JP2003218005A - 処理方法 - Google Patents

処理方法

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JP2003218005A
JP2003218005A JP2002012805A JP2002012805A JP2003218005A JP 2003218005 A JP2003218005 A JP 2003218005A JP 2002012805 A JP2002012805 A JP 2002012805A JP 2002012805 A JP2002012805 A JP 2002012805A JP 2003218005 A JP2003218005 A JP 2003218005A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/50Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter
    • B05B15/55Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids
    • B05B15/555Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids discharged by cleaning nozzles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジスト液のダミーディスペンスの頻度を減
らす。 【解決手段】 前後するロット間でレジスト液の種類が
変更されたこと(条件),前のロット処理が終了して
から許容時間以上経過していること(条件),若しく
は前にダミーディスペンスが行われてから所定数のロッ
ト処理が終了したこと(条件)のいずれかの条件が満
たされた場合に,次のロット処理開始前にダミーディス
ペンスを行う。条件〜のいずれの条件も満たしてい
ない場合には,ダミーディスペンスを行わずに次のロッ
ト処理を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基板の処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては,
例えば半導体ウェハ(以下「ウェハ」とする)にレジス
ト液を供給し,ウェハ表面上にレジスト膜を形成するレ
ジスト塗布処理が行われる。
【0003】このレジスト塗布処理は,例えばレジスト
塗布装置においてノズルからウェハの中心部に所定量の
レジスト液を供給し,当該ウェハを回転させて,その遠
心力によってレジスト液をウェハ表面に拡散させること
によって行われる。このときのノズルへのレジスト液の
供給は,例えば貯留タンク内のレジスト液を,供給管を
通じてポンプにより圧送することによって行われてい
る。レジスト塗布装置には,次々にウェハが搬入され,
各ウェハに対して上記レジスト塗布処理が連続して行わ
れている。そして,この連続するレジスト塗布処理は,
各ロット毎に順次行われていく。
【0004】ところで,ウェハへのレジスト液の供給を
停止すると,ノズルや供給管内にレジスト液が残存す
る。この残存したレジスト液は,長時間放置されると乾
燥したり,変質したりする。このため,ウェハのロット
の処理の切れ目には,ノズルや供給管内のレジスト液を
排出する,いわゆるダミーディスペンスが行われる。そ
して,このダミーディスペンスは,従来より制御が簡単
である等の理由により,一律にウェハのロットが変わる
度に必ず行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うにロットが変更される度にダミーディスペンスが行わ
れると,ダミーディスペンスによるレジスト液がほとん
ど廃棄されることから無駄になるレジスト液の量が多く
なる。また,一旦ダミーディスペンスが行われるとその
間次のウェハ処理が開始できないので,ダミーディスペ
ンスの回数が多いほど,処理のスループットが低下す
る。
【0006】本発明は,かかる点に鑑みてなされたもの
であり,レジスト液等の処理液のダミーディスペンスの
回数を可能な限り減少させるウェハ等の基板の処理方法
を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば,基板に処理液を供給する基板処理を複数の基板に対
して順次行う処理方法であって,基板のロットの切れ目
に処理液のダミーディスペンスを行う工程を有し,当該
ダミーディスペンスを行う工程は,供給する処理液の種
類がロット間で変更される場合にのみ行われることを特
徴とする処理方法が提供される。
【0008】本発明によれば,ロット間で処理液の種類
が変更された場合にのみダミーディスペンスが行われ,
従来のようにロットが変更される度に行われないのでダ
ミーディスペンスの回数を減らすことができる。したが
って,トータルの処理液の消費量を減らすことができ
る。また,ダミーディスペンスが行われない場合には,
直ちに次の基板の処理を開始することができ,基板の処
理効率の向上が図られる。
【0009】請求項2の発明によれば,基板に処理液を
供給する基板処理を複数の基板に対して順次行う処理方
法であって,基板のロットの切れ目に処理液のダミーデ
ィスペンスを行う工程を有し,当該ダミーディスペンス
を行う工程は,供給する処理液の種類がロット間で変更
されること,若しくは前のロットの処理が終了してから
所定時間が経過したことのいずれかの条件を満たす場合
にのみ行われることを特徴とする処理方法が提供され
る。なお,「前のロットの処理」とは,前記ロットの切
れ目の直前のロットの処理である。
【0010】本発明によれば,処理液の種類を変更する
場合にダミーディスペンスを行うので,従来よりダミー
ディスペンスの頻度が減り,処理液の消費量を低減でき
る。また,前ロットの処理が終了してから新しいロット
の処理が開始されるまでの時間が長いと,ノズルや供給
管等の処理液供給機構内の処理液が劣化するおそれがあ
る。本発明によれば,前のロットの処理が終了してから
所定時間経過した場合にもダミーディスペンスを行うよ
うにしたので,基板に供給される処理液の品質を十分に
確保できる。
【0011】請求項3の発明によれば,基板に処理液を
供給する基板処理を複数の基板に対して順次行う処理方
法であって,基板のロットの切れ目に処理液のダミーデ
ィスペンスを行う工程を有し,当該ダミーディスペンス
を行う工程は,供給される処理液の種類がロット間で変
更されること,若しくは前のダミーディスペンスが行わ
れてから所定数のロットの処理が終了したことのいずれ
かの条件を満たす場合にのみ行われることを特徴とする
処理方法が提供される。
【0012】本発明によれば,処理液の種類を変更する
場合にダミーディスペンスを行うので,従来よりダミー
ディスペンスの頻度が減り,処理液の消費量を低減でき
る。また,前のダミーディスペンスが行われてから所定
数のロットの処理が終了している場合にもダミーディス
ペンスを行うようにしたので,例えば処理液を連続供給
することによって徐々に蓄積されていくノズルや供給管
内の気泡等を適切に排除することができる。これによ
り,基板に供給される処理液内に気泡等が含まれること
を抑制できる。
【0013】請求項4の発明によれば,基板に処理液を
供給する基板処理を複数の基板に対して順次行う処理方
法であって,基板のロットの切れ目に処理液のダミーデ
ィスペンスを行う工程を有し,当該ダミーディスペンス
を行う工程は,処理液の種類がロット間で変更されるこ
と,前のロットの処理が終了してから所定時間が経過し
たこと,若しくは前のダミーディスペンスが行われてか
ら所定数のロットの処理が終了したことのいずれかの条
件を満たす場合にのみ行われることを特徴とする処理方
法が提供される。
【0014】本発明によれば,ロット間で処理液の種類
が変更された場合にダミーディスペンスを行うので,従
来に比べダミーディスペンスの回数が減り,処理液の消
費量を低減できる。また,前ロットの処理が終了してか
ら所定時間経過した時にもダミーディスペンスを行うよ
うにしたので,基板に供給される処理液の劣化が防止で
きる。さらに,前のダミーディスペンスが行われてから
所定数のロットの処理が終了している場合にもダミーデ
ィスペンスを行うようにしたので,例えば処理液を連続
供給することによって蓄積されるノズルや供給管内の気
泡等を排出することができる。これにより,基板に供給
される処理液内に気泡等の不要物が含まれることを抑制
できる。なお,前のダミーディスペンスは,以前に行わ
れたダミーディスペンスの中で最後に行われたものであ
れば好ましい。
【0015】前記条件の所定数を認識するために処理し
たロットの数がカウントされており,当該処理したロッ
トの数のカウントは,前記ダミーディスペンスが行われ
る毎にリセットされるようにしてもよい。これにより,
レジスト液の種類の変更等の他の条件によるダミーディ
スペンスが行われた場合であっても,ロット数のカウン
トがリセットされ,結果的にロットの処理数の条件によ
るダミーディスペンスが行われたものとみなされるの
で,ダミーディスペンスの頻度を減らすことができる。
【0016】請求項6の発明によれば,基板に処理液を
供給する基板処理を複数の基板に対して順次行う処理方
法であって,基板のロットの切れ目に処理液のダミーデ
ィスペンスを行う工程を有し,当該ダミーディスペンス
を行う工程は,供給する処理液の種類がロット間で変更
されること,前のロットの処理が終了してから所定時間
が経過したこと,若しくは前のダミーディスペンスが行
われてから所定枚数の基板が処理されたことのいずれか
の条件を満たす場合にのみ行われることを特徴とする処
理方法が提供される。
【0017】本発明によれば,ロット間で処理液の種類
が変更された場合にダミーディスペンスを行うので,従
来に比べダミーディスペンスの頻度を減らすことができ
る。また,前ロットの処理が終了してから所定時間経過
した時にもダミーディスペンスを行うようにしたので,
基板に供給される処理液の劣化が防止できる。さらに,
前のダミーディスペンスが行われてから所定枚数の基板
が処理されている場合にもダミーディスペンスを行うよ
うにしたので,ノズルや供給管内に多量の気泡が蓄積さ
れる前に当該気泡を排出することができる。これによ
り,基板に供給される処理液の品質を一定に維持でき
る。なお,前記条件の所定枚数を認識するために前記基
板の処理枚数がカウントされており,当該基板の処理枚
数のカウントは,前記ダミーディスペンスが行われる度
にリセットされるようにしてもよい。
【0018】最初のロット処理の開始時にも,前記ダミ
ーディスペンスを行うようにしてもよい。この発明によ
れば,最初のロットの処理が開始される前,例えば当該
処理方法を実施する処理装置の立ち上げ時にダミーディ
スペンスを行うことができる。これにより,最初のロッ
トの処理から基板に所望の処理液を供給し,適切な処理
を施すことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる処
理方法が実施できる塗布現像処理システム1の構成の概
略を示す平面図であり,図2は,塗布現像処理システム
1の正面図であり,図3は,塗布現像処理システム1の
背面図である。
【0020】塗布現像処理システム1は,図1に示すよ
うに例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から
塗布現像処理システム1に対して搬入出したり,カセッ
トCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステ
ーション2と,塗布現像処理工程の中で枚葉式に所定の
処理を施す各種処理装置を多段配置してなる処理ステー
ション3と,この処理ステーション3に隣接する図示し
ない露光装置との間でウェハWの受け渡しをするインタ
ーフェイス部4とを一体に接続した構成を有している。
【0021】カセットステーション2では,載置部とな
るカセット載置台5上の所定の位置に,複数のカセット
CをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在とな
っている。そして,このカセット配列方向(X方向)と
カセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z
方向;鉛直方向)に対して移送可能なウェハ搬送体7が
搬送路8に沿って移動自在に設けられており,各カセッ
トCに対して選択的にアクセスできるようになってい
る。
【0022】ウェハ搬送体7は,ウェハWの位置合わせ
を行うアライメント機能を備えている。このウェハ搬送
体7は,後述するように処理ステーション3側の第3の
処理装置群G3に属するエクステンション装置32に対
してもアクセスできる。
【0023】処理ステーション3では,その中心部に主
搬送装置13が設けられており,この主搬送装置13の
周辺には各種処理装置が多段に配置されて処理装置群を
構成している。該塗布現像処理システム1においては,
4つの処理装置群G1,G2,G3,G4が配置されており,第
1及び第2の処理装置群G1,G2は塗布現像処理システム
1の正面側に配置され,第3の処理装置群G3は,カセッ
トステーション2に隣接して配置され,第4の処理装置
群G4は,インターフェイス部4に隣接して配置されてい
る。さらにオプションとして破線で示した第5の処理装
置群G5を背面側に別途配置可能となっている。前記主搬
送装置13は,これらの処理装置群G1,G2,G3,G4,G5
内に配置されている後述する各種処理装置に対して,ウ
ェハWを搬入出可能である。なお,処理装置群の数や配
置は,ウェハWに施される処理の種類によって異なり,
処理装置群の数は,1つ以上であれば任意に選択可能で
ある。
【0024】第1の処理装置群G1では,例えば図2に示
すように,本実施の形態にかかる処理方法が実施される
レジスト塗布装置17と,露光後にウェハWを現像処理
する現像処理装置18とが下から順に2段に配置されて
いる。第2の処理装置群G2にも同様に,レジスト塗布装
置19と,現像処理装置20とが下から順に2段に配置
されている。
【0025】第3の処理装置群G3では,例えば図3に示
すように,ウェハWを冷却処理するクーリング装置3
0,レジスト液とウェハWとの定着性を高めるためのア
ドヒージョン装置31,ウェハWの受け渡しを行うため
のエクステンション装置32,レジスト液中の溶剤を蒸
発させるためのプリベーキング装置33,34,現像処
理後の加熱処理を行うポストベーキング装置35が下か
ら順に例えば6段に積み重ねられている。
【0026】第4の処理装置群G4では,例えばクーリン
グ装置40,載置したウェハWを自然冷却させるエクス
テンション・クーリング装置41,エクステンション装
置42,クーリング装置43,露光後の加熱処理を行う
ポストエクスポージャーベーキング装置44,45,ポ
ストベーキング装置46が下から順に例えば7段に積み
重ねられている。
【0027】インターフェイス部4の中央部には,図1
に示すように例えばウェハ搬送体50が設けられてい
る。このウェハ搬送体50はX方向(図1中の上下方
向),Z方向(垂直方向)の移動とθ方向(Z軸を中心
とする回転方向)の回転が自在にできるように構成され
ており,第4の処理装置群G4に属するエクステンション
・クーリング装置41,エクステンション装置42,周
辺露光装置51及び図示しない露光装置に対してアクセ
スして,各々に対してウェハWを搬送できるように構成
されている。
【0028】次に,上述したレジスト塗布装置17の構
成について説明する。図4は,レジスト塗布装置17の
構成の概略を示す縦断面の説明図であり,図5は,レジ
スト塗布装置17の横断面の説明図である。
【0029】レジスト塗布装置17は,例えば図4に示
すようにケーシング17aを有し,このケーシング17
a内の中央部には,ウェハWを保持し回転させるための
スピンチャック50が設けられている。スピンチャック
50の上面は,水平に形成されており,当該上面には,
例えばウェハWを吸着するための図示しない吸引口が設
けられている。これにより,スピンチャック50は,ウ
ェハWを水平に吸着保持することができる。
【0030】例えばスピンチャック50の下部には,ス
ピンチャック50の駆動部51が設けられている。この
駆動部51は,例えばスピンチャック50を所定の速度
で回転させるためのモータやスピンチャック50を上下
動させるためのシリンダ等を備えている。
【0031】スピンチャック50の外方には,ウェハW
から飛散したレジスト液等を受け止め,回収するための
カップ52が設けられている。カップ52は,上面が開
口した略円筒形状を有し,スピンチャック50上のウェ
ハWの外方と下方とを取り囲むように形成されている。
カップ52の下面52aには,例えば回収したレジスト
液等を排液する排液管53とカップ52内の雰囲気を排
気する排気管54とが設けられている。
【0032】カップ52の内側であって,スピンチャッ
ク50に保持されたウェハWの下方側には,洗浄液供給
ノズル55が設けられている。この洗浄液供給ノズル5
5により,ウェハWの裏面にシンナー等の洗浄液を供給
してウェハWの裏面を洗浄することができる。
【0033】レジスト塗布装置17には,例えば図5に
示すようにウェハWにレジスト液を供給する2つのレジ
スト液供給ノズル60,61が備えられている。レジス
ト液供給ノズル60,61は,図4に示すようにノズル
アーム62に保持される。ノズルアーム62は,例えば
垂直方向に延びる支柱63と,当該支柱63から水平方
向,例えばX方向に延びる水平軸64と,水平軸64の
先端部に位置し,レジスト液供給ノズル60,61を保
持する保持部65とで構成されている。支柱63は,例
えばシリンダ等の駆動機構により上下方向に伸縮自在で
あり,水平軸64も,例えばモータ等の駆動機構により
水平方向に伸縮自在である。これにより,保持部65を
上下方向,X方向に移動させることができる。保持部6
5には,例えばソレノイド等の着脱機構(図示せず)が
設けられており,保持部65は,所定のタイミングでレ
ジスト液供給ノズル60又は61を保持し又は離脱させ
ることができる。
【0034】また,図5に示すようにカップ52のX方
向負方向側(図5の左方向)には,Y方向に延びるレー
ル66が設けられており,ノズルアーム62は,当該レ
ール66上を駆動機構(図示しない)により移動自在に
設けられている。これにより,ノズルアーム62は,後
述するレジスト液供給ノズル60,61の待機部Sから
カップ52上まで移動可能であり,これによりノズルア
ーム62は,かかる区間でレジスト液供給ノズル60,
61を搬送できる。
【0035】待機部Sには,例えば2つのレジスト液供
給ノズル60及び61が待機できる。待機部Sには,例
えば,シンナー等の洗浄液を貯留する貯留槽67が設け
られている。貯留槽67には,当該洗浄槽67内に洗浄
液を供給する洗浄液供給管68と洗浄槽67内の洗浄液
等を排液する排出管69とが設けられている。この貯留
槽67内に所定量の洗浄液を貯留し,待機時にレジスト
液供給ノズル60,61を当該洗浄液内に浸漬すること
ができる。また,レジスト液供給ノズル60,61から
洗浄槽67内にレジスト液のダミーディスペンスを行
い,当該吐出されたレジスト液を排出管69から排液す
ることもできる。
【0036】各レジスト液供給ノズル60,61は,例
えば図6に示すようにそれぞれ供給管70,71に接続
されており,当該供給管70,71は,それぞれレジス
ト液の供給源である貯留タンク72,73に連通接続さ
れている。貯留タンク72には,レジスト液Aが貯留さ
れており,貯留タンク73には,レジスト液Bが貯留さ
れている。したがって,レジスト液供給ノズル60から
は,貯留タンク72から供給管70を通じて供給された
レジスト液Aが吐出され,レジスト液供給ノズル61か
らは,貯留タンク73から供給管71を通じて供給され
たレジスト液Bが吐出される。
【0037】各供給管70,71には,それぞれレジス
ト液をレジスト液供給ノズル60,61に圧送するため
のポンプ74,75と,レジスト液の吐出量を制御する
ための調節弁76,77とが設けられている。
【0038】ポンプ74,75及び調節弁76,77の
動作は,例えば主制御部78により制御されている。主
制御部78は,例えばレジスト塗布装置17の他の駆動
機構,例えば駆動部51等の動作も制御することがで
き,レジスト塗布装置17全体の制御を行うことができ
る。なお,主制御部78には,CPU等の制御部(図示
しない),RAM等の記憶部(図示しない),設定値等
を入力する入力部(図示しない),各駆動部等に命令信
号を出力する出力部(図示しない)等で構成されてい
る。
【0039】主制御部78には,各ロット毎のウェハW
の処理条件が設定された処理プログラムP1が記憶され
ている。主制御部78は,当該処理プログラムP1を実
行することにより,ポンプ74,75,調節弁76,7
7等を制御して各ロットの所定の処理を実行できる。
【0040】主制御部78には,例えばレジスト液のダ
ミーディスペンスを行うか否かを判断するための判定プ
ログラムP2が記憶されている。この判定プログラムP
2の実行により,主制御部78は,例えば前後するロッ
ト処理間でレジスト液の種類の変更されたこと(条件
),前ロット処理が終了してからの経過時間Tが予め
設定された許容時間T例えば600secを超えたこ
と(条件),若しくは前ダミーディスペンスが行われ
てからのロット処理数Nが予め設定された許容ロット処
理数N例えば10ロットを超えていること(条件)
のいずれかの条件を満たした場合には,ダミーディスペ
ンスを行う判定を行い,いずれも満たしていない場合に
は,ダミーディスペンスを行わない判定を行う。そし
て,ダミーディスペンスを行う判定がされると,主制御
部78の指示により,ポンプ74,75等が作動され,
ダミーディスペンスが行われる。
【0041】上記条件のレジスト液の種類が変更され
るか否かは,例えば処理プログラムP1の設定条件によ
り知得できる。また,主制御部78は,例えば時間計測
機能79とロット処理数カウント機能80を備え,条件
の経過時間Tは,時間計測機能79により計測され,
条件のロットの処理数Nは,ロット処理数カウント機
能80により計測できる。ロット処理数カウント機能8
0は,ダミーディスペンスが行われる度にリセットさ
れ,カウント数が零に戻される。
【0042】ケーシング17aの上面には,図4に示す
ように温度及び湿度が調節され,清浄化された窒素ガ
ス,不活性気体,エア等の気体をカップ52内に供給す
るダクト81が接続されている。これにより,例えばウ
ェハWの塗布処理時,レジスト液のダミーディスペンス
時に当該気体を供給し,カップ52内を所定の雰囲気に
維持することができる。
【0043】次に,以上のように構成されたレジスト塗
布装置17で実施されるウェハWの処理方法について,
塗布現像処理システム1で行われる一連のフォトリソグ
ラフィー工程のプロセスと共に説明する。
【0044】先ず,ウェハ搬送体7によりカセットCか
ら未処理のウェハWが1枚取り出され,第3の処理装置
群G3に属するエクステンション装置32に搬送される。
次いでウェハWは,主搬送装置13によってアドヒージ
ョン装置31に搬入され,ウェハW上にレジスト液の密
着性を向上させる,例えばHMDSが塗布される。次にウェ
ハWは,クーリング装置30に搬送され,所定の温度に
冷却される。所定温度に冷却されたウェハWは,主搬送
装置13によって,例えばレジスト塗布装置17に搬送
される。
【0045】レジスト塗布装置17においてレジスト塗
布処理が終了したウェハWは,主搬送装置13によって
プリベーキング装置33,エクステンション・クーリン
グ装置41に順次搬送され,さらにウェハ搬送体50に
よって周辺露光装置51,露光装置(図示せず)に順次
搬送され,各装置で所定の処理が施される。そして露光
処理の終了したウェハWは,ウェハ搬送体50によりエ
クステンション装置42に戻され,その後,主搬送装置
13によってポストエクスポージャーベーキング装置4
4,クーリング装置43,現像処理装置18,ポストベ
ーキング装置46及びクーリング装置30に順次搬送さ
れ,各装置において所定の処理が施される。その後,ウ
ェハWは,エクステンション装置32を介してカセット
Cに戻され,一連のフォトリソグラフィー工程が終了す
る。
【0046】次に,上述のレジスト塗布処理のプロセス
について説明する。塗布現像処理システム1の立ち上げ
時,すなわち最初のロット処理の開始時には,例えば当
該ロット処理で用いられるレジスト液供給ノズル60か
らレジスト液Aのダミーディスペンスが行われる。そし
て,各ロットのウェハ処理においては,処理プログラム
P1が実行され,当該処理プログラムP1に従ってレジ
スト塗布処理が行われる。
【0047】例えばウェハWがケーシング17a内の搬
送される前に,ダクト81から所定の温度,湿度に調節
されたエアが供給され,ケーシング17a内が所定の雰
囲気に維持される。このとき,供給されているエアは,
排気管54からレジスト塗布装置17外に排気される。
【0048】そして,ウェハWが主搬送装置13により
ケーシング17a内に搬入されると,ウェハWは,予め
上昇していたスピンチャック50に受け渡されスピンチ
ャック50上に吸着保持される。続いてスピンチャック
50が下降し,ウェハWがカップ52内に収容される。
そして待機部Sで待機していた例えばレジスト液供給ノ
ズル60がノズルアーム62に保持され,カップ52内
のウェハWの中心部上方まで移動される。
【0049】レジスト液供給ノズル60がウェハWの中
心部上方に位置すると,主制御部78の指示によりポン
プ74及び調節弁76が作動して,レジスト液供給ノズ
ル60から所定量のレジスト液Aが吐出される。これに
よりウェハWの中心部に所定量のレジスト液Aが供給さ
れる。続いてウェハWが所定の回転速度,例えば150
0rpmで回転され,このウェハWの回転により,レジ
スト液AがウェハW表面に拡散される。このレジスト液
の拡散が,所定時間行われ,レジスト液がウェハW全面
に拡散されると,ウェハWの回転速度が,例えば200
0rpmに加速され,レジスト液の液膜の膜厚が調整さ
れる。
【0050】膜厚が調節されると,ウェハWの回転速度
が,例えば500rpmに低下される。そして,洗浄液
供給ノズル55からウェハWの裏面にシンナー等の洗浄
液が供給され,ウェハWの裏面洗浄が行われる。その後
洗浄液の供給が停止され,ウェハWが例えばそのまま5
00rpmで回転されて,ウェハWの乾燥処理が行われ
る。
【0051】ウェハWの乾燥処理が終了すると,ウェハ
Wの回転が停止され,ウェハWがスピンチャック50か
ら主搬送装置13に受け渡され,ケーシング17a外に
搬出されて,ウェハWの一連のレジスト塗布処理が終了
する。
【0052】ウェハWのレジスト塗布処理が終了する
と,直ちに次のウェハが搬入され,同様の処理が行われ
る。こうして枚葉式に所定枚数のウェハの処理が行わ
れ,このロットの処理が終了する。
【0053】例えば図7に示すようにロットR1の処理
が終了すると,時間計測機能79により時間の計測が開
始される。そして,例えば次のロットR2の処理が開始
される直前に,主制御部78において判定プログラムP
2が実行され,上述の条件〜を満たしているか否か
が判断される。すなわち,次のロットR2で使用される
レジスト液が,例えばロットR1のレジスト液Aと異な
るレジスト液Bであるか,経過時間T>許容時間T
あるか,或いはロット処理数N>許容ロット処理数N
であるかが判断される。そして,条件〜のいずれか
の条件を満たしている場合には,次のウェハがレジスト
塗布装置17内に搬入される前に,次のロットR2で使
用されるレジスト液のポンプ75又は76,調節弁76
又は77を作動させ,当該レジスト液のダミーディスペ
ンスが行われる。このとき,レジスト液供給ノズル60
及び61は,洗浄槽67内にあり,ダミーディスペンス
は,洗浄槽67内に行われる。そして,時間計測機能7
9及びロット処理数カウント機能80がリセットされ
る。
【0054】一方,上記条件〜のいずれにも該当し
ない場合には,ダミーディスペンスが行われず,例えば
判定プログラムP2の実行が終了され,次のロットR2
の処理が開始される。このように,一のロットの処理が
終了する度に主制御部78が,判定プログラムP2を実
行し,上記条件〜が満たされているか否かが判定さ
れ,いずれか一つの条件が満たされている場合には,ダ
ミーディスペンスが行われ,全ての条件が満たされてい
ない場合には,ダミーディスペンスが行われない。
【0055】本実施の形態によれば,条件〜のいず
れかを満たした場合にのみダミーディスペンスが行われ
るので,ロットが変更される度にダミーディスペンスを
行っていた従来に比べダミーディスペンスの回数を減少
させることができる。これにより,レジスト液の消費量
を減らすことができる。ロット処理間でレジスト液の種
類が変更された場合には,ダミーディスペンスが行われ
るので,例えば前のロット処理で使用されなかったレジ
スト液供給ノズル60,61,供給管70,71内に残
留し劣化したレジスト液を排出することができる。これ
により,ウェハW上に変質したレジスト液が供給される
ことを防止できる。
【0056】また,前のロット処理が終了してから許容
時間Tの時間が経過した場合にもダミーディスペンス
が行われる。すなわち次のロット処理が開始されるまで
に時間が空き,レジスト液供給ノズル60,61や供給
管70,71内に残存したレジスト液が劣化した場合に
も,ダミーディスペンスが行われる。これにより劣化し
たレジスト液がウェハW上に吐出されることを防止でき
る。さらに,前にダミーディスペンスが行われてからの
ロット処理数Nが許容ロット処理数Nを上回った場合
もダミーディスペンスが行われるので,例えばポンプ7
4,75内に徐々に蓄積される気泡等を排除して,処理
時のレジスト液中に気泡が混入されないようにすること
ができる。なお,例えば1ロットが,通常25枚のウェ
ハWの処理の場合であって,その連続したロット処理の
中にウェハWが12枚以下のロットが含まれていた時
に,当該12枚以下のロットを1/2ロットとカウント
するようにしてもよい。
【0057】本実施の形態では,ダミーディスペンスが
行われる度にロット処理数Nのカウントをリセットする
ようにしたので,結果的に条件,が連続して満たさ
れず,ロットの処理数Nが許容ロット処理数Nを超え
た場合にのみ,条件を満たすことになる。したがっ
て,条件によりダミーディスペンスが行われた直後に
条件でダミーディスペンスが行われるようなことがな
くなり,ダミーディスペンスの回数を減らすことができ
る。
【0058】最初のロット処理の開始時にダミーディス
ペンスを行うようにしたので,最初のロット処理から所
望のレジスト液を用いて処理することができる。
【0059】以上の実施の形態で記載したレジスト液供
給ノズルは,二系統であったが,その数は,これに限ら
ず任意の数(複数)を選択できる。
【0060】以上の実施の形態では,条件をロット間
でレジスト液の種類が変更されたこととしたが,条件
を,ロット間でレジスト塗布処理における所定ステップ
時のウェハWの回転数が変更されたこととしてもよい。
【0061】例えば図8に示すようにレジスト塗布処理
が3つのステップ,例えばウェハWが第1の回転数R
1,例えば2000rpmで回転され,ウェハ表面温度
が均されるステップS1と,第2の回転数R2,例えば
3500rpmで回転されたウェハW上にレジスト液が
滴下され,当該ウェハW上にレジスト膜が形成されるス
テップS2と,ウェハWが第3の回転数R3,例えば2
500rpmで回転され,ウェハW上のレジスト膜が安
定化され,さらに当該レジスト膜が乾燥されるステップ
S3と,を有しているものとする。そして,例えばかか
るレジスト塗布処理におけるステップS2の第2の回転
数R2がロット間で変更されたことを条件としてもよ
い。このステップ2は,ウェハW表面上のレジスト液の
拡散を伴うもので,回転数R2は,レジスト液の粘性等
によって決定される。レジスト液の種類が異なるとレジ
スト液の粘性が異なり,回転数R2も違うので,条件
の判定の対象をレジスト液の種類とせず,レジスト塗布
処理のステップ2の回転数R2としても,実質的に同じ
効果が得られる。なお,ステップS2に代えて,他のス
テップS1,S3の回転数R1,R3を条件の判定の
対象としてもよい。
【0062】また,前記条件の許容時間Tは,使用
されるレジスト液の粘度,レジスト液に含有する溶剤の
種類,感光剤成分等によって適宜定めるようにしてもよ
い。例えば,複数のレジスト液の劣化時間,乾燥時間等
を実験により求め,当該劣化時間等から各レジスト液の
適正許容時間を予め算出する。そして,当該適正許容時
間を,例えば主制御部78に保存しておき,処理プログ
ラムP1が組まれたときに,その処理プログラムで使用
される複数のレジスト液の中で最も適正許容時間の短い
ものを,許容時間Tとして判定プログラムP2に設定
する。このようにレジスト液の種類によって許容時間T
を定めることにより,いずれのレジスト液が使用され
ても,ダミーディスペンスが適正なタイミングで行わ
れ,劣化したレジスト液がウェハW上に吐出されること
を防止できる。
【0063】また,前記条件の許容ロット処理数N
も,使用されるレジスト液の粘度,レジスト液に含まれ
る溶剤の種類等のレジスト液の種類に応じて定めるよう
にしてもよい。この場合も,例えば各種レジスト液とレ
ジスト液供給ノズルの先端部の汚れとの相関関係を実験
等により求め,当該相関関係から各レジスト液における
適正許容ロット処理数を予め算出しておく。そして,例
えば当該適正許容ロット処理数を主制御部78に保存し
ておき,処理プログラムP1が組まれたときに,その処
理で使用される複数種類のレジスト液の中で最も適正許
容ロット処理数が少ないものを許容ロット処理数N
して判定プログラムP2に設定する。こうすることによ
り,使用するレジスト液の種類によって,その都度適正
な許容ロット処理数Nが定められ,ダミーディスペン
スが適正なタイミングで行われる。
【0064】以上の実施の形態では,条件を前のダミ
ーディスペンスが行われてからのロット処理数Nが許容
ロット処理数Nを超えていることとしたが,ロット処
理数に代えてウェハWの処理枚数としてもよい。このと
き,条件は,例えば前のダミーディスペンスが行われ
てからのウェハの処理枚数が許容処理枚数を超えている
ことになる。この場合,処理枚数計測機能によりウェハ
の処理枚数がカウントされ,条件〜のいずれかの条
件が満たされた場合にダミーディスペンスが行われる。
そして,前記ウェハの処理枚数のカウントは,ダミーデ
ィスペンスが行われる度にリセットされる。
【0065】また,前記実施の形態では,ダミーディス
ペンスを行う条件として条件〜を課したが,条件
と条件,すなわち前後するロット処理間でレジスト液
の種類が変更されること,前のロットが終了してから許
容時間Tが経過したことのいずれかの条件が満たされ
る場合にダミーディスペンスを行うようにしてもよい。
かかる場合においても,レジスト液の種類が変更される
か,許容時間Tが経過しない限り,ダミーディスペン
スが行われないので,ダミーディスペンスの回数を減ら
すことができる。一方で,必要な場合にダミーディスペ
ンスを行ってウェハWに劣化したレジスト液が供給され
ることがないので,レジスト塗布処理を適切に行うこと
ができる。
【0066】さらに,条件と条件,すなわちレジス
ト液の種類が変更されること,直前のダミーディスペン
スが行われてからのロット処理数Nが許容ロット処理数
を超えたことのいずれかの条件を満たす場合にダミ
ーディスペンスを行うようにしてもよい。かかる場合で
も,レジスト液の種類が変更されるか,ロット処理数N
>許容ロット処理数Nにならない限り,ダミーディス
ペンスが行われないので,その分レジスト液の消費量を
低減できる。なお,条件,すなわち前後するロット処
理間でレジスト液の種類が変更された時にのみダミーデ
ィスペンスを行うようにしてもよく,この場合でも従来
に比べてダミーディスペンスの回数を減らすことができ
るので,レジスト液の消費量の低減が図られる。
【0067】図9に示すようにレジスト塗布装置17内
の洗浄槽90は,例えば密閉可能な筐体90aと,各レ
ジスト液供給ノズル60,61に洗浄液を噴出する洗浄
液噴出ノズル91,92と,を備えていてもよい。筐体
90aの上面には,各レジスト液供給ノズル60,61
を筐体90a内に挿入するための挿入口93,94が設
けられている。また,筐体90aの下面には,当該筐体
90a内に洗浄液を供給する洗浄液供給管95と筐体9
0a内の洗浄液等を排液する排出管96とが設けられて
いる。そして,洗浄槽90内の下部に所定量,例えば5
〜20ccの洗浄液を貯留し,当該洗浄槽90の上部に
洗浄液の揮発雰囲気を形成し,当該揮発雰囲気内にレジ
スト液供給ノズル60,61を収容する。こうすること
によって,待機時にレジスト液供給ノズル60,61の
先端部が洗浄液の揮発雰囲気に曝され,レジスト液供給
ノズル60,61の先端部に付着したレジスト液の乾燥
を抑制できる。また,例えばダミーディスディスペンス
が実行される直前に,待機しているレジスト液供給ノズ
ル60,61に対し洗浄液噴出ノズル91,92から洗
浄液を噴出し,レジスト液供給ノズル60,61の先端
部に付着しているレジスト液等を洗浄,溶解させるよう
にしてもよい。さらに,その後ダミーディスペンスが実
行された後に,洗浄槽90内の洗浄液を排出管96から
排出して,新しい洗浄液を洗浄液供給管95から供給し
て,洗浄槽90内の洗浄液を交換するようにしてもよ
い。こうすることにより,ダミーディスペンス等で汚れ
た洗浄液を新しい洗浄液に置換することができる。
【0068】以上の実施の形態は,本発明をウェハWに
レジスト液を供給する処理方法に適用したものであった
が,本発明は,他の処理液,例えば現像液,洗浄液,層
間絶縁膜を形成する塗布液等をウェハWに供給する処理
方法にも適用できる。また,本発明は,ウェハW以外の
基板例えばLCD基板,マスク基板,レクチル基板等の
処理方法にも適用できる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば,ダミーディスペンスの
回数を減らすことができるので,処理液の消費量が低減
され,コストダウンが図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における塗布現像処理システムの
構成の概略を示す平面図である。
【図2】図1の塗布現像処理システムの正面図である。
【図3】図1の塗布現像処理システムの背面図である。
【図4】レジスト塗布装置の構成の概略を示す縦断面の
説明図である。
【図5】レジスト塗布装置の構成の概略を示す横断面の
説明図である。
【図6】レジスト液供給ノズルの供給機構を模式的に示
す説明図である。
【図7】ロット処理間の処理フローを示す説明図であ
る。
【図8】レジスト塗布処理の各ステップのウェハの回転
数を示す表である。
【図9】洗浄槽の他の構成例を示す縦断面の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 塗布現像処理システム 17 レジスト塗布装置 60,61 レジスト液供給ノズル 78 主制御部 P2 判定プログラム W ウェハ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に処理液を供給する基板処理を複数
    の基板に対して順次行う処理方法であって,基板のロッ
    トの切れ目に処理液のダミーディスペンスを行う工程を
    有し,当該ダミーディスペンスを行う工程は,供給する
    処理液の種類がロット間で変更される場合にのみ行われ
    ることを特徴とする,処理方法。
  2. 【請求項2】 基板に処理液を供給する基板処理を複数
    の基板に対して順次行う処理方法であって,基板のロッ
    トの切れ目に処理液のダミーディスペンスを行う工程を
    有し,当該ダミーディスペンスを行う工程は,供給する
    処理液の種類がロット間で変更されること,若しくは前
    のロットの処理が終了してから所定時間が経過したこと
    のいずれかの条件を満たす場合にのみ行われることを特
    徴とする,処理方法。
  3. 【請求項3】 基板に処理液を供給する基板処理を複数
    の基板に対して順次行う処理方法であって,基板のロッ
    トの切れ目に処理液のダミーディスペンスを行う工程を
    有し,当該ダミーディスペンスを行う工程は,供給され
    る処理液の種類がロット間で変更されること,若しくは
    前のダミーディスペンスが行われてから所定数のロット
    の処理が終了したことのいずれかの条件を満たす場合に
    のみ行われることを特徴とする,処理方法。
  4. 【請求項4】 基板に処理液を供給する基板処理を複数
    の基板に対して順次行う処理方法であって,基板のロッ
    トの切れ目に処理液のダミーディスペンスを行う工程を
    有し,当該ダミーディスペンスを行う工程は,処理液の
    種類がロット間で変更されること,前のロットの処理が
    終了してから所定時間が経過したこと,若しくは前のダ
    ミーディスペンスが行われてから所定数のロットの処理
    が終了したことのいずれかの条件を満たす場合にのみ行
    われることを特徴とする,処理方法。
  5. 【請求項5】 前記条件の所定数を認識するために処理
    したロットの数がカウントされており,当該処理したロ
    ットの数のカウントは,前記ダミーディスペンスが行わ
    れる毎にリセットされることを特徴とする,請求項3又
    は4のいずれかに記載の処理方法。
  6. 【請求項6】 基板に処理液を供給する基板処理を複数
    の基板に対して順次行う処理方法であって,基板のロッ
    トの切れ目に処理液のダミーディスペンスを行う工程を
    有し,当該ダミーディスペンスを行う工程は,供給する
    処理液の種類がロット間で変更されること,前のロット
    の処理が終了してから所定時間が経過したこと,若しく
    は前のダミーディスペンスが行われてから所定枚数の基
    板が処理されたことのいずれかの条件を満たす場合にの
    み行われることを特徴とする,処理方法。
  7. 【請求項7】 前記条件の所定枚数を認識するために前
    記基板の処理枚数がカウントされており,当該基板の処
    理枚数のカウントは,前記ダミーディスペンスが行われ
    る度にリセットされることを特徴とする,請求項6に記
    載の処理方法。
  8. 【請求項8】 最初のロットの処理の開始時にも,前記
    ダミーディスペンスが行われることを特徴とする,請求
    項1,2,3,4,5,6又は7のいずれかに記載の処
    理方法。
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