JP3527426B2 - 現像処理方法および現像処理装置 - Google Patents

現像処理方法および現像処理装置

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JP3527426B2
JP3527426B2 JP35102498A JP35102498A JP3527426B2 JP 3527426 B2 JP3527426 B2 JP 3527426B2 JP 35102498 A JP35102498 A JP 35102498A JP 35102498 A JP35102498 A JP 35102498A JP 3527426 B2 JP3527426 B2 JP 3527426B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
基板に現像処理を施す現像処理方法および現像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おけるフォトリソグラフィー工程のための塗布・現像処
理システムにおいては、半導体ウエハ(以下、「ウエ
ハ」という)の表面にレジスト膜を形成するレジスト塗
布処理と、レジスト塗布後のウエハに対して露光処理を
行った後に当該ウエハを現像する現像処理とが行われて
いる。
【0003】この現像処理においては、所定の回路パタ
ーンが露光されてポストエクスポージャーベーク処理お
よび冷却処理されたウエハが、現像処理ユニットに搬入
されてスピンチャックに装着される。現像液供給ノズル
から現像液が供給されて、ウエハの全面に例えば1mm
の厚みになるように塗布される。ウエハは、この現像液
が塗布された状態で所定時間静止される。そして、その
際に、自然対流により現像処理が進行する。その後、ス
ピンチャックによりウエハが回転されて現像液が振り切
られ、次いで、洗浄液供給ノズルからリンス液が吐出さ
れてウエハ上に残存する現像液が洗い流される。その
後、スピンチャックが高速で回転され、ウエハ上に残存
する現像液およびリンス液が吹き飛ばされてウエハが乾
燥される。これにより、一連の現像処理が終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ウエ
ハ上に形成される回路パターンの微細化の要求が年々高
まっており、回路パターンの線幅がウエハ全域にわたっ
て均一になるように現像を進行させることが望まれてい
る。
【0005】しかしながら、現像処理の際には、上述し
たように、現像液をウエハ上に単に静止させているだけ
であり、現像処理の進行は、現像液の自然対流にゆだね
られている状況であり、しかも、回路パターンの線幅
は、露光工程における露光時間、露光量等に影響される
だけでなく、現像液の温度、現像時間等によっても影響
されることから、回路パターンの線幅がウエハの全域に
わたって均一になるように現像処理を進行させることは
困難である。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、基板上の現像処理をコントロールして、基板上
に形成される回路パターンの線幅を所定の値にするとと
もに、その均一化を図ることができる現像処理方法およ
現像処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の観点によれば、露光処理後の基板表
面に現像液を塗布して現像処理を行う現像処理方法であ
って、基板表面に現像液を塗布する際に、流体供給機構
を退避位置から移動させて基板に対向して配置し、現像
処理中に、この流体供給機構から基板上の現像液に向け
て流体として気体を供給する工程を有し、これにより現
像処理をコントロールすることを特徴とする現像処理方
法が提供される。
【0008】本発明の第2の観点によれば、露光処理後
の基板表面に現像液を塗布して現像処理を行う現像処理
方法であって、基板表面に現像液を塗布する際に、ヘッ
ド部材と、ヘッド部材に設けられた複数の流体吐出部と
を有する流体供給機構を基板に対向して配置し、現像処
理中に、この流体供給機構から基板上の現像液に向けて
流体を供給する工程を有し、前記ヘッド部材は、1また
は複数の流体吐出部を有する複数の領域を有し、これら
複数の領域ごとに流体吐出を制御しながら前記複数の吐
出部から基板上の現像液に向けて流体を吐出し、基板の
部位に応じて現像処理を制御することを特徴とする現像
処理方法が提供される。本発明の第3の観点によれば、
露光処理後の基板表面に現像液を塗布して現像処理を行
う現像処理方法であって、基板表面に現像液を塗布する
際に、前記基板と略同一の形状および大きさを有するヘ
ッド部材と、ヘッド部材に設けられた複数の流体吐出部
を有する流体供給機構を基板に対向して配置し、現像処
理中に、この流体供給機構から基板上の現像液に向けて
流体を供給する工程を有し、これにより現像処理をコン
トロールすることを特徴とする現像処理方法が提供され
る。
【0009】本発明の第4の観点によれば、露光処理後
の基板表面に現像液を塗布して現像処理を行う現像処理
装置であって、基板を支持する支持部材と、基板表面に
現像液を供給して塗布するための現像液供給ノズルと、
現像液が塗布された基板に現像処理をコントロールする
ための流体として気体を供給する流体供給機構と、前記
流体供給機構を退避位置から前記基板に対向する位置に
移動させる移動機構とを具備することを特徴とする現像
処理装置が提供される。
【0010】上記本発明の第1の観点によれば、基板表
面に現像液を塗布する際に、基板上の現像液に流体とし
て気体を供給し、これにより現像処理をコントロールす
るので、現像を適切に進行させることができ、かつ現像
の不均一を解消することができる。したがって、基板上
に所望の線幅の回路パターンを均一な線幅で形成するこ
とができる。すなわち、基板全体に亘って所望の線幅が
得られない場合には、基板全体に一様に流体として気体
を供給して現像処理をコントロールすることができる
し、また、例えば回路パターンの線幅が不均一になる箇
所に、局部的に流体として気体を供給することにより、
その箇所の現像液の温度、現像液の厚み、現像液の液面
状態等をコントロールして現像処理をコントロールし、
回路パターンの線幅の均一化を図ることができる。ま
た、流体として高湿度空気を供給することにより、現像
液の蒸発を抑制することができ、現像液の温度低下によ
る線幅の不均一を防止することができる。さらに、流体
としてpHをコントロールした空気を供給することによ
り、アンモニア等の現像に悪影響を与える物質を除去す
ることができる。
【0011】上記本発明の第4の観点によれば、現像液
が塗布された基板に現像処理をコントロールするための
流体として気体を供給するので、所望の現像がなされな
いことおよび現像の不均一を解消することができ、基板
上に所望の線幅の回路パターンを均一な線幅で形成する
ことができる。
【0012】上記本発明の第2〜第3の観点によれば、
現像液が塗布された基板に現像処理をコントロールする
ための流体を供給するので、所望の現像がなされないこ
とおよび現像の不均一を解消することができ、基板上に
所望の線幅の回路パターンを均一な線幅で形成すること
ができる。
【0013】この場合に、流体供給機構を、現像液が塗
布された基板に対向するように配置されるヘッド部材
と、このヘッド部材に設けられた複数の流体吐出部とを
有する構造とすることにより、基板の所望の部位に現像
をコントロールする流体を供給することができる。
【0014】また、ヘッド部材を、1または複数の前記
流体吐出部を有する複数の領域を有し、これら複数の領
域ごとに流体吐出を制御しながら前記複数の吐出部から
基板上の現像液に向けて流体を吐出する構造にすること
により、現像処理の際に回路パターンの線幅が例えば不
均一になる基板上の領域を予め把握しておけば、その領
域に流体を吐出することにより、現像液の温度、現像液
の厚み、現像液の液面状態等をコントロールすることが
でき、確実に線幅の均一化を図ることができる。
【0015】さらに、複数の領域を、前記ヘッド部材に
同心円状に形成することにより、特に、基板上に同心状
に現れやすい現像の不均一に対処することができる。
【0016】さらにまた、ヘッド部材を基板と略同一の
形状および大きさとすることにより、ヘッド部材を基板
に対向させることによって基板の全域に亘って任意に現
像処理をコントロールすることができる。
【0017】本発明の第の観点によれば、露光処理後
の基板表面に現像液を塗布して現像処理を行う現像処理
装置であって、基板を支持する支持部材と、基板表面に
現像液を供給して塗布するための現像液供給ノズルと、
現像液が塗布された基板に対向するように配置されるヘ
ッド部材と、このヘッド部材に設けられた複数の流体吐
出部から基板に現像処理をコントロールするための流体
を供給する流体供給機構とを具備し、前記ヘッド部材
は、1または複数の前記流体吐出部を有する複数の領域
を有し、これら複数の領域ごとに流体吐出を制御しなが
ら前記複数の流体吐出部から基板上の現像液に向けて流
体を吐出し、基板の部位に応じて現像処理を制御する
とを特徴とする現像処理装置が提供される。
【0018】本発明の第の観点によれば、露光処理後
の基板表面に現像液を塗布して現像処理を行う現像処理
装置であって、基板を支持する支持部材と、基板表面に
現像液を供給して塗布するための現像液供給ノズルと、
現像液が塗布された基板に対向するように配置され、前
記基板と略同一の形状および大きさを有するヘッド部材
と、このヘッド部材に設けられた複数の流体吐出部から
基板に現像処理をコントロールするための流体を供給す
る流体供給機構とを具備することを特徴とする現像処理
装置が提供される。本発明の第7の観点によれば、露光
処理後の基板表面に現像液を塗布して現像処理を行う現
像処理装置であって、基板表面に現像液を供給する現像
液供給ノズルと、基板表面に供給された現像液に向けて
所定の流体を供給し吐出する複数の流体吐出口を有する
ヘッド部材と、前記ヘッド部材を退避位置から前記基板
に対向する位置に移動させる移動機構と、前記複数の流
体吐出口と流体供給源との間に接続され前記所定の流体
を供給する流体通流管と、前記流体通流管に設けられ前
記流体を所定流量に調整する流量調整バルブと、前記流
量調整バルブの開度を制御して前記流体の流量を制御す
る流量コントローラと、前記各吐出口から吐出される流
体の温度を所定温度に制御する温度コントローラとを具
備し、前記流量コントローラおよび前記温度コントロー
ラにより、基板の部位に応じて流体流量及び流体温度が
制御されることを特徴とする現像処理装置が提供され
る。
【0019】なお、本発明において使用する流体は、気
体であっても液体であってもよく、気体としては、上述
のような空気の他、Nガス等を使用することができ、
液体としては、例えば、純水を使用することができ、こ
れらの流体により、現像液の温度、現像液の厚み、現像
液の液面状態等を良好にコントロールすることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明する。図1ないし図3は、各々
本発明の実施の形態が採用された半導体ウエハ(以下、
「ウエハ」という)の塗布・現像処理システムの全体構
成の図であって、図1は平面、図2は正面、図3は背面
を夫々示している。
【0021】この塗布・現像処理システム1は、図1に
示すように、ウエハWをウエハカセットCRで例えば2
5枚単位で外部からシステムに搬入したり、あるいはシ
ステムから搬出したり、ウエハカセットCRに対してウ
エハWを搬入・搬出したりするためのカセットステーシ
ョン10と、塗布現像工程の中で1枚ずつウエハWに所
定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを所定位置に
多段配置してなる処理ステーション11と、この処理ス
テーション11に隣接して設けられる露光装置(図示せ
ず)との間でウエハWを受け渡しするためのインターフ
ェース部12とを一体に接続した構成を有している。
【0022】前記カセットステーション10では、図1
に示すように、カセット載置台20上の位置決め突起2
0aの位置に、複数個例えば4個までのウエハカセット
CRが、夫々のウエハ出入口を処理ステーション11側
に向けてX方向に一列に載置され、このカセット配列方
向(X方向)およびウエハカセットCR内に収納された
ウエハのウエハ配列方向(Z方向:垂直方向)に移動可
能なウエハ搬送体21が各ウエハカセットCRに選択的
にアクセスするようになっている。
【0023】さらにこのウエハ搬送体21は、θ方向に
回転自在に構成されており、後述するように処理ステー
ション11側の第3の処理ユニット群Gに属するアラ
イメントユニット(ALIM)およびイクステンション
ユニット(EXT)にもアクセス可能となっている。
【0024】前記処理ステーション11には、図1に示
すように、ウエハ搬送装置を備えた垂直搬送型の主ウエ
ハ搬送機構22が設けられ、その周りに全ての処理ユニ
ットが複数毎に多段に配置されている。
【0025】主ウエハ搬送機構22は、図3に示すよう
に、筒状支持体49の内側に、ウエハ搬送装置46を上
下方向(Z方向)に昇降自在に装備している。筒状支持
体49はモータ(図示せず)の回転軸に接続されてお
り、このモータの回転駆動力によって、前記回転軸を中
心としてウエハ搬送装置46と一体に回転し、それによ
りこのウエハ搬送装置46は、θ方向に回転自在となっ
ている。
【0026】ウエハ搬送装置46は、搬送基台47の前
後方向に移動自在な複数本の保持部材48を備え、これ
らの保持部材48によって各処理ユニット間でのウエハ
Wの受け渡しが行われる。
【0027】また、図1に示すように、この例では、処
理ユニットが多段に配置された5つの処理ユニット群G
、G、G、G、Gが配置可能となっており、
第1および第2の処理ユニット群G、Gは、システ
ム正面(図1において手前)側に配置され、第3の処理
ユニット群Gはカセットステーション10に隣接して
配置され、第4の処理ユニット群Gはインターフェー
ス部12に隣接して配置されている。また、第5の処理
ユニット群Gは背面側に配置可能となっている。
【0028】図2に示すように、第1の処理ユニット群
では、カップCP内でウエハWをスピンチャックに
載せて所定の処理を行う2台のスピンナ型処理ユニッ
ト、例えばレジスト塗布ユニット(COT)および現像
処理ユニット(DEV)が下から順に2段に重ねられて
いる。第2の処理ユニット群Gでも、2台のスピンナ
型処理ユニット、例えばレジスト塗布ユニット(CO
T)および現像処理ユニット(DEV)が下から順に2
段に重ねられている。
【0029】図3に示すように、第3の処理ユニット群
では、ウエハWを載置台SPに載せて所定の処理を
行うオーブン型の処理ユニット、例えば冷却処理を行う
クーリングユニット(COL)、レジストの定着性を高
めるためのいわゆる疎水化処理を行うアドヒージョンユ
ニット(AD)、位置合わせを行うアライメントユニッ
ト(ALIM)、イクステンションユニット(EX
T)、露光処理前の加熱処理を行うプリベーキングユニ
ット(PREBAKE)および露光処理後の加熱処理を
行うポストエクスポージャーベーキングユニット(PO
BAKE)が、下から順に例えば8段に重ねられてい
る。第4の処理ユニット群Gでも、オーブン型の処理
ユニット、例えばクーリングユニット(COL)、イク
ステンション・クーリングユニット(EXTCOL)、
イクステンションユニット(EXT)、クーリングユニ
ット(COL)、プリベーキングユニット(PREBA
KE)およびポストエクスポージャーベーキングユニッ
ト(POBAKE)が下から順に、例えば8段に重ねら
れている。
【0030】前記インターフェース部12は、図1に示
すように、奥行方向(X方向)については、前記処理ス
テーション11と同じ寸法を有するが、幅方向について
はより小さなサイズに設定されている。そしてこのイン
ターフェース部12の正面部には、可搬性のピックアッ
プカセットCRと、定置型のバッファカセットBRが2
段に配置され、他方、背面部には周辺露光装置23が配
置され、さらに、中央部には、ウエハ搬送体24が設け
られている。このウエハ搬送体24は、X方向、Z方向
に移動して両カセットCR、BRおよび周辺露光装置2
3にアクセスするようになっている。前記ウエハ搬送体
24は、θ方向にも回転自在となるように構成されてお
り、前記処理ステーション11側の第4の処理ユニット
群Gの多段ユニットに属するイクステンションユニッ
ト(EXT)や、さらには隣接する露光装置側のウエハ
受け渡し台(図示せず)にもアクセスできるようになっ
ている。
【0031】また前記塗布・現像処理システム1では、
図1に示すように、記述の如く主ウエハ搬送機構22の
背面側にも破線で示した第5の処理ユニット群Gの多
段ユニットが配置できるようになっているが、この第5
の処理ユニット群Gの多段ユニットは、案内レール2
5に沿って主ウエハ搬送機構22からみて、側方へシフ
トできるように構成されている。したがって、この第5
の処理ユニット群Gの多段ユニットを図示の如く設け
た場合でも、前記案内レール25に沿ってスライドする
ことにより、空間部が確保されるので、主ウエハ搬送機
構22に対して背後からメンテナンス作業が容易に行え
るようになっている。
【0032】次に、上記システム1の現像処理ユニット
(DEV)について説明する。図4および図5は、現像
処理ユニット(DEV)の全体構成を示す略断面図およ
び略平面図である。
【0033】この現像処理ユニット(DEV)の中央部
には環状のカップCPが配置され、カップCPの内側に
はスピンチャック52が配置されている。スピンチャッ
ク52は真空吸着によってウエハWを固定保持した状態
で駆動モータ54によって回転駆動される。駆動モータ
54は、ユニット底板50の開口に昇降移動可能に配置
され、たとえばアルミニウムからなるキャップ状のフラ
ンジ部材58を介してたとえばエアシリンダからなる昇
降駆動手段60および昇降ガイド手段62と結合されて
いる。駆動モータ54の側面にはたとえばステンレス鋼
(SUS)からなる筒状の冷却ジャケット64が取り付
けられ、フランジ部材58は、この冷却ジャケット64
の上半部を覆うように取り付けられている。
【0034】現像液塗布時、フランジ部材58の下端
は、ユニット底板50の開口の外周付近でユニット底板
50に密着される。スピンチャック52と主ウエハ搬送
機構22との間でウエハWの受け渡しが行われる時は、
昇降駆動手段60が駆動モータ54ないしスピンチャッ
ク52を上方へ持ち上げることでフランジ部材58の下
端がユニット底板50から浮くようになっている。な
お、現像処理ユニット(DEV)の筐体には、ウエハ保
持部材48が侵入するための窓70が形成されている。
【0035】ウエハWの表面に現像液を供給するための
現像液供給ノズル86は、現像液供給管88を介して図
示しない現像液供給部に接続されている。この現像液供
給ノズル86はノズルスキャンアーム92の先端部に着
脱可能に取り付けられている。このスキャンアーム92
は、ユニット底板50の上に一方向(Y方向)に敷設さ
れたガイドレール94上で水平移動可能な垂直支持部材
96の上端部に取り付けられており、図示しないY方向
駆動機構によって垂直支持部材96と一体的にY方向に
移動するようになっている。
【0036】現像液供給ノズル86は、水平方向に延在
するように設けられており、現像液塗布に際しては、図
4に示すように、ウエハWの直径に対応するようにウエ
ハW中央部の上方に位置される。この現像液供給ノズル
86は、図6に示すように、その下面に複数の吐出口8
7を有しており、吐出された現像液が全体として帯状に
なるようになっている。そして、現像液の塗布の際に
は、ウエハWの上方に位置する現像液供給ノズル86か
ら現像液が帯状に吐出されながら、ウエハWが例えば1
回転されることにより、現像液がウエハW全面に塗布さ
れる。この現像液供給ノズル86は、スリット状の現像
液吐出口を有していてもよい。また、現像液吐出の際に
は、ウエハWを回転させずに現像液供給ノズル86をガ
イドレール94に沿ってスキャンさせてもよい。なお、
現像液供給ノズル86は、これらに限定されるものでは
なく、他のタイプのものであってもよい。
【0037】また、洗浄液を吐出するためのリンスノズ
ル102が設けられ、このリンスノズル102は、ガイ
ドレール94上をY方向に移動自在に設けられたノズル
スキャンアーム104の先端に取り付けられている。こ
れにより、現像液による現像処理の終了後、ウエハW上
に移動して、洗浄液をウエハWに吐出するようになって
いる。
【0038】さらに、本実施の形態では、ウエハWに対
向するように配置されて流体を吐出するためのヘッド部
材106が設けられている。このヘッド部材106は、
図5に示すように、ガイドレール94上をY方向に移動
自在に設けられた移動機構108の先端に取り付けられ
て、ウエハWに対向する位置と、退避位置とを移動する
ようになっている。なお、退避位置は、図示したウエハ
Wの側方に限らず、ウエハWの上方であってもよい。
【0039】このヘッド部材106は、図7および図8
に示すように、ウエハWの形状に対応して円形であり大
きさも略同一であって、その下面には、多数の流体吐出
口110が設けられている。これら流体吐出口110
は、図8に示すように同心円状に複数列に配列されお
り、この流体吐出口110からウエハWの現像液Lに向
けて所定の流体が吐出される。
【0040】ヘッド部材106は、図9に示すように、
流体吐出口110の配列に従って同心円状に複数の領域
A〜Fを有している。各領域に属する複数の流体吐出口
110は、それぞれ環状の流体通流路111を有してい
る。これら流体通流路111は、ヘッド部材106内に
同心円状に形成され、各流体通流路111には上方に延
びる流体通流孔112が接続されている。各流体通流孔
112には、流体通流管113を介して流体供給源11
6が接続されている。各流体通流管113には、流量調
節バルブ114および温調ジャケット115が設けられ
ている。流量調節バルブ114の開度は流量コントロー
ラ117により制御され、温調ジャケット115の温度
は温度コントローラ118により制御されるようになっ
ている。したがって、ヘッド部材106の各領域ごとに
現像液Lに吐出する流体の吐出量および温度を制御する
ことができ、ウエハWの部位に応じて流体吐出量および
流体温度を変化させることができる。また、ウエハWの
流体供給が必要な部位のみに所定流量で所定温度の流体
を供給することも可能である。
【0041】ヘッド部材106に形成される領域は、同
心円状に限らず、例えば、半円状に2分割、直径方向に
平行な直線で3以上に分割等、任意に分割することがで
きる。また、各流体吐出口110ごとに配管を接続して
流体吐出口110ごとに流体の流量を制御するように
することも可能である。この場合には、よりきめの細か
い流体吐出量の制御を行うことができる。
【0042】吐出する流体としては、気体または液体の
いずれも用いることができる。気体としては、例えば、
または空気を用いることができ、液体としては、例
えば、純水を用いることができる。Nまたは空気を吐
出する場合には、その吐出温度および吐出量を変化させ
ることにより、ウエハW上の現像液の温度、現像液の厚
みおよび現像液の液面状態等を変化させることができ、
現像の進行をコントロールすることができる。また、純
水を吐出する場合には、現像液が純水に触れると、現像
が中断するため、この場合には、現像の進行を中断する
コントロールを行うことができる。さらに、ウエハWに
供給する流体として高湿度空気を用いれば、現像液の蒸
発を防ぐことができる。さらにまた、ウエハWに供給す
る流体としてpHをコントロールした空気を用いること
もできる。
【0043】次に、このように構成された現像処理ユニ
ット(DEV)における現像処理の動作を説明する。所
定のパターンが露光されポストエクスポージャーベーク
処理および冷却処理されたウエハWが、主ウエハ搬送機
構22によってカップCPの真上まで搬送され、昇降駆
動手段60によって上昇されたスピンチャック52に真
空吸着される。
【0044】次いで、現像液供給ノズル86がウエハW
の上方に移動され、この現像液供給ノズル86から現像
液が帯状に吐出されながら、ウエハWが例えば1回転さ
れることにより、現像液がウエハW全面に例えば1mm
の厚みになるように塗布される。
【0045】その際に、ヘッド部材106が移動機構1
08によりウエハWに対向するように配置され、ウエハ
Wの全面または局部に、ヘッド部材106の各流体吐出
口110からウエハW上の現像液Lに向けて流体が吐出
される。ウエハWの全面に一様に流体を吐出する場合に
は、ウエハW全体の現像処理をコントロールすることが
可能である。また、流量コントローラ117および温度
コントローラ118により、ヘッド部材106の領域ご
とに異なる流量および温度で流体を吐出することによ
り、ウエハWの部位ごとに現像を制御することができ
る。さらに、例えば、予め把握されている線幅が不均一
になるウエハW上の領域(例えば、中心部、周辺部)
に、ヘッド部材106の各流体吐出口110から局部的
に所定流量および所定温度に制御された流体が吐出され
る場合には、その領域のみ、現像液の温度、現像液の厚
み、現像液の液面状態等をコントロールすることによ
り、現像状態がウエハWの他の部位と同様になるように
することができる。
【0046】このようにして、ウエハW上の現像液Lに
流体を吐出しながら現像処理を行い、所定時間経過して
現像処理が処理が終了すると、ヘッド部材106は、退
避位置に移動される。
【0047】次いで、ウエハWがスピンチャック52に
より回転されて現像液が振り切られる。その後、リンス
ノズル102がウエハWの上方に移動され、リンスノズ
ル102から洗浄液が吐出されてウエハW上に残存する
現像液が洗い流される。
【0048】その後、スピンチャック52が高速で回転
され、ウエハW上に残存する現像液および洗浄液が吹き
飛ばされてウエハWが乾燥される。これにより、一連の
現像処理が終了する。
【0049】以上のように、本実施形態では、ヘッド部
材106の各領域から所定の流体を吐出することによ
り、ウエハW上の現像液Lの温度、現像液の厚み等をコ
ントロールすることができ、これにより現像処理をコン
トロールして、所望の線幅の回路パターンを均一な線幅
で形成することができる。
【0050】具体的には、ウエハ全体に亘って一様に現
像処理をコントロールして所望の線幅を得ようとする場
合には、所定温度および所定流量で所定の流体をウエハ
W上の現像液Lに一様に供給すればよいし、ウエハWの
部位に応じて現像処理をコントロールする必要がある場
合には、流量コントローラ117および温度コントロー
ラ118により、ヘッド部材106の領域ごとに異なる
流量および温度で流体を吐出すればよい。また、例え
ば、予め把握されている線幅が不均一になるウエハW上
の領域(例えば、中心部、周辺部)に、ヘッド部材10
6の各流体吐出口110から局部的に所定流量および所
定温度に制御された流体が吐出される場合には、その領
域のみ、現像液の温度、現像液の厚み、現像液の液面状
態等をコントロールすることにより、現像状態がウエハ
Wの他の部位と同様になるようにすればよい。以上によ
り、現像液塗布後に現像処理の進行を適切に制御するこ
とができ、所望の線幅の回路パターンを均一に形成する
ことができる。
【0051】ヘッド部材106から吐出する流体とし
て、Nまたは空気のような気体を吐出する場合には、
その吐出温度および吐出量を変化させることにより、ウ
エハW上の現像液の温度、現像液の厚みおよび現像液の
液面状態等を変化させて現像処理をコントロールするこ
とができる。また、ウエハWの周辺部に純水を微量吐出
し、現像を遅らせることにより、周辺部の線幅を中心部
の線幅と同様になるようにコントロールすることができ
る。
【0052】さらに、流体としてpHをコントロールし
た空気を供給することにより、アンモニア等の現像に悪
影響を与える物質を除去することができる。さらにま
た、流体として高湿度空気を使用すれば、現像液の蒸発
を抑制することができ、蒸発の際の気化熱により現像液
の温度が低下して線幅が変動したり不均一になったりす
ることを防止することができる。
【0053】このように現像液の蒸発を抑制して所望の
線幅を得るためには、ウエハW上に現像液を塗布した
後、カップCP内の温度および湿度をコントロールすれ
ばよい。このようにカップCP内の温度および湿度をコ
ントロールするために、図9に示したヘッド部材106
にさらに湿度コントロール機構を設けるようにしてもよ
い。
【0054】しかし、このような目的の場合には、ウエ
ハWの周囲全体の温度および湿度が制御されていれば十
分であるから、図10に示す装置により、より簡易に目
的を達成することができる。
【0055】図10に示す装置は、カップCP内のスピ
ンチャック52上の現像液Lが塗布されたウエハWに、
温度および湿度がコントロールされた高湿度空気をダウ
ンフロー状態で供給する円筒状の高湿度空気供給部材1
20を備えている。この高湿度空気供給部材120には
配管121を介して高湿度空気供給源124が接続され
ている。また、高湿度空気供給部材120には、配管1
21からの空気を整流にしてダウンフローを形成する、
パンチングメタル等により構成された整流板122が設
けられている。
【0056】また、配管121にはバルブ123が設け
られており、流量コントローラ125によりバルブの開
度をコントロールすること高湿度空気の流量がコント
ロールされる。カップCP内には、温度・湿度センサー
126が設けられており、このセンサー126の検出値
は温度・湿度コントローラ127に出力される。そし
て、高湿度空気供給源124の空気の温度および湿度が
所定の値になるように温度・湿度コントローラ127に
より制御される。
【0057】この場合に、高湿度空気の温度を周囲の温
度よりも1℃程度高くすることにより、高湿度空気供給
部材120内に結露が生じることを防止することが好ま
しい。
【0058】このような装置では、高湿度空気供給源1
24から、配管121および部材120の整流板122
を通って、温度および湿度が制御された高湿度空気がダ
ウンフロー状態でウエハW上の現像液に供給されるの
で、ウエハWの周囲を一定湿度の高湿度状態でかつ一定
温度に保つことができ、現像液蒸発による現像液の温度
変動に起因する線幅の変動を抑制することができる。
【0059】具体的には、従来の現像ユニットにおいて
は、例えば温度23℃、湿度40%(標準条件)で現像
が行われ、現像液の塗布(液盛り)に要する時間は1分
間である。この場合には、標準条件で約0.1ccの
現像液が蒸発し、この時の気化熱により約2℃の液温の
低下が生じ、線幅の変動が生じる。これに対して上記の
ように制御して、温度23℃、湿度60〜80%に保つ
ことにより、現像液の蒸発が防止され、線幅の変動を抑
えることができた。
【0060】なお、このような高湿度空気のダウンフロ
ーを形成するのではなく、図11のように、ウエハWの
斜め上方に吐出口が配置されたブロワー130を用いて
温度および湿度がコントロールされた高湿度空気を供給
するようにすることもできる。また、レジスト・塗布現
像システムが配置されているクリーンルーム内のダウン
フローを取り込んで、その温度・湿度をコントロールし
てウエハW上の現像液に供給するようにすることもでき
る。さらに、図10および図11の装置は、流体をウエ
ハWに一様に供給すればよい場合であれば、高湿度空気
の場合以外にも適用することができる。
【0061】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態
では、半導体ウエハ用の塗布・現像処理システムについ
て説明したが、半導体ウエハ以外の他の被処理基板、例
えばLCD基板用の塗布・現像処理システムにも本発明
を適用することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板表面に現像液を塗布する際に、基板上の現像液に流
体を供給し、これにより現像処理をコントロールするの
で、現像を適切に進行させることができ、かつ現像の不
均一を解消することができる。したがって、基板上に所
望の線幅の回路パターンを均一な線幅で形成することが
できる。すなわち、基板全体に亘って所望の線幅が得ら
れない場合には、基板全体に一様に流体を供給して現像
処理をコントロールすることができるし、また、例えば
回路パターンの線幅が不均一になる箇所に、局部的に流
体を供給することにより、その箇所の現像液の温度、現
像液の厚み、現像液の液面状態等をコントロールして現
像処理をコントロールし、回路パターンの線幅の均一化
を図ることができる。また、流体として高湿度空気を供
給することにより、現像液の蒸発を抑制することがで
き、現像液の温度低下による線幅の不均一を防止するこ
とができる。さらに、流体としてpHをコントロールし
た空気を供給することにより、アンモニア等の現像に悪
影響を与える物質を除去することができる。
【0063】また、本発明の他の観点によれば、基板表
面に現像液を塗布する際に、基板周囲の雰囲気の温度お
よび湿度をコントロールするので、現像液の蒸発を制御
して、気化熱による局部的な現像液の温度低下を抑制す
ることができ、線幅の不均一を防止することができる。
【0064】さらに、本発明のさらに他の観点によれ
ば、現像液が塗布された基板に現像処理をコントロール
するための流体を供給するので、所望の現像がなされな
いことおよび現像の不均一を解消することができ、基板
上に所望の線幅の回路パターンを均一な線幅で形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体ウエハのレ
ジスト塗布現像処理システムの全体構成を示す平面図。
【図2】図1のレジスト塗布現像処理システムの全体構
成を示す正面図。
【図3】図1のレジスト塗布現像処理システムの全体構
成を示す背面図。
【図4】図1のレジスト塗布現像処理システムに装着し
た現像処理ユニットの全体構成を示す断面図。
【図5】図1のレジスト塗布現像処理システムに装着し
た現像処理ユニットの平面図。
【図6】上記現像処理ユニットに用いられる現像液供給
ノズルを示す斜視図。
【図7】現像処理ユニットにおける現像液が塗布された
ウエハとヘッド部材を拡大して示す断面図。
【図8】上記現像処理ユニットのヘッド部材を斜め下方
から視た斜視図。
【図9】上記現像処理ユニットのヘッド部材における流
体制御系を示す断面図。
【図10】図1のレジスト塗布現像処理システムに装着
した現像処理ユニットにおける現像をコントロールする
機構の他の例を示す断面図。
【図11】図10の現像をコントロールする機構におけ
る高湿度空気供給の他の例を示す断面図。
【符号の説明】
22……主ウエハ搬送機構 52……スピンチャック 54……駆動モータ 86……現像液供給ノズル 102……リンスノズル 106……ヘッド部材 108……移動機構 110……流体吐出口 116……流体供給源 120……高湿度空気供給部材 124……高湿度空気供給源 127……温度・湿度コントローラ DEV……現像処理ユニット W……半導体ウエハ(基板)
フロントページの続き (72)発明者 山村 健太郎 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東 京エレクトロン九州株式会社 熊本事業 所内 (56)参考文献 特開 平10−242047(JP,A) 特開 平9−297403(JP,A) 特開 平9−148226(JP,A) 特開 平7−211630(JP,A) 特開 平6−349725(JP,A) 特開 平5−315314(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/30

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光処理後の基板表面に現像液を塗布し
    て現像処理を行う現像処理方法であって、 基板表面に現像液を塗布する際に、流体供給機構を退避
    位置から移動させて基板に対向して配置し、現像処理中
    に、この流体供給機構から基板上の現像液に向けて流体
    として気体を供給する工程を有し、これにより現像処理
    をコントロールすることを特徴とする現像処理方法。
  2. 【請求項2】 露光処理後の基板表面に現像液を塗布し
    て現像処理を行う現像処理方法であって、 基板表面に現像液を塗布する際に、ヘッド部材と、ヘッ
    ド部材に設けられた複数の流体吐出部とを有する流体供
    給機構を基板に対向して配置し、現像処理中に、この流
    体供給機構から基板上の現像液に向けて流体を供給する
    工程を有し、 前記ヘッド部材は、1または複数の流体吐出部を有する
    複数の領域を有し、これら複数の領域ごとに流体吐出を
    制御しながら前記複数の吐出部から基板上の現像液に向
    けて流体を吐出し、基板の部位に応じて現像処理を制御
    することを特徴とする現像処理方法。
  3. 【請求項3】 露光処理後の基板表面に現像液を塗布し
    て現像処理を行う現像処理方法であって、 基板表面に現像液を塗布する際に、前記基板と略同一の
    形状および大きさを有するヘッド部材と、ヘッド部材に
    設けられた複数の流体吐出部を有する流体供給機構を基
    板に対向して配置し、現像処理中に、この流体供給機構
    から基板上の現像液に向けて流体を供給する工程を有
    し、これにより現像処理をコントロールすることを特徴
    とする現像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記流体供給機構は、ヘッド部材と、ヘ
    ッド部材に設けられた複数の流体吐出部とを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の現像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記ヘッド部材は、1または複数の前記
    流体吐出部を有する複数の領域を有し、これら複数の領
    域ごとに流体吐出を制御しながら前記複数の流体吐出部
    から基板上の現像液に向けて流体を吐出することを特徴
    とする請求項3または請求項4に記載の現像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド部材は、前記基板と略同一の
    形状および大きさを有することを特徴とする請求項2ま
    たは請求項4に記載の現像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記複数の領域は、前記ヘッド部材に同
    心円状に形成されていることを特徴とする請求項2また
    は請求項5に記載の現像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記流体を供給する工程は、基板上の現
    像液に高湿度空気を供給することを特徴とする請求項1
    ないし請求項7のいずれか1項に記載の現像処理方法。
  9. 【請求項9】 現像処理中に前記高湿度空気の供給量お
    よび温度・湿度をコントロールすることを特徴とする請
    求項8に記載の現像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記流体を供給する工程は、基板上の
    現像液にpHをコントロールした空気を供給することを
    特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記
    載の現像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記流体を供給する工程は、基板上の
    現像液に純水を供給することを特徴とする請求項2また
    は請求項3に記載の現像処理方法。
  12. 【請求項12】 露光処理後の基板表面に現像液を塗布
    して現像処理を行う現像処理装置であって、 基板を支持する支持部材と、 基板表面に現像液を供給して塗布するための現像液供給
    ノズルと、 現像液が塗布された基板に現像処理をコントロールする
    ための流体として気体を供給する流体供給機構と、 前記流体供給機構を退避位置から前記基板に対向する位
    置に移動させる移動機構とを具備することを特徴とする
    現像処理装置。
  13. 【請求項13】 露光処理後の基板表面に現像液を塗布
    して現像処理を行う現像処理装置であって、 基板を支持する支持部材と、 基板表面に現像液を供給して塗布するための現像液供給
    ノズルと、 現像液が塗布された基板に対向するように配置されるヘ
    ッド部材と、このヘッド部材に設けられた複数の流体吐
    出部から基板に現像処理をコントロールするための流体
    を供給する流体供給機構とを具備し、 前記ヘッド部材は、1または複数の前記流体吐出部を有
    する複数の領域を有し、これら複数の領域ごとに流体吐
    出を制御しながら前記複数の流体吐出部から基板上の現
    像液に向けて流体を吐出し、基板の部位に応じて現像処
    理を制御することを特徴とする現像処理装置。
  14. 【請求項14】 露光処理後の基板表面に現像液を塗布
    して現像処理を行う現像処理装置であって、 基板を支持する支持部材と、 基板表面に現像液を供給して塗布するための現像液供給
    ノズルと、 現像液が塗布された基板に対向するように配置され、前
    記基板と略同一の形状および大きさを有するヘッド部材
    と、このヘッド部材に設けられた複数の流体吐出部から
    基板に現像処理をコントロールするための流体を供給す
    る流体供給機構とを具備することを特徴とする現像処理
    装置。
  15. 【請求項15】 前記流体供給機構は、現像液が塗布さ
    れた基板に対向するように配置されるヘッド部材と、こ
    のヘッド部材に設けられた複数の流体吐出部とを有する
    ことを特徴とする請求項12に記載の現像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記ヘッド部材は、1または複数の前
    記流体吐出部を有する複数の領域を有し、これら複数の
    領域ごとに流体吐出を制御しながら前記複数の流体吐出
    部から基板上の現像液に向けて流体を吐出することを特
    徴とする請求項14または請求項15に記載の現像処理
    装置。
  17. 【請求項17】 前記ヘッド部材は、前記基板と略同一
    の形状および大きさを有することを特徴とする請求項1
    3または請求項15に記載の現像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記複数の領域は、前記ヘッド部材に
    同心円状に形成されていることを特徴とする請求項13
    または請求項16に記載の現像処理装置。
  19. 【請求項19】 露光処理後の基板表面に現像液を塗布
    して現像処理を行う現像処理装置であって、 基板表面に現像液を供給する現像液供給ノズルと、 基板表面に供給された現像液に向けて所定の流体を供給
    し吐出する複数の流体吐出口を有するヘッド部材と、 前記ヘッド部材を退避位置から前記基板に対向する位置
    に移動させる移動機構と、 前記複数の流体吐出口と流体供給源との間に接続され前
    記所定の流体を供給する流体通流管と、 前記流体通流管に設けられ前記流体を所定流量に調整す
    る流量調整バルブと、 前記流量調整バルブの開度を制御して前記流体の流量を
    制御する流量コントローラと、 前記各吐出口から吐出される流体の温度を所定温度に制
    御する温度コントローラとを具備し、 前記流量コントローラおよび前記温度コントローラによ
    り、基板の部位に応じて流体流量及び流体温度が制御さ
    れることを特徴とする現像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記流体は高湿度空気であることを特
    徴とする請求項12ないし請求項19のいずれか1項に
    記載の現像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記流体はpHをコントロールした空
    気であることを特徴とする請求項12ないし請求項19
    のいずれか1項に記載の現像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記流体は純水であることを特徴とす
    請求項13、請求項14または請求項19のいずれか
    1項に記載の現像処理装置。
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