JP3993496B2 - 基板の処理方法および塗布処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,基板の処理方法および塗布処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイスの製造工程においては,例えば半導体ウェハ(以下「ウェハ」とする)の表面にSOD(Spin on Dielectric)膜等の層間絶縁膜を形成する膜形成処理が行われる。当該膜形成処理では,層間絶縁膜となる塗布液をウェハに塗布する塗布処理が行われる。
【0003】
この塗布処理では,例えばノズルをウェハ中心部上方に移動させ,当該ノズルからウェハの中心部に所定量の塗布液を吐出した後,当該ウェハを回転させて,その遠心力によってウェハ表面に塗布液を拡散させる。こうすることによってウェハ表面に所定の膜厚の塗布膜が形成される。
【0004】
ところで,塗布液の吐出の終了したノズルの先端部には,塗布液が付着する。この付着した塗布液を放置すると,やがて当該塗布液が乾燥し,結晶化してパーティクルの発生源となる。このため,塗布液の吐出が終了した後は,できる限りノズルの先端部に付着した塗布液を除去する必要がある。また,ノズルからの塗布液の吐出が停止されると,ノズル内の塗布液の先端液面がノズルの先端部付近で停止するが,このノズル内の塗布液が,空気等に触れると乾燥し,塗布液が劣化してしまう。このため,ノズルが次に使用されるまでの間,ノズル内の塗布液の乾燥を防止し,塗布液の劣化を防止する必要がある。
【0005】
かかる問題を解決するために,例えば塗布液の吐出の終了したノズルを溶剤の貯留されたノズルバスに浸漬する方法が知られている(特開平4−200768参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,かかるノズルを溶剤に浸漬する方法は,ノズルの内壁には,溶剤が十分に供給されないので,ノズルの内壁の洗浄が十分に行われない。また,ノズルを浸漬することによって,ノズル内の塗布液が乾燥することは防止できるが,ノズル内の塗布液がノズルバス内の溶剤と接触し,ノズル内の塗布液内に当該溶剤が混入するおそれがある。このように塗布液内に溶剤が混入することは,塗布液の汚染,変質,劣化を招き,次に処理されるウェハ上に適切な塗布膜が形成されないおそれがある。また,ウェハ上に純粋な塗布液を供給するために頻繁にダミーディスペンスを行うと,その分塗布液の消費量が増し,コストがかかる。
【0007】
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,ノズルに付着した塗布液等の処理液を適切に除去しつつ,ノズル内の処理液の汚染,変質,劣化を防止する基板の処理方法,および塗布処理装置を提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば,基板を処理する処理方法であって,処理液供給管の先端に取り付けられたノズルから処理液を吐出して,基板上に所定量の処理液を供給する工程と,前記処理液を供給する工程の終了後,前記ノズルの先端部を前記処理液に対して不溶性の不溶液内に浸漬する工程と,その後,前記ノズル内に残存した処理液を吸引手段により前記処理液供給管側に吸引し,前記ノズル内の前記処理液の液面を後退させて,当該ノズルの先端部内に所定量の前記不溶液を吸入する工程と,その後,当該ノズルの先端部を液体内に浸漬する工程と,その後,吸引手段により前記ノズル内の前記処理液を前記処理液供給管側に吸引し,当該ノズル内の前記処理液の液面をさらに後退させて,所定量の前記液体を前記ノズルの先端部内に吸入する工程と,を有することを特徴とする,基板の処理方法が提供される。
【0012】
この基板の処理方法によれば,前記ノズルの吐出口が所定量の溶剤等の液体で塞がれるので,前記ノズル内の処理液が外気に曝され劣化することが防止できる。また,前記ノズル内に処理液に対して不溶性を有する不溶液を吸入した後に,前記液体を吸入するので,前記液体と処理液との間に前記不溶液が介在され,前記液体と処理液が混合することが防止できる。また,ノズル内に前記液体を吸入する際に,前記ノズルの先端部を当該液体内に浸漬するので,前記ノズルの先端部を洗浄することができる。また,ノズル内に前記液体が吸入されるので,当該液体によってノズルの内側をも洗浄することができる。
【0013】
また,前記基板の処理方法は,次に処理される基板に対して前記ノズル内の前記処理液が吐出される前に,前記ノズルの先端部の前記液体及び前記不溶液を排出するようにしてもよい。
【0014】
以上で記載した基板の処理方法は,前記ノズル内に吸引した前記液体を,前記ノズルの先端部内で進退させる工程を有していてもよい。かかる場合,前記ノズル内の液体が,前記ノズル内を往復移動し,ノズルの内壁に付着している汚染物を洗い落とすことができるので,ノズルの内側をより綺麗に洗浄できる。
また別な観点によれば,本発明は,基板を処理する処理方法であって,処理液供給管の先端に取り付けられたノズルから処理液を吐出して,基板上に所定量の処理液を供給する工程と,前記処理液を供給する工程の終了後,前記ノズル内に残存した処理液を吸引手段により前記処理液供給管側に吸引し,前記ノズル内の前記処理液の液面を後退させる工程と,その後,当該ノズルの先端部を液体内に浸漬する工程と,その後,吸引手段により前記ノズル内の前記処理液を前記処理液供給管側に吸引し,当該ノズル内の前記処理液の液面をさらに後退させて,所定量の前記液体を前記ノズルの先端部内に吸入する工程と,その後前記吸引手段と開閉弁の制御によって,前記ノズル内に吸引した前記液体を,前記ノズルの先端部内で進退させてノズル内を洗浄する工程と,を有することを特徴としている。
かかる場合も,前記ノズル内の液体が,前記ノズル内を往復移動し,ノズルの内壁に付着している汚染物を洗い落とすことができるので,ノズルの内側をより綺麗に洗浄できる。
【0015】
また,前記ノズルの外壁を洗浄する工程を有していてもよい。例えば前記ノズルの外壁に液体を供給して該外壁を洗浄したり,前記ノズルの外壁に窒素ガスを噴射して該外壁を洗浄したりすることが提案できる。
こうすることにより,前記ノズルの外壁に付着した汚染物を洗い落とすことができる。かかる場合,ノズルを前記液体内に浸漬し,さらにノズルの外壁に液体や窒素ガスを供給するので,ノズルを十分に洗浄することができる。また,以上で記載した基板の処理方法で用いられる「液体」は,前記処理液の溶剤であってもよく,この場合,処理液が結晶化した汚染物を溶かして好適に洗浄することができる。
そして前記ノズルの前記先端部を前記液体内に浸漬させる時間,回数又は前記液体の誘電率を測定して,前記液体を交換する工程をさらに有するようにしてもよい。
また本発明の塗布処理装置は,処理液供給管の先端に取り付けられたノズルによって基板上に処理液を供給する塗布処理装置であって,前記ノズル内に残存した処理液を処理液供給管側に吸引するための吸引手段と,前記処理液を基板上に供給した後,前記ノズルの先端部を前記処理液に対して不溶性の不溶液内に浸漬するための当該不溶液の貯留部と,前記浸漬した後に前記吸引手段によって前記不溶液を前記ノズル内に吸入した後に,前記ノズルの先端部を他の液体に浸漬して前記吸引手段の吸引によって当該液体を前記ノズル内に吸入するための前記他の液体の貯留部と,を有することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる処理方法が実施される塗布処理装置が搭載されたSOD膜形成システム1の構成の概略を示す平面図であり,図2は,SOD膜形成システム1の正面図であり,図3は,SOD膜形成システム1の背面図である。
【0017】
SOD膜形成システム1は,図1に示すように,例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部からSOD膜形成システム1に対して搬入出したり,カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション2と,SOD膜形成工程の中で枚葉式に所定の処理を施す各種処理装置を多段配置してなる処理ステーション3とを一体に接続した構成を有している。
【0018】
カセットステーション2では,載置部となるカセット載置台10上の所定の位置に,複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在となっている。そして,このカセット配列方向(X方向)とカセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直方向)に対して移送可能なウェハ搬送体11が搬送路12に沿って移動自在に設けられており,各カセットCに対して選択的にアクセスできるようになっている。
【0019】
ウェハ搬送体11は,ウェハWの位置合わせを行うアライメント機能を備えている。このウェハ搬送体11は後述するように処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属するエクステンション装置31に対してもアクセスできるように構成されている。
【0020】
処理ステーション3では,その中心部に主搬送装置13が設けられており,この主搬送装置13の周辺には各種処理装置が多段に配置されて処理装置群を構成している。このSOD膜形成システム1においては,4つの処理装置群G1,G2,G3,G4が配置されており,第1及び第2の処理装置群G1,G2はSOD膜形成システム1の正面側に配置され,第3の処理装置群G3は,カセットステーション2に隣接して配置され,第4の処理装置群G4は,主搬送装置13は挟んで,第3の処理装置群G3の反対側に配置されている。主搬送装置13は,これらの処理装置群G1,G2,G3及びG4内に配置されている後述する各種処理装置に対して,ウェハWを搬入出可能である。なお,処理装置群の数や配置は,ウェハWに施される処理の種類によって異なり,処理装置群の数は,1つ以上であれば任意に選択可能である。
【0021】
第1の処理装置群G1では,例えば図2に示すように本実施の形態にかかる処理方法が実施される塗布処理装置17及び塗布処理装置18が下から順に2段に配置されている。第2の処理装置群G2には,例えば塗布処理装置17等で用いられる塗布液や塗布液の溶剤等が貯蔵され,当該塗布液等の薬液の供給源となる薬液キャビネット19と,塗布処理装置20とが下から順に2段に配置されている。
【0022】
第3の処理装置群G3では,例えば図3に示すように,ウェハWを冷却処理するクーリング装置30,ウェハWの受け渡しを行うためのエクステンション装置31,ウェハWをキュア処理するDCC(Dielectric Cure and Cooling−off)処理装置32,33,ウェハWを低温で加熱処理する低温加熱処理装置34が下から順に例えば5段に積み重ねられている。
【0023】
第4の処理装置群G4では,例えばクーリング装置40,41,低温加熱処理装置42,ウェハWを低酸素雰囲気に維持して加熱処理する低酸素加熱処理装置43,44が下から順に例えば5段に積み重ねられている。
【0024】
次に,上述した塗布処理装置17の構成について詳しく説明する。図4は,塗布処理装置17の構成の概略を示す縦断面の説明図であり,図5は,塗布処理装置17の横断面の説明図である。
【0025】
塗布処理装置17は,例えば図4に示すようにケーシング17aを有し,このケーシング17a内の中央部には,ウェハWを保持し,回転させるためのスピンチャック50が設けられている。スピンチャック50の上面は,水平に形成されており,当該上面には,例えばウェハWを吸着するための図示しない吸引口が設けられている。これにより,スピンチャック50は,ウェハWを水平に吸着保持することができる。
【0026】
スピンチャック50は,このスピンチャック50を所定の速度で回転させるための回転駆動部51を有している。回転駆動部51は,例えばスピンチャック50の下方に設けられ,例えばモータ等を備えている。
【0027】
スピンチャック50の外方には,ウェハWから飛散した塗布液等を受け止め,回収するためのカップ52が設けられている。カップ52は,上面が開口した略円筒形状を有し,スピンチャック50上のウェハWの外方と下方とを囲むように形成されている。カップ52の下面52aには,回収した塗布液等を排液する排液管53とカップ52内の雰囲気を排気する排気管54とが設けられている。
【0028】
また,カップ52内であって,スピンチャック50に保持されたウェハWの下方側には,図示しない洗浄液供給ノズル55が設けられており,ウェハWの裏面にシンナー等の洗浄液を供給してウェハWの裏面を洗浄することができる。
【0029】
塗布処理装置17は,ウェハWにSOD膜となるポリフェニレン等の処理液としての塗布液を吐出するノズルとしての塗布液吐出ノズル60を備えている。塗布液吐出ノズル60は,ノズルアーム61に保持されている。ノズルアーム61は,鉛直方向に延びる支持柱62に支持されている。ノズルアーム61は,例えば図示しない駆動機構により支持柱62に対して上下動可能に構成されている。これにより,塗布液吐出ノズル60は,上下方向に移動でき,ウェハWとの距離を調節したり,後述する貯留部80の溶剤内に塗布液吐出ノズル60の先端部60aを浸漬したりすることができる。また,ノズルアーム61は,図示しない駆動機構によりX方向(図4の左右方向)に水平移動可能に構成されている。これにより,塗布液吐出ノズル60は,X方向に移動することができる。
【0030】
塗布処理装置17の底面には,図5に示すように一方向(図5のY方向)に沿って案内レール63が敷設されており,支持柱62は,当該案内レール63上を移動自在に設けられている。支持柱62には,図示しない駆動機構が設けられており,これにより支持柱62は,案内レール63上の任意の位置に移動できる。したがって,塗布液吐出ノズル60は,後述する待機部81からウェハWの中心部上方まで移動し,ウェハWに塗布液を吐出することができる。
【0031】
塗布液吐出ノズル60には,図4に示すように処理液供給管としての塗布液供給管64が接続されており,塗布液供給管64は,塗布液の供給源となる塗布液タンク65に連通接続されている。塗布液供給管64には,例えば塗布液タンク65に貯留されている塗布液を塗布液吐出ノズル60に圧送するポンプ66と,塗布液供給管64内の流路を開閉する開閉弁67が設けられている。これにより,塗布液タンク65内からポンプ66により圧送された塗布液が,開閉弁67を開放することによって塗布液吐出ノズル60から吐出され,開閉弁67を閉鎖することによって塗布液の吐出が停止される。
【0032】
また,塗布液供給管64には,吸引手段としてのサックバックバルブ68が設けられている。サックバックバルブ68は,塗布液吐出ノズル60からの吐出を停止させた際に塗布液吐出ノズル60内に残溜する塗布液の先端液面を塗布液供給管64側に後退(サックバック)させるためのものである。
【0033】
サックバックバブル68は,例えばベローズ68aを備え,ベローズ68a内には,塗布液供給管64に連通する吸引室68bが形成されている。そして,このベローズ68aを伸張させ,吸引室68bの容積を増大させることにより,塗布液供給管64内を負圧にして,塗布液吐出ノズル60内の塗布液を塗布液供給管64側に後退させることができる。また,サックバックバルブ68には,図示しないニードルが設けられており,このニードルで吸引室68bの最大容積を変えることによって塗布液の先端液面の後退する距離を調節することができる。
【0034】
前記ポンプ66,開閉弁67及びサックバックバルブ68は,例えば制御部69により制御されている。つまり,制御部69により,ポンプ66の動停止,開閉弁67の開閉,サックバックバルブ68のベローズ68aの伸縮が制御される。したがって,塗布液の吐出やサックバック等は,制御部69に設定された処理プログラムに沿って行われる。
【0035】
図5に示すように,例えばカップ52のY方向負方向側(図5の下方側)の外方には,液体としての塗布液の例えばシクロヘキサノン,メシチレン,PGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)等の溶剤を貯留する貯留部80が設けられている。貯留部80は,例えば塗布液吐出ノズル60を収容できるような略箱型形状に形成されており,また,塗布液吐出ノズル60の移動可能範囲内に設けられている。これにより,塗布液吐出ノズル60を貯留部80まで移動させ,溶剤塗布液吐出ノズル60の先端部60aを貯留部80の溶剤内に浸漬することができる。また,塗布液吐出ノズル60の先端部60aを溶剤内に浸漬した状態でサックバックし,塗布液吐出ノズル60の先端部60aに溶剤を吸入させることができる。
【0036】
貯留部80の更に外方には,例えば塗布液吐出ノズル60の待機部81が設けられており,塗布液の吐出工程の行われていない間は,塗布液吐出ノズル60が,待機部81で待機できるようになっている。
【0037】
一方,ケーシング17aの上面には,温度及び湿度が調節され,清浄化された窒素ガス,不活性気体,エア等の気体をカップ52内に供給するダクト82が接続されており,ウェハWの塗布処理時に当該気体を供給し,カップ52内を所定の雰囲気に維持することができる。
【0038】
次に,以上のように構成された塗布処理装置17で実施されるウェハWの処理方法について,SOD膜形成システム1で行われるSOD膜形成工程のプロセスと共に説明する。
【0039】
先ず,ウェハ搬送体7によりカセットCから未処理のウェハWが1枚取り出され,第3の処理装置群G3に属するエクステンション装置31に搬送される。次いで,ウェハWは主搬送装置13によってクーリング装置30に搬送され,所定の温度に冷却される。所定温度に冷却されたウェハWは,主搬送装置13によって,塗布処理装置17に搬送される。
【0040】
塗布処理装置17において塗布膜が形成されたウェハWは,主搬送装置13によって低温加熱処理装置34又は42,低酸素加熱処理装置43又は44,DCC処理装置32又は33,クーリング装置30に順次搬送され,各装置で所定の処理が施される。クーリング装置30で冷却処理の終了したウェハWは,エクステンション装置31に戻され,その後ウェハ搬送体11によってカセットCに戻されて,一連のSOD膜形成処理が終了する。
【0041】
次に,上述の塗布処理装置17で実施されるウェハWの処理方法について詳しく説明する。先ず,ウェハWが塗布処理装置17内に搬入される前に,ダクト82から,例えば清浄なエアが供給され,排気管54からは排気が行われて,カップ52内が所定の雰囲気に置換,維持される。
【0042】
そして,クーリング処理の終了したウェハWが塗布処理装置17内に搬入され,スピンチャック50上に吸着保持されると,ノズルアーム61及び支持柱62により,待機部81の塗布液吐出ノズル60が,ウェハWの中心部上方まで移動される。そして,例えば開閉弁67が開放され,塗布液吐出ノズル60から所定量の例えばポリフェニレン等の塗布液がウェハWの中心部に吐出される。塗布液吐出ノズル60から所定量の塗布液が吐出されると,開閉弁67が閉じられ,塗布液の吐出が停止される。このとき,図6に示すように塗布液吐出ノズル60内の塗布液の先端液面Aは,塗布液吐出ノズル60の開口部付近に位置する。次いで,サックバックバルブ68が作動し,図7に示すように先端液面Aが塗布液供給管64側に移動される。このとき,塗布液吐出ノズル60の先端部60aにケーシング17a内の気体(揮発した溶剤)Hが吸入される。なお,かかる先端液面Aの移動距離は,例えば1.0〜5.0mm程度が好ましく,これ以上先端液面Aを引き上げると気体H内に気泡が生じ,次のウエハWの塗布処理に支障を来すおそれがある。
【0043】
一方,塗布液が供給されたウェハWは,直ちに所定の回転速度,例えば1500rpmで回転され始め,ウェハW上の塗布液がウェハWの外周部に拡散される。ウェハW全面に塗布液が拡散されると,ウェハWの回転速度は,例えば2000rpmに加速され,ウェハW上に所定膜厚の塗布膜が形成される。
【0044】
例えば,ウェハWの塗布膜形成工程が行われている時に塗布液吐出ノズル60は,案内レール63に沿って貯留部80上まで移動する。貯留部80上方まで達すると,ノズルアーム61が下降し,図8に示すように塗布液吐出ノズル60の先端部60aが溶剤S内に浸漬される。これにより,塗布液吐出ノズル60の外壁が洗浄される。次いで,サックバックバルブ68により,図9に示すように塗布液吐出ノズル60内の塗布液が吸引され,塗布液の先端液面Aがさらに塗布液供給管64側に後退し,それに伴って貯留部80内の所定量の溶剤Sが塗布液吐出ノズル60内に吸入される。これにより,塗布液吐出ノズル60の先端部60aの内壁が洗浄されると共に,塗布液吐出ノズル60内の塗布液が溶剤Sによって閉じこめられ,ケーシング17a内の他の雰囲気から隔離される。これにより,塗布液吐出ノズル60内の塗布液の乾燥を防止できる。なお,このときの先端液面Aの移動距離は,例えば1.0〜5.0mm程度が好ましい。
【0045】
その後,塗布液吐出ノズル60は,ノズルアーム61により上昇され,図10に示すように先端部60aに溶剤Sを滞留した状態で,貯留部80から出される。そして,塗布液吐出ノズル60は,待機部81まで移動され,次のウェハ処理が開始されるまでその状態で待機する。これにより,待機中に塗布液吐出ノズル60内の塗布液が大気に触れて乾燥することが防止される。
【0046】
一方,塗布膜が形成されたウェハWは,例えば500rpmに減速され,ウェハWの裏面にシンナーが供給されて,ウェハWの裏面洗浄が行われる。所定時間の裏面洗浄が終了すると,シンナーの供給が停止され,ウェハWが振り切り乾燥される。ウェハWの乾燥処理が終了すると,ウェハWの回転が停止され,ウェハWはスピンチャック50から主搬送装置13に受け渡され,塗布処理装置17から搬出される。
【0047】
そして,例えば次の処理ウェハが塗布処理装置17内に搬入された後であって,塗布液吐出ノズル60がウェハの中心部に移動する前に,例えば待機部82上で塗布液吐出ノズル60の試し出しが行われる。これにより,塗布液吐出ノズル60の先端部60a内の溶剤が排出される。
【0048】
以上の実施の形態によれば,塗布液の吐出が終了した後に,塗布液吐出ノズル60内に残存する塗布液の先端液面Aを後退させて,その後気体H(揮発した溶剤)を介して当該塗布液吐出ノズル60を貯留部80の溶剤S内に浸漬するようにしたので,塗布液吐出ノズル60内の塗布液と貯留部80内の溶剤Sとが混ざることが防止できる。したがって,次に処理されるウェハに対して吐出される塗布液の変質,劣化を防止できる。また,この塗布液吐出ノズル60の溶剤内への浸漬により,塗布液吐出ノズル60の先端部60aの外壁に付着した塗布液を洗い落とすことができる。塗布液吐出ノズル60を溶剤S内に浸けた状態で,さらに塗布液の先端液面Aを後退させ,貯留部80内の溶剤Sを吸い上げるようにしたので,塗布液吐出ノズル60内の塗布液が当該溶剤によって封鎖され,当該塗布液が大気と触れて乾燥することが防止できる。また,塗布液吐出ノズル60内の塗布液と溶剤との間には,初めのサックバックにより吸入した雰囲気Hが介在するので,塗布液と溶剤とが混合することが防止される。さらに,塗布液吐出ノズル60の先端部60aに吸入した溶剤Sによって,先端部60aの内壁が洗浄できる。
【0049】
また,次のウェハの吐出が開始される前に,塗布液吐出ノズル60の試し出しが行われるので,塗布液吐出ノズル60内の溶剤Sが排出され,次のウェハに所定の塗布液のみを供給することができる。
【0050】
前記実施の形態で行っていた塗布液吐出ノズル60の溶剤内への浸漬は,一枚のウェハW処理が終了する度に行わなくても,所定の処理枚数毎,所定時間毎又はロット毎に行ってもよく,またレシピが変更される時に行ってもよく,さらに塗布処理装置17を停止させる時に行ってもよい。塗布液吐出ノズル60の溶剤内への浸漬を行わない場合は,塗布液吐出ノズル60は,吐出が終了した後ウェハWの上方から直接待機部81に移動し,次のウェハが搬入されるまで待機する。
なお貯留槽80内の溶剤Sは適宜交換する必要があるが,塗布液吐出ノズル60を溶剤Sに浸漬させる回数,浸漬させる時間,又はこの浸漬処理により変化する溶剤Sの誘電率等をセンサにより測定して,それに基づいて適宜交換するようにしてもよい。
【0051】
また,以上の実施の形態において,塗布液吐出ノズル60内に吸引した溶剤Sを当該塗布液吐出ノズル60内で移動させるようにしてもよい。かかる溶剤Sの移動は,例えばサックバックバルブ68と開閉弁67を制御することにより行う。例えば,サックバックバルブ68により,塗布液吐出ノズル60内の塗布液の先端液面Aを後退させることによって溶剤Sを塗布液供給管64側に移動させ,開閉弁67を一瞬開放することにより,溶剤Sを先端部60a側に移動させる。このような溶剤Sの往復移動を所定回数繰り返して行う。こうすることにより,溶剤Sが塗布液吐出ノズル60内で往復移動し,塗布液吐出ノズル60の内壁に付着した汚れを洗い落とすことができる。なお,繰り返す回数は,任意に選択できる。
【0052】
以上で記載した実施の形態において,塗布液吐出ノズル60の外壁に液体としての塗布液の溶剤を供給する工程を追加するようにしてもよい。かかる例を実施するために,例えば図11に示すように塗布液吐出ノズル60には,塗布液吐出ノズル60の外壁に対して溶剤を供給する複数の溶剤供給ノズル90が設けられる。各溶剤供給ノズル90は,例えば塗布液吐出ノズル60の上部であって,塗布液吐出ノズル60の外壁表面に等間隔で取付られる。溶剤供給ノズル90は,図示しない溶剤供給源に連通接続された溶剤供給管91に接続されている。そして,例えば塗布液吐出ノズル60が上昇され,貯留部80の溶剤内から出された後に,溶剤供給ノズル90から塗布液吐出ノズル60の外壁に溶剤が供給される。供給された溶剤は,塗布液吐出ノズル60の外壁を伝って流れ,この際に当該外壁の汚れが洗い落とされる。そして,外壁を伝って流れた溶剤は,例えば貯留部80内に落下する。かかる例によれば,塗布液吐出ノズル60の外壁に付着した汚れを適切に落とすことができる。また,塗布液吐出ノズル60の溶剤への浸漬では落ちない汚れを落とすこともできる。なお溶剤供給ノズル90を利用して溶剤の代わりに窒素ガスを噴射して塗布液吐出ノズル60の外壁を洗い落とすようにしてもよい。
【0053】
前記実施の形態では,塗布液吐出ノズル60の塗布液の先端液面Aを後退させることによって,塗布液吐出ノズル60内に雰囲気Hが流入していたが,塗布液に対して不溶性の不溶液としての純水を流入させてもよい。かかる例を実施するために,例えば図12に示すように貯留部80に隣接して純水Jの貯留された純水貯留部100が設けられている。そして,塗布液の吐出の終了した塗布液吐出ノズル60は,先ず純水貯留部100に移動され,浸漬される。そして,サックバックバルブ68により吸引され,塗布液吐出ノズル60内に前記雰囲気Hに代えて所定量の純水Jが吸入される。その後,塗布液吐出ノズル60は,貯留部80に移動され,溶剤S内に浸漬され,前記実施の形態と同様に溶剤Sが吸入される。こうすることにより,図13に示すように塗布液と溶剤Sとの間に純水Jが介在され,塗布液と溶剤Sとが混ざることが防止されるとともに,塗布液が乾燥することが防止できる。なお,塗布液と溶剤との間に介在する液体は,純水に限られず,不溶性の不溶液であればよく,塗布液と溶剤に応じて適宜選択される。
【0054】
以上の実施の形態では,ウェハ中心部に滴下された塗布液を,ウェハの回転によって拡散させて,ウェハ上に塗布膜を形成する塗布方法に本発明を適用して記載したが,本発明は,塗布液吐出ノズルをウェハに対して相対的に移動させながら,例えば矩形波状に塗布液を供給し,ウェハ上に塗布膜を形成する,いわゆる一筆書き塗布方法にも適用できる。さらに塗布液を帯状に供給するスリットタイプのノズルを用いた塗布方法にも本発明は適用できる。
【0055】
また,以上の実施の形態は,本発明をSOD膜を形成する際の処理方法に適用したものであったが,本発明は,他の種の膜,例えば絶縁膜であるSOG膜,保護膜であるポリイミド膜,レジスト膜等を形成する際の処理方法にも適用できる。また,本発明を塗布処理時の処理方法に適用したが,塗布処理以外の,例えば現像処理等にも適用できる。さらに,本発明は,ウェハW以外の基板例えばLCD基板,マスク基板,レクチル基板等の処理にも適用できる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば,ノズル内の処理液の変質,劣化を防止できるので,処理液供給前のダミーディスペンスを減らすことができ,コストダウンが図られる。また,ノズルから吐出される処理液に不純物が混ざるのを防止できるので,基板の歩留まりの向上も図られる。さらに,ノズルの汚染によるパーテククルの発生を防止できるので,基板を清浄な雰囲気内で処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるSOD膜形成システムの構成の概略を示す平面図である。
【図2】図1のSOD膜形成システムの正面図である。
【図3】図1のSOD膜形成システムの背面図である。
【図4】塗布処理装置の構成の概略を示す縦断面の説明図である。
【図5】図4の塗布処理装置の横断面の説明図である。
【図6】塗布液の吐出を停止したときの塗布液吐出ノズル内の状態を示す塗布液吐出ノズルの縦断面の説明図である。
【図7】塗布液吐出ノズル内の塗布液の先端液面を後退させた状態を示す塗布液吐出ノズルの縦断面の説明図である。
【図8】溶剤内に浸漬した際の塗布液吐出ノズル内の状態を示す塗布液吐出ノズルの縦断面の説明図である。
【図9】溶剤を吸引した際の塗布液吐出ノズル内の状態を示す塗布液吐出ノズルの縦断面の説明図である。
【図10】図9の塗布液吐出ノズルが待機している時の塗布液吐出ノズル内の状態を示す塗布液吐出ノズルの縦断面の説明図である。
【図11】塗布液吐出ノズルに複数の溶剤供給ノズルを取り付けた場合の塗布液吐出ノズルの側面図である。
【図12】純水貯留部を設けた場合の塗布処理装置の横断面の説明図である。
【図13】塗布液と溶剤との間に純水を介在させた場合の塗布液吐出ノズルの縦断面の説明図である。
【符号の説明】
1 SOD膜形成システム
17 塗布処理装置
60 塗布液吐出ノズル
60a 先端部
67 開閉弁
68 サックバックバルブ
80 貯留部
A 先端液面
H 雰囲気
S 溶剤
W ウェハ
Claims (11)
- 基板を処理する処理方法であって,
処理液供給管の先端に取り付けられたノズルから処理液を吐出して,基板上に所定量の処理液を供給する工程と,
前記処理液を供給する工程の終了後,前記ノズルの先端部を前記処理液に対して不溶性の不溶液内に浸漬する工程と
その後,前記ノズル内に残存した処理液を吸引手段により前記処理液供給管側に吸引し,前記ノズル内の前記処理液の液面を後退させて,当該ノズルの先端部内に所定量の前記不溶液を吸入する工程と,
その後,当該ノズルの先端部を液体内に浸漬する工程と,
その後,吸引手段により前記ノズル内の前記処理液を前記処理液供給管側に吸引し,当該ノズル内の前記処理液の液面をさらに後退させて,所定量の前記液体を前記ノズルの先端部内に吸入する工程と,を有することを特徴とする,基板の処理方法。 - 次に処理される基板に対して前記ノズル内の前記処理液が吐出される前に,前記ノズルの先端部の前記不溶液及び前記液体を排出することを特徴とする,請求項1に記載の基板の処理方法。
- 前記ノズル内に吸引した前記液体を,前記ノズルの先端部内で進退させる工程を有することを特徴とする,請求項1又は2に記載の基板の処理方法。
- 基板を処理する処理方法であって,
処理液供給管の先端に取り付けられたノズルから処理液を吐出して,基板上に所定量の処理液を供給する工程と,
前記処理液を供給する工程の終了後,前記ノズル内に残存した処理液を吸引手段により前記処理液供給管側に吸引し,前記ノズル内の前記処理液の液面を後退させる工程と,
その後,当該ノズルの先端部を液体内に浸漬する工程と,
その後,吸引手段により前記ノズル内の前記処理液を前記処理液供給管側に吸引し,当該ノズル内の前記処理液の液面をさらに後退させて,所定量の前記液体を前記ノズルの先端部内に吸入する工程と,
その後前記吸引手段と開閉弁の制御によって,前記ノズル内に吸引した前記液体を,前記ノズルの先端部内で進退させてノズル内を洗浄する工程と,
を有することを特徴とする,基板の処理方法。 - 前記ノズルの外壁を洗浄する工程を有することを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載の基板の処理方法。
- 前記洗浄する工程は,前記ノズルの外壁に液体を供給して該外壁を洗浄する工程を含むことを特徴とする,請求項5に記載の基板の処理方法。
- 前記洗浄する工程は,前記ノズルの外壁に窒素ガスを噴射して該外壁を洗浄する工程を含むことを特徴とする,請求項5又は6に記載の基板の処理方法。
- 前記液体は,前記処理液の溶剤であることを特徴とする,請求項1〜7のいずれかに記載の基板の処理方法。
- 前記ノズルの前記先端部を前記液体内に浸漬させる時間,回数又は前記液体の誘電率を測定して,前記液体を交換する工程をさらに有することを特徴とする,請求項1〜8のいずれかに記載の基板の処理方法。
- 処理液供給管の先端に取り付けられたノズルによって基板上に処理液を供給する塗布処理装置であって,
前記ノズル内に残存した処理液を処理液供給管側に吸引するための吸引手段と,
前記処理液を基板上に供給した後,前記ノズルの先端部を前記処理液に対して不溶性の不溶液内に浸漬するための当該不溶液の貯留部と,
前記浸漬した後に前記吸引手段によって前記不溶液を前記ノズル内に吸入した後に,前記ノズルの先端部を他の液体に浸漬して前記吸引手段の吸引によって当該液体を前記ノズル内に吸入するための前記他の液体の貯留部と,
を有することを特徴とする,塗布処理装置。 - 前記不溶液は純水であり,前記液体は前記処理液の溶剤であることを特徴とする,請求項10に記載の塗布処理装置。
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