JPH0910658A - 塗布方法および塗布装置 - Google Patents

塗布方法および塗布装置

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Publication number
JPH0910658A
JPH0910658A JP18338295A JP18338295A JPH0910658A JP H0910658 A JPH0910658 A JP H0910658A JP 18338295 A JP18338295 A JP 18338295A JP 18338295 A JP18338295 A JP 18338295A JP H0910658 A JPH0910658 A JP H0910658A
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JP
Japan
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hood
wafer
exhaust
photoresist
sub
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Application number
JP18338295A
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English (en)
Inventor
Shoji Kanai
昭司 金井
Masashige Harashima
正成 原島
Takashi Yamagami
孝 山上
Yoichiro Tamiya
洋一郎 田宮
Shinya Okane
信哉 大金
Masahiro Ishiuchi
正宏 石内
Masayoshi Kanematsu
雅義 兼松
Keizo Kuroiwa
慶造 黒岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗布膜の膜厚分布を均一化し、ミストを速や
かに排出する。 【構成】 処理容器2内に配されたスピンチャック7で
ウエハ1を保持して回転させフォトレジスト液18を滴
下して塗布膜19を形成する塗布装置において、処理容
器の上側にウエハ周りを排気するように配されたメイン
フード8の上側にはフード開口11との高さを調整自在
のサブフード21が配設されている。 【効果】 サブフードの上昇でメインフードの排気力を
補えるため、メインフードによる排気風量を抑制でき、
フォトレジスト液の溶剤蒸発を抑制してウエハ周辺部の
塗布膜の膜厚の増大を抑制できる。メインフードの吸引
力の抑制でミスト18aは上方に飛散するため、サブフ
ードで効果的に捕捉してウエハへ戻さずに処理容器の外
部に全て排出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗布技術、特に、被塗
布物を処理容器内に収容して回転させながら塗布材を塗
布する技術に関し、例えば、半導体装置の製造工程にお
いて、半導体ウエハ(以下、ウエハという。)の上にフ
ォトレジストを塗布するのに利用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程において、ウエハ
上にフォトレジストを塗布する塗布装置として、特公昭
53−37189号公報に示されているように、処理容
器の内部に設けた回転可能なスピンチャック上にウエハ
を載せて保持せしめ、ウエハを回転させながらフォトレ
ジスト液をウエハの表面上に供給してフォトレジストを
塗布するように構成されているものがある。このフォト
レジスト塗布装置においては、高速回転時にフォトレジ
スト液がミスト(以下、フォトレジストミストとい
う。)となってウエハの外方に飛散した後に、処理容器
の内周面に衝突して、跳ね返ることによりウエハに再付
着する危険がある。
【0003】そこで、従来のフォトレジスト塗布装置に
おいては、処理容器の上側にウエハ周りを排気する排気
フードが被せられてウエハの外方空間に下向きの排気流
が形成されてフォトレジストミストが強制的に外部に排
気されるとともに、排気フードの内周面には内側に行く
に従って上昇するように傾斜された跳ね返り防止面が配
置されることにより、跳ね返ったフォトレジストミスト
がウエハに再付着するのを防止されている。
【0004】なお、この種のフォトレジスト塗布装置を
述べてある例としては、特開平3−60761号公報が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエハ一枚
当たりのペレットの取得数を増加することによって生産
コストを低減するために、ウエハの大径化が進んでい
る。このウエハの大径化に伴ってフォトレジスト液の滴
下量が増加するため、それから飛散するフォトレジスト
ミストの量も増加する。また、ウエハの回転速度も増加
されるため、フォトレジストミストの粒径は小さくな
る。そこで、処理容器からの排気流量を増加することに
よってフォトレジストミストを速やかに処理容器の外部
に排出させる必要が生じている。
【0006】しかし、前記したフォトレジスト塗布装置
において、処理容器からの排気流量が増加されると、ウ
エハの周辺部における流速が大きくなるため、ウエハの
中央部よりも周辺部におけるフォトレジストの乾燥が促
進されて周辺部の膜厚が厚くなり、ウエハの中央部と周
辺とにおいてフォトレジストの膜厚分布にばらつきが発
生する。その結果、フォトレジストの感光精度や、現像
後の寸法精度が低下するという問題点が発生する。
【0007】すなわち、フォトレジストの膜形成過程に
おいて、ウエハ付近の流れは、ウエハの回転によって誘
起される回転流と、排気力によって発生する流れとが合
成されたものとなるため、ウエハ中央部におけるフォト
レジストに接触する風量は少なくなり、ウエハ周辺部に
おけるフォトレジストに接触する風量は多くなる。その
結果、ウエハ周辺部におけるフォトレジスト液の溶剤蒸
発が促進されることにより、周辺部のフォトレジストの
膜厚が厚くなることになる。
【0008】本発明の目的は、塗布膜の膜厚分布を被塗
布物の中央部から周辺部にわたって全体的に均一化する
ことができるとともに、高速回転時に発生するミストを
速やかに排出することができる塗布技術を提供すること
にある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0011】すなわち、処理容器の内部に配設されてい
るスピンチャックにより被塗布物を保持して回転させな
がら塗布材を表面上に供給して塗布し塗布膜を形成する
塗布方法において、供給された塗布材が被塗布物の全面
に広がるまでの期間は塗布膜の形成回転数よりも大きい
回転数をもって被塗布物を高速回転させ、供給された塗
布材が被塗布物の全面に広がった後に、塗布膜形成回転
数まで減速させて被塗布物を回転させることを特徴とす
る。
【0012】また、被塗布物周りを排気する排気フード
の上側にサブ排気フードがフード開口の上側空間を排気
するように配設されているとともに、このサブ排気フー
ドはフード開口に対する高さを調整自在に構成されてい
ることを特徴とする。
【0013】さらに、被塗布物周りを排気する排気フー
ドの上側にサブ排気フードがフード開口の上側空間を排
気するように配設されているとともに、このサブ排気フ
ードはフード開口の開口面積を調整自在に構成されてい
ることを特徴とする。
【0014】
【作用】前記した第1の手段によれば、供給された塗布
材が被塗布物の全面に広がるまでの期間は塗布膜の形成
回転数よりも大きい回転数をもって被塗布物が高速回転
されるため、塗布材の滴下およびその拡散に際して、少
量の塗布材によって被塗布物の全面に塗布膜を形成する
ことができる。その結果、余分な塗布材を減少させて生
産コストを低減させることができるとともに、塗布膜の
均一化に寄与することができる。また、供給された塗布
材が被塗布物の全面に広がった後に、乱流の影響を受け
ない塗布膜形成回転数まで減速されて被塗布物が回転さ
れるため、塗布膜の形成下では乱流の影響を回避するこ
とができ塗布膜の膜厚分布を被塗布物の周辺部から中央
部にわたって均一に形成させることができる。
【0015】前記した第2の手段によれば、サブ排気フ
ードの高さ位置の調整によって排気フードの排気風量を
補うことができるため、排気フードの排気風量を抑制す
ることができる。その結果、排気フードによる被塗布物
周りの排気力の影響を抑制することができるため、被塗
布物への排気風の接触量を全体にわたって均等化するこ
とができ、塗布膜の膜厚分布を均一化することができ
る。他方、飛散するミストはサブ排気フードの排気力に
よって吸引されて捕捉されるため、被塗布物に戻ること
はなく、ミストが被塗布物に再付着することは防止され
る。そして、このサブ排気フードの排気力はサブ排気フ
ードの高さを調整することによって増減することができ
るため、排気フードの排気風量の減少の程度に対応して
高さを調整すればよい。
【0016】前記した第3の手段によれば、第2の手段
と同様に、サブ排気フードの開口面積の増減によってサ
ブ排気フードの排気力を調整することができるため、排
気フードの排気力を補うことができるとともに、ミスト
を確実に補足することができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるフォトレジス
ト塗布装置を示す正面断面図である。図2はサブフード
下位置の作用を示す正面断面図である。図3は本発明の
一実施例であるフォトレジスト塗布方法のシーケンスを
示す線図である。
【0018】本実施例において、本発明に係る塗布装置
は、被塗布物としてのウエハ1にフォトレジストを塗布
するためのフォトレジスト塗布装置として構成されてお
り、水平に配置された処理容器2を備えている。処理容
器2は円筒形状の支持部3と、略円形の浅い皿形状に形
成されて支持部3の上端に水平に支持されている処理部
4とを備えている。処理容器2の処理部4の上面の窪み
部にはサーボモータ等の駆動装置5によって回転される
回転軸6が中心線上に配されて挿入されている。処理容
器2の処理部4の窪み内における回転軸6の上端にはス
ピンチャック7が水平回転し得るように配されて固着さ
れており、スピンチャック7は被塗布物としてのウエハ
1を真空吸着によって保持し得るように構成されてい
る。
【0019】処理容器2の外側上方にはスピンチャック
7に保持されたウエハ1周りを排気する排気フード(以
下、メインフードという。)8が設備されている。メイ
ンフード8は円筒形状に形成された支持部9と、支持部
9の上端から径方向内向きに突設されたフード部10と
を備えている。フード部10は円形のリング形状に形成
されており、そのフード開口11はウエハ1の外径より
も若干大径に形成されて回転軸6と同心円に配設されて
いる。フード部10の断面形状は内側先端に行くに従っ
て細くなる鋭角の二等辺三角形に形成されており、その
尖端はウエハ1の上面よりも若干だけ上側に位置するよ
うに配設されている。フード部10の下面によって内側
に行くに従って上昇するように傾斜された跳ね返り防止
面12が形成されており、この跳ね返り防止面12はウ
エハ1から飛散して来たフォトレジストミストがウエハ
1の方向に戻らないようにフォトレジストミストを下向
きに反射させるように傾斜されている。
【0020】メインフード8の支持部9の下端は処理容
器2の支持部3と一体的に連結されており、内外二重円
筒形状に配置されたメインフード8の支持部9と処理容
器2の支持部3との間の空間によって円形環帯形状のメ
イン排気ダクト13が形成されている。メイン排気ダク
ト13の上端はメインフード8のフード開口11に連通
されており、スピンチャック7に保持されたウエハ1の
外周空間を排気するようになっている。メイン排気ダク
ト13には真空ポンプ等の排気装置14に接続されたメ
イン排気管15が接続されており、メイン排気管15の
途中には可変流量調整弁としてのメインダンパ16が介
設されている。
【0021】スピンチャック7の中心の真上にはフォト
レジストが溶剤によって希釈されたフォトレジスト液1
8を滴下するためのノズル17が昇降駆動装置(図示せ
ず)によって垂直方向に昇降するように設備されてお
り、ノズル17はフォトレジスト液18を少量だけウエ
ハ1の上に滴下し得るように構成されている。
【0022】メインフード8の外側上方にはサブ排気フ
ード(以下、サブフードという。)21が昇降自在に設
備されており、サブフード21はメインフード8の支持
部9よりも大径の円筒形状に形成された支持部22と、
支持部22の上端から径方向内向きに突設されたフード
部23とを備えている。フード部23は円形のリング形
状に形成されており、そのフード開口24はメインフー
ド8のフード部10のフード開口11と同一に形成され
て同軸上に配設されている。このフード部23は薄板形
状に形成されて水平に張り出すように支持部22の基端
から90°に内向きに全体的に屈曲されている。
【0023】サブフード21の支持部22の下端部には
ガイド部25が円形のチャンネル型鋼形状に一体的に屈
曲成形されており、このガイド部25の内周はメインフ
ード8の支持部9の外周に摺動自在に嵌合されている。
ガイド部25の内周と支持部9との摺動面間はシール状
態が維持されるように構成されており、サブフード21
の支持部22とメインフード8の支持部9とガイド部2
5の底部との間の空間によって円形環帯形状のサブ排気
ダクト26が形成されている。サブ排気ダクト26の上
端はサブフード21のフード開口24に連通されてお
り、メインフード8のフード開口11の上方空間を排気
するようになっている。サブ排気ダクト26には真空ポ
ンプ等のサブ排気装置27に接続されたサブ排気管28
が接続されており、サブ排気管28の途中には可変流量
調整弁としてのサブダンパ29が介設されている。
【0024】サブフード21の支持部22の外周とその
外方の機枠(図示せず)との間には、サブフード21を
メインフード8に対して昇降させるための昇降装置30
が設備されている。すなわち、サブフード21の支持部
22の外周にはラック31が垂直方向に固定的に敷設さ
れており、このラック31は支持部22の外方の機枠に
回転自在に支承されたピニオン32に往復直線運動し得
るように噛合されている。ピニオン32は回転駆動装置
としてのサーボモータ33に回転駆動されるように連結
されており、サーボモータ33はコンピュータ等によっ
て構築されたコントローラ34によって制御されるよう
になっている。そして、このコントローラ34はサーボ
モータ33と共に、メインフード8のダンパ16および
サブフード21のダンパ29を統括的に制御するように
構成されている。さらに、コントローラ34はスピンチ
ャック7を回転駆動する駆動装置5を後述する回転制御
シーケンスをもって制御するように構成されている。
【0025】次に作用を説明する。被塗布物としてのウ
エハ1はスピンチャック7上に載せられて真空吸着等の
ような手段により保持される。続いて、ウエハ1は駆動
装置5によって回転軸6を介してコントローラ34の制
御により所定の回転制御シーケンスをもって回転され
る。所定の回転数のところで、所定の粘度(例えば、5
0mPa・S)のフォトレジスト液18が少量(例え
ば、1.0ml)だけノズル17からウエハ1の中心上
に滴下される。滴下されたフォトレジスト液18はウエ
ハ1の外周辺の方向に(ウエハ1の周縁と接線をなす方
向)に遠心力によって拡散されるため、ウエハ1の表面
にはフォトレジストの塗布膜(以下、塗布膜という。)
19が全体にわたって均一に形成されることになる。
【0026】この際、図1に示されているように、ウエ
ハ1の外方に飛散したフォトレジスト液18やフォトレ
ジストミスト18aの一部は、メイン排気ダクト13に
より吸引されて外部に排出され、その残部はサブフード
21のサブ排気ダクト26によって吸引されて外部に排
出される。
【0027】ところで、ウエハ1の直径が大径(例え
ば、200mm)になると、フォトレジスト液18の滴
下量が増大するとともに、スピンナ塗布に際しての回転
速度も増大するため、滴下されたフォトレジスト液18
から飛散するフォトレジストミスト18aの量も増加
し、また、フォトレジストミスト18aの粒径は小さく
なる。そこで、大径のウエハ1のスピンナ塗布作業にお
いては、処理容器2からの排気流量を増加することによ
ってフォトレジストミスト18aを速やかに処理容器2
の外部に排出させる必要が発生する。
【0028】他方、フォトレジスト液18の滴下後にお
ける塗布膜19の形成過程において、ウエハ1付近の気
流はウエハ1の回転によって誘起される回転流と、メイ
ン排気ダクト13およびサブ排気ダクト26の排気力に
よって発生する排気流とが合成されたものとなるため、
ウエハ1の中央部における塗布膜19に接触する風量は
少なくなり、ウエハ1の周辺部における塗布膜19の接
触風量は多くなる。その結果、ウエハ1の周辺部におけ
るフォトレジスト液18の溶剤蒸発が促進されることに
より、周辺部の膜厚が厚くなる。
【0029】そのため、フォトレジストミスト18aを
速やかに処理容器2の外部に排出させるのに処理容器2
に対する排気流量を単純に増加させた場合には、ウエハ
1の周辺部における塗布膜19に接触する風量は益々増
大するため、ウエハ1の周辺部におけるフォトレジスト
液18の溶剤蒸発が益々促進されることにより、周辺部
の膜厚が益々厚くなってしまい、ウエハ1内の膜厚分布
がより一層顕著に不均一になってしまう現象が発生す
る。
【0030】この現象を回避するために、本実施例にお
いては、次のような制御が実行される。まず、図3に示
されている回転制御シーケンスのように、ノズル17か
ら滴下されたフォトレジスト液18がウエハ1の全面に
広がるまでの期間は、ウエハ1が塗布膜19の形成回転
数よりも大きい回転数をもって高速回転され、滴下され
たフォトレジスト液18がウエハ1の全面に広がった後
に、ウエハ1が乱流の影響を受けない塗布膜形成回転数
まで減速されてウエハ1が回転される。
【0031】すなわち、図3はウエハの回転制御シーケ
ンスを示しており、縦軸にウエハの回転数(rpm)が
取られ、横軸に塗布処理時間(sec)が取られてい
る。スピンチャック7に真空吸着保持されると、ウエハ
1は回転軸6を介して駆動装置5によってフォトレジス
ト液滴下時用の回転数Nhをもって高速回転される。こ
の高速回転数Nhが安定する期間Taの所定の時点にお
いて、フォトレジスト液18がノズル17からウエハ1
の中心に滴下される。滴下後のフォトレジスト液18が
ウエハ1の全面に広がるまでの予め設定された所定の期
間Tbは、高速回転数Nhが維持される。
【0032】その後、ウエハ1の回転は回転による乱流
が発生しない回転数Nr未満である塗布膜形成用の回転
数Nlに減速される。この塗布膜形成用の低速回転数N
lは塗布膜19の厚さが変化しなくなるまで継続され
る。ここで、フォトレジスト液18の全面広がり期間T
bの終了後から乱流発生防止回転数Nr以下までの減速
期間Tcは可及的に短縮することが、膜厚精度を得る上
で有効である。
【0033】以上の回転制御シーケンスによれば、フォ
トレジスト液18の滴下およびその拡散に際しては、ウ
エハ1が高速回転数Nhをもって回転されるため、少量
のフォトレジスト液18によってウエハ1の全面に塗布
膜19を形成することができる。また、ウエハ1の全面
に広がった塗布膜19が所定の膜厚に達する前に低速回
転数Nlに減速されるため、高速回転数Nhにおいてフ
ォトレジスト液18を滴下したにもかかわらず、所定の
膜厚の塗布膜19が形成される。しかも、塗布膜19の
形成下では低速回転数Nlが維持されるため、乱流の影
響を回避することができ、塗布膜19はウエハ1の周辺
部から中央部にわたって均一な膜厚分布を形成すること
になる。
【0034】ここで、ウエハ1の高速回転中に大径のウ
エハ1にフォトレジスト液18が滴下されると、微小の
フォトレジストミスト18aが多量に発生してウエハ1
の上方に飛散することが、本発明者によって明らかにさ
れた。これは、次のような理由によると考えられる。
【0035】ウエハ1に滴下されたフォトレジスト液1
8には塗布膜19の形成に必要な量よりも余分な量が含
まれており、その余分なフォトレジスト液18はウエハ
1の回転によってウエハ外周の接線方向に次の式によ
って示される運動エネルギーEをもって飛散する。 E=(1/2)×M×V2 ・・・ 式において、Mはフォトレジストミスト18aの質
量、Vはウエハ外周を離脱する際のフォトレジストミス
ト18aの速度である。この離脱速度Vはウエハ1の半
径rと回転数Nに比例して大きくなる。また、フォトレ
ジストミスト18aの粒径はウエハ1の回転数Nに逆比
例し、質量Mは粒径の3乗に比例する。したがって、ウ
エハ1の回転数Nが大きく、ウエハ1の半径rが大きく
なるに従って、フォトレジストミスト18aの粒径は小
さく、ウエハ外周を離脱する速度Vは大きくなる。そし
て、粒径の小さくなったフォトレジストミスト18aは
重力よりも揚力の影響を受け易くなるため、フォトレジ
ストミスト18aは水平離脱よりも上昇離脱の傾向にな
り、ウエハ1の上面から比較的に高い位置に飛散する状
態になる。
【0036】大径のウエハ1の高速回転に際してフォト
レジストミスト18aが上方に飛散するこの現象に着目
して、本実施例においては、メイン排気ダクト13によ
る排気量を抑制しつつ、処理容器2全体としての排気量
を増加するためにサブフード21による排気制御シーケ
ンスが実施される。すなわち、ウエハ1が高速回転数N
hをもって回転されている間はメイン排気ダクト13に
よる排気量が抑制されるとともに、図1に示されている
ように、サブフード21が所定の高い位置まで上昇され
る。その後、ウエハ1の回転が低速回転数Nlに減速さ
れると、メイン排気ダクト13が通常の排気量に戻され
るとともに、図2に示されているように、サブフード2
1がメインフード8のフード開口11に近接する低い位
置に下降される。
【0037】以上のようにメイン排気ダクト13による
排気量が抑制されることにより、ウエハ1の外周辺部に
おける塗布膜19の接触風量の余分な増加は抑制される
ため、ウエハ1の周辺部におけるフォトレジスト液18
の溶剤蒸発は抑制され、その結果、ウエハ1の周辺部に
おける塗布膜19の膜厚の増大は抑制される。
【0038】他方、メイン排気ダクト13の吸引力の低
下されると、フォトレジストミスト18aは上方に飛散
し易くなるため、メイン排気ダクト13の吸引口である
フード開口11の上方に配置されているサブフード21
のサブ排気ダクト26によって吸引されて捕捉されるこ
とになる。このとき、サブフード21はメインフード8
のフード開口11から遠ざかっていることにより、吸引
容量が大きくなった状態になっているため、上昇するよ
うに飛散して来たフォトレジストミスト18aをきわめ
て効果的に補足する状態になる。したがって、メイン排
気ダクト13の排気力が抑制されても、フォトレジスト
ミスト18aはウエハ1の方向に戻ることなく処理容器
2の外部に全て排出されることになる。
【0039】ここで、メイン排気ダクト13の排気力が
抑制される程度に対応してサブフード21のサブ排気ダ
クト26の排気力が適宜調整される。このサブフード2
1のサブ排気ダクト26の排気力の調整は、サブフード
21の排気力とメイン排気ダクト13の排気力との間の
関係について実行される。そして、この排気力の調整は
各ダンパ16、29の開度を調節することによって実行
することができる。また、具体的な排気量の値は、フォ
トレジストの種類、フォトレジスト液の粘度、滴下量等
々の諸条件によって異なるため、実験やコンピュータを
使用した模擬実験等による経験的手法によって最適値を
予め求めることが望ましい。
【0040】前記実施例によれば次の効果が得られる。 (1) ノズル17から滴下されたフォトレジスト液1
8がウエハ1の全面に広がるまでの期間は、塗布膜19
の形成回転数よりも大きい回転数をもってウエハ1を高
速回転させることにより、フォトレジスト液18の滴下
およびその拡散に際して、少量のフォトレジスト液18
によってウエハ1の全面に塗布膜19を形成することが
できるため、フォトレジスト液18の使用量を減少させ
てリソグラフィー処理工程のコスト、しいては半導体装
置の生産コストを低減させることができるとともに、塗
布膜19の均一化に寄与することができる。
【0041】(2) 滴下されたフォトレジスト液18
がウエハ1の全面に広がった後に、乱流の影響を受けな
い塗布膜形成回転数まで減速させてウエハ1を回転させ
ることにより、高速回転数Nhにおいてフォトレジスト
液18を滴下したにもかかわらず、所定の膜厚の塗布膜
19が形成され、しかも、塗布膜19の形成下では低速
回転数Nlが維持されるため、乱流の影響を回避するこ
とができ、塗布膜19の膜厚分布をウエハ1の周辺部か
ら中央部にわたって均一に形成させることができる。
【0042】(3) メインフード8の上側に昇降自在
のサブフード21を配設することにより、サブフード2
1の上昇によってメイン排気ダクト13の排気力を補う
ことができるため、メイン排気ダクト13による排気量
を抑制することができ、その結果、ウエハ1の外周辺部
における塗布膜19のメイン排気ダクト13による接触
風量の余分な増加を抑制してウエハ1の周辺部における
フォトレジスト液18の溶剤蒸発を抑制することがで
き、ウエハ1の周辺部における塗布膜19の膜厚の増大
を抑制することができる。
【0043】(4) 前記(3)により、フォトレジス
ト液18の余分な溶剤の蒸発を抑制することができるた
め、フォトレジスト液18の消費量を減少させることが
でき、半導体装置の製造コストを低減させることができ
る。
【0044】(5) 他方、メイン排気ダクト13の吸
引力の増強が抑制されると、フォトレジストミスト18
aは上方に飛散し易くなってメイン排気ダクト13の吸
引口であるメインフード開口11の上方に配置されたサ
ブフード21のサブ排気ダクト26によって吸引されて
効果的に捕捉されることになるため、メイン排気ダクト
13の排気力が抑制されても、フォトレジストミスト1
8aはウエハ1の方向に戻ることなく処理容器2の外部
に全て排出させることができる。
【0045】(6) メイン排気ダクト13の排気力が
抑制される程度に対応してサブフード21のサブ排気ダ
クト26の排気流量を調整可能に構成することにより、
フォトレジストの種類、フォトレジスト液の粘度、滴下
量、ウエハの直径やウエハの回転速度等々の諸条件に対
応して最適値に制御することができるため、前記(3)
および(4)の効果を確実に確保することができるとと
もに、より一層高めることができる。
【0046】(7) ウエハ1上の塗布膜19に作用す
る気流量を減少させることにより、塗布雰囲気温度や塗
布雰囲気湿度が多少変動しても膜厚の変動を防止するこ
とができるため、安定した膜厚の塗布膜を形成すること
ができる。
【0047】(8) 塗布膜19の膜厚分布を全体的に
均一化することにより、塗布膜19の品質および信頼性
を高めることができるため、フォトレジストの塗布膜に
おいては現像時における現像残り箇所や現像過多箇所の
発生等を防止することができ、リソグラフィー処理全体
としての精度を向上させることができる。
【0048】図4は本発明の他の実施例であるフォトレ
ジスト塗布装置を示す正面断面図であり、図5(a)、
(b)は各作動状態をそれぞれ示す各平面図である。
【0049】本実施例2が前記実施例1と異なる点は、
サブフード21のフード部23のフード開口24におけ
る開口面積が調整されるように構成されている点にあ
る。すなわち、サブフード21には中央部に配置された
開口の面積を変更調整自在のシャッター35が設備され
ており、このシャッター35は写真機の絞り機構と同様
な構造に構成されている。シャッター35にはサーボモ
ータ36がワイヤ37を介して連結されており、サーボ
モータ36によって開口面積の調整を制御されるように
なっている。サーボモータ36はコントローラ34によ
って統括的に制御されるようになっている。
【0050】本実施例2においては、大径のウエハ1の
高速回転に際してフォトレジストミスト18aが上方に
飛散する前述した現象に着目して、メイン排気ダクト1
3による排気量を抑制しつつ、処理容器2全体としての
排気量を増加するためにサブフード21による排気制御
シーケンスが実施される。すなわち、ウエハ1が高速回
転数Nhをもって回転されている間はメイン排気ダクト
13による排気量が抑制されるとともに、サブフード2
1が所定の高い位置まで上昇され、かつ、サブフード2
1のシャッター35の開口面積が減少される。その結
果、ウエハ1の回転が低速回転数Nlに減速されると、
メイン排気ダクト13が通常の排気量に戻されるととも
に、サブフード21がメインフード8のフード開口11
に近接する低い位置に下降され、かつ、サブフード21
のシャッター35の開口面積が増大される。
【0051】以上のようにメイン排気ダクト13による
排気量が抑制されることにより、ウエハ1の外周辺部に
おける塗布膜19の接触風量の余分な増加は抑制される
ため、ウエハ1の周辺部におけるフォトレジスト液18
の溶剤蒸発は抑制され、その結果、ウエハ1の周辺部に
おける塗布膜19の膜厚の増大は抑制される。
【0052】他方、メイン排気ダクト13の吸引力が低
下されると、フォトレジストミスト18aは上方に飛散
し易くなるため、メイン排気ダクト13の吸引口である
フード開口11の上方に配置されているサブフード21
のサブ排気ダクト26によって吸引されて捕捉されるこ
とになる。このとき、サブフード21はメインフード8
のフード開口11から遠ざかっているとともに、シャッ
ター35の開口面積が小さくなっていることにより、吸
引容量が大きくなった状態になっているため、上昇する
ように飛散して来たフォトレジストミスト18aをきわ
めて効果的に補足する状態になる。したがって、メイン
排気ダクト13の排気力が抑制されても、フォトレジス
トミスト18aはウエハ1の方向に戻ることなく処理容
器2の外部に全て排出されることになる。
【0053】ここで、メイン排気ダクト13の排気力が
抑制される程度に対応してサブフード21のサブ排気ダ
クト26の排気力が適宜調整される。このサブフード2
1のサブ排気ダクト26の排気力の調整は、サブフード
21の排気力とメイン排気ダクト13の排気力との間の
関係について実行される。そして、この排気力の調整は
各ダンパ16、29の開度を調節することによって実行
することができる。また、具体的な排気量の値は、ウエ
ハの直径、ウエハの回転数、フォトレジストの種類、フ
ォトレジスト液の粘度、滴下量等々の諸条件によって異
なるため、実験やコンピュータを使用した模擬実験等に
よる経験的手法によって最適値を予め求めることが望ま
しい。
【0054】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0055】例えば、前記実施例2ではシャッターを昇
降自在のサブフードに設備した場合につき説明したが、
シャッターはメインフードに対して相対的に昇降しない
サブフードに設備してもよい。
【0056】また、サブフードの開口面積を変更調整自
在とする構成は、写真機のシャッターを使用するに限ら
ず、ダンパ等の開閉機構を使用してもよい。
【0057】排気路や排気装置はメインフードおよびサ
ブフードの各排気ダクト毎にそれぞれ別々に配設するに
限らず、共用するように構成してもよい。
【0058】サブフードの昇降制御およびフード開口の
開口面積制御は、ウエハの直径や回転数に対応して実行
するに限らず、フォトレジスト液の粘度や滴下量、フォ
トレジスト等の塗布材の種類等に対応して実行してもよ
い。
【0059】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるウエハ
上にフォトレジストを塗布する塗布技術に適用した場合
について説明したが、本発明はそれに限定されるもので
はなく、マスクにフォトレジストを塗布する場合や、液
晶パネルやコンパクトディスク、回路基板等にフォトレ
ジストを塗布する場合、さらには、フォトレジスト以外
の塗布材をウエハやマスク等に塗布する場合等、被塗布
物に塗布材を回転によって塗布する塗布技術全般に適用
することができる。
【0060】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0061】滴下された塗布材が被塗布物の全面に広が
るまでの期間は被塗布物を塗布膜の形成回転数よりも大
きい回転数をもって高速回転させることにより、塗布材
の滴下およびその拡散に際して、少量の塗布材によって
被塗布物の全面に塗布膜を形成することができるため、
塗布材の使用量を減少させて塗布工程の生産コストを低
減させることができるとともに、塗布膜の均一化に寄与
することができる。
【0062】滴下された塗布材が被塗布物の全面に広が
った後に、被塗布物を乱流の影響を受けない塗布膜形成
回転数まで減速させて被塗布物を回転させることによ
り、高速回転数において被塗布物を滴下したにもかかわ
らず、所定の膜厚の塗布膜が形成され、しかも、塗布膜
の形成下では低速回転数が維持されるため、乱流の影響
を回避することができ、塗布膜の膜厚分布を被塗布物の
周辺部から中央部にわたって均一に形成させることがで
きる。
【0063】被塗布物周りを排気する排気フードの上側
に高さ位置を調整自在なサブ排気フードを排気フードの
フード開口の上側空間を排気するように配設することに
より、サブ排気フードの高さ位置によって排気フードの
排気風量を補うことができるため、排気フードの排気風
量を抑制することができる。その結果、排気フードによ
る被塗布物周りの排気力の影響を抑制することができる
ため、被塗布物への排気風の接触量を全体にわたって均
等化することができ、塗布膜の膜厚分布を均一化するこ
とができる。他方、飛散するミストはサブ排気フードの
高さ位置調整による排気力の強さ調整によって吸引させ
て確実に捕捉させることができるため、ミストが被塗布
物に戻ることを確実に防止することができ、ミストが被
塗布物に再付着するのを防止することができる。
【0064】また、フード開口の開口面積を調整自在な
サブ排気フードを配設することにより、サブ排気フード
の開口面積の増減によってサブ排気フードの排気力を調
整することができるため、排気フードの排気力を補うこ
とができるとともに、ミストを確実に補足することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるフォトレジスト塗布装
置を示す正面断面図である。
【図2】サブフード下位置の作用を示す正面断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例であるフォトレジスト塗布方
法のシーケンスを示す線図である。
【図4】本発明の他の実施例であるフォトレジスト塗布
装置を示す正面断面図である。
【図5】(a)、(b)は各作動状態をそれぞれ示す各
平面図である。
【符号の説明】
1…ウエハ(被塗布物)、2…処理容器、3…支持部、
4…処理部、5…駆動装置、6…回転軸、7…スピンチ
ャック、8…メインフード(排気フード)、9…支持
部、10…フード部、11…メインフード開口、12…
跳ね返り防止面、13…メイン排気ダクト、14…排気
装置、15…メイン排気管、16…メインダンパ、17
…ノズル、18…フォトレジスト液、18a…フォトレ
ジストミスト、19…塗布膜、21…サブフード(サブ
排気フード)、22…支持部、23…フード部、24…
サブフード開口、25…ガイド部、26…サブ排気ダク
ト、27…サブ排気装置、28…サブ排気管、29…サ
ブダンパ、30…昇降装置、31…ラック、32…ピニ
オン、33…サーボモータ、34…コントローラ、35
…シャッター、36…サーボモータ、37…ワイヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山上 孝 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 田宮 洋一郎 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 大金 信哉 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 石内 正宏 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 兼松 雅義 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 黒岩 慶造 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器の内部に配設されているスピン
    チャックにより被塗布物を保持して回転させながら塗布
    材を表面上に供給して塗布し塗布膜を形成する塗布方法
    において、 供給された塗布材が被塗布物の全面に広がるまでの期間
    は塗布膜の形成回転数よりも大きい回転数をもって被塗
    布物を高速回転させ、供給された塗布材が被塗布物の全
    面に広がった後に、塗布膜形成回転数まで減速させて被
    塗布物を回転させることを特徴とする塗布方法。
  2. 【請求項2】 処理容器の内部に配設されているスピン
    チャックにより被塗布物を保持して回転させながら塗布
    材を表面上に供給して塗布し塗布膜を形成するように構
    成されており、処理容器の外側に排気フードが処理容器
    における被塗布物周りを排気するように配設されている
    塗布装置において、 前記排気フードの上側にフード開口の上側空間を排気す
    るサブ排気フードが配設されており、このサブ排気フー
    ドはフード開口に対する高さを調整自在に構成されてい
    ることを特徴とする塗布装置。
  3. 【請求項3】 処理容器の内部に配設されているスピン
    チャックにより被塗布物を保持して回転させながら塗布
    材を表面上に供給して塗布し塗布膜を形成するように構
    成されており、処理容器の外側に排気フードが処理容器
    における被塗布物周りを排気するように配設されている
    塗布装置において、 前記排気フードの上側にフード開口の上側空間を排気す
    るサブ排気フードが配設されており、このサブ排気フー
    ドはフード開口の開口面積を調整自在に構成されている
    ことを特徴とする塗布装置。
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