JP2003218015A - 基板処理装置 - Google Patents
基板処理装置Info
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- JP2003218015A JP2003218015A JP2002015359A JP2002015359A JP2003218015A JP 2003218015 A JP2003218015 A JP 2003218015A JP 2002015359 A JP2002015359 A JP 2002015359A JP 2002015359 A JP2002015359 A JP 2002015359A JP 2003218015 A JP2003218015 A JP 2003218015A
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
制御及びレジスト膜厚制御を行うことができる基板処理
装置を提供すること。 【解決手段】 レジストパターンを形成する際に影響を
及ぼす上記各処理における基板周囲の環境条件を複数抽
出し、これらをパラメータとする関数モデル、例えば線
幅モデルCD、膜厚モデルT等を予め作成し、それぞれ
格納部64,65に記憶しておく。そして、実際の製品
ウェハの製造段階においてこの関数モデルに基づきレジ
スト塗布処理ユニット(COT)におけるレジスト膜形
成条件、現像処理ユニット(DEV)の現像処理条件等
を制御する。これにより、上記関数モデルによって、例
えば線幅を予測することによりフィードフォワード制御
が可能となり、精密な線幅制御及びレジスト膜厚制御を
行うことができる。
Description
製造において、特にフォトリソグラフィ工程において半
導体基板上に所望のレジストパターンを形成する基板処
理装置に関する。
ソグラフィ工程においては、半導体ウェハ(以下、「ウ
ェハ」という。)の表面にレジスト膜を形成した後、こ
れを所定のパターンに露光し、さらに現像処理すること
により所望のレジストパターンを形成している。
来から、ウェハを回転させて遠心力によりレジスト液の
塗布を行うレジスト塗布処理ユニットや、ウェハに現像
液を供給して現像処理する現像処理ユニット等を有する
塗布現像処理装置と、この装置に連続して一体に設けら
れた露光装置とにより行われている。また、このような
塗布現像処理装置は、例えばレジスト膜を形成した後、
あるいは現像処理の前後に、ウェハに対し加熱処理や冷
却処理等の熱的処理を行う加熱処理ユニットや冷却処理
ユニットを有しており、更に、これら各処理ユニット間
でウェハの搬送を行う搬送ロボット等を有している。
化はよりいっそう進行しており、例えばレジストパター
ンの線幅についてはより精密な管理を行うことが要求さ
れている。また、レジスト膜厚はレジストパターンの形
状に大きな影響を与えるため、このレジスト膜厚の管理
も精密に行うことが要求されている。
トパターンの線幅は、塗布現像処理装置内においてウェ
ハ周囲の環境、例えば、各処理ユニットに搬入されるま
での搬送時間、装置内の温度若しくは湿度、あるいは装
置内の気流の流れ等によっても影響を受け得る。また、
レジスト膜厚についても同様に、レジスト塗布処理ユニ
ット外における搬送時間や温湿度等、ウェハ周囲の環境
が悪影響を及ぼすおそれがある。これまでの塗布現像処
理装置では、かかるウェハ周囲の環境については考慮さ
れていなかったため、より精密な線幅やレジスト膜厚の
制御が困難となっていた。
は、これら基板周囲の環境を考慮した、より精密な線幅
制御及びレジスト膜厚制御を行うことができる基板処理
装置を提供することにある。
め、本発明に係る基板処理装置は、基板上にレジスト膜
を形成するレジスト膜形成処理部と、レジスト膜が形成
された基板を現像する現像処理部と、基板に熱的処理を
施す熱処理部と、前記現像処理前に露光処理を行う露光
装置側に対して基板の受け渡しを行う受け渡し部と、少
なくとも前記レジスト膜形成処理部、現像処理部及び熱
処理部の間で基板の搬送を行う搬送機構とを有した所望
のレジストパターンを形成するための基板処理装置にお
いて、前記レジストパターンを形成する際に関与する複
数のパラメータに基づき予め作成された関数モデルを格
納する関数モデル格納部と、前記関数モデルに基づき、
レジスト膜形成条件、前記現像処理条件、前記熱処理条
件及び前記搬送機構における搬送条件のうち少なくとも
1つを制御する手段とを具備する。
際に影響を及ぼす上記各処理における基板周囲の環境条
件を複数抽出し、これらをパラメータとする関数モデル
を予め作成しておく。この関数モデルとしては、例えば
レジスト膜厚やパターンの線幅等に関するもの作成して
おく。そして、実際の製品ウェハの製造段階においてこ
の関数モデルに基づきレジスト膜の形成条件、現像処理
条件、熱処理条件及び搬送機構における搬送条件のうち
少なくとも1つを制御する。これにより、上記関数モデ
ルによって、例えば線幅を予測することによりフィード
フォワード制御が可能となる。また、レジスト膜形成時
においてレジスト液を基板の回転により塗布する場合
に、この基板の回転数をモニターしただけでは精密な制
御を行うことができないレジスト膜厚を、上記関数モデ
ルによって予測することによりフィードフォワード制御
が可能となる。これによって、パターン微細化の要求に
対応して、より精密にパターンの線幅やレジスト膜厚を
制御できる。更に、本発明では、関数モデルに基づき熱
処理条件や搬送条件をも制御しているので、より高精度
な線幅及び膜厚の制御を行うことができる。
は、露光処理終了後現像処理前に第1の熱的処理を行う
第1の熱処理部と、前記レジスト膜の形成後露光処理前
に第2の熱的処理を行う第2の熱処理部とを含み、前記
線幅の変動要因パラメータは、少なくとも、前記露光処
理終了後から前記第1の熱的処理が開始されるまでの時
間と、前記第2の熱的処理後の基板の待機時間と、当該
基板処理装置内の温度及び気圧とを含む。これらのパラ
メータは、レジストパターンの線幅及びレジスト膜厚の
うち、特に線幅の変動に大きな影響を及ぼすものである
ため、これらをパラメータとする関数モデルを作成する
ことにより、上記のように各処理条件等を制御し精密に
線幅の管理を行うことができる。
露光処理終了後から前記第1の熱的処理が開始されるま
での時間」及び「前記第2の熱的処理後の基板の待機時
間」は、「時間」のパラメータであり、例えば、本基板
処理装置内の各処理ユニットが複数あって枚葉処理であ
る場合には、当該「時間」のパラメータは基板1枚ごと
に異なるパラメータであるため、この線幅の制御は基板
ごとに行うことが好ましい。
は、前記現像処理条件のうち現像時間、現像液の濃度及
び現像液の温度のうち少なくとも1つを制御する。特
に、最も線幅の変動に影響を及ぼすと考えられる現像時
間を制御することにより、容易かつ精密に線幅を制御す
ることができる。
は、前記第1の熱処理の温度、時間及び昇降温速度のう
ち少なくとも1つを制御する。このような熱処理条件も
線幅の変動に影響を及ぼすので、この熱処理温度等をも
制御することにより精密な線幅制御を行うことができ
る。
は、前記露光処理終了後から前記第1の熱的処理が開始
されるまでの時間のうち、前記搬送機構による基板の搬
送時間を制御する。このような搬送条件も線幅の変動に
影響を及ぼすと考えられるので、この搬送時間をも制御
することにより精密な線幅制御を行うことができる。
膜形成処理部は、基板を収容する容器と、基板上にレジ
ストを供給するレジスト供給機構と、前記容器内で基板
を回転させることによりレジスト膜を形成する回転機構
とを具備し、前記膜厚の変動要因パラメータは、少なく
とも、レジスト膜形処理部における気圧と、前記容器の
温度と、湿度とを含む。これらのパラメータは、レジス
トパターンの線幅及びレジスト膜厚のうち、特にレジス
ト膜厚の変動に大きな影響を及ぼすものであるため、こ
れらをパラメータとする関数モデルを作成することによ
り、上記のように各処理条件等を制御し精密にレジスト
膜厚の管理を行うことができる。
は、前記レジスト膜形成条件のうち前記基板の回転数、
レジスト供給量及びレジストの温度を制御する。特に、
最も膜厚の変動に影響を及ぼすと考えられる基板の回転
数を制御することにより、容易かつ精密に線幅を制御す
ることができる。
ジスト膜厚、又はオーバーレイを検査する検査装置を更
に具備し、前記搬送機構は、前記検査装置に対し基板の
受け渡し可能に設けられている。これにより、各検査装
置による各検査を実際の製品ウェハの製造段階で動的に
自動化して行うことができ、例えば、これらの各検査結
果に基づきフィードフォワードやフィードバック等の制
御が可能となる。
に基づき説明する。
布現像処理装置の全体構成を示す図であって、図1は平
面図、図2及び図3は正面図及び背面図である。
して半導体ウェハWをウェハカセットCRで複数枚たと
えば25枚単位で外部から装置1に搬入し又は装置1か
ら搬出したり、ウェハカセットCRに対してウェハWを
搬入・搬出したりするための受け入れ部としてのカセッ
トステーション10と、塗布現像工程の中で1枚ずつウ
ェハWに所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを
所定位置に多段配置してなる処理ステーション12と、
この処理ステーション12と隣接して設けられる露光装
置100との間でウェハWを受け渡しするためのインタ
ーフェース部14とを一体に接続した構成を有してい
る。
すように、カセット載置台20上の突起20aの位置に
複数、例えば5個のウェハカセットCRがそれぞれのウ
ェハ出入口を処理ステーション12側に向けてX方向一
列に載置され、カセット配列方向(X方向)およびウェ
ハカセットCR内に収納されたウェハのウェハ配列方向
(Z方向)に移動可能なウェハ搬送体22が各ウェハカ
セットCRに選択的にアクセスするようになっている。
更に、このウェハ搬送体22は、θ方向に回転可能に構
成されており、図3に示すように後述する多段構成とさ
れた第3の処理ユニット部G3に属する熱処理系ユニッ
トにもアクセスできるようになっている。
下方部には、図2に示すように、この塗布現像処理装置
1の全体を統括的に制御する集中制御部8が組み込まれ
ている。
は、装置背面側(図中上方)において、カセットステー
ション10側から第3の処理ユニット部G3、第4の処
理ユニット部G4及び第5の処理ユニット部G5がそれ
ぞれ配置され、これら第3の処理ユニット部G3と第4
の処理ユニット部G4との間には、第1の主ウェハ搬送
装置A1が設けられている。この第1の主ウェハ搬送装
置A1は、後述するように、この第1の主ウェハ搬送体
16が第1の処理ユニット部G1、第3の処理ユニット
部G3及び第4の処理ユニット部G4等に選択的にアク
セスできるように設置されている。また、第4の処理ユ
ニット部G4と第5の処理ユニット部G5との間には第
2の主ウェハ搬送装置A2が設けられ、第2の主ウェハ
搬送装置A2は、第1と同様に、第2の主ウェハ搬送体
17が第2の処理ユニット部G2、第4の処理ユニット
部G4及び第5の処理ユニット部G5等に選択的にアク
セスできるように設置されている。
側には熱処理ユニットが設置されており、例えばウェハ
Wを疎水化処理するためのアドヒージョンユニット(A
D)110、ウェハWを加熱する加熱ユニット(HP)
113が図3に示すように下方から順に2段ずつ重ねら
れている。なお、アドヒージョンユニット(AD)はウ
ェハWを温調する機構を更に有する構成としてもよい。
第2の主ウェハ搬送装置A2の背面側には、ウェハWの
エッジ部のみを選択的に露光する周辺露光装置(WE
E)120、パターンの重ね合わせを検査するオーバー
レイ検査装置47、ウェハWに塗布されたレジスト膜厚
を検査する膜厚検査装置48、レジストパターンの線幅
を検査する線幅検査装置49が多段に設けられており、
第2の主ウェハ搬送装置A2はこれらの検査装置等に対
してウェハの受け渡しが可能となっている。なお、第2
の主ウェハ搬送装置A2の背面側は、第1の主ウェハ搬
送装置A1の背面側と同様に熱処理ユニット(HP)1
13が配置構成される場合もある。
G3では、ウェハWを載置台に載せて所定の処理を行う
オーブン型の処理ユニット、例えばウェハWに所定の加
熱処理を施す高温度加熱処理ユニット(BAKE)、ウ
ェハWに精度の良い温度管理化で冷却処理を施す冷却処
理ユニット(CPL)、ウェハ搬送体22から主ウェハ
搬送体16へのウェハWの受け渡し部となるトランジシ
ョンユニット(TRS)、上下2段にそれぞれ受け渡し
部と冷却部とに分かれて配設された受け渡し・受け渡し
・冷却処理ユニット(TCP)が上から順に例えば10
段に重ねられている。なお、第3の処理ユニット部G3
において、本実施形態では下から3段目はスペアの空間
として設けられている。
ストベーキングユニット(POST)、ウェハ受け渡し
部となるトランジションユニット(TRS)、第2の熱的
処理としてレジスト膜形成後のウェハWに加熱処理を施
すプリベーキングユニット(PAB)、同じく第2の熱
的処理としての冷却処理ユニット(CPL)が上から順
に例えば10段に重ねられている。更に第5の処理ユニ
ット部G5でも、例えば、第1の熱処理部として露光後
のウェハWに加熱処理を施すためのポストエクスポージ
ャーベーキングユニット(PEB)、同じく第1の熱処
理部としての冷却処理ユニット(CPL)、ウェハWの
受け渡し部となるトランジションユニット(TRS)が例
えば上から順に10段に重ねられている。
正面側(図中下方)には、第1の処理ユニット部G1と
第2の処理ユニット部G2とがY方向に併設されてい
る。この第1の処理ユニット部G1とカセットステーシ
ョン10との間及び第2の処理ユニット部G2とインタ
ーフェース部14との間には、各処理ユニット部G1及
びG2で供給する処理液の温調に使用される液温調ポン
プ24,25がそれぞれ設けられており、更に、この塗
布現像処理装置1外に設けられた図示しない空調器から
の清浄な空気を各処理ユニット部G1〜G5内部に供給
するためのダクト31、32が設けられている。
G1では、カップCP内でウェハWをスピンチャックに
載せて所定の処理を行う5台のスピナ型処理ユニット、
例えば、レジスト膜形成部としてのレジスト塗布処理ユ
ニット(COT)が3段及び露光時の光の反射を防止す
るために反射防止膜を形成するボトムコーティングユニ
ット(BARC)が2段、下方から順に5段に重ねられ
ている。また第2の処理ユニット部G2でも同様に、5
台のスピナ型処理ユニット、例えば現像処理部としての
現像処理ユニット(DEV)が5段に重ねられている。
レジスト塗布処理ユニット(COT)ではレジスト液の
排液が機構的にもメンテナンスの上でも面倒であること
から、このように下段に配置するのが好ましい。しか
し、必要に応じて上段に配置することも可能である。
及びG2の最下段には、各処理ユニット部G1及びG2
に上述した所定の処理液を供給するケミカル室(CH
M)26,27がそれぞれ設けられている。
理ステーション12内の温度及び気圧を測定する例えば
4つの温度・気圧センサSa,Sb,Sc,Sdが備え
られている。例えば、この4つの温度・気圧センサS
a,Sb,Sc,Sdによる測定結果の例えば平均値を
採ることにより、より高精度な温度及び気圧の管理を行
うことができる。
性のピックアップカセットCRと定置型のバッファカセ
ットBRが2段に配置され、中央部にはウェハ搬送体2
7が設けられている。このウェハ搬送体27は、X,Z
方向に移動して両カセットCR,BRにアクセスするよ
うになっている。また、ウェハ搬送体27は、θ方向に
回転可能に構成され、第5の処理ユニット部G5にもア
クセスできるようになっている。更に、図3に示すよう
にインターフェース部14の背面部には、高精度冷却処
理ユニット(CPL)が複数設けられ、例えば上下2段
とされている。ウェハ搬送体27はこの冷却処理ユニッ
ト(CPL)にもアクセス可能になっている。
ウェハ搬送装置A1を示す斜視図である。なお、第2の
主ウェハ搬送装置A2は第1の主ウェハ搬送装置A1と
同一であるのでその説明を省略する。
は筐体41に囲繞されており、パーティクルの侵入を防
止している。図4において説明をわかりやすくするた
め、筐体41の図示を省略している。
A1の両端にはポール33が垂設されており、主ウェハ
搬送体16(17)がこのポール33に沿って垂直方向
(Z方向)に移動可能に配置されている。主ウェハ搬送
体16における搬送基台55にはウェハWを保持する3
つのピンセット7a〜7cが備えられており、これらピ
ンセット7a〜7cは搬送基台55に内蔵された図示し
ない駆動機構により、水平方向に移動可能に構成されて
いる。搬送基台55の下部には、この搬送基台55を支
持する支持部45が、θ方向に回転可能な回転部材46
を介して接続されている。これにより、ウェハ搬送体1
6はθ方向に回転可能となっている。支持部45にはフ
ランジ部45aが形成され、このフランジ部45aがポ
ール33に設けられた溝33aに摺動可能に係合してお
り、このポール33に内蔵されたベルト駆動機構により
スライド可能に設けられている。これにより、主ウェハ
搬送体16がこのポール33に沿って垂直方向に移動可
能となっている。
この搬送装置A1内部の気圧及び温湿度をコントロール
するファン36が例えば4つ設けられている。
気の流れを示している。図5において、カセットステー
ション10,処理ステーション12およびインターフェ
ース部14の上方にはエア供給室10a,12a,14
aが設けられており、エア供給室10a,12a,14
aの下面に防塵機能付きフィルタ例えばULPAフィル
タ101,102,103が取り付けられている。各エ
ア供給室のULPAフィルタ101,102,103よ
り清浄な空気がダウンフローで各部10,12,14に
供給され、これらエア供給室から処理ユニットへダウン
フローで供給されるようになっている。このダウンフロ
ーの空気は上述したダクト31及び32から矢印方向
(上向き)に供給される。
のそれぞれ各ユニット全てにおいてこれらの上方にそれ
ぞれファン・フィルタユニットFが取り付けられ、それ
ぞれ気圧を計測する気圧センサS1が設けられている。
このファン・フィルタユニットFは、例えばULPAフ
ィルタと図示しない小型のファンとを有している。一
方、第3〜第5の処理ユニット部G3〜G5における各
ユニット、第1、第2の主ウェハ搬送装置A1,A2に
も図示しないが同様のセンサが設けられている。
るレジスト塗布処理ユニット(COT)を示す平面図及
び断面図である。
1’の上方にファン・フィルタユニットFが取り付けら
れており、下方においては筐体41’のY方向の幅より
小さいユニット底板151の中央付近に環状のカップC
Pが配設され、その内側にスピンチャック142が配置
されている。このスピンチャック142は真空吸着によ
ってウェハWを固定保持した状態で、駆動モータ143
の回転駆動力で回転するように構成されている。駆動モ
ータ143は回転数コントローラ34の制御によりその
回転数が制御されるようになっている。
する際のピン148が駆動装置147により昇降可能に
設けられている。これにより、開閉可能に設けられたシ
ャッタ43が開いている間に、開口部41'aを介して
ピンセット7aとの間でウェハの受け渡しが可能とな
る。またカップCP底部には、廃液用のドレイン口14
5が設けられている。このドレイン口145に廃液管1
41が接続され、この廃液管141はユニット底板15
1と筐体41’との間の空間Nを利用して下方の図示し
ない廃液口へ通じている。
ストを供給するためのノズル135は、供給管134を
介してケミカル室(CHM)26(図2)内の液供給機
構(図示せず)に接続されている。ノズル135は、カ
ップCPの外側に配設されたノズル待機部146でノズ
ルスキャンアーム136の先端部に着脱可能に取り付け
られ、スピンチャック142の上方に設定された所定の
レジスト吐出位置まで移送されるようになっている。ノ
ズルスキャンアーム136は、ユニット底板151の上
に一方向(Y方向)に敷設されたガイドレール144上
で水平移動可能な垂直支持部材149の上端部に取り付
けられており、図示しないY方向駆動機構によって垂直
支持部材149と一体にY方向で移動するようになって
いる。
機部146でノズル135をレジストの種類に応じて選
択的に取り付けるためにY方向と直角なX方向にも移動
可能であり、図示しないX方向駆動機構によってX方向
にも移動するようになっている。ここで、レジストの種
類については、例えばレジストの濃度や粘度等の相違に
より種類が異なる。
間には、ドレインカップ138が設けられており、この
位置においてウェハWに対するレジストの供給に先立ち
ノズル135の洗浄が行われるようになっている。
ルスキャンアーム136を支持する垂直支持部材149
だけでなく、リンスノズルスキャンアーム139を支持
しY方向に移動可能な垂直支持部材も設けられている。
リンスノズルスキャンアーム139の先端部にはサイド
リンス用のリンスノズル140が取り付けられている。
Y方向駆動機構(図示せず)によってリンスノズルスキ
ャンアーム139及びリンスノズル140は、カップC
Pの側方に設定されたノズル待機位置と、スピンチャッ
ク142に載置されているウェハWの周縁部真上に設定
されたリンス液吐出位置との間で移動するようになって
いる。
内には、前述したように気圧p[hPa]を計測する気圧
センサS1が設けられており、また、カップの温度q
[℃]を計測するカップ温度センサS2及びユニット内の
湿度r[%]を計測する湿度センサS3が設けられている
(図16参照)。
理ユニット(DEV)を示す断面図である。この現像処
理ユニット(DEV)は、上記レジスト塗布処理ユニッ
ト(COT)と類似の構成を有しているので、図8にお
いて、上記レジスト塗布処理ユニット(COT)におけ
る構成と同一のものについては同一の符号を付すものと
し、その説明を省略する。
ノズル153は、ウェハWの直径とほぼ同一長さを有し
ており、図示しないが現像液を吐出する孔が複数形成さ
れている。あるいはスリット状の吐出口が形成されてい
るものノズルでもよい。また、図示しないリンスノズル
もウェハW上へ移動可能に設けられている。
係り、ウェハWに熱的処理を施すためのプリベーキング
ユニット(PAB)、ポストエクスポージャーベーキン
グユニット(PEB)の平面図及び断面図である。これ
ら各ベーキングユニットは処理温度等のプロセスが相違
するだけである。
おり、処理室30内において背面側には、温度コントロ
ーラ32による制御の下、ウェハWを載置させて例えば
100℃前後で加熱処理するための加熱板86が設けら
れ、正面側には、ウェハWを載置させて温調する温調プ
レート71が設けられている。加熱板86は支持体88
に支持されており、この支持体88の下方部からウェハ
Wを支持するための昇降ピン85が昇降シリンダ82に
より昇降可能に設けられている。また、加熱板86の上
部には、加熱処理の際に加熱板86を覆う図示しないカ
バー部材が配置されている。
例えば冷却水やペルチェ素子等を使用してウェハWの温
度を所定の温度、例えば40℃前後に調整して温度制御
が行われるようになっている。この温調プレート71
は、図9に示すように切欠き71aが形成されており、
この温調プレート71の下方に埋没している昇降ピン8
4が、昇降シリンダ81によって温調プレート表面から
出没可能になっている。また、この温調プレート71に
は、例えばモータ79aによりレール77に沿って移動
可能となっており、これにより、ウェハの温調を行いな
がら加熱板86に対してウェハの受け渡しが行われるよ
うになっている。
B)、ポストエクスポージャーベーキングユニット(P
EB)には、気圧コントロールのためのエアの流路75
cが形成されており、この流路75cからのエアはファ
ン87aを介して処理室30に流入されるようになって
いる。また、処理室30内のエアは両壁面に設けられた
ファン87bにより排気口75dから排気されるように
なっている。
一方の側面部分には、例えば第4の処理ユニット部G4
に関しては、第1の主ウェハ搬送装置A1との間でウェ
ハWの受け渡しを行うために、開口部75aが設けられ
ており、他方の側面部分には、第2の主ウェハ搬送装置
A2側の開口部に対向するように開口部75bが設けら
れている。これら開口部75a、75bにはそれぞれ図
示しない駆動部により開閉自在とされたシャッタ76
a、76bが設けられている。
示しないが例えばウェハWを載置させ、各加熱処理が施
されたウェハに対し23℃前後で冷却処理を施す冷却板
を有している。冷却機構としてはペルチェ素子等を用い
ている。
示す構成図である。塗布現像処理装置1には、既述のレ
ジスト塗布処理ユニット(COT)、現像処理ユニット
(DEV)、プリベーキングユニット(PAB)、ポス
トエクスポージャーベーキングユニット(PEB)、主
ウェハ搬送装置A1等の搬送系の装置及びセンサSa〜
Sdがバス5に接続されている。図示は省略するが、ポ
ストベーキングユニット(POST)や冷却処理ユニッ
ト(CPL)等の他のユニット全て同様にバス5に接続
されている。
れ、この集中制御部8には、例えば各センサ計測データ
格納部61、ウェハデータ格納部62、プロセスレシピ
データ格納部63、線幅モデル格納部64、膜厚モデル
格納部65、現像時間−線幅モデル格納部56、加熱温
度−線幅モデル格納部57及び回転数−膜厚モデル格納
部58がそれぞれ接続されている。
ジスト塗布処理ユニット(COT)内におけるセンサS
1〜S3、またセンサSa〜Sdによる計測結果を記憶
する。ウェハデータ格納部62は、例えばウェハ1枚ご
とに付与された識別子を記憶し、これらウェハが塗布現
像処理装置1内においていずれのユニットにあるか、ま
た、どのような処理がどれだけの時間で行われたかをウ
ェハごとに記憶する。この識別子は、例えばウェハカセ
ットCRに多段に収容されたウェハ順、例えばカセット
CR内の上から順に付すようにすることができる。プロ
セスレシピデータ格納部63はホストが要求した処理プ
ロセスを記憶する。線幅モデル格納部64は、所望のレ
ジストパターンの線幅を得るために収集された複数のデ
ータを数式にして記憶している。膜厚モデル格納部65
も同様に所望のレジスト膜厚を得るために収集された複
数のデータを数式にして記憶している。
時間とパターンの線幅との相関関係を例えば数式にして
記憶している。加熱温度−線幅モデル格納部57も同様
に、それぞれポストエクスポージャーベーキングユニッ
ト(PEB)による加熱温度と線幅との相関関係を数式
にして記憶している。また、回転数−膜厚モデル格納部
59も同様に、レジスト膜形成時におけるウェハの回転
数とレジスト膜厚との相関関係を例えば数式にして記憶
している。
一連の処理工程について、図12に示すフローを参照し
ながら説明する。
て、ウェハ搬送体22がカセット載置台20上の処理前
のウェハWを収容しているカセットCRにアクセスし
て、そのカセットCRから1枚のウェハWを取り出す。
そして、次にウェハWは、受け渡し・冷却処理ユニット
(TCP)を介して第1の主搬送装置A1に受け渡さ
れ、ボトムコーティングユニット(BARC)へ搬送さ
れる。そしてここで、露光時においてウェハからの露光
光の反射を防止するために反射防止膜が形成される(ス
テップ12−1)。次に、ウェハWは、第3の処理ユニ
ット部G3におけるベーキング処理ユニットに搬送さ
れ、例えば120℃で所定の加熱処理が行われ(ステッ
プ12−2)、冷却処理ユニット(CPL)で所定の冷
却処理が行われた後(ステップ12−3)、ウェハW
は、レジスト塗布処理ユニット(COT)において、所
望のレジスト膜が形成される(ステップ12−4)。
では、ウェハWがカップCPの直上位置まで搬送されて
くると、先ず、ピン148が上昇してウェハWを受け取
った後下降して、ウェハWはスピンチャック142上に
載置されて真空吸着される。そしてノズル待機部に待機
していたノズル135がウェハWの中心位置の上方まで
移動する。そしてウェハW中心に所定のレジスト液の吐
出が行われた後に、駆動モータ143により例えば10
0rpm〜5000rpmで回転させて、その遠心力で
レジスト液をウェハW全面に拡散させることによりレジ
スト膜の塗布が完了する。
回転数とレジスト膜厚との関係には相関があり、例えば
図17に示すように、回転数が大きいほど膜厚が小さく
なるような関係にある。
装置A1によりウェハWはプリベーキングユニット(P
AB)に搬送される。ここでは先ず、図9に示した温調
プレート71にウェハWが載置され、ウェハWは温調さ
れながら加熱板86側へ移動される。そしてウェハWは
加熱板86に載置され、例えば100℃前後で所定の加
熱処理が行われる。この加熱処理が終了すると、再び温
調プレート71が加熱板86側にアクセスしてウェハW
が温調プレート71に受け渡され、温調プレート71は
図9に示すような元の位置まで移動し、第1の主搬送装
置A1により取り出されるまでウェハWは待機する(ス
テップ12−5)。この加熱板86による加熱処理が終
了してから第1の主搬送装置A1により取り出されるま
での時間を、プリベーキングユニット(PAB)におけ
る待機時間y[秒]とする。この待機時間yは、本実施形
態に係る塗布現像処理装置1の枚葉処理の下において
は、ウェハWごとに異なる値となるため、それぞれ識別
子が付されたウェハごとに、ウェハデータ格納部62に
逐次記憶される。
L)で所定の温度で冷却処理される(ステップ12−
6)。この後、ウェハWは第2の主搬送装置A2により
取り出され、膜厚検査装置119へ搬送され、所定のレ
ジスト膜厚の測定が行われる場合もある。そしてウェハ
Wは、第5の処理ユニット部G5におけるトランジショ
ンユニット(TRS)及びインターフェース部14を介し
て露光装置100に受け渡されここで露光処理される
(ステップ12−7)。
及び第5の処理ユニット部G5におけるトランジション
ユニット(TRS)を介して第2の主搬送装置A2に受け
渡された後、ポストエクスポージャーベーキングユニッ
ト(PEB)に搬送される。露光処理終了後、ウェハW
はインターフェース部14において一旦バッファカセッ
トBRに収容される場合もある。
ト(PEB)では、上記プリベーキングユニット(PA
B)における動作と同一の動作により所定の加熱処理及
び温調処理が行われる(ステップ12−8)。ここで、
露光処理終了後からポストエクスポージャーベーキング
ユニット(PEB)に搬入されて加熱処理が開始される
までの時間をx[秒]とする。この時間xは、本実施形態
に係る塗布現像処理装置1の枚葉処理の下においては、
ウェハWごとに異なる値となるため、それぞれ識別子が
付されたウェハごとに、ウェハデータ格納部62に逐次
記憶される。
V)に搬送され現像処理が行われる(ステップ12−
9)。この現像処理ユニット(DEV)では、ウェハW
がカップCPの直上位置まで搬送されてくると、まず、
ピン148が上昇してウェハWを受け取った後下降し
て、ウェハWはスピンチャック142上に載置されて真
空吸着される。そしてノズル待機部に待機していたノズ
ル135がウェハWの周辺位置の上方まで移動する。続
いて駆動モータ143によりウェハWが例えば10rp
m〜100rpmで回転し、そしてノズル135はウェ
ハW周辺からY方向に移動しながら、回転の遠心力によ
り所定の現像液の塗布が行われ、所定時間だけ放置する
ことにより現像処理を進行させる。この現像処理におけ
る現像時間tと線幅との関係には相関があり、例えば図
14に示すように、現像時間が長いほど線幅が小さくな
るような関係にある。その後、ウェハ上にリンス液を供
給し現像液を洗い流し、ウェハを回転させることにより
振り切り乾燥処理を行う。
り所定の冷却処理が行われる(ステップ12−10)。
より取り出され、第4の処理ユニット部G4におけるト
ランジションユニット(TRS)、第1の主搬送装置A
1、第3の処理ユニット部におけるトランジションユニ
ット(TRS)及びウェハ搬送体22を介してカセットス
テーション10におけるウェハカセットCRに戻され
る。
ニット(POST)により所定の加熱処理が行われる場
合もある。また、現像処理の後、線幅検査装置49、又
はオーバレイ検査装置47においてそれぞれ線幅の検
査、又はオーバーレイ検査を行う場合もある。
部64に格納されるデータを示している。また、図14
は、目標の線幅にするために現像時間を補正する場合の
モデル式である。更に、図15は、現像時間目標の線幅
にするために行う補正工程を示すフロー図である。図1
3に示す線幅モデルは、上記時間x及びyと、塗布現像
処理装置内の温度z[℃]及び塗布現像処理装置内の気圧
w[hPa](温度z及び気圧wは、上述したように、図
1に示す各センサSa〜Sdにより得られる。)とを用
いて、 線幅モデルCD[nm]=ax+by+cz+dw+h
(a,b,c,d,hは定数) と表され、例えば、 線幅モデルCD[nm]=0.02x+0.03y+0,
54z+0.65w−466.608 というモデル式で表すことができる。このモデル式は実
験により作成したものである。
複数の検査用ウェハを、例えば図12に示すフローで処
理し、実際に現像処理まで行い、この処理されたウェハ
に関するセンサデータや時間データ等をウェハごとに収
集する(ステップ15−1)。次に、これらのデータを
解析し(ステップ15−2)、上記線幅モデル式で実際
に形成されるであろう線幅を現像処理前に求める。すな
わち、このモデル式を予め作成しておくことにより、現
像処理前に、当該現像処理後の線幅を予測することがで
きる。
範囲内(例えば、±5nmの範囲内)にあるか否かの判
断を行う(ステップ15−3)。線幅値が所定の範囲内
にあればそのまま実際の製品ウェハで処理を続行し(ス
テップ15−4)、現像処理を行う。これにより、実際
に所望の線幅を有するレジストパターンが得られる。
に現像時間を補正する(ステップ15−5)。現像時間
tと線幅との関係は予め実験により求められており、例
えば図14に示すような関係で表されるので、このよう
な相関関係を利用する。
ば目標となる線幅(所望の線幅)を入力し、図14で表
された式 補正現像時間[秒]=検査用ウェハの現像時間−補正後の現像時間 =(CD−目標線幅)÷定数A に上記計算により得られたCD値を代入することにより
補正現像時間が決定される。このように求められた現像
時間で上記のように現像処理することにより、所望の線
幅のレジストパターンを現像することができる。
際に影響を及ぼす、「露光処理終了後からポストエクス
ポージャーベーキングユニット(PEB)における加熱
処理が開始されるまでの時間x」と、「プリベーキング
ユニット(PAB)における待機時間y」と、「塗布現
像処理装置内の温度z」と、「塗布現像処理装置内の気
圧w」とをパラメータとする線幅モデルを予め作成して
おき、この線幅モデルに基づいて、現像処理条件の1つ
である現像時間tを制御することにより線幅を予測する
ことができる。また、一旦、上記線幅モデルを作成して
おくことにより、これに基づいて解析を行えば、実際の
製品ウェハを製造する場合においても動的にフィードフ
ォワード制御が可能となる。これにより精密な線幅の制
御を行うことができ、歩留まりの向上が図れる。
時間、現像液の濃度又は現像液の温度等のうち最も制御
しやすい現像時間を制御することにより、容易に線幅を
制御できる。
時間に関するパラメータであるため、このような線幅の
制御はウェハごとに行うことは、本実施形態に係る枚葉
処理の装置にとってはウェハごとに当該時間が異なるこ
とを考慮すると効果的である。
イ検査装置47、膜厚検査装置48及び線幅検査装置4
9をインラインとして主ウェハ搬送装置A2により基板
を搬送可能としたので、これら各検査を実際の製品ウェ
ハの製造段階で動的に自動化して行うことができる。こ
れにより、例えば、これらの各検査結果に基づきフィー
ドフォワードやフィードバック等の制御が可能となる。
類、又は目標膜厚に応じて作成することにより、例えば
レジストの濃度や粘度等の違いに応じて線幅モデルを作
成することができるので、これらレジストの種類、又は
目標膜厚に応じて現像処理条件を制御することができ
る。これは、次に説明する膜厚制御の場合も同様であ
る。
部65に格納されるデータを示している。この膜厚モデ
ルは、上記気圧pと、カップ温度qと、湿度rとを用い
て、上記線幅モデルと同様に、 膜厚モデルT=ep+fq+gr+i(e,f,g,i
は定数) と表すことができる。このようなモデル式で実際に形成
されるであろう膜厚を求め、予測することができる。そ
して、レジスト膜形成時におけるウェハの回転数と膜厚
との関係は予め実験により求められており、例えば図1
7に示すような関係で表される。これにより所望のウェ
ハの回転数が得られる。一例として、T=4050Å
(405nm)であって、目標膜厚が4000Å(40
0nm)である場合に、3500rpmであったウェハ
の回転数を3700rpmとすることにより目標膜厚4
000Å(400nm)を達成できる。
響を及ぼす、「気圧p」と、「カップCPの温度q」
と、「ユニット内の湿度r」とをパラメータとする膜厚
モデルを予め作成しておき、この膜厚モデルに基づい
て、レジスト膜形成条件の1つであるウェハの回転数を
制御することにより、フィードフォワード制御が可能と
なる。すなわち、従来においては、気圧、カップCPの
温度及び湿度等のデータは膜厚制御には用いられていな
かったが、本実施形態ではこれらのパラメータを用いて
膜厚を予測することにより、精密な膜厚の制御を行うこ
とができる。これにより歩留まりの向上にも寄与する。
ばウェハ回転数、レジスト液の温度、レジスト液の供給
量又はレジストの吐出速度等のうち最も制御しやすいウ
ェハの回転数を制御することにより、容易に膜厚を制御
できる。
時間に関するものはないので、ウェハごとに膜厚を管理
する必要はなく、例えばロット単位で最初にダミーウェ
ハを処理する、いわゆるロット先行処理でよい。
ングユニット(PEB)における加熱温度と、レジスト
パターンの線幅との関係を示している。これにより、加
熱温度が高いほど線幅が細くなる傾向にあることがわか
る。これによって、図14に示す場合と同様に、現像処
理条件を制御する代わりに、上記線幅モデルを用いてポ
ストエクスポージャーベーキングユニット(PEB)に
おける加熱温度を制御することにより、線幅をフィード
フォワードで精密に制御できる。また、このような加熱
温度の制御と現像時間の制御とを両方行うことにより、
更に高精度に線幅を制御することができる。
(PAB)における加熱温度と、レジスト膜厚との関係
を示している。これにより、加熱温度が高いほど膜厚が
小さくなる傾向にあることがわかる。これによって、図
17に示す場合と同様に、ウェハの回転数を制御する代
わりに、上記膜厚モデルを用いプリベーキングユニット
(PAB)における加熱温度を制御することにより、膜
厚をフィードフォワードで精密に制御できる。また、こ
のような加熱温度の制御とウェハ回転数の制御とを両方
行うことにより、更に高精度に線幅を制御することがで
きる。
の関連性については述べなかったが、この関連性が分か
れば、更にこの関連性に基づいて線幅及び膜厚の制御を
精密に行うことができる。
れるものではなく、種々の変形が可能である。
現像時間及び加熱温度のうち少なくとも一方を制御する
ようにし、膜厚制御ではウェハ回転数及び加熱温度のう
ち少なくとも一方を制御するようにしたが、これに限ら
ず、ベーキングユニット(BAKE)、加熱ユニット
(HP)113等における加熱処理温度、あるいは冷却
処理ユニット(CPL)、受け渡し・冷却処理ユニット
(TCP)における冷却温度等をも制御することにより
更に高精度な線幅制御を行うことができる。
として現像時間を制御するだけでなく、現像液の濃度及
び温度等を制御するようにしてもよい。あるいは、膜厚
を制御する場合にレジスト膜形成条件としてウェハの回
転数を制御するだけでなく、レジストの温度やノズルか
らのレジストの吐出速度等を制御するようにしてもよ
い。
処理温度を補正する代わりに、線幅に関しては、図13
における時間x,yや装置1内の温度z、気圧wを補正
するようにして所望の線幅が得られるようにしてもよい
し、膜厚に関しては図16に示す気圧p,カップ温度
q,湿度r等を補正するようにして所望の膜厚のレジス
ト膜を形成できるようにしてもよい。
クスポージャーベーキングユニット(PEB)及びプリ
ベーキングユニット(PAB)における加熱温度の制御
のみに限らず、加熱時間や昇温速度等をも制御すること
も可能であり、また冷却処理ユニット(CPL)におけ
る冷却温度や冷却時間、あるいは降温速度等を制御する
ことも可能である。
る露光処理条件をも塗布現像処理装置1側の集中制御部
8で制御するようにしてもよい。この場合、例えば、露
光量と線幅との関係については逆比例的な相関関係があ
ることがわかっているので、この露光量をフィードフォ
ワードで制御することにより、所望の線幅を有するレジ
ストパターンを得ることができる。また、露光量だけで
なく、露光フォーカス値をも制御するようにしてもよ
い。
理装置1に対してインライン化し、このエッチング処理
条件をも集中制御部8で制御するようにしてもよい。こ
の場合、例えば、エッチング時間と線幅との関係につい
ては逆比例的な相関関係があることがわかっているの
で、このエッチング時間をフィードフォワードで制御す
ることにより、所望の線幅を有するパターンを得ること
ができる。
いた場合について説明したが、これに限らず液晶ディス
プレイ等に使用されるガラス基板についても本発明は適
用可能である。
基板周囲の環境を考慮した、より精密な線幅制御及びレ
ジスト膜厚制御を行うことができる。これにより、歩留
まりを向上させることができる。
平面図である。
図である。
を説明するための正面図である。
示す平面図である。
面図である。
図である。
ポストエクスポージャーベーキングユニットを示す平面
図である。
御系を示す構成図である
工程を示すフロー図である。
ある。
る。
は基板回転数を補正する場合のフロー図である。
ある。
る。
における加熱温度と、線幅との関係を示す図である。
と、膜厚との関係を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 基板上にレジスト膜を形成するレジスト
膜形成処理部と、レジスト膜が形成された基板を現像す
る現像処理部と、基板に熱的処理を施す熱処理部と、前
記現像処理前に露光処理を行う露光装置側に対して基板
の受け渡しを行う受け渡し部と、少なくとも前記レジス
ト膜形成処理部、現像処理部及び熱処理部の間で基板の
搬送を行う搬送機構とを有した所望のレジストパターン
を形成するための基板処理装置において、 前記レジストパターンを形成する際に関与する複数のパ
ラメータに基づき予め作成された関数モデルを格納する
関数モデル格納部と、 前記関数モデルに基づき、レジスト膜形成条件、前記現
像処理条件、前記熱処理条件及び前記搬送機構における
搬送条件のうち少なくとも1つを制御する手段とを具備
することを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
て、 前記複数のパラメータは、レジストパターンの線幅、又
はレジストの膜厚の変動要因パラメータであることを特
徴とする基板処理装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の基板処理装置におい
て、 前記熱処理部は、露光処理終了後現像処理前に第1の熱
的処理を行う第1の熱処理部と、前記レジスト膜の形成
後露光処理前に第2の熱的処理を行う第2の熱処理部と
を含み、 前記線幅の変動要因パラメータは、 少なくとも、前記露光処理終了後から前記第1の熱的処
理が開始されるまでの時間と、前記第2の熱的処理後の
基板の待機時間と、当該基板処理装置内の温度及び気圧
とを含むことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の基板処理装置におい
て、 前記制御手段は、 前記現像処理条件のうち現像時間、現像液の濃度及び現
像液の温度のうち少なくとも1つを制御することを特徴
とする基板処理装置。 - 【請求項5】 請求項3に記載の基板処理装置におい
て、 前記制御手段は、 前記第1の熱処理の温度、時間及び昇降温速度のうち少
なくとも1つを制御することを特徴とする基板処理装
置。 - 【請求項6】 請求項3に記載の基板処理装置におい
て、 前記制御手段は、 前記露光処理終了後から前記第1の熱的処理が開始され
るまでの時間のうち、前記搬送機構による基板の搬送時
間を制御することを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項7】 請求項2に記載の基板処理装置におい
て、 前記レジスト膜形成処理部は、基板を収容する容器と、
基板上にレジストを供給するレジスト供給機構と、前記
容器内で基板を回転させることによりレジスト膜を形成
する回転機構とを具備し、 前記膜厚の変動要因パラメータは、 少なくとも、レジスト膜形処理部における気圧と、前記
容器の温度と、湿度とを含むことを特徴とする基板処理
装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の基板処理装置におい
て、 前記制御手段は、 前記レジスト膜形成条件のうち前記基板の回転数、レジ
スト供給量及びレジストの温度を制御することを特徴と
する基板処理装置。 - 【請求項9】 請求項1に記載の基板処理装置におい
て、 前記関数モデルは、前記レジストの種類又は目標膜厚ご
とに作成することを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項10】 請求項1に記載の基板処理装置におい
て、 前記線幅、レジスト膜厚、又はオーバーレイを検査する
検査装置を更に具備し、 前記搬送機構は、前記検査装置に対し基板の受け渡し可
能に設けられていることを特徴とする基板処理装置。
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