JP4519035B2 - 塗布膜形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板上に塗布液の膜を形成する塗布膜形成装置に関し、特に、略水平に保持され且つ回転制御がなされる基板の上面に塗布液を滴下し、塗布液を膜状に拡散して塗布膜を形成する塗布膜形成装置に関する。
半導体デバイスの製造におけるフォトリソグラフィ工程においては、例えば被処理基板である半導体ウエハ(以下、ウエハと称呼する)上に塗布液であるレジスト液を塗布しレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、レジスト膜を所定のパターンに露光する露光処理、露光後にレジスト膜内の化学反応を促進させる加熱処理(ポストエクスポージャベーキング)、露光されたレジスト膜を現像する現像処理等が順次行われ、ウエハ上に所定のレジストパターンが形成される。
これらの一連の処理工程のうち、レジスト塗布工程においては、例えば特許文献1に示されるようなスピンコーティング法を用いた塗布膜形成装置が知られている。図7は、特許文献1に示される塗布膜形成装置の構成を一部簡略化して示した図である。図7に示される塗布膜形成装置200においては、ウエハWを載置固定したスピンチャック201を回転させ、ウエハW上面の中心部に、溶剤供給機構202によりノズル203からレジスト液の溶媒としての溶剤(シンナー等)が先ず滴下されて拡散され、次いで、レジスト供給機構204によりノズル205からレジスト液が滴下される。そして、滴下されたレジスト液は、ウエハWの回転力と遠心力とによりウエハ中心部から周縁部に向けて渦巻状に拡散されて塗布される。
特開平7−320999号公報
ところで、特許文献1に示すようなスピンコーティング法を用いた塗布処理においては、ウエハW上で拡散されるレジスト液のうち、余分なレジスト液はウエハWの回転力によりウエハW外に振り切られる。振り切られ、飛散したレジスト液のうち、一部は塗布カップ206内に収容され、一部はウエハWの周辺においてミスト状の雰囲気となる。このため、特許文献1に示される構成にあっては、塗布カップ206の下方に排気口207が設けられ、ウエハWの周辺に発生したミストを排気口207から吸引するようになされている。
しかしながら、図7に示すように塗布カップ206の上方が開放され、排気口207がウエハWの下方に配置される構成の場合、形成される排気流路の影響により、膜厚が不均一になるという技術的課題があった。
即ち、図示するように排気口207からウエハW周辺のミストを吸引する場合、ミストはウエハW上方の外気と共に吸引され、上方から下方に向けて排気流路が形成される。その結果、ウエハWの中央部よりも周縁部に強い風圧が加わり、周縁部が早く乾燥し、乾燥したレジスト上にさらにレジスト液が塗布されるため、ウエハWの中央部よりも周縁部の膜厚が厚くなっていた。
また、図7に示すように塗布カップ206とウエハWとの間には、大きな隙間Gが形成されるため、ウエハWの上方にもミストが漏れて移動する。このため、ウエハWの上方にまで移動したミストを全て排気口207から吸引するには、強力な吸引力を必要とするという課題もあった。
さらに、図7の構成において排気量を測定するには、排気流路の下流、即ち排気口207等に風速計や流量計を設置する必要があるが、その場合、ミストにより計測器が汚染され、精度よく排気量の測定ができないという問題があった。
本発明は、前記したような事情の下になされたものであり、略水平に保持され且つ回転制御がなされる基板の上面に塗布液を滴下し、基板の回転力により塗布液を膜状に拡散して塗布膜を形成する塗布膜形成装置において、塗布膜の膜厚を均一に形成できると共に、塗布膜形成中に基板周囲に飛散したミスト状の塗布液の基板上方への漏れを低減でき、且つ、前記ミスト状の塗布液の排気に要する吸引力を削減でき、且つ、排気量を精度よく測定することのできる塗布膜形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明にかかる塗布膜形成装置は、基板を略水平に保持し基板を回転制御する基板保持回転手段と、前記基板保持回転手段を収容する処理カップと、前記処理カップの排気口に設けられた吸引手段と、前記基板の上面に塗布液を滴下する塗布液供給手段とを具備し、前記基板上に滴下された塗布液を基板の回転力により膜状に拡散し、基板上面に塗布膜を形成する塗布膜形成装置において、前記処理カップは、前記基板の出し入れを行うために上方に開放した開口部と、前記基板保持回転手段に保持された前記基板の下方において外気を吸引するための吸引口と、前記吸引口から吸引された外気と、前記基板への塗布膜形成時に生じる不要な雰囲気を排気するための排気口とを具備し、前記基板保持回転手段に保持された前記基板の周縁部と前記開口部とは、所定の間隙をもって配置されており、前記吸引手段の吸引により、前記基板保持回転手段に保持された前記基板の下方において、前記吸引口から前記排気口に至る排気流路が形成され、かつ前記間隙と前記排気流路とが連通していることを特徴としている。
このように処理カップの開口部と基板周縁部とが所定の間隙をもって配置されることにより、基板への塗布液の塗布が施される基板上方の処理空間と、排気・排液のための基板下方の空間とが分離される。これにより、処理カップ内で発生したミスト状の塗布液を含む不要な雰囲気の基板上方への漏れが抑制される。
また、処理カップ内において、外気を吸引するための吸引口と、処理カップ外に排気するための排気口とが設けられるため、処理カップ内に排気流路が形成され、小さな吸引力であっても、塗布膜形成処理によって発生したミストを排気することができる。
さらに、前記構成によれば、処理カップの開口部からは排気に伴う強い外気の流れ込みは起きず、基板周縁部における塗布液の乾燥が抑制される。これにより、膜厚分布の均一性に優れた塗布膜を得ることができる。
また、前記吸引口には、吸気流量を測定する吸気量センサが設けられることが望ましい。
このように、排気流路の上流に位置する吸引口に吸気量センサが設けられることにより、吸気量センサがミストにより汚染されず、精度よく吸気流量を測定することができる。尚、前記処理カップの開口部と基板周縁部との間隙から流入する雰囲気流量は少ないため、この吸気流量は排気流量とほぼ同一の値である。
また、汚染がないことからメンテナンスに係るコストを低減することができる。
また、前記排気流路において、前記吸気量センサよりも下流には、前記不要な雰囲気の前記吸引口への逆流を抑制する逆流防止手段が形成されることが望ましい。
このように構成することによって、不要な雰囲気であるミストを吸引する吸引手段の駆動が停止した場合であっても、前記吸引口へのミストの逆流を抑制し、ミストによる吸気量センサの汚染を防止することができる。
前記課題を解決するために、本発明にかかる塗布膜形成装置は、基板を略水平に保持し基板を回転制御する基板保持回転手段と、前記基板の上面に塗布液を滴下する塗布液供給手段とを具備し、前記基板上に滴下された塗布液を基板の回転力により膜状に拡散し、基板上面に塗布膜を形成する塗布膜形成装置において、前記基板の出し入れを行うために上方に開放した開口部と、前記基板への塗布膜形成時に生じる不要な雰囲気を排気するための排気口と、外気を吸引するための吸引口とを有する処理カップと、前記不要な雰囲気を前記排気口から吸引する吸引手段とを備え、前記処理カップの開口部に収容された前記基板の周縁部と前記開口部とは、所定の間隙をもって配置され、かつ前記処理カップに収容された前記基板よりも下方には、前記吸引口から前記排気口に至る排気流路が形成されると共に、前記間隙と排気流路とが連通しており、前記吸引口には、吸気流量を測定する吸気量センサが設けられることを特徴としている。
また、前記課題を解決するために、本発明にかかる塗布膜形成装置は、基板を略水平に保持し基板を回転制御する基板保持回転手段と、前記基板の上面に塗布液を滴下する塗布液供給手段とを具備し、前記基板上に滴下された塗布液を基板の回転力により膜状に拡散し、基板上面に塗布膜を形成する塗布膜形成装置において、前記基板の出し入れを行うために上方に開放した開口部と、前記基板への塗布膜形成時に生じる不要な雰囲気を排気するための排気口と、外気を吸引するための吸引口とを有する処理カップと、前記不要な雰囲気を前記排気口から吸引する吸引手段とを備え、前記処理カップの開口部に収容された前記基板の周縁部と前記開口部とは、所定の間隙をもって配置され、かつ前記処理カップに収容された前記基板よりも下方には、前記吸引口から前記排気口に至る排気流路が形成されると共に、前記間隙と排気流路とが連通しており、前記吸引口には、吸気流量を測定する吸気量センサが設けられ、前記排気流路において、前記吸気量センサよりも下流には、前記不要な雰囲気の前記吸引口への逆流を抑制する逆流防止手段が形成されることを特徴としている。
本発明にかかる塗布膜形成装置において、前記基板の周縁部と前記開口部とは、前記基板の径方向の距離が3mm以内、高さ方向の距離寸法が0.5〜2mmの範囲であって、かつ処理カップ開口部よりも基板の周縁部の方が低くなる間隙をもって、配置されていることが望ましい。
また、前記処理カップの上部に係合し、前記基板の略密閉された処理空間を形成するための蓋体と、前記処理空間に塗布液の溶剤をミスト状に供給する雰囲気制御手段とを備え、前記雰囲気制御手段により前記処理空間にミスト状の溶剤が供給された状態で、前記塗布液供給手段により滴下された塗布液が前記基板保持回転手段による基板の回転制御により拡散されることが望ましい。
このように構成することにより、塗布膜形成中に拡散される溶剤の蒸発が抑制され、拡散される塗布液の先端側の乾燥固化を防止することができる。
したがって、より塗布液の膜厚の均一化が図れると共に、塗布液及び排気・排液の少量化を図ることができる。
本発明によれば、略水平に保持され且つ回転制御がなされる基板の上面に塗布液を滴下し、基板の回転力により塗布液を膜状に拡散して塗布膜を形成する塗布膜形成装置において、塗布膜の膜厚を均一に形成できると共に、塗布膜形成中に基板周囲に飛散したミスト状の塗布液の基板上方への漏れを低減でき、且つ、前記ミスト状の塗布液の排気に要する吸引力を削減でき、且つ、排気量を精度よく測定することのできる塗布膜形成装置を得ることができる。
以下、本発明にかかる塗布膜形成装置につき、図に示す実施の形態に基づいて説明する。図1は、本発明に係る塗布膜形成装置としてのレジスト塗布処理ユニットを具備するレジスト塗布現像システムの概略構成を示す平面図であり、図2は、図1のレジスト塗布現像システムの正面図であり、図3は、図1のレジスト塗布現像システムの背面図である。
図1に示すように、レジスト塗布現像システム1は、例えば25枚のウエハWをカセット単位で外部からレジスト塗布現像システム1に対して搬入出したり、カセットCに対してウエハWを搬入出したりするカセットステーション2と、フォトリソグラフィ工程の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各処理ユニットを多段に配置している処理ステーション3と、この処理ステーション3に隣接して設けられている図示しない露光装置との間でウエハWの受け渡しをするインターフェイス部4とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には、カセット載置台5が設けられ、当該カセット載置台5は、複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在になされている。また、カセットステーション2には、搬送路6上をX方向に沿って移動可能なウエハ搬送体7が設けられている。このウエハ搬送体7は、カセットCに収容されたウエハWのウエハ配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり、X軸方向に配列された各カセットのウエハWに対して選択的にアクセスできるよう構成されている。
さらにウエハ搬送体7は、Z軸周りのθ方向に回転可能であり、後述する処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属する温調ユニット60やトランジションユニット61に対してもアクセスできるようになされている。
カセットステーション2に隣接する処理ステーション3は、複数の処理装置が多段に配置された、例えば5つの処理装置群G1〜G5を備えている。
処理ステーション3において、図1中の下側に、カセットステーション2側から第1の処理装置群G1、第2の処理装置群G2が順に配置されている。また、図1中の上側に、カセットステーション2側から第3の処理装置群G3、第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5が順に配置されている。
また、第3の処理装置群G3と第4の処理装置群G4との間には、第1の搬送装置10が設けられ、この第1の搬送装置10は、第1の処理装置群G1、第3の処理装置群G3及び第4の処理装置群G4内の各処理装置に選択的にアクセスしてウエハWを搬送できるようになされている。
また、第4の処理装置群G4と第5の処理装置群G5との間には、第2の搬送装置11が設けられ、この第2の搬送装置11は、第2の処理装置群G2、第4の処理装置群G5内の各処理装置に選択的にアクセスしてウエハWを搬送できるようになされている。
また、第1の処理装置群G1には、ウエハWに所定の液体を供給して処理を行う液処理装置、例えば図2に示すようにウエハWにレジスト液を塗布するレジスト塗布処理ユニット(COT)20、21、22、露光処理時の光の反射を防止する反射防止膜を形成するボトムコーティングユニット(BARC)23、24が下から順に5段に重ねられている。
また、第2の処理装置群G2には、液処理装置、例えばウエハWに現像液を供給して現像処理する現像処理ユニット(DEV)30〜34が下から順に5段に重ねられている。
また、第1の処理装置群G1及び第2の処理装置群G2の最下段には、各処理装置群G1、G2内の液処理装置に各種処理液を供給するためのケミカル室(CHM)35、36がそれぞれ設けられている。
また、図3に示すように第3の処理装置群G3には、温調ユニット(TCP)60、ウエハWの受け渡しを行うためのトランジションユニット(TRS)61、精度の高い温度管理下でウエハWを温度調節する高精度温調ユニット(CPL)62〜64及びウエハWを高温で加熱処理する高温度熱処理ユニット(BAKE)65〜68が順に9段に重ねられている。
第4の処理装置群G4では、例えば高精度温調ユニット(CPL)70、レジスト塗布処理後のウエハWを加熱処理するプリベーキングユニット(PAB)71〜74及び現像処理後のウエハWを加熱処理するポストベーキングユニット(POST)75〜79が下から順に10段に重ねられている。
また、第5の処理装置群G5では、ウエハWを熱処理する複数の熱処理装置、例えば高精度温調ユニット(CPL)80〜83、露光後のウエハWを加熱処理する複数のポストエクスポージャベーキングユニット(PEB)84〜89が下から順に10段に重ねられている。
また、第1の搬送装置10のX方向正方向側には、複数の処理装置が配置されており、例えば図3に示すようにウエハWを疎水化処理するためのアドヒージョンユニット(AD)90、91、ウエハWを加熱する加熱ユニット(HP)92、93が下から順に4段に重ねられている。
また、第2の搬送装置11のX方向正方向側には、例えばウエハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光ユニット(WEE)94が配置されている。
また、インターフェイス部4には、例えば図1に示すようにX方向に向けて延伸する搬送路40上を移動するウエハ搬送体41と、バッファカセット42が設けられている。ウエハ搬送体41は、Z方向に移動可能かつθ方向にも回転可能であり、インターフェイス部4に隣接した図示しない露光装置と、バッファカセット42及び第5の処理装置群G5に対してアクセスしてウエハWを搬送できるようになされている。
続いて、このように構成されたレジスト塗布現像システム1における一連のフォトリソグラフィ工程について説明する。
先ず、カセットステーション2において、未処理のウエハWを収容したカセットCから1枚のウエハWが、ウエハ搬送体7により第3の処理装置群G3のトランジションユニット(TRS)61に搬送される。そこでウエハWは、位置合わせが行われた後、アドヒージョンユニット(AD)90、91へ搬送され疎水化処理が行われる。次いで高精度温調ユニット(CPL)62〜64にて所定の冷却処理が行われ、第1の処理装置群G1のレジスト塗布処理ユニット(COT)20〜22に搬送されて、ウエハ表面上へのレジスト塗布処理が行われる。尚、トラジション装置61からレジスト塗布装置20〜22までのウエハWの搬送は第1の搬送装置10により行われる。
そして、ウエハWは、第1の搬送装置10により、第4の処理装置群G4のプリベーキング装置71〜74に搬送されて所定の加熱処理、即ちプリベーク処理が行われる。プリベークされたウエハWは、周辺露光ユニット(WEE)94に搬送され、そこでウエハWのエッジ部のみが露光処理される。
その後、ウエハWは、高精度温調ユニット(CPL)80〜83において冷却処理がなされ、インターフェイス部4のウエハ搬送体41によりバッファカセット42に一時保管される。
そしてバッファカセット42に一時的に保持されたウエハWは、ウエハ搬送体41により取り出され、図示しない露光装置に引き渡され、そこで露光処理が行われる。
露光処理を終えたウエハWは、再びインターフェイス部4を介して第5の処理装置群G5のポストエクスポージャベーキングユニット(PEB)84〜89に搬送され、そこで露光後の加熱処理が行われる。
次いでウエハWは、第2の搬送装置11により第2の処理装置群G2の現像処理装置30〜34に搬送されて現像処理が行われ、次いで第4の処理装置群G4のポストベーキングユニット(POST)75〜79に搬送されて、そこで、現像処理後の加熱処理が行われる。そしてウエハWは、第3の処理装置群G3の高精度温調ユニット(CPL)62〜64で冷却処理が行われ、ウエハ搬送体7によりカセットCに戻される。
続いて、本発明に係る塗布膜形成装置としてのレジスト塗布処理ユニット(COT)20〜22について詳細に説明する。尚、複数配置されるレジスト塗布処理ユニット(COT)20〜22は、夫々同様の構成を有しているものとし、以下ではレジスト塗布処理ユニット(COT)20を例に、その構成について説明する。
図4は、レジスト塗布処理ユニット(COT)20の第一の実施の形態の概略構成を示す断面図である。図示するように、レジスト塗布処理ユニット(COT)20は、ウエハWを略水平姿勢で保持するスピンチャック51と、スピンチャック51を回転させる回転機構52と、スピンチャック51を昇降させる昇降機構53と、スピンチャック41を収容する処理カップ55とを具備している。
尚、スピンチャック51と回転機構52とにより基板保持回転手段が構成される。
また、スピンチャック51は、図示しない吸引機構によってウエハWを減圧吸着して保持することができるようになされている。また、処理カップ55の上方からは、図示しないフィルターファンユニット(FFU)から、清浄な空気がダウンフローとしてウエハWに向けて供給されるようになっている。
また、ウエハWの上方には、レジスト液の溶媒として、シンナー液等の溶剤を滴下するためのノズル56が図示しない移動機構により水平方向及び鉛直方向に移動可能に設けられ、ノズル56には溶剤供給手段57により前記溶剤が供給されるようになされている。また、ノズル56と同様に、ウエハWの上方に、ノズル58が図示しない移動機構により水平及び鉛直方向に移動可能に設けられ、レジスト供給機構59によりノズル58にレジスト液が供給されるようになっている。尚、レジスト供給機構59及びノズル58により塗布液供給手段が構成される。
また、処理カップ55は、ウエハWの外側を囲うように配置された外周部材43と、外周部材43の内側においてウエハWの下方に近接してスピンチャック51を囲うように配置された気流制御部材44と、外周部材43の内側で、気流制御部材44よりも下方に配置された内カップ45とからなる。
外周部材43は、筒状の第1の鉛直壁43aと、この第1の鉛直壁43aの上部に内側に向けて延設された天井部43bと、天井部43bの内周縁に一体形成され、内壁面が外側下方に向けて傾斜した内周縁部43cとからなる。尚、この内周縁部43cにより、ウエハWを処理カップ55に対し出し入れするための開口部55bが形成される。
また、気流制御部材44はスピンチャック51を囲うように円環状に形成され、夫々が排気流路を形成するために設けられた第1壁44a、第2壁44b、第3壁44cからなる。尚、第1壁44aは、外側下方に向けて傾斜して設けられ、処理カップ55内に回収されるレジスト液を内カップ45内に導くようになされている。また、第3壁44cは、排気流路を形成するように設けられている。
また、内カップ45は、外周部材43の第1の鉛直壁43aより内側において筒状に形成され、第1の鉛直壁43aと共に外気の吸引口55aを形成する第2の鉛直壁45aと、第2の鉛直壁45aの下端から内側に形成された底部45bとからなる。さらに、この底部45bには、処理カップ55内に発生するミストを排気するための排気口55cと、内カップ45内に回収されたレジスト液を排出するための排液口55dとが形成されている。
また、このように形成された処理カップ55内にウエハWが収容されると、開口部55bとウエハWの周縁部とは、所定の間隙をもって配置される。即ち、図4に示されるように、前記基板の径方向の距離が3mm以内、高さ方向の距離寸法が0.5〜2mmの範囲であって、かつ処理カップ開口部よりも基板の周縁部の方が低くなる間隙をもって、配置されている。
これにより、処理カップ55内で振り切られて飛散した塗布液は、処理カップ55の内周縁部43cに衝突し、処理カップ55内に回収される。
また、開口部55bとウエハWの周縁部との間隙から僅かに吸引されるため、処理カップ55内でミスト状となったレジスト液を含む不要な雰囲気は、ウエハWの上方へ漏れることない。なお、前記間隙から基板上方の雰囲気も吸引されるがその吸気量は極僅かであるため、基板周縁に位置する塗布液を他の部分の塗布液に比べて急速に乾燥させることはない。
また、排気口55cの下流には図示しない吸引装置(吸引手段)が設けられており、この吸引装置が駆動すると、ウエハWの下方において、吸引口55aから排気口55cに至るまでの排気流路が形成されるようになっている。
また、前記間隙と前記排気流路とは連通しているため、処理カップ55内で発生したミストは、吸引口55aから吸引された外気と共に前記排気流路を通り、排気口55cから排気される。
また、吸気量センサとして、流量を測定する流量計46が吸引口55a内に設けられる。即ち、流量計46は、排気流路の上流に設けられ、ミストにより汚染されないようになされている。なお、前記したように前記間隙からの吸気量は僅かであるために、この吸気流量は排気流量とほぼ同一である。
このように、流量計46により排気流量を実質的に測定できるため、ミスト発生部よりも上流側に排気流量センサの設置が可能であり、センサ部へのミストの付着等による測定誤差が生じず、より正確な排気量のモニタリングが可能という効果がある。
このような構成において、図1に示した第1の搬送装置10によりレジスト塗布処理ユニット(COT)20にウエハWが搬送されると、ウエハWは昇降機構53により上方に移動されたスピンチャック51によって略水平に吸着保持される。
スピンチャック51に吸着保持されたウエハWは、昇降機構53により処理カップ55内に移動し収容され、ウエハWの上面中央部にノズル56から所定量の溶剤が滴下される。次いでスピンチャック51は回転機構52により回転され、ウエハW上に滴下された溶剤はウエハW上で拡散される。
そして、溶剤の拡散中にノズル58からレジスト液が滴下され、溶剤の膜を介してレジスト液が拡散し、ウエハWにレジスト膜が形成される。
尚、このとき、ウエハWから周囲に飛散する余分なレジスト液は処理カップ55によって回収され、一部はミストとなって、処理カップ55内に発生する。
一方、処理カップ55においては、図示しない吸引装置が駆動することにより、吸引口55aから排気口55cに至るまでの排気流路が形成され、処理カップ55内のミストは不要な雰囲気として、吸引口55aから吸引された外気と共に前記排気流路を通り、排気口55cから排気される。
以上のように本発明にかかる第一の実施の形態によれば、開口部55bとウエハWの周縁部とが微小な距離寸法になされ、ウエハWへのレジスト塗布が施されるウエハWの上方の処理空間と、排気・排液のためのウエハWの下方空間とが分離される。これにより、基板周縁から振り切られた塗布液を処理カップ内に回収できると共に、処理カップ55内で発生したミストのウエハW上方への漏れを抑制することができる。
また、処理カップ55内に外気を吸引するための吸引口55aと、処理カップ55外に排気するための排気口55cとが形成される。これにより処理カップ55内に排気流路が形成され、小さな吸引力であっても、塗布形成処理によって発生したミストを排気することができる。
また、前記のように排気流路が形成されるため、開口部55bからは排気に伴う外気の強い流れ込みは起きず、ウエハWの周縁部におけるレジストの乾燥が抑制される。これにより、膜厚分布の均一性に優れたレジスト膜を得ることができる。
さらに、排気流路の上流に位置する吸引口55aに流量計46が設けられることにより、流量計46がミストにより汚染されず、精度よく排気量を測定することができる。また、汚染がないことからメンテナンスに係るコストを低減することができる。
続いて、本発明に係る塗布形成装置としてのレジスト塗布処理ユニットの第二の実施の形態について説明する。図5は、第二の実施の形態におけるレジスト塗布処理ユニット(COT)の概略構成を示す断面図である。尚、図5において、図4に基づき説明したレジスト塗布処理ユニット(COT)の第一の実施形態と同じ構成の部分については同じ符号で示し、その詳細な説明は省略する。
図5に示すレジスト塗布処理ユニット(COT)20は、図4に示した第一の実施の形態の構成に対し、塗布処理が施される処理空間を密閉構造とする点において異なる。即ち、図5の構成においては、図4に示したスピンチャック51及び処理カップ55の構成に加え、処理カップ55の上部開口を防ぐ蓋体50を具備し、それらによって主要部が構成されている。
前記蓋体50は、ドーム状に形成され、その上部中央には、複数の管路を有する軸部50aが形成されている。この軸部50aは吊持アーム50bにより吊持され、吊持アーム50bは、図示しない昇降機構により昇降移動制御がなされる。即ち、吊持アーム50bの昇降移動により、処理カップ55の上部に対し蓋体50が垂直移動し、蓋体として開閉動作がなされるよう構成されている。尚、蓋体50の下部周縁には、Oリング等のシール部材50cが設けられており、蓋体50と処理カップ55とが接触(係合)した状態で、内部の処理空間が密閉するようになされている。
また、軸部50aには、溶剤を供給する溶剤供給機構57に接続された第1の溶剤供給通路50dと、レジスト液を供給するレジスト供給機構59に接続されたレジスト液供給通路50eが形成されている。第1の溶剤供給通路50dの先端には溶剤をウエハW上に滴下するためのノズル12が設けられ、レジスト液供給通路50eの先端にはレジスト液をウエハW上に滴下するためのノズル13が設けられている。尚、レジスト供給機構59と、レジスト液供給通路50eと、ノズル13とにより塗布液供給手段が構成される。
また、軸部50aには、第2の溶剤供給通路50f及び乾燥空気供給通路50gが形成され、第2の溶剤供給通路50fは、循環通路14に接続され、乾燥空気供給通路50gは、乾燥空気供給管路25に接続されている。
この場合、循環管路14は、第2の溶剤供給通路50fと排気口55cに接続されており、この循環管路14には、排気口55cから順に、排気中の液体を分離する気液分離器14a、送風ファン14b、フィルタ14c及び開閉弁14dが介設されている。
さらに、循環管路14の送風ファン14bとフィルタ14cとの間には、レジスト液の溶剤、例えばシンナー液Bを収容するタンク14eに接続する吐出管14fが接続されている。また、タンク14eは図示しないキャリアガス供給源にキャリアガス供給管14gを介して接続されている。
これにより雰囲気制御手段が構成され、キャリアガス供給源からタンク14e中のシンナーB内に供給されるキャリアガス例えばHeガスによってシンナーBが循環管路14に流れ、循環管路14内に流れる空気によってミスト状となって処理空間15に供給されるようになされている。
一方、乾燥空気供給管路25は、乾燥空気供給通路50gと除湿器25eとに接続され、この乾燥空気供給管路25には、開閉弁25a、フィルタ25b、送風ファン25c及び温度コントローラ25dが介設されている。
この構成において、除湿器25eにより所定の湿度例えば40%以下に除湿された空気が、温度コントローラ25dによって所定温度例えば室温(約23℃)に設定されて処理空間15内に供給されるように構成されている。
以上、説明したレジスト塗布処理ユニット20の構成によるレジスト塗布処理工程においては、次のように処理が行われる。
先ず、蓋体50が上部に移動した状態でウエハWが搬送され、ウエハWは昇降機構53により上方に移動されたスピンチャック51によって略水平に吸着保持される。
スピンチャック51に吸着保持されたウエハWは、昇降機構53により処理カップ55内に移動し、ウエハWの上面中央部にノズル12から所定量の溶剤が滴下される。次いでスピンチャック51は回転機構52により回転され、ウエハW上に滴下された溶剤はウエハW上で拡散される。そして、溶剤の拡散中にノズル13からレジスト液が滴下される。
また、同時に、蓋体50が降下して処理カップ55に対して密閉し、処理空間15を形成すると共に、循環管路14中に供給されるミスト状シンナーが第2の溶剤供給通路50fから処理空間15内に供給され、この状態でレジスト液がウエハWの表面全体に拡散される。
レジスト液がウエハWの表面全体に拡散された後、開閉弁14dを閉じると同時に開閉弁25aを開放して乾燥空気を処理空間15内に供給して処理空間15内のシンナー雰囲気を解除する。この際、処理空間15内に乾燥空気を供給せずに、蓋体50を上方に移動することにより処理空間15内のシンナー雰囲気を解除するようにしてもよい。この雰囲気解除と同時に、振り切り乾燥によってレジスト膜を形成する。
尚、レジスト液の拡散処理において、ウエハWから周囲に飛散する余分なレジスト液は処理カップ55によって回収され、一部はミストとなって、処理カップ55内に発生する。
処理カップ55においては、図示しない吸引装置が駆動することにより、吸引口55aから排気口55cに至るまでの排気流路が形成され、処理カップ55内のミストは不要な雰囲気として、吸引口55aから吸引された外気と共に前記排気流路を通り、排気口55cから排気される。
以上のように本発明にかかる第二の実施の形態によれば、ウエハWの表面にレジスト液を拡散させる際に、処理空間を密閉し、処理雰囲気中にレジスト液の溶剤(シンナー液)をミスト状にして供給することにより、拡散される溶剤の蒸発が抑制され、基板周縁部に拡散したレジスト液の乾燥固化を防止することができる。
したがって、前記の第一の実施の形態において得られる効果に加え、よりレジスト液の膜厚の均一化が図れると共に、レジスト液及び排気・排液の少量化を図ることができる。
尚、前記第一及び第二の実施の形態において説明したように、吸引口55aには、流量計46が設けられる。しかしながら、排気口55cから吸引を行う吸引装置が駆動停止した場合に、処理カップ55内に残るミストが吸気口55a内に逆流して流量計46を汚染する虞がある。
そこで、図6の吸引口55aの周辺拡大図に示すように、排気流路における流量計46よりも下流に、外気の吸引には影響しないがミストの逆流を抑制するよう傾斜した複数の気流制御板33aからなる逆流防止手段33を設けるのが望ましい。この逆流防止手段33を設けることで、より確実に流量計46の汚染を防止することができる。
また、前記実施の形態においては、被処理基板として半導体ウエハを例としたが、本発明における基板は、半導体ウエハに限らず、LCD基板、CD基板、ガラス基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
本発明は、例えば、半導体ウエハ等の基板を処理するレジスト塗布処理ユニットに適用でき、半導体製造業界、電子デバイス製造業界等において好適に用いることができる。
図1は、本発明に係る塗布膜形成装置としてのレジスト塗布処理ユニットを具備するレジスト塗布現像システムの概略構成を示す平面図である。 図2は、図1のレジスト塗布現像システムの正面図である。 図3は、図1のレジスト塗布現像システムの背面図である。 図4は、本発明に係る塗布膜形成装置としてのレジスト塗布処理ユニットの第一の実施の形態の概略構成を示す断面図である。 図5は、本発明に係る塗布膜形成装置としてのレジスト塗布処理ユニットの第二の実施の形態の概略構成を示す断面図である。 図6は、吸引口周辺の他の形態を示す一部拡大図である。 図7は、従来の塗布膜形成装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
13 ノズル(塗布液供給手段)
14 循環管路(雰囲気制御手段)
14a 気液分離器(雰囲気制御手段)
14b 送風ファン(雰囲気制御手段)
14c フィルタ(雰囲気制御手段)
14d 開閉弁(雰囲気制御手段)
14e タンク(雰囲気制御手段)
14f 吐出管(雰囲気制御手段)
14g キャリアガス供給管(雰囲気制御手段)
20 レジスト塗布処理ユニット(塗布膜形成装置)
33 逆流防止手段
33a 気流制御板
46 流量計(吸気量センサ)
50 蓋体
51 スピンチャック(基板保持回転手段)
52 回転機構(基板保持回転手段)
55 処理カップ
55a 吸気口
55b 開口部
55c 排気口
50e レジスト液供給通路(塗布液供給手段)
50f 第2の溶剤供給通路(雰囲気制御手段)
58 ノズル(塗布液供給手段)
59 レジスト供給機構(塗布液供給手段)
B シンナー(溶剤)
W ウエハ(基板)

Claims (7)

  1. 基板を略水平に保持し基板を回転制御する基板保持回転手段と、前記基板保持回転手段を収容する処理カップと、前記処理カップの排気口に設けられた吸引手段と、前記基板の上面に塗布液を滴下する塗布液供給手段とを具備し、前記基板上に滴下された塗布液を基板の回転力により膜状に拡散し、基板上面に塗布膜を形成する塗布膜形成装置において、
    前記処理カップは、前記基板の出し入れを行うために上方に開放した開口部と、
    前記基板保持回転手段に保持された前記基板の下方において外気を吸引するための吸引口と、
    前記吸引口から吸引された外気と、前記基板への塗布膜形成時に生じる不要な雰囲気を排気するための排気口とを具備し、
    前記基板保持回転手段に保持された前記基板の周縁部と前記開口部とは、所定の間隙をもって配置されており、前記吸引手段の吸引により、前記基板保持回転手段に保持された前記基板の下方において、前記吸引口から前記排気口に至る排気流路が形成され、かつ前記間隙と前記排気流路とが連通していることを特徴とする塗布膜形成装置。
  2. 前記吸引口には、吸気流量を測定する吸気量センサが設けられることを特徴とする請求項1に記載された塗布膜形成装置。
  3. 前記排気流路において、前記吸気量センサよりも下流には、前記不要な雰囲気の前記吸引口への逆流を抑制する逆流防止手段が形成されることを特徴とする請求項に記載された塗布膜形成装置。
  4. 基板を略水平に保持し基板を回転制御する基板保持回転手段と、前記基板の上面に塗布液を滴下する塗布液供給手段とを具備し、前記基板上に滴下された塗布液を基板の回転力により膜状に拡散し、基板上面に塗布膜を形成する塗布膜形成装置において、
    前記基板の出し入れを行うために上方に開放した開口部と、前記基板への塗布膜形成時に生じる不要な雰囲気を排気するための排気口と、外気を吸引するための吸引口とを有する処理カップと、
    前記不要な雰囲気を前記排気口から吸引する吸引手段とを備え、
    前記処理カップの開口部に収容された前記基板の周縁部と前記開口部とは、所定の間隙をもって配置され、かつ前記処理カップに収容された前記基板よりも下方には、前記吸引口から前記排気口に至る排気流路が形成されると共に、前記間隙と排気流路とが連通しており、
    前記吸引口には、吸気流量を測定する吸気量センサが設けられることを特徴とする塗布膜形成装置。
  5. 基板を略水平に保持し基板を回転制御する基板保持回転手段と、前記基板の上面に塗布液を滴下する塗布液供給手段とを具備し、前記基板上に滴下された塗布液を基板の回転力により膜状に拡散し、基板上面に塗布膜を形成する塗布膜形成装置において、
    前記基板の出し入れを行うために上方に開放した開口部と、前記基板への塗布膜形成時に生じる不要な雰囲気を排気するための排気口と、外気を吸引するための吸引口とを有する処理カップと、
    前記不要な雰囲気を前記排気口から吸引する吸引手段とを備え、
    前記処理カップの開口部に収容された前記基板の周縁部と前記開口部とは、所定の間隙をもって配置され、かつ前記処理カップに収容された前記基板よりも下方には、前記吸引口から前記排気口に至る排気流路が形成されると共に、前記間隙と排気流路とが連通しており、
    前記吸引口には、吸気流量を測定する吸気量センサが設けられ、
    前記排気流路において、前記吸気量センサよりも下流には、前記不要な雰囲気の前記吸引口への逆流を抑制する逆流防止手段が形成されることを特徴とする塗布膜形成装置。
  6. 前記基板の周縁部と前記開口部とは、前記基板の径方向の距離が3mm以内、高さ方向の距離寸法が0.5〜2mmの範囲であって、かつ処理カップ開口部よりも基板の周縁部の方が低くなる間隙をもって、配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された塗布膜形成装置。
  7. 前記処理カップの上部に係合し、前記基板の略密閉された処理空間を形成するための蓋体と、
    前記処理空間に塗布液の溶剤をミスト状に供給する雰囲気制御手段とを備え、
    前記雰囲気制御手段により前記処理空間にミスト状の溶剤が供給された状態で、前記塗布液供給手段により滴下された塗布液が前記基板保持回転手段による基板の回転制御により拡散されることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載された塗布膜形成装置。
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