11は図10の洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の模式的平面図である。以下、図10および図11に示す洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2が図5および図6に示した洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2と異なる点を説明する。
この洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2においては、スピンチャック621を挟んでモータ660と対向する位置に、モータ671が設けられている。モータ671には、回動軸672が接続されている。回動軸672には、アーム673が水平方向に延びるように連結され、アーム673の先端にガス供給ノズル670が設けられている。
モータ671により回動軸672が回転するとともにアーム673が回動する。それにより、ガス供給ノズル670がスピンチャック621により保持された基板Wの中心部上方の位置と基板Wの外方位置との間で移動する。この場合、液供給ノズル650とガス供給ノズル670とは、基板Wの中心部上方から互いに反対側の方向に向かって基板Wの外方位置に移動する。
モータ671、回動軸672およびアーム673の内部を通るように乾燥処理用供給管674が設けられている。乾燥処理用供給管674は、バルブVcを介して不活性ガス供給源R3に接続されている。このバルブVcの開閉を制御することにより、乾燥処理用供給管674に供給する不活性ガスの供給量を調整することができる。
ガス供給ノズル670には、不活性ガスが、乾燥処理用供給管674を通して不活性ガス供給源R3から供給される。それにより、基板Wの表面へ不活性ガスを供給することができる。不活性ガスとしては、例えば、窒素ガスが用いられる。なお、不活性ガスの代わりに、エアー(空気)等の他の気体を用いてもよい。
次に、図10および図11の洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2における基板Wの乾燥処理について説明する。図12は、図10および図11の洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2における基板Wの乾燥処理の一部を示す図である。
液供給ノズル650の動作および基板Wの回転速度の変化については、図5および図6の洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2と同様である。ここでは、ガス供給ノズル670の動作を主に説明する。
ガス供給ノズル670は、液供給ノズル650が基板Wの中心部上方から移動を開始した後に(図7(b)および図7(e)参照)、基板Wの中心部上方に移動する。そして、液層Lに乾燥コアCが形成されると(図7(c)および図7(f)参照)、図12(a)および図12(d)に示すように、ガス供給ノズル670が基板Wの中心部に向けて不活性ガスを吹き出す。
この場合、液層Lに形成された1つ目の乾燥コアCを始点として乾燥領域R1が瞬時に拡大される。それにより、1つ目の乾燥コアCの形成後に他の乾燥コアCが形成されることが防止される。上記のように、複数の乾燥コアCが形成されると、基板W上に微小液滴が形成されやすい。したがって、本例においては、微小液滴の形成をより確実に防止することができる。
なお、不活性ガスを吹き出すタイミングは、1つ目の乾燥コアCの形成後に他の乾燥コアCが形成されないように実験等によって予め決定しておく。また、基板Wの種類、大きさ、表面状態および回転速度、液供給ノズル650からのリンス液の吐出流量、ならびに液供給ノズル650の移動速度等の種々の条件に応じて不活性ガスを吹き出すタイミングを適宜設定することが好ましい。
続いて、図12(b)および図12(e)に示すように、液供給ノズル650がリンス液を吐出しつつ外方に移動するとともに、ガス供給ノズル670が不活性ガスを吐出しつつ液供給ノズル650とは逆方向に移動する。液供給ノズル650の移動速度とガス供給ノズル670の移動速度とは互いにほぼ等しく調整される。それにより、ガス供給ノズル670は液供給ノズル650よりも常に基板Wの回転軸に近い位置にあり、基板W上の乾燥領域R1に向けて不活性ガスを吹き出す。
その後、液供給ノズル650がリンス液の吐出を停止するとともに基板Wの外方に移動し、ガス供給ノズル670が不活性ガスの吹き出しを停止するととも基板Wの外方に移動する。これにより、図12(c)および図12(f)に示すように、乾燥領域R1が基板W上の全体に広がり、基板Wが乾燥される。
このように、ガス供給ノズル670が不活性ガスを吹き出しつつ基板Wの中心部上方から外方に移動することにより、基板W上の乾燥領域R1における微小液滴の残留がより確実に防止される。また、乾燥領域R1を確実に拡大させることができ、効率よく確実に基板Wを乾燥させることができる。
また、液供給ノズル650とガス供給ノズル670とが逆方向に移動することにより、液供給ノズル650から吐出されるリンス液とガス供給ノズル670から吹き出される不活性ガスとが互いに干渉しない。それにより、不活性ガスとの干渉によるリンス液の飛散が防止され、乾燥領域R1にリンス液の微小液滴が付着することが防止される。
また、リンス液と不活性ガスとが干渉しないことにより、不活性ガスの流量および吹き付け角度等の設定の自由度が大きくなる。それにより、より効率よく基板Wを乾燥させることが可能となる。
なお、上記の例では、ガス供給ノズル670が不活性ガスを吐出しつつ基板Wの中心部上方から周縁部上方に移動するが、乾燥コアCの形成後の短時間(例えば1秒間)にのみ、ガス供給ノズル670が不活性ガスを吹き出してもよい。すなわち、図12(a)および図12(d)に示す基板Wの中心部に向けた不活性ガスの吹き出しを例えば1秒程度行い、その後不活性ガスの吹き出しを停止してもよい。この場合、不活性ガスの流量は例えば10L/minに調整される。
また、ガス供給ノズル670が基板Wの中心部上方から移動することなく、基板Wの中心部に向けて数秒間継続的に不活性ガスを吹き出してもよい。この場合、不活性ガスの流量は例えば10L/minに調整される。
また、上記の例では、液供給ノズル650とガス供給ノズル670とが基板Wの中心部上方から互いに逆方向に移動するが、リンス液と不活性ガスとの干渉を抑制することができるのであれば、液供給ノズル650とガス供給ノズル670とが例えば直交する方向に移動してもよく、または同じ方向に移動してもよい。液供給ノズル650とガス供給ノズル670とが同じ方向に移動する場合には、液供給ノズル650とガス供給ノズル670とが一体であってもよい。
(6)洗浄/乾燥処理ユニットのさらに他の例
図13は、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2のさらに他の構成を示す模式的側面図である。以下、図13に示す洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2が図5および図6に示した洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2と異なる点を説明する。
この洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2には、三方弁Vt、バイパス管663aおよび流量調整弁680が設けられている。バイパス管663aの一端は三方弁Vtを介してバルブVbの上流側における洗浄処理用供給管663の部分に接続されており、バイパス管663aの他端は三方弁VtとバルブVbとの間の洗浄処理用供給管663の部分に接続されている。流量調整弁680は、バイパス管663aに介挿されている。流量調整弁680により、バイパス管663aを通して液供給ノズル650に供給されるリンス液の流量が低減される。
図5および図6の洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2では、乾燥処理時に液供給ノズル650が基板Wの周縁部上方まで移動すると基板Wの回転速度が低くなる。それにより、基板Wの周縁部に吐出されるリンス液が飛散することが防止される。
それに対して、図13の洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2では、乾燥処理時において、液供給ノズル650が基板Wの周縁部上方まで移動すると、リンス液がバイパス管663aに導かれるように三方弁Vtが切り替えられる。なお、基板Wの回転速度は例えば1800〜2100rpmで一定に維持される。この場合、基板Wの中心部付近に吐出されるリンス液の流量に比べて基板Wの周縁部に吐出されるリンス液の流量が低減される。それにより、基板Wの周縁部に吐出されるリンス液が飛散することが防止される。
なお、本例では、乾燥処理時におけるリンス液の流量が2段階に調整されるが、これに限らず、3段階以上の多段階でリンス液の流量が調整されてもよく、または液供給ノズル650が基板の中心部上方から基板Wの外方に移動する期間にリンス液の流量が連続的に低減されてもよい。
また、図13に示す洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2に、図10のモータ671、回動軸672、アーム673およびガス供給ノズル670が設けられてもよい。
(7)洗浄/乾燥処理ユニットのさらに他の例
図14は、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2のさらに他の構成を示す模式的側面図である。以下、図14に示す洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2が図13に示した洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2と異なる点を説明する。
この洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2においては、流量調整弁680の代わりに減圧弁681が設けられている。減圧弁681により、バイパス管663aを通して液供給ノズル650に供給されるリンス液の供給圧が低下する。
この洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2では、乾燥処理時に、液供給ノズル650が基板Wの周縁部上方まで移動すると、リンス液がバイパス管663aに導かれるように三方弁Vtが切り替えられる。この場合、基板Wの中心部付近へのリンス液の吐出圧に比べて基板Wの周縁部へのリンス液の吐出圧が低くなる。それにより、基板Wの周縁部に吐出されるリンス液が飛散することが防止される。
なお、本例では、乾燥処理時におけるリンス液の吐出圧が2段階に調整されるが、これに限らず、3段階以上の多段階でリンス液の吐出圧が調整されてもよく、または液供給ノズル650が基板の中心部上方から基板Wの外方に移動する期間にリンス液の吐出圧が連続的に低減されてもよい。
また、図14に示す洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2に、図10のモータ671、回動軸672、アーム673およびガス供給ノズル670が設けられてもよい。
(8)他の実施の形態
レジストカバー膜用処理ブロック13は設けなくてもよい。この場合、洗浄/乾燥処理ユニットSD1における洗浄処理時に、レジスト膜の成分の一部が洗浄液中に溶出する。それにより、露光装置16においてレジスト膜が液体と接触しても、レジストの成分が液体中に溶出することが防止される。その結果、露光装置16内の汚染を防止することができる。
また、レジストカバー膜用処理ブロック13を設けない場合には、レジストカバー膜除去ブロック14を設けなくてよい。それにより、基板処理装置500のフットプリントを低減することができる。なお、レジストカバー膜用処理ブロック13およびレジストカバー膜除去ブロック14を設けない場合には、基板Wの露光後ベークは、現像処理ブロック12の現像用熱処理部121で行われる。
また、上記実施の形態では、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2がインターフェースブロック15内に配置されるが、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の少なくとも一方が図1に示すレジストカバー膜除去ブロック14内に配置されてもよい。あるいは、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の少なくとも一方を含む洗浄/乾燥処理ブロックを図1に示すレジストカバー膜除去ブロック14とインターフェースブロック15との間に設けてもよい。
また、洗浄/乾燥処理ユニットSD1、洗浄/乾燥処理ユニットSD2、塗布ユニットBARC,RES、COV、現像処理ユニットDEV、除去ユニットREM、加熱ユニットHP、冷却ユニットCPおよび載置兼冷却ユニットP−CPの個数は、各処理ブロックの処理速度に合わせて適宜変更してもよい。例えば、エッジ露光部EEWを2個設ける場合は、洗浄/乾燥処理ユニットSD2の個数を2個にしてもよい。
(9)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態においては、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理ブロック12、レジストカバー膜用処理ブロック13およびレジストカバー膜除去ブロック14が処理部の例であり、インターフェースブロック15が受け渡し部の例であり、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2が乾燥処理ユニットの例である。
また、スピンチャック621が基板保持手段の例であり、チャック回転駆動機構636が回転駆動手段の例であり、液供給ノズル650がリンス液供給手段の例であり、モータ660がリンス液供給移動手段の例であり、ガス供給ノズル670がガス供給手段の例であり、モータ671がガス供給移動手段の例であり、塗布ユニットRESが感光性膜形成ユニットの例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
が、本発明は下記の例に限定されない。
本発明は、種々の基板の処理等に利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 図1の基板処理装置を+X方向から見た概略側面図である。 図1の基板処理装置を−X方向から見た概略側面図である。 インターフェースブロックを+Y側から見た概略側面図である。 洗浄/乾燥処理ユニットの構成を説明するための図である。 図5の洗浄/乾燥処理ユニットの模式的平面図である。 基板の乾燥処理の詳細を説明するための図である。 基板の乾燥処理の詳細を説明するための図である。 基板の回転速度の変化の一例を示す図である。 洗浄/乾燥処理ユニットの他の構成を示す模式的側面図である。 図9の洗浄/乾燥処理ユニットの模式的平面図である。 図10および図11の洗浄/乾燥処理ユニットにおける基板の乾燥処理の一部を示す図である。 洗浄/乾燥処理ユニットのさらに他の構成を示す模式的側面図である。 洗浄/乾燥処理ユニットのさらに他の構成を示す模式的側面図である。
符号の説明
9 インデクサブロック
10 反射防止膜用処理ブロック
11 レジスト膜用処理ブロック
12 現像処理ブロック
13 レジストカバー膜用処理ブロック
14 レジストカバー膜除去ブロック
15 インターフェースブロック
16 露光装置
50 反射防止膜用塗布処理部
60 レジスト膜用塗布処理部
70 現像処理部
80 レジストカバー膜用塗布処理部
90 レジストカバー膜除去用処理部
500 基板処理装置
621 スピンチャック
625 回転軸
636 チャック回転駆動機構
650 液供給ノズル
660,671 モータ
670 ガス供給ノズル
680 流量調整弁
681 減圧弁
EEW エッジ露光部
BARC,RES,COV 塗布ユニット
DEV 現像処理ユニット
REM 除去ユニット
SD1,SD2 洗浄/乾燥処理ユニット
IFR インターフェース用搬送機構
P−CP 載置兼冷却ユニット
W 基板
PASS1〜PASS13 基板載置部

Claims (9)

  1. 露光装置に隣接するように配置される基板処理装置であって、
    基板に処理を行うための処理部と、
    前記処理部と前記露光装置との間で基板の受け渡しを行うための受け渡し部とを備え、
    前記処理部および前記受け渡し部の少なくとも一方は、
    基板の乾燥処理を行う乾燥処理ユニットを含み、
    前記乾燥処理ユニットは、
    基板を略水平に保持する基板保持手段と、
    前記基板保持手段により保持された基板をその基板に垂直な軸の周りで回転させる回転駆動手段と、
    前記基板保持手段により保持された基板上にリンス液を供給するリンス液供給手段と、
    回転する基板の中心部から周縁部に連続的にリンス液が供給されるように前記リンス液供給手段を移動させるリンス液供給移動手段とを含み、
    前記リンス液供給移動手段は、基板の中心部から所定距離離れた位置にリンス液が供給される状態で前記リンス液供給手段の移動を一時的に所定時間停止させ、
    前記所定時間は、基板の回転に伴う遠心力によって基板の中心部に1つだけ乾燥コアが形成されるように予め設定されることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記所定距離は、前記リンス液供給手段の移動が一時的に停止する期間に基板の中心部に1つだけ乾燥コアが形成されるように予め設定される、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記回転駆動手段は、基板の中心部にリンス液が供給される状態で基板が第1の回転速度で回転し、基板の周縁部にリンス液が供給される状態で基板が前記第1の回転速度より低い第2の回転速度で回転するように基板の回転速度を段階的または連続的に変化させることを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記リンス液供給手段は、第1の流量で基板の中心部にリンス液を供給し、前記第1の流量より少ない第2の流量で基板の周縁部にリンス液を供給するようにリンス液の流量を段階的または連続的に変化させることを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  5. 前記リンス液供給手段は、第1の供給圧で基板の中心部にリンス液を供給し、前記第1の供給圧より低い第2の供給圧で基板の周縁部にリンス液を供給するようにリンス液の供給圧を段階的または連続的に変化させることを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  6. 前記乾燥処理ユニットは、前記リンス液供給手段により基板の中心から離れた位置にリンス液が供給される状態で、基板の中心部にガスを吹き出すガス供給手段をさらに含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 前記乾燥処理ユニットは、基板上におけるガスの供給位置が前記リンス液供給手段によるリンス液の供給位置よりも基板の中心部に近い位置において基板の中心部から基板の周縁部に移動するように前記ガス供給手段を移動させるガス供給移動手段をさらに含むことを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  8. 前記処理部は、
    基板に感光性材料からなる感光性膜を形成する感光性膜形成ユニットと、
    露光処理後の基板に現像処理を行う現像処理ユニットとをさらに含み、
    前記乾燥処理ユニットは、前記露光装置による露光処理後であって前記現像処理ユニットによる現像処理前に基板の乾燥処理を行うことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置。
  9. 露光装置に隣接するように配置され、処理部および受け渡し部を含む基板処理装置において基板を処理する基板処理方法であって、
    前記処理部により基板に露光前の処理を行う工程と、
    前記処理部により処理された基板を前記受け渡し部により前記処理部から前記露光装置に受け渡す工程と、
    前記露光装置による露光処理後の基板を前記受け渡し部により前記露光装置から前記処理部に受け渡す工程と、
    前記処理部により基板に露光処理後の処理を行う工程と、
    前記処理部および前記受け渡し部の少なくとも一方において基板に乾燥処理を行う工程とを備え、
    前記基板に乾燥処理を行う工程は、
    基板を略水平に保持しつつ基板に垂直な軸の周りで回転させる工程と、
    リンス液供給手段を移動させることにより回転する基板の中心部から周縁部に連続的にリンス液を供給する工程とを含み、
    前記リンス液を供給する工程は、基板の中心部から所定距離離れた位置にリンス液が供給される状態で前記リンス液供給手段の移動を一時的に所定時間停止させることを含み、前記所定時間は、基板の回転に伴う遠心力によって基板の中心部に1つだけ乾燥コアが形成されるように予め設定されることを特徴とする基板処理方法。
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