JP2001110712A - 塗布膜除去装置及び塗布膜除去方法 - Google Patents

塗布膜除去装置及び塗布膜除去方法

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JP2001110712A
JP2001110712A JP28969799A JP28969799A JP2001110712A JP 2001110712 A JP2001110712 A JP 2001110712A JP 28969799 A JP28969799 A JP 28969799A JP 28969799 A JP28969799 A JP 28969799A JP 2001110712 A JP2001110712 A JP 2001110712A
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泰大 坂本
Yasuhiro Washio
康裕 鷲尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周縁部に形成された不要な塗布膜を、簡易
な構成で且つ高い精度で除去する。 【解決手段】 表面に塗布膜が形成されてなる基板Wを
保持し回転駆動するスピンチャック9と、前記基板表面
に対してリンス液を吹き付けることで、リンス液を吹き
付けた位置の塗布膜を選択的に除去するリンス液吐出ノ
ズル4と、前記基板Wの外縁部に対向して設けられ、こ
の基板の外縁部の位置を検出する位置検出機構3と、ス
ピンチャック9を保持し前記基板Wを前記リンス液吐出
ノズル4に対して相対的に駆動するアライメント機構1
1と、前記位置検出機構3の検出結果に基づいて前記ア
ライメント機構11を制御し、前記基板Wと前記リンス
液吐出ノズル4部を相対位置決めする制御部15とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ等
の被処理基板の表面に形成された塗布膜のうち、被処理
基板の外縁部に形成された不要な塗布膜を除去するため
の塗布膜除去装置及び除去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス(ICチップ)やLCD
の製造プロセスにおいては、フォトリソグラフィー技術
を利用することで、半導体ウエハやガラス基板等の被処
理基板の表面に微細なパターンを高精度かつ高密度に形
成する。
【0003】例えば、半導体デバイスの製造において
は、半導体ウエハの表面にレジスト液を塗布した後、こ
れを所定のパターンに露光し、さらに現像処理・エッチ
ング処理することにより所定の回路パターンを形成する
ようにしている。
【0004】ここで、被処理基板にレジスト液を塗布す
るための方法としてはスピンコーティング法が主に採用
されている。このスピンコーティング法は、被処理基板
の中心部にレジスト液を滴下した後、この基板を高速で
回転させることで、レジスト液を回転遠心力によって基
板全体に拡散させ、基板の全面に亘って略均一厚の塗布
膜を形成する方法である。
【0005】しかし、このスピンコーティング法によれ
ば、基板の回路パターン形成に寄与していない外縁部に
もレジスト液が塗布されることになる。この部分に付着
したレジスト液は後でパーティクルの発生源となる恐れ
がある。このため、従来の装置では、例えば、レジスト
液を塗布した半導体ウエハを露光装置に受け渡す前に周
辺露光を施すことで、この不要なレジスト膜を除去する
ようにしている。ここで周辺露光とは、半導体ウエハの
外縁部に付着したレジスト膜が現像時に除去されるよう
に半導体ウエハの外縁部(周辺部)のみを選択露光する
手法である。
【0006】外縁部のレジスト膜を除去する手法として
は、他にシンナー等の溶剤(リンス液)を基板の周縁部
のみに吹き付けるいわゆるサイドリンスの手法がある。
このサイドリンスは、周辺露光と比較すると精度的に劣
るものであるが、LCDの製造においては、半導体デバ
イスの製造と比較してそれほど高い不要レジスト膜除去
精度が要求されないため、コストのかからないサイドリ
ンスが採用されている。一方、半導体デバイス(ICチ
ップ)の製造方法においては、精度の高い周辺露光を採
用しているのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の不要
塗布膜の除去手法には以下のような解決すべき課題があ
る。
【0008】すなわち、周辺露光においては、レジスト
種毎にUVランプや光学系を取り替える必要がある。U
Vランプは一般に高価であり、特に、Arf帯の波長を
安価に生成できる光源は入手が困難である。
【0009】一方、この周辺露光に代えてサイドリンス
により不要レジスト膜の除去を行うことを考えた場合、
リンス液の吐出位置決め精度が低いため、半導体デバイ
スの製造に適用するには信頼性に劣るということがあ
る。特に、サイドリンスの場合、リンス液の吐出圧の変
動が生じやすく、この場合、リンス液の吹き付け位置の
再現性が乏しいということがあった。
【0010】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、被処理基板の外縁部に形成された不要な塗
布膜を、簡易な構成で且つ高い精度で除去できる塗布膜
除去装置及び除去方法を提供することを目的とするもの
である。
【0011】さらに詳しくは、被処理基板の周縁部に形
成された不要塗布膜をリンス液により除去する場合であ
っても、高精度にこの不要塗布膜を除去できる装置及び
方法を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の主要な
観点によれば、表面に塗布膜が形成されてなる基板を保
持する基板保持機構と、前記基板表面に対してリンス液
を吹き付けることで、リンス液を吹き付けた位置の塗布
膜を選択的に除去するリンス液吐出部と、前記基板の外
縁部に対向して設けられ、この基板の外縁部の位置を検
出する位置検出部と、前記基板と前記リンス液吐出部を
相対的に駆動するアライメント機構と、前記位置検出部
の検出結果に基づいて前記アライメント機構を制御し、
前記基板と前記リンス液吐出部を相対位置決めする制御
部とを有することを特徴とする塗布膜除去装置が提供さ
れる。
【0013】このような構成によれば、リンス液により
塗布膜を除去する場合であっても、位置検出部の検出結
果に基いてリンス液吐出部と基板とをアライメントする
ことができるから、高い位置精度で塗布膜を除去するこ
とが可能になる。
【0014】1の実施形態によれば、前記アライメント
機構は、所定のアライメント方向に沿って前記基板を保
持する基板保持機構を前記リンス液吐出部に対して相対
的に駆動することで基板と前記リンス液吐出部とを位置
決めするものであり、前記位置検出部と前記リンス液吐
出部は、前記アライメント方向に沿って配置されてい
る。
【0015】1の実施形態によれば、前記リンス液吐出
部は、前記位置検出部によって位置検出された基板の外
縁部と前記アライメント方向に沿って逆側の外縁部の塗
布膜を除去するものである。
【0016】1の実施形態によれば、前記基板保持時機
構は、リンス液吐出部による塗布膜除去の際に前記基板
を駆動するものであり、前記制御部は、前記検出部の検
出結果に基づいて前記アライメント機構を制御しながら
前記基板保持機構を作動させることで、外縁部に沿って
塗布膜を除去させるものである。
【0017】1の実施形態によれば、前記制御部は、前
記検出部による検出の際には、前記アライメント機構を
作動させず前記基板保持機構を作動させることで、前記
基板の外縁部の位置変動を検出させ、前記リンス液吐出
部による塗布膜除去の際には、前記外縁部の位置変動に
応じて前記アライメント機構させつつ前記基板保持機構
を作動させることで、逆側の外縁部の塗布膜を除去させ
る。
【0018】1の実施形態によれば、前記基板保持時機
構は、リンス液吐出部による塗布膜除去の際に前記基板
を回転駆動するものであり、前記位置検出部と前記リン
ス液吐出部は、この基板保持機構の回転軸を挟んで対向
するように配置されている。
【0019】1の実施形態によれば、前記リンス液吐出
部は、ポンプを介してリンス液供給源に接続されてお
り、前記ポンプは、ステッピングモータの回転数により
リンス液吐出圧/吐出速度を制御できるものである。
【0020】また、この発明の第2の観点によれば、リ
ンス液吐出部から前記基板表面に対してリンス液を吹き
付けることで、基板外縁部の塗布膜を選択的に除去する
塗布膜除去方法であって、表面に塗布膜が形成されてな
る基板を保持する基板保持工程と、この基板の外縁部の
位置を検出する位置検出工程と、前記位置検出部の検出
結果に基づいて前記基板とリンス液吐出部とのアライメ
ントを行い、前記基板外縁部の塗布膜を除去する塗布膜
除去工程とを有することを特徴とする塗布膜除去方法が
提供される。
【0021】1の実施形態によれば、前記位置検出工程
は、前記アライメント方向に沿って前記リンス吐出部に
より塗布膜が除去される外縁部と反対側の外縁部の位置
を検出するものである。
【0022】1の実施形態によれば、前記位置検出工程
は、前記基板を所定の方向に駆動しながら、この基板の
外縁部の位置変動を検出するものであり、前記塗布膜除
去工程は、前記位置変動の検出結果に基づいて前記基板
とリンス液吐出部とのアライメントしかつ前記基板を所
定の方向に駆動することで、前記位置変動を補償しなが
ら、この基板外縁部の塗布膜を除去するものである。
【0023】1の実施形態によれば、前記塗布膜除去工
程は、リンス液吐出部による塗布膜除去の際に前記基板
を回転させるものであり、前記位置検出工程は、リンス
液吐出部と基板の回転軸を挟んで反対側の位置の位置変
動を検出するものである。
【0024】1の実施形態によれば、基板外縁部の塗布
膜を除去する前に、基板表面に形成された塗布膜を加熱
乾燥する工程を含む。
【0025】なお、この発明の更なる特徴と利点は、添
付した図面及び発明の実施の形態の説明を参酌すること
によりより一層明らかになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を、
図1〜図8を参照して説明する。図1は、この発明の塗
布膜除去装置を、半導体ウエハ(以下「ウエハW」とい
う)の外縁部に付着した不要なレジスト膜を除去するレ
ジスト膜除去装置に適用した例を示す概略構成図であ
る。また、図2は、この装置を上方から見た平面図であ
る。
【0027】図1に示すように、この装置は、カップ1
と、このカップ1内でレジスト膜が形成された半導体ウ
エハWを保持しこのウエハWを昇降駆動すると共に回転
駆動するウエハ保持機構2と、前記カップ1の上方に配
置されウエハWの外縁部の位置を検出するための検出機
構3と、前記カップ1内に保持されたウエハWの外縁部
上に例えばシンナー等のリンス液を吹き付けて不要なレ
ジスト膜を除去する吐出ノズル4とを有する。
【0028】カップ1は、前記ウエハ保持機構2の周囲
を覆うと共に、底部に排液路6が開口しており、レジス
ト膜除去に用いたリンス液を収集し、この排液路6を通
じてカップ1外に排出できるようになっている。また、
カップ1の別の位置には、排気路7が設けられており、
この排気路7を通じてカップ1内の排気が行われるよう
になっている。このことで、クリーンルーム内のダウン
フローをカップ1内に導入し、カップ1内に下向きの気
流を生じさせるように構成されている。
【0029】前記ウエハ保持機構2は、ウエハWを保持
するスピンチャック9と、このスピンチャック9を回転
駆動すると共に昇降駆動するためのスピンチャック駆動
機構10からなる。また、このスピンチャック駆動機構
10は、このスピンチャック駆動機構10を図に示すX
方向に沿って高精度に位置決め駆動するアライメント機
構11によって保持されている。このアライメント機構
11は、例えばボールネジ機構12及びステッピングモ
ータ13から構成され、このステッピングモータ13及
び図示しないエンコーダは図に15で示す制御装置に接
続されている。
【0030】また、前記吐出ノズル4は、リンス液供給
配管16及びこの配管16の中途部に配設されたポンプ
17を介してタンク等のリンス液供給源18に接続され
ている。この吐出ノズル4は、Zθ駆動機構20によっ
て保持されており、θ方向に駆動され、カップ1の上方
に対向位置決めされた後下降駆動されることで、その下
端部をウエハWの直上の所定高さに位置させるように構
成されている。このZθ駆動機構20及び前記ポンプ1
7は前記制御装置15に接続され、この制御装置15か
らの指令によって動作するように構成されている。
【0031】図3は、このポンプ17の構成を詳細に示
す構成図である。
【0032】このポンプ17は、ポンプ部21とこのポ
ンプ部21を駆動する駆動機構22とを有する。
【0033】この例では、ポンプ部21は、ベローズ型
のポンプからなる。すなわち、図3中、25はポンプ
室、26はリンス液供給配管16の一部である吸入配
管、27はリンス液供給配管16の一部である吐出配
管、28は泡抜き用ベント、29はフィルタ、30は流
体が封入されているチューブフラム、24はベローズ部
である。
【0034】このポンプ部21は、ベローズ部24が伸
縮駆動されることで、ポンプ室25の内壁面を膨脹、収
縮させ、これにより供給配管16中の液送りを行う。す
なわち、ベローズ部24の下端が下方向に駆動され、ベ
ローズ部24が伸長すると、リンス液供給源18内のリ
ンス液が配管を通じてポンプ室25内に吸入され、この
ポンプ室25には、一回の吐出量に応じた量のリンス液
が保持される。ついで、ベローズ部24を圧縮するとポ
ンプ室25内のリンス液が吐出配管27を通じて押し出
され、前記ノズル4から前記所定量のリンス液が吐出さ
れる。なお配管26、27には図示しないが逆流防止弁
が設けられている。
【0035】前記ベローズ部24は、前記ベローズ駆動
機構22によって駆動されるようになっている。このベ
ローズ駆動機構22は、前記ベローズ部24の下端に固
定されたナット33と、このナット33が螺着されたボ
ールネジ34と、このボールネジ34をベルト伝達機構
35を介して回転駆動するためのステッピングモータ3
6とからなる。このステッピングモータ36を作動させ
ることで、前記ボールネジ34が回転駆動され、これに
より前記ナット33が上下する。このことで、前記ベロ
ーズ部24を伸縮させることができる。
【0036】また、前記ステッピングモータ36には、
このステッピングモータ36の動作を検出するためのエ
ンコーダ37が設けられ、このエンコーダ37の出力信
号は前記制御装置15にフィードバックされるようにな
っている。さらに、このポンプ17は、前記ナット33
の位置(ベローズ部24の伸縮量)を検出する位置検出
器39を有し、この位置検出器39からの出力信号も前
記制御装置15にフィードバックされるようになってい
る。なお、位置検出器39は、光センサ等で良い。
【0037】このようなポンプ17によれば、位置検出
器39を通じて前記ベローズ部24の伸縮量を監視しな
がら前記ステッピングモータ36の回転位相を制御する
ことでリンス液の吐出量を制御することができる。ま
た、ステッピングモータ36の回転速度を変化させるこ
とで、リンス液の吐出速度を制御することができる。
【0038】一方、前記検出機構3は、図1に40で示
す進退駆動機構によってウエハWに対して進退可能に保
持されたコ字状のホルダ41と、このホルダ41に取り
つけられたラインセンサ42からなる。このラインセン
サ42は、図2に示すように、ウエハWの直径方向(こ
の図ではX方向)に沿って並べられた複数個のCCDセ
ンサ43から構成されている。
【0039】この各CCDセンサ43からの出力は、前
記制御装置15に入力され、この制御装置15は各セン
サ43の出力値に基いて、ウエハWの縁部44の位置を
検出されているようになっている。
【0040】ここで、図2に示すように、センサ42
(43)とノズル4とを結んだ仮想線Lは、前記スピン
チャック9の回転中心を通り、且つ、前記アライメント
機構11による駆動方向(図に矢印αで示す)と平行に
なるように構成されている。前記制御装置15は、前記
センサ42の検出に基づいて、前記アライメント機構1
1を矢印α方向に作動させることで、前記ウエハWの縁
部とノズル4との相対位置決めを行うように構成されて
いる。
【0041】なお、後で詳しく説明するように、ウエハ
Wの外縁部44の位置検出は、スピンチャック9を36
0°回転させ、ウエハWの全周に亘って行われる。ここ
で、ウエハWの中心とスピンチャック9の回転軸が一致
していれば、検出位置は常に一定で変動しない。しか
し、ウエハWがスピンチャック9に対してオフセットし
た状態で保持されている場合には、ウエハWの回転位相
に応じて外縁部44の位置が変動する。すなわち、この
位置検出結果は、スピンチャック9の回転中心から外縁
部44までの距離変動を表すことになる。前記センサ4
2から出力された位置検出結果は図1に示すように前記
制御装置15に接続された位置検出結果格納部46に格
納されるようになっている。
【0042】したがって、この格納部46から位置検出
結果を取り出し、スピンチャック9の回転位相に対応す
る位置検出変動分を補償するように前記前記アライメン
ト機構11を作動させることで、スピンチャックとウエ
ハWがオフセットしている場合であっても、前記ノズル
4を前記ウエハWの縁部44から一定の寸法だけ内側に
入った位置に対向させることができる。
【0043】次に、この装置を使用した場合の、処理工
程について、図4、図5のフローチャートを参照して説
明する。
【0044】まず、この塗布膜除去装置を使用する場合
には、図4に示すように、スピンコーターを用いてウエ
ハW上にレジスト液を塗布しレジスト膜を形成した後
(ステップS1)、このウエハWを加熱(ベーク)する
ことでレジスト膜に含まれる溶剤を揮発させこのレジス
ト膜を乾燥させる(ステップS2)。ついで、ウエハW
をこの実施形態の塗布膜除去装置に受け渡し、ウエハW
周縁部に付着した不要レジスト膜の除去を行わせる(ス
テップS3)。
【0045】レジスト液を塗布した直後に外縁部レジス
ト膜のリンス除去を行うと、リンス液吐出時の衝撃や膨
潤等の影響により、残されたレジスト膜の縁部が盛り上
がる可能性がある。しかしながら、この実施形態のよう
にレジスト膜を一度乾燥させてから不要レジスト膜をリ
ンス除去することで、このような不具合が生じることを
有効に防止できる。
【0046】次に、この装置による不要レジスト膜除去
工程(ステップS3)について図5を参照してさらに詳
しく説明する。
【0047】まず、ウエハWが装置にロードされる(ス
テップS3−1)。すなわち、図示しないメインアーム
によりウエハWが前記カップ1の直上に位置決めされる
と、図1に破線で示すようにスピンチャック9が上昇
し、このウエハWを受け取り吸着保持する。
【0048】次に、ウエハWがカップ1の上方に位置し
ている状態で、前記検出機構3がウエハWに向かって前
進駆動され、図2に示すように、前記ラインセンサ42
を前記ウエハWの外縁部44に重なるように位置決めす
る(ステップS3−2)。この検出機構3は、ウエハW
のサイズに応じた定位置に位置決めされるようになって
いる。
【0049】ついで、前記スピンチャック9を低速(例
えば100rpm)で回転させ、前記ウエハWの外縁部
44の位置変動を検出する(ステップS3−3)。ウエ
ハW外縁部44の全周に亘る位置変動が検出されたなら
ば、スピンチャック9を停止させる(ステップS3−
4)。検出された位置変動は、ウエハWの回転位相と一
緒に図1に示す検出結果格納部46に格納される。
【0050】次に、前記検出機構3が後退させられる
と、図1に示すように前記スピンチャック9が下降駆動
され、前記ウエハWがカップ1内に収納される(ステッ
プS3−5)。ついで、前記Zθ駆動機構20が作動
し、前記ノズル4をウエハWの縁部に対向する所定の位
置に位置決め駆動た後下降駆動する(ステップS3−
6)。
【0051】この時のノズル4の位置は、ウエハWのサ
イズに応じた定位置であり、前記スピンチャック9の中
心軸を挟んで前記センサ42と対向する位置である。そ
して、図2に示すように、前記センサ42、スピンチャ
ック9の中心及びこのノズル4を結ぶ仮想線Lは前記ア
ライメント機構のアライメント方向αと一致している。
【0052】ついで、前記検出結果格納部46に格納さ
れた検出結果に基づいて前記アライメント機構11を作
動させ、前記ノズル4とウエハWの相対位置決めを行い
つつ周縁部の不要レジスト膜のリンス除去を行う。すな
わち、前記ウエハWを低速(例えば100rpm)で回
転させるとともに、前記アライメント機構11を、ウエ
ハWの回転位相における前記外縁部の位置変動量と同じ
量でかつこの位置変動と逆方向に作動させる。前記ノズ
ル4は、前記スピンチャック9の中心軸を挟んで前記セ
ンサ42と対向する位置に配置されているから、上記の
動作によって、常にウエハWの外縁部44から一定寸法
だけ内側に入った位置に対向するように制御される。
【0053】このようにアライメント機構11を制御し
ながら、前記ポンプ17を作動させることでウエハWの
全周に亘って不要レジスト膜の除去を行うことができる
(ステップS3−7)。なお、前記制御装置15は、前
記ポンプ17のステッピングモータ36を一定速で作動
させることで、リンス液をウエハWの全周に亘って一定
の圧力且つ一定の速度で吹き付けるようにする。
【0054】ここで、ウエハWの周回数は1回以上であ
れば良い。また、周回する毎に、ノズル4をウエハWの
外縁部に向かって所定のピッチだけ変位させるようにし
ても良い。
【0055】不要レジスト膜の除去がなされたならば、
リンス液の吐出を停止させると共に一旦スピンチャック
9の回転を停止させる(ステップS3−8)。ついで、
スピンチャックの回転速度を例えば2000rpm以上
に上げることによってウエハW上に残留するリンス液を
振り切り除去する(ステップS3−9)。リンス液及び
このリンス液に溶解したレジスト液は前記カップ1で受
け止められ、前記排液路6を通して外部に排出される。
【0056】このような構成によれば、以下の効果を得
ることができる。
【0057】第1に、ウエハWとスピンチャック9とが
オフセットしている場合であっても、ウエハWの所定半
径より外側にある不要な周縁部レジスト膜を高精度に除
去することが可能になる。従来のサイドリンス方式によ
れば、吐出位置精度が低いため、特にウエハには不適で
あったが、この実施形態によれば、検出機構3(センサ
42)による検出結果に基づいてノズル4の位置制御す
るようにしたから、このような欠点が解消される。この
ため、半導体デバイスの製造工程にもサイドリンスが適
用可能になる。
【0058】第2に、リンス液の吐出に、応答性の良い
ステッピングモータ36を使用したポンプ17を利用す
るようにしたから、ポンプの吐出圧変動による吐出位置
の再現性の低下を効果的に抑制することができる。この
結果、不要レジスト膜の除去が高い精度で行える効果が
ある。
【0059】なお、この塗布膜除去装置は、図6〜図8
に示す塗布現像処理システムに適用されることが好まし
い。
【0060】図6に示すように、この塗布現像処理シス
テムは、ウエハWが収容されたカセットCRからウエハ
Wを順次取り出すカセット部60と、カセット部60に
よって取り出されたウエハWに対しレジスト液塗布及び
現像のプロセス処理を行なうプロセス処理部61と、レ
ジスト液が塗布されたウエハWを図示しない露光装置に
受け渡すインタフェース部62とを備えている。
【0061】前記カセット部60には、カセットCRを
位置決め保持するための4つの突起部70aと、この突
起部70aによって保持されたカセット内からウエハW
を取り出す第1のサブアーム機構71とが設けられてい
る。このサブアーム機構71は、ウエハWを取り出した
ならば、θ方向に回転して向きを変え、このウエハWを
前記プロセス処理部61に設けられたメインアーム機構
72に受け渡すことができるようになっている。
【0062】カセット部60とプロセス処理部61間で
のウエハWの受け渡しは第3の処理ユニット群G3を介
して行われる。この第3の処理ユニット群G3は、図8
に示すように複数のプロセス処理ユニットを縦形に積み
上げて構成したものである。すなわち、この処理ユニッ
ト群G3は、ウエハWを冷却処理するクーリングユニッ
ト(COL)、ウエハWに対するレジスト液の定着性を
高める疎水化処理を行なうアドヒージョンユニット(A
D)、ウエハWの位置合わせをするアライメントユニッ
ト(ALIM)、ウエハWを待機させておくためのエク
ステンションユニット(EXT)、レジスト塗布後のシ
ンナー溶剤除去加熱処理を行うプリベーキングユニット
(PREBAKE)、及び露光処理後の加熱処理を行う
ポストエキスポージャベークユニット(PEB)及び現
像処理後の加熱処理を行うポストベークユニットを順次
下から上へと積み上げて構成されている。
【0063】そして、前記ウエハWのメインアーム機構
72への受け渡しは、前記エクステンションユニット
(EXT)及びアライメントユニット(ALIM)を介
して行われる。
【0064】また、図6に示すように、このメインアー
ム機構72の周囲には、前記第3の処理ユニット群G3
を含む第1〜第5の処理ユニット群G1〜G5がこのメ
インアーム機構72を囲むように設けられている。前述
した第3の処理ユニット群G3と同様に、他の処理ユニ
ット群G1,G2,G4,G5も各種の処理ユニットを
上下方向に積み上げ的に構成されている。
【0065】前記第1、第2の処理ユニット群G1、G
2には、現像処理装置(DEV)及びレジスト液塗布装
置(COT)が設けられている。図7に示すように、こ
の第1、第2の処理ユニット群G1,G2は、レジスト
塗布装置(COT)と現像処理装置(DEV)とを上下
方向に積み上げ構成したものである。
【0066】一方、前記メインアーム機構72は、図8
に示すように、上下方向に延接された筒状のガイド79
と、ガイド79に沿って上下駆動されるメインアーム7
8を備えている。また、このメインアーム78は平面方
向に回転し、かつ進退駆動されるように構成されてい
る。したがって、このメインアーム78を、上下方向に
駆動することで、ウエハWを前記各処理ユニット群G1
〜G5の各処理ユニットに対して任意にアクセスさせる
ことができるようになっている。
【0067】前記カセット部60から第3の処理ユニッ
ト群G3のエクステンションユニット(EXT)を介し
てウエハWを受け取ったメインアーム機構72は、先
ず、このウエハWを第3の処理ユニット群G3のアドヒ
ージョンユニット(AD)に搬入し、疎水化処理を行な
う。ついで、アドヒージョンユニット(AD)からウエ
ハWを搬出し、クーリングユニット(COL)で冷却処
理する。
【0068】冷却処理されたウエハWは、前記メインア
ーム機構72によって前記第1の処理ユニット群G1
(若しくは第2の処理ユニット群G2)のレジスト液塗
布装置(COT)に対向位置決めされ、搬入される。こ
のレジスト液塗布装置(COT)によりレジスト液が塗
布されたウエハWは(前記ステップS1に相当)、メイ
ンアーム機構72によってアンロードされ、第4の処理
ユニット群G4を介して前記インタフェース部62に受
け渡される。
【0069】この第4の処理ユニット群G4は、図8に
示すように、クーリングユニット(COL)、イクステ
ンション・クーリングユニット(EXT・COL)、イ
クステンションユニット(EXT)、クーリングユニッ
ト(COL)、2つのプリベーキングユニット(PRE
BAKE)、及び2つのポストベーキングユニット(P
OBAKE)を下から上へと順次積み上げて構成したも
のである。
【0070】前記レジスト液塗布装置(COT)から取
り出されたウエハWは、先ず、プリベーキングユニット
(PREBAKE)に挿入され、レジスト液から溶剤
(シンナー)を飛ばして乾燥される(前記第2のステッ
プS2に相当)。
【0071】また、このプリベーキングユニットはレジ
スト液塗布装置(COT)と別に設置しても良いし、レ
ジスト液塗布装置内に設置されていても良い。
【0072】次に、このウエハWはクーリングユニット
(COL)で冷却された後、エクステンションユニット
(EXT)を介して前記インタフェース部62に設けら
れた第2のサブアーム機構64に受け渡される。
【0073】ウエハWを受け取った第2のサブアーム機
構64は、受け取ったウエハWを順次この実施形態のレ
ジスト膜除去装置67に受け渡す。このレジスト膜除去
装置67は、図1〜図3に示す構成を有し、図5を参照
して説明した工程にしたがってウエハWの外縁部のレジ
スト膜を選択的に除去する。
【0074】外縁部レジスト膜が除去されたウエハW
は、第2のサブアーム機構64によって順次カセットC
R内に収納される。次に露光装置からのウエハリクエス
ト要求信号を受け取るとCR内に収納された順にサブア
ーム機構64によりウエハを一枚づつ受け渡す。露光後
は、処理完了信号を受け取り露光機よりウエハを受け取
る。
【0075】露光処理された後のウエハWは、前記とは
逆に第4の処理ユニット群G4を介してメインアーム機
構72に受け渡され、このメインアーム機構72は、こ
の露光後のウエハWをポストエキスポージャベーキング
ユニット(PEB)により加熱処理後に現像処理に適し
た所定の温度にする為クーリングユニット処理した後、
この実施形態の現像装置(DEV)に挿入し現像処理を
行なわせる。現像処理後のウエハWは、いずれかのポス
トベーキングユニットに搬送され、加熱乾燥した後、こ
の第3の処理ユニット群G3のエクステンションユニッ
ト(EXT)を介してカセット部60に排出される。
【0076】なお、前記第5の処理ユニット群G5は、
選択的に設けられるもので、この例では前記第4の処理
ユニット群G4と同様に構成されている。また、この第
5の処理ユニット群G5はレール65によって移動可能
に保持され、前記メインアーム機構72及び前記第1〜
第4の処理ユニット群G1〜G4に対するメンテナンス
処理を容易に行ない得るようになっている。
【0077】この発明の塗布膜除去装置を、図6〜図8
に示した塗布現像ユニットに適用した場合、複数のウエ
ハの並行処理が容易に行なえるから、ウエハWの塗布現
像処理工程を非常に効率的に行なうことができる。ま
た、各処理ユニットが上下に積上げ式に構成されている
から装置の設置面積を著しく減少させることができる。
【0078】なお、この実施形態は、このような塗布現
像ユニット以外の装置にも適用可能であることはもちろ
んである。また、上記一実施形態は、その他発明の要旨
を変更しない範囲で種々変形可能である。
【0079】例えば、上記一実施形態は、半導体ウエハ
に塗布された外縁部レジスト膜を除去する装置及び方法
を例にとって説明したが、半導体ウエハに限定されるも
のではなく、LCD製造に用いる矩形状のガラス基板で
あっても良い。また、除去する塗布膜はレジスト膜に限
定されるものではなく、LCDガラス基板に形成される
ITO膜であっても良い。
【0080】さらに、前記一実施形態では、基板を回転
させるものであったが、基板を所定の1方向若しくは2
方向に向かって駆動するものであっても良い。また、基
板と塗布機構のアライメントは塗布機構側にアライメン
ト機構を取り付け、ノズルを位置決め駆動することで行
っても良い。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、基板の周縁部に形成された不要な塗布膜を、簡易な
構成で且つ高い精度で除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る塗布膜除去装置を示
す概略構成図。
【図2】同じく、レジスト液塗布装置の上面図。
【図3】同じく、ポンプを示す概略構成図。
【図4】同じく、レジスト膜形成のワークフローを示す
フローチャート。
【図5】同じく、レジスト膜除去のワークフローを示す
フローチャート。
【図6】この発明に係わる塗布膜除去装置を適用した塗
布現像処理装置の平面図。
【図7】同じく、側面図。
【図8】同じく、機能を説明するための正面図。
【符号の説明】
W…半導体ウエハ α…アライメント方向 G1〜G5…第1〜第5の処理ユニット群 1…カップ 2…ウエハ保持機構 3…検出機構 4…吐出ノズル 6…排液路 7…排気路 9…スピンチャック 10…スピンチャック駆動機構 11…アライメント機構 12…ボールネジ機構 13…ステッピングモータ 15…制御装置 16…リンス液供給配管 17…ポンプ 18…溶剤供給源 18…リンス液供給源 20…Zθ駆動機構 21…ポンプ部 22…ベローズ駆動機構 24…ベローズ部 25…ポンプ室 26.27…配管 27…吐出配管 33…ナット 34…ボールネジ 35…ベルト伝達機構 36…ステッピングモータ 37…エンコーダ 39…位置検出器 41…ホルダ 42…ラインセンサ 43…CCDセンサ 44…外縁部 46…位置検出結果格納部 60…カセット部 61…プロセス処理部 62…インタフェース部 64…第2のサブアーム機構 65…レール 67…レジスト膜除去装置 70a…突起部 71…第1のサブアーム機構 72…メインアーム機構 78…メインアーム 79…ガイド
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 3/10 B05D 7/00 H 5F046 7/00 G03F 7/16 502 G03F 7/16 502 7/42 7/42 H01L 21/30 577 Fターム(参考) 2H025 AA18 AB16 EA05 EA10 2H096 AA25 CA20 DA04 DA10 LA30 4D075 AC64 AC79 AC93 AC94 DA08 DC22 4F041 AA06 AB02 BA05 BA22 BA35 BA38 CA02 CA11 CA17 4F042 AA07 BA08 CC04 CC09 DB01 EB19 EB25 5F046 JA02 JA09 JA15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に塗布膜が形成されてなる基板を保
    持する基板保持機構と、 前記基板表面に対してリンス液を吹き付けることで、リ
    ンス液を吹き付けた位置の塗布膜を選択的に除去するリ
    ンス液吐出部と、 前記基板の外縁部に対向して設けられ、この基板の外縁
    部の位置を検出する位置検出部と、 前記基板と前記リンス液吐出部を相対的に駆動するアラ
    イメント機構と前記位置検出部の検出結果に基づいて前
    記アライメント機構を制御し、前記基板と前記リンス液
    吐出部を相対位置決めする制御部とを有することを特徴
    とする塗布膜除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の塗布膜除去装置におい
    て、 前記アライメント機構は、所定のアライメント方向に沿
    って前記基板保持機構を前記リンス液吐出部に対して相
    対的に駆動することで前記基板と前記リンス液吐出部と
    を位置決めするものであり、 前記位置検出部と前記リンス液吐出部は、前記アライメ
    ント方向に沿って配置されていることを特徴とする塗布
    膜除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の塗布膜除去装置におい
    て、 前記リンス液吐出部は、前記位置検出部によって位置検
    出された基板の外縁部と前記アライメント方向に沿って
    逆側の外縁部の塗布膜を除去するものであることを特徴
    とする塗布膜除去装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の塗布膜除去装置におい
    て、 前記基板保持時機構は、リンス液吐出部による塗布膜除
    去の際に前記基板を駆動するものであり、 前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて前記ア
    ライメント機構を制御しながら前記基板保持機構を作動
    させることで、外縁部に沿って塗布膜を除去させること
    を特徴とする塗布膜除去装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の塗布膜除去装置におい
    て、 前記制御部は、 前記検出部による検出の際には、前記アライメント機構
    を作動させず前記基板保持機構を作動させることで、前
    記基板の外縁部の位置変動を検出させ、 前記リンス液吐出部による塗布膜除去の際には、前記外
    縁部の位置変動に応じて前記アライメント機構させつつ
    前記基板保持機構を作動させることで、逆側の外縁部の
    塗布膜を除去させることを特徴とする塗布膜除去装置。
  6. 【請求項6】 請求項2の塗布膜除去装置において、 前記基板保持時機構は、リンス液吐出部による塗布膜除
    去の際に前記基板を回転駆動するものであり、 前記位置検出部と前記リンス液吐出部は、この基板保持
    機構の回転軸を挟んで対向するように配置されているこ
    とを特徴とする塗布膜除去装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の塗布膜除去装置におい
    て、 前記リンス液吐出部は、 ポンプを介してリンス液供給源に接続されており、 前記ポンプは、ステッピングモータの回転数によりリン
    ス液の吐出圧/吐出速度を制御できるものであることを
    特徴とする塗布膜除去装置。
  8. 【請求項8】 リンス液吐出部から前記基板表面に対し
    てリンス液を吹き付けることで、基板外縁部の塗布膜を
    選択的に除去する塗布膜除去方法であって、 表面に塗布膜が形成されてなる基板を保持する基板保持
    工程と、 この基板の外縁部の位置を検出する位置検出工程と、 前記位置検出部の検出結果に基づいて前記基板とリンス
    液吐出部とのアライメントを行い、前記基板外縁部の塗
    布膜を除去する塗布膜除去工程とを有することを特徴と
    する塗布膜除去方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の塗布膜除去装置におい
    て、 前記位置検出工程は、前記アライメント方向に沿って前
    記リンス吐出部により塗布膜が除去される外縁部と反対
    側の外縁部の位置を検出することを特徴とする塗布膜除
    去方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の塗布膜除去装置におい
    て、 前記位置検出工程は、前記基板を所定の方向に駆動しな
    がら、この基板の外縁部の位置変動を検出するものであ
    り、 前記塗布膜除去工程は、前記位置変動の検出結果に基づ
    いて前記基板とリンス液吐出部とのアライメントしかつ
    前記基板を所定の方向に駆動することで、前記位置変動
    を補償しながら、この基板外縁部の塗布膜を除去するも
    のであることを特徴とする塗布膜除去方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の塗布膜除去方法にお
    いて、 前記塗布膜除去工程は、リンス液吐出部による塗布膜除
    去の際に前記基板を回転させるものであり、 前記位置検出工程は、リンス液吐出部と基板の回転軸を
    挟んで反対側の位置の位置変動を検出するものであるこ
    とを特徴とする塗布膜除去方法。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の塗布膜除去方法におい
    て、 基板外縁部の塗布膜を除去する前に、基板表面に形成さ
    れた塗布膜を加熱乾燥する工程を含むことを特徴とする
    塗布膜除去方法。
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