JP5174391B2 - スピンコーター - Google Patents
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Description
第1発明のスピンコーターは、ディスク状部材を載置して回転制御装置により回転させる回転基盤と、前記回転基盤の上部に所望の滴下部材を供給するノズルと、前記ディスク状部材の上部からスピンアウトした前記滴下部材を散乱させることなく、内壁面に沿って下方に流して回収できる面を有するほぼドウナツ状で、前記滴下部材のスピンアウト面と、前記ドウナツ状の内壁面からなる散乱面との角度が前記スピンアウト面の上部において、90度より小さく、かつ、前記滴下部材のスピンアウト面と、前記ドウナツ状の内壁面からなる散乱面との角度が前記スピンアウト面の下部において、90度より大きく、さらに、前記ディスク状部材および前記回転基盤を内部に備えることができるコーティングカップと、前記コーティングカップのほぼ中心部で、前記ディスク状部材の上下に所定の隙間が設けられた環状突部と、前記コーティングカップの一方から前記滴下部材を回収するドレインパイプと、前記ドレインパイプに連結された回収タンクと、から少なくとも構成されていることを特徴とする。
ディスク状部材を載置して回転制御装置により回転させる回転基盤と、前記回転基盤の上部に所望の滴下部材を供給するノズルと、前記ディスク状部材の上部からスピンアウトした前記滴下部材を散乱させることなく、内壁面に沿って下方に流して回収できる面を有するほぼドウナツ状で、前記ディスク状部材および前記回転基盤を内部に備えているコーティングカップと、前記コーティングカップの一方から前記滴下部材を回収するドレインパイプと、前記ドレインパイプに連結された回収タンクとから少なくとも構成されていることを特徴とする。
第2発明のスピンコーターにおいて、第1発明のディスク状部材とコーティングカップの上部に設けられた環状突部との隙間は、5mm以内、好ましくは3.6mmであることを特徴とする。
第3発明のスピンコーターにおいて、第1発明のディスク状部材と回転基盤の底部とコーティングカップの下部に設けられた環状突部との隙間は、2mm以内、好ましくは1.0mmであることを特徴とする。
第4発明のスピンコーターにおいて、第1発明におけるコーティングカップの底部は、ドレインパイプに向かって傾斜していることを特徴とする。
第5発明のスピンコーターにおいて、第1発明のドレインパイプは、前記コーティングカップの底部より僅かに突出して設けられていることを特徴とする。
第6発明のスピンコーターにおいて、第1発明のコーティングカップの内面には、フッ素樹脂系の膜が形成されていることを特徴とする。
第1発明のスピンコーターは、ディスク状部材を載置して回転する回転基盤と、前記ディスク状部材の上面に所望の滴下部材を滴下するノズルと、余剰の滴下部材の散乱を防止するほぼドウナツ状コーティングカップと、前記ほぼドウナツ状コーティングカップから前記余剰の滴下部材を回収するドレインパイプと、前記ドレインパイプに連結された回収タンクとから構成されている。
第2発明のスピンコーターは、前記ディスク状部材とコーティングカップとの間にできる隙間の大きさを規定することにより、滴下部材が蒸気となって逃げるのを防ぎ、再使用ができる濃度に保つことができる。すなわち、前記ディスク状部材と前記コーティングカップの上部に設けられた環状突部との隙間は、実験の結果、5mm以内、好ましくは3.6mmであることを突き止めた。
第3発明のスピンコーターにおいて、回転基盤の底部と前記コーティングカップの下部に設けられた環状突部との隙間は、できるだけ狭いことが望ましい。しかし、前記ディスク状部材は、高速で回転しているため、工作精度等を考慮した場合、2mm以内、好ましくは1.0mmで良いことを突き止めた。
第4発明のスピンコーターにおいて、ほぼドウナツ状のコーティングカップの底部は、前記ドレインパイプに向かって傾斜している。すなわち、前記底部は、前記滴下部材が一部に滞留することなく、必ずドレインパイプに向かって流れ込むようになっているため、回収された滴下部材の濃度を一定にすることができるとともに、直ちに、再利用ができる。
第5発明のスピンコーターにおいて、ドレインパイプは、前記コーティングカップの底部より僅かに突出させ、常に一定量の滴下部材を前記コーティングカップの底部に溜めた後に回収されるようになっている。前記コーティングカップの底部に溜められた滴下部材は、蒸発により内部の蒸気を一定量とすることにより回収される滴下部材の濃度を同じに保つことができる。第3発明および第4発明は、滴下部材の溶剤濃度によりいずれか一方、あるいは両方が選択される。
第6発明のスピンコーターは、コーティングカップの内面にフッ素樹脂の膜が形成されているため、前記滴下部材が表面に付着しないので、不純物の除去が不要で、100%の再利用が可能になった。
12・・・ノズル
121・・・スピンアウト面
13・・・ディスク状部材
14・・・コーティングカップ
141・・・衝突面
142・・・内壁面
143・・・上部環状突部
144・・・下部環状突部
145・・・底部
15・・・回転軸
16・・・回転基盤
17・・・ドレインパイプ
18・・・回収タンク
Claims (6)
- ディスク状部材を載置して回転制御装置により回転させる回転基盤と、
前記回転基盤の上部に所望の滴下部材を供給するノズルと、
前記ディスク状部材の上部からスピンアウトした前記滴下部材を散乱させることなく、内壁面に沿って下方に流して回収できる面を有するほぼドウナツ状で、前記滴下部材のスピンアウト面と、前記ドウナツ状の内壁面からなる散乱面との角度が前記スピンアウト面の上部において、90度より小さく、かつ、前記滴下部材のスピンアウト面と、前記ドウナツ状の内壁面からなる散乱面との角度が前記スピンアウト面の下部において、90度より大きく、さらに、前記ディスク状部材および前記回転基盤を内部に備えることができるコーティングカップと、
前記コーティングカップのほぼ中心部で、前記ディスク状部材の上下に所定の隙間が設けられた環状突部と、
前記コーティングカップの一方から前記滴下部材を回収するドレインパイプと、
前記ドレインパイプに連結された回収タンクと、
から少なくとも構成されていることを特徴とするスピンコーター。 - 前記ディスク状部材と前記コーティングカップの上部に設けられた環状突部との隙間は、5mm以内、好ましくは3.6mmであることを特徴とする請求項1に記載されたスピンコーター。
- 前記回転基盤の底部と前記コーティングカップの下部に設けられた環状突部との隙間は、2mm以内、好ましくは1.0mmであることを特徴とする請求項1に記載されたスピンコーター。
- 前記コーティングカップの底部は、前記ドレインパイプに向かって傾斜していることを特徴とする請求項1に記載されたスピンコーター。
- 前記ドレインパイプは、前記コーティングカップの底部より僅かに突出して設けられていることを特徴とする請求項1に記載されたスピンコーター。
- 前記コーティングカップの内面には、フッ素樹脂系の膜が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5に記載されたスピンコーター。
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