JP2003178943A - 現像処理方法及び現像処理装置 - Google Patents

現像処理方法及び現像処理装置

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JP2003178943A
JP2003178943A JP2001375545A JP2001375545A JP2003178943A JP 2003178943 A JP2003178943 A JP 2003178943A JP 2001375545 A JP2001375545 A JP 2001375545A JP 2001375545 A JP2001375545 A JP 2001375545A JP 2003178943 A JP2003178943 A JP 2003178943A
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Japan
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wafer
development processing
liquid
substrate
organic
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JP2001375545A
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Toru Aoyama
亨 青山
Hiroyuki Iwaki
浩之 岩城
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上のリンス液を除去する際において、パ
ターン倒れを防止でき、高スループット化を実現できる
現像処理方法及び現像処理装置を提供すること。 【解決手段】 レジストパターンが現像されたウェハW
を300rpm〜1000rpm、より好ましくは50
0rpmで回転させながらフッ素を含む有機溶剤43を
吐出し、ウェハW上に残存していたリンス液42を有機
溶剤43に置換する。このような有機溶剤としては、例
えばハイドロフルオロエーテル(HFE)を用いること
により、パターンに対する当該有機溶剤の接触角を70
°程度にすることができ、パターン間に生じる引力を極
力低減させ、パターン倒れを防止することができる。ま
たHFEは揮発性が高いため、迅速な乾燥処理を行うこ
とができ、スループットの向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス製
造程において、レジストが塗布された基板に対し現像処
理を行う現像処理方法及び現像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス製造のフォトリソグラフ
ィー工程では、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」とい
う。)の表面にフォトレジストを塗布し、レジスト上に
マスクパターンを露光し、これを現像してウェハ表面に
レジストパターンを形成している。
【0003】このようなフォトリソグラフィー工程にお
いて、現像処理は、例えばパドル式やディップ式等の方
法により行っている。例えば、パドル式はウェハに現像
液を供給し、一方、ディップ式は現像液中にウェハを浸
漬させて現像処理を進行させ、その後はそれぞれ、純水
等を用いた洗浄液としてのリンス液をウェハ上に供給し
て現像液を洗い流している。そして最後に、ウェハから
リンス液を除去するために、エアブローやウェハの回転
等を行うことにより乾燥処理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におけ
る半導体デバイスの微細化はより一層進行しており、微
細かつ高アスペクト比のレジストパターンが出現してい
る。このようなレジストパターンの微細及び高アスペク
ト比のため、例えば、上記乾燥処理においてリンス液が
各パターン間から抜け出る際に、当該リンス液の表面張
力によりパターン間に引力が生じることによる、いわゆ
る「パターン倒れ」の問題が発生している。かかるパタ
ーン倒れの問題は、ウェハ上にリンス液を供給する際に
おけるウェハに対するインパクトにより生じる場合もあ
る。
【0005】以上のような事情に鑑み、本発明の目的
は、基板上のリンス液を除去する際、パターン倒れを防
止でき、しかも、高スループット化を実現できる現像処
理方法及び現像処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る現像処理方法は、レジストパターンが
現像された基板上にリンス液を供給する工程と、前記リ
ンス液が供給された基板上に、フッ素を含む有機系処理
液を供給する工程とを具備する。
【0007】本発明のこのような構成によれば、現像工
程によりレジストパターンが現像された基板上にリンス
液を供給して現像液を洗い流した後、フッ素を含む、例
えばリンス液の表面張力に比べ表面張力の小さい有機溶
剤を基板上に供給しリンス液と置き換えることにより、
この後、例えば基板を回転させて振り切り乾燥を行って
も、パターン間に生じる引力を極力低減させることがで
き、パターン倒れを防止することができる。
【0008】本発明の一の形態によれば、前記有機系処
理液の前記パターンに対する接触角を65°〜90°と
し、好ましくは70°〜80°とする。ここでフッ素を
含む有機系処理液として、ハイドロフルオロエーテルを
使用することにより、前記接触角を実現できる。詳しく
は、ハイドロフルオロエーテルはフッ素を有しているた
め、このフッ素がパターン表面にコーティングされるこ
とによって上記接触角が実現できる。また、ハイドロフ
ルオロエーテルはリンス液として使用する純水よりも揮
発性が高く、ハイドロフルオロエーテルの供給後、基板
を回転させて乾燥させなくても基板を迅速に乾燥させる
ことが可能となるため、乾燥工程を省略できスループッ
トの向上が図れる。
【0009】本発明の一の形態によれば、前記リンス液
を供給する工程は、基板を300rpm〜800rpm
で回転させながら行う。このような低速で回転する基板
上にリンス液を供給することにより、基板上でのリンス
液の流速を極力小さくして、現像液を洗い流すときのパ
ターン倒れを防止できる。
【0010】本発明の一の形態によれば、前記有機系処
理液を供給する工程は、基板を300rpm〜1000
rpmで回転させながら行う。このような低速回転で基
板を回転させながら有機系処理液を供給することによ
り、基板全面に有機系処理液を伸展させつつ、基板上か
らリンス液が流れ出る際のパターン倒れを防止すること
ができる。すなわち、基板の回転が300rpmより遅
い場合には、有機系処理液が基板上のリンス液に対して
均一に混ざらず、有機系処理液が粒状になってリンス液
中に散在してしまい、このまま基板回転による振り切り
乾燥を行うとパターン倒れが生じてしまうからである。
一方、基板の回転が1000rpmより速い場合には、
有機系処理液が基板上を均一に伸展するが、このように
有機系処理液が伸展する前に、基板上からリンス液が流
れ出し、パターン倒れを引き起こす可能性が高いからで
ある。
【0011】本発明に係る現像処理装置は、レジストが
塗布された基板上に現像液を供給してレジストパターン
を現像するための現像液供給手段と、前記現像液が供給
された基板上にリンス液を供給するリンス液供給手段
と、前記リンス液が供給された基板上に、フッ素を含む
有機系の処理液を供給する処理液供給手段とを具備す
る。
【0012】本発明のこのような構成によれば、現像液
供給手段により現像液が供給されレジストパターンが現
像された基板上に、リンス液供給手段によりリンス液を
供給し現像液を洗い流した後、フッ素を含む有機系処理
液として、例えばリンス液の表面張力に比べ表面張力の
小さい有機溶剤を基板上に供給しリンス液と置き換える
ことにより、この後、例えば基板を回転させて振り切り
乾燥を行っても、パターン間に生じる引力を極力低減さ
せることができ、パターン倒れを防止することができ
る。
【0013】本発明の一の形態によれば、前記レジスト
が塗布された基板を保持し回転させる回転保持手段を更
に具備し、この回転保持手段により基板を回転させた状
態で前記有機系処理液を供給する。このように低速回転
で基板を回転させながら有機系処理液を供給することに
より、基板全面に有機系処理液を伸展させつつ、基板上
からリンス液が流れ出る際のパターン倒れを防止するこ
とができる。
【0014】本発明の更なる特徴と利点は、添付した図
面及び発明の実施の形態の説明を参酌することにより一
層明らかになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0016】図1〜図3は本発明に係る塗布現像処理シ
ステムの全体構成を示す図であり、図1はその平面図、
図2は正面図及び図3は背面図である。
【0017】この塗布現像処理システム1は、被処理基
板として半導体ウェハWをウェハカセットCRで複数枚
例えば25枚単位で外部からシステムに搬入し又はシス
テムから搬出したり、ウェハカセットCRに対してウェ
ハWを搬入・搬出したりするためのカセットステーショ
ン10と、塗布現像工程の中で1枚ずつウェハWに所定
の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを所定位置に多
段配置してなる処理ステーション11と、この処理ステ
ーション11と隣接して設けられる露光装置(図示せ
ず)との間でウェハWを受け渡しするためのインターフ
ェース部12とを一体に接続した構成を有している。
【0018】カセットステーション10では、図1に示
すように、カセット載置台20上の突起20aの位置に
複数個例えば4個までのウェハカセットCRがそれぞれ
のウェハ出入口を処理ステーション11側に向けてX方
向一列に載置され、カセット配列方向(X方向)及びウ
ェハカセットCR内に収納されたウェハのウェハ配列方
向(Z方向)に移動可能なウェハ搬送体21が各ウェハ
カセットCRに選択的にアクセスするようになってい
る。さらに、このウェハ搬送体21は、θ方向に回転可
能に構成されており、後述するように処理ステーション
11側の第3の組G3の多段ユニット部に属するアライ
メントユニット(ALIM)及びイクステンションユニ
ット(EXT)にもアクセスできるようになっている。
【0019】処理ステーション11では、図1に示すよ
うに、中心部に垂直搬送型の主ウェハ搬送機構22が設
けられ、その周りに全ての処理ユニットが1組または複
数の組に亙って多段に配置されている。この例では、5
組G1,G2,G3,G4,G5の多段配置構成であり、第
1及び第2の組G1,G2の多段ユニットはシステム正
面(図1において手前)側に並置され、第3の組G3の
多段ユニットはカセットステーション10に隣接して配
置され、第4の組G4の多段ユニットはインターフェー
ス部12に隣接して配置され、第5の組G5の多段ユニ
ットは背部側に配置されている。なお第5の組G5は、
主ウェハ搬送機構22のメンテナンスのためにレール2
5に沿って移動可能に構成されている。
【0020】主ウェハ搬送機構22は、筒状支持体49
の内側に、ウェハ搬送装置46を上下方向(Z方向)に
昇降自在に装備している。筒状支持体49はモータ(図
示せず)の回転軸に接続されており、このモータの回転
駆動力によって、前記回転軸を中心としてウェハ搬送装
置46と一体に回転し、それによりこのウェハ搬送装置
46は、θ方向に回転自在となっている。
【0021】図2に示すように、第1の組G1では、カ
ップCP内でウェハWをスピンチャックに載せて所定の
処理を行う2台のスピンナ型処理ユニット、例えばレジ
スト塗布処理ユニット(COT)及び本発明に係る現像
処理ユニット(DEV)が下から順に2段に重ねられて
いる。第2の組G2でも、2台のスピンナ型処理ユニッ
ト、例えばレジスト塗布処理ユニット(COT)及び現
像処理ユニット(DEV)が下から順に2段に重ねられ
ている。レジスト塗布処理ユニット(COT)ではレジ
スト液の排液が機構的にもメンテナンスの上でも面倒で
あることから、このように下段に配置するのが好まし
い。しかし、必要に応じて上段に配置することも可能で
ある。
【0022】図3に示すように、第3の組G3では、ウ
ェハWを載置台に載せて所定の処理を行うオーブン型の
処理ユニット、例えば下から順にクーリングユニット
(COL)、アドヒージョンユニット(AD)、アライ
メントユニット(ALIM)、イクステンションユニッ
ト(EXT)、プリベーキングユニット(PAB)及び
ポストエクスポージャーベーキングユニット(PEB)
が重ねられている。第4の組G4でも、オーブン型の処
理ユニット、例えば下から順にクーリングユニット(C
OL)が2段、イクステンション・クーリングユニット
(EXTCOL)、イクステンションユニット(EX
T)、プリベーキングユニット(PAB)及びポストエ
クスポージャーベーキングユニット(PEB)が重ねら
れている。なお、現像後に加熱処理を行うためのポスト
ベーキングユニットが配置される場合もある。
【0023】このように処理温度の低いクーリングユニ
ット(COL)、(EXTCOL)を下段に配置し、処
理温度の高いベーキングユニット(PAB)やポストエ
クスポージャーベーキングユニット(PEB)を上段に
配置することで、ユニット間の熱的な相互干渉を少なく
することができる。しかし、ランダムな多段配置とする
ことも可能である。
【0024】インターフェース部12は、奥行方向では
処理ステーション11と同じ寸法を有するが、幅方向で
は小さなサイズにつくられている。インターフェース部
12の正面部には可搬性のピックアップカセットCRと
定置型のバッファカセットBRが2段に配置され、背面
部には周辺露光装置23が配設され、中央部にはウェハ
搬送体24が設けられている。このウェハ搬送体24
は、X,Z方向に移動して両カセットCR,BR及び周
辺露光装置23にアクセスするようになっている。さら
に、ウェハ搬送体24は、θ方向に回転可能に構成さ
れ、処理ステーション11側の第4の組G4の多段ユニ
ットに属するイクステンションユニット(EXT)に
も、及び隣接する露光装置側のウェハ受渡し台(図示せ
ず)にもアクセスできるようになっている。
【0025】この塗布現像処理システム1は、クリーン
ルームに設置されるが、さらにシステム内でも効率的な
ダウンフローによって各部の清浄度を高めている。図4
は、その清浄空気の流れを示す概略図である。カセット
ステーション10,処理ステーション11及びインター
フェース部12の上方にはエア供給室44が設けられて
おり、このエア供給室44の下面に防塵機能付きフィル
タ例えばULPAフィルタ71,72,73が取り付け
られている。このULPAフィルタ71,72,73に
は、それぞれ図示しないファンが内蔵されており、所定
の温度及び湿度に調整された清浄空気は、ULPAフィ
ルタ71,72,73を介して、カセットステーション
10,処理ステーション11及びインターフェース部1
2に流れ、下方部に配置された図示しない排気口から排
気されるようになっている。処理ステーション11にお
いては、清浄空気は図示するように、多段の現像処理ユ
ニット(DEV)及びレジスト塗布処理ユニット(CO
T)に供給されるようになっており、図示しないが、背
面側の熱処理系のユニットである多段の第3〜第5の組
G3〜G5にも供給されるようになっている。
【0026】図5及び図6は、本発明の一実施形態に係
る現像処理ユニット(DEV)を示す平面図及び断面図
である。この現像処理ユニット(DEV)の中央部には
環状のカップCΡが配設されている。カップCΡの内側
には、基板を水平に保持するスピンチャック52が配置
されている。スピンチャック52は真空吸着によってウ
ェハWを固定保持した状態で駆動モータ54によって回
転駆動される。駆動モータ54は、ユニット底板50に
設けられた開口50aに昇降移動可能に配置され、アル
ミニウムからなるキャップ状のフランジ部材58を介し
て、エアシリンダからなる昇降駆動手段60および昇降
ガイド手段62と結合されている。このような昇降機構
により、主ウェハ搬送機構22との間でウェハWの受け
渡しが可能となる。
【0027】図6に示すように、カップCP内に収容さ
れたウェハW上において、このウェハWの表面に現像液
を供給するための現像液ノズル36がノズルスキャンア
ーム92の先端部に取り付けられている。この現像液ノ
ズル36には供給管81が接続されており、この供給管
81を介して現像液供給機構31により現像液が供給さ
れるようになっている。この現像液ノズル36は長尺形
状を有し、例えば図示しない複数の孔、又はスリット状
に形成された供給口より現像液が供給されるようになっ
ている。ノズルスキャンアーム92は、ユニット底板5
0の上に一方向(Y方向)に敷設されたガイドレール9
4上で水平移動可能な垂直支持部材96の上端部に取り
付けられており、図示しないY方向駆動機構によって垂
直支持部材96と一体にY方向に移動するようになって
いる。また、ノズルスキャンアーム92は垂直支持部材
96に沿ってZ方向にも移動可能に構成されており、現
像液ノズル36と、スピンチャック52で保持されたウ
ェハWとの距離が調節できるようになっている。
【0028】また、ノズル保持体27に保持されウェハ
W表面にリンス液を供給するためのリンスノズル15
が、上記現像液ノズル36と同様に、スキャンアーム1
7及び垂直支持部材26により、ガイドレール94に沿
ってY方向に移動可能に設けられている。リンスノズル
15には供給管82が接続されており、この供給管82
を介してリンス液供給機構32からリンス液が供給され
るようになっている。ここでリンス液としては、例えば
純水を使用する。このノズルスキャンアーム17も垂直
支持部材26に沿って移動可能に構成されており、リン
スノズル15と、スピンチャック52で保持されたウェ
ハWとの距離が調節できるようになっている。
【0029】カップCPの隣には、ノズル保持体28に
保持されウェハW表面にフッ素を含む有機系の処理液と
しての有機溶剤を供給するための有機溶剤ノズル16
が、スキャンアーム18の先端に取り付けられ、このス
キャンアーム18はモータ19により、このモータ19
を中心としてθ方向に回動可能に設けられている。有機
溶剤ノズル16には供給管83が接続されており、この
供給管83を介して有機溶剤供給機構33から有機溶剤
が供給されるようになっている。ここで有機溶剤として
は、例えば純水より揮発性の高いハイドロフルオロエー
テル(HFE)系溶剤(メチルパーフルオロイソブチル
エーテルとメチルパーフルオロブチルエーテルとを混合
したもの、又はこれら単独)を使用するが、キシレン、
ヘキサメチルジシラザン等も用いることができる。な
お、このハイドロフルオロエーテル(HFE)系溶剤
は、レジストを溶かさない程度の溶剤であり、レジスト
上に供給しても問題はない。
【0030】カップCP内の底部には、ウェハ上に供給
された現像液、リンス液及び有機溶剤を排液するための
排液管57が設けられており、図示しないシステム外へ
排液されるようになっている。また、カップCPの底部
には、現像液や有機溶剤の供給により発生したミスト
等、カップCP内の雰囲気を排気するための排気管59
が設けられており、通常運転時においては真空ポンプ5
1により常時排気されている状態となっている。
【0031】また、カップCPには、カップCPの温度
を計測するカップ温度センサ74が取り付けられてお
り、更にこのカップCPの温度を調整するための温調ヒ
ータ84が設けられている。このヒータ84は、カップ
CP全体の温度を所定の温度、通常時には例えば23℃
前後に調整するようになっている。
【0032】更に、カップCPにおける排気管59及び
排液管57にも同様に、排気管59及び排液管57の温
度を計測する温度センサ75及び76と、それぞれ排気
管59及び排液管57の温度を調整する温調ヒータ85
及び86とが取り付けられている。
【0033】現像液供給機構31、リンス液供給機構3
2及び有機溶剤供給機構33は、それぞれ制御部30の
指令に基づき、それぞれの処理液を現像液ノズル36、
リンスノズル15及び有機溶剤ノズル16へ供給するよ
うになっている。また、この制御部30は、上記各処理
液供給のタイミングの制御とともに、駆動モータ54の
回転数を制御するモータコントローラ34に指令を送出
し、統括的な処理を行う。
【0034】また制御部30は、例えば上記温度センサ
84,85,86により各部が計測され、この計測され
た温度が所定の正常範囲内になければ異常とみなし、警
告装置45はこれを受けて何らかの警告を行うようにな
っている。この警告装置としては、例えば警告ブザーや
警告灯、あるいは操作ディスプレイ上の警告表示等を用
いている。
【0035】次に、以上説明した塗布現像処理システム
1の一連の処理工程について説明する。
【0036】先ず、カセットステーション10におい
て、ウェハ搬送体21がカセット載置台20上の処理前
のウェハを収容しているカセットCRにアクセスして、
そのカセットCRから1枚のウェハWを取り出し、アラ
イメントユニット(ALIM)に搬送される。このアラ
イメントユニット(ALIM)にてウェハWの位置合わ
せが行われた後、主ウェハ搬送機構22によりアドヒー
ジョンユニット(AD)へ搬送され疎水化処理が行わ
れ、次いでクーリングユニット(COL)にて所定の冷
却処理が行われる。その後、レジスト塗布処理ユニット
(COT)に搬送され、(PAB)で所定の加熱処理が
行われ、クーリングユニット(COL)において冷却処
理され、その後ウェハ搬送体24によりインターフェー
ス部12を介して図示しない露光装置により露光処理が
行われる。露光処理が終了した後は、ポストエクスポー
ジャーベーキングユニット(PEB)で所定の加熱処理
が行われ、次に現像処理ユニット(DEV)に搬送され
て現像処理が行われる。この現像処理後は、所定の加熱
処理(ポストベーキング)を行うこともある。そしてウ
ェハWはクーリングユニット(COL)で所定の冷却処
理が行われ、エクステンションユニット(EXT)を介
してカセットCRに戻される。
【0037】次に、図7、図8及び図9を参照して、現
像処理ユニット(DEV)における処理について説明す
る。図7及び図8は各処理液を供給する際の側面図であ
り、図9は、レジストパターンの拡大断面図である。
【0038】先ず、スピンチャック52が上昇し、主ウ
ェハ搬送機構22からウェハWを受け取ると、スピンチ
ャック52が下降しウェハWがカップCP内に収容され
る。そして、図7(a)に示すように現像液ノズル36
が現像液を吐出しながらウェハW上を移動し、吐出が終
了した後にウェハWを例えば60秒間放置し現像処理を
進行させる。ここでウェハWを所定の回転数で回転させ
て現像液41を伸展させ、例えば60秒間放置すること
により現像処理を進行させる。ここで高スループット化
を図るため、ウェハWを回転させながら現像液を吐出し
ても構わない。
【0039】次に、図7(b)に示すように、現像液ノ
ズル36をカップ外へ移動させ、リンスノズル15をウ
ェハWの中心上へ移動させる。そして、図7(c)に示
すように、ウェハWを回転させながらリンス液42を吐
出し、現像液を洗い流す。このとき図9(a)に示すよ
うに、パターン29の上面29aがリンス液42から出
ないようにするために、ウェハの回転数を低速の300
rpm〜800rpm、より好ましくは500rpmと
する。パターン29の上面29aがリンス液42から出
てしまうと、リンス液の表面張力によりパターン倒れが
生じるおそれがあるためである。このようにウェハWの
回転を300rpm〜800rpmの低速回転とするこ
とにより、ウェハ上で流れるリンス液の速度を極力小さ
くして、現像液41を洗い流すときのパターン倒れを防
止することができる。
【0040】次に、図8(a)に示すように、リンスノ
ズル15をカップ外へ移動させ、有機溶剤ノズル16を
ウェハWの中心上へ移動させる。そして、図8(b)に
示すように、ウェハWを停止させた状態で、ウェハWの
中心上に有機溶剤43を吐出する。そして図8(c)に
示すように、ウェハWを300rpm〜1000rp
m、より好ましくは500rpmで回転させ、図9
(b)に示すように、ウェハW上に残存していたリンス
液42を有機溶剤43に置換する。このように、ウェハ
Wを低速の300rpm〜1000rpmで回転させて
有機溶剤43で置換することにより、ウェハW全面に有
機溶剤43を伸展させつつ、ウェハW上からリンス液4
2が流れ出る際のパターン倒れを防止することができ
る。すなわち、ウェハWの回転が300rpmより遅い
場合には、有機溶剤がウェハ上のリンス液に対して均一
に混ざらず、有機溶剤が粒状になってリンス液中に散在
してしまい、このまま基板回転による振り切り乾燥を行
うとパターン倒れが生じてしまうからである。一方、ウ
ェハWの回転が1000rpmより速い場合には、有機
溶剤がウェハW上を均一に伸展するが、このように有機
溶剤が伸展する前にウェハ上からリンス液が流れ出し、
パターン倒れを引き起こす可能性が高いからである。
【0041】そして、最後にウェハWを所定の回転数で
回転させ振り切り乾燥処理を行う。この乾燥処理におい
て、図9(c)に示すように、有機溶剤43のパターン
29に対する接触角θは、65°〜90°となってお
り、有機溶剤43がパターン間から抜け出ても表面張力
は小さいので、パターン倒れを起こすことはない。より
好ましい接触角θは、70°〜80°である。このよう
な角度は、前述したように、表面張力がリンス液のそれ
よりも小さいハイドロフルオロエーテル(HFE)等を
用いることにより達成できる。HFEは上記のようにフ
ッ素を有しているため、このフッ素がパターン表面にコ
ーティングされることによって上記接触角が実現でき
る。
【0042】また、本実施形態で使用するHFEは、純
水より比重が大きいため、図8(b)における有機溶剤
43の供給の際に、有機溶剤43がリンス液42より下
部に位置されるようになり、リンス液42がパターン2
9間から抜け出易くなる。従って、パターン倒れの防止
は、よりいっそう効果的となる。
【0043】更に、本実施形態で用いたHFEは、リン
ス液よりも揮発性の高い溶剤であるため、上記のような
ウェハWの回転による振り切り乾燥を行わなくても、自
然乾燥により迅速にウェハを乾燥させることができる。
従って、乾燥処理工程を削減でき、高スループット化が
図れる。
【0044】次に、本実施形態では、有機溶剤の供給
後、再度リンス液を供給する。これにより、ウェハ上に
残存した有機溶剤が洗い流され、例えば後の工程で行わ
れるエッチング処理時において、有機溶剤に含まれる不
純物を除去できる等、悪影響を回避することができる。
また、上記のように揮発性の高い有機溶剤を用いるた
め、迅速にウェハの自然乾燥が行うことができるが、ウ
ェハは急激に冷えてしまう。そこで、本実施形態では、
上記再度供給するリンス液の温度を調整し、急激に冷え
たウェハの温度調整、カップCPや雰囲気等の温度調整
を行うようにしている。以下、かかる温度調整について
説明する。
【0045】図10は、本実施形態に係るリンス液供給
機構の概略的な構成図である。リンス液が貯留されてい
る第1タンク37には第1供給配管47が接続され、同
じくリンス液が貯留されている第2タンク38には第2
供給配管48が接続されている。これら両タンク37,
38に貯留されているリンス液は同一のものであり、前
述したように例えば純水を用いている。供給配管47及
び48は、切替弁35を介して供給管82に接続されて
いる。第1供給配管47には、第1タンク37と切替弁
35との間に第1ベローズポンプ39が接続されてお
り、この第1ベローズポンプ39の作動により切替弁3
5側へリンス液が供給されるようになっている。また、
第2供給配管48には、第2タンク38と切替弁35と
の間に第2ベローズポンプ40が接続されており、この
第2ベローズポンプ40の作動により切替弁35側へリ
ンス液が供給されるようになっている。
【0046】第2タンク38と第2ベローズポンプ40
との間には、温調機構61が設けられており、この温調
機構61により、第2タンク38から供給されるリンス
液を所定の温度、例えば23℃前後に調整するようにな
っている。また、ベローズポンプ39及び40から所定
の供給量及びタイミングでそれぞれの処理液が供給でき
るように、制御部30によってそれぞれベローズポンプ
39及び40の作動が制御されるようになっている。
【0047】切替弁35は、供給管82に対する第1供
給配管47と第2供給配管48との接続を、制御部30
の命令に基づき適宜切り替える機能を有している。これ
により、所定のタイミングで、第1タンクからのリンス
液の供給と第2タンクからのリンス液の供給とが切り替
わるようになっている。
【0048】なお、このリンス液供給機構32において
切替弁35を設けなくても、リンスノズル2つ設け、両
タンク37,38からそれぞれ2つのリンスノズルに供
給配管を接続し供給するようにしてもよい。
【0049】以上のようなリンス液供給機構32を用い
ることにより、例えば図8(c)に示したように有機溶
剤が供給されてウェハが乾燥し急激に冷えた後、温度調
整されたリンス液をウェハに供給し、ウェハを所定の温
度、例えば23℃前後に戻すことができ、熱履歴を均一
にすることができる。
【0050】また、ウェハが冷えることにより、カップ
CPやカップCP内の雰囲気も冷えてしまい、ウェハの
熱履歴が不均一となるおそれがある。そこで、有機溶剤
が供給されてウェハが乾燥した後、カップCP、排気管
59、排液管57の温度を温度センサ74,75,76
(図6参照)で計測し、計測された各温度がそれぞれ所
定の温度範囲内にあるときは正常とみなして、次のウェ
ハの現像処理ユニット(DEV)への搬入を行う。
【0051】一方、それぞれ所定の温度範囲内になけれ
ば、警告装置45により警告を発するようにする。この
場合、例えば現像処理ユニット(DEV)への次のウェ
ハの搬入動作を停止するか、あるいは塗布現像処理シス
テム1全体を停止状態とすることもできる。そして、カ
ップCP、排気管59及び排液管57等の温度が所定の
温度範囲内に戻った後、次のウェハの搬入動作を開始す
る。カップCP内が冷えた状態で次のウェハがカップ内
に収容されると、ウェハに対する悪影響、特に熱履歴の
不均一という問題が発生するが、このようなカップの温
調によりそのような問題を解消できる。また、カップが
冷えるとカップに結露が発生するため、カップが冷えた
状態でウェハを収容した場合、結露したパーティクルを
含む水分がウェハに垂れ落ちる可能性があり、問題とな
るが、本実施形態によればこのような問題はない。
【0052】また、排液管57及び排気管59は図示し
ない漏洩センサが取り付けられており、排液管57及び
排気管59が冷えることによって発生する結露が、当該
漏洩センサの誤作動を引き起こす可能性があるが、本実
施形態によれば、排液管57及び排気管59には、それ
ぞれ温調ヒータ86及び85が設けられているため、そ
のような問題を回避できる。
【0053】また、有機溶剤の揮発によるカップCP内
雰囲気の温度低下によって、排気管59の温度低下が生
ずるため、有機溶剤の供給の際には、上記真空ポンプ5
1の作動を停止するようにしてもよい。これにより、排
気管59の温度低下を防止し、結露の発生を防止でき
る。
【0054】更に、有機溶剤の供給の際には、上記ダウ
ンフローを制御するようにしてもよい。図11に示すよ
うに、現像処理ユニット(DEV)内の温度及び湿度を
計測する温湿度センサ53を設け、この温湿度センサ5
3の計測結果に基づいて制御部30の指令によりファン
フィルタユニット72から吹き出されるダウンフローが
制御される。例えば、温湿度センサ53により計測され
た温度及び湿度が所定の範囲内にあるときは、正常とみ
なしてそのまま次のウェハを搬入し処理を続ける。一
方、所定の温湿度の範囲内にないときはダウンフローの
量を多くし、速やかに所定の温湿度の範囲内になるよう
に調整する。所定の温湿度の範囲内になるまでの間は、
例えば、次のウェハの搬入動作を停止するか、あるいは
システム1全体を停止するようにしてもよい。また、こ
の場合も上記した場合と同様に、警告装置(図6参照)
により警告を行うことも可能である。
【0055】図12及び図13は、上記有機溶剤ノズル
16の別の実施形態を示すもので、下から見た斜視図で
ある。図に示す有機溶剤ノズル65は長尺形状を有し、
その下部には、供給管63から供給される有機溶剤をウ
ェハW上に吐出するためのスリット状の吐出口64が形
成されている。また、図13に示す有機溶剤ノズル67
も同様に長尺形状を有し、供給管63から供給される有
機溶剤をウェハ上に吐出するための孔66が複数形成さ
れている。
【0056】これらの有機溶剤ノズル65,67を用い
て図14に示すように、ウェハW上を例えば矢印Aで示
す方向に走査させることにより、ウェハW上の全面に有
機溶剤を供給しリンス液と置換する。この有機溶剤供給
の際、前述したようにウェハWは停止させた状態で行う
ことが好ましい。このような長尺状のノズルを用いるこ
とにより、ウェハWを回転させずにウェハW全面に均一
に有機溶剤を供給することができるので、ウェハWを回
転させた場合のリンス液が基板上を流れることによるパ
ターン倒れを防止できる。なお、上記リンスノズル15
についても、このような長尺形状のノズルを用いるよう
にしてもよい。
【0057】本発明は以上説明した実施形態には限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。
【0058】例えば、図7(c)で示すリンス液42の
供給は、ウェハWを停止させて行うようにしてもよい。
これにより、ウェハWの洗浄率、洗浄速度は低下する
が、ウェハW上のリンス液の流速を極力小さくして、現
像液41を洗い流すときのパターン倒れを防止すること
ができる。
【0059】また、上記有機溶剤の代わりに、フッ素を
含む界面活性剤を供給するようにしてもよい。この場
合、界面活性剤はリンス液と混合し易いのでリンス液に
混合してもよいし、現像液中に界面活性剤を混合して、
現像液の供給に兼ねてレジストパターンに対しフッ素コ
ーティングを行うようにしてもよい。
【0060】また、上記実施形態においては、カップC
P、排液管57及び排気管59の温調を行うようにした
が、これらに限らず、スピンチャック52についても温
調するようにしてもよい。
【0061】更に、上記実施形態においては、基板とし
て半導体ウェハを使用したが、これに限らず、液晶ディ
スプレイ等に使用されるガラス基板についても本発明は
適用可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パターン間に生じる引力を極力低減させることによりパ
ターン倒れを防止することができ、かつ、高スループッ
ト化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る塗布現像処理シ
ステムの平面図である。
【図2】図1に示す塗布現像処理システムの正面図であ
る。
【図3】図1に示す塗布現像処理システムの背面図であ
る。
【図4】図1に示す塗布現像処理システムの清浄空気の
流れを説明するための正面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る現像処理ユニットを
示す平面図である。
【図6】図5に示す現像処理ユニットを示す断面図であ
る。
【図7】現像処理ユニットにおける処理を順に示す側面
図である。
【図8】同処理を順に示す側面図である。
【図9】現像処理の際のレジストパターンを示す断面図
であり、(a)はリンス液供給後、(b)は有機溶剤供
給後、(c)は有機溶剤が乾燥する途中を示す図であ
る。
【図10】一実施形態に係るリンス液供給機構の構成図
である。
【図11】図6におけるダウンフローの制御を示す図で
ある。
【図12】スリット状の吐出口を有する有機溶剤ノズル
の下から見た斜視図である。
【図13】複数孔を有する有機溶剤ノズルの下から見た
斜視図である。
【図14】図12及び図13に示すノズルにより有機溶
剤を供給する際の斜視図である。
【符号の説明】
W…半導体ウェハ θ…接触角 15…リンスノズル 16…有機溶剤ノズル 29…レジストパターン 30…制御部 31…現像液供給機構 32…リンス液供給機構 33…有機溶剤供給機構 34…モータコントローラ 36…現像液ノズル 41…現像液 42…リンス液 43…有機溶剤 52…スピンチャック 54…駆動モータ 65,67…有機溶剤ノズル
フロントページの続き Fターム(参考) 2H096 AA25 FA01 GA02 GA17 GA18 GA21 GA29 LA16 5F046 LA12 LA14

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジストパターンが現像された基板上に
    リンス液を供給する工程と、 前記リンス液が供給された基板上に、フッ素を含む有機
    系処理液を供給する工程とを具備することを特徴とする
    現像処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現像処理方法におい
    て、 前記有機系処理液の前記パターンに対する接触角を65
    °〜90°とすることを特徴とする現像処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の現像処理方法におい
    て、 前記有機系処理液の前記パターンに対する接触角を70
    °〜80°とすることを特徴とする現像処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の現像処理方法におい
    て、 前記リンス液は純水であり、前記有機系処理液は、前記
    純水よりも揮発性の高い溶液であることを特徴とする現
    像処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4のうちいずれか1
    項に記載の現像処理方法において、 前記有機系処理液は、ハイドロフルオロエーテルである
    ことを特徴とする現像処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の現像処理方法におい
    て、 前記リンス液を供給する工程は、基板を300rpm〜
    800rpmで回転させながら行うことを特徴とする現
    像処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の現像処理方法におい
    て、 前記有機系処理液を供給する工程は、基板を300rp
    m〜1000rpmで回転させながら行うことを特徴と
    する現像処理方法。
  8. 【請求項8】 レジストが塗布された基板上に現像液を
    供給してレジストパターンを現像するための現像液供給
    手段と、 前記現像液が供給された基板上にリンス液を供給するリ
    ンス液供給手段と、前記リンス液が供給された基板上
    に、フッ素を含む有機系の処理液を供給する処理液供給
    手段とを具備することを特徴とする現像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の現像処理装置におい
    て、 前記有機系処理液の前記パターンに対する接触角を65
    °〜90°とすることを特徴とする現像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の現像処理装置におい
    て、 前記有機系処理液の前記パターンに対する接触角を70
    °〜80°とすることを特徴とする現像処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の現像処理装置におい
    て、 前記リンス液は純水であり、前記有機系処理液は、前記
    純水よりも揮発性の高い溶液であることを特徴とする現
    像処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項9から請求項11のうちいずれ
    か1項に記載の現像処理装置において、前記有機系処理
    液は、ハイドロフルオロエーテルであることを特徴とす
    る現像処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項8に記載の現像処理装置におい
    て、 前記レジストが塗布された基板を保持し回転させる回転
    保持手段を更に具備し、 この回転保持手段により基板を回転させた状態で前記有
    機系処理液を供給することを特徴とする現像処理装置。
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