JP3377909B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP3377909B2
JP3377909B2 JP06934896A JP6934896A JP3377909B2 JP 3377909 B2 JP3377909 B2 JP 3377909B2 JP 06934896 A JP06934896 A JP 06934896A JP 6934896 A JP6934896 A JP 6934896A JP 3377909 B2 JP3377909 B2 JP 3377909B2
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    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや液
晶表示装置用のガラス基板、フォトマスク用のガラス基
板、光ディスク用の基板などの基板に所定の処理液(フ
ォトレジスト液や現像液、リンス液など)を供給してそ
の基板に所定の基板処理(フォトレジストの塗布処理や
現像処理など)を施す基板処理装置に係り、特には、所
定の処理液を基板に供給してその基板に所定の基板処理
を施す基板処理部と、基板処理部に処理液を供給する1
または複数個の処理液供給機構とを備えた基板処理装置
であって、処理液供給機構は、基板処理部に供給する処
理液を貯留する処理液貯留槽や、処理液貯留槽内にガス
を供給して加圧する加圧手段、処理液貯留槽内の圧力を
開放する圧力開放手段、処理液貯留槽から基板処理部へ
の処理液の供給/停止を切り替える処理液供給/停止切
替え手段などを含み、いわゆるガス圧による圧送方式で
処理液を基板処理部に供給するように構成された基板処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板処理装置では、いわゆるガ
ス圧による圧送方式で基板処理部に処理液を供給するた
めに、処理液貯留槽や、加圧機構、圧力開放機構、処理
液供給/停止切替え弁(開閉弁)など含む処理液供給機
構を備えている。
【0003】処理液貯留槽には、密閉された状態で処理
液が貯留されている。また、加圧機構は、一端側がガス
供給源に連通接続され、他端側が処理液貯留槽内に連通
接続された管や、その管の管路中に設けられた開閉弁な
どで構成され、処理液貯留槽内にガスを供給して加圧す
る状態と、処理液貯留槽内へのガスの供給を停止する状
態とを切替え可能に構成されている。
【0004】圧力開放機構は、一端側が大気に連通接続
され、他端側が処理液貯留槽内に連通接続された管や、
その管の管路中に設けられた開閉弁などで構成され、処
理液貯留槽内と大気とを連通させ処理液貯留槽内の圧力
を開放する状態と、処理液貯留槽内と大気との連通を遮
断する状態とを切替え可能に構成されている。
【0005】従来の基板処理装置では、装置の電源がO
Nされると、圧力開放機構の開閉弁が閉にされるととも
に、加圧機構の開閉弁が開にされ、処理液貯留槽内が加
圧状態にされ、処理液貯留槽から基板処理部への処理液
の供給をいつでも行なえる状態にしている。そして、基
板処理部に基板が搬入され、その基板に基板処理を施す
際には、処理液供給/停止切替え弁を開にして処理液貯
留槽から基板処理部へ処理液を供給し、所定量の処理液
の供給が行なわれると、処理液供給/停止切替え弁を閉
にして処理液貯留槽から基板処理部への処理液の供給を
停止する。以後、装置の電源がONされている間、上述
したように、基板処理部で基板処理される際に処理液供
給/停止切替え弁の開閉が行なわれ、処理液貯留槽から
基板処理部への処理液の供給と停止の切替えが繰り返さ
れる。そして、装置の電源がOFFされると、圧力開放
機構の開閉弁が開にされるとともに、加圧機構の開閉弁
が閉にされ、処理液貯留槽内の加圧が解除され圧力が開
放される。
【0006】また、複数個の処理液供給機構を備えた従
来装置においては、全ての処理液供給機構に対して上記
と同様の制御がなされる。すなわち、装置の電源がON
されると、全ての処理液供給機構の処理液貯留槽内が加
圧状態にされ、装置の電源がONされている間、基板処
理時には任意の処理液供給機構から処理液の供給が行わ
れ、装置の電源がOFFされると、全ての処理液供給機
構の処理液貯留槽内の加圧が解除され圧力が開放され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。上述したように、従来装置では、装置の電源がO
Nされている間、装置に備えられている全ての処理液供
給機構の処理液貯留槽内は常に加圧状態にされている
が、この種の装置は、通常、電源は朝にONされ、夜に
OFFされるので、装置の電源は半日近くONされたま
まになっている。また、操業状況などによっては、装置
の電源が1日中ONされたままになったり、数日間ON
されたままになることもある。すなわち、従来装置で
は、通常でも半日以上という長時間にわたって、処理液
貯留槽内は加圧された状態が継続されることになる。
【0008】ところで、処理液貯留槽内を加圧するため
のガスは、通常、低コストの窒素(N2 )ガスが用いら
れるが、N2 ガスは処理液に溶解し易い性質がある。そ
のため、上述したように処理液貯留槽内の加圧状態が長
時間継続されると、処理液へのガス(N2 ガス)の溶解
が極めて起き易い。ガスが処理液に溶解されると、処理
液貯留槽から基板処理部へ処理液を供給する際の圧力の
開放でガスが気化され、基板に処理液を安定して供給し
難く、また、気泡の破裂などによって処理液を供給する
基板上の目標位置以外の位置にも処理液が飛散され、基
板に欠陥を発生させることにもなる。さらに、例えば、
フォトレジスト液の塗布においては、気泡が溶解された
フォトレジスト液(処理液)の薄膜が基板に塗布された
後、いわゆる脱ガスが起き、その部分にピンホールが起
こることにもなる。
【0009】なお、処理液貯留槽内を加圧するためのガ
スとしてヘリウムガス等を用いると、処理液へのガスの
溶解は幾分減少するが、ヘリウムガス等は高価であるの
で、ランニングコストが嵩むという別異の問題がある。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、ランニングコスト高を招かずに、処理
液へのガスの溶解を軽減することができる基板処理装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、所定の処理液を基板に供
給して前記基板に所定の基板処理を施す基板処理部と、
前記基板処理部に処理液を供給する1または複数個の処
理液供給機構と、を備え、前記処理液供給機構は、前記
基板処理部に供給する処理液を貯留する処理液貯留槽
と、前記処理液貯留槽内にガスを供給して加圧する加圧
手段と、前記処理液貯留槽内の圧力を開放する圧力開放
手段と、前記処理液貯留槽から前記基板処理部への処理
液の供給/停止を切り替える処理液供給/停止切替え手
段と、を含む基板処理装置において、本基板処理装置で
同一の処理液を供給して連続して基板処理される一ロッ
ト内の最初の基板に対してその処理液の供給が開始され
る所定時間前にその処理液を供給する処理液供給機構の
処理液貯留槽内の加圧を開始するとともに、そのロット
内の最後の基板へのその処理液の供給が停止されるタイ
ミング、または、それより若干後の所定のタイミングに
基づきその処理液を供給する処理液供給機構の処理液貯
留槽内の圧力を開放する制御を前記一ロットごとに行な
う制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の基板処理装置において、前記制御手段は、
前記一ロット内の最初の基板に対する処理液の供給の開
始に先立ち、その処理液を供給する処理液供給機構の処
理液貯留槽内の加圧を開始してから、その処理液貯留槽
より前記基板処理部への処理液の供給が行なえるような
圧力でその処理液貯留槽内が加圧された状態になるまで
に要する時間前か、それよりも若干長い時間前にその処
理液貯留槽内の加圧を開始するとともに、そのロット内
の最後の基板への処理液の供給が停止されるタイミング
に基づきその処理液貯留槽内の圧力を開放する制御を前
記一ロットごとに行なうように構成する。
【0013】なお、本発明における一ロットとは、本基
板処理装置で同一の処理液を供給して連続して基板処理
される基板の集まりを意味し、例えば、一枚の基板が単
独で本基板処理装置で基板処理される場合にはその一枚
の基板が一ロットを構成し、また、複数枚の基板が本基
板処理装置で同一の処理液を供給されて基板処理される
場合であって、それら複数枚の基板が本基板処理装置で
連続して基板処理される場合には、それら複数枚の基板
が一ロットを構成する。
【0014】なお、「連続して基板処理される」とは、
時間的に連続して基板処理されることを意味する。従っ
て、例えば、同一の処理液を供給して(m+n)枚
(m、nはそれぞれ1以上の自然数)の基板が基板処理
される場合であって、m枚の基板が基板処理された後、
一時基板処理を休止し、休止後にn枚の基板が基板処理
されるようなときには、m枚の基板、n枚の基板がそれ
ぞれ一ロットを構成することになる。
【0015】また、異なる処理液を基板処理部に個別に
供給する複数個の処理液供給機構が備えられた基板処理
装置においては、制御手段は、各処理液供給機構ごとに
加圧開始や圧力の開放の制御を一ロットごとに行う。
【0016】このとき、各処理液供給機構に対する一ロ
ットが同じ基板の集まりを指すこともあるし、異なる基
板の集まりを指すこともある。
【0017】例えば、処理液aを供給する処理液供給機
構Aと、処理液bを供給する処理液供給機構Bとが備え
られ、基板処理部では基板に処理液aを供給して基板処
理するとともに、基板に処理液bを供給して基板処理
し、そのような基板処理が行われるm枚の基板が本基板
処理装置で連続して基板処理されるような場合には、処
理液供給機構A、Bに対応する一ロットは共にm枚の基
板の集まりを指す。
【0018】なお、この場合、処理液供給機構Aの加圧
開始のタイミングは、そのロット内の最初の基板への処
理液aの供給の開始などを基準に決められ、処理液供給
機構Aの圧力の開放のタイミングは、そのロット内の最
後の基板への処理液aの供給の停止のタイミングなどを
基準に決められる。一方、処理液供給機構Bの加圧開始
のタイミングは、そのロット内の最初の基板への処理液
bの供給の開始などを基準に決められ、処理液供給機構
Bの圧力の開放のタイミングは、そのロット内の最後の
基板への処理液bの供給の停止のタイミングなどを基準
に決められる。
【0019】また、例えば、処理液aを供給する処理液
供給機構Aと、処理液bを供給する処理液供給機構Bと
が備えられ、(m+n)枚の基板が本基板処理装置で連
続して基板処理され、最初のm枚の基板に対しては基板
処理部で処理液aを供給して基板処理し、後のn枚の基
板に対しては基板処理部で処理液bを供給して基板処理
するような場合には、処理液供給機構Aの指す一ロット
は最初のm枚の基板の集まりであり、処理液供給機構B
の指す一ロットは後のn枚の基板の集まりである。
【0020】なお、この場合も、処理液供給機構A、B
の加圧開始のタイミングは、各ロット内の最初の基板へ
の処理液a、bの供給の開始などを基準に決められ、処
理液供給機構A、Bの圧力の開放のタイミングは、各ロ
ット内の最後の基板への処理液a、bの供給の停止のタ
イミングなどを基準に決められる。従って、この場合に
は、処理液供給機構A、Bの処理液貯留槽内は時間的に
ずれて加圧状態にされ、基本的には、処理液供給機構A
の処理液貯留槽内が加圧状態にされている間、処理液供
給機構Bの処理液貯留槽内の圧力は開放され、処理液供
給機構Bの処理液貯留槽内が加圧状態にされている間、
処理液供給機構Aの処理液貯留槽内の圧力は開放させる
こともできる。
【0021】また、例えば、処理液aを供給する処理液
供給機構Aと、処理液bを供給する処理液供給機構B
と、処理液cを供給する処理液供給機構Cとが備えら
れ、(m+n)枚の基板が本基板処理装置で連続して基
板処理され、最初のm枚の基板に対しては基板処理部で
処理液aを供給して基板処理するとともに、基板に処理
液cを供給して基板処理し、後のn枚の基板に対しては
基板処理部で処理液bを供給して基板処理するととも
に、基板に処理液cを供給して基板処理するような場合
には、処理液供給機構Aの指す一ロットは最初のm枚の
基板の集まり、処理液供給機構Bの指す一ロットは後の
n枚の基板の集まり、処理液供給機構Cの指す一ロット
は(m+n)枚の全て基板の集まりになる。
【0022】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
制御手段は、本基板処理装置で同一の処理液を供給して
連続して基板処理される一ロット内の最初の基板に対し
てその処理液の供給が開始される所定時間前にその処理
液を供給する処理液供給機構の処理液貯留槽内の加圧を
開始するようにその処理液供給機構の加圧手段と圧力開
放手段を制御する。なお、前記所定時間は、その処理液
貯留槽内の加圧を開始してから、その処理液貯留槽より
基板処理部への処理液の供給が行なえるような圧力でそ
の処理液貯留槽内が加圧された状態になるまでに要する
時間か、それよりも若干長い時間である。
【0023】上記制御により、一ロット内の最初の基板
に対してその処理液の供給を開始する時には、その処理
液貯留槽から基板処理部への処理液の供給が可能な状態
になっているから、その最初の基板への処理液の供給は
その処理液供給機構の処理液供給/停止切替え手段を切
り替えることで行なえる。以後同様に、その処理液供給
/停止切替え手段を切り替えて、その一ロット内の基板
に順次処理液が供給されて基板処理が施される。
【0024】そして、制御手段は、その一ロット内の最
後の基板への処理液の供給が停止されるタイミング、ま
たは、それより若干後の所定のタイミングに基づきその
処理液を供給する処理液供給機構の処理液貯留槽内の圧
力を開放するようにその処理液供給機構の加圧手段と圧
力開放手段を制御する。なお、処理液の停止タイミング
より若干後の所定のタイミングとしては、基板処理部で
の前記最後の基板に対する基板処理が終了したタイミン
グや、前記最後の基板が本基板処理装置から搬出される
タイミングなどである。また、処理液貯留槽内の圧力の
開放を、一ロット内の最後の基板への処理液の供給が停
止されるタイミングに基づいて行なえば、その処理液供
給機構の処理液貯留槽内を加圧する時間が短縮される。
【0025】制御手段は、上述したような加圧手段と圧
力開放手段に対する制御を一ロットごとに繰り返して行
なう。
【0026】なお、異なる処理液を基板処理部に個別に
供給する複数個の処理液供給機構が備えられた基板処理
装置においては、制御手段は、各処理液供給機構ごとに
加圧開始や圧力の開放の制御を、各処理液供給機構が指
す一ロットごとに行う。
【0027】また、同一の処理液を基板処理部に個別に
供給する複数個の処理液供給機構が備えられた基板処理
装置においては、制御手段は、いずれか1個の処理液供
給機構を選択し、その処理液供給機構に対して加圧開始
や圧力の開放の制御を一ロットごとに行う。
【0028】本基板処理装置の電源がONされてからO
FFされるまでの間に、本基板処理装置では基板処理が
行なわれない、いわゆる非処理時間が存在するが、本発
明では、上述したように加圧手段と圧力開放手段をこま
めに制御して、少なくともそのような非処理時間の間、
処理液貯留槽内の圧力を開放させ、処理液貯留槽内での
処理液へのガスの溶解を軽減させるようにしている。ま
た、異なる処理液を基板処理部に個別に供給する複数個
の処理液供給機構が備えられた基板処理装置では、各処
理液供給機構ごとに非処理時間が異なることもあるが、
本発明では、各処理液供給機構の処理液貯留槽を必要な
時だけ加圧状態にするようにしている。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1、図2
を参照して説明する。なお、図1は、本発明の実施の形
態の概略構成を示す図であり、図2は、制御部での制御
タイミングなどを説明するための図である。
【0030】図1に示すように、この基板処理装置1
は、1台または複数台(図1では1台のみ図示してい
る)の基板処理部2や、処理液供給機構3、本発明にお
ける制御手段を構成する制御部4などを備えている。ま
た、処理液供給機構3は、処理液貯留槽5(5a、5
b)、加圧機構(加圧手段)6(6a、6b)、圧力開
放機構(圧力開放手段)7(7a、7b)、処理液供給
管8(8a、8b)、処理液供給/停止切替え手段とし
ての開閉弁9(9a、9b)、処理液補充機構10(1
0a、10b)などを備えている。
【0031】基板処理部2では、所定の処理液(フォト
レジスト液や現像液、あるいは、エッジリンスやバック
リンス用のリンス液(溶剤)など)を基板Wに供給して
その基板Wに所定の基板処理(フォトレジスト液の塗布
処理や現像処理、エッジリンスやバックリンスなど)を
施す。この種の基板処理は、基板Wを水平姿勢に保持し
て、鉛直軸周りに回転しながら行なわれる。そのため、
基板処理部2には、スピンチャック2aを備えている。
また、スピンチャック2aに保持された基板Wに処理液
を供給するノズル2bや、基板処理時に回転されている
基板Wの周囲に処理液が飛散するのを防止する飛散防止
カップ2cなども備えている。
【0032】図1に示す処理液供給機構3は、処理液貯
留槽5に貯留される処理液が所定値以下になってその処
理液貯留槽5に処理液を補充する際にも、基板処理部2
への処理液の供給を中断することがないように、処理液
貯留槽5a、加圧機構6a、圧力開放機構7a、処理液
供給管8a、開閉弁9a、処理液補充機構10aなどで
構成される第1の処理液供給機構3aと、処理液貯留槽
5b、加圧機構6b、圧力開放機構7b、処理液供給管
8b、開閉弁9b、処理液補充機構10bなどで構成さ
れる第2の処理液供給機構3bとを備えている。すなわ
ち、一方の処理液供給機構3(例えば、第1の処理液供
給機構3a)によって処理液の供給を行い(他方の処理
液供給機構3(第2の処理液供給機構3b)は待機して
いる)、その第1の処理液供給機構3aの処理液貯留槽
5aに貯留される処理液が所定値以下になると、その第
1の処理液供給機構3aの処理液貯留槽5aへの処理液
の補充を行なうとともに、他方の処理液供給機構3(第
2の処理液供給機構3b)による処理液の供給を行なう
ように切り替える。なお、第1の処理液供給機構3aの
処理液貯留槽5aへの処理液の補充が完了すると、第1
の処理液供給機構3aは待機状態になる。そして、第2
の処理液供給機構3bの処理液貯留槽5bに貯留される
処理液が所定値以下になると、その第2の処理液供給機
構3bの処理液貯留槽5bへの処理液の補充を行なうと
ともに、第1の処理液供給機構3aによる処理液の供給
を行なうように切り替える。以下、同様に第1の処理液
供給機構3aと第2の処理液供給機構3bとが順次切替
えられて、基板処理部2への処理液の供給が行なわれ、
常に処理液の供給を行なえるようにしている。
【0033】このような第1の処理液供給機構3aと第
2の処理液供給機構3bとの切替え制御は制御部4によ
って行なわれる。なお、処理液貯留槽5a、5bには、
貯留されている処理液が所定値以下になったか否かを検
知するためのセンサ(静電容量センサなどで構成され
る)11a、11bが設けられている。
【0034】各処理液貯留槽5a、5bには、密閉状態
で処理液が貯留される。
【0035】加圧機構6は、一端側がガス供給源12に
連通接続された管6cと、管6cの他端側から分岐さ
れ、端部が処理液貯留槽5a、5b内に連通接続された
管6d、6eと、管6d、6eの管路中に各々設けられ
た開閉弁6f、6gで構成されている。なお、ガス供給
源12、管6c、6d、開閉弁6fが加圧機構6aを構
成し、ガス供給源12、管6c、6e、開閉弁6gが加
圧機構6bを構成する。
【0036】圧力開放機構7は、一端側が上記管6dに
連通接続され、他端側が大気に連通接続された管7c
と、一端側が上記管6eに連通接続され、他端側が大気
に連通接続された管7dと、管7c、7dの管路中に各
々設けられた開閉弁7e、7fで構成されている。な
お、管7c、開閉弁7e(、管6d)が圧力開放機構7
aを構成し、管7d、開閉弁7f(、管6e)が圧力開
放機構7bを構成する。
【0037】処理液貯留槽5a、5b内の処理液内に臨
んだ処理液供給管8a、8bは、一端側が基板処理部2
のノズル2bに連通接続された管13に連通接続されて
いて、処理液供給管8a、8bの管路中に各々開閉弁9
a、9bが設けられている。なお、処理液供給管8a、
8bは、管13の他端側から分岐されている。
【0038】処理液貯留槽5a(5b)を加圧状態にす
る場合には、開閉弁7e(7f)を閉にするとともに、
開閉弁6f(6g)を開にすることにより行なわれる。
そして、処理液貯留槽5a(5b)内が所定の加圧状態
になっている状態で、開閉弁9a(9b)を閉から開に
切り替えることで処理液貯留槽5a(5b)から基板処
理部2(ノズル2b)への処理液の供給が行なわれ、開
閉弁9a(9b)を開から閉に切り替えることで処理液
貯留槽5a(5b)から基板処理部2(ノズル2b)へ
の処理液の供給が停止される。また、開閉弁6f(6
g)を閉にするとともに、開閉弁7e(7f)を開にす
ることにより処理液貯留槽5a(5b)内の加圧が解除
され圧力が開放される。
【0039】処理液補充機構10は、一端側が処理液供
給源14に連通接続された管10cと、管10cの他端
側から分岐され、端部が処理液貯留槽5a、5bに連通
接続された管10d、10eと、管10d、10eの管
路中に各々設けられた開閉弁10f、10gで構成され
ている。なお、処理液供給源14、管10c、10d、
開閉弁10fが処理液補充機構10aを構成し、処理液
供給源14、管10c、10e、開閉弁10gが処理液
補充機構10bを構成する。
【0040】処理液貯留槽5a(5b)に処理液を補充
する場合には、開閉弁6f(6g)を閉にするととも
に、開閉弁7e(7f)を開にして処理液貯留槽5a
(5b)内の圧力を開放させ、その状態で、開閉弁10
f(10g)を閉から開に切替えることで行なわれる。
なお、処理液貯留槽5a、5bには、処理液が所定量貯
留された状態を検知するセンサ(静電容量センサなどで
構成される)15a、15bが設けられていて、処理液
が所定量貯留された状態が検知されると、開閉弁10f
(10g)を開から閉に切り替えて処理液の補充を完了
する。
【0041】制御部4は、上述した第1、第2の処理液
供給機構3a、3bによる基板処理部2への処理液の供
給の切替え制御(処理液の補充制御を含む)を行なうと
ともに、第1、第2の処理液供給機構3a、3bによる
基板処理部2への処理液の供給制御を一ロット単位で以
下のように行なう。これを図2を参照して説明する。
【0042】図2中の「ON」は本基板処理装置1の電
源がONされたタイミングを示し、「OFF」は本基板
処理装置1の電源がOFFされたタイミングを示す。通
常、装置1の電源がONされると、装置1のイニシャル
処理(INTで示す)が行なわれて後、装置1が動作状
態になる。この装置1の動作状態において、装置1に対
する基板Wの搬入/搬出や装置1内での基板Wの搬送、
基板処理部2での基板処理などが可能になる。
【0043】装置1の電源がONされ、動作状態になっ
ている間に、多数枚の基板Wがロット単位に本装置1に
搬入されて基板処理され装置1から搬出される。なお、
先にも説明したが、本発明における一ロットとは、本基
板処理装置1で同一の処理液を供給して連続して基板処
理される基板Wの集まりを意味し、一枚の基板Wが一ロ
ットを構成することもあるし、複数枚の基板Wが一ロッ
トを構成することもある。
【0044】制御部4は、本基板処理装置1で連続して
基板処理される一ロット(図では、ロットA、B、…、
Nで示す)内の最初の基板Wに対して処理液の供給が開
始される所定時間tc前(ST)に処理液貯留槽5(5
aまたは5bのうち、現在処理液の供給に用いられてい
る方の処理液貯留槽)内の加圧を開始するように加圧機
構6(6aまたは6b)と圧力開放機構7(7aまたは
7b)を制御する。なお、図2中のKSTは一ロット内
の最初の基板Wに対して処理液の供給が開始されるタイ
ミングを示す。
【0045】また、前記所定時間tcは、処理液貯留槽
5内の加圧を開始してから、処理液貯留槽5より基板処
理部2への処理液の供給が行なえるような圧力で処理液
貯留槽5内が加圧された状態になるまでに要する時間
か、それよりも若干長い時間である。処理液貯留槽5内
の加圧を開始してから、処理液貯留槽5より基板処理部
2への処理液の供給が行なえるような圧力で処理液貯留
槽5内が加圧された状態になるまでに要する時間は、処
理液貯留槽5の容量や、ガス供給源12からの単位時間
当たりのガスの供給量などによって決まり、予め実験的
に求めておくことができる。なお、処理液貯留槽5に残
留している処理液の量によって上記時間は変動するの
で、処理液貯留槽5に残留している処理液の量を検知し
て、その処理液残留量に応じて上記時間を調整するよう
に構成してもよいが、制御を簡単にするために、処理液
貯留槽5に残留している処理液の量にかかわらず、処理
液貯留槽5自体の容量に応じて上記時間を決めておいて
もよい。
【0046】上記制御により、一ロット内の最初の基板
Wに対して処理液の供給を開始する時(KSTの時点)
には、処理液貯留槽5から基板処理部2への処理液の供
給が可能な状態になっているから、その最初の基板Wへ
の処理液の供給は開閉弁9(9aまたは9b)を切り替
えることで行なえる。以後同様に、開閉弁9(9aまた
は9b)を切り替えて、その一ロット内の基板Wに順次
処理液が供給されて基板処理が施される。
【0047】そして、制御部4は、その一ロット内の最
後の基板Wへの処理液の供給が停止されるタイミング
(KET)、または、それより若干後の所定のタイミン
グ(NT)に基づいて処理液貯留槽5内の圧力を開放す
るように加圧機構6(6aまたは6b)と圧力開放機構
7(7aまたは7b)を制御する。なお、処理液の停止
タイミングKETより若干後の所定のタイミングNTと
しては、基板処理部2での前記最後の基板Wに対する基
板処理が終了したタイミングや、前記最後の基板Wが本
基板処理装置1から搬出されるタイミングなどである。
また、処理液貯留槽5内の圧力の開放を、一ロット内の
最後の基板Wへの処理液の供給が停止されるタイミング
KETに基づいて行なえば、処理液貯留槽5内を加圧す
る時間が短縮される。
【0048】なお、一ロット内の基板Wが1枚であれ
ば、上述したその一ロット内の最初の基板Wと最後の基
板Wとは同じ基板Wになる。
【0049】制御部4は、上述したような加圧機構6と
圧力開放機構7に対する制御を一ロット(ロットA、
B、…、N)ごとに繰り返して行なう。
【0050】また、異なる処理液を基板処理部2に個別
の供給する複数個の処理液供給機構3が備えられた基板
処理装置1では、各処理液供給機構3ごとに図2のよう
な加圧開始と圧力開放の制御がなされることになる。な
お、この場合のロットA、B、…、Nは、先にも説明し
たように、各処理液供給機構3で同じ基板Wの集まりを
指すこともあるし、異なる基板Wの集まりを指すことも
あるが、制御部4は、作業者などから設定された処理条
件などに基づき、各処理液供給機構3の指すロットに応
じて各処理液供給機構3ごとに加圧開始と圧力開放の制
御を行う。
【0051】図2からも明らかなように、本基板処理装
置1の電源がONされてからOFFされるまでの間に、
本基板処理装置1では基板処理が行なわれない、いわゆ
る非処理時間NSTが存在するが、本発明では、上述し
たように加圧機構6と圧力開放機構7をこまめに制御し
て、そのような非処理時間NSTの間はもちろん、処理
液貯留槽5内の加圧が必要ない間、処理液貯留槽5内の
圧力をできるだけ開放させるようにしている。すなわ
ち、本発明によれば、図2のOKTの間、処理液貯留槽
5内が加圧状態にされ、NKTの間は圧力が開放される
ことになる。従って、従来装置に比べて処理液貯留槽5
内での処理液へのガスの溶解を軽減することができるよ
うになった。
【0052】また、異なる処理液を基板処理部に個別の
供給する複数個の処理液供給機構が備えられた従来装置
の場合、全ての処理液供給機構の処理液貯留槽は装置の
電源がONされている間、加圧状態にされるが、本発明
によれば、各処理液供給機構3の処理液貯留槽5を必要
な時だけ加圧状態にするので、各処理液供給機構3の処
理液貯留槽5での処理液へのガスの溶解が軽減される。
【0053】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参
照して説明する。
【0054】
【実施例】図3は、本発明の一実施例に係る基板処理装
置の全体構成を示す平面図であり、図4は、本実施例装
置の処理液供給系の概略構成を示す図、図5は、本実施
例装置の制御系の概略構成を示す図、図6は、本実施例
装置での処理手順を示すフローチャートである。
【0055】この実施例装置1は、本装置1に対する基
板Wの搬入/搬出を行なうインデクサ20と、基板処理
部としてのスピンコーター2、基板Wに対する加熱処理
や冷却処理を行なう熱処理部21、本装置1内での基板
Wの搬送を行なう基板搬送ロボット22、処理液供給
系、制御系などを備えて構成されている。
【0056】インデクサ20は、複数枚の基板Wが水平
姿勢で図3の紙面に垂直な方向に積層して収納できるキ
ャリアCを載置するキャリア載置テーブル20aや、キ
ャリアCと基板搬送ロボット22との間で基板Wの受渡
しを行い、本装置1に対する基板Wの搬入/搬出を行な
う基板搬入出ロボット20b、スタート指示やレシピ
(処理条件等)などを設定するスイッチ部20cなどか
らなる。
【0057】キャリア載置テーブル20aには、複数個
(図では4個)のキャリア載置部20dが設けられてい
る。スイッチ部20cは各キャリア載置部20dごとに
設けられていて、対応するキャリア載置部20dに載置
されているキャリアCに収納されている基板Wに対する
レシピを設定したり、そのキャリアCに収納されている
基板Wに対する処理の開始(スタート指示)などを行な
うようになっている。各キャリア載置部20dに対する
キャリアCの載置や取り出しは、図示しないキャリアの
自動搬送装置(Auto Guided Vehicle)や人手により行な
われ、スイッチ部20cからのレシピの設定やスタート
指示は人手により行なわれる。
【0058】スタートが指示されると、基板搬入出ロボ
ット20bは、対応するキャリア載置部20dに載置さ
れているキャリアCに収納されている基板Wを1枚ずつ
取り出し、順次基板搬送ロボット22に引き渡していき
基板Wの搬入を行なう。また、基板搬入出ロボット20
bは、所定の基板処理が施された基板Wが基板搬送ロボ
ット22から引き渡されると、その基板Wを元のキャリ
アCの元の収納場所に順次収納していき基板Wの搬出を
行なう。
【0059】基板搬送ロボット22は、基板搬入出ロボ
ット20bから基板Wを受け取ると、その基板Wを所定
の処理手順に従って熱処理部21やスピンコーター2に
順次搬送し、所定の基板処理が終了すると、基板搬入出
ロボット20bに基板Wを順次引き渡していく。
【0060】スピンコーター2は、基板Wを回転させな
がら基板Wにフォトレジストの薄膜を塗布するためのも
ので、基板Wを水平姿勢で保持して回転させるスピンチ
ャック2aや、スピンチャック2aに保持された基板W
に処理液(フォトレジスト液)を供給するレジスト供給
ノズル2b、基板処理時に回転されている基板Wの周囲
にフォトレジスト液などの処理液が飛散するのを防止す
る飛散防止カップ2cなどを備えている。なお、このス
ピンコーター2には、基板Wを回転しながら基板Wの外
周端縁付近にリンス液を供給してエッジリンスを行なう
ためのエッジリンスノズル2dや、基板Wを回転しなが
ら基板Wの裏面にリンス液を供給してバックリンスを行
なうためのバックリンスノズル2e(図4参照)も備え
られている。
【0061】熱処理部21は、基板Wを所定温度に加熱
するためのホットプレートなどを備えた基板加熱処理部
や、基板加熱処理部で加熱された基板Wを常温付近の所
定温度に冷却するためのクールプレートなどを備えた基
板冷却処理部(いずれも図示せず)などが複数個備えら
れて構成されている。
【0062】本実施例装置1の処理液供給系は、図4に
示すように、レジスト塗布ノズル2b、エッジリンスノ
ズル2d、バックリンスノズル2eそれぞれに、図1で
説明した処理液供給機構3が付設されている。各ノズル
2b、2d、2eからの処理液の供給/停止や、処理液
貯留槽5内の加圧と圧力開放の切替えなどの制御は、各
処理液供給機構3ごとに個別に制御部4により行なわれ
る。なお、レジスト供給ノズル2bに付設されている処
理液供給機構3内の処理液貯留槽5には、フォトレジス
ト液が貯留され、エッジリンスノズル2dやバックリン
スノズル2eに付設されている処理液供給機構3内の処
理液貯留槽5には、各々エッジリンス用のリンス液やバ
ックリンス用のリンス液が貯留される。
【0063】本実施例装置1の制御部4は、処理液供給
系以外にも装置1全体の制御も行なう。すなわち、図5
に示すように、制御部4は、インデクサ20や、スピン
コーター2、熱処理部21、基板搬送ロボット22、処
理液供給系(各処理液供給機構3)などと接続されてい
て、各部から必要な情報が与えられるとともに、その情
報などに基づき各部の制御を行なう。
【0064】上記構成の実施例装置1において基板Wが
搬入されてから搬出されるまでの処理の流れを1個のキ
ャリアCについて図6のフローチャートを参照して説明
する。
【0065】キャリアCがキャリア載置部20dに載置
される(ステップS1)。次に、そのキャリアCが載置
されたキャリア載置部20dに対応するスイッチ部20
cからそのキャリアCに収納されている基板Wに対する
レシピが設定される(ステップS2)。設定されたレシ
ピは、制御部4に与えられて、そのレシピに従って以降
の基板処理が行なわれるように熱処理部21やスピンコ
ーター2などが制御部4によって制御される。
【0066】そして、上記レシピを設定したスイッチ部
20cからスタート指示を与えると、そのキャリアCに
収納されている基板Wに対する基板処理が開始される
(ステップS3)。すなわち、まず、制御部4に制御さ
れて基板搬入出ロボット20bが、そのキャリアCから
基板Wを1枚ずつ取り出し、順次基板搬送ロボット22
に引き渡して基板Wの搬入が行なわれる(ステップS
4)。搬入された基板Wは、制御部4に制御されて基板
搬送ロボット22により熱処理部21の基板加熱処理部
に搬送され、制御部4に制御されてそこで加熱処理が施
され(ステップS5)、次に、基板搬送ロボット22に
より基板加熱処理部から基板冷却処理部に搬送され、制
御部4に制御されてそこで冷却処理が施される(ステッ
プS6)。そして、基板搬送ロボット22により基板冷
却処理部からスピンコーター2に搬送され、制御部4に
制御されてそこでフォトレジストの塗布処理(エッジリ
ンスやバックリンスを含む)が施される(ステップS
7)。次に、基板搬送ロボット22により基板加熱処理
部、基板冷却処理部の順に基板Wが搬送され、制御部4
に制御されてそこで加熱処理、冷却処理がその順で施さ
れる(ステップS8、S9)。なお、上記ステップS4
〜S10までの各処理は、例えば、最初の基板Wがスピ
ンコーター2で基板処理されているとき、2番目の基板
Wが基板冷却処理部で冷却処理され、3番目の基板Wが
基板加熱処理部で加熱処理され、4番目の基板Wが搬入
されているというように、複数の基板Wに対して同時並
行的に行なわれる。
【0067】上記ステップS5〜S9の一連の基板処理
が終了した基板Wは、基板搬送ロボット22から基板搬
入出ロボット20bに引き渡され、元のキャリアCの元
の収納場所に順次収納され、基板Wの搬出が行なわれる
(ステップS10)。そして、そのキャリアCに収納さ
れている全ての基板Wに対して上記ステップS5〜S9
の基板処理が終了し、そのキャリアCに収納されると、
そのキャリアCはキャリア載置部20dから取り出され
る(ステップS11)。
【0068】なお、各々の基板Wには識別用のIDが付
されていて、上記基板Wの搬入、各基板処理、装置1内
の搬送、基板Wの搬出などは、そのIDで管理されて行
なわれる。
【0069】また、制御部4は、各々のキャリア載置部
20dごとに処理中か否かを認識するための処理状態を
記憶している。例えば、あるキャリア載置部20dに対
応するスイッチ部20cからスタート指示が与えられる
と、制御部4はそのキャリア載置部20dに対応する前
記処理状態を「処理中」に更新する。そして、そのキャ
リア載置部20dに載置されているキャリアC内の最後
の基板W(IDによって知ることができる)が上記各基
板処理を終了し再びそのキャリアCの元の収納場所に収
納されると、上記処理状態を「非処理中」に更新する。
また、複数のキャリア載置部20dに対応する各スイッ
チ部20cからスタート指示が与えられると、スタート
指示が与えられた全てのキャリア載置部20dに対応す
る処理状態が「処理中」に更新される。このとき、スタ
ート指示が与えられた順に上記図6の処理が実行され
る。1個のキャリアC内の全ての基板Wに対する処理が
終了すると、制御部4はそのキャリアC(キャリア載置
部20d)に対応する処理状態を「非処理中」に更新
し、他に「処理中」のキャリア載置部20dがないか否
かを調べ、あればそのうちの最先にスタート指示が与え
られたキャリアC内の基板Wに対して続けて上記図6の
処理を実行する。以後同様にして、全てのキャリア載置
部20dに対する処理状態が「非処理中」になるまで図
6の処理を続けて行なう。
【0070】このようにこの実施例装置1では、1個の
キャリアC内の基板Wに対する処理が連続的に行なわれ
ることもあるし、複数個のキャリアC内の基板Wに対す
る処理が連続的に行なわれることもある。従って、この
装置1では連続的に処理される1個または複数個のキャ
リアC内の基板Wが本発明の一ロットを構成する。な
お、1個のキャリアC内の基板Wに対する処理が連続的
に行なわれる場合であって、そのキャリアCに基板Wが
1枚だけ収納されているときには、その1枚の基板Wが
一ロットを構成する。
【0071】次に、本実施例装置1における処理液供給
系の制御について説明する。本実施例では、スタート指
示が与えられると、各処理液供給機構3の処理液貯留槽
5の加圧を開始する。
【0072】先にも説明したように、スタート指示が与
えられると各基板Wに対して図6のステップS4〜S1
0の処理が順次実行される。すなわち、スタート指示が
与えられてから(各処理液供給機構3の処理液貯留槽5
の加圧を開始してから)、一ロットの最初の基板W(最
初に搬入された基板W)がスピンコーター2に搬送さ
れ、フォトレジスト液の供給が開始されるまでの間には
充分な時間が経過しているので、その最初の基板Wにフ
ォトレジスト液を供給する際には、各処理液貯留槽5内
は、各液の供給が行なえる程度に加圧されている。従っ
て、最初の基板Wを含む全ての基板Wに対してフォトレ
ジスト液を供給する際には、制御部4はフォトレジスト
液を供給する処理液供給機構3の開閉弁9を開にし、所
定量のフォトレジスト液の供給が終了するとその開閉弁
9を閉にしてフォトレジスト液の供給を停止させる。エ
ッジリンス液やバックリンス液の供給/停止も同様に各
処理液供給機構3の開閉弁9の開閉の切替えで行なわれ
る。
【0073】以後、各基板Wがスピンコーター2に搬送
されると上述と同様に、フォトレジスト液やエッジリン
ス液、バックリンス液の供給が行なわれる。
【0074】そして、最後の基板W(最後に搬入される
基板W)がスピンコーター2に搬送され、その基板Wに
対するフォトレジスト液の供給が停止されると、そのタ
イミングで、フォトレジスト液を供給する処理液供給機
構3の処理液貯留槽5内の加圧を解除し圧力を開放させ
る。また、同様に、最後の基板Wに対するエッジリンス
液やバックリンス液の供給が停止されると、それぞれの
停止タイミングで、エッジリンス液やバックリンス液を
供給する各処理液供給機構3の処理液貯留槽5内の加圧
を解除し圧力を開放させる。なお、各液の供給の開始/
停止のタイミングは制御部4で認識している。
【0075】これにより、図2で説明したように、各処
理液貯留槽5内を加圧する時間を従来装置よりも短縮す
ることができるようになった。
【0076】ところで、この種の基板処理装置1には、
スピンコーター2に複数種類のフォトレジスト液を基板
Wに供給する複数個のレジスト供給ノズル2bが備えら
れることもある。このような場合には、各ノズル2bに
各々処理液供給機構3が付設されることになる。そし
て、キャリアCに収納される基板W個々で使用するフォ
トレジスト液の種類を違えて塗布処理されることがあ
る。
【0077】例えば、キャリアCに複数枚の基板W1〜
Wkが収納されていて、基板W1〜Wiはフォトレジス
ト液Aの塗布処理を行い、基板W(i+1)〜Wjはフ
ォトレジスト液Bの塗布処理を行い、基板W(j+1)
〜Wkはフォトレジスト液Cの塗布処理を行うような場
合(i<j<k)である。なお、エッジリンスやバック
リンスは、全ての基板W1〜Wkに対して行われる。
【0078】上記において、スタート指示が与えられる
と、基板W1〜Wkが連続して装置1内に搬入されて基
板処理されるとすると、エッジリンスやバックリンス用
の各リンス液を供給する処理液供給機構3に対しては基
板W1〜Wkが一ロットを構成し、フォトレジスト液A
を供給する処理液供給機構3に対しては基板W1〜Wi
が一ロットを構成し、フォトレジスト液Bを供給する処
理液供給機構3に対しては基板W(i+1)〜Wjが一
ロットを構成し、フォトレジスト液Cを供給する処理液
供給機構3に対しては基板W(j+1)〜Wkが一ロッ
トを構成することになる。
【0079】このような場合、例えば、全ての処理液供
給機構3の加圧の開始や圧力の開放を同じタイミングで
行ってもよいが、各処理液供給機構3に対するロット単
位に、各処理液供給機構3ごとに加圧の開始や圧力の開
放を制御してもよい。例えば、スタート指示が与えられ
たタイミングで、エッジリンスやバックリンス用の各リ
ンス液を供給する処理液供給機構3と、フォトレジスト
液Aを供給する処理液供給機構3の加圧を開始し、基板
Wiへのフォトレジスト液Aの供給が停止したタイミン
グでフォトレジスト液Aを供給する処理液供給機構3の
圧力を開放し、基板W(i+1)が装置1に搬入された
タイミングでフォトレジスト液Bを供給する処理液供給
機構3の加圧を開始し、基板Wjへのフォトレジスト液
Bの供給が停止したタイミングでフォトレジスト液Bを
供給する処理液供給機構3の圧力を開放し、基板W(j
+1)が装置1に搬入されたタイミングでフォトレジス
ト液Cを供給する処理液供給機構3の加圧を開始し、基
板Wkへのフォトレジスト液Cの供給が停止したタイミ
ング、エッジリンス用のリンス液の供給の停止のタイミ
ング、バックリンス用のリンス液の供給の停止のタイミ
ングでフォトレジスト液Cを供給する処理液供給機構
3、エッジリンスやバックリンス用の各リンス液を供給
する処理液供給機構3の圧力を開放する。このように各
処理液供給機構3の加圧の開始と圧力の開放をこまめに
制御することで、各処理液供給機構3の処理液貯留槽5
での処理液へのガスの溶解を一層軽減できる。
【0080】なお、上述したような場合を考慮すれば、
処理液供給機構3によっては、装置1で連続して基板処
理される1個のキャリアC内に収納される複数枚の基板
Wが複数ロット(ただし、収納されている基板Wの枚数
と同じかそれより少ないロット数)として扱われること
もある。また、同様に、例えば、キャリアCに基板Wが
25枚収納されていて、それら基板Wが25ロットとし
て扱われる場合もある。
【0081】上述の説明では、各処理液貯留槽5内の加
圧を開始するタイミングをスタート指示の時にし、加圧
を解除して圧力を開放するタイミングを各液の供給を停
止するタイミングにしたが、これら加圧開始と圧力開放
はそれ以外にも以下のようなタイミングで行なってもよ
い。
【0082】<加圧開始のタイミング>加圧の開始は、
一ロット内の最初の基板Wに対する処理液の供給の開始
に先立ち、少なくとも処理液貯留槽5内の加圧を開始し
てから、処理液貯留槽5よりスピンコーター2への処理
液の供給が行なえるような圧力で処理液貯留槽5内が加
圧された状態になるまでに要する時間(tsとする)前
に行なわれる必要がある。従って、そのような条件を満
たすのであれば、以下の(S-1) 〜(S-7) のタイミングを
加圧開始のタイミングにすることができる。
【0083】(S-1) 図6のステップS4において、最初
の基板Wが本装置1に搬入されるタイミング。 (S-2) 図6のステップS5において、最初の基板Wが基
板加熱処理部に搬送されたタイミング。 (S-3) 図6のステップS5において、最初の基板Wに対
する基板加熱処理部での加熱処理が終了したタイミン
グ。 (S-4) 図6のステップS5において、最初の基板Wが加
熱処理の終了後、基板加熱処理部から取り出されるタイ
ミング。 (S-5) 図6のステップS6において、最初の基板Wが基
板冷却処理部に搬送されたタイミング。 (S-6) 図6のステップS6において、最初の基板Wに対
する基板冷却処理部での冷却処理が終了したタイミン
グ。 (S-7) 図6のステップS6において、最初の基板Wが冷
却処理の終了後、基板冷却処理部から取り出されるタイ
ミング。
【0084】なお、上記各タイミングの際には、それぞ
れ熱処理部21や基板搬送ロボット22などからタイミ
ング信号が制御部4に出されたり、制御部4が熱処理部
21や基板搬送ロボット22などにタイミング信号を出
しているので、上記各タイミングは制御部4で認識する
ことができる。
【0085】また、加圧開始のタイミングは、最初の基
板Wに処理液の供給を開始させるよりも上記ts時間前
のタイミングか、それよりも若干長い時間(上記ts+
α)前であって最初の基板Wに処理液の供給を開始させ
るよりも上記ts時間前に最も近いタイミングであるこ
とが処理液貯留槽5内の加圧時間の短縮化に好適であ
る。
【0086】<圧力開放のタイミング>各処理液貯留槽
5内の加圧時間の短縮化には、上述したように最後の基
板Wに対する各液の処理液供給の停止タイミングに基づ
き圧力開放を行なうのが好適であるが、それ以外にも以
下の(E-1) 〜(E-11)などのタイミングで圧力開放を行な
ってもよい。
【0087】(E-1) 図6のステップS7において、最後
の基板Wに対するスピンコーター2での基板処理を終了
したタイミング。 (E-2) 図6のステップS7において、最後の基板Wがス
ピンコーター2での基板処理の終了後、スピンコーター
2から取り出されるタイミング。 (E-3) 図6のステップS8において、最後の基板Wが基
板加熱処理部に搬送されたタイミング。 (E-4) 図6のステップS8において、最後の基板Wに対
する基板加熱処理部での加熱処理が終了したタイミン
グ。 (E-5) 図6のステップS8において、最後の基板Wが加
熱処理の終了後、基板加熱処理部から取り出されるタイ
ミング。 (E-6) 図6のステップS9において、最後の基板Wが基
板冷却処理部に搬送されたタイミング。 (E-7) 図6のステップS9において、最後の基板Wに対
する基板冷却処理部での冷却処理が終了したタイミン
グ。 (E-8) 図6のステップS9において、最後の基板Wが冷
却処理の終了後、基板冷却処理部から取り出されるタイ
ミング。 (E-9) 図6のステップS10において、最後の基板Wが
基板搬送ロボット22から基板搬入出ロボット20bに
引き渡されたタイミング。 (E-10) 図6のステップS10において、最後の基板W
がキャリアCに収納されたタイミング。 (E-11) 図6のステップS11において、キャリアCが
キャリア載置部20dから取り出されるタイミング。
【0088】なお、上記各タイミングの際には、それぞ
れインデクサ20やスピンコーター2、熱処理部21、
基板搬送ロボット22などからタイミング信号が制御部
4に出されたり、制御部4がインデクサ20やスピンコ
ーター2、熱処理部21、基板搬送ロボット22などに
タイミング信号を出しているので、上記各タイミングは
制御部4で認識することができる。
【0089】上述した実施例では、スピンコーター2を
備えた基板処理装置を例に採り説明したが、現像液が上
記処理液供給機構3で供給される、現像処理用のスピン
デベロッパーを備えた基板処理装置や、スピンコーター
とスピンデベロッパーの双方を備えた基板処理装置な
ど、ガス圧による圧送方式で処理液を基板に供給して所
定の基板処理が施される基板処理装置にも本発明は同様
に適用することができる。
【0090】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、加圧手段による処理液貯留槽内の加圧と、圧
力開放手段による処理液貯留槽内の圧力の開放とを、本
基板処理装置で同一の処理液を供給して連続して基板処
理される一ロットごとに行なうように加圧手段と圧力開
放手段をこまめに制御するように構成したので、本基板
処理装置の電源がONされてからOFFされるまでの間
において、本基板処理装置では基板処理が行なわれな
い、いわゆる非処理時間などの間、処理液貯留槽内の圧
力を開放させることができ、それだけ、従来装置に比べ
て処理液貯留槽内が加圧される時間を短縮できる。従っ
て、従来装置と同じ低コストのガスを用いて処理液貯留
槽内を加圧しても、処理液貯留槽内での処理液へのガス
の溶解を軽減させることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の概略構成を示す図であ
る。
【図2】制御部での制御タイミングなどを説明するため
の図である。
【図3】本発明の一実施例に係る基板処理装置の全体構
成を示す平面図である。
【図4】本実施例装置の処理液供給系の概略構成を示す
図である。
【図5】本実施例装置の制御系の概略構成を示す図であ
る。
【図6】本実施例装置での処理手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 … 基板処理装置 2 … 基板処理部 3 … 処理液供給機構 4 … 制御部(制御手段) 5 … 処理液貯留槽 6 … 加圧機構(加圧手段) 7 … 圧力開放機構(圧力開放手段) 9 … 開閉弁(処理液供給/停止切替え手段) W … 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−171124(JP,A) 特開 平4−74414(JP,A) 特開 平7−153671(JP,A) 特開 平5−5644(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 B05C 11/08 B05C 11/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の処理液を基板に供給して前記基板
    に所定の基板処理を施す基板処理部と、 前記基板処理部に処理液を供給する1または複数個の処
    理液供給機構と、 を備え、 前記処理液供給機構は、 前記基板処理部に供給する処理液を貯留する処理液貯留
    槽と、 前記処理液貯留槽内にガスを供給して加圧する加圧手段
    と、 前記処理液貯留槽内の圧力を開放する圧力開放手段と、 前記処理液貯留槽から前記基板処理部への処理液の供給
    /停止を切り替える処理液供給/停止切替え手段と、 を含む基板処理装置において、 本基板処理装置で同一の処理液を供給して連続して基板
    処理される一ロット内の最初の基板に対してその処理液
    の供給が開始される所定時間前にその処理液を供給する
    処理液供給機構の処理液貯留槽内の加圧を開始するとと
    もに、そのロット内の最後の基板へのその処理液の供給
    が停止されるタイミング、または、それより若干後の所
    定のタイミングに基づきその処理液を供給する処理液供
    給機構の処理液貯留槽内の圧力を開放する制御を前記一
    ロットごとに行なう制御手段を備えたことを特徴とする
    基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記制御手段は、前記一ロット内の最初の基板に対する
    処理液の供給の開始に先立ち、その処理液を供給する処
    理液供給機構の処理液貯留槽内の加圧を開始してから、
    その処理液貯留槽より前記基板処理部への処理液の供給
    が行なえるような圧力でその処理液貯留槽内が加圧され
    た状態になるまでに要する時間前か、それよりも若干長
    い時間前にその処理液貯留槽内の加圧を開始するととも
    に、そのロット内の最後の基板への処理液の供給が停止
    されるタイミングに基づきその処理液貯留槽内の圧力を
    開放する制御を前記一ロットごとに行なうものである基
    板処理装置。
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