JP4350630B2 - ガスセンサの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はガスセンサの製造方法に関し、詳細には、ジルコニアを主成分とする固体電解質体と、絶縁性セラミックを主成分とし、固体電解質体と接する基体とを有するガスセンサの製造方法ガスセンサの製造方法に関するものである。
従来、自動車等に用いられる各種内燃機関からの排気ガス中の酸素等の濃度に応じた電気信号を出力するガスセンサの積層型ガスセンサ素子が知られている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。この積層型ガスセンサ素子は、ジルコニアを主成分とする板状の第1固体電解質体に一対の電極を設けた第1セル部(特許文献2では第1イオン導入部)と、同じくジルコニアを主成分とする板状の第2固体電解質体に一対の電極を設けた第2セル部(特許文献2では第2イオン導入部)とが、検知室(特許文献2では空間、特許請求の範囲における「測定室」に相当)を介して積層されている。
そして、第1セル部と第2セル部の間には、外部の被測定ガスを律速させて検知室内に導入できる程度の通気性を有する律速導入用多孔質部(以下、多孔質部とも言う。)が設けられており、さらに、第1セル部と第2セル部との層間を多孔質部と同じ高さに保つためのアルミナを主成分とする層間調節層(基体とも言う)が設けられている。尚、第1セル部と、第2セル部と、多孔質部と、層間調節層とで囲まれた空間により検知室が形成されている。また、第1セル部の電極の一方は検知室に面して配置され、第2セル部の電極の一方も検知室に面して配置されている。
ところで、このような積層方ガスセンサは、以下のようにして製造される。まず、焼成後に第1固体電解質体または第2固体電解質体となる所定形状の固体電解質シートを作成する。そして、それぞれの固体電解質シートに電極用ペーストを所定のパターンに印刷し、焼成後に電極となる未焼成電極を形成する。そして、一方の固体電解質シート上に、多孔質部用ペースト、層間調整層用ペーストを所定形状に印刷し、焼成後に多孔質部となる未焼成多孔質部、焼成後に層間調整層となる未焼成層間調整層を形成する。また、焼成後に検知室となるように、所定形状の検知室用ペーストを印刷する。なお、この検知室用ペーストは焼成後に焼成、昇華するものである。その後、一方の固体電解質シートに形成された未焼成多孔質部、未焼成層間調整層を挟むようにして他方の固体電解質シートを積層し、減圧圧着を行い、その後焼成する。
特開2003−294697号公報 特開2003−294687号公報
ところで、固体電解質シートに未焼成層間調整層を形成する際、層間調節層の厚みが検知室及び多孔質部の厚み(例えば、70μm〜100μm)と略同一となる必要がある。すると、層間調整層用ペーストを用いて1回のスクリーン印刷のみで上記厚みを形成することは難しく、複数回数スクリーン印刷を施さなければならない。よって、工程が嵩むという問題点がある。そこで、本発明者等は未焼成層間調節層をスクリーン印刷により形成するのではなく、アルミナを主成分とした層間調整層用シートを用いて形成することを検討した。つまり、層間調整層用シートを第1固体電解質シートに積層、圧着を行い、焼成することで、上記厚みを有する層間調整層に形成することができると考えた。
しかしながら、検知室に面して配置された第1セル部の電極や第2セル部の電極が、シート積層時又は圧着時に層間調整用シートの部材により変形してしまうという問題が発生した。この電極の変形は、従来、スクリーン印刷により設けていた第2層間調節層をアルミナを主成分とした基体シートとしたことにより、硬度が増したために生じていると考えられる。そこで、基体シートを軟化させるためには、可塑剤等の低融点有機化合物を添加する方法が考えられるが、低融点有機化合物を添加しすぎると基体シートにべたつきが発生し、製作過程において操作性が悪くなるという問題点が発生する。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、圧着時において電極を変形させない基体シートを作製するシート作製工程を備えたガスセンサの製造方法を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明のガスセンサの製造方法では、酸素イオン電導性を有するジルコニアを主成分とする板状の固体電解質体と、絶縁性セラミックを主成分とし、該固体電解質体に接するように積層された板状の基体とを有し、該基体の少なくとも一部に、該基体の積層方向に開空間が形成されたガスセンサ素子を有するガスセンサの製造方法において、絶縁性セラミックを主成分とし、40℃以上80℃以下の融点をもつ有機物を1質量%以上20質量%以下含有し、焼成後に基体となる基体シートを作製するシート作製工程と、焼成後に固体電解質体となる固体電解質シートに前記基体シートを積層し、圧着する圧着工程とを有する。
また、請求項2に係る発明のガスセンサ製造方法では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記ガスセンサ素子は第1固体電解質体と第2固体電解質体とを有し、前記基体が、該第1固体電解質体と該第2固体電解質体とに挟まれた層間調整層であり、前記開空間が該第1固体電解質体、該第2固体電解質体及び該層間調整層により形成された測定室であることを特徴とする構成となっている。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明のガスセンサの製造方法では、シート作製工程で、絶縁性セラミックを主成分とする基体シートに、40℃以上80℃以下の融点をもつ有機物を1質量%以上20質量%以下含有させることで、焼成後に基体となる基体シートを作製したとしても、作製過程における操作性を維持したまま、焼成後に固体電解質体となる固体電解質シートとの積層、圧着時に、温度を上昇させることで、基体シートを軟化させ、固体電解質シート上に形成された電極等の変形及び断線を防ぐことができる。
尚、絶縁性セラミックとは、アルミナ、ムライト、窒化アルミのいずれか一種のことである。さらに、本発明において、「主成分」とは、その成分が50質量%含有されていることを指す。
また、請求項2に係る発明のガスセンサ製造方法では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、ガスセンサ素子が第1固体電解質体と第2固体電解質体と、第1固体電解質体と第2固体電解質体に挟まれた層間調整層と、第1固体電解質体、第2固体電解質体及び層間調整層により形成された測定室とを有するガスセンサに用いることができる。この製造方法を用いた上記ガスセンサは、第1固体電解質体のみでなく、第2固体電解質体上に形成された電極等の変形及び断線を防ぐことができる。
以下、本発明を具体化したガスセンサの製造方法の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して本実施の形態におけるガスセンサ2の構造について説明する。図1は、ガスセンサ2の模式的な断面図である。尚、本発明のガスセンサの構成については特に限定されない。図1に示すように、ガスセンサ2は、積層型のガスセンサ素子1を備えている。ガスセンサ素子1は、ホルダ211、タルク粉末等からなる緩衝材212及びスリーブ213(ガスセンサ素子1とスリーブ213との間に、ガスセンサ素子1と後述するリード線26とを電気的に接続するリードフレーム25を介する)等の熱による膨張収縮を緩和できる治具類に固定され、更に、これら全体が主体金具22に固定されている。また、主体金具22の一端側には被測定ガスを導入できる複数の孔を有し、且つガスセンサ素子1の検知部(図1においては第1セル部用固体電解質体112及び第2セル部用固体電解質体132等を備える一端側部)近傍を覆ってガスセンサ2の一端側を保護するプロテクタ23を配設し、主体金具22の他端側にはガスセンサ2の他端側を保護する外筒24を配設している。更に、外筒24の一端側からは、ガスセンサ素子1を外部回路へと接続するためのリード線26を分岐挿通する貫通孔が設けられたセパレータ27及びガスセンサ2内への水等の侵入を防止するグロメット28を備えている。
このようなガスセンサ2を用いて内燃機関から排出される排気ガスを測定しようとする場合には、例えば、主体金具22の側面に螺子形状などのねじ部221を設けることにより排気ガスの流通する排気管にガスセンサ素子1の測定部が突出するように取り付け、ガスセンサ素子1の検知部を被測定ガスに曝して測定を行うことができる。
次に、図2乃至図4を参照して、ガスセンサ素子1について説明する。図2は、ガスセンサ素子1の模式的な斜視図であり、図3は、ガスセンサ素子1の一部を示す模式的な分解斜視図であり、図4は、図2におけるA−A’線の模式的な断面図であり、図5は、図2におけるB−B’線の模式的な断面図である。図2に示すように、ガスセンサ素子1は幅細な略長方形の板状をしており、図3に示すように、第1絶縁性基部10、第1セル部11、第2セル部13、第2絶縁性基部14等が形成されている。
ここで、まず第1絶縁性基部10について説明する。第1絶縁性基部10は、ガスセンサ素子1の全体の強度を保障する部分であり、ヒータ102を内部に有している。第1絶縁性基部10の形状及び大きさ等は特に限定されないが、通常、その厚さは0.1mm以上(好ましくは0.2〜1.5mm、更に好ましくは0.5〜1.0mm、通常2.0mm以下)である。但し、ヒータ102を内部に有するためには、厚さは0.2mm以上であることが好ましい。この厚さが0.1mm未満であると第1セル部111の支持や素子強度の保障を十分に行うことが困難となる場合がある。また、特に製造時に第1絶縁性基部10となる未焼成体に他部材を積層する工程を行うことが困難となる場合がある。尚、第1絶縁性基部10は単層であっても複層であってもよい。
また、第1絶縁性基部10は絶縁性セラミックスにより構成されて十分な絶縁性を発揮できる。例えば、温度800℃においてヒータ102と第1セル部用電極111,113及び第2セル部用電極131,133のうちのいずれもの電極との間の電気抵抗値が1MΩ(好ましくは10MΩ)以上となる程度の絶縁性を発揮できることが好ましい。このような絶縁性を発揮させることができる絶縁性セラミックスとしては、アルミナ、ムライト、スピネル、ステアタイト及び窒化アルミニウムのうちの1種又は2種以上を主成分とするものを挙げることができる。また、低温においては十分な絶縁性を発揮できるが、例えば800℃以上の高温においては十分な絶縁性を発揮できないジルコニア等は絶縁性セラミックスには含まれない。但し、上記の絶縁性が発揮される範囲内で副成分として含有されていてもよい。
これらの絶縁性セラミックスを構成する成分の中でもアルミナは安価であり、加工が比較的容易であるため好ましい。このアルミナを用いる場合は十分な絶縁性及び耐熱性(耐熱衝撃性等)が発揮されるように、第1絶縁性基部10は、その全体に対してアルミナを70質量%以上(より好ましくは80質量%以上、更に好ましく90質量%)含有するものであることが好ましい。一方、残部として第1絶縁性基部10に直接接して積層される部位(例えば、第1セル部用固体電解質体112等)を構成する成分を1〜20質量%含有することができる。これにより第1絶縁性基部10は、直接接して積層される部位との間の熱膨張差を緩和できる。
しかし、第1絶縁性基部10が、特に高い絶縁性を要する場合には、絶縁性セラミックス全体に対してアルミナを90質量%以上(より好ましくは95質量%以上、更に好ましくは99.99質量%以上)含有し、且つシリカを10000ppm以下(より好ましくは1000ppm以下、更に好ましくは50ppm以下)含有するか又はシリカを含有しない(測定限界以下)ものであることが好ましい。このような第1絶縁性基部10であることにより、ヒータ102から第1セル部用電極111,113及び第2セル部用電極131,133のうちのいずれもの電極への電流のリークを確実に防止できる。
また、ヒータ102は発熱部102aとヒータリード部102bとを備えることができる。このうち発熱部102aは電力の供給により実際に昇温する部位であり、ヒータリード部102bは外部回路からの電力を発熱部102aまで導く部位である。これらの形状は特に限定されないが、例えば、発熱部102aはヒータリード部102bと比較して幅細に形成することができる。これら発熱部102a及びヒータリード部102bを構成する材質は特に限定されないが、例えば、Pt、Pd、Rh、Ir等の貴金属、モリブデン及びレニウムの少なくとも1種により構成することができる。また、発熱部102aとヒータリード部102bとは同じ材質からなっていてもよく、異なる材質からなっていてもよい。
次に、第1セル部11について説明する。第1セル部11は、第1絶縁性基部10に直接又は他部材を介して間接的に積層されて支持されている。また、第1セル部用固体電解質体112と一対の電極である第1セル部用電極111,113とを備え、所定のイオン又は気体を一方の電極の側から他方の電極の側へ移動させることができる部分である。この第1セル部11は、例えば、被測定ガスの濃度を電位差として出力できる濃度検知セルや、一対の電極へ電圧を印加することにより一方の電極の側から他方の電極の側へ所定のイオン又は気体等を移動させることができるポンプセル等として機能させることができる。この第1セル部11は、第1セル部用固体電解質体112と一対の第1セル部用電極111,113のみからなっていてもよいが、その他にも例えば、第1セル部用固体電解質体112の内部抵抗を測定するための内部抵抗測定用電極等の他の部分を備えることができる。尚、被測定ガスは、被測定雰囲気を構成するガスであって、本発明の素子又は他の本発明の素子による測定目的ガスであり、1種又は2種以上の成分からなるものである。
第1セル部用固体電解質体112は、ジルコニアを主成分とし、イットリア等の安定化剤を含有するジルコニア系焼結体からなり、イオン導電性を有するものである。その形状、大きさ及び厚さ等は特に限定されないが、その厚さは300μm以下(好ましくは200μm以下、更に好ましくは150μm以下、特に好ましくは50μm以下、通常20μm以上)にすることができる。第1セル部用固体電解質体112は300μmを超えて厚い場合であっても素子としての機能は失われないが、第1セル部用固体電解質体112を薄くすることによる効果は得られ難くなる。一方、20μmより薄い場合には作製が困難となると共にイオン導電性が十分に得られ難くなる傾向にある。尚、この第1セル部用固体電解質体112が「第1固体電解質体」に該当する。
第1セル部用電極111,113は、第1セル部用固体電解質体112の表面に形成された電極である。この第1セル部用電極111,113のうちの一方の第1セル部用電極113は、後述する測定室15内の被測定ガスに接する電極である。また、他方の第1セル部用電極111は、一方の第1セル部用電極113に対向して配置され、通常、大気雰囲気や参照ガスと接し、後述する測定室15内の被測定ガスとは接しない電極である。これら第1セル部用電極111,113の形状、大きさ及び厚さ等は特に限定されないが、例えば、幅広に形成された電極部111a,113aと、幅細に形成された電極リード部111b、113bとから構成することができる。
これら第1セル部用電極111,113を構成する材質は特に限定されないが、例えば、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru及びRhのうちの少なくとも1種を主成分(通常、各電極全体の70質量%以上)にすることができ、通常、Ptを主成分とすることが好ましい。また、第1セル部用固体電解質体112を構成する主成分(ジルコニア)を含有していてもよい。これら第1セル部用固体電解質体112とは異なる材質からなるものであっても、同じ材質からなるものであってもよい。
次に、第2セル部13について説明する。第2セル部13は、第2セル部用固体電解質体132と一対の電極である第2セル部用電極131,133とを備え、所定のイオン又は気体を一方の電極の側から他方の電極の側へ移動させることができる部分である。この第2セル部13も、第1セル部11と同様に濃度検知セルや、ポンプセル等として機能させることができる。この第2セル部13は、第2セル部用固体電解質体132と一対の第2セル部用電極131,133のみからなっていてもよいが、その他にも例えば、第2セル部用固体電解質体132の内部抵抗を測定するための内部抵抗測定用電極等の他の部分を備えることができる。
第2セル部用固体電解質体132も第1セル部用固体電解質体112と同様にジルコニアを主成分とし、イットリア等の安定化剤を含有するジルコニア系焼結体からなり、イオン導電性を有するものである。その形状、大きさ及び厚さ等は特に限定されないが、その厚さは300μm以下(好ましくは200μm以下、更に好ましくは150μm以下、特に好ましくは50μm以下、通常20μm以上)にすることができる。第2セル部用固体電解質体132は300μmを超えて厚い場合であっても素子としての機能は失われないが、固体電解質体を薄くすることによる効果は得られ難くなる。一方、20μmより薄い場合には作製が困難となると共にイオン導電性が十分に得られ難くなる傾向にある。尚、この第2セル部用固体電解質体132が「第2固体電解質体」に該当する。
但し、第2セル部用固体電解質体132に他部材を含有させる場合には、第2セル部用固体電解質体132の一対の第2セル部用電極131,133の間で測定される抵抗が、第1セル部用固体電解質体112の一対の第1セル部用電極111,113の間で測定される抵抗に比べて大きくならないように含有させることが好ましい。第2セル部用固体電解質体132には、第1セル部用固体電解質体112に比べてより大きな電流を流す場合があり、固体電解質体の内部抵抗が過度に高いと、過電圧により第2セル部用固体電解質体132が分解し、ブラックニングと称される現象を生じることがあるためである。
第2セル部用電極131,133は、第2セル部用固体電解質体132の表面に形成された電極である。この第2セル部用電極133は、外部の被測定ガスと接する電極である。また、第2セル部用電極131は、測定室内の被測定ガスと接するように測定室に面し、第2セル部用電極131と対向して配置された電極である。これら第2セル部用電極131,133の形状、大きさ及び厚さ等は特に限定されないが、例えば、幅広に形成された電極部131a,133aと、幅細に形成された電極リード部131b,133bとから構成することができる。更に、これら第2セル部用電極131,133を構成する材質も特に限定されないが、第1セル部用電極111,113と同様なものとすることができる。これら第2セル部用電極131,133の各々の電極はそれぞれ異なる材質からなるものであっても、同じ材質からなるものであってもよく、また、第2セル部用固体電解質体132を構成する主成分(ジルコニア)を含有していてもよい。
次に、第2絶縁性基部14について説明する。第2絶縁性基部14は、多孔質部141と非多孔質部142とからなる絶縁性セラミックスからなる部分を備え、第2セル部13を直接又は他部材(本実施の形態では、第2セル部用固体電解質体132と第2絶縁性基部14との距離を保つための中間層134が設けられている。)を介して間接的に支持する部分であり、素子全体の強度を第1絶縁性基部10と共に保障する部分である。この第2絶縁性基部14の形状及び大きさ等は特に限定されないが、通常、その厚さは0.1mm以上(好ましくは0.2〜1.5mm、更に好ましくは0.5〜1.0mm、通常2.0mm以下)である。この厚さが0.1mm未満であると素子強度の保障を十分に行うことが困難となる場合がある。また、第1絶縁性基部10と同様に製造時の積層が困難となる場合がある。また、この第2絶縁性基部14は単層であってもよく、複層であってもよい。
第2絶縁性基部14を構成する多孔質部141及び非多孔質部142は、第1絶縁性基部10を構成する絶縁性セラミックスと同様な絶縁性及び耐熱性を十分に発揮できる絶縁性セラミックスから形成されているものであることが好ましい。但し、第1絶縁性基部10を形成する絶縁性セラミックスと、第2絶縁性基部14を形成する絶縁性セラミックスとは、同じ組成であっても、異なる組成であってもよい。
多孔質部141は、第2絶縁性基部14の一部であって、第2セル部13を構成する第2セル部用電極133と外部の被測定ガスとを接触させるための部分である。この多孔質部141は、電極を構成する金属がリン、鉛及びケイ素等により被毒されることを防止する作用や、素子外における被測定ガスの流速に関わらず電極に接触する時点での被測定ガスの流速を略一定にする律速作用等を発揮することができる。この多孔質部141はこれらの作用を十分に発揮するために、気孔率5%以上(より好ましくは20%以上、更に好ましくは40%以上、通常80%以下)であることが好ましい。気孔率が5%未満であると、十分な気孔率の多孔質部141を備える素子に比べると応答性が十分に向上しない傾向にある。尚、この気孔率は、水中に浸して気孔に十分に水を含有させた含水質量m2から空気中における質量m1を引いた差を、見掛け体積(気孔体積を含む)Vで割った商に100を剰することにより算出される。
また、本発明の積層型ガスセンサ素子では、この多孔質部141は、その側面の一部又は全部が第2絶縁性基部14を構成する非多孔質部142により囲まれている。このような多孔質部141の側面の一部又は全面を取り囲む枠部の幅は0.2mm以上であることが好ましい(素子の幅が2〜7mm程度において)。この枠部の最狭部における幅が0.2mm未満となると、焼成時や使用時の冷熱間サイクルや衝撃等に対する耐久性が十分に得られ難くなる傾向にある。また、製造時における未焼成体の取り扱いも難しくなる場合がある。
そして、第1セル部11と第2セル部13との間には、律速導入用多孔質部121及び層間調整層123が形成されており、第1セル部用固体電解質体112、第2セル部用固体電解質体132、律速導入用多孔質部121及び層間調整層123に囲まれた開空間には、測定室15が形成されている。尚、具体的に測定室15は、第1セル部用固体電解質体112の長手方向に添った側壁が、律速導入用多孔質部121により形成され、短手方向にそった側壁が層間調整層123により形成されている。尚、この層間調整層123が「基体」に該当する。
尚、測定室15の形状及び大きさは特に限定されないが、第1セル部用固体電解質体112と後述する第2セル部用固体電解質体132との間(通常、測定室15に面する第1セル部用電極113と測定室15に面する第2セル部用電極131との間)が1.0mm以下(より好ましくは0.5mm以下、更に好ましくは0.1mm以下、通常0.02mm以上)となるものであることが好ましい。
測定室15は、ガスセンサ素子1外の被測定ガスに含まれる特定の気体(例えば、酸素等)を第2セル部13の作用により導入でき、且つ、ガスセンサ素子1外の被測定ガスを構成する被測定ガスを、ガスセンサ素子1外における流速に関係なく略一定の速度で(このように導入することを以下、単に「律速」という)導入できる空間である。本実施の形態のガスセンサ素子1では、律速導入用多孔質部121により被測定雰囲気をガスセンサ素子1内に律速導入できる。また、測定室15内の雰囲気に含まれる上記特定の気体は第2セル部13の作用によりガスセンサ素子1外へ導出できる。
また、層間調整層123は本発明の要部であり、測定室15を形成し、さらに、律速導入用多孔質部121と共に測定室15の高さを保つために設けられている。また、層間調整層123の材質はアルミナを主成分としている。
[実施例1]
このような積層型ガスセンサ素子1において、可塑剤及び圧着溶剤の含有量の異なる層間調整層用シート123(焼成前の層間調整層123)を用いて圧着を行い、第1セル部用電極111の変形の防止に効果が現れるか否かの評価試験を行った。尚、以下では解りやすさのために、各部の符号を焼成前と焼成後とで同じとした。本評価試験では、サンプル番号A〜Lの12種類の層間調整層用シート123を用い、電極の変形を調べた。表1は、サンプルA〜Lのステアリルアルコール量(圧着溶剤)及びDBP(フタル酸ジブチル)(可塑剤)の添加量と、電極の変形状態を示した表である。
層間調整層用シート123は、アルミナ粉末とイットリア安定化ジルコニア粉末をポットミルへ入れ、さらに有機溶媒としてトルエンとMEK(メチルエチルケトン)との混合溶液、バインダーとしてポリビニルプチラール樹脂、可塑剤としてジブチフタレート、圧着溶剤のステアリルアルコールを加え、スラリーとしている。そして、このスラリーをドクターブレード法により厚さ0.1mmのシート状に形成する。そして、測定室15を形成するために3mm×50mmの穴を設ける。このスラリーを作製し、シート状に形成する工程がシート作製工程に相当する。
そして、焼成後に第1絶縁性基部10となる第1絶縁性シート10と焼成後に第1セル部11となる未焼成第1セル11とが積層された基板上に、層間調整層用シート123を乗せ、熱圧着を行う。この熱圧着は、温度約60℃で約60秒間、50〜60MPaの圧力にて行われる。その後、焼成後に律速導入用多孔質部121,122となる律速導入用多孔質ペーストが、層間調整層用シート123の穴の短手方向の端に印刷され、さらに、焼成後に測定室15となるように昇華材料からなる測定室用ペーストを印刷し、焼成後に第2セル部13となる未焼成第2セル13及び焼成後に第2絶縁性基部14となる第2絶縁性シート14とを積層し、熱圧着する。尚、添加される圧着溶剤のステアリルアルコール(CH3(CH2)17OH)は、融点が57.9℃であり、熱圧着時の温度よりも融点が低く、液体となるため層間調整層用シート123が軟化する。
そして、第1絶縁性基部10,第1セル部11,第2セル部13,第2絶縁性基部14とをすべて圧着する(圧着工程に相当する)。そして、ガスセンサ素子1の四方を切断して形成する。その後、ガスセンサ素子1を電極リード部113b上で切断し、実体顕微鏡を用いて、拡大倍率100倍にて写真をとり、第1セル部用電極113の測定室15前後での電極の変形状態を写真上で確認する。
表1において、「○」は第1セル部用電極111の変形が10μm以内であることを示し、「△」は第1セル部用電極111の変形が10μmより大きく20μmよりも小さいことを示し、「×」は第1セル部用電極111の変形が20μm以上であることを示している。尚、「×」とする閾値となっている20μmは第1セル部用電極111の厚みである。
Figure 0004350630
表1に示すように、ステアリルアルコールを0質量%、DBPを5.5質量%としたものをサンプルAとし、ステアリルアルコールを0質量%、DBPを6.5質量%としたものをサンプルBとし、ステアリルアルコールを0質量%、DBPを7.5質量%としたものをサンプルCとした。ステアリルアルコールを1質量%、DBPを5.5質量%としたものをサンプルDとし、ステアリルアルコールを1質量%、DBPを6.5質量%としたものをサンプルEとし、ステアリルアルコールを1質量%、DBPを7.5質量%としたものをサンプルFとした。ステアリルアルコールを2質量%、DBPを5.5質量%としたものをサンプルGとし、ステアリルアルコールを2質量%、DBPを6.5質量%としたものをサンプルHとした。ステアリルアルコールを4質量%、DBPを5.5質量%としたものをサンプルIとし、ステアリルアルコールを4質量%、DBPを6.5質量%としたものをサンプルJとし、ステアリルアルコールを4質量%、DBPを7.5質量%としたものをサンプルKとした。ステアリルアルコールを6質量%、DBPを5.5質量%としたものをサンプルLとした。尚、DBPの添加量はアルミナやジルコニアの量に依存するが、本試験では5.5質量%〜7.5質量%添加した。
そして、サンプルAは、すべてのサンプルで電極の変形が20μm以上(×)である。サンプルBは、すべてのサンプルで電極の変形が20μm以上(×)である。サンプルCは、すべてのサンプルで電極の変形が10μmより大きく20μm未満(△)である。サンプルDは、電極の変形が10μmより大きく20μm未満ののもの(△)と、10μm以下(○)のものが混在している。サンプルEは、電極の変形が10μmより大きく20μm未満ののもの(△)と、10μm以下(○)のものが混在している。サンプルFは、すべてのサンプルで電極の変形が10μm以下(○)である。サンプルGは、電極の変形が10μmより大きく20μm未満ののもの(△)と、10μm以下(○)のものが混在している。サンプルHは、電極の変形が10μmより大きく20μm未満ののもの(△)と、10μm以下(○)のものが混在している。サンプルIは、すべてのサンプルで電極の変形が10μm以下(○)である。サンプルJは、すべてのサンプルで電極の変形が10μm以下(○)である。サンプルKは、すべてのサンプルで電極の変形が10μm以下(○)である。サンプルLは、すべてのサンプルで電極の変形が10μm以下(○)である。
つまり、1質量%以上のステアリルアルコールを添加すると、20μm以上の第1セル部用電極111の変形は発生しない。また、4質量%以上のステアリルアルコールを添加すると、可塑剤のDBPを増加しなくても10μmより大きな変形は発生しない。よって、ステアリルアルコールを1質量%以上、望ましくは4質量%以上添加すると、層間調整層用シート123により第1セル部用電極111を、ガスセンサ素子1の機能に影響を与えるほどに変形させてしまうことがない。
尚、圧着溶剤として加えられるステアリルアルコール量はスラリーの20質量%を上限とする。これは、ステアリルアルコール量が多い場合には、ガスセンサ素子1が緻密に焼成しないためである。緻密な焼成が行われないと、ガスセンサ素子1が水分を吸収し、急冷や急熱により破裂したり、電流がリークして正確な計測値が得られなかったりする。そこで、加えるステアリルアルコール量をそれぞれ0質量%,2質量%,4質量%,6質量%,10質量%,15質量%,20質量%,30質量%としたサンプルを焼成し、その後染色試験を行ったところ、0質量%〜20質量%のサンプルではカラーチェック液の染みが見られなかったが、30質量%のサンプルでは染みが存在した。すなわち、ステアリルアルコール量が20質量%以下であれば緻密に焼成するが、30質量%であると緻密に焼成しないことがわかる。
よって、圧着時の温度においてステアリルアルコールが液体となるので、ステアリルアルコールを1質量%以上20質量%以下添加することにより、圧着時の層間調整層用シート123の硬さによる第1セル部用電極111の変形を防ぐことができる。尚、本実施例では、積層、圧着温度はステアリルアルコールの融点以上で行った。しかし、本発明では積層、圧着温度は添加する低融点添加以上にする必要はなく、積層、圧着時には変形及び断線を生じさせないぐらいに低融点化合物が軟化する温度まで上昇させればよい。
尚、本実施例では、約60℃で熱圧着を行ったが、通常、ガスセンサ素子1で使用される他の物質の融点以下である約80℃以下までの温度で行われる。そこで、層間調整層用シートに添加する有機物としては、ステアリルアルコールの他に、約40℃〜約80℃において融点をもつものが挙げられる。尚、下限を40℃としたのは、常温で層間調整層用である物質では、圧着前の層間調整層用シート作製時の操作性が悪くなるからである。
このような物質の一例としては、ステアリン酸(CH3(CH2)16COOH)、フタル酸エステル(C6H4(COOR)COOR)、パラフィン(CnH2n+2)、2−エチル−2ヒドロキシ酪酸((C2H5)2C(OH)COOH)が挙げられる。また、フタル酸エステルの例としては、フタル酸水素エチル(C6H4(COOH)COOC2H5)などが挙げられる。また、パラフィンの例としては、イコサン(C20H42)、高級パラフィン(CnH2n+2)、2−エチル−2ヒドロキシ酪酸(C2H5)2C(OH)COOH)が挙げられる。尚、ステアリン酸の融点は70.5℃、フタル酸水素エチルの融点は47℃〜48℃、イコサンの融点は36.8℃、高級パラフィンの融点は45℃〜65℃、2−エチル−2ヒドロキシ酪酸の融点は80℃である。
本発明のガスセンサは、焼成後に固体電解質体となる固体電解質シートに、絶縁性セラミックを主成分とする基体シートを積層させて焼成し、さらに積層方向に開空間を有するガスセンサ素子を有するガスセンサに適応可能である。
ガスセンサ2の模式的な断面図である。 ガスセンサ素子1の模式的な斜視図である。 ガスセンサ素子1の一部を示す模式的な分解斜視図である。 図2におけるA−A’線の模式的な断面図である。 図2におけるB−B’線の模式的な断面図である。
符号の説明
1 ガスセンサ素子
2 ガスセンサ
10 第1絶縁性シート
10 第1絶縁性基部
11 未焼成第1セル
11 第1セル部
13 未焼成第2セル
13 第2セル部
14 第2絶縁性基シート
14 第2絶縁性基部
15 測定室
111 第1セル部用電極
123 層間調整層
123 層間調整層用シート
131 第2セル部用電極

Claims (2)

  1. 酸素イオン電導性を有するジルコニアを主成分とする板状の固体電解質体と、
    絶縁性セラミックを主成分とし、該固体電解質体に接するように積層された板状の基体とを有し、
    該基体の少なくとも一部に、該基体の積層方向に開空間が形成されたガスセンサ素子を有するガスセンサの製造方法において、
    絶縁性セラミックを主成分とし、40℃以上80℃以下の融点をもつ有機物を1質量%以上20質量%以下含有し、焼成後に基体となる基体シートを作製するシート作製工程と、
    焼成後に固体電解質体となる固体電解質シートに前記基体シートを積層し、圧着する圧着工程と
    を有するガスセンサの製造方法。
  2. 前記ガスセンサ素子は第1固体電解質体と第2固体電解質体とを有し、前記基体が、該第1固体電解質体と該第2固体電解質体とに挟まれた層間調整層であり、前記開空間が該第1固体電解質体、該第2固体電解質体及び該層間調整層により形成された測定室であることを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ製造方法。
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