JP5158009B2 - ガスセンサ素子及びその製造方法、並びにガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ素子及びその製造方法、並びにガスセンサ Download PDF

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本発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を測定する積層型のガスセンサ素子及びその製造方法、並びに上記ガスセンサ素子を用いたガスセンサに関する。
例えば、自動車エンジンの排気系等には、排ガス等の被測定ガス中の特定ガス濃度を測定するためのガスセンサが配設され、ガスセンサにはセラミック層を積層して形成した積層型のガスセンサ素子が用いられることがある。
かかるガスセンサ素子は、例えば特許文献1、2に開示されているように、酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の表面に設けられた測定電極と、上記固体電解質体における上記測定電極を設けた側と反対側の表面に設けられた基準電極と、上記測定電極に面し被測定ガスを導入する被測定ガス室と、上記基準電極に面し大気を導入する大気室とを有する。
特開2007−218894号公報 特開2008−157649号公報
かかるガスセンサ素子においては、近年の排ガス規制強化に伴い、排気系への搭載性の向上や、活性時間の短縮を目的として、小型化の要請が高まっている。
しかしながら、上述のガスセンサにおけるガスセンサ素子は、小型化にともなって内部に形成された被測定ガス室も小さくなる。これにより、被測定ガス中の特定ガスの測定精度が低下するという問題がある。すなわち、特定ガス濃度を検出するに当たっては、被測定ガス室に導入された被測定ガス中の特定ガスが、測定電極において分解される。このとき、被測定ガス室が小さいと、被測定ガス室における被測定ガス中において特定ガス濃度が低下しやすくなる。それゆえ、実際の被測定ガスと被測定ガス室内の被測定ガスとで、特定ガス濃度に差が生じやすくなる。その結果、測定精度が低下してしまうという問題がある。
また、被測定ガスが測定電極の全体に供給されにくくなることも、測定精度低下の原因となる。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、測定精度に優れた小型のガスセンサ素子及びその製造方法、並びに上記ガスセンサ素子を用いたガスセンサを提供しようとするものである。
第1の発明は、酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の表面に設けられた測定電極と、上記固体電解質体における上記測定電極を設けた側と反対側の表面に設けられた基準電極と、上記測定電極に面し被測定ガスを導入する被測定ガス室と、上記基準電極に面し大気を導入する大気室とを有するとともに、複数のセラミック層を積層してなる積層型のガスセンサ素子であって、
上記被測定ガス室は、上記ガスセンサ素子の長手方向及び積層方向に直交する幅方向の中央部が、他の部位よりも積層方向の高さが大きく、
かつ、上記被測定ガス室は、上記固体電解質体と、該固体電解質体にスペーサ層を介して積層した対向セラミック層との間に形成され、上記固体電解質体と上記対向セラミック層との少なくとも何れか一方が湾曲していることを特徴とするガスセンサ素子にある(請求項1)。
第2の発明は、上記第1発明にかかるガスセンサ素子を製造する方法であって、
上記固体電解質体を含めた複数の上記セラミック層を未焼成の状態で積層するとともに、上記被測定ガス室となる空洞部に焼失材を充填して積層体を形成する積層工程と、
上記積層体を焼成するとともに上記焼失材を焼失させる焼成工程とを有し、
かつ、上記積層体を積層方向に加圧しながら上記焼成工程を行い、少なくとも、上記空洞部における積層方向の高さが最も大きい部分に向って加圧力が作用しないように
することを特徴とするガスセンサ素子の製造方法にある(請求項)。
第3の発明は、請求項1の発明にかかるガスセンサ素子を用いてなることを特徴とするガスセンサにある(請求項)。
第1の発明においては、上記被測定ガス室は、上記中央部が、他の部位よりも積層方向の高さが大きい。そのため、全体のガスセンサ素子の体格を小さくしつつ、被測定ガス室の体積を大きくすることができる。すなわち、被測定ガス室において、中央部の高さが他の部位の高さよりも高くしておくことにより、被測定ガス室を形成する上下のセラミック層を接合する部分の高さを低くしつつ、被測定ガス室の体積を大きくすることができる。その結果、ガスセンサ素子の全体の体格は小さくしたまま、被測定ガス室の体積を大きくすることができる。
その結果、被測定ガス室に充分の量の被測定ガスを導入することができるため、特定ガスの測定精度を向上させることができる。その一方で、ガスセンサ素子の体格の小型化を図ることができるため、早期活性を向上させることができると共に、排気系等への搭載性を向上させることができる。
特に、本発明において、上記被測定ガス室は、上記固体電解質体と、該固体電解質体にスペーサ層を介して積層した対向セラミック層との間に形成され、上記固体電解質体と上記対向セラミック層との少なくとも何れか一方が湾曲している。
そのため、上記被測定ガス室を容易に形成することができると共に、該被測定ガス室の断面積を容易に大きくすることができる。
以上のごとく、本発明によれば、測定精度に優れた小型のガスセンサ素子を提供することができる。
第2の発明においては、上記積層工程において上記焼失材を空洞部に充填し、上記焼成工程において上記焼失材を焼失させる。これにより、上記被測定ガス室を安定して形成することができる。
また、上記焼成工程においては、上記積層体を積層方向に加圧しながら行い、少なくとも、上記空洞部における積層方向の高さが最も大きい部分に向って加圧力が作用しないようにする。
そのため、上記積層体の反りを抑制することができると共に、上記被測定ガス室の形状を所望の形状とすることができる。すなわち、焼成工程においては、セラミックの収縮によって積層体に反りが発生することがあるため、積層体を積層方向に加圧しながら焼成を行うことにより、この反りを抑制することができる。しかし、上記空洞部における積層方向の高さが最も大きい部分に向って加圧力が直接作用すると、積層体焼成後における空洞部の中央部の高さを大きくすることが困難となる。そこで、この空洞部における積層方向の高さが最も大きい部分には少なくとも加圧力が向わないようにして、空洞部すなわち被測定ガス室の形状を確保することができる。
第3の発明にかかるガスセンサは、上記第1の発明にかかるガスセンサ素子を用いたものであるため、測定精度に優れた小型のガスセンサを提供することができる。
実施例1における、ガスセンサ素子の断面図であって、図2のA−A線矢視断面図。 実施例1における、ガスセンサ素子の斜視図。 実施例1における、被測定ガス室の断面図。 仮想ガス室の断面図。 実施例1における、固体電解質体に測定電極及び基準電極を形成した状態の断面図。 実施例1における、スペーサ層を一層形成した状態の断面図。 実施例1における、焼失材を塗布した状態の断面図。 実施例1における、二層目のスペーサ層を塗布した状態の断面図。 実施例1における、対向セラミック層及び遮蔽層を固体電解質体に積層する直前の状態の断面図。 実施例1における、対向セラミック層及び遮蔽層を固体電解質体に積層接合した状態の断面図。 実施例1における、固体電解質体と大気室形成層とを積層圧着した積層体の断面図。 実施例1における、焼成工程時の積層体の加圧状態を示す断面図。 実施例1における、焼成工程時の積層体の加圧状態を示す斜視図。 実施例2における、焼成工程時の積層体の加圧状態を示す断面図。 実施例2における、焼成工程時の積層体の他の加圧状態を示す断面図。 実施例2における、焼成工程時の積層体の更に他の加圧状態を示す断面図。 実験例における、ガスセンサ素子に印加する電圧と得られる電流値との関係を示す線図。 実験例における、試験結果を示すプロット図。
本発明において、上記ガスセンサ素子としては、例えば、自動車エンジン等の各種車両用内燃機関の排気管に設置して、排気ガスフィードバックシステムに使用すべく、排気ガス中の酸素濃度を検出するA/Fセンサ素子やO2センサ素子、或いは排気管に設置する三元触媒の劣化検知等に利用するNOx濃度を検知するNOxセンサ素子等がある。
上記第1の発明において、上記被測定ガス室は、積層方向の両方に曲面状に膨らんだ形状を呈していることが好ましい(請求項2)。
この場合には、被測定ガス室の体積を容易に大きくすることができるとともに、被測定ガス室を形成するセラミック層に生じる応力を低減することができる。すなわち、積層方向の両方に膨らんだ形状とすることにより、被測定ガス室を大きくしやすいし、その分、セラミック層の変形量も少なくすることができるため、セラミック層にかかる応力を低減することができる。また、上記被測定ガス室の形状を、曲面状に膨らんだ形状とすることで、応力を分散させることができ、セラミック層に亀裂等が生じることを防ぐことができる。
また、上記第1発明における被測定ガス室は、上記固体電解質体と、該固体電解質体にスペーサ層を介して積層した対向セラミック層との間に形成され、上記固体電解質体と上記対向セラミック層との少なくとも何れか一方が湾曲している。
そのため、上記被測定ガス室を容易に形成することができると共に、該被測定ガス室の断面積を容易に大きくすることができる。
また、上記被測定ガス室は、上記固体電解質体と上記対向セラミック層とが何れも平板状であったとしたときに形成される仮想ガス室に対して、2.82倍以上の体積を有することが好ましい(請求項)。
この場合には、より一層測定精度に優れたガスセンサ素子を得ることができる。
上記第2の発明において、上記焼失材の充填量を調整することによって、上記被測定ガス室の体積を調整することが好ましい(請求項)。
この場合には、容易かつ正確に上記被測定ガス室の体積を調整することができる。
また、上記複数のセラミック層を互いに熱圧着することによって上記積層体を得ることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記積層体を容易に形成することができる。
また、上記積層体を積層方向に加圧しながら上記焼成工程を行い、少なくとも、上記空洞部における積層方向の高さが最も大きい部分に向って加圧力が作用しないようにする。
そのため、上記積層体の反りを抑制することができると共に、上記被測定ガス室の形状を所望の形状とすることができる。すなわち、焼成工程においては、セラミックの収縮によって積層体に反りが発生することがあるため、積層体を積層方向に加圧しながら焼成を行うことにより、この反りを抑制することができる。しかし、上記空洞部における積層方向の高さが最も大きい部分に向って加圧力が直接作用すると、積層体焼成後における空洞部の中央部の高さを大きくすることが困難となる。そこで、この空洞部における積層方向の高さが最も大きい部分には少なくとも加圧力が向わないようにして、空洞部すなわち被測定ガス室の形状を確保することができる。
また、上記加圧力は、上記空洞部に向って作用しないようにすることが好ましい(請求項)。
この場合には、より確実に、上記被測定ガス室の形状を所望の形状とすることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかるガスセンサ素子につき、図1〜図13を用いて説明する。
本例のガスセンサ素子1は、図1に示すごとく、複数のセラミック層10を積層してなる積層型のガスセンサ素子である。該ガスセンサ素子1は、図2に示すごとく、長尺の板棒形状を有し、一方の端部に後述する測定電極21や被測定ガス室3を有し、他方の端部に測定電極21等に電気的に接続された端子部18を形成してなる。この図2におけるA−A線矢視断面が図1のように現れる。
そして、図1に示すごとく、ガスセンサ素子1は、酸素イオン伝導性の固体電解質体11と、該固体電解質体11の表面に設けられた測定電極21と、固体電解質体11における測定電極21を設けた側と反対側の表面に設けられた基準電極22と、測定電極21に面し被測定ガスを導入する被測定ガス室3と、基準電極22に面し大気を導入する大気室4とを有する。
被測定ガス室3は、ガスセンサ素子1の長手方向(図1の紙面奥行き方向)及び積層方向に直交する幅方向Wの中央部31が、他の部位よりも積層方向の高さが大きい。
なお、図1において、測定電極21及び基準電極22は厚みを大きく描いてあるが、実際には、これらはセラミック層10に比べて充分に厚みが小さい。他の図面においても同様である。
被測定ガス室3は、積層方向の両方に曲面状に膨らんだ形状を呈している。
すなわち、被測定ガス室3は、固体電解質体11と、固体電解質体11にスペーサ層12を介して積層した対向セラミック層13との間に形成され、固体電解質体11と対向セラミック層13とが、その中央部を互いに遠ざける方向へ湾曲している。
本例において、対向セラミック層13は、被測定ガスを拡散させながら導入する多孔質の拡散抵抗層である。そして、この対向セラミック層13における固体電解質体11と反対側の面には、ガス透過性を有さない緻密層14が積層されている。この緻密層14も、対向セラミック層13に沿って、同様に湾曲している。
かかる構成において、対向セラミック層13(拡散抵抗層)の幅方向Wの端面131から被測定ガスが対向セラミック層13内を拡散されながら透過して被測定ガス室3に導入される。
また、図3に示すごとく、被測定ガス室3の体積をV1とする。そして、図4に示すごとく、固体電解質体11と対向セラミック層13とが何れも平板状であったとしたときに形成される仮想ガス室39の体積をV2とする。このとき、体積V1は体積V2の2.82倍以上である。
また、図1に示すごとく、ガスセンサ素子1においては、固体電解質体11における基準電極22を設けた側の表面に、大気室4を形成するための大気室形成層15を、接着層16を介して積層してある。さらに、大気室形成層15における固体電解質体11とは反対側の面に、ガスセンサ素子1を加熱するための発熱部171を設けたヒータ層17が積層されている。なお、大気室形成層15は、複数のセラミック層10を積層して形成されている。
例えば、固体電解質体11はジルコニアを主成分とし、その他のセラミック層10はアルミナを主成分としている。
本例のガスセンサ素子1は、自動車エンジンの排気系に取り付けられる、いわゆるA/Fセンサ素子(空燃比センサ素子)である。そして、被測定ガス(排ガス)中の特定ガス(酸素)濃度を測定することで、空燃比を検出し、エンジン制御システムにフィードバックする。
具体的には、被測定ガスを、対向セラミック層13(拡散抵抗層)を介して被測定ガス室3に導入する。一方、大気室4には大気を導入する。そして、測定電極21と基準電極22との間に所定の電圧を印加することにより、被測定ガス中の特定ガス(酸素)が測定電極21において分解して酸素イオンとなり、固体電解質体11中を伝導して基準電極22へ移動する。この酸素イオンの移動によるイオン電流の電流値は、被測定ガス中の特定ガス(酸素)の濃度に応じて決まる。そのため、この電流値を測定することにより、被測定ガス中の特定ガス(酸素)の濃度を検出することができる。
次に、本例のガスセンサ素子1の製造方法につき、図5〜図12を用いて説明する。
本例の製造方法は、下記の積層工程と焼成工程とを有する。
積層工程においては、図11に示すごとく、固体電解質体11を含めた複数のセラミック層10を未焼成の状態で積層するとともに、被測定ガス室3となる空洞部30に焼失材5を充填して積層体100を形成する。
焼成工程においては、積層体100を焼成するとともに焼失材5を焼失させる。
まず、積層工程につき詳説する。
図5に示すごとく、ジルコニアを主成分とする固体電解質体11の未焼成体(以下、単に「固体電解質体11」ともいう)の一方の面と他方の面とに、それぞれ導電ペーストを印刷することによって、測定電極21と基準電極22とを形成する。
次いで、図6に示すごとく、固体電解質体11における測定電極21を形成した面において、測定電極21の幅方向Wの両側に、スペーサ層12を形成するためのセラミックペースト120を塗布し、これを乾燥する。乾燥条件としては、例えば、80℃×30分とすることができる。
ここで、セラミックペースト120の組成は、例えば、アルミナ〔100重量部〕、バインダとしてのPVB(ポリビニルブチラール)〔12重量部〕、溶剤としてのテルピネオール〔41重量部〕とすることができる。
このセラミックペースト120の中で、溶剤は、上記の乾燥の際に揮発することとなる。
次いで、図7に示すごとく、測定電極21を覆うと共に、スペーサ層12(セラミックペースト120)の内側端部を覆うように、固体電解質体11にペースト状の焼失材5を塗布し、乾燥する。
焼失材5の組成は、例えば、カーボンパウダ〔100重量部〕、バインダとしてのエチルセルロース〔52重量部〕、可塑剤としてのフタル酸ブチル〔31重量部〕、溶剤としてのテルピネオール〔158重量部〕とすることができる。
このペースト状の焼失材5の中で、溶剤は、上記の乾燥の際に揮発し、焼失材5の中に気孔が形成されることとなる。
また、焼失材5の充填量(塗布量)を調整することによって、最終的に得られる被測定ガス室3の体積を調整する。それゆえ、ここでは、被測定ガス室3が、その中央部31において積層方向に高くなるように焼失材5の充填量を調整する。
また、溶剤が揮発することにより焼失材5の中に形成される気孔の体積によって、後述する熱圧着の際に焼失材5の体積減少が変化するため、ペースト状の焼失材5組成についても、被測定ガス室3の体積調整の観点から調整する必要がある。さらには、ペースト状の焼失材5の粘度は、後述する熱圧着時における焼失材の変形しやすさに影響を与えるため、その調整も重要である。
次いで、図8に示すごとく、スペーサ層12を形成するためのセラミックペースト120を、図6に示す工程で既に塗布したセラミックペースト120に重ねるようにして塗布し、乾燥する。このセラミックペースト120の組成は、上記のものと同様である。
次いで、図9、図10に示すごとく、対向セラミック層13(拡散抵抗層)及び遮蔽層14の未焼成体(以下、単に「対向セラミック層13」、「遮蔽層14」ともいう)を、焼失材5を内側に挟み込むように、スペーサ層12を介して固体電解質体11に積層する。
そして、この積層体に対して積層方向に圧力をかけることにより、熱圧着する。このとき、例えば、80℃の温度下において10分間、50MPaの圧力を加える。
なお、積層体の両面に弾性変形可能なPET等の離型部材を配置した状態で、積層体に加圧力を与えることにより、焼失材5が充填された空洞部30が膨らむように対向セラミック層13及び遮蔽層14が変形することを許容している。
熱圧着の際、焼失材5の中に形成されていた気孔が潰され、焼失材5の体積が小さくなる。このときの焼失材5の体積減少率は、気孔の体積、すなわちペースト状の焼失材5の組成によって変わることとなる。
次いで、図11に示すごとく、固体電解質体11における基準電極22側の面に、大気室形成層15及びヒータ層17を、接着層16を介して積層、接合する。
これにより、ガスセンサ素子1の未焼成の積層体100を得る。
この積層体100を、焼成工程において焼成する。
この焼成工程において、焼失材5は焼失し、焼失材5のあった空洞部30が被測定ガス室3となる。
また、焼成工程は、積層体100を積層方向に加圧しながら行う。すなわち、図12に示すごとく、積層体100を、平坦な支持台61の上に、ヒータ層17側の表面を下にして載置したうえで、積層体100における遮蔽層13側の表面に加圧部材62を載置する。
このとき、少なくとも、幅方向Wの空洞部30の中央部31に向って、加圧力が作用しないようにする。すなわち、積層体100における支持台61との当接部102と、加圧部材62との当接部103との間以外の部分に、空洞部30の中央部31を配置している。
特に本例では、上記加圧力は、空洞部30に向って作用しないようにしている。すなわち、上記当接部102と当接部103との間以外の部分に、空洞部30が配置している。
なお、本例では、図13に示すごとく、加圧部材62は、積層体100の長手方向に沿って、幅方向の両側に一対載置される。
この状態で、例えば、1500℃×2時間にて積層体100の焼成を行い、焼失材5を焼失させる。このとき、対向セラミック層13(拡散抵抗層)等のセラミック層10の未焼成体に存在していた有機成分が、例えば500℃以下の温度において焼失して、セラミック層10に気孔が形成される。そして、焼失材5中のカーボンは、600〜800℃の温度において焼失し、二酸化炭素ガスとなり、セラミック層10の気孔を通じて外部へ放出される。
また、セラミック層10は、焼成工程において所定量収縮することとなる。この収縮量は、焼成前のセラミック層10におけるセラミック成分に対するバインダ等の有機成分の含有量に依存する。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記被測定ガス室3は、中央部31が、他の部位よりも積層方向の高さが大きい。そのため、全体のガスセンサ素子1の体格を小さくしつつ、被測定ガス室3の体積を大きくすることができる。すなわち、被測定ガス室3において、中央部31の高さが他の部位の高さよりも高くしておくことにより、被測定ガス室3を形成する上下のセラミック層10(固体電解質体11と対向セラミック層13)を接合する部分の高さを低くしつつ、被測定ガス室3の体積を大きくすることができる。その結果、ガスセンサ素子1の全体の体格は小さくしたまま、被測定ガス室3の体積を大きくすることができる。
その結果、被測定ガス室3に充分の量の被測定ガスを導入することができるため、特定ガスの測定精度を向上させることができる。その一方で、ガスセンサ素子1の体格の小型化を図ることができるため、早期活性を向上させることができると共に、排気系等への搭載性を向上させることができる。
特に、対向セラミック層13と固体電解質体11とを接合するスペーサ層12の厚みを大きくすることなく、被測定ガス室3の体積を大きくすることができるため、ガスセンサ素子1全体の熱容量を大きくすることなく、測定精度を向上させることができる。すなわち、早期活性を確保しつつ測定精度の向上を図ることができる。
また、被測定ガス室3は、積層方向の両方に曲面状に膨らんだ形状を呈しているため、被測定ガス室3の体積を容易に大きくすることができるとともに、被測定ガス室3を形成するセラミック層10(固体電解質体11、対向セラミック層13、及び遮蔽層14)に生じる応力を低減することができる。すなわち、積層方向の両方に膨らんだ形状とすることにより、被測定ガス室3を大きくしやすいし、その分、セラミック層10(固体電解質体11、対向セラミック層13、及び遮蔽層14)の変形量も少なくすることができるため、セラミック層10にかかる応力を低減することができる。また、被測定ガス室3の形状を、曲面状に膨らんだ形状とすることで、応力を分散させることができ、セラミック層10に亀裂等が生じることを防ぐことができる。
また、本例のガスセンサ素子の製造方法によれば、積層工程において焼失材5を空洞部30に充填し、焼成工程において焼失材5を焼失させる。これにより、被測定ガス室3を安定して形成することができる。
そして、焼失材5の充填量を調整することによって、被測定ガス室3の体積を調整することができるため、容易かつ正確に被測定ガス室3の体積を調整することができる。
また、複数のセラミック層10を互いに熱圧着することによって積層体100を得ることにより、積層体100を容易に形成することができる。
また、積層体100を積層方向に加圧しながら焼成工程を行い、少なくとも、幅方向Wの空洞部30の中央部31には、加圧力が直接作用しないようにする。これにより、積層体100の反りを抑制することができると共に、被測定ガス室3の形状を所望の形状とすることができる。
すなわち、焼成工程においては、セラミックの収縮によって積層体100に反りが発生することがあるため、積層体100を積層方向に加圧しながら焼成を行うことにより、この反りを抑制することができる。しかし、空洞部30の中央部31に加圧力が直接作用すると、空洞部30の中央部31の高さを大きくすることが困難となる。そこで、この空洞部30の中央部31には少なくとも加圧力が直接かからないようにして、空洞部30すなわち被測定ガス室3の形状を確保することができる。
本例においては、特に、加圧力が空洞部30以外の部分に作用するようにしているため、より確実に、上記被測定ガス室の形状を所望の形状とすることができる。
以上のごとく、本例によれば、測定精度に優れた小型のガスセンサ素子及びその製造方法を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図14〜図16に示すように、焼成工程における積層体100の加圧方法を種々変更した例である。
図14に示す方法は、積層体100の軸方向に直交する断面が略V字形状にて形成される加圧部材62を用いて、積層体100を加圧するものである。この場合には、角部104において、加圧部材62が積層体100に接触する。
図15に示す方法は、積層体100の軸方向に直交する断面が略コの字形状にて形成される加圧部材62を用いて、積層体100を加圧するものである。すなわち、加圧部材62には凹部621が形成され、その凹部621の両側において積層体100を押圧している。
図16に示す方法は、積層体100の軸方向に沿った溝部611を設けた支持台61と、平板状の加圧部材62とによって加圧するものである。そして、ガスセンサ素子1は、遮蔽層14側の表面を下方、すなわち支持台61側にするとともに、被測定ガス室3が形成された幅方向領域が溝部611に配置されるように、支持台61上に配置する。
なお、本例の何れの方法においても、積層体100における支持台61との当接部102と加圧部材62との当接部103との間以外の部分に、空洞部30等が配設される。
その他は、実施例1と同様の構成及び作用効果を有する。
(実験例)
本例は、被測定ガス室の体積とガスセンサ素子の測定精度との関係を調べた実験例である。
本例のガスセンサ素子1は、上述したごとくA/Fセンサ素子であって、測定電極21と基準電極22との間に電圧を印加したときに電極間に流れる電流値を測定することにより、被測定ガス中の特定ガス(酸素)の濃度(分圧)を検出するものである。
この電圧と電流値との関係は、図17に示すような曲線(L1〜L3)を描く。すなわち、被測定ガス中の酸素濃度の分圧によって異なる曲線(L1〜L3)を描くが、各曲線において、電圧値が上昇しても電流値がほとんど変化しないフラット部Fが存在する。したがって、このフラット部Fにおける電流値(限界電流値)が測定できるような電圧を電極間にかけることにより、安定した電流値が得られる。そして、この電流値から酸素濃度を検出することができ、ひいては空燃比を導き出すことができる。
しかしながら、フラット部Fは厳密には電圧値の上昇に伴って若干電流値が上昇するような傾斜を有する。そうすると、印加する電圧によって測定される限界電流値が異なってしまい、測定精度が低下する原因となる。
このフラット部Fの傾斜角度は、測定電極21への被測定ガスの供給状態によって変化し、測定電極21の全体に万遍なく被測定ガスが供給される状態が得られるほど、小さくなる。
それゆえ、本発明のように、被測定ガス室3の体積を大きくすることによって、測定電極21全体への被測定ガスの供給が促進され、フラット部Fの傾斜の低減が可能となり、測定精度が向上する。
そこで、本例においては、このフラット部Fの傾斜の小ささ、すなわち「フラット性」を測定精度の指標として、異なる体積の被測定ガス室3を有するガスセンサ素子の評価を行った。
まず、表1に示すように、異なる体積の被測定ガス室3を有する6種類のガスセンサ素子をそれぞれ5個ずつ作製し、試料1〜6とした。これらは、被測定ガス室3の体積及び形状等以外については、実施例1と同様の構成であり、同様の製造方法にて製造した。
表1において、体積増加率とは、実施例1(図4)において説明した仮想ガス室39の体積V2に対する各試料の被測定ガス室3の体積の増加率を示す。なお、体積増加率がマイナス(−)の試料は、仮想ガス室39よりも体積の小さい被測定ガス室3を有することとなる。この場合の被測定ガス室3の形状は、固体電解質体11と対向セラミック層13とがその中央部を互いに近づける方向に変形したような形状(中央が凹んだ形状)となる。
上記体積増加率の調整は、焼失材5の塗布膜厚によって調整した。
また、被測定ガス室3の体積の測定に当たっては、以下の方法を採用した。測定電極21における軸方向中心を通ると共に軸方向に直交する断面でガスセンサ素子1を切断し、そこに現れる被測定ガス室3の断面の面積を画像認識装置によって測定した。そして、被測定ガス室3の形状は、上記断面を軸方向に積み重ねたような形状であり、その軸方向長さは試料によって変わらないため、上記断面積に軸方向長さをかけることにより、体積を求めることができる。ただし、体積増加率を求めるに当たっては、上記断面の断面積まで求め、その値を仮想ガス室39の断面積との比率によって算出すればよい。
そして、各試料について5つのサンプルのそれぞれにおける被測定ガス室3の体積増加率を測定し、その平均値を算出した。この平均値および最大値、最小値を表1に示す。
Figure 0005158009
各試料のガスセンサ素子の測定電極21と基準電極22との間に異なる大きさの2つの電圧をそれぞれ印加した。二つの電圧の差は0.2Vとした。
その結果、電極間に流れた電流値を測定し、大きい電圧をかけたときの電流値と、小さい電圧をかけたときの電流値との差を、増加電流値として算出した。そして、この増加電流値を各試料ごとに5個のサンプルについて求めた。これらの測定値、及び各試料ごとの増加電流値の平均を、表2に示すと共に、図18にプロットした。
図18において、プロット「○」は、各サンプルの実測値、プロット「−」は、各試料の平均値を示す。また、曲線Mは、上記平均値を結んだ近似曲線を示す。
Figure 0005158009
図18及び表2から分かるように、被測定ガス室3の体積増加率が大きいほど、増加電流値が小さくなる。すなわち、被測定ガス室3の体積が大きいほど、フラット性が高く測定精度が高い。具体的には、本発明に属する試料3〜6は、仮想ガス室39と略同等の被測定ガス室3をもつ試料2よりも、増加電流値が小さい。
この結果から、被測定ガス室3を仮想ガス室39(図3)よりも大きくすることにより、センサ精度が向上することが分かる。そして、体積増加率を182%以上とする(すなわち被測定ガス室3を仮想ガス室39の2.82倍以上とする)ことにより、増加電流値を0.2mA以下とすることができ、センサ精度を格段に向上させることができる。
1 ガスセンサ素子
10 セラミック層
11 固体電解質体
12 スペーサ層
13 対向セラミック層
14 遮蔽層
21 測定電極
22 基準電極
3 被測定ガス室
31 中央部

Claims (8)

  1. 酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の表面に設けられた測定電極と、上記固体電解質体における上記測定電極を設けた側と反対側の表面に設けられた基準電極と、上記測定電極に面し被測定ガスを導入する被測定ガス室と、上記基準電極に面し大気を導入する大気室とを有するとともに、複数のセラミック層を積層してなる積層型のガスセンサ素子であって、
    上記被測定ガス室は、上記ガスセンサ素子の長手方向及び積層方向に直交する幅方向の中央部が、他の部位よりも積層方向の高さが大きく、
    かつ、上記被測定ガス室は、上記固体電解質体と、該固体電解質体にスペーサ層を介して積層した対向セラミック層との間に形成され、上記固体電解質体と上記対向セラミック層との少なくとも何れか一方が湾曲していることを特徴とするガスセンサ素子。
  2. 請求項1において、上記被測定ガス室は、積層方向の両方に曲面状に膨らんだ形状を呈していることを特徴とするガスセンサ素子。
  3. 請求項において、上記被測定ガス室は、上記固体電解質体と上記対向セラミック層とが何れも平板状であったとしたときに形成される仮想ガス室に対して、2.82倍以上の体積を有することを特徴とするガスセンサ素子。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載のガスセンサ素子を製造する方法であって、
    上記固体電解質体を含めた複数の上記セラミック層を未焼成の状態で積層するとともに、上記被測定ガス室となる空洞部に焼失材を充填して積層体を形成する積層工程と、
    上記積層体を焼成するとともに上記焼失材を焼失させる焼成工程とを有し、
    かつ、上記積層体を積層方向に加圧しながら上記焼成工程を行い、少なくとも、上記空洞部における積層方向の高さが最も大きい部分に向って加圧力が作用しないように
    することを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
  5. 請求項において、上記焼失材の充填量を調整することによって、上記被測定ガス室の体積を調整することを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
  6. 請求項又はにおいて、上記複数のセラミック層を互いに熱圧着することによって上記積層体を得ることを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
  7. 請求項において、上記加圧力は、上記空洞部に向って作用しないようにすることを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
  8. 請求項1〜のいずれか一項に記載のガスセンサ素子を用いてなることを特徴とするガスセンサ。
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