JP5006274B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば半導体ウエハやFPD(フラットパネルディスプレー)基板等の基板に例えばレジスト液等の処理膜を形成する基板処理装置に関するものである。
一般に、半導体デバイスの製造においては、例えば半導体ウエハやFPD基板等(以下にウエハ等という)に感光剤を塗布し、マスクパターンを露光処理して回路パターンを形成させるために、フォトリソグラフィ技術が利用されている。このフォトリソグラフィ技術においては、スピンコーティング法によりウエハ等にフォトレジスト液を塗布し、これにより形成されたレジスト膜を所定の回路パターンに応じて露光し、この露光パターンを現像処理することによりレジスト膜に回路パターンが形成されている。
一般に、スピンコーティング法では、飛散するレジスト液を受け止めるため、ウエハ等を、外カップと内カップとからなるコーターカップ内で回転させている。
また、ウエハ等の縁部から飛散したレジスト液がミスト状となってカップの上方に舞い上がって周囲の装置や機器類に付着して汚染することを防止するために、カップの底部から排気を行っている。
更には、ウエハ等を高速で回転させるレジスト塗布装置の場合、ウエハ等の周縁部のレジスト膜が盛り上がる現象を抑制するために、外カップと内カップの間に、ウエハ付近の気流を制御する気流制御板を配置した構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
なお、従来のカップ排気はミストを回収する目的で、レジスト液やリンス液の吐出(供給)時の排気圧が設定されている。また、複数のレジスト塗布装置の排気部は工場の排気系統に接続されて、排気は工場外へ排出されている。
特開2001−189266号公報(特許請求の範囲、図1,図2)
しかしながら、スループットの向上に伴い、コーターカップの搭載数を増加する必要があるが、その増加分の排気必要量が増え、工場の排気容量を圧迫する問題がある。この問題を解決するために、排気量を下げることが考えられるが、レジスト液やリンス液の吐出時のミスト防止を達成するためには排気量を下げられない。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、処理膜の均一性が図れると共に、ミスト防止が図れ、かつ、工場の排気効率の向上を図れるようにした基板処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明の基板処理装置は、回転する被処理基板の表面に処理液を供給し、処理液を拡げて処理膜を形成する基板処理装置であって、 上記被処理基板を水平姿勢で保持する保持手段と、上記被処理基板を水平面内で回転させる回転機構と、上記被処理基板の表面に上記処理液を供給する処理液供給ノズルと、上記保持手段を収容し、底部に排気装置が接続される処理カップと、を具備し、 上記処理カップは、 上記保持手段によって保持された上記被処理基板の外側を囲う外側壁部を有する外カップと、 上記被処理基板の外周縁下方に位置する内側壁部を有する内カップと、 上記外カップの外側壁部の内周面に外周部が固定されると共に、上記被処理基板の外周縁との間に隙間をおいて内周部が位置し、かつ、上記外カップの上部と内カップの外側とを連通する複数の通気孔を有する中間カップと、 上記中間カップの通気孔を通る気流を遮断可能な開閉部材と、 上記開閉部材を開閉移動する開閉移動機構と、を具備し、 上記被処理基板に対して上記処理液の供給時には、上記開閉部材にて上記通気孔を閉鎖し、処理液供給後の処理膜形成時には、上記通気孔を開放する、ことを特徴とする(請求項1)。この場合、上記通気孔は、同心円上に等間隔に設けられている方が好ましい(請求項2)。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の基板処理装置において、上記外カップは、上記外側壁部の一部を構成する可動外側壁部を有する上部カップ体を具備し、上記開閉部材は、外周部が上記上部カップ体の可動外側壁部の内周面に固定され、内周部が上記中間カップにおける通気孔より内周側面に当接可能なドーナツ円板状部材にて形成され、上記開閉移動機構は、上記上部カップ体を昇降移動する昇降機構にて形成されることを特徴とする。この場合、上記開閉部材の内周部は上記中間カップにおける通気孔より内周側面に当接可能であれば、その形態は任意でよいが、好ましくは、開閉部材の内周部に、上記中間カップの上面に当接可能な可撓性シール部材を装着する方がよい(請求項4)。
また、請求項5記載の発明は、請求項1又は2記載の基板処理装置において、上記開閉部材は、各通気孔の上端開口部を開閉可能な複数の棒状部材と、各棒状部材同士を連結する連結部材と、を具備し、上記開閉移動機構は、上記連結部材を昇降移動する昇降機構にて形成される、ことを特徴とする。この場合、上記棒状部材の下端閉鎖部に、上記通気孔内に挿入可能な狭小テーパ面を設ける方が好ましい(請求項6)。
また、請求項7記載の発明は、請求項1又は2記載の基板処理装置において、上記外カップは、上記通気孔と外カップの外方側とを連通し、外側壁部との間に環状吸気口を設ける外装カバー体を有し、上記開閉部材は、上記環状吸気口を開閉可能な環状部材にて形成され、上記開閉移動機構は、上記環状部材を昇降移動する昇降機構にて形成される、ことを特徴とする。
また、この発明において、上記通気孔を同一の円形状に形成するか(請求項8)、あるいは、同一の楕円形状に形成してもよい(請求項9)。
この発明によれば、被処理基板に対して処理液の供給時には、上記開閉部材にて上記通気孔を閉鎖することにより、被処理基板の周縁部と中間カップの内周部との間の隙間のみから排気することが可能となり、少ない排気量でもミストを効率良く回収することができる。
また、この発明によれば、処理膜形成時には、開閉移動機構を駆動して開閉部材を移動して通気孔を開放することにより、被処理基板の周縁部付近の気流を中間カップによって制御して、被処理基板の周縁部の処理膜が盛り上がる現象を抑制することができる。
したがって、この発明によれば、処理膜の均一性が図れると共に、ミスト防止が図れる。また、処理液供給時と処理膜形成時における排気を効率良く引くことで、低い排気圧でもミストを回収することが可能となるので、工場の排気効率の向上が図れる。
以下に、この発明の最良の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係る基板処理装置を半導体ウエハのレジスト塗布・現像処理システムにおけるレジスト塗布処理装置に適用した場合について説明する。
図1は、この発明に係る基板処理装置を具備する半導体ウエハのレジスト塗布・現像処理システムを示す概略平面図、図2は、レジスト塗布・現像処理システムの概略正面図、図3は、レジスト塗布・現像処理システムの概略背面図である。
上記レジスト塗布・現像処理システム1は、図1に示すように、例えば25枚のウエハWをカセット単位で外部からレジスト塗布・現像処理システム1に対して搬入出すると共に、カセットCに対してウエハWを搬入出するカセットステーション2と、このカセットステーション2に隣接して設けられ、塗布現像工程の中で枚葉式に所定の処理を施す各種処理ユニットを多段配置してなる処理ステーション3と、この処理ステーション3に隣接して設けられている露光装置(図示せず)との間でウエハWの受け渡しをするインターフェース部4とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2は、カセット載置台5上の所定の位置に、複数のカセットCを水平のX方向に一列に載置可能となっている。また、カセットステーション2には、搬送路6上をX方向に沿って移動可能なウエハ搬送アーム7が設けられている。ウエハ搬送アーム7は、カセットCに収容されたウエハWのウエハ配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり、X方向に配列された各カセットC内のウエハWに対して選択的にアクセスできるように構成されている。
また、ウエハ搬送アーム7は、Z軸を中心としてθ方向に回転可能に構成されており、後述するように処理ステーション3側の第3の処理ユニット群G3に属するトランジション装置(TRS)31に対してもアクセスできるように構成されている。
処理ステーション3は、複数の処理ユニットが多段に配置された、例えば5つの処理ユニット群G1〜G5を備えている。図1に示すように、処理ステーション3の正面側には、カセットステーション2側から第1の処理ユニット群G1,第2の処理ユニット群G2が順に配置されている。また、処理ステーション3の背面側には、カセットステーション2側から第3の処理ユニット群G3,第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5が順に配置されている。第3の処理ユニット群G3と第4の処理ユニット群G4との間には、第1の搬送機構110が設けられている。第1の搬送機構110は、第1の処理ユニット群G1,第3の処理ユニット群G3及び第4の処理ユニット群G4に選択的にアクセスしてウエハWを搬送するように構成されている。第4の処理ユニット群G4と第5の処理ユニット群G5との間には、第2の搬送機構120が設けられている。第2の搬送機構120は、第2の処理ユニット群G2,第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5に選択的にアクセスしてウエハWを搬送するように構成されている。
第1の処理ユニット群G1には、図2に示すように、ウエハWに所定の処理液を供給して処理を行う液処理ユニット、例えばウエハWにレジスト液を塗布する、この発明に係る基板処理装置すなわちレジスト塗布処理装置を有するレジスト塗布ユニット(COT)10,11,12、露光時の光の反射を防止するための紫外線硬化樹脂液を塗布して反射防止膜を形成するボトムコーティングユニット(BARC)13,14が下から順に5段に重ねられている。第2の処理ユニット群G2には、液処理ユニット、例えばウエハWに現像処理を施す現像処理ユニット(DEV)20〜24が下から順に5段に重ねられている。また、第1の処理ユニット群G1及び第2の処理ユニット群G2の最下段には、各処理ユニット群G1及びG2内の前記液処理ユニットに各種処理液を供給するためのケミカル室(CHM)25,26がそれぞれ設けられている。
一方、第3の処理ユニット群G3には、図3に示すように、下から順に、温調ユニット(TCP)30、ウエハWの受け渡しを行うためのトランジション装置(TRS)31及び精度の高い温度管理下でウエハWを加熱処理する熱処理ユニット(ULHP)32〜38が9段に重ねられている。
第4の処理ユニット群G4では、例えば高精度温調ユニット(CPL)40、レジスト塗布処理後のウエハWを加熱処理するプリベーキングユニット(PAB)41〜44及び現像処理後のウエハWを加熱処理するポストベーキングユニット(POST)45〜49が下から順に10段に重ねられている。
第5の処理ユニット群G5では、ウエハWを熱処理する複数の熱処理ユニット、例えば高精度温調ユニット(CPL)50〜53、露光後のウエハWを加熱処理するポストエクスポージャーベーキングユニット(PEB)54〜59が下から順に10段に重ねられている。
また、第1の搬送機構110のX方向正方向側には、図1に示すように、複数の処理ユニットが配置されており、例えば図3に示すように、ウエハWを疎水化処理するためのアドヒージョンユニット(AD)80,81、ウエハWを加熱する加熱ユニット(HP)82,83が下から順に4段に重ねられている。また、第2の搬送機構120の背面側には、図1に示すように、例えばウエハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光ユニット(WEE)84が配置されている。
また、図2に示すように、カセットステーション2、処理ステーション3及びインターフェース部4の各ブロックの上部には、各ブロック内を空調するための空調ユニット90が備えられている。この空調ユニット90により、カセットステーション2,処理ステーション3及びインターフェース部4内は、所定の温度及び湿度に調整できる。また、図3に示すように、例えば処理ステーション3の上部には、第3の処理ユニット群G3、第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5内の各装置に所定の気体を供給する、例えばFFU(ファンフィルタユニット)などの気体供給手段である気体供給ユニット91がそれぞれ設けられている。気体供給ユニット91は、所定の温度、湿度に調整された気体から不純物を除去した後、当該気体を所定の流量で送風できる。
インターフェース部4は、図1に示すように、処理ステーション3側から順に第1のインターフェース部100と、第2のインターフェース部101とを備えている。第1のインターフェース部100には、ウエハ搬送アーム102が第5の処理ユニット群G5に対応する位置に配設されている。ウエハ搬送アーム102のX方向の両側には、例えばバッファカセット103(図1の背面側),104(図1の正面側)が各々設置されている。ウエハ搬送アーム102は、第5の処理ユニット群G5内の熱処理装置とバッファカセット103,104に対してアクセスできる。第2のインターフェース部101には、X方向に向けて設けられた搬送路105上を移動するウエハ搬送アーム106が設けられている。ウエハ搬送アーム106は、Z方向に移動可能で、かつθ方向に回転可能であり、バッファカセット104と、第2のインターフェース部101に隣接した図示しない露光装置に対してアクセスできるようになっている。したがって、処理ステーション3内のウエハWは、ウエハ搬送アーム102,バッファカセット104,ウエハ搬送アーム106を介して露光装置に搬送でき、また、露光処理の終了したウエハWは、ウエハ搬送アーム106,バッファカセット104,ウエハ搬送アーム102を介して処理ステーション3内に搬送できる。
なお、レジスト塗布ユニット(COT)10,11,12に適用されるこの発明に係る基板処理装置であるレジスト塗布処理装置15は、内部を密閉することができる処理容器150内に配設されている。この処理容器150の一側面には、ウエハWの搬送手段である上記第1の搬送機構110の搬送領域に臨む面にウエハWの搬入出口151が形成され、搬入出口151には、図示しない開閉シャッタが開閉可能に設けられている。
次に、この発明に係る基板処理装置について、レジスト塗布処理装置15に適用した場合について説明する。
<第1実施形態>
図4は、この発明に係る基板処理装置すなわちレジスト塗布処理装置15の第1実施形態のレジスト塗布時の状態を示す概略断面図、図5は、レジスト液を供給した後のレジスト膜形成状態を示す概略断面図である。
レジスト塗布処理装置15は、ウエハWの保持手段としてその上面にウエハWを水平に真空吸着保持するスピンチャック16と、スピンチャック16に軸部16aを介して連結され、ウエハWを水平面内で回転させる例えばサーボモータ等にて形成される回転機構16bと、ウエハWの表面にレジスト液を供給する処理液供給ノズル17(以下に塗布ノズル17という)と、ウエハWの表面にリンス液例えば純水を供給するリンスノズル(図示せず)と、ウエハWの裏面にリンス液例えば純水を供給するバックリンスノズル(図示せず)と、ウエハWの外周縁の裏面にリンス液例えば純水を供給するエッジバックリンスノズル(図示せず)と、スピンチャック16を収容し、底部61に排気装置例えば真空ポンプ18が接続される処理カップ60と、を具備している。なお、回転機構16bは、制御手段であるコントローラ70に電気的に接続されており、コントローラ70からの制御信号に基づいてスピンチャック16の回転数が制御されるようになっている。また、スピンチャック16の下方側には、図示は省略するが、スピンチャック16を貫通する例えば3本の基板支持ピンである昇降ピンが設けられており、この昇降ピンと図示しない基板搬送手段との協働作用によりウエハWはスピンチャック16に受け渡しされるように構成されている。
また、スピンチャック16及びスピンチャック16によって保持されたウエハWの外方を囲むようにして処理カップ60が配設されている。
上記処理カップ60は、スピンチャック16によって保持されたウエハWの外側を囲う外側壁部62aを有する外カップ62と、ウエハWの外周部下方に位置する内側壁部63aを有する内カップ63と、外カップ62の外側壁部62aの内周面に外周部64aが固定されると共に、ウエハWの外周縁との間に隙間65をおいて内周部64bが位置し、かつ、外カップ62の上部と内カップ63の外側とを連通する複数の通気孔66を有する中間カップ64と、中間カップ64の通気孔66を通る気流を遮断すべく通気孔66を開閉可能な開閉部材67と、開閉部材67を開閉移動すなわち昇降移動する開閉移動機構である昇降シリンダ68と、を具備している。
この場合、外カップ62は、外側壁部62aの一部を構成する可動外側壁部62bを有する上部カップ体62cを具備している。外側壁部62aは円筒状に形成されており、同じく円筒状に形成される可動外側壁部62bが外側壁部62aの外周面に摺動可能に嵌装されている。上部カップ体62cの可動外側壁部62bの外面の一箇所に突設された支持部材69に昇降シリンダ68の昇降ロッド68aが連結され、昇降シリンダ68の駆動によって上部カップ体62cが外カップ62の外側壁部62aに対して昇降するように構成されている。なお、昇降シリンダ68は、コントローラ70に電気的に接続されており、コントローラ70からの制御信号に基づいて駆動するように構成されている。
また、開閉部材67は、外周部が上部カップ体62cの可動外側壁部62bの内周面に固定され、内周部64bが中間カップ64における通気孔66より内周側面に当接可能なドーナツ円板状部材にて形成されている(図7参照)。したがって、昇降シリンダ68の駆動による上部カップ体62cの昇降に伴って開閉部材67も昇降して、下降状態では内周部64bが中間カップ64の上面に当接して、中間カップ64の通気孔66を閉鎖して通気孔66を流れる気流を遮断する。なお、この場合、図8に示すように、開閉部材67の内周部64bに、中間カップ64の上面に当接可能な可撓性シール部材例えば先端側に可撓性舌片67aを有するシリコンゴム製のシール部材67bを装着してもよい。このように、開閉部材67の内周部64bに可撓性舌片67aを有するシリコンゴム製のシール部材67bを装着することにより、通気孔66の閉鎖状態における気流の漏れを防止することができる。
また、開閉部材67が上昇した状態では内周部64bが中間カップ64の上面から離れて、中間カップ64の通気孔66が開放され、通気孔66を介して排気される。
また、中間カップ64は、図4及び図5に示すように、ウエハWの外周縁との間に隙間65をおいて位置する内周部64bは、ウエハ表面に対して若干高い平坦面64cを有し、内周部64bから外周部64aに向かって下り勾配面64dを有している。この中間カップ64に設けられる通気孔66は、図6(a)に示すように、同心円上に等間隔をおいて設けられる例えば円形状に形成されている。なお、通気孔66の形状は、必ずしも円形である必要はなく、例えば、図6(b)に示すように、同心円上に等間隔をおいて設けられる楕円形状の通気孔66Aであってもよい。
また、外カップ62の外側壁部62aの下端と内カップ63の内側壁部63aの下端とを連結する底部61における中間部よりやや外周側には円筒状の区画壁部61aが立設されている。この区画壁部61aの上方には、内カップ63の内側壁部63aの上端から外カップ62側に向かって延びる断面略山形のリング片63bと、このリング片63bの周縁部から垂下する垂下筒片63cとが通気路71を残して位置している。なお、内カップ63の下部内方側には円形板72が配設されており、この円形板72の中心部に設けられた貫通孔72a内にスピンチャック16の軸部16aが回転可能に貫挿されている。また、底部61における区画壁部61aより内方側には周方向に適宜間隔をおいて複数の排気口73が設けられており、排気口73には、排気管74が接続されている。排気管74には開閉弁75と排気装置である真空ポンプ18が介設されている。なお、処理カップ60の底部61における排気口73と異なる位置にはドレイン口(図示せず)が設けられている。
なお、開閉弁75及び真空ポンプ18は、コントローラ70に電気的に接続されており、コントローラ70からの制御信号に基づいて開閉弁75の開閉制御及び真空ポンプ18のON,OFF制御が行われる。
次に、上記のように構成されるレジスト塗布処理装置15の動作態様について、表1及び図4,図5を参照して説明する。まず、塗布ノズル17をウエハWの中心部上方に移動して塗布ノズル17に隣接されたシンナーノズル19からウエハW中心部にシンナーを供給する(ステップ1)。このとき、昇降シリンダ68の駆動によって昇降ロッド68aが収縮して、上部カップ体62cが下降し、開閉部材67の内周部が中間カップ64の上面に当接して通気孔66を閉鎖する。この状態で、回転機構16bが駆動してウエハWが回転(例えば1,000rpm)で回転してシンナーを振り切る(ステップ2)。続いて、ウエハWが高速回転(例えば、3,000rpm)し、塗布ノズル17からウエハWの中心部にレジスト液を供給して、レジスト液をウエハWの外周側に拡散する(ステップ3)。このとき、開閉部材67によって通気孔66が閉鎖されているので、レジスト液の飛散により発生するミストをウエハWの外周縁と中間カップ64の内周部64bとの間の狭い隙間65を通って排気される。したがって、少ない排気量でもミストを効率良く回収することができる。
塗布ノズル17から所定期間(例えば2.0sec.)レジスト液を供給した後、レジスト液の供給を停止し、ウエハWを(例えば、1,500rpm)回転してウエハW上のレジスト液をウエハ表面上に拡げてレジスト膜を形成する。このとき、開閉部材67は通気孔66を開放するので、排気はウエハWの外周縁と中間カップ64の内周部64bとの間の狭い隙間65と通気孔66を通って排気される。したがって、ウエハWの外周縁の気流が制御されてレジスト膜が盛り上がる現象を抑制することができる。
レジスト膜を形成した後、ウエハWは低速回転例えば1,000rpmに減速され、この状態でバックリンスノズル及びエッジバックリンスノズルからリンス液(シンナー)がウエハWの裏面及び周縁部裏面に供給されて、ウエハWの裏面及びエッジ部の洗浄が行われる(ステップ5,6)。この状態では、通気孔66は開放しているので、排気はウエハWの外周縁と中間カップ64の内周部64bとの間の狭い隙間65と通気孔66を通って排気される。上記洗浄処理が行われた後、ウエハWは高速回転例えば2,000rpmして、ウエハW上に残留するレジスト及びリンス液を振り切って乾燥する(ステップ7)。その後、ウエハWの回転を停止して、レジスト塗布処理を完了する。
Figure 0005006274
<第2実施形態>
図9は、この発明に係る基板処理装置すなわちレジスト塗布処理装置15の第2実施形態のレジスト塗布時の状態を示す概略断面図、図10は、レジスト塗布処理装置15のレジスト液を供給した後のレジスト膜形成状態を示す概略断面図である。
第2実施形態は、開閉部材67Aを、各通気孔66の上端開口部を開閉可能な複数の鉛直状に配設された棒状部材76と、各棒状部材76の上端部同士を連結するドーナツ円板状の連結部材77とで形成した場合である。
この場合、棒状部材76は、外カップ62の上端の内向きフランジ部62dに設けられた貫通孔62eを貫通し、下端閉鎖部が通気孔66内に挿入可能な狭小テーパ面76aを有している。このように棒状部材76の下端閉鎖部に狭小テーパ面76aを設けることにより、多少の寸法誤差による位置ずれがあっても、各棒状部材76により通気孔66の閉鎖を確実にすることができる。
また、第2実施形態において、開閉移動機構は、開閉部材67Aの連結部材77の一側に突設された支持部材69Aに連結する昇降ロッド68aを有する昇降機構例えば昇降シリンダ68Aにて形成されている。
昇降シリンダ68Aは、コントローラ70に電気的に接続されており、コントローラ70からの制御信号に基づいて開閉部材67Aの棒状部材76による通気孔66の開閉制御が行われる。
なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
次に、第2実施形態のレジスト塗布処理装置15の動作態様について、表1及び図9,図10を参照して説明する。まず、塗布ノズル17をウエハWの中心部上方に移動して塗布ノズル17に隣接されたシンナーノズル19からウエハW中心部にシンナーを供給する(ステップ1)。このとき、昇降シリンダ68Aの駆動によって昇降ロッド68aが収縮して、棒状部材76が下降して通気孔66を閉鎖する。この状態で、回転機構16bが駆動してウエハWが回転(例えば1,000rpm)で回転してシンナーを振り切る(ステップ2)。続いて、ウエハWが高速回転(例えば、3,000rpm)し、塗布ノズル17からウエハWの中心部にレジスト液を供給して、レジスト液をウエハWの外周側に拡散する(ステップ3)。このとき、開閉部材67A(棒状部材76)によって通気孔66が閉鎖されているので、レジスト液の飛散により発生するミストをウエハWの外周縁と中間カップ64の内周部64bとの間の狭い隙間65を通って排気される。したがって、少ない排気量でもミストを効率良く回収することができる。
塗布ノズル17から所定期間(例えば2.0sec.)レジスト液を供給した後、レジスト液の供給を停止し、ウエハWを(例えば、1,500rpm)回転してウエハW上のレジスト液をウエハ表面上に拡げてレジスト膜を形成する。このとき、開閉部材67A(棒状部材76)は通気孔66を開放するので、排気はウエハWの外周縁と中間カップ64の内周部64bとの間の狭い隙間65と通気孔66を通って排気される。したがって、ウエハWの外周縁の気流が制御されてレジスト膜が盛り上がる現象を抑制することができる。
レジスト膜を形成した後、ウエハWは低速回転例えば1,000rpmに減速され、この状態でバックリンスノズル及びエッジバックリンスノズルからリンス液(シンナー)がウエハWの裏面及び周縁部裏面に供給されて、ウエハWの裏面及びエッジ部の洗浄が行われる(ステップ5,6)。この状態では、通気孔66は開放しているので、排気はウエハWの外周縁と中間カップ64の内周部64bとの間の狭い隙間65と通気孔66を通って排気される。上記洗浄処理が行われた後、ウエハWは高速回転例えば2,000rpmして、ウエハW上に残留するレジスト及びリンス液を振り切って乾燥する(ステップ7)。その後、ウエハWの回転を停止して、レジスト塗布処理を完了する。
<第3実施形態>
図13は、この発明に係る基板処理装置すなわちレジスト塗布処理装置15の第3実施形態のレジスト塗布時の状態を示す概略断面図、図14は、レジスト塗布処理装置15のレジスト液を供給した後のレジスト膜形成状態を示す概略断面図である。
第3実施形態は、開閉部材を、通気孔66に連通する環状吸気口78を開閉する部材例えば環状部材79にて形成した場合である。
この場合、外カップ62は、中間カップ64に設けられた通気孔66と外カップ62の外方側とを連通し、外側壁部62aとの間に環状吸気口78を設ける外装カバー体62dを有している。この外装カバー体62dと外側壁部62aとによって形成される環状吸気口78を開閉する環状部材79は、一側に突設された支持部材69Bに連結する昇降ロッド68aを有する昇降機構例えば昇降シリンダ68Bにて形成されている。
昇降シリンダ68Bは、コントローラ70に電気的に接続されており、コントローラ70からの制御信号に基づいて環状部材79による環状吸気口78の開閉制御、すなわち通気孔66を介して外気を排気するか、遮断するかの制御が行われる。
なお、第3実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
次に、第3実施形態のレジスト塗布処理装置15の動作態様について、表1及び図13,図14を参照して説明する。まず、塗布ノズル17をウエハWの中心部上方に移動して塗布ノズル17に隣接されたシンナーノズル19からウエハW中心部にシンナーを供給する(ステップ1)。このとき、昇降シリンダ68Bの駆動によって昇降ロッド68aが伸長して、環状部材79が上昇して環状吸気口78を閉鎖し、通気孔66を通る気流を遮断する。この状態で、回転機構16bが駆動してウエハWが回転(例えば1,000rpm)で回転してシンナーを振り切る(ステップ2)。続いて、ウエハWが高速回転(例えば、3,000rpm)し、塗布ノズル17からウエハWの中心部にレジスト液を供給して、レジスト液をウエハWの外周側に拡散する(ステップ3)。このとき、環状部材79が環状吸気口78を閉鎖して通気孔66を流れる気流が遮断されているので、レジスト液の飛散により発生するミストをウエハWの外周縁と中間カップ64の内周部64bとの間の狭い隙間65を通って排気される。したがって、少ない排気量でもミストを効率良く回収することができる。
塗布ノズル17から所定期間(例えば2.0sec.)レジスト液を供給した後、レジスト液の供給を停止し、ウエハWを(例えば、1,500rpm)回転してウエハW上のレジスト液をウエハ表面上に拡げてレジスト膜を形成する。このとき、環状部材79が環状吸気口78を開放し、外部から取り込まれた外気が通気孔66を流れるので、排気はウエハWの外周縁と中間カップ64の内周部64bとの間の狭い隙間65と通気孔66を通って排気される。したがって、ウエハWの外周縁の気流が制御されてレジスト膜が盛り上がる現象を抑制することができる。
レジスト膜を形成した後、ウエハWは低速回転例えば1,000rpmに減速され、この状態でバックリンスノズル及びエッジバックリンスノズルからリンス液(シンナー)がウエハWの裏面及び周縁部裏面に供給されて、ウエハWの裏面及びエッジ部の洗浄が行われる(ステップ5,6)。この状態では、通気孔66は開放しているので、排気はウエハWの外周縁と中間カップ64の内周部64bとの間の狭い隙間65と通気孔66を通って排気される。上記洗浄処理が行われた後、ウエハWは高速回転例えば2,000rpmして、ウエハW上に残留するレジスト及びリンス液を振り切って乾燥する(ステップ7)。その後、ウエハWの回転を停止して、レジスト塗布処理を完了する。
<実験例>
上記のように構成されるレジスト塗布処理装置(実施例)と、通気孔66を開閉制御しない従来のレジスト塗布処理装置(比較例)とを比較するために、上記と同じ処理条件で実験を行い、排気圧と回収ミスト数との関係を調べたところ、図15に示すような結果が得られた。
この結果、この発明に係るレジスト塗布処理装置によれば、レジスト液供給時の排気を効率良くことで、低い排気圧でもミストを回収することが可能であることが判った。
<レジスト塗布・現像処理システムの処理プロセス>
次に、以上のように構成されたレジスト塗布・現像処理システム1で行われるウエハWの処理プロセスについて簡単に説明する。まず、未処理のウエハWが複数枚収容されたカセットCが載置台6上に載置されると、カセットCからウエハWが1枚取り出され、ウエハ搬送アーム7によって第3の処理装置群G3の温調ユニット(TCP)30に搬送される。温調ユニット(TCP)30に搬送されたウエハWは、所定温度に温度調節され、その後第1の搬送機構110によってボトムコーティングユニット(BARC)13に搬送され、ウエハ表面に反射防止膜が形成される。
反射防止膜が形成されたウエハWは、第1の搬送機構110によってボトムコーティングユニット(BARC)13から搬出され、熱処理装置32〜38のいずれかに搬送され、熱処理が行われる。熱処理が行われたウエハWは、熱処理装置32〜38の筐体60内に進入する第1の搬送機構110によって熱処理装置32〜38内から取り出された後、レジスト塗布ユニット10〜12のいずれかのレジスト塗布処理装置15に搬送されて、上述したように、通気孔66を閉鎖した状態でのレジスト供給工程(ステップ3)、通気孔66を開放した状態でのレジスト膜形成工程(ステップ4)、リンス工程(ステップ5,6)及び乾燥工程(ステップ7)等を行う。これによりウエハ表面にレジスト膜が形成される。
レジスト処理が施されたウエハWは、プリベーキングユニット(PAB)41に搬送されて、加熱処理される。プリベーキングユニット(PAB)41において加熱処理の終了したウエハWは、第2の搬送機構120によって周辺露光ユニット84に搬送され、周辺露光処理された後、高精度温調ユニット(CPL)53に搬送される。その後、ウエハWは、第1のインターフェース部100のウエハ搬送体102によってバッファカセット104に搬送され、次いで第2のインターフェース部101のウエハ搬送アーム106によって図示しない露光装置に搬送される。露光処理の終了したウエハWは、ウエハ搬送アーム106及びウエハ搬送アーム102によってバッファカセット104を介してバッファカセット103に搬送される。その後ウエハWは、ウエハ搬送アーム102によって例えばポストエクスポージャーベーキングユニット(PEB)54に搬送される。
ポストエクスポージャーベーキングユニット(PEB)54における加熱処理の終了したウエハWは、第2の搬送機構120によって高精度温調ユニット(CPL)51、現像処理ユニット(DEV)20、ポストベーキングユニット(PEB)45に順次搬送されて、各ユニットで所定の処理が施される。ポストベーキング処理の終了したウエハWは、第1の搬送機構110によりトランジション装置31に搬送され、その後ウエハ搬送アーム7によりカセットCに戻される。このようにして、レジスト塗布・現像処理システム1における一連のウエハ処理が終了する。レジスト塗布・現像処理システム1では、複数枚のウエハWに対し同時期に上述したようなウエハ処理が連続して行われている。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態では、この発明に係る基板処理装置を半導体ウエハのレジスト塗布・現像処理システムに適用する場合について説明したが、半導体ウエハ以外の被処理基板、例えばFPD(フラットパネルディスプレー)基板,マスク基板等にも適用できる。
この発明に係る基板処理装置を適用したレジスト塗布・現像処理システムの一例を示す概略平面図である。 上記レジスト塗布・現像処理システムの概略正面図である。 上記レジスト塗布・現像処理システムの概略背面図である。 この発明に係る基板処理装置の第1実施形態のレジスト塗布時の状態を示す概略断面図である。 第1実施形態の基板処理装置のレジスト膜形成時の状態を示す概略断面図である。 この発明における中間カップの通気孔の別の形状を示す平面図である。 第1実施形態における開閉部材を有する外カップの一部を示す断面斜視図である。 上記開閉部材にシール部材を装着した状態を示す拡大断面図である。 第2実施形態の基板処理装置のレジスト塗布時の状態を示す概略断面図である。 第2実施形態の基板処理装置のレジスト膜形成時の状態を示す概略断面図である。 第2実施形態における開閉部材を示す斜視図である。 第2実施形態の開閉部材の閉鎖部を示す拡大断面図である。 第3実施形態の基板処理装置のレジスト塗布時の状態を示す概略断面図である。 第3実施形態の基板処理装置のレジスト膜形成時の状態を示す概略断面図である。 この発明に係るレジスト塗布処理装置と従来のレジスト塗布処理装置における排気圧と回収ミスト数との関係を示すグラフである。
符号の説明
W 半導体ウエハ(被処理基板)
15 レジスト塗布処理装置(基板処理装置)
16 スピンチャック(保持手段)
16b 回転機構
17 塗布ノズル(処理液供給ノズル)
18 真空ポンプ(排気装置)
60 処理カップ
61 底部
62 外カップ
62a 外側壁部
62b 可動外側壁部
62c 上部カップ体
62d 外装カバー体
63 内カップ
63a 内側壁部
64 中間カップ
64a 外周部
64b 内周部
65 隙間
66,66A 通気孔
67,67A 開閉部材
67b シール部材
68,68A,68B 昇降シリンダ(開閉移動機構)
70 コントローラ
73 排気口
76 棒状部材
76a 狭小テーパ面
77 連結部材
78 環状吸気口
79 環状部材(開閉部材)

Claims (9)

  1. 回転する被処理基板の表面に処理液を供給し、処理液を拡げて処理膜を形成する基板処理装置であって、
    上記被処理基板を水平姿勢で保持する保持手段と、上記被処理基板を水平面内で回転させる回転機構と、上記被処理基板の表面に上記処理液を供給する処理液供給ノズルと、上記保持手段を収容し、底部に排気装置が接続される処理カップと、を具備し、
    上記処理カップは、
    上記保持手段によって保持された上記被処理基板の外側を囲う外側壁部を有する外カップと、
    上記被処理基板の外周部下方に位置する内側壁部を有する内カップと、
    上記外カップの外側壁部の内周面に外周部が固定されると共に、上記被処理基板の外周縁との間に隙間をおいて内周部が位置し、かつ、上記外カップの上部と内カップの外側とを連通する複数の通気孔を有する中間カップと、
    上記中間カップの通気孔を通る気流を遮断可能な開閉部材と、
    上記開閉部材を開閉移動する開閉移動機構と、を具備し、
    上記被処理基板に対して上記処理液の供給時には、上記開閉部材にて上記通気孔を閉鎖し、処理液供給後の処理膜形成時には、上記通気孔を開放する、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1記載の基板処理装置において、
    上記通気孔は、同心円上に等間隔に設けられている、ことを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1又は2記載の基板処理装置において、
    上記外カップは、上記外側壁部の一部を構成する可動外側壁部を有する上部カップ体を具備し、
    上記開閉部材は、外周部が上記上部カップ体の可動外側壁部の内周面に固定され、内周部が上記中間カップにおける通気孔より内周側面に当接可能なドーナツ円板状部材にて形成され、
    上記開閉移動機構は、上記上部カップ体を昇降移動する昇降機構にて形成される、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項3記載の基板処理装置において、
    上記開閉部材の内周部に、上記中間カップの上面に当接可能な可撓性シール部材を装着してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1又は2記載の基板処理装置において、
    上記開閉部材は、各通気孔の上端開口部を開閉可能な複数の棒状部材と、各棒状部材同士を連結する連結部材と、を具備し、
    上記開閉移動機構は、上記連結部材を昇降移動する昇降機構にて形成される、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項5記載の基板処理装置において、
    上記棒状部材は、下端閉鎖部が上記通気孔内に挿入可能な狭小テーパ面を有する、ことを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項1又は2記載の基板処理装置において、
    上記外カップは、上記通気孔と外カップの外方側とを連通し、外側壁部との間に環状吸気口を設ける外装カバー体を有し、
    上記開閉部材は、上記環状吸気口を開閉可能な環状部材にて形成され、
    上記開閉移動機構は、上記環状部材を昇降移動する昇降機構にて形成される、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の基板処理装置において、
    上記通気孔は、同一の円形状に形成される、ことを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項1ないし7のいずれかに記載の基板処理装置において、
    上記通気孔は、同一の楕円形状に形成される、ことを特徴とする基板処理装置。
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