JP2002370058A - 塗布処理装置及びその方法 - Google Patents

塗布処理装置及びその方法

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JP2002370058A
JP2002370058A JP2001179949A JP2001179949A JP2002370058A JP 2002370058 A JP2002370058 A JP 2002370058A JP 2001179949 A JP2001179949 A JP 2001179949A JP 2001179949 A JP2001179949 A JP 2001179949A JP 2002370058 A JP2002370058 A JP 2002370058A
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wafer
cup
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Masatoshi Deguchi
雅敏 出口
Hiroichi Inada
博一 稲田
Yuji Fukuda
雄二 福田
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板例えばウエハWを鉛直軸まわりに回転さ
せながら、当該ウエハ表面のほぼ回転中心に塗布液例え
ばレジスト液を供給して塗布膜を形成するにあたり、塗
布処理装置内雰囲気へのレジスト液の飛散を抑えるこ
と。 【解決手段】 ウエハWを略水平に保持するスピンチャ
ック31と、ウエハ表面にレジスト液を供給する供給ノ
ズル71と、前記チャック31に保持されたウエハWの
側方を囲むように設けられた第1のカップ4と、を備
え、前記チャック31にウエハWを受け渡すときには、
前記第1のカップ4の上面部の内端を前記基板保持部に
保持された基板の外端縁よりも外側に位置させてウエハ
Wの通過領域を形成し、ウエハWにレジスト液を塗布す
るときには、前記上面部の内端を前記チャック31に保
持されたウエハWの外端縁よりも内側の領域の上方側に
位置させることにより、レジスト液の飛散を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば半導体ウエハ
やLCD基板(液晶ディスプレイ用ガラス基板)等の基
板に塗布液例えばレジスト液を塗布するための塗布処理
装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ(以下ウエハという)や液
晶ディスプレイのガラス基板(LCD基板)の表面に所
望のパターンを形成するためのマスクは、ウエハ等の基
板表面にレジストを塗布した後、光、電子線あるいはイ
オン線等をレジスト面に照射し、現像することによって
得られる。
【0003】例えばレジストを塗布する塗布ユニットを
図10に示すと、図中10はウエハWをほぼ水平に吸着
保持するための回転自在、昇降自在に構成されたスピン
チャックであり、このスピンチャック10に保持された
ウエハWの表面にはノズル11からレジスト液が供給さ
れるようになっている。スピンチャック10に保持され
たウエハWの周囲には、ウエハWの側方を囲むようにし
てカップ12が設けられており、このカップ12の上部
側にはウエハWが通過可能な開口部が形成されている。
【0004】またウエハWの下部側は、スピンチャック
10を囲むように設けられた底板13と、前記底板13
の周縁側に形成された断面山型のリング体14を備えて
おり、このリング体14と前記カップ12との間には排
気液路15が形成されていて、この排気液路15に連続
して液受けカップ16と排気カップ17とが、液受けカ
ップ16の内側に排気カップ17が隣接するように設け
られている。これら液受けカップ16及び排気カップ1
7には図示しない吸引手段により夫々吸引されたドレイ
ン管18と排気管19とが接続されている。
【0005】このような塗布ユニットでは、スピンチャ
ック10に吸着保持されたウエハWのほぼ中心にノズル
11からレジスト液を滴下し、ウエハWを例えば300
0rpm程度の回転数で回転させることによって、レジ
スト液が遠心力で拡散していき、これによりウエハW表
面全体にレジスト液を塗布することができる。
【0006】こうしてレジスト液をウエハW表面に塗布
すると、余分なレジスト液は図11(a)に示すように
ウエハWの外端縁の側部周辺方向に飛散していくが、前
記液受けカップ16と排気カップ17とを夫々吸引する
ことにより、塗布液であるレジストの液体成分であるレ
ジスト液や溶剤、これらのミスト、及び気体成分である
溶剤の揮発分や空気は共に排気液路15を通り、先ず液
体成分が液受けカップ16を介してドレイン管18より
排液され、次いで気体成分が排気カップ17に至り、排
気管19を介して排気され、これにより気液が分離され
た状態で夫々塗布ユニットの外部に排出されるようにな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでウエハの大口
径化に伴って、レジスト液の省量化を図るために、レジ
スト塗布時のウエハWの回転数を大きくすることによっ
て、回転の遠心力によるレジスト液の拡散力を大きく
し、これにより少量のレジスト液で大口径のウエハ表面
を塗布することが検討されている。
【0008】しかしながら12インチサイズのウエハに
レジスト液を塗布しようとする場合、ウエハの回転数が
6000rpmに近くなると、図11(b)に示すよう
にウエハWの外端縁よりも少し内側の領域にて乱流が発
生し、この乱流によりレジスト液のミスト等がウエハW
の側方のみならず上方側にも飛散してしまう。ここで前
記カップ12の上部側はウエハWの受け渡し用の開口と
して形成されているので、カップ12はスピンチャック
10に保持されているウエハの上方側は包囲せず、前記
ウエハWの側方部のみを囲むようになっている。このた
め前記乱流により上方側に飛散したレジスト液のミスト
などはカップ12内を吸引しても回収できない状態であ
った。
【0009】従ってウエハWの回転数を大きくすると、
カップ12内に回収できないレジスト液のミスト等が塗
布ユニットの雰囲気中に飛散してしまい、当該雰囲気中
のパーティクルとなって、レジスト液を塗布しようとす
るウエハWを汚染してしまうという問題がある。
【0010】本発明はこのような事情の下になされたも
のであり、その目的は、基板に塗布液を塗布するにあた
り、雰囲気中への塗布液のミストの飛散を抑えて、基板
のパーティクル汚染を防ぐ技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板を略水平
に保持し、かつ基板を鉛直軸まわりに回転させる基板保
持部と、この基板保持部に保持された基板の表面に塗布
液を供給するための供給ノズルと、前記基板保持部に保
持された基板の側方を囲むように設けられ、前記基板の
側方の上方側を覆う上面部を備えた第1のカップと、を
備え、前記第1のカップの上面部は、当該上面部の内端
が前記基板保持部に保持された基板の外端縁よりも内側
の領域の上方側に位置する第1の位置と、前記基板保持
部に保持された基板の外端縁よりも外側に位置する第2
の位置との間で移動可能に構成されていることを特徴と
する。
【0012】ここで前記第1のカップの上面部は多数の
板状体を周方向に並べて構成された羽根部よりなり、こ
の羽根部を略水平な回転軸を介して当該羽根部の内端が
前記第1の位置と前記第2の位置との間で略水平軸周り
に回動自在に構成するようにしてもよい。
【0013】このような塗布処理装置では、基板保持部
に保持された基板の側方を囲むように設けられ、前記基
板の側方の上方側を覆う上面部を備えた第1のカップを
含む塗布処理装置において、基板の表面に塗布液を供給
し、基板を鉛直軸まわりに回転させ、この回転の遠心力
により基板表面に前記塗布液を拡散させて塗布する塗布
処理方法において、前記第1のカップの上面部の内端を
前記基板保持部に保持された基板の外端縁よりも外側に
位置させて、前記基板保持部に基板を受け渡す工程と、
前記第1のカップの上面部の内端を前記基板保持部に保
持された基板の表面の外端縁よりも内側の領域の上方側
に位置させて、基板表面に塗布液の溶剤を塗布する工程
と、を含むことを特徴とする塗布処理方法が実施され
る。
【0014】本発明によれば、基板保持部に基板の受け
渡しを行うときには、前記第1のカップの上面部の内端
を前記基板保持部に保持された基板の外端縁よりも外側
の第2の位置に位置させて、第1のカップの上部側に基
板が通過できる大きさの開口を形成し、基板に塗布液を
塗布するときには、前記上面部の内端を前記基板保持部
に保持された基板の外端縁よりも内側の領域の上方側の
第1の位置に位置させて、基板の周縁領域を第1のカッ
プにて囲うようにしているので、例えば基板の回転数が
高い場合であっても、塗布液のミストは第1のカップ内
に回収でき、塗布処理装置内雰囲気への塗布液のミスト
の飛散が抑えられて、前記雰囲気内のパーティクル量の
増加を防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の塗布処理装置を備
えた塗布現像装置の実施の形態について説明する。図1
及び図2は、夫々塗布現像装置200を露光装置210
に接続したレジストパタ−ン形成装置の全体構成を示す
平面図及び概観図である。図中21は例えば25枚の基
板である半導体ウエハ(以下ウエハという)Wが収納さ
れたキャリアCを搬入出するためのキャリアステーショ
ンであり、このキャリアステーション21は、前記キャ
リアCを載置するキャリア載置部22と受け渡し手段2
3とを備えている。受け渡し手段23はキャリアCから
基板であるウエハWを取り出し、取り出したウエハWを
キャリアステーション21の奥側に設けられている処理
部S1へと受け渡すように、左右、前後に移動自在、昇
降自在、鉛直軸回りに回転自在に構成されている。
【0016】処理部S1の中央には主搬送手段24が設
けられており、これを取り囲むように例えばキャリアス
テーション21から奥を見て例えば右側には塗布処理装
置をなす塗布ユニット3及び現像ユニット25が、左
側、手前側、奥側には加熱・冷却系のユニット等を多段
に積み重ねた棚ユニットU1,U2,U3が夫々配置さ
れている。
【0017】前記棚ユニットU1,U2,U3は、複数
のユニットが積み上げられて構成され、例えば加熱ユニ
ットや冷却ユニットのほか、ウエハの受け渡しユニット
26等が上下に割り当てられている。前記主搬送手段2
4は、昇降自在、進退自在及び鉛直軸まわりに回転自在
に構成され、棚ユニットU1,U2,U3及び塗布ユニ
ット3びに現像ユニット25の間でウエハWを搬送する
役割を持っている。但し図2では便宜上受け渡し手段2
3及び主搬送手段24は描いていない。
【0018】前記処理部S1はインタ−フェイス部S2
を介して露光装置210と接続されている。インタ−フ
ェイス部S2は受け渡し手段27と、バッファカセット
28とを備えており、受け渡し手段27は、例えば昇降
自在、左右、前後に移動自在かつ鉛直軸まわりに回転自
在に構成され、前記処理部S1と露光装置210とバッ
ファカセット28との間でウエハWの受け渡しを行うよ
うになっている。
【0019】次に上述のレジストパターン形成装置での
ウエハWの流れについて簡単に説明する。先ず自動搬送
ロボット(あるいは作業者)により例えば25枚のウエ
ハWを収納したキャリアCが外部からキャリア載置部2
2に搬入され、受け渡し手段23によりこのキャリアC
内からウエハWが取り出される。ウエハWは、受け渡し
手段23から棚ユニットU2の受け渡しユニット26
(図2参照)を介して主搬送手段24に受け渡される。
【0020】続いてウエハWは棚ユニットU2(あるい
はU1、U3)の各部に順次搬送されて、所定の処理例
えば加熱処理、冷却処理などが行われた後、塗布ユニッ
ト3にて塗布液であるレジストが塗布され、加熱ユニッ
トにて加熱処理が行われてレジストの溶剤が揮発され
る。続いてウエハWは、棚ユニットU3の図では見えな
い受け渡しユニットからインターフェイス部S2を経て
露光装置210に送られ、所定の露光処理が行われる。
【0021】露光後のウエハWは、逆の経路で棚ユニッ
トU3の受け渡しユニット(図示せず)を介して処理部
S1に戻され、所定の加熱処理及び冷却処理が行われ
る。この後ウエハWは主搬送手段24により現像ユニッ
ト25に搬送されて現像処理され、現像後のウエハWは
加熱処理及び冷却処理が行われた後、上述と逆の経路で
受け渡し手段23に受け渡され、例えば元のキャリアC
内に戻される。
【0022】続いて本発明の塗布処理装置をなす前記塗
布ユニット3の一例について図3を参照しながら説明す
ると、31は基板保持部であるスピンチャックであり、
真空吸着によりウエハWを略水平に保持するように構成
されている。このスピンチャック31はモータ及び昇降
部を含む駆動部32により鉛直軸周りに回転でき、かつ
昇降できるようになっている。前記スピンチャック31
の周囲にはウエハWがスピンチャック31に吸着保持さ
れた状態において、ウエハWからスピンチャック31に
跨る側方部分を囲う第1のカップをなす外カップ4が設
けられている。
【0023】この外カップ4は、カップ本体41と、カ
ップ本体41の上部に取り付けられた上面部(羽根部)
をなす開閉羽根部5とを組み合わせて構成されている。
前記カップ本体41は、スピンチャック31に保持され
たウエハWの、ウエハWからスピンチャック31に跨る
側方部分を囲い、且つウエハWの外端縁近傍領域に対応
する領域の下方側全周に亘って凹部42が形成された横
断面形状が円形の部材であって、前記凹部42の内端側
(スピンチャック31に近い側)は、スピンチャック3
1の下方側にて当該スピンチャック31の周囲を囲むよ
うに設けられた底板33と接続されている。
【0024】前記凹部42の外端側(スピンチャック3
1に遠い側)はスピンチャック31に保持されているウ
エハWの上方側領域に上方に向かって僅かに内側に傾斜
しており、その上端には例えば前記ウエハWの側方部外
方であってウエハWよりも上方側の位置にて、略水平な
環状の回転軸43が取り付けられている。また前記凹部
42の底面には開閉バルブV1を介して吸引手段44に
接続された排気路をなす排気管45が接続されている。
なお吸引手段44,排気管45とにより吸引排気路が形
成されている。
【0025】一方前記開閉羽根部5は、図4及び図5に
示すように、例えば台形状の板状体からなる多数の羽根
51を周方向に並べて構成され、前記羽根51は、後述
するようにウエハWの周縁領域を覆う状態(閉じた状
態)とするときには、例えば隣接する羽根同士がわずか
に重なり、こうしてスピンチャック31に保持されたウ
エハWの周縁領域の上方側を囲む環状体を構成するよう
に、各羽根51が前記外カップ本体41の回転軸43を
介して略水平軸まわりに回動自在に支持部材46により
取り付けられている。
【0026】また前記羽根51の裏面側のまた前記回転
軸43の外方の領域には、昇降機構48により昇降自在
に構成された、例えば略水平な前記回転軸43よりも大
きい環状の昇降リング47が設けられており、この昇降
リング47には前記各羽根51が、当該羽根51の裏面
側の回転軸43の外方の領域において取り付けられてい
る。こうして昇降リング47が昇降機構48により昇降
されると、回転軸43を中心にして略水平軸まわりに開
閉羽根部5が回動し、当該開閉羽根部5の開く角度が変
わる。
【0027】これにより前記開閉羽根5は、スピンチャ
ック31に保持されているウエハWの乱流発生領域より
も内側例えばウエハWの外端縁よりも所定量例えば50
mm程度内側の位置の上方側に開閉羽根部5の内端が位
置する第1の位置と(図5(a)参照)、スピンチャッ
ク31に保持されているウエハWの外端縁よりも外側に
開閉羽根部5の内端が位置する第2の位置と(図5
(b)参照)の間で、移動可能に構成されることとな
る。
【0028】こうして外カップ4は、ウエハWに塗布処
理を行うときには、図5(a)に示すように、スピンチ
ャック31に保持されているウエハWの周縁領域(ウエ
ハWの外端縁近傍の乱流発生領域よりも内側の領域)の
上方側から側方部、下方側に亘って前記ウエハWを覆い
(閉じた状態)、スピンチャック31と主搬送手段24
との間でウエハWの受け渡しを行うときには、図5
(b)に示すようなウエハWが通過可能な開口領域を形
成するように(開いた状態)、開閉自在に構成されてい
る。
【0029】このような外カップ4の内部には、スピン
チャック31に保持されたウエハWの外端縁の側方の近
傍領域を僅かな隙間を介してほぼ囲うように、横断面形
状が円形の第2のカップをなす内カップ6が設けられて
いる。この内カップ6は、スピンチャック31に保持さ
れたウエハWの外端縁に対向して、この外端縁の全周に
亘って当該外端縁の近傍領域に開口しており、この開口
部61を形成する上壁部62と下壁部63はウエハWか
ら外方に向かうにつれて下側に緩やかに傾斜し、例えば
外カップ4のほぼ中央領域にて凹部42と対応して下方
側にほぼ鉛直に伸びる凹部形状の液受け部64を構成し
ている。この液受け部64の底面にはバルブV2を介し
てドレイン管65が接続されている。
【0030】前記内カップ6は、当該カップ6の内側を
ウエハWが通過できるように、この内カップ6の上壁部
62の内端は例えば図5に示すように、スピンチャック
31に保持されているウエハWの外端縁よりも僅かに外
側であって上方側の近傍領域に位置するようになってい
る。一方内カップ6の下壁部63の内端は例えば図4に
示すように、スピンチャック31に保持されているウエ
ハWの裏面側の外端縁よりも内方側の領域に入り込むよ
うになっており、これにより内カップ6がウエハWの外
端縁の側方部分を僅かな隙間を介してほぼ囲うようにな
っている。
【0031】また前記底板33の、スピンチャック31
に保持されたウエハWの裏面側と対向する面には、ウエ
ハWと同心円であって、ウエハWよりも半径が小さいリ
ング状の立壁部34が設けられている。この立壁部34
は、例えば前記ウエハWの外端縁よりも内方側であっ
て、前記下壁部63の内端よりも僅かに内側の近傍位置
に対応するように設けられている。この立壁部34には
例えば周方向の複数箇所に通気孔35が形成されてい
る。
【0032】外カップ4の上方側には、ウエハ表面に塗
布液である例えばレジスト液を供給するための塗布液供
給ノズルをなす供給ノズル71が設けられており、この
ノズル71は図4に示すように移動機構72によりウエ
ハWの中央部上方と前記外カップ4の外側との間で移動
できるように構成されている。また前記底板33の立壁
部34よりも中央寄りの位置には、例えば外方に向かっ
て上側に傾斜するように、洗浄液例えばシンナー液をウ
エハの裏面側周縁領域に供給するための洗浄ノズル73
が設けられており、例えばこのノズル73は先端の吐出
孔からウエハWと内カップ6の下壁部63との間の僅か
な隙間に向かって洗浄液を噴出させるようになってい
る。
【0033】これまで述べてきた駆動部32、昇降機構
52、移動機構72や供給ノズル71,洗浄ノズル73
への夫々の供給系の各部は夫々制御部74と接続されて
おり、例えば昇降機構52による開閉羽根部5の開閉、
駆動部32によるスピンチャック31の昇降に応じてウ
エハWの受け渡しを行い、移動機構72による塗布液の
溶剤や塗布液の供給を行うように、各部を連動させたコ
ントロールを可能としている。
【0034】続いてこのような塗布ユニット3の作用に
ついて図6〜図7の工程図及び図8のスピンチャック3
1の回転数と外カップ4の状態を示す特性図を参照しな
がら説明する。ここで図8では、横軸が時間、右縦軸が
ウエハWの回転数、左縦軸が塗布ユニット3内の0.1
μmより大きいパーティクルの数を夫々示し、図中では
前記パーティクル数は棒グラフにより示している。
【0035】先ず図6(a)に示すように、開閉羽根部
5を第2の位置に位置させて開いた状態にし、次いで図
6(b)に示すように、スピンチャック31を上昇させ
て外カップ4よりも上方側に位置させ、前記主搬送手段
24によりスピンチャック31に対してウエハWを受け
渡した後、図6(c)に示すように、このスピンチャッ
ク31を所定位置まで下降させる(受け渡し工程)。
【0036】続いて図7(a)に示すように、開閉羽根
部5を第1の位置に位置させて閉じた状態にした後、図
7(b)に示すように塗布工程を行う。つまり吸引手段
44により排気管45を介して外カップ4内を吸引した
状態で、供給ノズル71をウエハWの中央部の上方に位
置させてウエハW表面のほぼ中心位置にレジスト液を供
給すると共に、スピンチャック31を予め設定された回
転数例えば0rpm〜6000rpm程度まで徐々に回
転数を大きくし、次に500rpm程度まで徐々に回転
数を小さくしながら回転させることにより行う。これに
よりレジスト液はその遠心力によってウエハWの径方向
に広がってウエハW表面にレジスト液の液膜が形成され
る。
【0037】次いで図7(c)に示すように、外カップ
4を閉じた状態として、洗浄工程を行う。つまり吸引手
段42により排気管43を介して外カップ4内を吸引し
た状態で、スピンチャック31を所定の回転数例えば4
000rpm程度で所定時間回転させながら洗浄ノズル
73によりウエハWの裏面側周縁領域の内カップ6とウ
エハWとの間の隙間に向けて洗浄液例えばシンナー液を
噴出させる。これによりウエハWの裏面側では周縁領域
にシンナー液が供給されるので、ウエハWの表面側から
回り込んだレジスト液がシンナー液に溶解して除去され
る。
【0038】続いて外カップ4を閉じた状態として乾燥
工程を行う。つまり吸引手段44により排気管45を介
して外カップ4を吸引した状態で、スピンチャック31
を所定の回転数例えば2000rpm程度で所定時間回
転させる。これによりウエハWの表面側や裏面側に付着
した水分が吹き飛ばされ、ウエハWが乾燥される。この
ようにして塗布工程、洗浄工程、乾燥工程を終えた後、
スピンチャック31の回転を停止して外カップ4を開
き、次いでスピンチャック31を外カップ4の上方側に
上昇させ、図示しない主搬送手段24にウエハWを受け
渡して、塗布ユニット3からウエハWを搬出する。
【0039】ここで塗布ユニット3におけるシンナー液
やレジスト液等の流れについて塗布工程を参考にして簡
単に説明すると、ウエハWの回転数が例えば3000r
pm程度までは、ウエハWに供給されたレジスト液は、
ウエハWの回転による遠心力によってウエハW表面を進
展していき、余分な量はそのまま遠心力によりウエハW
の側方側に飛散していく。このとき塗布液は例えばレジ
スト液と溶剤等の液体成分と、例えば溶剤の揮発分や空
気等の気体成分とになって飛散するが、前記塗布液の液
体成分は、ウエハWの回転による遠心力が伝わって、こ
の遠心力によりウエハWの板面に沿った状態でウエハW
の外端縁の真横(側方側)に向けて飛散していく。この
際液体成分のミストも液体成分と共に、ウエハWの外端
縁の真横方向に飛散していく。一方前記塗布液の気体成
分は、揮発による拡散により、ウエハWの板面全体から
拡がりながら飛散していく。
【0040】ここでウエハWの外端縁の近傍には、当該
外端縁の側方をほぼ囲むように内カップ6が設けられて
いるので、前記液体成分は内カップ6の内部に向けて飛
散していき、当該内カップ6内に回収されて流路に沿っ
て流れ、内カップ6の底部に溜まり、所定のタイミング
でドレイン管55のバルブV2を開き、外部へ排出され
る。
【0041】一方気体成分は、液体成分よりも広い領域
に拡散しながら飛散していき、内カップ6の外側の外カ
ップ4では吸引しているので、ここに吸い込まれるよう
に流れていく。こうして内カップ6には液体成分、外カ
ップ4には気体成分が夫々飛散していくことになり、こ
れによりレジスト液の気液分離が行われる。
【0042】このような塗布ユニット3では、外カップ
4に開閉羽根部5を設け、ウエハWの受け渡しを行うと
きには開閉羽根部5をウエハWの通過領域を形成するよ
うに開き、ウエハWにレジスト液を塗布するときにはウ
エハWの周縁領域を覆うように開閉羽根部5を閉じてい
るので、スピンチャック31へのウエハWの受け渡しを
確保しながら、例えばウエハW表面にレジスト液を塗布
するときには、外カップ4によりウエハWの周縁領域を
覆うことができる。
【0043】このためウエハWの周縁領域を外カップ4
により覆いながら、例えばウエハW表面へのレジスト液
の溶剤の供給やレジスト液の塗布、ウエハ裏面への洗浄
液の供給を行うので、これらウエハWへ供給する液体の
塗布ユニット3内への飛散を確実に抑制することがで
き、これにより塗布ユニット3内のパーティクル量の増
加を防ぐことができる。またこのようにウエハWへ供給
する液体の塗布ユニット3内への飛散が効果的に抑制さ
れることから、ウエハWの回転数を従来よりも大きくす
ることができる。
【0044】例えば塗布工程では、例えば6000rp
mに近い回転数で高速回転させながらをウエハWにレジ
スト液を塗布することができ、この場合にも塗布ユニッ
ト3内への塗布液のミストの飛散を抑えることができ
る。つまりウエハWを例えば3000rpm程度の回転
数で回転させながらレジスト液の塗布を行う場合には、
余分なレジスト液やこのミストは既述のようにウエハW
の側方に飛散するので内カップ6内に回収されるが、回
転数を4000rpm以上例えば6000rpm程度の
高速回転では、ウエハWの外端縁よりも少し内側例えば
20mm程度内側の領域に乱流が発生し、ここからレジ
スト液のミストが飛び出す現象が発生してしまう。この
ミストはカップ内に回収されないと、既述のように塗布
ユニット内の雰囲気に飛散してパーティクルとなる。
【0045】ここで図8には例えば図10に示す構成の
従来の塗布ユニットを用いて処理を行った場合の塗布ユ
ニット内の雰囲気に飛散する0.1μm以上の大きさの
パーティクル数の経時変化をパーティクルカウンター測
定器を用いて調べた結果を示すが、塗布ユニット3内の
パーティクルはレジスト塗布時に発生することが認めら
れる。
【0046】このためこの例のようにウエハWの周縁領
域例えば外端縁よりも50mm程度内側の領域からウエ
ハWの側方に亘って外カップ4により覆うようにする
と、前記乱流によりミストが飛散しようとしても、ウエ
ハWの周縁領域は外カップ4にて覆われているので、前
記ミストは外カップ4内に飛散していくことになり、こ
の外カップ4内に回収することができる。ここで既述の
ようにウエハWを高速回転させたときに乱流はウエハW
の外端縁よりも少し内側で発生し、ここから外方に向か
って飛散していくので、外カップ4にて乱流発生より内
側のウエハWの周縁領域を覆うようにすれば前記乱流に
より飛散するミストの大部分は外カップ4内に飛散して
いき、ここで回収される。
【0047】このようにこの例ではウエハWを高速回転
させながらレジスト液の塗布を行うことができるので、
少量のレジスト液で大口径のウエハWを塗布することが
でき、レジスト液の省量化を図ることができる。またこ
の場合においても塗布ユニット3内の雰囲気へのレジス
ト液のミストの飛散が抑えられるので、当該雰囲気中の
パーティクルの増加を防ぐことができる。実際に図3に
示す構成の塗布ユニット3において、図8に示す条件に
てレジスト塗布、洗浄、乾燥を行ない、その間に塗布ユ
ニット3内の雰囲気に飛散する0.1μm以上の大きさ
のパーティクル数の経時変化を調べたところ、レジスト
塗布時のパーティクル数は100程度と従来に比べて極
めて少なく、また洗浄工程や乾燥工程ではほとんど発生
しないことが確認された。
【0048】さらにレジスト液のミストの回収効率が向
上することから、工場用力を低減させることができる。
つまり従来ではウエハWの周縁領域を覆わない状態でレ
ジスト液の塗布を行っているので、ウエハWの側方に飛
散するレジスト液はカップ内に回収できるものの、ウエ
ハWの周縁領域から飛散するレジスト液はカップ内に回
収しにくく、このレジスト液のミストを回収しようとす
るとカップ内の吸引力(排気力)を大きくしてカップ内
に回収する必要がある。また塗布ユニット内へのレジス
ト液のミストの飛散量が多くなるので、当該ユニット内
のパーティクルの増加を抑えるためには前記ユニット内
の排気力を大きくして、前記ユニット内に飛散するレジ
スト液のミストをこのユニットから排出する必要があ
る。これに比べて上述の例では外カップ4でウエハWの
周縁領域を覆うことにより、当該領域から飛散するレジ
スト液のミストの大部分を回収することができるので、
外カップ4や塗布ユニット3の排気力を大きくする必要
はなく、結果として工場全体の排気力を小さくし、工場
用力を低減させることができる。
【0049】さらに外カップ4の開閉羽根5にて、上部
側を開閉自在に構成し、塗布処理時には外カップ4にて
ウエハWの周縁領域を覆うようにしているので、塗布ユ
ニット3の薄型化を図ることができる。
【0050】以上において上述の例では、外カップ4の
上面部がウエハWの周縁領域を覆う位置と、ウエハWの
通過領域を形成する位置との間で移動自在に構成されれ
ばよいので、開閉羽根部5の開閉機構は上述の例に限ら
ず、例えば開閉羽根部5は各羽根51毎に独立に、又は
複数の羽根51毎に開閉するようにしてもよい。また開
閉羽根部5の隣接する羽根51同士を接続しておき、例
えば1つの羽根51を昇降機構で昇降させることにより
開閉羽根部5を回動させるようにして、昇降リング47
を設けない構成としてもよい。
【0051】また例えば図9に示すように外カップ8の
上面部81を水平方向移動機構82により略水平方向に
スライド自在に構成し、これによりスピンチャック31
に対してウエハWの受け渡しを行うときには、前記上面
部81の内端をスピンチャック31に保持されているウ
エハWの外端縁よりも外方側に位置させ、ウエハWに塗
布液の塗布処理を行うときには、前記上面部81の内端
をスピンチャック31に保持されているウエハWの外端
縁よりも内側に位置させるようにしてもよい。
【0052】さらに上述の例では外カップにてウエハW
の周縁領域(外端縁近傍の乱流発生領域よりも内側の領
域)を覆うように構成したが、ウエハWの中央領域近傍
まで外カップにて覆うようにしてもよいし、ウエハWの
表面全体を外カップにて覆うようにして塗布処理などを
行うようにしてもよい。
【0053】さらにまたウエハWの回転数が例えば40
00rpm以上になると、ウエハWの外端縁近傍にて乱
流が発生する確率が高いことから、外カップ4はウエハ
Wの回転数が4000rpm以上になった場合に、開閉
羽根部5が閉じるようにしてもよく、この場合前記制御
部74にて、スピンチャック31の回転数が所定の回転
数例えば4000rpm以上になったときに、開閉羽根
部5が閉じるように制御するようにしてもよい。さらに
洗浄工程や乾燥工程のようにパーティクル量がレジスト
塗布工程よりも少ない工程では、ウエハの外端縁近傍領
域にて乱流が発生するおそれがないと考えられるので、
開閉羽根部5が開いた状態で、または開閉羽根部5の角
度を可変させて前記処理を行うようにしてもよいし、処
理の途中で開閉羽根部5を閉じるようにしてもよい。ま
た上述の例では、内カップ6内を排気しない例について
説明したが、ドレイン管65の他端側に吸引手段を設
け、内カップ6内を排気するようにしてもよい。なお開
閉羽根部5は開閉自在であるので、レジストの種類例え
ば粘度、主要成分の違いで角度を調整できる。
【0054】また本発明は例えば現像処理装置や枚葉式
洗浄装置等のレジスト液以外の塗布液を用いる塗布処理
についても適用できる。さらにまた本発明で用いられる
基板はLCD基板やフォトマスク処理装置に用いられる
基板であってもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、基板の側方を囲むよう
に設けられた第1のカップの上面部を開閉自在に構成
し、基板に塗布液を塗布するときには、前記第1のカッ
プの上面部は、当該上面部の内端が前記基板保持部に保
持された基板の外端縁よりも内側の領域の上方側に位置
させているので、塗布処理装置内雰囲気への塗布液の飛
散が抑えられ、パーティクルの増加を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布処理装置を備えた塗布現像装置の
一例を示す平面図である。
【図2】前記塗布現像装置を示す斜視図である。
【図3】本発明の塗布処理装置の一実施の形態を示す断
面図である。
【図4】前記塗布処理装置を示す平面図である。
【図5】前記塗布処理装置の主要部を示す拡大断面図で
ある。
【図6】前記塗布処理装置の作用を説明するための工程
図である。
【図7】前記塗布処理装置の作用を説明するための工程
図である。
【図8】前記塗布処理装置のウエハの回転数と外カップ
の状態とを示す特性図である。
【図9】本発明に係る塗布処理装置のさらに他の実施の
形態を示す断面図である。
【図10】従来の塗布処理装置を示す断面図である。
【図11】前記塗布処理装置の作用を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
W ウエハ 3 塗布ユニット 31 スピンチャック 4 外カップ 41 外カップ本体 42 凹部 43 回転軸 47 昇降リング 48 昇降機構 5 開閉羽根部 51 羽根 6 内カップ 71 供給ノズル 73 洗浄ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/56 H01L 21/30 564C 5F061 (72)発明者 福田 雄二 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA00 AB16 AB17 EA05 4D073 DC01 DC22 4F041 AA06 AB02 BA10 BA59 4F042 AA02 AA07 EB05 EB13 EB17 EB23 EB28 5F046 JA02 JA05 5F061 AA02 CA10 CB04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を略水平に保持し、かつ基板を鉛直
    軸まわりに回転させる基板保持部と、 この基板保持部に保持された基板の表面に塗布液を供給
    するための供給ノズルと、 前記基板保持部に保持された基板の側方を囲むように設
    けられ、前記基板の側方の上方側を覆う上面部を備えた
    第1のカップと、を備え、 前記第1のカップの上面部は、当該上面部の内端が前記
    基板保持部に保持された基板の外端縁よりも内側の領域
    の上方側に位置する第1の位置と、前記基板保持部に保
    持された基板の外端縁よりも外側に位置する第2の位置
    との間で移動可能に構成されていることを特徴とする塗
    布処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のカップの上面部は、略水平な
    回転軸を介して前記上面部の内端が前記第1の位置と前
    記第2の位置との間で略水平軸周りに回動自在に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の塗布処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1のカップの上面部は多数の板状
    体を周方向に並べて構成された羽根部よりなり、この羽
    根部は略水平な回転軸を介して当該羽根部の内端が前記
    第1の位置と前記第2の位置との間で略水平軸周りに回
    動自在に構成されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の塗布処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のカップには吸引手段により吸
    引される排気路が接続されていることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の塗布処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のカップの内側には、基板保持
    部に保持された基板の外端縁の近傍領域を囲むように、
    前記基板の外端縁に対向する開口部が形成された第2の
    カップが設けられていることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載の塗布処理装置。
  6. 【請求項6】 前記基板保持部に保持された基板の裏面
    側周縁部に洗浄液を供給するための洗浄液ノズルをさら
    に備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    に記載の塗布処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のカップは、前記基板保持部に
    対して基板の受け渡しを行うときには、前記上面部の内
    端が前記第2の位置に位置し、前記基板保持部に保持さ
    れた基板に対して塗布液の塗布処理を行うときには、前
    記上面部の内端が前記第1の位置に位置することを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれかに記載の塗布処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記基板保持部の回転数が設定値以上の
    ときに、前記第1のカップの上面部の内端を前記第1の
    位置に位置させ、前記基板保持部の回転数が設定値より
    小さいときには、前記第1のカップの上面部の内端を前
    記第2の位置に位置させるように制御する制御部を備え
    ることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載
    の塗布処理装置。
  9. 【請求項9】 基板保持部に保持された基板の側方を囲
    むように設けられ、前記基板の側方の上方側を覆う上面
    部を備えた第1のカップを含む塗布処理装置において、
    基板の表面に塗布液を供給し、基板を鉛直軸まわりに回
    転させ、この回転の遠心力により基板表面に前記塗布液
    を拡散させて塗布する塗布処理方法において、 前記第1のカップの上面部の内端を前記基板保持部に保
    持された基板の外端縁よりも外側に位置させて、前記基
    板保持部に基板を受け渡す工程と、 前記第1のカップの上面部の内端を前記基板保持部に保
    持された基板の表面の外端縁よりも内側の領域の上方側
    に位置させて、基板表面に塗布液の溶剤を塗布する工程
    と、を含むことを特徴とする塗布処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010010251A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置
KR20200049997A (ko) * 2018-10-30 2020-05-11 세메스 주식회사 기판 지지 유닛, 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법

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