JP3535997B2 - 現像処理装置及び現像処理方法 - Google Patents

現像処理装置及び現像処理方法

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は現像処理装置及び現
像処理方法に関し、例えば半導体ウエハ等の被処理基板
の表面に現像液を供給して現像処理を行う現像処理方法
及び現像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造においては、被処
理基板としての半導体ウエハにフォトレジストを塗布
し、フォトリソグラフィ技術を用いることで回路パター
ンをフォトレジストに転写し、これを現像処理すること
により回路を形成する。
【0003】現像処理工程においては、現像液をノズル
から半導体ウエハ上に連続供給し、パターン形成面に現
像液を所定時間だけ液盛りして接触させることにより塗
布レジスト膜の潜像パターンを現像する方式が一般的に
採用されている。
【0004】近時、現像液の消費量を節減し、かつウエ
ハ上に現像液を均一に液盛りするという観点から、多数
の液吐出孔が一直線上に所定間隔で設けられてなるノズ
ルを用いることがなされている。このようなノズルによ
れば、全ての吐出孔から同時に現像液を吐出することで
一度に広い範囲に亘って現像液を供給することができ
る。
【0005】ところで、このようなノズルを用い、現像
液をウエハの全面に亘って供給するには、このノズルを
ウエハに対向させた状態で、このノズルをウエハに対し
て相対的に移動させる必要がある。ノズルの移動方法に
着目すると、現像液の供給方法は、大きく回転方式とス
キャン方式とに分けられる。
【0006】前者の方式では、前記ノズルをウエハに近
接させ、液吐出孔から現像液を吐出させ、ノズルとウエ
ハとの間に現像液の連続液膜が形成されたところでウエ
ハをゆっくりと180°回転させる。このことで、現像
液を無駄にすることなく、ウエハに対する現像液の液盛
りがなされる。
【0007】後者のスキャン方式では、前記ノズルをウ
エハに対して一方向に水平にスキャンさせる。前述した
回転方式では、ウエハの中心部には周縁部と比較して多
くの現像液が供給されていたが、この方式では、ウエハ
のパターン形成面に完全に均一に現像液を供給すること
ができる利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した形
状のノズルを用いた現像処理方法においても、依然とし
て以下のような解決するべき課題がある。 (1) 従来の現像処理方式においては、前記回転方式
による場合であっても、スキャン方式による場合であっ
ても、パターン形成面の全面に現像液が液盛りされるま
でには一定の時間を要する。このため、最初に現像液が
接触した部位とその後に現像液が接触した部位との間で
現像の進行に差が生じ、この結果、場所によって解像度
にばらつきが生じてしまう恐れがある。
【0009】例えば、従来の回転方式においては、ノズ
ルの各液吐出孔からすだれ状に供給された現像液がパタ
ーン形成面に接触することで幾分広がって隣りの液流同
士が合体し、現像液の連続液膜がノズルとウエハとの間
に形成されてからウエハを回転させる必要がある。この
ため、現像液がパターン形成面に接触する前又は同時に
ウエハを回転させ始めることができず、現像液が最初に
供給された部位が他の部位に比べて過度に現像が進んで
しまうおそれがある。 (2) また、従来の装置においては、現像液がレジス
ト膜に最初に衝突するときの影響(ファーストインパク
ト)についても考慮しなければならない。
【0010】すなわち、現像液を供給する際に弁を開け
ると、初期圧力が一時的に大きくなり、吐出液流がレジ
スト膜にファーストインパクトとして衝撃を与え、その
部位だけ過度に現像が進んでしまうおそれがある。
【0011】最近の回路パターンの微細化、高密度化に
伴い、レジストがより高性能つまり高解像度化されてお
り、従来では無視されていたファーストインパクトの問
題がクローズアップされてきている。
【0012】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その主な目的は、現像液を被処理基板
上に液盛りする際に発生していた種々の問題を解決して
良好な現像を行なうことができる現像処理装置及び現像
処理方法を提供することにある。
【0013】また、この発明の更なる詳しい目的は、被
処理基板上に現像液の液盛りを行なう際に、場所によっ
て液盛りに時間差が生じる場合であっても、被処理基板
の全面に亘ってより均一な現像処理を行なえる現像処理
装置及び現像処理方法を提供することにある。
【0014】また、この発明の更なる別の目的は、ファ
ーストインパクトの影響による現像不良の発生を有効に
防止できる現像処理装置及び現像処理方法を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の主要な観点によれば、パターンが露光さ
れたフォトレジスト膜を有する被処理基板に現像液を供
給してフォトレジスト膜のパターン形成領域を現像処理
する現像処理装置であって、被処理基板を略水平に保持
する基板保持機構と、現像液を前記被処理基板の全面に
亘って供給し、前記パターン形成領域を現像液の液膜で
覆う現像液供給機構と、前記現像液供給機構に接続さ
れ、この現像液供給機構から被処理基板上に供給される
現像液の温度を現像の進行を抑えられる温度に制御する
現像液温度制御部と、被処理基板上に供給された現像液
の温度を制御する現像液温度制御機構とを有する。
【0016】このような構成によれば、現像液を現像の
進行をえられる温度で被処理基板上に液盛りした後
に、例えば、この現像液を加熱することによって現像を
進行させることができる。このことにより、場所によっ
て液盛りに時間差が生じる場合であっても、被処理基板
の全面に亘ってより均一な現像処理を行なえると共に、
ファーストインパクトの影響による現像不良の発生を有
効に抑制することができる。なお、例えばi線の場合に
は、現像液の温度を低下させることによって現像を進行
させるようにすることが好ましい。また、この発明の他
の観点によれば、パターンが露光されたフォトレジスト
膜を有する被処理基板に現像液を供給してフォトレジス
ト膜のパターン形成領域を現像処理する現像処理装置で
あって、被処理基板を略水平に保持する基板保持機構
と、現像液を前記被処理基板の全面に亘って供給し、前
記パターン形成領域を現像液の液膜で覆う現像液供給機
構と、被処理基板上に供給された現像液の温度を制御す
る現像液温度制御機構と、被処理基板上に供給された現
像液にガスを吹き付けるガス供給機構とを有する。
【0017】
【0018】そして、前記現像液加熱機構により、被処
理基板上に供給された現像液を加熱しつつこの現像液の
温度を制御することで、フォトレジスト膜のパターンの
現像を進行を制御する制御装置を有することが望まし
い。
【0019】さらに、被処理基板上に供給された現像液
に例えばNガスを吹き付けるガス供給機構を有し、こ
れにより、現像液膜を安定させるようにしても良い。こ
の場合、ガスは現像液の温度と略同じ温度に制御された
状態で供給されることが好ましい。
【0020】一方、現像終了直前に前記加熱機構の加熱
出力を増大させることで残留レジストを除去する制御装
置をさらに有するようにしても良い。
【0021】さらに、前記現像液供給機構による現像液
供給前に被処理基板上に純水を供給する純水供給機構を
有するものであっても良い。このような構成によれば、
現像液供給時に生じる不要な現像の進行の問題、特にフ
ァーストインパクトの問題をより効果的に解決すること
ができる。
【0022】なお、この場合、前記現像液供給機構及び
純水供給機構は、これらから供給される現像液と純水を
混合する混合部を有し、この混合部により混合された液
体を前記基板に吐出できるものであっても良い。さら
に、現像液と純水の混合比を制御する制御弁を設けるよ
うにすることが好ましい。
【0023】また、この発明の第2の主要な観点によれ
ば、パターンが露光されたフォトレジスト膜を有する被
処理基板に現像液を供給してフォトレジスト膜のパター
ン形成領域を現像処理する現像処理方法であって、現像
液供給機構に接続された現像液温度制御部によって現像
の進行を抑えられる温度に制御された現像液を前記現像
液供給機構から前記フォトレジスト膜のパターン形成領
域の全域に亘って供給し、前記パターン形成領域を現像
液の液膜で覆う現像液供給工程と、被処理基板上に供給
された現像液の温度を制御する現像液温度制御機構によ
って前記被処理基板上を覆う現像液膜の温度を制御し、
レジスト膜のパターンの現像進行を制御する現像液温
制御工程とを有することを特徴とする現像処理方法が提
供される。
【0024】この現像処理方法は、前記現像処理装置に
適用されるものであり、これにより、場所によって液盛
りに時間差が生じる場合であっても、被処理基板の全面
に亘ってより均一な現像処理を行なえると共に、ファー
ストインパクトの影響による現像不良の発生を有効に抑
制することができる。また、この発明の他の観点によれ
ば、パターンが露光されたフォトレジスト膜を有する被
処理基板に現像液を供給してフォトレジスト膜のパター
ン形成領域を現像処理する現像処理方法であって、現像
の進行を抑えられる温度に制御された現像液を前記フォ
トレジスト膜のパターン形成領域の全域に亘って供給
し、前記パターン形成領域を現像液の液膜で覆う現像液
供給工程と、その後、前記被処理基板上に供給された現
像液にガスを吹き付けることで現像液を安定させる工程
と、その後、前記被処理基板上を覆う現像液膜の温度を
制御し、レジスト膜のパターンの現像の進行を制御する
現像液温制御工程とを有する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面を参照して説明する。図1は、本発明の現像処理装置
を示す概略構成図である。
【0026】この現像処理装置は、ケーシング1と、こ
のケーシング1内において上方に開放したカップ2と、
このカップ2内に設けられ被処理基板としてのウエハW
を保持するウエハ保持部3と、このウエハW上に現像液
を所定の温度(例えば約5℃)に制御した状態で供給す
る現像液供給ユニット4と、このウエハW上に供給され
た現像液面に対して例えばNガスを吹き付けるための
ガス供給ユニット5と、ウエハW上に供給された現
像液を加熱して現像を進行させるための遠赤外線ヒータ
6と、ウエハW上に例えば純水等の洗浄液を供給する洗
浄液供給ユニット7とを有する。
【0027】ウエハ保持部3は、ウエハWを吸着保持す
るスピンチャック10と、このスピンチャック10を回
転駆動すると共に昇降駆動するスピンチャック駆動機構
11とを備えている。このウエハ保持部3は、ウエハW
上に供給された現像液を洗浄液を用いて洗浄除去する際
に、ウエハWを高速で回転させ、遠心力により現像液及
び洗浄液を振り切る機能を有する。ウエハWの縁部から
振り切られた現像液は、前記カップ2により受け止めら
れ、このカップ2の下端部に設けられた排液路12から
外部に排出されるようになっている。
【0028】なお、図に13で示すのはカップ2内部の
雰囲気を排気するための排気管である。この排気管13
を通してカップ2内の排気を行うことで、前記カップ2
の上端開口(図示せず)からクリーンルーム内のダウン
フローが図に点線矢印で示すように導入され、前記ケー
シング1内及びカップ2内に下向きの気流を形成する。
このことによって、ウエハWから飛散したミスト状の現
像液や洗浄液がカップ2の上端開口から上方に飛散して
装置外を汚染することが防止される。
【0029】一方、前記現像液供給ユニット4は、図に
15で示す現像液供給ノズルを有している。図2は、こ
の現像液供給ノズル15とウエハWとの関係を示す斜視
図である。この現像液供給ノズル15は、前記ウエハW
の直径よりも若干長い幅を有し、その下面には複数の現
像液吐出孔16が例えば2mmピッチで穿設されてい
る。このノズル15内には図示しない液溜めが設けられ
ており、現像液はこの液溜めに一旦貯留された後、全て
の吐出孔16から略均一な圧力で吐出されることにな
る。各吐出孔16から吐出された現像液流は、図2に1
7で示すように隣り合う現像液流が互いに接触しあって
薄い膜状になり前記ウエハWのパターン形成領域上に供
給されることになる。
【0030】また、前記現像液供給ノズル15の上面両
端部からは一対の現像液供給配管18が導出され、この
現像液供給配管18は、図1に示すように、例えば流量
制御弁及び開閉弁からなる制御弁19、現像液を約5℃
に冷却するための温度制御部20を介して現像液供給源
21に接続されている。この現像液供給源21は、例え
ば、現像液が満たされたタンクを有し、このタンク内
に、圧送ガス、例えば窒素ガスを供給することにより、
前記現像液を前記現像液供給ノズル15側に圧送するよ
うになっている。
【0031】前記温度制御部20は、例えば、前記現像
液供給配管18を覆いこの現像液供給配管18内を流通
する現像液を5℃程度に温度制御できるウォータージャ
ケットと、このウォータジャケット内を流れる温調水
を冷却するための熱交換器とからなる。この温度制御部
20により温度制御された現像液は、前記制御弁19に
より流量制御及び開閉制御されることにより、前記現像
液供給ノズル15に送られ、前記ウエハW上に供給され
るようになっている。
【0032】また、前記Nガス供給ユニット5は、前
記ウエハW上に供給された現像液面に対してNガスを
吹き付けるためのNガス供給ノズル23を有する。こ
のN ガス供給ノズル23も、前記現像液供給ユニット
4と同様に、制御弁25、温度制御部26を介してN
ガス供給源27に接続されている。Nガス供給源27
からのNガスは、前記温度制御部26で前記現像液と
略同じ温度に制御された後、前記制御弁25を介して前
記Nガス供給ノズル23に供給される。前記制御弁2
5は、後で詳しく説明するように、前記現像液供給ユニ
ット4による現像液供給中若しくは現像液供給直後にN
ガスを現像液面に吹き付け、現像液の波立ち及び泡立
ちを防止する機能を奏する。
【0033】さらに、前記洗浄液供給ユニット7も、洗
浄液供給ノズル30を有し、前記制御弁31、温度制御
部32を介して洗浄液供給源33に接続されている。こ
の洗浄液供給源33は、例えば、洗浄液が満たされたタ
ンクを有し、このタンク内に、圧送ガス、例えば窒素ガ
スを供給することにより、前記洗浄液を前記洗浄液供給
ノズル30側に圧送するようになっている。この洗浄液
供給ユニット7は、前記現像液による現像が終了した後
に、洗浄液をウエハW上に供給し、現像終了後の現像液
を洗浄除去する機能を有する。
【0034】以上の現像液供給ユニット4、Nガス供
給ユニット5及び洗浄液供給ユニット7は、それぞれこ
れらのユニット4〜6をウエハWの直上に進退自在に駆
動する図示しない駆動機構によって保持されている。こ
の駆動機構は、直行座標系に沿って作動するXYZ駆動
機構であっても良いし、極座標系に沿って作動するZR
θ駆動機構であっても良い。
【0035】また、前記遠赤外線ヒータ6は、前記カッ
プ2上部の前記ウエハWに対向する位置に配置されてい
る。この赤外線ヒータ6は、複数個、所定の間隔を開け
て配置されており、上方からのダウンフローを妨げない
ように構成されている。各ヒータ6は、ヒータ制御部3
5に接続されており、このヒータ制御部35が作動する
ことで、遠赤外線をウエハWに向けて照射する。このこ
とによって、ウエハW上の現像液は遠赤外線によって直
接的又はウエハを介して間接的に加熱されることにな
る。
【0036】このヒータ制御部35は、図に36で示す
中央制御装置に接続されている。この中央制御装置36
は、このヒータ制御部35を介し、前記ウエハW上の現
像液の温度が後で詳しく説明する図3のチャートにした
がって昇温するように制御する。
【0037】また、前述した各構成も前記中央制御装置
36に接続され、この中央制御装置36によってプログ
ラム制御されるようになっている。さらに、前記ウエハ
保持部3もドライバを介して中央制御装置36に接続さ
れ、この中央制御装置36からの指令によって前記スピ
ンチャック10及びスピンチャック駆動機構11を作動
させるようになっている。
【0038】この中央制御装置36は、例えば、図4に
示すフローに従って各機構を制御する。以下、この制御
フローに従った現像処理方法の一例を説明する。
【0039】(1)ウエハのロード(ステップS1) まず、主面にレジスト膜が形成されパターン露光されて
なるウエハWを、現像処理装置にロードする(ステップ
S1)。この際、ウエハWは、図示しないウエハ搬送用
のメインアームに支持され、スピンチャック15上に載
置される。次いで、このスピンチャック15が動作して
ウエハWを吸着保持する。
【0040】この時、現像液供給ユニット4及び洗浄液
供給ユニット7は、図示しないホーム位置で待機してい
る。
【0041】(2)現像液をウエハW上に供給(ステッ
プS2〜S4) 次に、前記現像液供給ユニット4を、前記ホーム位置か
ら前記スピンチャック15上で保持されたウエハWの処
理領域に対向する位置に移動させ、次いで、降下させ
る。具体的には、前記ノズル15の先端をウエハWの上
方、例えば10mmの高さに位置させる。
【0042】次に、前記制御弁19を作動させ前記ノズ
ル15の各吐出孔16からウエハWに向けて前述したよ
うに約5℃に制御された現像液を吐出する(ステップS
2)。ノズル15の各吐出孔16から吐出された現像液
17は、図2に示すように隣合う液流が互いに接触して
カーテン状となり、前記ウエハWの表面に接触する。
【0043】そして、現像液吐出開始の直後(約0.3
秒後)に、前記スピンチャック駆動機構11を作動さ
せ、図2に矢印で示す方向に前記ウエハWを例えば30
〜90rpmの低速で回転させる(ステップS3)。こ
こで現像液の単位時間当たりの総吐出量は、例えば1.
8l/mに設定される。現像液の吐出及び30〜90r
pmの低速回転は、前記ウエハWが約180°回転する
間、すなわちウエハWの全面に現像液が供給されるま
で、時間にして約1.0秒間行なわれ、停止される(ス
テップS3、S4)。
【0044】このことで、ウエハWの略全面に約5℃の
現像液が液盛りされる。この液盛り完了時が、図3
(a)、(b)の時刻t0に相当する。なお、図3
(a)は、現像液の温度プロフィールを、縦軸に現像液
の温度、横軸に経過時間をとって示したものである。ま
た、図3(b)は、縦軸にヒータ6の出力、横軸に経過
時間を取って示したものである。
【0045】(3)Nガスの吹き付け(ステップS
5) ついで、現像液の供給直後に、前記Nガス供給ユニッ
ト5が作動し、前記ウエハWに液盛りされた現像液の液
面に対して温度制御されたNガスが吹き付けられる。
このことで、現像液が冷却されると共に液膜を安定させ
ることができる。このNガスの吹き付けは、図3
(a)に示す時刻t1まで行なわれる。
【0046】(4)遠赤外線ヒータによる現像液膜の加
熱(ステップS6〜S9) 現像液の液膜が安定したならば、前記中央制御装置36
は、前記遠赤外線ヒータ6を作動させ、前記現像液膜の
遠赤外線加熱を開始し、現像を進行させる。以下、この
中央制御装置36による現像液の温度制御を図3
(a)、(b)を参照して説明する。
【0047】すなわち、前述したように、前記現像液
は、約5℃に制御された状態でウエハ上に供給される
(時刻t0〜t1)。現像液は低温であることにより、
供給直後はレジストがほとんど溶解せず、したがって時
刻t0〜t1間は現像は進行しない。
【0048】ついで、時刻t1で図3(b)に示すよう
に前記遠赤外線ヒータ6を作動させると、図3(a)に
示すように現像液の液温は上昇を開始する。前記中央制
御装置36は、レジスト液の温度が23℃に達するまで
前記遠赤外線ヒータ6を一定の出力に保つ。現像液の昇
温にしたがって次第にレジスト溶解度が高められ、現像
が進行する。現像液の温度が適温である23℃に達した
ならば(時刻t2)、所定時間(時刻t2〜t3)の
間、現像液の液温を23℃に保持し、所望の解像度を得
る。この際、図3(b)に示すように、一旦ヒータの出
力を下げることによって現像液の液温を一定に保つよう
にしても良い。
【0049】最後に、前記中央制御装置36は、ヒータ
6の出力を上昇させることにより現像液の液温を約60
℃付近にまで急激に上昇させ、現像を終了する(時刻t
3〜t4)。この最後の工程は、レジスト膜にインパク
トを与え、残留レジストを除去するためのものである。
図5は、この現象を模式的に示したものである。
【0050】図5(a)は、前記時刻t0において、露
光済みレジスト膜50上に現像液膜51が形成される状
態を示したものである。この後、現像液膜51を加熱す
ることにより現像が進行すると、露光されたレジスト膜
部分50aは次第に現像液に溶解するが、場合によって
は、図5(b)に示すように、時刻t3においても露光
部分50aが完全には除去できず、図に符号Aで示すよ
うに、残留レジスト部分が残る可能性がある。このた
め、この実施形態では、最後(時刻t3〜t4)にヒー
タ6の出力を急激に上昇させることで、この残留レジス
ト部分Aにインパクトを与える。このことで、図5
(c)で示すように、この残留レジスト部分Aを除去す
ることが可能である。
【0051】(5)ウエハの洗浄(ステップS10,S
11) 前記中央制御装置36は、上述の現像処理が終了したな
らば、前記洗浄液供給ユニット7をウエハWの中央位置
に対向させる。そして、時刻t4で遠赤外線ヒータを停
止させると同時にウエハW上に純水等の洗浄液を噴出す
る。このことにより、現像液が冷却されるとともにウエ
ハW上から現像液が除去されるから現像の進行が停止す
る。
【0052】この洗浄液の吐出は、前記ウエハWを低速
で回転させながら行なわれ、ウエハW上の現像液は洗浄
液に押し流されてウエハWの周縁部からカップ2内に落
ち、前記排液路12から外部に排出される(ステップS
10)。ついで、一定時間経過後、洗浄液の供給を停止
させ、ウエハWを高速で回転させて、残留する現像液及
び洗浄液の振り切りを行う(ステップS11)。これに
より、ウエハWの乾燥がなされる。
【0053】(7)ウエハWのアンロード(ステップS
12) 以上の工程により現像処理が終了したならば、図示しな
いメインアームが、ウエハWをチャック10から受け取
り、ウエハWを現像装置から搬出させる(ステップS1
2)。
【0054】以上説明したレジスト現像処理方法によれ
ば、以下の効果を得ることができる。
【0055】第1に、場所によって現像液の液盛り開始
に時間差が生じる場合であっても、ウエハWのパターン
形成領域に形成されたレジスト膜を全面に亘って均一な
解像度で現像処理できる効果がある。
【0056】すなわち、従来の現像処理方法は、一直線
上に配置された液吐出孔を有するノズルに対してウエハ
を所定速度で回転させることで、適温に制御された現像
液をウエハW上に液盛り供給するものであった。このた
め、現像液が最初に供給される部位と、その位置から1
80°ずれた部位との間には約1秒の現像液供給時間差
が生じ、解像度に少なからぬ差が生じる可能性がある。
【0057】これに対して、この実施形態の現像処理方
法によれば、現像液を約5℃といったほとんど現像が進
行しない低温で液盛りするようにしたから、上述のよう
な供給時間差がある場合であっても、場所による現像の
ばらつきは生じない。そして、液盛り後に現像液を全面
に亘って均一に加熱することで現像を進行させるように
したから均一な解像度を得ることが可能である。
【0058】第2に、ファーストインパクトの影響によ
る現像不良の発生を有効に防止できる効果がある。
【0059】すなわち、従来の現像処理装置では、現像
液は、現像に適した温度(23℃)でウエハ上に供給さ
れる。このことから、レジストの種類によっては、最初
に現像液が接触した部位では、その際の衝撃によって過
度に現像が進んでしまういわゆるファーストインパクト
の影響が大きく生じることがあった。
【0060】これに対して、この実施形態によれば、前
記現像液は、ほとんど現像が進行しないような低温に制
御された状態でウエハW上に供給されるから、ファース
トインパクトによる悪影響はほとんど生じない。
【0061】このことにより、解像度の均一化が図れ、
一部のみが過度に現像されることが防止できる。
【0062】第3に、現像液を温度制御することで現像
の進行度を積極的に制御できる効果がある。
【0063】例えば、この実施例では、現像の最終期
(t3〜t4)に現像液の温度を急激に上昇させること
により、レジスト膜にインパクトを与え残留レジストを
効果的に除去する等の制御が行うようにした。なお、こ
のインパクトは、レジスト液全域に亘って均一に生じる
から、一部のみが過度に現像されることはない。
【0064】以上、第1〜第3の効果により、パターン
の線幅均一性を格段に向上させることができる。この結
果、より微細なパターン形成に対応することができる。
【0065】なお、この現像処理装置は、図6〜図8に
示す塗布現像処理システムに適用されることが好まし
い。
【0066】図6に示すように、この塗布現像処理シス
テムは、ウエハWが収容されたカセットCRからウエハ
Wを順次取り出すカセット部60と、カセット部60に
よって取り出されたウエハWに対しレジスト液塗布及び
現像のプロセス処理を行なうプロセス処理部61と、レ
ジスト液が塗布されたウエハWを図示しない露光装置に
受け渡すインタフェース部62とを備えている。
【0067】前記カセット部60には、カセットCRを
位置決め保持するための4つの突起部70aと、この突
起部70aによって保持されたカセット内からウエハW
を取り出す第1のサブアーム機構71とが設けられてい
る。このサブアーム機構71は、θ方向に回転自在に構
成され、カセットから取り出したウエハWを、このウエ
ハWを前記プロセス処理部61に設けられたメインアー
ム機構72側に受け渡す機能を有する。
【0068】このカセット部60とプロセス処理部61
間でのウエハWの受け渡しは第3の処理ユニット群G3
を介して行われるようになっている。この第3の処理ユ
ニット群G3は、図8に示すように複数のプロセス処理
ユニットを縦形に積み上げて構成したものである。すな
わち、この処理ユニット群G3は、ウエハWを冷却処理
するクーリングユニット(COL)、ウエハWに対する
レジスト液の定着性を高める疎水化処理を行なうアドヒ
ージョンユニット(AD)、ウエハWの位置合わせをす
るアライメントユニット(ALIM)、ウエハWを待機
させておくためのエクステンションユニット(EX
T)、レジスト塗布後の加熱処理を行なう2つプリベー
キングユニット(PREBAKE)、及び露光処理後の
加熱処理を行なうポストエキスポージャーベーキングユ
ニット(PEBAKE)及びポストベーキングユニット
(POBAKE)が順次下から上へと積み上げて構成さ
れている。
【0069】なお、この図に示すように、前記メインア
ーム機構72を挟んだ前記第3の処理ユニット群G3の
反対側には、第4の処理ユニット群G4が設けられてい
るが、前記第3の処理ユニット群G3と略同様に構成さ
れているので、その詳しい説明は省略する。
【0070】また、図6に示すように、このメインアー
ム機構72の周囲には、前記第3、第4の処理ユニット
群G3、G4を含む第1〜第5の処理ユニット群G1〜
G5がこのメインアーム機構72を囲むように設けられ
ている。前述した第3の処理ユニット群G3、G4と同
様に、他の処理ユニット群G1,G2,G5も各種の処
理ユニットを上下方向に積み上げ的に構成されている。
【0071】この実施形態の現像処理装置(DEV)
は、図7に示すように、前記第1、第2の処理ユニット
群G1、G2に設けられている。この第1、第2の処理
ユニット群G1,G2は、レジスト塗布装置(COT)
と現像処理装置(DEV)とを上下方向に積み上げ構成
したものである。
【0072】一方、前記メインアーム機構72は、図8
に示すように、上下方向に延接された筒状のガイド79
と、ガイド79に沿って上下駆動されるメインアーム7
8を備えている。また、このメインアーム78は平面方
向に回転し、かつ進退駆動されるように構成されてい
る。したがって、このメインアーム78を、上下方向に
駆動することで、ウエハWを前記各処理ユニット群G1
〜G5の各処理ユニットに対して任意にアクセスさせる
ことができるようになっている。
【0073】前記第1のサブアーム機構71からメイン
アーム機構72への前記ウエハWの受け渡しは、前記第
3の処理ユニット群G3の前記エクステンションユニッ
ト(EXT)及びアライメントユニット(ALIM)を
介して行われる。
【0074】ウエハWを受け取ったメインアーム機構7
2は、先ず、このウエハWを第3の処理ユニット群G3
のアドヒージョンユニット(AD)に搬入し、疎水化処
理を行なう。ついで、アドヒージョンユニット(AD)
からウエハWを搬出し、クーリングユニット(COL)
で冷却処理する。
【0075】冷却処理されたウエハWは、前記メインア
ーム機構72によって前記第1の処理ユニット群G1
(若しくは第2の処理ユニット群G2)のレジスト液塗
布装置(COT)に対向位置決めされ、搬入される。こ
のレジスト液塗布装置(COT)によりレジスト液が塗
布されたウエハWは、メインアーム機構72によってア
ンロードされ、第3、第4の処理ユニット群G3、G4
の加熱処理ユニット(PEBAKE)でレジスト溶媒を
蒸発させる加熱処理を施される。
【0076】次に、前記ウエハWはクーリングユニット
(COL)で冷却された後、第4の処理ユニット群G4
のエクステンションユニット(EXT)を介して前記イ
ンタフェース部62に設けられた第2のサブアーム機構
64に受け渡される。
【0077】ウエハWを受け取った第2のサブアーム機
構64は、受け取ったウエハWを順次バッファカセット
(BUCR)内に収納する。その後、図示しない露光装
置より受け取り信号が出されるとバッファカセット(B
UCR)に収納されたウエハを順次サブアーム機構64
により露光装置に受け渡す。この露光装置による露光が
終了したならば、露光済みウエハをサブアーム機構64
で受け取り、周辺露光ユニット(WEE)により、ウエ
ハ周縁部を例えば2mmの幅で周辺露光処理する。
【0078】周辺露光処理された後のウエハWは、前記
とは逆に第4の処理ユニット群G4を介してメインアー
ム機構72に受け渡され、このメインアーム機構72
は、この露光後のウエハWをポストエキスポージャーベ
ーキングユニット(PEBAKE)に受け渡す。このこ
とで、前記ウエハWは加熱処理され、その後、クーリン
グユニット(COL)にて所定の温度に冷却処理され
る。
【0079】ついで、ウエハWは、メインアーム機構7
2により、この実施形態の現像装置(DEV)に挿入さ
れ、現像処理が施される。現像処理後のウエハWは、い
ずれかのベーキングユニットに搬送され、加熱乾燥した
後、この第3の処理ユニット群G3のエクステンション
ユニット(EXT)を介してカセット部60に排出され
る。
【0080】なお、前記第5の処理ユニット群G5は、
選択的に設けられるもので、この例では前記第4の処理
ユニット群G4と同様に構成されている。また、この第
5の処理ユニット群G5はレール65によって移動可能
に保持され、前記メインアーム機構72及び前記第1〜
第4の処理ユニット群G1〜G4に対するメンテナンス
処理を容易に行ない得るようになっている。
【0081】この発明の現像処理装置を、図6〜図8に
示した塗布現像ユニットに適用した場合、複数のウエハ
の並行処理が容易に行なえるから、ウエハWの塗布現像
処理工程を非常に効率的に行なうことができる。また、
各処理ユニットが上下に積上げ式に構成されているから
装置の設置面積を著しく減少させることができる。
【0082】なお、この実施形態は、このような塗布現
像ユニット以外の装置にも適用可能であることはもちろ
んである。また、上記一実施形態は、その他発明の要旨
を変更しない範囲で種々変形可能である。
【0083】たとえば、前記一実施形態では、レジスト
液膜上に直接現像液を供給するようにしたが、現像液を
供給する前に純水を供給するようにしても良い。
【0084】すなわち、例えば、ウエハWの表面に純水
を供給した後に、現像液と純水の混合液を例えば徐々に
現像液の混合比率を高くしながら供給して、ウエハWの
表面に供給する処理液を純水から現像液に置換するよう
にする。これにより、現像液成分とレジスト成分とを緩
やかに反応させることができるから、上記の効果と相ま
って、ウエハWの全面に亘って均一な現像を行うことが
できる。
【0085】この方法を行うための具体的構成として
は、例えば、図9、図10に示すようなノズル構成が考
えられる。この図9、図10は、それぞれ、図11に示
すノズル15’の異なる位置、たとえば、長手方向の一
端部(断面B−B)及び他端部(断面C−C)で切断し
た縦断面図である。
【0086】図9、図10中、90は現像液溜め部、9
1は純水溜め部である。この現像液溜め部90、純水溜
め部91は、同形状を有しており、左右対称に配置され
ている。現像液溜め部90は、ノズル15’の一端から
導出された現像液供給配管92(図11)に接続されて
おり、純水溜め部91は、ノズル15’の他端から導出
された純水供給配管93(図11)に接続されている。
【0087】図9に示すように、現像液供給配管92か
ら供給された現像液は、現像液溜め部90、接続路95
を経て混合部96に流れ込み、図10に示すように、同
様に純水供給路93から供給された純水は、純水溜め部
91、接続路97を経て混合部96に流れ込み、この混
合部96内で混合され、吐出部99(吐出孔16)から
現像液と純水の混合液100としてウェハWの表面に供
給される構成になっている。
【0088】この場合、現像液は、予め図11に110
で示す第1の流量調整弁によって現像液溜め部90に流
れ込む流量が調整されており、同様に純水も、予め第2
の流量調整弁111によって純水溜め部91に流れ込む
流量が調整されているので、前記混合部96内では、現
像液及び純水が所定の混合比率で混合される構成になっ
ている。
【0089】さらに、この混合部96における現像液と
純水の混合比率は、第1の流量調整弁110、第2の流
量調整弁111の調整によって適宜変化させることが可
能であり、これにより、例えば現像処理の進行状況に合
わせて混合液中の現像液の濃度を徐々に高めていくこと
や、徐々に低くしていくことができる構成になってい
る。
【0090】このような構成により、現像液の供給時だ
けではなく、純水による現像液の洗浄時にも、例えば現
像液と純水の混合液を徐々に現像液の混合比率を低くし
ながら供給して、ウエハWの表面に供給する処理液を現
像液から純水に置換することも有効である。これによ
り、現像液から純水への急激な変化を緩和することがで
きる。従って、不溶レジストの固化によるパーティクル
発生を防ぐことが可能となる。
【0091】また、上記一実施形態では、回転方式を例
にとって説明したが、スキャン方式によるものであって
も良い。さらに、被処理基板としてウエハWを例にとっ
て説明したが、LCD用のガラス基板などであっても良
い。
【0092】さらに、上記一実施形態では、現像液
機構として、遠赤外線ヒータ6を挙げたが、現像液を加
熱できる構成を有するものであれば良く、例えば、ラン
プ、熱線ヒータ等も採用できる。
【0093】また、上記一実施形態では、最初、現像液
の液温を約5℃に制御した状態で供給するようにした
が、現像の進行を抑制できる温度であれば特定の温度に
限られないことはもちろんである。
【0094】さらに、i線の場合には、現像液を冷却す
ることで現像液が進行するので、最初は現像液を加熱し
た状態で供給し、徐々に冷却していく方法が有効であ
る。この場合の冷却手段としては、熱交換器の他、ペル
チェ素子等も有効である。
【0095】その他、この発明の要旨を変更しない範囲
で種々変形可能なことはいうまでもない。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
現像液をウエハ等の被処理基板上に液盛りする際に発生
していた種々の問題を解決して良好な現像処理を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の全体構成を示す模式
図。
【図2】同じく、ノズルとウエハの位置関係を示す斜視
図。
【図3】同じく、ヒータの出力制御による現像液温野制
御を説明するためのチャート。
【図4】同じく、現像処理工程を示すフローチャート。
【図5】同じく、残留レジストの除去を説明するための
工程図。
【図6】この発明の一実施形態が適用される塗布現像シ
ステムの全体構成を示す平面配置図。
【図7】この発明の一実施形態が適用される塗布現像シ
ステムの全体構成を示す正面配置図。
【図8】この発明の一実施形態が適用される塗布現像シ
ステムの全体構成を示す背面配置図。
【図9】この発明の他の実施形態にかかるノズルを示す
縦断面図。
【図10】同じく、他の実施形態にかかるノズルを示す
縦断面図。
【図11】この発明の他の実施形態にかかるノズルを示
す斜視図。
【符号の説明】
G1〜G5…処理ユニット群 W…ウェハ(被処理基板) 1…ケーシング 2…カップ 3…ウエハ保持部(基板保持機構) 3…スピンチャック 4…現像液供給ユニット(現像液供給機構) 5…Nガス供給ユニット(ガス供給機構) 6…遠赤外線ヒータ(現像液温制御機構、現像液加熱機
構) 7…洗浄液供給ユニット 10…スピンチャック 11…スピンチャック駆動機構 12…排液路 13…排気管 15…現像液供給ノズル 16…現像液吐出孔 18…現像液供給配管 19…制御弁 20…温度制御部 21…現像液供給源 23…ガス供給ノズル 25…制御弁 26…温度制御部 27…ガス供給源 30…洗浄液供給ノズル 31…制御弁 32…温度制御部 33…洗浄液供給源 35…ヒータ制御部 36…中央制御装置 50…露光済みレジスト膜 50a…露光部分 51…現像液膜 60…カセット部 61…プロセス処理部 62…インタフェース部 64…第2のサブアーム機構 65…レール 70a…突起部 71…第1のサブアーム機構 72…メインアーム機構 78…メインアーム 79…ガイド 92…現像液供給配管 93…純水供給配管 95…接続路 96…混合部 97…接続路 99…吐出部 100…混合液 110…第1の流量調整弁 111…第2の流量調整弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 錦戸 修一 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東 京エレクトロン九州株式会社 熊本事業 所内 (56)参考文献 特開 平3−124017(JP,A) 特開 平4−98824(JP,A) 特開 平10−50606(JP,A) 特開 平5−283332(JP,A) 特開 昭60−138550(JP,A) 特開2000−223394(JP,A) 特開 平3−192718(JP,A) 特開 平3−57212(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/30 501

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンが露光されたフォトレジスト膜
    を有する被処理基板に現像液を供給してフォトレジスト
    膜のパターン形成領域を現像処理する現像処理装置であ
    って、 被処理基板を略水平に保持する基板保持機構と、 現像液を前記被処理基板の全面に亘って供給し、前記パ
    ターン形成領域を現像液の液膜で覆う現像液供給機構
    と、前記現像液供給機構に接続され、この現像液供給機構か
    ら被処理基板上に供給される現像液の温度を現像の進行
    を抑えられる温度に制御する現像液温度制御部と、 被処理基板上に供給された現像液の温度を制御する現像
    液温度制御機構とを有することを特徴とする現像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 パターンが露光されたフォトレジスト膜
    を有する被処理基板に現像液を供給してフォトレジスト
    膜のパターン形成領域を現像処理する現像処理装置であ
    って、 被処理基板を略水平に保持する基板保持機構と、 現像液を前記被処理基板の全面に亘って供給し、前記パ
    ターン形成領域を現像液の液膜で覆う現像液供給機構
    と、 被処理基板上に供給された現像液の温度を制御する現像
    液温度制御機構と、 被処理基板上に供給された現像液にガスを吹き付けるガ
    ス供給機構とを有することを特徴とする現像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の現像処
    理装置において、 前記現像液温度制御機構は、被処理基板上に供給された
    現像液を加熱する現像液加熱機構であることを特徴とす
    る現像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の現像処
    理装置において、 像終了直前に前記現像液温度制御機構の出力を増大さ
    せることで残留レジストを除去する制御装置をさらに有
    することを特徴とする現像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の現像処
    理装置において、 前記現像液供給機構による現像液供給前に被処理基板上
    に純水を供給する純水供給機構を有することを特徴とす
    る現像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項記載の現像処理装置において、 前記現像液供給機構及び純水供給機構は、これらから供
    給される現像液と純水を混合する混合部を有するノズル
    であることを特徴とする現像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項記載の現像処理装置において、
    さらに、現像液と純水の混合比を制御する制御弁を有す
    ることを特徴とする現像処理装置。
  8. 【請求項8】 パターンが露光されたフォトレジスト膜
    を有する被処理基板に現像液を供給してフォトレジスト
    膜のパターン形成領域を現像処理する現像処理方法であ
    って、現像液供給機構に接続された現像液温度制御部によって
    現像の進行を抑えられる温度に制御された現像液を前記
    現像液供給機構から前記フォトレジスト膜のパターン形
    成領域の全域に亘って供給し、前記パターン形成領域を
    現像液の液膜で覆う現像液供給工程と、被処理基板上に供給された現像液の温度を制御する現像
    液温度制御機構によって前記被処理基板 上を覆う現像液
    膜の温度を制御し、レジスト膜のパターンの現像進行
    を制御する現像液温制御工程とを有することを特徴とす
    る現像処理方法。
  9. 【請求項9】 パターンが露光されたフォトレジスト膜
    を有する被処理基板に現像液を供給してフォトレジスト
    膜のパターン形成領域を現像処理する現像処理方法であ
    って、 現像の進行を抑えられる温度に制御された現像液を前記
    フォトレジスト膜のパターン形成領域の全域に亘って供
    給し、前記パターン形成領域を現像液の液膜で覆う現像
    液供給工程と、 前記現像液供給工程後、前記被処理基板上に供給された
    現像液にガスを吹き付けることで現像液を安定させる工
    程と、 前記現像液を安定させる工程後、前記被処理基板上を覆
    う現像液膜の温度を制御し、レジスト膜のパターンの現
    像の進行を制御する現像液温制御工程とを有することを
    特徴とする現像処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載の現像
    処理方法において、 前記現像液温制御工程は、前記被処理基板上を覆う現像
    液膜を加熱することによってレジスト膜のパターンの現
    進行を制御する現像液加熱工程を含むことを特徴と
    する現像処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の現像処理方法におい
    て、 前記現像液加熱工程は、現像終了直前に前記現像液温を
    増大させることで残留レジストを除去する残留レジスト
    除去工程を含むことを特徴とする現像処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項8または請求項9に記載の現像
    処理方法において、 さらに、前記現像液供給工程による現像液供給前に被処
    理基板上に純水を供給する純水供給工程を有することを
    特徴とする現像処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項8または請求項9に記載の現像
    処理方法において、 さらに、前記現像液供給工程による現像液供給前に被処
    理基板上に純水と現像液とを混合した液体を前記被処理
    基板上に供給する混合液供給工程を有することを特徴と
    する現像処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の現像処理方法におい
    て、 さらに、現像液と純水の混合比を制御する制御弁によ
    り、純水に対する現像液の混合比を次第に高める工程を
    有することを特徴とする現像処理方法。
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