JP3259091B2 - 現像処理方法 - Google Patents

現像処理方法

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JP3259091B2
JP3259091B2 JP2000042770A JP2000042770A JP3259091B2 JP 3259091 B2 JP3259091 B2 JP 3259091B2 JP 2000042770 A JP2000042770 A JP 2000042770A JP 2000042770 A JP2000042770 A JP 2000042770A JP 3259091 B2 JP3259091 B2 JP 3259091B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンナ機構とノ
ズルを用いて被処理基板上に現像液を盛るスプレー式の
現像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス製造のフォトリソグラフ
ィー工程では、半導体ウエハの表面にフォトレジストを
塗布し(レジスト塗布工程)、レジスト上にマスクパタ
ーンを焼き付けてから(露光工程)、レジストの感光部
もしくは非感光部を選択的に現像液に溶解させて(現像
工程)、ウエハ表面にレジストパターンを形成するよう
にしている。従来より、この種の現像工程には、スピン
ナ機構で半導体ウエハを回転させながらノズルより現像
液をウエハ表面に噴霧して供給し、表面張力で液盛りす
るスプレー方式の現像装置が用いられている。
【0003】一般に、スプレー方式の現像装置では、現
像液の液盛りを行わない間はノズルを所定のノズル待機
部に待機させ、長い時間使用しないときはノズル先端の
現像液が劣化するおそれがあるためそこで(ノズル待機
部で)あるいは特別に設けられたダミーディスペンス部
で所定量の現像液を吐出廃棄するようにしている。ま
た、ノズルからの現像液が半導体ウエハに当たる際にウ
エハの受ける衝撃を和らげるように、ノズルの吐出口を
多数の細孔で構成し、それらの細孔から現像液をにじみ
出るように吐出させることも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスプレー式現像
処理方法では、上記のようにノズルの吐出口を多数の細
孔にする場合でもそうでない場合でも、ノズルからの現
像液は半導体ウエハの表面にほぼ垂直に当たるようにな
っている。ところが、半導体ウエハは回転しているた
め、そこに現像液が垂直に当たることで、半導体ウエハ
は相当の衝撃を受ける。現像液の当たる衝撃が強いと、
ウエハ表面が損傷を受けたり、現像液中に気泡が生じて
現像むらが起こるおそれがあった。
【0005】また、従来は、上記したようにノズル待機
部またはダミーディスペンス部で予めダミーディスペン
スを行ったうえで、ノズルを半導体ウエハの上方まで移
動させ、所定の現像液吐出位置で現像液を吐出させてい
た。しかし、吐出開始直後はノズルより現像液が勢いよ
く吐き出されるため、強い衝撃でウエハ表面に当たって
しまうという問題があった。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、ノズルより被処理基板の表面に供給される現像
液の衝撃を和らげて被処理基板の保護と現像処理工程の
質の向上をはかるとともに、被処理基板上に現像液を安
全かつ均一に盛り、現像欠陥を可及的に少なくする現像
処理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の現像処理方法は、被処理基板をスピンチ
ャックの上に載せて回転させながらノズルを前記被処理
基板の側方から上方へ移動させ、前記ノズルを介して現
像液を前記被処理基板の表面に供給するようにした現像
処理方法において、前記ノズルを前記被処理基板の側方
から前記被処理基板の周縁部の上方に設定された第1の
位置まで移動させ、前記第1の位置に静止させた前記ノ
ズルより前記現像液の吐出を前記被処理基板に掛からな
いようにして開始させる工程と、前記被処理基板を第1
の回転速度で回転させると同時に、前記ノズルより吐出
される前記現像液が吐出方向を一定に保ったまま前記被
処理基板の回転に逆らわない向きで基板表面に当たるの
を確保しながら前記ノズルを前記第1の位置から前記被
処理基板の上方の所定の第2の位置まで第1の時間をか
けて移動させる工程と、前記ノズルが前記第2の位置に
着いた直後に前記被処理基板の回転速度を前記第1の回
転速度よりも低い第2の回転速度に切り換え、前記第2
の回転速度の下で第2の時間をかけて、前記第2の位置
で前記ノズルより前記現像液を前記被処理基板の回転に
逆らわない向きで吐出させて前記被処理基板に供給する
工程と、前記第2の時間の経過後に前記被処理基板の回
転速度を前記第2の回転速度よりも低い第3の回転速度
に切り換え、前記第3の回転速度の下で第3の時間をか
けて、前記第2の位置で前記ノズルより前記現像液を前
記被処理基板の回転に逆らわない向きで吐出させて前記
被処理基板に供給する工程とを有する方法とした。
【0009】本発明の現像処理方法では、スピン回転す
る被処理基板に対して、現像液供給用のノズルを基板の
側方から上方へ移動させながら現像液を基板上に供給す
る。最初に、ノズルは基板の側方から上方へ移動する途
中に基板の周縁部の上方に設定された第1の位置で停止
し、そこで基板に掛からないように現像液の吐出を開始
することにより、吐出開始時ないし開始直後にノズルか
ら勢いよく出る現像液を基板に当たるのを回避すること
ができる。次いで、現像液の吐出方向を一定に保ったま
ま現像液を基板の回転に逆らわない向きで基板表面に当
たるのを(つまりソフトインパクトでの現像液供給を)
確保しながら、ノズルが第1の位置から基板上方の所定
の第2の位置まで第1の時間をかけて移動する。かかる
第1の位置から第2の位置へのノズルの移動(スキャ
ン)により、高速の第1の回転速度で回転する基板の表
面に現像液を万遍に降り掛けて、基板表面全体を薄い膜
厚の現像液で濡らすことができる。次に、ノズルが第2
の位置に着いたなら、基板の回転速度を中速の第2の回
転速度に切り換える。この中速の基板回転により、ノズ
ルよりソフトインパクトで基板上に供給される現像液の
液層は基板中心部から厚くなる。ここで、高速(第1の
回転速度)から中速(第2の回転速度)への切り換えに
際しては、現像欠陥の防止と処理効率の2要件を同時に
満たすために、基板上で現像液が基板中心部に引き寄せ
られるプルバック現象を防止し得る可及的に大きな加速
度で減速するのが好ましい。上記のようにして第2の回
転速度の下でソフトインパクトの現像液供給を所定時間
(第2の時間)行った後は、基板の回転速度を低速の第
3の回転速度に切り換える。この後、かかる低速の基板
回転でソフトインパクトの現像液供給が所定時間(第3
の時間)行われることにより、基板表面全体に現像液が
所望の厚さでほぼ均一に液漏りされる。
【0010】本発明の好適な一態様は、被処理基板をス
ピンチャックの上に載せて回転させながらノズル介して
現像液を前記被処理基板の表面に供給するようにした現
像装置において、前記ノズルが水平方向に直線的に配列
された複数の吐出口を有し、前記ノズルを前記被処理基
板の上方で水平方向に略直線的に移動させ、水平面内で
前記ノズルの移動方向と直交する軸に対して前記吐出口
の配列方向が所定の角度だけ斜めに傾いている構成であ
る。この構成において、好ましくは、前記ノズルからの
現像液を前記被処理基板の回転中心の回りに90゜の領
域内で前記被処理基板に供給することとしてよい。ま
た、前記ノズルが前記被処理基板に差し掛かる際に、前
記ノズルの両端の吐出口から吐出される現像液が略同時
に前記被処理基板の周端に当たるようにしてよい。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
実施形態を説明する。
【0015】先ず、図1〜図5につき本発明の一実施形
態における現像処理方法の適用可能な塗布現像処理シス
テムを説明する。図1〜図3はこの塗布現像処理システ
ムの全体構成を示す図であって、図1は平面図、図2は
正面図および図3は背面図である。
【0016】この処理システムは、被処理基板として半
導体ウエハWをウエハカセットCRで複数枚たとえば2
5枚単位で外部からシステムに搬入しまたはシステムか
ら搬出したり、ウエハカセットCRに対して半導体ウエ
ハWを搬入・搬出したりするためのカセットステーショ
ン10と、塗布現像工程の中で1枚ずつ半導体ウエハW
に所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを所定位
置に多段配置してなる処理ステーション12と、この処
理ステーション12と隣接して設けられる露光装置(図
示せず)との間で半導体ウエハWを受け渡しするための
インタフェース部14とを一体に接続した構成を有して
いる。
【0017】カセットステーション10では、図1に示
すように、カセット載置台20上の突起20aの位置に
複数個たとえば4個までのウエハカセットCRがそれぞ
れのウエハ出入口を処理ステーション12側に向けてX
方向一列に載置され、カセット配列方向(X方向)およ
びウエハカセットCR内に収納されたウエハのウエハ配
列方向(Z方向)に移動可能なウエハ搬送体22が各ウ
エハカセットCRに選択的にアクセスするようになって
いる。さらに、このウエハ搬送体22は、θ方向に回転
可能に構成されており、後述するように処理ステーショ
ン12側の第3の組G3 の多段ユニット部に属するアラ
イメントユニット(ALIM)およびイクステンション
ユニット(EXT)にもアクセスできるようになってい
る。
【0018】処理ステーション12では、図1に示すよ
うに、中心部に垂直搬送型の主ウエハ搬送機構24が設
けられ、その周りに全ての処理ユニットが1組または複
数の組に亙って多段に配置されている。この例では、5
組G1,G2,G3,G4,G5 の多段配置構成であり、第1お
よび第2の組G1,G2 の多段ユニットはシステム正面
(図1において手前)側に並置され、第3の組G3 の多
段ユニットはカセットステーション10に隣接して配置
され、第4の組G4 の多段ユニットはインタフェース部
14に隣接して配置され、第5の組G5 の多段ユニット
は背部側に配置されている。
【0019】図2に示すように、第1の組G1 では、カ
ップCP内で半導体ウエハWをスピンチャックに載せて
所定の処理を行うスピンナ型処理ユニットとして本実施
例によるレジスト塗布ユニット(COT)および現像ユ
ニット(DEV)が下から順に2段に重ねられている。
第2の組G2 でも、本実施例によるレジスト塗布ユニッ
ト(COT)および現像ユニット(DEV)が下から順
に2段に重ねられている。レジスト塗布ユニット(CO
T)ではレジスト液の排液が機構的にもメンテナンスの
上でも面倒であることから、このように下段に配置する
のが好ましい。しかし、必要に応じて上段に配置するこ
とも可能である。
【0020】図3に示すように、第3の組G3 では、半
導体ウエハWを載置台SPに載せて所定の処理を行うオ
ーブン型の処理ユニットたとえばクーリングユニット
(COL)、アドヒージョンユニット(AD)、アライ
メントユニット(ALIM)、イクステンションユニッ
ト(EXT)、プリベーキングユニット(PREBAK
E)およびポストベーキングユニット(POBAKE)
が下から順に8段に重ねられている。第4の組G4 で
も、オーブン型の処理ユニット、たとえばクーリングユ
ニット(COL)、イクステンション・クーリングユニ
ット(EXTCOL)、イクステンションユニット(E
XT)、クーリングユニット(COL)、プリベーキン
グユニット(PREBAKE)およびポストベーキング
ユニット(POBAKE)が下から順にたとえば8段に
重ねられている。
【0021】このように処理温度の低いクーリングユニ
ット(COL)、(EXTCOL)を下段に配置し、処
理温度の高いベーキングユニット(PREBAKE)、
ポストベーキングユニット(POBAKE)およびアド
ヒージョンユニット(AD)を上段に配置することで、
ユニット間の熱的な相互干渉を少なくすることができ
る。しかし、ランダムな多段配置とすることも可能であ
る。
【0022】インタフェース部14は、奥行方向では処
理ステーション12と同じ寸法を有するが、幅方向では
小さなサイズにつくられている。インタフェース部14
の正面部には可搬性のピックアップカセットCRと定置
型のバッファカセットBRが2段に配置され、背面部に
は周辺露光装置28が配設され、中央部にはウエハ搬送
体26が設けられている。このウエハ搬送体26は、
X,Z方向に移動して両カセットCR,BRおよび周辺
露光装置28にアクセスするようになっている。さら
に、ウエハ搬送体26は、θ方向に回転可能に構成さ
れ、処理ステーション12側の第4の組G4 の多段ユニ
ットに属するイクステンションユニット(EXT)に
も、および隣接する露光装置側のウエハ受渡し台(図示
せず)にもアクセスできるようになっている。
【0023】この処理システムは、クリーンルームに設
置されるが、さらにシステム内でも効率的な垂直層流方
式によって各部の清浄度を高めている。図4および図5
に、システム内における清浄空気の流れを示す。
【0024】図4および図5において、カセットステー
ション10,処理ステーション12およびインタフェー
ス部14の上方にはエア供給室12a,14a,16a
が設けられており、各エア供給室12a,14a,16
aの下面に防塵機能付きフィルタたとえばULPAフィ
ルタ30,32,34が取り付けられている。
【0025】図5に示すように、本処理システムの外部
または背後に空調器36が設置されており、この空調器
36より配管38を通って空気が各エア供給室12a,
14a,16aに導入され、各エア供給室のULPAフ
ィルタ30,32,34より清浄な空気がダウンフロー
で各部10,12,14に供給されるようになってい
る。このダウンフローの空気は、システム下部の適当な
箇所に多数設けられている通風孔40を通って底部の排
気口42に集められ、この排気口42から配管44を通
って空調器36に回収され循環するようになっている。
なお、循環させずに排気口42より外部に排出するよう
に構成することもできる。
【0026】図4に示すように、カセットステーション
10において、カセット載置台20の上方空間とウエハ
搬送アーム22の移動空間とは垂れ壁式の仕切り板11
によって互いに仕切られており、ダウンフローの空気は
両空間で別個に流れるようになっている。
【0027】図4および図5に示すように、処理ステー
ション12では、第1および第2の組G1,G2 の多段ユ
ニットの中で下段に配置されているレジスト塗布ユニッ
ト(COT),(COT)の天井面にULPAフィルタ
46が設けられており、空調器36からの空気は配管3
8より分岐した配管48を通ってフィルタ46まで送ら
れるようになっている。この配管48の途中に温度・湿
度調整器(図示せず)が設けられ、レジスト塗布工程に
適した所定の温度および湿度の清浄空気がレジスト塗布
ユニット(COT),(COT)に供給されるようにな
っている。そして、フィルタ46の吹き出し側付近に温
度・湿度センサ50が設けられており、そのセンサ出力
が該温度・湿度調整器の制御部に与えられ、フィードバ
ック方式で清浄空気の温度および湿度が設定値に制御さ
れるようになっている。
【0028】図4において、各スピンナ型処理ユニット
(COT),(DEV)の主ウエハ搬送機構24に面す
る側壁には、ウエハおよび搬送アームが出入りするため
の開口部DRが設けられている。各開口部DRには、各
ユニットからパーティクルまたはコンタミネーションが
主ウエハ搬送機構24側に入り込まないようにするた
め、シャッタ(図示せず)が取り付けられている。
【0029】上記構成の塗布現像処理システムにおいて
は、たとえば次のように順に半導体ウエハWを搬送して
各処理を行う。
【0030】先ず、ウエハカセットCRから処理前の半
導体ウエハWを1枚ずつウエハ搬送体22により搬出し
てアライメントユニット(ALIM)に搬入する。ここ
で位置決めされた半導体ウエハWを主ウエハ搬送機構2
4により搬出してアドヒージョンユニット(AD)に搬
入してアドヒージョン処理を施す。このアドヒージョン
処理の終了後、半導体ウエハWを主ウエハ搬送機構24
により搬出してクーリングユニット(COL)に搬入し
て、ここで冷却する。
【0031】以下、半導体ウエハWをレジスト塗布ユニ
ット(COT)、プリベーキングユニット(PREBA
KE)、イクステンション・クーリングユニット(EX
TCOL)、インタフェース部14を介して露光装置に
搬送し、次に第4の組G4 のイクステンションユニット
(EXT)、現像ユニット(DEV)、ポストベーキン
グユニット(POBAKE)、第3の組G3 のイクステ
ンションユニット(EXT)等に搬送して各処理を行
い、処理済みの半導体ウエハWをウエハカセットCRに
収納する。
【0032】次に、図6〜図8および図13〜図15に
つき本実施形態における現像ユニット(DEV)の構成
を説明する。図6は現像ユニット(DEV)の要部の構
成を示す一部断面略側面図であり、図7および図8は現
像ユニット(DEV)におけるスキャン時の現像液供給
ノズルの第1および第2の位置をそれぞれ示す略平面図
である。図13は、一実施例による現像液供給ノズルの
内部の構成を示す断面図である。図14および図15
は、一変形例による現像液供給ノズルの内部の構成を示
す断面図および要部の構成を模式的に示す斜視図であ
る。
【0033】この現像ユニット(DEV)では、環状カ
ップCPの内側中心部にスピンチャック60が配置され
ている。現像処理を受けるべき半導体ウエハWは、主ウ
エハ搬送機構24の搬送アーム(図示せず)によりユニ
ット内に搬送されて来てスピンチャック60の上に載置
される。スピンチャック60は、真空吸着によって半導
体ウエハWを保持した状態で、駆動モータ62の回転駆
動力によって回転するように構成されている。カップC
Pの中に落ちた液体あるいは吸い込まれた気体は、カッ
プCPの底のドレイン口(図示せず)からドレイン管
(図示せず)を通ってトラップタンク(図示せず)へ送
られるようになっている。
【0034】カップCPの内側壁面64の上端には、ス
ピンチャック60上の半導体ウエハWの周縁部の裏面と
適当な隙間Gを形成するようにリング部材66が取り付
けられている。このリング部材66の内側で、かつスピ
ンチャック60の下側に、有底筒状のバッファ室68が
設けられている。バッファ室68の底面には1つまたは
複数の気体導入口68aが形成されており、図示しない
ガス供給源からの気体たとえば空気またはN2 ガスが気
体導入口68aよりバッファ室68内に導入される。室
内に導入された気体は、リング部材66と半導体ウエハ
Wとの隙間Gを通って室外へ抜ける。このようにして、
スピンチャック60上の半導体ウエハWの周縁部の裏面
に沿ってウエハWの内側から外側に向かって気流が流れ
る。
【0035】この現像ユニット(DEV)における現像
液供給ノズル70は、垂直支持棒72およびジョイント
部材74を介して水平ノズルアーム76に支持されてお
り、水平ノズルアーム76に結合されている駆動機構
(図示せず)の水平駆動によって、カップCPの外側ま
たは側方に配設されたノズル待機部78(図7)とスピ
ンチャック60の上方に設定された所定位置との間で直
線移動するようになっている。ノズル待機部78では、
現像液供給ノズル70の先端で乾燥劣化した現像液を廃
棄するために、定期的または必要に応じてダミーディス
ペンスが行われるようになっている。
【0036】図13において、本実施例における現像液
供給ノズル70は、下端部の吐出面に細孔からなる多数
(n個)の吐出口80(1) ,80(2) ,…,80(n) を
一列に設けた吐出部82と、現像液の温度を一定に維持
するための温調部84とを一体に結合してなる。吐出部
82および温調部84はたとえばSUSまたはアルミニ
ウムから構成されてよい。
【0037】吐出部82から見て温調部84の裏側面の
両端部には一対の筒状配管接続部86,88が突設さ
れ、それらの配管接続部86,88に外管の温調管90
b,92bおよび内管の現像液供給管90a,92aか
らなる一対の二重管90,92がそれぞれ接続される。
外側の温調管90b,92bは配管接続部86,88の
開口付近の比較的径の大きな温調水ポート86a,88
aに取り付けられ、内側の現像液供給管90a,92a
は配管接続部86,88の内奥の比較的径の小さな現像
液ポート86b,88bに取り付けられる。
【0038】温調部84の内部には、吐出口80(1) ,
80(2) ,…80(n) の配列方向と平行に延在する温調
水通路94が形成されている。この温調水通路94は、
現像液供給管90および現像液ポート86b,88bの
回りに形成される通路96,98を介して温調水ポート
86a,88aと連通している。温調水供給部(図示せ
ず)より一方の温調管90bの中を通って来て入口側の
温調水ポート86aに導入された温調水は、温調水通路
96,94,98を通って出口側の温調水ポート88a
へ達し、他方の温調管92bを通って該温調水供給部へ
戻されるようになっている。
【0039】吐出部80の内部には温調部84内の現像
液通路100,102を介して現像液導入口86b,8
8bと連通するL状の現像液通路104が形成されてお
り、この現像液通路104の長手通路に各吐出口80
(i) が一定間隔で接続されている。現像液供給部(図示
せず)より現像液供給管90a,92aを通って来て現
像液導入口86b,88bに導入された現像液は、現像
液通路100,102,104内を流れて、各吐出口8
0(i) より吐出されるようになっている。
【0040】現像液供給部よりノズル70に供給される
現像液は、現像液供給管90a内でも吐出部82内でも
それぞれ温調管90bおよび温調部84の温調水によっ
て一定温度に維持されるため、各吐出口80(i) より吐
出される現像液は良好な液質状態になっている。なお、
現像液供給ノズル70の各吐出口80(i) は斜め下方を
向いており、現像液は同方向に吐出される。
【0041】図14および図15に示す一変形例は、現
像液供給ノズル70の吐出部82内に各吐出口80(i)
の現像液流量を均一化するための整流板110を設けた
ものである。この例では、吐出部82の上面に凹所11
2が形成され、この凹所112の中に上面の開口した箱
状部材114がその底板部(整流板)110を凹所11
2の底から幾らか浮かした状態で取り付けられている。
【0042】箱状部材114の底板部(整流板)110
において、下方の吐出口80(1) ,80(2) ,…80
(n) とそれぞれ対向する位置(箇所)に、適当な口径を
有する孔116(1) ,116(2) ,…116(n) が形成
されている。箱状部材114と温調部84の下面85と
でバッファ室118が形成され、温調部84の現像液通
路100,102の出口はバッファ室118の両端部に
臨んでいる。
【0043】現像液通路100,102を流れてきた現
像液は、いったんバッファ室118で受け止められてか
ら整流板110の孔116(1) ,116(2) ,…116
(n)を通り、ほぼ均一な流れに整流された状態で吐出口
80(1) ,80(2) ,…80(n) へ送られる。これによ
り、現像液は吐出口80(1) ,80(2) ,…80(n)よ
りほぼ均一な流量で吐出されるようになっている。
【0044】なお、整流板110の取付構造あるいは孔
116の配置位置、個数等は、任意に選択または変形す
ることができる。
【0045】図7および図8に示すように、現像液供給
ノズル70は、吐出口80(1) ,80(2) ,…80(n)
の配列方向が水平ノズルアーム76に対して水平ではな
く幾らか斜めに傾いた角度φ(好ましくは10〜24
゜)で取り付けられている。現像処理が行われるとき、
水平ノズルアーム76はその軸方向に垂直な水平方向
(矢印Fの方向)に移動して、現像液ノズル70をノズ
ル待機部78から半導体ウエハWの上方の位置まで運ぶ
ようになっている。
【0046】次に、図6〜図12につき本実施例の現像
ユニット(DEV)における現像処理の工程を説明す
る。
【0047】現像ユニット(DEV)における現像処理
は、基本的には、図9に示すような5つの工程,,
,,を含んでいる。
【0048】先ず、第1工程では、水平ノズルアーム
76を矢印Fの方向に駆動して、現像液ノズル70をノ
ズル待機部78の位置から半導体ウエハWの周縁部の上
方に設定された第1の位置P1 (図6において実線で示
す位置)まで移動させる。このノズル70の各吐出口8
0(1) ,80(2) ,…80(n) はカップCPの上部開口
に向けられる。一方、駆動モータ62を起動させてスピ
ンチャック60を回転駆動し、被処理体の半導体ウエハ
Wの回転速度を高速の第1の回転速度たとえば1000
rpmに立ち上げる。
【0049】次に、第2工程では、図6および図7に
示すように、上記第1の位置P1 にて現像液ノズル70
より現像液の吐出を開始させる。吐出流量はたとえば
0.8リットル/秒に設定してよい。こうして、現像液
供給ノズル70から勢いよく吐出された現像液は半導体
ウエハWには当たらず、カップCPの中に直接落ちて回
収される。この第1の位置P1 におけるウエハ外での現
像液の吐出は、所定時間たとえば0.3秒かけて行われ
る。なお、第2工程の間も、半導体ウエハWの回転速
度を第1の速度(1000rpm)に維持する。
【0050】次に、第3工程では、現像液供給ノズル
70より所定の流量たとえば0.8リットル/秒で現像
液を吐出させながら、適当なスキャン速度たとえば60
〜100mm/秒で水平ノズルアーム76が矢印Fの方
向に移動して、所定の時間たとえば1.0秒をかけて、
現像液ノズル70を第1の位置P1 から半導体ウエハW
の中心部の上方に設定された第2の位置P2 (図8に示
す位置)まで移動させる。
【0051】この第1の位置P1 から第2の位置P2 へ
の移動において、現像液供給ノズル70は、各吐出口8
0(1) ,80(2) ,…80(n) より安定な吐出流で現像
液を吐出しながら半導体ウエハW上をスキャンする。
【0052】一方、この第3工程でも、半導体ウエハ
Wの回転速度を第1の速度(1000rpm)に維持す
る。こうして、第3工程では、現像液供給ノズル70
より吐出された現像液が、高速回転する半導体ウエハW
の表面に万遍に降り掛かり、ウエハ表面全体が薄い膜厚
の現像液で濡らされる(プリウェット)。
【0053】なお、図7から理解されるように、スキャ
ン開始直後に現像液供給ノズル70からの現像液が半導
体ウエハWに差し掛かる際、現像液供給ノズル70の両
端の吐出口80(1) ,80(n) からの現像液がほぼ同時
に半導体ウエハWの周端に当たる(乗る)ようにすると
よい。
【0054】次に、第4工程では、半導体ウエハWの
回転速度を第1の回転速度(1000rpm)よりもか
なり低い中速の第2の回転速度たとえば100rpmで
回転させると同時に、上記第2の位置P2 にて現像液供
給ノズル70より所定の流量たとえば0.8リットル/
秒で現像液を吐出させる。この処理は所定時間たとえば
1.5秒かけて行われ、これにより半導体ウエハW上で
現像液の液層がウエハ中心部から厚くなる。
【0055】ここで重要なことは、高速の第1の回転速
度から中速の第2の回転速度に減速する際の加速度の大
きさである。この加速度が大きすぎると、半導体ウエハ
W上の現像液にかかる求心力が過大になって、現像液が
ウエハ中心部に引き寄せられる現象いわゆるプルバック
が発生するおそれがある。プルバックが発生すると、ウ
エハ中心部で液層に気泡が巻き込まれ、現像欠陥が生じ
やすくなる。他方、上記減速の加速度が小さすぎると、
減速時間が長引いて、そのぶん現像液吐出時間が長くな
りトータルの現像液吐出量が増加するという不具合があ
る。
【0056】この問題について、本発明者は、実験を重
ねて鋭意検討した結果、この減速の加速度の値を高速の
第1の回転速度に対応した値に選ぶと、たとえば第1の
回転速度が1000rpmの場合は1000rpm/秒
付近に選ぶと、最短の減速時間でプルバックないし現像
欠陥を効果的に防止できることを突き止めた。
【0057】次に、第5工程では、半導体ウエハWの
回転速度を第2の回転速度(100rpm)よりも低い
低速の第3の回転速度たとえば30rpmで回転させる
と同時に、第2の位置P2 にて現像液供給ノズル70よ
り所定の流量たとえば0.8リットル/秒で現像液を吐
出させる。この処理は所定時間たとえば2.0秒かけて
行われる。こうして、現像液供給ノズル70より吐出さ
れた現像液が、低速回転する半導体ウエハWの表面に万
遍に所定時間降り掛かり、ウエハ表面全体が所望の厚さ
でほぼ均一に液盛りされる。
【0058】なお、第2の回転速度(100rpm)か
ら第3の回転速度(30rpm)への減速幅は小さいた
め、その減速の加速度は任意に選択してよく、たとえば
1000rpm/秒に設定してよい。
【0059】上記のような一連の工程〜により半導
体ウエハW上に現像液を安全かつ均一に液盛りすること
ができる。特に、本実施例では、半導体ウエハWを高速
回転させて現像液を供給する第3工程(プリウェット
工程)から半導体ウエハWを中速回転させて現像液を供
給する第4工程を挟んで半導体ウエハWを低速回転さ
せて現像液を供給する第5工程(液盛り工程)へ移行
させるため、半導体ウエハW上の現像液を安定に保ち、
プルバックを効果的に防止することができる。しかも、
第3工程の高速回転から第4工程の中速回転に切り
換えるに際しては切換前の高速回転の速度に対応した加
速度で減速するようにしたので、プルバックをより効果
的に防止することができる。したがって、現像欠陥を可
及的に少なくすることができる。
【0060】上記のようにして半導体ウエハW上に現像
液を液盛りした後は、この状態を所定時間保持すること
により、現像処理が完了する。現像液供給ノズル70
は、第5工程の終了後に、水平ノズルアーム76によ
り矢印Fと逆方向に移送され、ノズル待機部78へ戻さ
れる。
【0061】なお、上記第3〜第5工程〜では、図
10に示すように、現像液供給ノズル70を半導体ウエ
ハWから適当な間隔h(たとえば8mm)だけ離すのが
望ましい。この間隔hが小さすぎると(たとえば5mm
以下では)現像液供給ノズル70の下端部に半導体ウエ
ハW上の現像液が付着するおそれがあり、この間隔hが
大きすぎると(たとえば14mm以上では)ウエハWに
当たる現像液の衝撃が大きくなり、現像欠陥が発生しや
すくなる。
【0062】また、現像液供給ノズル70の各吐出口8
0(i) の向き(ノズル角度)θも、適当な角度たとえば
45゜に選ぶのが望ましい。このノズル角度θが大きす
ぎると、第2工程で現像液をカップCPに入れるのが
難しいうえ、後述する後追い式の現像液供給が難しくな
る。逆に、ノズル角度θが小さすぎると、図11に示す
ように、吐出口80(i) で現像液の液垂れ120が生じ
てノズル70が汚染するおそれがある。
【0063】また、第4および第5工程,では、図
12の(A) に示すように、現像液供給ノズル70のある
1つの吐出口たとえば80(2) より吐出された現像液が
半導体ウエハWの中心点CW をほぼ完全に包囲する形で
供給されるように、第2の位置P2 を設定するのが現像
むらを防止するうえで望ましい。図12の(B) に示すよ
うに、2つの吐出口たとえば80(1) ,80(2) よりそ
れぞれ吐出された現像液が半導体ウエハWの中心点CW
付近でぶつかる形で供給されると、そこで現像むらが発
生しやすくなる。
【0064】本実施例における現像液供給ノズル70の
スキャンには幾つかの特徴がある。その1つは上記した
ように現像液供給ノズル70が半導体ウエハWの側方か
ら上方へ移動する途中の第2工程において半導体ウエ
ハWに掛からない位置(第1の位置P1 )で現像液の吐
出を開始させることであるが、外にも重要な特徴があ
る。
【0065】それは、第3〜第5の工程〜におい
て、現像液供給ノズル70より吐出された現像液が半導
体ウエハWの回転に逆らわない向きでウエハ表面に当た
っていることである。すなわち、ノズル70からの現像
液がウエハ面に対して斜め方向に当たり、かつその斜め
方向の当たりが半導体ウエハWの回転に逆らっていない
ことである。特に、第4および第5工程,では、図
8に示すように、第2の位置P2 で現像液供給ノズル7
0より吐出された現像液が半導体ウエハWの回転にほと
んど後追い状態になってウエハ表面に当たっている。
【0066】このような後追い式の供給を行うには、ス
キャン領域を本実施例のように図7のノズル位置と図8
のノズル位置との間に設定するとよい。このスキャン領
域はノズル70の吐出口80の個数およびピッチに依存
するが、半導体ウエハWの1/4領域内つまり半導体ウ
エハWの回転中心の回りの90゜角の領域内に設定され
る。この場合、ノズル70の端の吐出口80(1) が半導
体ウエハWの回転方向と直交するようにスキャンさせる
のが好ましい。
【0067】このように、現像液供給ノズル70からの
現像液が半導体ウエハW上にソフトインパクトで供給さ
れるため、ウエハ表面が損傷したり、液盛りされる現像
液の中に気泡が生じることもなく、現像処理が安全かつ
良好に行われる。
【0068】なお、現像液供給ノズル70とは別にリン
スノズル(図示せず)が設けられ、現像処理後にこのリ
ンスノズルを介して半導体ウエハWにリンス液が供給さ
れ、ウエハ表面の現像液が洗い落とされる。リンス機構
は本発明の要旨には関係しないため、その説明は省略す
る。
【0069】上記した実施例におけるスピンチャック、
カップ、ノズル等の各部の構造および形状等は一例であ
って、種々の変形が可能である。図1〜図5の塗布現像
処理システムは一例であり、本発明は他の現像システム
または装置にも適用可能である。また、上記実施例は半
導体ウエハ上のフォトレジストを現像する装置に係るも
のであったが、他の被処理基板でも可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像処理
方法によれば、ノズルより被処理基板の表面に供給され
る現像液の衝撃を和らげて被処理基板の保護と現像処理
工程の質の向上をはかるとともに、被処理基板上に現像
液を安全かつ均一に盛り、現像欠陥を可及的に少なくす
ることができる。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による現像ユニット(装置)
を含む塗布現像処理システムの全体構成を示す平面図で
ある。
【図2】図1の塗布現像処理システムの構成を示す正面
図である。
【図3】図1の塗布現像処理システムの構成を示す背面
図である。
【図4】図1の塗布現像処理システムにおける清浄空気
の流れを示す略正面図である。
【図5】図1の塗布現像処理システムにおける清浄空気
の流れを示す略側面図である。
【図6】実施例における現像ユニットの要部の構成を示
す一部断面略側面図である。
【図7】実施例の現像ユニットにおいて現像液吐出開始
時の現像液供給ノズルの位置を示す略平面図である。
【図8】実施例の現像ユニットにおいてスキャン終了時
の現像液供給ノズルの位置を示す略平面図である。
【図9】実施例の現像ユニットにおける現像処理の工程
を説明するための略側面図である。
【図10】実施例の現像処理において好適なノズルの角
度および高さ位置を説明するための略側面図である。
【図11】ノズルの吐出口における現像液の液垂れを示
す略側面図である。
【図12】実施例の現像処理においてウエハ中心点に対
する現像液の供給方法を示す略側面図である。
【図13】実施例の現像ユニットにおける現像液供給ノ
ズルの構成を示す断面図である。
【図14】一変形例による現像液供給ノズルの構成を示
す断面図である。
【図15】図14の現像液供給ノズルの要部の構成を模
式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
CP カップ 60 スピンチャック 66 リング部材 68 バッファ室 68a 気体導入口 70 現像液供給ノズル 76 水平ノズルアーム 80(1) …80(n) 吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/30 569F (56)参考文献 特開 昭58−17444(JP,A) 特開 昭63−233528(JP,A) 特開 昭63−232431(JP,A) 特開 昭52−149978(JP,A) 特開 昭63−239947(JP,A) 特開 平4−44227(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板をスピンチャックの上に載せ
    て回転させながらノズルを前記被処理基板の側方から上
    方へ移動させ、前記ノズルを介して現像液を前記被処理
    基板の表面に供給するようにした現像処理方法におい
    て、 前記ノズルを前記被処理基板の側方から前記被処理基板
    の周縁部の上方に設定された第1の位置まで移動させ、
    前記第1の位置に静止させた前記ノズルより前記現像液
    の吐出を前記被処理基板に掛からないようにして開始さ
    せる工程と 、 前記被処理基板を第1の回転速度で回転させると同時
    に、前記ノズルより吐出される前記現像液が吐出方向を
    一定に保ったまま前記被処理基板の回転に逆らわない向
    きで基板表面に当たるのを確保しながら前記ノズルを前
    記第1の位置から前記被処理基板の上方の所定の第2の
    位置まで第1の時間をかけて移動させる工程と、前記ノズルが前記第2の位置に着いた直後に前記被処理
    基板の回転速度を前記第1の回転速度よりも低い第2の
    回転速度に切り換え、前記第2の回転速度の下で第2の
    時間をかけて、前記第2の位置で前記ノズルより前記現
    像液を前記被処理基板の回転に逆らわない向きで吐出さ
    せて前記被処理基板に供給する工程と、 前記第2の時間の経過後に前記被処理基板の回転速度を
    前記第2の回転速度よりも低い第3の回転速度に切り換
    え、前記第3の回転速度の下で第3の時間をかけて、前
    記第2の位置で前記ノズルより前記現像液を前記被処理
    基板の回転に逆らわない向きで吐出させて前記被処理基
    板に供給する工程と を有することを特徴とする現像処理
    方法。
  2. 【請求項2】 前記被処理基板上で前記現像液が基板中
    心部に引き寄せられるプルバック現象を防止し得る可及
    的に大きな加速度で前記第1の回転速度から前記第2の
    回転速度に切り換えることを特徴とする請求項1に記載
    の現像処理方法。
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