JP2001057335A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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JP2001057335A
JP2001057335A JP2000167899A JP2000167899A JP2001057335A JP 2001057335 A JP2001057335 A JP 2001057335A JP 2000167899 A JP2000167899 A JP 2000167899A JP 2000167899 A JP2000167899 A JP 2000167899A JP 2001057335 A JP2001057335 A JP 2001057335A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理室内の圧力変動を極力抑制し、圧力変動
に伴う処理への悪影響を排除することができる基板処理
装置および基板処理方法を提供すること。 【解決手段】 処理室51内の上方から下方に向けて送
風するための送風ユニット61と、処理室51内の下方
から排気するための排気管71,72とが設けられ、こ
の処理室51内の圧力変動に連動して、コントローラ8
0によりスリットダンパー65の間隔およびオートダン
パー73の開度のうち少なくとも1つが制御され、送風
量または排気量が制御されて、処理室51内の圧力が略
一定に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
基板に対し、処理室内で送風しつつ現像処理等の処理を
施す基板処理装置および基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスのフォトリソグラフィー
工程においては、半導体ウエハにレジストを塗布し、こ
れにより形成されたレジスト膜を所定の回路パターンに
応じて露光し、この露光パターンを現像処理することに
よりレジスト膜に回路パターンが形成される。
【0003】従来から、このような一連の工程を実施す
るために、レジスト塗布現像処理システムが用いられて
いる。このようなレジスト塗布現像処理システムは、ウ
エハに塗布現像のための各種処理を施すための各種処理
ユニットが多段配置された処理ステーションと、複数の
半導体ウエハを収納するカセットが載置され、半導体ウ
エハを一枚ずつ処理ステーションに搬入し、処理後の半
導体ウエハを処理ステーションから搬出しカセットに収
納するカセットステーションと、このシステムに隣接し
て設けられ、レジスト膜を所定のパターンに露光する露
光装置との間でウエハを受け渡しするためのインターフ
ェイス部とを一体的に設けて構成されている。
【0004】このようなレジスト塗布現像処理システム
では、カセットステーションに載置されたカセットから
ウエハが一枚ずつ取り出されて処理ステーションに搬送
され、まずアドヒージョン処理ユニットにて疎水化処理
が施され、冷却処理ユニットにて冷却された後、レジス
ト塗布ユニットにてフォトレジスト膜が塗布され、加熱
処理ユニットにてベーキング処理が施される。
【0005】その後、半導体ウエハは、処理ステーショ
ンからインターフェイス部を介して露光装置に搬送され
て、露光装置にてレジスト膜に所定のパターンが露光さ
れる。露光後、半導体ウエハは、インターフェイス部を
介して、再度処理ステーションに搬送され、露光された
半導体ウエハに対し、まず、加熱処理ユニットにてポス
トエクスポージャーベーク処理が施され、冷却後、現像
処理ユニットにて現像液が塗布されて露光パターンが現
像される。その後、加熱処理ユニットにてポストベーク
処理が施され、冷却されて一連の処理が終了する。一連
の処理が終了した後、半導体ウエハは、カセットステー
ションに搬送されて、ウエハカセットに収容される。
【0006】上述した塗布現像システムにおいて、回転
系の処理ユニットである現像ユニットでは、露光後、ベ
ーク処理および冷却処理されたウエハが処理室内のスピ
ンチャックに装着され、現像液が供給されて、ウエハの
全面に例えば1mmの厚みになるように塗布される。こ
の現像液がウエハに塗布された状態で所定時間静止され
て、自然対流により現像処理が進行される。その後、ウ
エハがスピンチャックにより回転されて現像液が振り切
られ、リンス液が吐出されてウエハ上に残存する現像液
が洗い流され、スピンチャックが高速で回転され、ウエ
ハ上に残存する現像液およびリンス液が吹き飛ばされて
ウエハが乾燥されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
現像工程においては、現像ユニットの処理室内には、そ
の上方からフィルターを介して清浄空気が送風されると
ともに処理室の下方から排気され、処理室内に清浄空気
のダウンフローを形成するが、ウエハ全面に現像液を塗
布した状態で所定時間静止する際には、温度変化を防止
するために排気を停止し、現像液の静止終了間際に排気
を再開するようにしている。しかしながら、このように
現像液の静止中に排気を停止すると、現像ユニットの処
理室内の圧力が上昇する。
【0008】また、ウエハを現像ユニットに搬入する際
には、ウエハ搬送装置が現像ユニットのシャッターの正
面に到着すると、このシャッターを開き、ウエハ搬送装
置によりウエハをスピンチャックに受け渡すようにして
いるが、このシャッターを開く際、現像ユニットの処理
室内の圧力が低下する。
【0009】このような圧力変動は、従来、現像処理に
対してほとんど問題とならなかったが、近年、デバイス
の高集積化に伴いパターンが益々微細化しており、ま
た、省スペース化の観点から現像ユニットが小型化され
ているため、上述したような処理室内の圧力変動が現像
処理に影響を与えるおそれがある。
【0010】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、処理室内の圧力変動を極力抑制し、圧力変動
に伴う処理への悪影響を排除することができる基板処理
装置および基板処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の観点によれば、その中で基板に所定
の処理を施す処理室と、前記処理室内にその上方から下
方に向けて送風する送風手段と、前記処理室内をその下
方から排気する排気手段と、前記処理室内の圧力変動に
連動して、前記送風手段の送風量および排気手段の排気
量のうち少なくとも1つを調整し、処理室内の圧力を略
一定に維持する制御手段とを具備することを特徴とする
基板処理装置が提供される。
【0012】このような構成によれば、処理ユニットが
小型化されて処理室内の圧力が変動しやすい場合でも、
この圧力変動に連動して、送風量および排気量のうち少
なくとも1つを制御して処理室内の圧力を略一定に維持
するようにしているため、処理室内の圧力変動を極力抑
制することができ、圧力変動に伴う影響を排除すること
ができる。
【0013】本発明の第2の観点によれば、その中で基
板に所定の処理を施す処理室と、前記処理室内にその上
方から下方に向けて送風する送風手段と、前記処理室内
をその下方から排気する排気手段と、基板を処理室へ搬
入または処理室から搬出するための搬入出口と、この搬
入出口を開閉するシャッターと、このシャッターが開い
た際に、それに連動して前記送風手段の送風量を増加さ
せ、または排気手段の排気量を減少させるように制御
し、処理室内の圧力を略一定に維持する制御手段とを具
備することを特徴とする基板処理装置が提供される。
【0014】このような構成によれば、処理ユニットが
小型化されて被処理基板の搬入出のためのシャッターの
開閉に伴う処理室内の圧力変動しやすい場合であって
も、シャッターが開いた際に、それに連動して、送風量
を増加させ、または排気量を減少させるように制御して
処理室内の圧力を略一定に維持するようにしているた
め、シャッターが開いた際の圧力低下を補償して、処理
室内の圧力変動を極力抑制することができ、圧力変動に
伴う影響を排除することができる。
【0015】本発明の第3の観点によれば、基板を収容
する処理室と、前記処理室内で基板に対して処理液を供
給する処理液供給機構と、前記処理室内にその上方から
下方に向けて送風する送風手段と、前記処理室内をその
下方から排気するための排気手段と、基板に処理液が供
給された後の所定の期間に、前記排気手段の排気動作を
停止し、これに連動して、前記送風手段の送風量を減少
させ、前記処理室内の圧力を略一定に維持する制御手段
とを具備することを特徴とする基板処理装置が提供され
る。
【0016】このような構成によれば、基板に対して処
理液による液処理を施す際に、基板に処理液が供給され
た後の所定の期間に、温度変動等を防止するために排気
手段の排気動作を停止し、それによって処理室内の圧力
上昇があっても、排気動作の停止に連動して送風手段の
送風量を減少させて処理室内の圧力を略一定に維持する
ようにしているため、排気動作の停止に伴う圧力上昇を
補償して、処理室内の圧力変動を極力抑制することがで
き、圧力変動に伴う影響を排除することができる。
【0017】本発明の第4の観点によれば、処理室内で
基板に所定の処理を施す基板処理方法であって、前記処
理室内にその上方から下方に向けて送風するとともに、
その下方から排気し、この送風および排気の間に、前記
処理室内の圧力変動に連動して、前記送風手段の送風量
および排気手段の排気量のうち少なくとも1つを制御
し、処理室内の圧力を略一定に維持することを特徴とす
る基板処理方法が提供される。
【0018】本発明の第5の観点によれば、処理室内で
基板に所定の処理を施す基板処理方法であって、前記処
理室内にその上方から下方に向けて送風するとともに、
その下方から排気し、この送風および排気中に、基板を
搬入出するための搬入出口を開閉するシャッターを開
き、このシャッターが開いた際に、それに連動して送風
量を増加させ、または排気量を減少させて、処理室内の
圧力を略一定に維持することを特徴とする基板処理方法
が提供される。
【0019】本発明の第6の観点によれば、 処理室内
にその上方から下方に向けて送風するとともに、その下
方から排気しつつ、処理室内で基板に処理液を供給して
所定の液処理を施す基板処理方法であって、基板に処理
液が供給された後の所定の期間に、排気動作を停止し、
これに連動して、前記送風手段の送風量を減少させ、前
記処理室内の圧力を略一定に維持することを特徴とする
基板処理方法が提供される。
【0020】これら本発明の第4の観点ないし第6の観
点の構成によれば、それぞれ上記第1の観点ないし第3
の観点と同様の効果を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明
の基板処理装置の一実施形態に係る現像処理ユニットが
搭載されたレジスト塗布現像処理システムを示す概略平
面図、図2はその正面図、図3はその背面図である。
【0022】このレジスト塗布現像処理システム1は、
搬送ステーションであるカセットステーション10と、
複数の処理ユニットを有する処理ステーション11と、
処理ステーション11と隣接して設けられる露光装置
(図示せず)との間で被処理体としての半導体ウエハ
(以下、単にウエハと記す)を受け渡すためのインター
フェイス部12とを具備している。
【0023】上記カセットステーション10は、ウエハ
Wを複数枚例えば25枚単位でウエハカセットCRに搭
載された状態で他のシステムからこのシステムへ搬入ま
たはこのシステムから他のシステムへ搬出したり、ウエ
ハカセットCRと処理ステーション11との間でウエハ
Wの搬送を行うためのものである。
【0024】このカセットステーション10において
は、図1に示すように、ウエハカセットCRを載置する
載置台20上に図中X方向に沿って複数(図では4個)
の位置決め突起20aが形成されており、この突起20
aの位置にウエハカセットCRがそれぞれのウエハ出入
口を処理ステーション11側に向けて一列に載置可能と
なっている。ウエハカセットCRにおいてはウエハWが
垂直方向(Z方向)に配列されている。また、カセット
ステーション10は、載置台20と処理ステーション1
1との間に位置するウエハ搬送機構21を有している。
このウエハ搬送機構21は、カセット配列方向(X方
向)およびその中のウエハWのウエハ配列方向(Z方
向)に移動可能なウエハ搬送用アーム21aを有してお
り、このウエハ搬送用アーム21aによりいずれかのウ
エハカセットCRに対して選択的にアクセス可能となっ
ている。また、ウエハ搬送用アーム21aは、θ方向に
回転可能に構成されており、後述する処理ステーション
11側の第3の処理ユニット群G に属するアライメン
トユニット(ALIM)およびエクステンションユニッ
ト(EXT)にもアクセスできるようになっている。
【0025】上記処理ステーション11は、ウエハWに
対して塗布・現像を行う際の一連の工程を実施するため
の複数の処理ユニットを備え、これらが所定位置に多段
に配置されており、これらによりウエハWが一枚ずつ処
理される。この処理ステーション11は、図1に示すよ
うに、中心部に搬送路22aを有し、この中に主ウエハ
搬送機構22が設けられ、搬送路22aの周りに全ての
処理ユニットが配置されている。これら複数の処理ユニ
ットは、複数の処理ユニット群に分かれており、各処理
ユニット群は複数の処理ユニットが鉛直方向に沿って多
段に配置されている。
【0026】主ウエハ搬送機構22は、図3に示すよう
に、筒状支持体49の内側に、ウエハ搬送装置46を上
下方向(Z方向)に昇降自在に装備している。筒状支持
体49はモータ(図示せず)の回転駆動力によって回転
可能となっており、それにともなってウエハ搬送装置4
6も一体的に回転可能となっている。
【0027】ウエハ搬送装置46は、搬送基台47の前
後方向に移動自在な複数本の保持部材48を備え、これ
らの保持部材48によって各処理ユニット間でのウエハ
Wの受け渡しを実現している。
【0028】また、図1に示すように、この実施の形態
においては、4個の処理ユニット群G,G,G
が搬送路22aの周囲に実際に配置されており、処
理ユニット群Gは必要に応じて配置可能となってい
る。
【0029】これらのうち、第1および第2の処理ユニ
ット群G,Gはシステム正面(図1において手前)
側に並列に配置され、第3の処理ユニット群Gはカセ
ットステーション10に隣接して配置され、第4の処理
ユニット群Gはインターフェイス部12に隣接して配
置されている。また、第5の処理ユニット群Gは背面
部に配置可能となっている。
【0030】第1の処理ユニット群Gでは、カップC
P内でウエハWをスピンチャック(図示せず)に載置し
てウエハWにレジストを塗布するレジスト塗布処理ユニ
ット(COT)および同様にカップCP内でレジストの
パターンを現像する現像ユニット(DEV)が下から順
に2段に重ねられている。第2の処理ユニット群G
同様に、2台のスピナ型処理ユニットとしてレジスト塗
布処理ユニット(COT)および現像ユニット(DE
V)が下から順に2段に重ねられている。
【0031】第3の処理ユニット群Gにおいては、図
3に示すように、ウエハWを載置台SP(図1)に載せ
て所定の処理を行うオーブン型の処理ユニットが多段に
重ねられている。すなわち、レジストの定着性を高める
ためのいわゆる疎水化処理を行うアドヒージョンユニッ
ト(AD)、位置合わせを行うアライメントユニット
(ALIM)、ウエハWの搬入出を行うエクステンショ
ンユニット(EXT)、冷却処理を行うクーリングユニ
ット(COL)、露光処理前や露光処理後、さらには現
像処理後にウエハWに対して加熱処理を行う4つのホッ
トプレートユニット(HP)が下から順に8段に重ねら
れている。なお、アライメントユニット(ALIM)の
代わりにクーリングユニット(COL)を設け、クーリ
ングユニット(COL)にアライメント機能を持たせて
もよい。
【0032】第4の処理ユニット群Gも、オーブン型
の処理ユニットが多段に重ねられている。すなわち、ク
ーリングユニット(COL)、クーリングプレートを備
えたウエハ搬入出部であるエクステンション・クーリン
グユニット(EXTCOL)、エクステンションユニッ
ト(EXT)、クーリングユニット(COL)、および
4つのホットプレートユニット(HP)が下から順に8
段に重ねられている。
【0033】主ウエハ搬送機構22の背部側に第5の処
理ユニット群Gを設ける場合には、案内レール25に
沿って主ウエハ搬送機構22から見て側方へ移動できる
ようになっている。したがって、第5の処理ユニット群
を設けた場合でも、これを案内レール25に沿って
スライドすることにより空間部が確保されるので、主ウ
エハ搬送機構22に対して背後からメンテナンス作業を
容易に行うことができる。
【0034】上記インターフェイス部12は、奥行方向
(X方向)については、処理ステーション11と同じ長
さを有している。図1、図2に示すように、このインタ
ーフェイス部12の正面部には、可搬性のピックアップ
カセットCRと定置型のバッファカセットBRが2段に
配置され、背面部には周辺露光装置23が配設され、中
央部には、ウエハ搬送機構24が配設されている。この
ウエハ搬送機構24は、ウエハ搬送用アーム24aを有
しており、このウエハ搬送用アーム24aは、X方向、
Z方向に移動して両カセットCR,BRおよび周辺露光
装置23にアクセス可能となっている。また、このウエ
ハ搬送用アーム24aは、θ方向に回転可能であり、処
理ステーション11の第4の処理ユニット群Gに属す
るエクステンションユニット(EXT)や、さらには隣
接する露光装置側のウエハ受け渡し台(図示せず)にも
アクセス可能となっている。
【0035】このようなレジスト塗布現像処理システム
においては、まず、カセットステーション10におい
て、ウエハ搬送機構21のウエハ搬送用アーム21aが
載置台20上の未処理のウエハWを収容しているウエハ
カセットCRにアクセスして、そのウエハカセットCR
から一枚のウエハWを取り出し、第3の処理ユニット群
のエクステンションユニット(EXT)に搬送す
る。
【0036】ウエハWは、このエクステンションユニッ
ト(EXT)から、主ウエハ搬送機構22のウエハ搬送
装置46により、処理ステーション11に搬入される。
そして、第3の処理ユニット群Gのアライメントユニ
ット(ALIM)によりアライメントされた後、アドヒ
ージョン処理ユニット(AD)に搬送され、そこでレジ
ストの定着性を高めるための疎水化処理(HMDS処
理)が施される。この処理は加熱を伴うため、その後ウ
エハWは、ウエハ搬送装置46により、クーリングユニ
ット(COL)に搬送されて冷却される。
【0037】アドヒージョン処理が終了し、クーリング
ユニット(COL)で所定の温度に冷却さたウエハW
は、引き続き、ウエハ搬送装置46によりレジスト塗布
処理ユニット(COT)に搬送され、そこで塗布膜が形
成される。塗布処理終了後、ウエハWは処理ユニット群
,Gのいずれかのホットプレートユニット(H
P)内でプリベーク処理され、その後いずれかのクーリ
ングユニット(COL)にて所定の温度に冷却される。
【0038】冷却されたウエハWは、第3の処理ユニッ
ト群Gのアライメントユニット(ALIM)に搬送さ
れ、そこでアライメントされた後、第4の処理ユニット
群G のエクステンションユニット(EXT)を介して
インターフェイス部12に搬送される。
【0039】インターフェイス部12では、余分なレジ
ストを除去するために周辺露光装置23によりウエハの
周縁例えば1mmを露光し、インターフェイス部12に
隣接して設けられた露光装置により所定のパターンに従
ってウエハWのレジスト膜に露光処理が施される。
【0040】露光後のウエハWは、再びインターフェイ
ス部12に戻され、ウエハ搬送機構24により、第4の
処理ユニット群Gに属するエクステンションユニット
(EXT)に搬送される。そして、ウエハWは、ウエハ
搬送装置46により、いずれかのホットプレートユニッ
ト(HP)に搬送されてポストエクスポージャーベーク
処理が施され、次いで、クーリングユニット(COL)
により所定の温度に冷却される。
【0041】その後、ウエハWは現像ユニット(DE
V)に搬送され、そこで露光パターンの現像が行われ
る。現像処理終了後、ウエハWはいずれかのホットプレ
ートユニット(HP)に搬送されてポストベーク処理が
施され、次いで、クーリングユニット(COL)により
所定温度に冷却される。このような一連の処理が終了し
た後、第3処理ユニット群Gのエクステンションユニ
ット(EXT)を介してカセットステーション10に戻
され、いずれかのウエハカセットCRに収容される。
【0042】次に、図4ないし図6を参照して、現像ユ
ニット(DEV)について説明する。図4は、現像ユニ
ット(DEV)の模式的断面図であり、図5は、図4に
示した現像ユニット(DEV)の模式的平面図であり、
図6は、現像ユニットの処理工程のタイミングチャート
である。
【0043】図4に示すように、現像ユニット(DE
V)の処理室51内には、環状のカップCPが配置さ
れ、カップCPの内側には、ウエハWを吸着するための
スピンチャック52が配置され、このスピンチャック5
2はモータ55により回転駆動されるようになってい
る。
【0044】また、図5に示すように、処理室51内に
はY方向に延びるガイドレール53が設けられ、このガ
イドレール53上をY方向に沿って図示しない駆動機構
により移動可能にノズルアーム54が設けられている。
このノズルアーム54の先端には、現像液供給ノズル5
6が取り付けられている。この現像液供給ノズル56
は、長尺状をなし、その長手方向が水平になるように配
置されており、ウエハWの直径よりも若干長い長さを有
している。現像液の塗布の際には、現像液供給ノズル5
6がウエハWの中央部分の直上に配置された状態とさ
れ、図示しない現像液供給部から配管を介して供給され
た現像液が、現像液供給ノズル56の吐出口から帯状に
吐出されると同時に、ウエハWが1/2回以上、例えば
1回転されることにより、現像液がウエハW全面に塗布
される。この現像液供給ノズル56は、複数の吐出口を
並列に設けたものであっても、スリット状の吐出口を有
するものであってもよい。
【0045】さらに、現像処理ユニット(DEV)は、
洗浄液を吐出するためのリンスノズル57を有してお
り、このリンスノズル57は、ガイドレール53上をY
方向に移動自在に設けられたノズルアーム58の先端に
取り付けられている。これにより、現像液による現像処
理の終了後、ウエハW上に移動して、洗浄液をウエハW
に吐出するようになっている。
【0046】処理室51の側方には、ウエハ搬送装置4
6のウエハ支持用の保持部材48がウエハWを搬送する
際に処理室51内に侵入するための開口59が設けられ
ており、この開口59を開閉するためのシャッター60
が昇降自在に設けられている。このシャッター60は、
後述するように、現像ユニットコントローラ80により
その開閉が制御されるようになっている。
【0047】処理室51の上方には、処理室51内の下
方に向けて送風する送風ユニット61が設けられてい
る。この送風ユニット61には、図示しないブロアーか
ら延びる送風管62が接続され、その途中には、ダンパ
ー63が介装されている。このユニット61には、処理
室51内に送風する空気を清浄化するためのフィルター
64が設けられ、このフィルター64下側には、処理室
51内に送風する空気を調節するスリットダンパー65
が設けられている。このスリットダンパー65は、上段
のスリット板66と下段のスリット板67とで構成さ
れ、下段のスリット板67をモーター68により水平移
動させることにより、スリットの間隔が調節され、処理
室51内に送風する空気の流量が制御されるようになっ
ている。一方、処理室51の底部には、一対の排気管7
1,72が接続され、これら排気管71,72内には、
オートダンパー73が開閉自在に設けられている。オー
トダンパー73はモーター74により駆動されてその開
度が調節され、排気量が制御可能となっている。このよ
うにスリットダンパー65およびオートダンパー73を
調節することにより、処理室51内に所定流量の清浄空
気のダウンフローが形成される。
【0048】上記一対の排気管71,72の下端には、
ミストトラップ75が設けられ、このミストトラップ7
5から、ガスを排出するための排気管76と、液を排出
するためのドレイン77とが延びている。
【0049】また、現像処理ユニット(DEV)には、
スピンチャック52の回転、現像液ノズル56からの現
像液の吐出、ノズルアーム54,58の移動など、現像
処理ユニット(DEV)全体を制御するための現像ユニ
ットコントローラ80が設けられている。
【0050】本実施形態では、この現像ユニットコント
ローラ80から、下段のスリット板67を移動させるモ
ーター68と、排気管71および72内のオートダンパ
ー73のモーター74とに制御信号が送られるようにな
っている。
【0051】次に、図6を参照して、上記のように構成
された現像処理ユニット(DEV)における現像処理の
シーケンス動作を説明する。
【0052】露光後、ポストエクスポージャーベーク処
理が施され、冷却されたウエハWは、ウエハ搬送装置4
6により、現像処理ユニット(DEV)に搬入される。
この際に、クーリングユニット(COL)から搬送装置
46が垂直移動して、現像処理ユニット(DEV)のシ
ャッター60の正面に到達すると、シャッター60が開
かれる。
【0053】このシャッター60が開かれることに連動
して、現像ユニットコントローラ80からモーター68
に制御信号が送られ、モーター68によりスリット板6
7が移動されて、スリットダンパー65の間隔が広げら
れ、図6に示すように、処理室51内への送風量が増加
される。
【0054】このように、シャッター60が開かれるこ
とに連動して、送風量を増加させるように制御し、処理
室51内の圧力を略一定に維持するようにしているた
め、シャッター60の開動作に伴う圧力低下を補償し
て、処理室51内の圧力変動を極力抑制することがで
き、圧力変動に伴う影響を排除することができる。な
お、送風量の制御はスリットダンパー65の間隔を変化
させる代わりに、ダンパー63の開度を変化させてもよ
い。
【0055】送風量を増加させるタイミングは、シャッ
ター60の開動作に連動していればよく、シャッター6
0が開くのと同時であっても、その前後であってもよ
い。また、シャッター60を開く際、送風量を増加させ
ることに代えて、排気量を減少させるように、現像ユニ
ットコントローラ80によりモータ74を制御してオー
トダンパー73の開度を制御してもよい。
【0056】次いで、ウエハWは、ウエハ搬送装置46
の保持部材48によってカップCPの真上まで搬送され
てスピンチャック52に真空吸着される。その後、保持
部材48が処理室51から退出され、シャッター60が
閉じられる。シャッター60の閉動作に連動して(すな
わち、シャッター60が閉じられると同時またはその前
後に)、現像ユニットコントローラ80からモーター6
8に制御信号が送られ、モーター68によりスリット板
67が移動されて、スリットダンパー65の間隔が狭め
られ、処理室51内への送風量が元に戻される。なお、
シャッター60を開いた際に排気量を減少させた場合に
は、排気量を圧力を元に戻すように現像ユニットコント
ローラ80の制御信号に基づいてモータ74によりオー
トダンパー73の開度を制御すればよい。
【0057】その後、現像液供給ノズル56がウエハW
の上方に移動され、この現像液供給ノズル56から現像
液が帯状に吐出されながら、ウエハWが1/2回転以
上、例えば1回転されることにより、現像液がウエハW
全面に例えば1mmの厚みになるように塗布される(液
盛り)。そして、この現像液がウエハWに液盛りされた
状態で所定時間静止されて、自然対流により現像が進行
される。
【0058】ウエハW上に現像液を液盛りした状態で静
止している間、温度変動による線幅の変動を防止するた
めに、オートダンパー73が閉じられて排気動作が停止
される。そして、これに連動して現像ユニットコントロ
ーラ80からモーター68に制御信号が送られ、モータ
ー68によりスリット板67が移動されて、スリットダ
ンパー65の間隔が狭められ、処理室51内への送風量
が低減される。
【0059】このように、排気動作の停止に連動して送
風量を減少させるように制御し、処理室内の圧力を略一
定に維持しているため、排気動作の停止に伴う圧力上昇
を補償して、処理室51内の圧力変動を極力抑制するこ
とができ、圧力変動に伴う影響を排除することができ
る。なお、送風量を減少させるタイミングは、排気動作
の停止に連動していればよく、排気動作の停止と同時で
あってもよいし、または停止の前後であってもよい。
【0060】この現像液を液盛りして静止する操作が終
了する前には、現像ユニットコントローラ80からモー
タ68に制御信号が送られ、モーター68によりスリッ
ト板67が移動されて、スリットダンパー65の間隔が
広げられ、処理室51内への送風量が元に戻される。そ
の後、オートダンパー73が開かれ、排気動作が復帰さ
れる。なお、送風量を元に戻すタイミングは、このよう
に排気動作の復帰前であることが好ましいが、復帰と同
時または復帰後であってもよい。
【0061】このようにして現像液の静止時間が終了
後、ウエハWがスピンチャック52により回転されて現
像液が振り切られる。その後、リンスノズル57がウエ
ハWの上方に移動され、リンスノズル57から洗浄液が
吐出されてウエハW上に残存する現像液が洗い流され
る。その後、スピンチャック52によりウエハWが高速
で回転され、ウエハW上に残存する現像液および洗浄液
が吹き飛ばされてウエハWが乾燥される。これにより、
一連の現像処理が終了する。
【0062】以上のように、本実施形態では、種々の要
因で処理室51内の圧力が変動した際に、圧力変動に連
動して、現像ユニットコントローラ80により、送風量
および排気量のうち少なくとも1つを制御して処理室内
の圧力を略一定に維持するようにしているため、処理室
51内の圧力変動を極力抑制することができ、圧力変動
に伴う影響を排除することができる。
【0063】次に、本発明の他の実施形態に係る現像処
理ユニット(DEV)について説明する。図7に示すよ
うに、この現像処理ユニット(DEV)は、処理室51
内のカップCPの内側に、処理室51内の圧力を検出す
るための圧力センサ91が設けられており、この圧力セ
ンサ91による検出値を現像ユニットコントローラ80
に送るようにしている。そして、現像ユニットコントロ
ーラ80はこの検出値に基づいて、圧力変化に連動し
て、送風量および排気量のうち少なくとも1つを調整し
て処理室51内の圧力が略一定を維持するように制御し
ている。これにより、より精密な圧力制御を行うことが
できる。また、カップCPの内側に圧力センサ91を設
けたのは、処理中のウエハWに近い位置で圧力の検出を
正確に行うためである。したがって、圧力センサ91は
処理中のウエハWに近い位置であれば、カップCPの外
側に設けてもよい。
【0064】なお、これらの現像処理装置(DEV)に
おいては、圧力制御のためには送風量の調整を主として
行い、排気量の調整については送風量の調整だけでは所
望の圧力が得られない場合に行うようにすることが好ま
しい。このように圧力制御を行うことにより、処理室5
1内にパーティクルが進入することを効果的に防止する
ことができる。
【0065】また、図8に示すように現像ユニットコン
トローラ80が処理室51内の圧力を変動する大気圧の
最大値より常に大きくなるよう維持する制御を行うこと
により、大気圧の変動の影響を受けることなく、処理室
51内の圧力変動を極めて小さく抑制することができ
る。
【0066】次に、本発明のまた他の実施形態に係る現
像処理ユニット(DEV)について説明する。この現像
処理ユニット(DEV)は、図9に示すように、保持部
材48を有する搬送装置46の配置された搬送路22a
の上方に、下方に向けて送風するための送風ユニット9
9が設けられている。この送風ユニット99には、送風
管62が接続されている。この送風ユニット99には、
搬送路22a内に送風する空気を清浄化するためのフィ
ルター92が設けられ、このフィルター92下側には、
搬送路22内に送風する空気を調節するスリットダンパ
ー93が設けられている。このスリットダンパー93
は、上段のスリット板93aと下段のスリット板93b
とで構成され、下段のスリット板93bをモーター94
により水平移動させることにより、スリットの間隔が調
節され、処理室51内に送風する空気の流量が制御され
るようになっている。
【0067】上述したように現像処理ユニット(DE
V)の処理室51内の圧力制御を行っている場合、シャ
ッター60を開けると開口59を介して処理室51側か
ら搬送装置46側に空気が流れ出て、ウエハ搬送装置4
6側のウエハWがパーティクル等により汚染されるおそ
れがある。そこで、この現像処理ユニット(DEV)で
は、シャッター60を開けたときに送風ユニット99の
送風量がシャッター60を閉じているときよりも大きく
なるように制御する。より好ましくは、処理室51側と
搬送装置46側とが同じ圧力となり、開口59から空気
がいずれの側にも流れないように送風ユニット99の送
風量を制御する。このように送風ユニット99を制御す
ることにより、ウエハ搬送装置46側のウエハWがパー
ティクル等により汚染されることを防止することができ
る。
【0068】次に、本発明のさらに他の実施形態に係る
現像処理ユニット(DEV)について説明する。この現
像処理ユニット(DEV)は、図10に示すように、図
示しないブロアーから延びる送風管62上に三方弁96
が設けられており、この三方弁96の入側はブロアー側
に、一方の出側は送風ユニット61側に、他方の出側は
バイパス管97を介して排気管76に接続されている。
【0069】そして、現像ユニットコントローラ80の
制御の基で、送風ユニット61による送風を停止すると
きには、三方弁96の出側を排気管76側に切り替えて
バイパスするようにしている。なお、バイパスされたエ
アーは排気管76から循環パイプ98を介して送風ユニ
ット61側に循環するようにしてもよい。このようにす
ることで、清浄エアーを有効に利用することができる。
【0070】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態で
は、本発明を現像処理ユニットに適用した例について示
したが、これに限らず、処理室の上下に送風手段および
排気手段が設けられている基板処理装置であれば適用可
能である。また、基板として半導体ウエハを用いた場合
について説明したが、これに限らず、本発明は、液晶表
示装置(LCD)用基板等、他の基板の処理に対しても
適用可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
処理ユニットが小型化されて処理室内の圧力が変動しや
すい場合でも、この圧力変動に連動して、送風量および
排気量のうち少なくとも1つを制御して処理室内の圧力
を略一定に維持するようにしているため、処理室内の圧
力変動を極力抑制することができ、圧力変動に伴う影響
を排除することができる。
【0072】また、処理ユニットが小型化されて被処理
基板の搬入出のためのシャッターの開閉に伴う処理室内
の圧力変動しやすい場合であっても、シャッターが開い
た際に、それに連動して、送風量を増加させ、または排
気量を減少させるように制御して処理室内の圧力を略一
定に維持するようにしているため、シャッターが開いた
際の圧力低下を補償して、処理室内の圧力変動を極力抑
制することができ、圧力変動に伴う影響を排除すること
ができる。
【0073】さらに、基板に対して処理液による液処理
を施す際に、基板に処理液が供給された後の所定の期間
に、温度変動等を防止するために排気手段の排気動作を
停止し、それによって処理室内の圧力上昇があっても、
排気動作の停止に連動して送風手段の送風量を減少させ
て処理室内の圧力を略一定に維持するようにしているた
め、排気動作の停止に伴う圧力上昇を補償して、処理室
内の圧力変動を極力抑制することができ、圧力変動に伴
う影響を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体ウエハのレジ
スト塗布現像処理システムの全体構成を示す平面図。
【図2】図1のレジスト塗布現像処理システムの正面
図。
【図3】図1に示すレジスト塗布現像処理システムの背
面図。
【図4】本発明の一実施形態に係る現像処理ユニットの
全体構成を示す断面図。
【図5】本発明の一実施形態に係る現像処理ユニットの
平面図。
【図6】現像処理ユニットの処理工程のタイミングチャ
ート。
【図7】本発明の別の実施形態に係る現像処理ユニット
(DEV)の全体構成を示す断面図。
【図8】変動する大気圧と処理室内の圧力との関係を示
すグラフ。
【図9】本発明のまた別の実施形態に係る現像処理ユニ
ット(DEV)の全体構成を示す断面図。
【図10】本発明のさらに別の実施形態に係る現像処理
ユニット(DEV)の全体構成を示す断面図。
【符号の説明】
46;ウエハ搬送装置 48;保持部材 51;処理室 52;スピンチャック 61;送風ユニット(送風手段) 62;送風管 65;スリットダンパー 66;上段のスリット板 67;下段のスリット板 68;駆動モータ 71,72;排気管(排気手段) 73;オートダンパー 74;モータ 80;現像ユニットコントローラ(制御手段) W;半導体ウエハ(基板)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その中で基板に所定の処理を施す処理室
    と、 前記処理室内にその上方から下方に向けて送風する送風
    手段と、 前記処理室内をその下方から排気する排気手段と、 前記処理室内の圧力変動に連動して、前記送風手段の送
    風量および排気手段の排気量のうち少なくとも1つを調
    整し、処理室内の圧力を略一定に維持する制御手段とを
    具備することを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理室内に配置され、前記処理室内
    の圧力変動を検出するための圧力センサをさらに具備
    し、 前記制御手段は、前記圧力センサの検出値に基づいて前
    記送風手段の送風量および排気手段の排気量のうち少な
    くとも1つを調整することを特徴とする請求項1に記載
    の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理室内に配置され、その中で基板
    を処理するためのカップを有し、前記圧力センサは、前
    記カップ内で処理される基板に近接した位置に配置され
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基
    板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記処理室内の圧力変
    動に連動して前記送風手段の送風量を調整し、前記圧力
    変動が前記送風手段の送風量の調整によって前記処理室
    内の圧力を略一定に維持できる限界を超えた場合には、
    さらに前記排気手段の排気量を調整することを特徴とす
    る請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の基板処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記処理室内の圧力
    を、変動する大気圧の最大値より高い値にすることを特
    徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の
    基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記送風手段から前記処理室をバイパス
    して前記排出手段に気体を供給するバイパス機構を有す
    ることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1
    項に記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記バイパス機構は、前記処理室内の圧
    力変動が所定値以下のときに、前記送風手段から前記処
    理室をバイパスして前記排出手段に気体を供給すること
    を特徴とする請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記バイパス機構により前記排気手段に
    供給された空気を前記送風手段入側に循環させる循環機
    構をさらに有することを特徴とする請求項6または請求
    項7に記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 その中で基板に所定の処理を施す処理室
    と、 前記処理室内にその上方から下方に向けて送風する送風
    手段と、 前記処理室内をその下方から排気する排気手段と、 基板を処理室へ搬入または処理室から搬出するための搬
    入出口と、 この搬入出口を開閉するシャッターと、 このシャッターが開いた際に、それに連動して前記送風
    手段の送風量を増加させ、または排気手段の排気量を減
    少させるように制御し、処理室内の圧力を略一定に維持
    する制御手段とを具備することを特徴とする基板処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、基板が処理室内に搬
    入された後、前記シャッターを閉じ、これと同時にまた
    はその前後に、前記送風手段の送風量または排気手段の
    排気量を元に戻すことを特徴とする請求項9に記載の基
    板処理装置。
  11. 【請求項11】 前記処理室に対する基板の搬入出を行
    う基板搬送装置と、 前記基板搬送装置の上方から下方に向けて送風する搬送
    系送風手段と、 前記シャッターの開閉状態に応じて前記搬送系送風手段
    の送風量を調整する風量調整機構とをさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項9または請求項10に記載の基板
    処理装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記シャッターが開
    いたときに、前記搬送系送風手段の送風量が大きくなる
    ように前記風量調整機構を制御することを特徴とする請
    求項11に記載の基板処理装置。
  13. 【請求項13】 基板を収容する処理室と、 前記処理室内で基板に対して処理液を供給する処理液供
    給機構と、 前記処理室内にその上方から下方に向けて送風する送風
    手段と、 前記処理室内をその下方から排気するための排気手段
    と、 基板に処理液が供給された後の所定の期間に、前記排気
    手段の排気動作を停止し、これに連動して、前記送風手
    段の送風量を減少させ、前記処理室内の圧力を略一定に
    維持する制御手段とを具備することを特徴とする基板処
    理装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、前記排気手段が排気
    動作を停止すると同時または停止の前後に、前記送風手
    段の送風量を減少させることを特徴とする請求項13に
    記載の基板処理装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、前記排気手段の排気
    動作の停止から復帰すると同時または復帰の前後に、前
    記送風手段の送風量を元に戻すことを特徴とする請求項
    13または請求項14に記載の基板処理装置。
  16. 【請求項16】 前記排気手段は、前記処理室に接続さ
    れた排気管内に配置され、排気量を調節するダンパーを
    有していることを特徴とする請求項13から請求項15
    のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  17. 【請求項17】 前記送風手段は、処理室内に供給され
    る気体の流量を調節するスリットダンパーを有すること
    を特徴とする請求項2から請求項16のいずれか1項に
    記載の基板処理装置。
  18. 【請求項18】 処理室内で基板に所定の処理を施す基
    板処理方法であって、 前記処理室内にその上方から下方に向けて送風するとと
    もに、その下方から排気し、この送風および排気の間
    に、前記処理室内の圧力変動に連動して、前記送風手段
    の送風量および排気手段の排気量のうち少なくとも1つ
    を制御し、処理室内の圧力を略一定に維持することを特
    徴とする基板処理方法。
  19. 【請求項19】 処理室内で基板に所定の処理を施す基
    板処理方法であって、 前記処理室内にその上方から下方に向けて送風するとと
    もに、その下方から排気し、この送風および排気中に、
    基板を搬入出するための搬入出口を開閉するシャッター
    を開き、このシャッターが開いた際に、それに連動して
    送風量を増加させ、または排気量を減少させて、処理室
    内の圧力を略一定に維持することを特徴とする基板処理
    方法。
  20. 【請求項20】 基板が処理室内に搬入された後、前記
    シャッターを閉じ、これと同時にまたはその前後に、送
    風量または排気量を元に戻すことを特徴とする請求項1
    9に記載の基板処理方法。
  21. 【請求項21】 処理室内にその上方から下方に向けて
    送風するとともに、その下方から排気しつつ、処理室内
    で基板に処理液を供給して所定の液処理を施す基板処理
    方法であって、 基板に処理液が供給された後の所定の期間に、排気動作
    を停止し、これに連動して、前記送風手段の送風量を減
    少させ、前記処理室内の圧力を略一定に維持することを
    特徴とする基板処理方法。
  22. 【請求項22】 排気動作の停止と同時または停止の前
    後に、送風量を減少させることを特徴とする請求項21
    に記載の基板処理方法。
  23. 【請求項23】 排気動作の停止から復帰すると同時ま
    たは復帰の前後に、送風量を元に戻すことを特徴とする
    請求項21または請求項22に記載の基板処理方法。
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