JP4912180B2 - 露光・現像処理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、露光・現像処理方法に関するもので、更に詳細には、レジストの表面に保護膜を積層した被処理基板の表面に液層を形成して液浸露光し、現像する露光・現像処理方法に関するものである。
従来、半導体製造工程の一つであるフォトレジスト工程においては、半導体ウエハ(以下にウエハという)の表面にレジストを塗布し、このレジストを所定のパターンで露光した後に、現像してレジストパターンを形成している。
また、近年のデバイスパターンの微細化、薄膜化に伴い露光の解像度を上げる要請が高まっている。露光の解像度を上げる方法の一つとして、既存の光源例えばフッ化アルゴン(ArF)やフッ化クリプトン(KrF)による露光技術を改良して解像度を上げるため、ウエハの表面に光を透過する液層を形成した状態で露光する液浸露光方法が知られている。この液浸露光は、例えば純水などの水の中に光を透過させる技術で、水中では波長が短くなることから193nmのArFの波長が水中では実質134nmになる、という特徴を利用するものである。
すなわち、この液浸露光の技術は、レンズとウエハの表面との間に液膜(水膜)を形成した状態で、光源から発せられた光がレンズを通過し、液膜を透過してウエハに照射され、これにより所定のレジストパターン(回路パターン)がレジストに転写する技術である。そして、ウエハとの間に液膜を形成した状態で露光手段を水平方向にスライド移動させて次の転写領域(ショット領域)に対応する位置に当該露光手段を配置し、光を照射する動作を繰り返すことによりウエハ表面に回路パターンを順次転写していく。
この液浸露光においては、レンズとウエハの表面との間に液膜(水膜)を形成するため、レジストの表面部からレジストの含有成分の一部が僅かではあるが溶出し、溶出成分がレンズ表面に付着して転写する回路パターンの線幅精度が低下するという問題があった。また、レンズの表面に付着しなくとも水膜内に溶出成分が含まれていると光の屈折率に影響して解像度の低下及び面内で線幅精度の不均一が発生するという問題もあった。
上記問題を解決する方法として、レジストが塗布されたウエハの表面を露光前に洗浄液により洗浄することで、液浸露光時にウエハの表面に形成される液層内へのレジストから溶出する成分の量を抑制する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、レジストパターンの光学起因の変形を軽減するためにレジスト層の表面に反射防止膜(保護膜)が施されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−294520号公報(特許請求の範囲、図7,図11) 特開2006−80404号公報(特許請求の範囲、段落番号0009,0015,0017、図10)
しかしながら、液浸露光においては、液浸露光時に、露光手段がレンズとウエハの表面との間に形成された液を引きずるので、ウエハ表面に水滴や気泡等が残り、その後乾燥すると、レジストの表面にパーティクルやウォーターマークやシミ(Drying Stain)が生じる。露光後にウエハ表面を洗浄することで、水滴残りは除去可能であるが、レジスト表面に生じたその他のウォーターマークやシミを除去することは不可能である。
レジスト層の表面に保護膜を積層したものにおいては、レジストの直接的なダメージを抑制することができるが、露光後に保護膜の表面に同様にパーティクルやシミが生じ、従来の露光後の洗浄方法では、レジストにダメージを与えずに除去することができないという問題があった。
この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、液浸露光時に生じるウォーターマークやシミをレジストにダメージを与えることなく除去して、解像度及び面内の線幅精度の高い露光・現像方法を提供することを課題とする。
上記目的を達成するため、この発明の露光・現像処理方法は、 レジスト層の表面に現像液可溶型の材料からなる保護膜が積層された被処理基板の表面に、光を透過する液層を形成した状態で被処理基板の表面を露光した後、露光された被処理基板の表面を現像する露光・現像処理方法において、 上記露光後の現像前に、上記被処理基板の表面を、上記保護膜の溶媒からなる洗浄液である、2−ブタノール,イソブタノール,n−デカン,2−オクタノール,n−ペンタノール,イソブチルアルコール,ジイソアミルエーテル,2−メチル−1−ブタノール,ジブチルエーテル,2−メチル−2−ブタノール,2−メチル−4−ペンタノール,4−メチル−2−ペンタノール又は上記洗浄液の混合液のいずれかにより洗浄する洗浄工程を有する、ことを特徴とする(請求項1)。
この発明において、上記洗浄工程の後に、レジストの膜厚,反応を安定にすべく被処理基板を所定温度で加熱する加熱工程を更に有する方がよい(請求項2)。
また、上記洗浄工程では、洗浄液により保護膜の表層部を剥離するか、あるいは、保護膜の全部を剥離して洗浄を行うことができる(請求項3,4)。
上記洗浄工程において保護膜の全部を剥離して洗浄する場合は、被処理基板の洗浄処理後から加熱処理開始までの時間を一定に制御する方が好ましい(請求項5)。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような優れた効果を奏する。
(1)請求項1,3,4記載の発明によれば、液浸露光時に被処理基板の表面に生じる水滴,パーティクル,シミ等を保護膜の溶媒からなる洗浄液によって保護膜を溶解して確実に除去することができる。したがって、被処理基板の表面に生じる水滴,パーティクル,シミ等を除去した状態で現像処理を行うことができるので、解像度及び面内の線幅精度を高めることができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、洗浄工程の後に、被処理基板を所定温度で加熱することにより、レジストの膜厚,反応を安定にすることができるので、上記(1)に加えて、更に現像前のレジストの化学変化例えば化学増幅型レジストにおける例えばアミンやアンモニア等による化学反応を抑制することができる。
(3)請求項5記載の発明によれば、保護膜の全部を剥離して洗浄する場合において、被処理基板の洗浄処理後から加熱処理開始までの時間を一定に制御するので、上記(1),(2)に加えて、更に複数の被処理基板の現像処理を均一にすることができる。
(4)請求項記載の発明によれば、洗浄液に使用される保護膜(現像液可溶型の材料)の溶媒として、例えば、2−ブタノール,イソブタノール,n−デカン,2−オクタノール,n−ペンタノール,イソブチルアルコール,ジイソアミルエーテル,2−メチル−1−ブタノール,ジブチルエーテル,2−メチル−2−ブタノール,2−メチル−4−ペンタノール,4−メチル−2−ペンタノール又は上記洗浄液の混合液のいずれかにすることにより、レジストにダメージを与えることなく、保護膜の表面に生じる水滴,パーティクル,シミ等を確実に除去することができる。

以下、この発明の最良の形態について、添付図示に基づいて説明する。
図1は、この発明に係る露光・現像処理方法を適用する塗布・現像処理装置に露光処理装置を接続した処理システムの全体を示す概略平面図、図2は、上記処理システム概略斜視図である。
上記処理システムは、被処理基板である半導体ウエハW(以下にウエハWという)を複数枚例えば25枚密閉収納するキャリア10を搬出入するためのキャリアステーション1と、このキャリアステーション1から取り出されたウエハWにレジスト塗布,現像処理等を施す処理部2と、ウエハWの表面に光を透過する液層を形成した状態でウエハWの表面を液浸露光する露光部4と、処理部2と露光部4との間に接続されて、ウエハWの受け渡しを行うインターフェース部3とを具備している。
キャリアステーション1は、キャリア10を複数個並べて載置可能な載置部11と、この載置部11から見て前方の壁面に設けられる開閉部12と、開閉部12を介してキャリア10からウエハWを取り出すための受け渡し手段A1とが設けられている。
また、キャリアステーション1の奥側には筐体20にて周囲を囲まれる処理部2が接続されており、この処理部2には手前側から順に加熱・冷却系のユニットを多段化した棚ユニットU1,U2,U3及び液処理ユニットU4、U5の各ユニット間のウエハWの受け渡しを行う主搬送手段A2,A3とが交互に配列して設けられている。また、主搬送手段A2,A3は、キャリアステーション1から見て前後方向に配置される棚ユニットU1,U2,U3側の一面部と、後述する例えば右側の液処理ユニットU4,U5側の一面部と、左側の一面をなす背面部とで構成される区画壁21により囲まれる空間内に置かれている。また、キャリアステーション1と処理部2との間、処理部2とインターフェース部3との間には、各ユニットで用いられる処理液の温度調節装置や温湿度調節用のダクト等を備えた温湿度調節ユニット22が配置されている。
棚ユニットU1,U2,U3は、液処理ユニットU4,U5にて行われる処理の前処理及び後処理を行うための各種ユニットを複数段例えば10段に積層した構成とされており、その組み合わせはウエハWを加熱(ベーク)する加熱ユニット(HP)、ウエハWを冷却する冷却ユニット(CPL)等が含まれる。また、液処理ユニットU4,U5は、例えば図2に示すように、レジストや現像液などの薬液収納部の上に反射防止膜を塗布するボトム反射防止膜塗布ユニット(BCT)23,トップ反射防止膜塗布ユニット(TCT)24、塗布ユニット(COT)25、ウエハWに現像液を供給して現像処理する現像ユニット(DEV)26等を複数段例えば5段に積層して構成されている。この塗布・現像装置はレジストが塗布されたウエハWを露光前に洗浄液により洗浄する第1の洗浄手段とウエハWを露光後に洗浄液により洗浄する第2の洗浄手段を備えており、この例では、第1の洗浄手段と第2の洗浄手段は後述するようにインターフェース部3に設けられている。
インターフェース部3は、図3に示すように、処理部2と露光部4との間に前後に設けられる第1の搬送室3A及び第2の搬送室3Bにて構成されており、それぞれに第1のウエハ搬送部30A及び第2のウエハ搬送部30Bが設けられている。第1のウエハ搬送部30Aは昇降自在かつ鉛直軸回りに回転自在な基体31Aと、この基体31A上に設けられる進退自在なアーム32Aとで構成されている。また第2のウエハ搬送部30Bは昇降自在かつ鉛直軸回りに回転自在な基体31Bと、この基体31B上に設けられる進退自在なアーム32Bとで構成されている。
なお、第1及び第2のウエハ搬送部30A,30BによるウエハWの搬送のタイミング及び時間は制御手段である制御コンピュータ(図示せず)の中央演算処理装置(CPU)を主体として構成される後述するコントローラ70によって制御されている。
更にまた、第1の搬送室3Aには、第1のウエハ搬送部30Aを挟んでキャリアステーション1側から見た左側に、ウエハWのエッジ部のみを選択的に露光するための周縁露光装置(WEE)33と、露光後のウエハWを洗浄液で洗浄する洗浄手段である洗浄装置34が2段設けられ、その隣接する位置に複数例えば25枚のウエハWを一時的に収容する2つのバッファカセット35が例えば上下に積層されて設けられている。同じく右側には受け渡しユニット36、各々例えば冷却プレートを有する2つの高精度温調ユニット37及び露光をしたウエハWをPEB処理する加熱・冷却ユニット(PEB)50Aが例えば上下に積層されて設けられている。また、露光部4側に形成されたウエハ搬送口3aを介して第2の搬送室3Bと露光部4との間でウエハWの受け渡しをするための受け渡しステージ38A,38Bが左右に並んで設けられている。これら受け渡しステージ38A,38Bの各々の表面にはウエハWを裏面側から支持する例えば3本の基板支持ピン39が設けられている。
この場合、洗浄装置34は、図4に示すように、ウエハWの裏面側中央部を吸引吸着して水平に保持する基板保持部をなすスピンチャック40を具備している。このスピンチャック40は軸部41を介して駆動機構42に接続されており、この駆動機構42によりウエハWを保持した状態で昇降及び回転可能に構成されている。なお、駆動機構42は図示しないが制御手段であるコントローラ70に電気的に接続されており、制御手段からの制御信号に基づいてスピンチャック40の回転数が制御されるようになっている。また、スピンチャック40に保持されたウエハWの側方を囲むようにして上部側が開口する外カップ43a及び内カップ43bを備えたカップ体43が設けられている。外カップ43aは昇降部43cにより昇降自在であり、上昇時において下部側に設けられた段部により内カップ43bを下方側から持ち上げて、これにより外カップ43aと連動して内カップ43bが昇降するように構成されている。また、カップ体43の底部側には凹部状をなす液受け部44aがウエハWの周縁下方側に全周に亘って形成されており、この液受け部44aの底部には排出口44bが設けられている。更にウエハWの下方側には円形板44cが設けられており、この円形板44cの外側を囲むようにしてリング部材44dが設けられている。
スピンチャック40に保持されたウエハWの上方側には、当該ウエハWの直径と同じか又は直径よりも長いスリット状の洗浄吐出口45a,45bを備えた第1及び第2の洗浄液供給ノズル45A,45Bが進退自在かつ昇降自在に設けられている。この洗浄液供給ノズル45A,45Bは、それぞれ流量調整可能な開閉弁V1,V2を介設する供給路46a,46bを介して洗浄液の供給源47A,47Bに接続されている。この場合、第1の洗浄液供給ノズル45Aに接続する供給源47Aには洗浄液として純水が使用される。また、第2の洗浄液供給ノズル45Bに接続する供給源47Bには洗浄液として、レジスト層の上層に積層されるトップ反射防止膜(保護膜)の溶媒、すなわち、現像液可溶型の溶媒、例えば2−ブタノール,イソブタノール,n−デカン,2−オクタノール,n−ペンタノール,イソブチルアルコール,ジイソアミルエーテル,2−メチル−1−ブタノール,ジブチルエーテル,2−メチル−2−ブタノール,2−メチル−4−ペンタノール,4−メチル−2−ペンタノール又は上記洗浄液の混合液のいずれかの薬液が使用される。なおこの場合、開閉弁V1,V2は、図示しない制御手段からの制御信号に基づいて流量調整可能に開閉され、所定量の洗浄液がウエハWの表面に供給(吐出)される。特に、第2の洗浄液供給ノズル45Bから供給(吐出)される洗浄液例えば2−ブタノール等の保護膜の溶媒の供給量(吐出量)を調節し、供給量(吐出量)を少なくすることにより、図5(a)に示すように、レジスト層Rの表面に積層された保護膜TCの表層部のみを溶解して剥離することができ、また、洗浄液の供給量(吐出量)を多くすることで、図5(b)に示すように、保護膜TCの全部を溶解して剥離することができる。なお、洗浄液の供給量(吐出量)の調節に加えてスピンチャック40の回転数を変えて保護膜TCの剥離を調整するようにしてもよい。
なお、第1及び第2の洗浄液供給ノズル45A,45Bは、それぞれ洗浄液の温度を調整するための温度調整部48を備えている。温度調整部48は、供給路46a,46bの外側を囲むように形成された温調水の流路49により二重管構造に構成され、この温調水により洗浄液の温度が調整されるように構成されている。洗浄液の温度は例えばレジストの種類に応じて決められ、具体的には例えば低温の洗浄液で洗浄した場合の結果が良いレジストの場合は例えば23℃に設定される。反対に例えば高温の洗浄液で洗浄した場合の結果が良いレジストの場合は例えば50℃に設定される。これらは例えば予め試験を行うことにより決められ、そして、例えばレジスト毎に対応付けた温度の設定値の情報を図示しない制御部のコンピュータに設けられた記憶部に記憶させておき、プロセス処理時にこの情報を読み出して温度調整部48により洗浄液の温度を設定するようにしてもよい。
また、加熱処理の一つである露光後のウエハWをポストエクスポジャーベーク(PEB)する加熱・冷却ユニット(PEB)50Aは、熱処理装置50を具備している。この熱処理装置50は、図6に示すように、熱処理ユニットのケーシング(図示せず)内に、ウエハWを加熱する加熱部50aと、ウエハWを冷却する冷却部50bが設けられている。加熱部50aには、表面に塗布膜であるレジスト膜が形成されたウエハWを載置し加熱する熱板51と、熱板51の外周及び下部側を包囲する支持台52と、この支持台52の外周及び下部側を包囲するサポートリング53と、サポートリング53の上方開口部を覆い、サポートリング53と協働して熱処理室54を形成する蓋体55が設けられている。なお、サポートリング53の頂部の蓋体55に当接する面には円状の凹溝56が周設されており、この凹溝56内にOリング57が嵌挿されている。
上記熱板51には、温度制御器58aからの出力制御により所定温度に設定される温度ヒータ58が埋設されている。また、熱板51の同心円上の3箇所には、貫通孔59が設けられている。貫通孔59には、熱板51の下方に配設された昇降駆動機構60によって昇降する支持ピン61が貫通可能になっており、支持ピン61の昇降により、ウエハWが冷却部50bの冷却プレート62との間で受け渡されるようになっている。
また、上記蓋体55の一側には支持部63が突設されており、この支持部63に蓋体昇降機構例えば昇降シリンダ64のピストンロッド65が連結されている。したがって、昇降シリンダ64の駆動によって蓋体55がサポートリング53に対して接離移動すなわち開閉移動するようになっている。
上記昇降シリンダ64,昇降駆動機構60及び冷却プレート62の駆動機構66は、コントローラ70に電気的に接続されており、コントローラ70からの制御信号に基づいて駆動、すなわち蓋体55の開閉動作、支持ピン61の昇降動作するように構成されている。
次に、上記塗布・現像装置を用いてウエハWを処理する手順について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、ウエハWの表面にボトム反射防止膜(BARC)を形成し、その上層にレジスト層を塗布し、レジスト層の表面にトップ反射防止膜TC(以下に保護膜TCという)を積層した場合について説明する。まず、例えば13枚のウエハWを収納したキャリア10が載置部11に載置されると、開閉部12と共にキャリア10の蓋体が外されて受け渡し手段A1によりウエハWが取り出される。そして、ウエハWは棚ユニットU1の一段をなす受け渡しユニット(図示せず)を介して主搬送手段A2へと受け渡され、塗布処理の前処理として例えばユニット(BCT)23にてその表面にボトム反射防止膜(BARC)が形成される(ステップS1)。その後、主搬送手段A2により棚ユニットU1の加熱処理部に搬送されてプリベーク(CLHP)される(ステップS2)。
その後、主搬送手段A2によりウエハWは塗布ユニット(COT)25内に搬入され、ウエハWの表面全体に薄膜状にレジストが塗布される(ステップS3)。その後、主搬送手段A2により棚ユニットU2の加熱処理部に搬送されてプリベーク(CLHP)される(ステップS4)。
その後、主搬送手段A2によりウエハWはユニット(TCT)24にてレジスト層の表面に保護膜TCが形成される(ステップS5)。その後、主搬送手段A2により棚ユニットU2の加熱処理部に搬送されてプリベーク(CLHP)される(ステップS6)。その後、ウエハWは主搬送手段A2により受け渡しユニット36に搬送された後、インターフェース部3のアーム32Aにより洗浄装置34に搬入されてスピンチャック40により保持され、この状態で、第1の洗浄液供給ノズル45AがウエハWの一端側の外側に位置するように配置され、吐出口45aから洗浄液例えば純水を所定の流量で吐出すると共に当該ウエハWの表面から僅かに浮かせた状態で第1の洗浄液供給ノズル45Aを他端側に向かってスキャン(スライド移動)する。これにより、ウエハWの表面、厳密にはトップ保護膜TCの表面に洗浄液(純水)が供給され、この洗浄液に保護膜表面の溶解成分が溶け出してウエハWが洗浄される(ステップS7)。なお、洗浄液供給ノズル45Aを更に他端側から一端側に向かってスキャンし、この動作を繰り返して洗浄液供給ノズル45を例えば2〜3回往復させるようにしてもよい。あるいは、ウエハWの表面に表面張力により純水を液盛りした状態で所定の時間例えば2〜10秒間静止することもある。その後、洗浄液供給ノズル45Aを後退させると共に外カップ43a及び内カップ43bを上昇させた後、スピンチャック40によりウエハWを鉛直軸回りに高速回転させてウエハWから洗浄液を振り切るスピン乾燥を行う。例えば乾燥エア、乾燥窒素などの乾燥用気体を供給するための乾燥用気体ノズルをユニット内に設けておき、スピン乾燥に代えてあるいはスピン乾燥と共に乾燥用気体をウエハWに吹き付けて、より完全にウエハWを乾燥させるようにしてもよい。このような構成とすれば、プリベーク時にウエハW表面にウォーターマークが残って露光に影響するのをより確実に抑えることができるので好適である。
その後、ウエハWはアーム32Aにより洗浄装置34から搬出されて、第2のウエハ搬送部30Bへと受け渡されて受け渡しユニット37Aに載置される。このウエハWは露光部4に設けられた図示しない搬送手段によりウエハ搬送口3aを介して露光部4内に搬入され、ウエハWの表面に対向するように露光手段1が配置されて液浸露光が行われる(ステップS8)。
その後、液浸露光を終えたウエハWは図示しない上記搬送手段により受け渡しユニット37Bに載置される。次いで、第2のウエハ搬送部30Bにより受け渡しユニット37BからウエハWは取り出され、更に、第1のウエハ搬送部30Aに受け渡されて、洗浄装置34に搬入されてスピンチャック40により保持され、この状態で、第2の洗浄液供給ノズル45BがウエハWの中心部の上方に位置するように配置され、吐出口45bから洗浄液すなわちトップ反射防止膜(保護膜TC)の溶媒例えば2−ブタノールを所定の流量で吐出する。これにより、ウエハWの表面、厳密には保護膜の表面に洗浄液(2−ブタノール)が供給され、これにより保護膜が溶解して液浸露光時にウエハWの表面具体的には保護膜の表面に生じた水滴,パーティクル,シミ等が確実に除去される(ステップS9)。なお、第2の洗浄液供給ノズル45Bを、第1の洗浄液供給ノズル45Aと同様にウエハWの上方にスキャンさせてもよい。この洗浄処理の際、上述したように、洗浄液(2−ブタノール)の供給量や供給(吐出)時間を制御することによって保護膜の一部すなわち表層部を剥離するか(図5(a)参照)、あるいは、保護膜の全部を剥離して(図5(b)参照)、水滴,パーティクル,シミ等を除去する。洗浄液(2−ブタノール)の供給量や供給(吐出)時間の制御は、レジストの種類や膜厚によって異なり、予め実験により求めることができる。また、保護膜の剥離形態は必要に応じて選択することができる。剥離形態を選択する上で、以下の点を考慮していずれかを選択する。例えば、保護膜の一部(表層部)を剥離する場合は、レジスト層の表面に保護膜が存在するため、液浸露光後の後述するポストエクスポージャーベーク(PEB)するまでの時間を管理する必要がないという利点があるが、レジスト層の表面に保護膜の残渣が生じる懸念がある。これに対して、保護膜を全部剥離する場合は、レジスト層の表面に保護膜の残渣が生じる心配はないが、保護膜剥離後の化学増幅型レジストにおける酸の拡散の程度をウエハ間で揃えるために、洗浄処理後からポストエクスポージャーベーク(PEB)するまでの時間を管理する必要がある。
なお、液浸露光後に保護膜上に付着したパーティクルは、保護膜剥離後にレジスト層上の同位置へ一部転写されることが確認されているが、上記のように洗浄液(例えば2−ブタノール)を用いて保護膜を剥離することにより、ウエハWの表面電位を低電位にコントロール、例えば後述するように、保護膜の剥離前の表面電位(1.1V)に対して保護膜の剥離後の表面電位(1.26V)とすることができるので、パーティクルの転写率を低減することができると共に、パーティクルの除去率を高めることができる。
このように、洗浄液(例えば2−ブタノール)を用いて洗浄処理することにより、ウエハWの表面電位を低電位にコントロールできるので、保護膜の剥離処理以外の保護膜のないウエハWの洗浄処理においても、洗浄液(例えば2−ブタノール)を用いることで同様の効果が得られる。
露光後の洗浄が行われた後、第2のウエハ搬送部30Bにより洗浄装置34からウエハWは取り出され、更に、第1のウエハ搬送部30Aに受け渡されて、第1のウエハ搬送部30Aにより加熱・冷却ユニット(PEB)50Aの熱処理装置50内に搬入される。ここで、ウエハWは冷却プレート62に載せられて粗冷却された後、熱板51に載置されて所定の温度に加熱されることにより、レジストに含まれる酸発生剤から発生した酸をその内部領域に拡散させるポストエクスポージャーベーク(PEB)処理が行われる(ステップS10)。そして、当該酸の触媒作用によりレジスト成分が化学的に反応することにより、この反応領域は例えばポジ型のレジストの場合には現像液に対して可溶解性となる。この際、露光後の洗浄処理において、保護膜TCの全部が剥離された場合には、コントローラ70からの信号によりウエハWが洗浄処理された後からポストエクスポージャーベーク(PEB)するまでの時間が一定になるように、第1及び第2のウエハ搬送部30A,30Bの搬送のタイミング及び時間を制御する。なおこの場合、ウエハWをバッファカセット35内に一時収納し、所定時間経過後、第2のウエハ搬送部30Bにより取り出して時間を管理するようにしてもよい。これにより、レジストの膜厚を一定にすることができると共に、レジストの化学反応を抑制することができる。
PEB処理がされたウエハWは、第1のウエハ搬送部30Aにより加熱・冷却ユニット50Aの熱処理装置50から搬出され、そして棚ユニットU3の受け渡しユニットを経由して処理部2内に搬入される。処理部2内でウエハWは主搬送手段A3により現像ユニット(DEV)26内に搬入され、現像ユニット(DEV)26内に設けられた現像液ノズルによりその表面に現像液が供給されて現像処理が行われる(ステップS11)。これにより、ウエハW表面のレジスト膜のうちの現像液に対して可溶解性の部位が溶解することにより所定のレジストパターンが形成される。更にウエハWには例えば純水などのリンス液が供給されてリンス処理がなされ、その後にリンス液を振り切るスピン乾燥が行われる。例えば乾燥エア、乾燥窒素などの乾燥用気体を供給するための乾燥用気体ノズルをユニット内に設けておき、スピン乾燥に代えてあるいはスピン乾燥と共に乾燥用気体をウエハWに吹き付けて、より完全にウエハWを乾燥させるようにしてもよい。その後、ウエハWは主搬送手段A3により現像ユニット(DEV)26から搬出され、主搬送手段A2、受け渡し手段A1を経由して載置部11上の元のキャリア10へと戻されて一連の塗布・現像処理を終了する。
上記実施形態によれば、液浸露光時にウエハWの表面具体的には保護膜の表面に生じた水滴,パーティクル,シミ等を確実に除去することができるので、結果として現像処理したウエハWの表面に高精度な線幅であってかつ面内均一性の高いレジストパターンを形成することができる。すなわち、ウエハWに対して高精度かつ面内均一性の高い塗布・現像処理をすることができる。
なお、上記実施形態では、ウエハWの表面にボトム反射防止膜(BARC)を形成し、その表面にレジスト層(R)を形成し、更にその表面にトップ反射防止膜(保護膜)(TC)を積層した場合について説明したが、ボトム反射防止膜(BARC)なしの場合においても、上記実施形態と同様の効果が得られる。この場合の処理手順は、レジスト塗布工程→プリベーク工程→トップ反射防止膜塗布工程→プリベーク工程→露光前洗浄工程→液浸露光工程→露光後洗浄工程→ポストエクスポージャーベーク工程→現像工程の順に処理される。
なお、上記実施形態では、第1及び第2の洗浄液供給ノズル45A,45Bをインターフェース部3に配置される洗浄装置34内に設けた場合について説明したが、第1の洗浄液供給ノズル45Aをレジスト塗布ユニット25内に設けるようにしてもよい。
次に、本発明の効果を確認するために行った実験について説明する。
<実施例1>
液浸露光後の洗浄において、ウエハ表面(具体的には保護膜の表面)に疑似のシミ(Drying Stain)を作製し、純水による洗浄(比較例1)と2−ブタノールによる洗浄(実施例1)を行った後のシミ(Drying Stain)の個数を調べたところ、図8に示すような結果が得られた。
この実験の結果、純水による洗浄(比較例1)においては、洗浄前のシミが34個であり、洗浄後のシミが32個と2個少なくなったのに対し、2−ブタノールによる洗浄(実施例1)においては、洗浄前のシミが33個であり、洗浄後のシミが6個で27個も少なくすることができ、シミの除去効果が顕著であることが判った。
<実施例2>
純水による洗浄(比較例2)と2−ブタノールによる洗浄(実施例2)を行い、その後に現像処理を行った後のウエハ表面上のパーティクル数を調べたところ、図9に示すような結果が得られた。
この実験の結果、純水による洗浄(比較例2)においては、パーティクル数が50,000個以上であったが、これに対して、2−ブタノールによる洗浄(実施例2)においては、パーティクル数が14,257個であった。したがって、2−ブタノールによる洗浄(実施例2)によれば、保護膜残渣による解像度の低下及び線幅精度の低下を顕著に抑制できることが判った。
<実施例3>
レジストへのダメージを調べるために、洗浄液として、イソプロピルアルコール(IPA)(比較例3)、エタノール(比較例4)、2−ブタノール(実施例3)を用いてレジスト層の洗浄を行ったところ、図10に示すような結果が得られた。
この実験の結果、IPA(比較例3)においては、レジスト膜減り量が約3Åであり、エタノール(比較例4)においては、レジスト膜減り量が約7Åであったが、2−ブタノール(実施例3)においては、レジスト膜減り量は殆どない(ゼロ)であった。
この結果、2−ブタノールのレジストへのダメージはないことが判った。
<実施例4>
液浸露光後の保護膜に付着するパーティクルの保護膜剥離後の転写メカニズムについて、表面電位に着目して、上記実施形態の洗浄液(2−ブタノール)を用いて現像処理前に保護膜を剥離する方法(実施例A)と、従来の現像処理(現像液+純水リンス)により保護膜を剥離する方法(比較例B)とを比較して、表面電位とパーティクル転写率(パーティクル除去率)を調べたところ、表1に示すような結果が得られた。なお、実験条件として、レジストを塗布した基板(以下に基板Wという)上をSi片パーティクルにて汚染させ、パーティクル測定(パーティクル測定サイズ:100nm以上)を実施した。この場合、表面電位測定は、ケルビン法(振動容量法)を用いた。
Figure 0004912180
上記実験の結果、比較例Bでは、保護膜剥離前の表面電位が1.1Vであったが、現像液を用いて保護膜を剥離し、その後純水を用いてリンス処理した後の表面電位は、−4.6Vであり、パーティクル転写率は20%(パーティクル除去率は80%)であった。
これは、図11(B)に示すように、現像処理後のレジスト表面電位が+(プラス)に帯電していることから基板Wは+に帯電しており、一方、現像液D中のパーティクルPは−(マイナス)に帯電しているため、基板W上へ電気的に吸着する{図11(B)(b−1)参照}。その後、吸着したパーティクルPは、基板Wと同電位の+になると予想される{図11(B)(b−2)参照}。次に、純水(DIW)リンスによって基板Wは−に帯電するため、基板W上に吸着した+帯電のパーティクルPは、基板Wとの電気的相互作用により基板W上に残りやすくなる{図11(B)(b−3),(b−4)参照}。
よって、比較例Bの現像剥離処理、すなわち現像液Dと純水(DIW)リンスによる保護膜剥離後の基板Wの−帯電量が大きくなるにつれ基板W上へのパーティクル転写率が多くなるものと推測される。
これに対して、実施例Aでは、保護膜剥離前の表面電位が1.1Vであったが、洗浄液(2−ブタノール)を用いて保護膜を剥離した後の表面電位は、1.26Vであり、パーティクル転写率は4%(パーティクル除去率は96%)であった。なお、保護膜を剥離した後に、比較例Bと同様に現像処理(現像液+純水リンス)を行った後においてもパーティクル転写率(パーティクル除去率)は同じであった。
これは、図11(A)に示すように、保護膜剥離時の洗浄液(2−ブタノール)は基板Wと同電位の+に帯電している可能性が高いと推測され、電気的に反発する{図11(A)(a−2),(a−3)参照}。これにより、パーティクル転写率は少なくなると共に、パーティクル除去率が多くなる{図11(A)(a−4)参照}。
なお、上記実施例では、2−ブタノールを使用した場合について説明したが、2-ブタノールと同じ特徴を持つ分鎖型のアルコール系である、例えばイソブタノール,n−デカン,2−オクタノール,n−ペンタノール,イソブチルアルコール,ジイソアミルエーテル,2−メチル−1−ブタノール,ジブチルエーテル,2−メチル−2−ブタノール,2−メチル−4−ペンタノール,4−メチル−2−ペンタノール又は上記洗浄液の混合液を用いても同様の効果が得られる。
この発明に係る露光・現像処理方法を適用した塗布・現像処理装置に露光処理装置を接続した処理システムの全体を示す概略平面図である。 上記処理システムの概略斜視図である。 上記処理システムにおけるインターフェース部を示す斜視図である。 上記処理システムにおける洗浄装置を示す断面図(a)及び(a)のI部拡大断面図(b)である。 この発明における液浸露光後洗浄の異なる形態を示す拡大断面図である。 上記処理システムにおける加熱・冷却ユニットを示す断面図である。 塗布、露光、現像の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の効果を確認するために行った実験の結果を示すシミの残渣個数を比較したグラフである。 本発明の効果を確認するために行った実験の結果を示すパーティクル数の残渣個数を比較したグラフである。 本発明の効果を確認するために行った実験の結果を示すレジスト膜減り量を比較したグラフである。 本発明の効果を確認するために行った実験における表面電位とパーティクルの転写メカニズムを示す概略断面図である。
符号の説明
W 半導体ウエハ(被処理基板)
R レジスト層
TC トップ反射防止膜(保護膜)
1 キャリアステーション
2 処理部
3 インターフェース部
4 露光部
24 トップ反射防止膜(保護膜)塗布ユニット
25 レジスト塗布ユニット
26 現像ユニット
34 洗浄装置
45A,45B 第1,第2の洗浄液供給ノズル
50A 加熱・冷却ユニット
50 熱処理装置
70 コントローラ(制御手段)

Claims (5)

  1. レジスト層の表面に現像液可溶型の材料からなる保護膜が積層された被処理基板の表面に、光を透過する液層を形成した状態で被処理基板の表面を露光した後、露光された被処理基板の表面を現像する露光・現像処理方法において、
    上記露光後の現像前に、上記被処理基板の表面を、上記保護膜の溶媒からなる洗浄液である、2−ブタノール,イソブタノール,n−デカン,2−オクタノール,n−ペンタノール,イソブチルアルコール,ジイソアミルエーテル,2−メチル−1−ブタノール,ジブチルエーテル,2−メチル−2−ブタノール,2−メチル−4−ペンタノール,4−メチル−2−ペンタノール又は上記洗浄液の混合液のいずれかにより洗浄する洗浄工程を有する、ことを特徴とする露光・現像処理方法。
  2. 請求項1記載の露光・現像処理方法において、
    上記洗浄工程の後に、レジストの膜厚,反応を安定にすべく被処理基板を所定温度で加熱する加熱工程を更に有する、ことを特徴とする露光・現像処理方法。
  3. 請求項1又は2記載の露光・現像処理方法において、
    上記洗浄工程において、洗浄液により保護膜の表層部を剥離する、ことを特徴とする露光・現像処理方法。
  4. 請求項1又は2記載の露光・現像処理方法において、
    上記洗浄工程において、洗浄液により保護膜の全部を剥離する、ことを特徴とする露光・現像処理方法。
  5. 請求項4記載の露光・現像処理方法において、
    上記保護膜の全部が剥離された被処理基板の洗浄処理後から加熱処理開始までの時間を一定に制御する、ことを特徴とする露光・現像処理方法。
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