JP5145117B2 - 圧縮機のハウジング - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機、例えば、航空用ガスタービン、舶用過給機、自動車用過給機等に用いられる遠心圧縮機や斜流圧縮機のハウジングに関するものである。
航空用ガスタービン、舶用過給機、自動車用過給機等に用いられる圧縮機としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開2008−19798号公報
ところで近年、軽量化およびコスト低減等の観点から圧縮機のハウジング全体を樹脂で作るといった試みがなされている。しかしながら、図6に二点鎖線で示すように、圧縮機100で圧縮された高温(例えば、180℃)の空気により、ハウジング102の出口部(より詳しくは、ボリュート101を備えた端部)が熱変形し、ブレード7の翼端7aとハウジング102の内周面102aとの隙間(クリアランス)が拡大して、圧縮機100の効率が低下してしまうといった問題点があった。
そこで、図7に示すような、ハウジング202を半径方向外側に向かって全体的に肉厚にするとともに、ボリュート101を形成するハウジング202の端部にリブ203を配置した圧縮機200のハウジング202も考えられている。しかしながら、このような圧縮機200のハウジング202では、半径方向の寸法が増加し、圧縮機200全体が大型化して、圧縮機200全体の重量が増加してしまうといった問題点があった。
なお、図7中のハウジング202の中央部に描いた実線は、図6に示すハウジング102の肉厚を示している。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、圧縮機の大型化および効率低下を招くことなく、圧縮機の軽量化を図ることができる圧縮機のハウジングを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明の第1の態様に係る圧縮機のハウジングは、複数枚のブレードと、これら複数枚のブレードの根元部に配置される本体とを備えたインペラを回転軸線回りに回転可能に収容するとともに、一端部に、作動流体を前記インペラに導く吸込流路が形成され、他端部にボリュートが形成された圧縮機のハウジングであって、前記ブレードの翼端を取り囲むように周方向および軸方向に沿って延びる、樹脂材料からなる内筒と、この内筒を取り囲むように周方向および軸方向に沿って延びる、樹脂材料からなる外筒とを備え、前記内筒と前記外筒とが、前記ボリュートの側と反対の側に位置する一端部で接合あるいはかん合され、それ以外の部分には、隙間が設けられている。
本発明に係る圧縮機のハウジングによれば、内筒と外筒とはそれぞれの一端部のみ(または一端部および中央部)で接合されており、内筒の他端部と外筒の他端部とは接合あるいはかん合されていないため、圧縮された高温(例えば、180℃)の空気によって、外筒の他端部(ボリュートを備えた端部)のみが熱変形することとなる。
これにより、ブレードの翼端と内筒の内周面との隙間(クリアランス)を常に適正な値に保つことができて、圧縮機の効率低下を防止することができる。
また、ハウジングの肉厚を、鋳造アルミ合金や鋳鉄や鋳鋼等の金属材料で作られたハウジングの肉厚と同程度とすることができるので、当該ハウジングの大型化を回避することができて、圧縮機の大型化を回避することができる。
さらに、ハウジング全体が樹脂材料で形成されることとなるので、当該ハウジングの軽量化を図ることができる。
また、本発明に係る圧縮機のハウジングによれば、内筒と外筒とはそれぞれの一端部のみで接合あるいはかん合されており、その他の部分は、隙間を設けているので、圧縮された高温(例えば、180℃)の空気によって、外筒の他端部(ボリュートを備えた端部)のみが熱変形することとなる。さらに隙間を設けていることにより内筒から外筒への熱伝達が抑制されて外筒の温度上昇が抑制されるのでハウジングの変形が抑えられる。
これにより、ブレードの翼端と内筒の内周面との隙間(クリアランス)を常に適正な値に保つことができて、圧縮機の効率低下を防止することができる。
本発明の第2の態様に係る圧縮機のハウジングは、複数枚のブレードと、これら複数枚のブレードの根元部に配置される本体とを備えたインペラを回転軸線回りに回転可能に収容するとともに、一端部に、作動流体を前記インペラに導く吸込流路が形成され、他端部にボリュートが形成された圧縮機のハウジングであって、前記ブレードの翼端を取り囲むように周方向および軸方向に沿って延びる、金属材料からなる内筒と、この内筒を取り囲むように周方向および軸方向に沿って延びる、樹脂材料からなる外筒とを備え、前記内筒と前記外筒とが、前記ボリュートの側と反対の側に位置する一端部で接合あるいはかん合され、それ以外の部分には、隙間が設けられている。
本発明に係る圧縮機のハウジングによれば、内筒と外筒とはそれぞれの一端部のみ(または一端部および中央部)で接合あるいはかん合されており、内筒の他端部と外筒の他端部とは接合されていないため、圧縮された高温(例えば、180℃)の空気によって、外筒の他端部(ボリュートを備えた端部)のみが熱変形することとなる。
これにより、ブレードの翼端と内筒の内周面との隙間(クリアランス)を常に適正な値に保つことができて、圧縮機の効率低下を防止することができる。
また、内筒を鋳造アルミ合金等の金属材料で作製することにより、万が一、ブレードが損傷して半径方向外側に飛散したとしても、ブレードの破片がハウジングの外側に飛び出すことを防止することができて、圧縮機の信頼性を向上させることができる。
さらに、内筒の肉厚を薄くすることができるので、ハウジング全体の肉厚を薄くすることができて、当該ハウジングおよび圧縮機の小型化を図ることができる。
さらにまた、ハウジングの大部分(主たる部分)が樹脂材料で形成されることとなるので、当該ハウジングの軽量化を図ることができる。
また、本発明に係る圧縮機のハウジングによれば、内筒と外筒とはそれぞれの一端部のみで接合あるいはかん合されており、その他の部分は、隙間を設けているので、圧縮された高温(例えば、180℃)の空気によって、外筒の他端部(ボリュートを備えた端部)のみが熱変形することとなる。さらに隙間を設けていることにより内筒から外筒への熱伝達が抑制されて外筒の温度上昇が抑制されるのでハウジングの変形が抑えられる。
これにより、ブレードの翼端と内筒の内周面との隙間(クリアランス)を常に適正な値に保つことができて、圧縮機の効率低下を防止することができる。
上記ハウジングのいずれかを備えた圧縮機によれば、圧縮機の大型化および効率低下を招くことなく、圧縮機の軽量化が図られ、圧縮機の信頼性が向することとなる。
本発明に係る圧縮機のハウジングによれば、圧縮機の大型化および効率低下を招くことなく、圧縮機の軽量化を図ることができるという効果を奏する。
以下、本発明の第1参考実施形態に係る圧縮機のハウジングについて、図1および図2を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る圧縮機のハウジング(以下、「ハウジング」という。)を具備した圧縮機(以下、「遠心圧縮機」という。)の断面図、図2は図1の要部を拡大した図である。
図1に示すように、遠心圧縮機1は、ハウジング2と、ハウジング2に軸支されて回転するインペラ3と、インペラ3の周囲にハウジング2と一体に設けられたボリュート(スクロール)4と、インペラ3とボリュート4との間に、インペラ3の周囲を取り囲むように環状に設けられたディフューザ5とを備えている。
なお、図1中の白抜き矢印は空気(作動流体)の流れを、符号Cはインペラ3の回転軸線を、符号Rは吸込流路を示している。
インペラ3は、ハブ(本体)6と、このハブ6の表面(以下、「ハブ面」という。)6a上に放射状に設けられた(配置された)複数枚のブレード(動翼)7とを備えている。
ブレード7はそれぞれ、ハブ6の小径側端部6bにその前縁LEが位置するとともに、ハブ6の大径側端部6cにその後縁TEが位置するようにハブ面6a上に設けられている。
さて、本実施形態に係るハウジング2は、ブレード7の翼端7aを取り囲むように周方向および軸方向に沿って延びる内筒8と、この内筒8を取り囲むように周方向および軸方向に沿って延びる外筒9とを備えている。
内筒8は、その一端(図1において左側の端)がブレード7の前縁LEよりも上流側に位置し、その他端(図1において右側の端)がブレード7の後縁TEよりも下流側に位置するとともに、その他端部が半径方向外側に拡径する中空円筒状の部材であり、ポリアミド系等の樹脂材料で作られている。また、ブレード7の翼端7aと対向する内筒8の内周面8aは、ブレード7の翼端7aとの間に所定の隙間(クリアランス)ができるように形成されている。
外筒9は、その一端(図1において左側の端)が内筒8の一端よりも上流側に位置し、その他端(図1において右側の端)が内筒8の他端よりも下流側に位置するとともに、内筒8の半径方向外側を取り囲むように形成された中空の部材であり、ポリアミド系等の樹脂材料で作られている。また、外筒9の他端部には、ボリュート4が形成されている。
そして、これら内筒8と外筒9とは、半径方向外側に拡径する他端部を除いた部分(すなわち、一端部または中央部)が、例えば、接着剤等を介して接合またはかん合されており、内筒8の他端部と外筒9の他端部とは互いに接合されておらず、外筒9の他端部は、内筒8の他端部に対して変形できるようになっている。
本実施形態に係るハウジング2によれば、内筒8の他端部と外筒9の他端部とは接合されておらず、圧縮された高温(例えば、180℃)の空気によって、外筒9の他端部(ボリュート4を備えた端部)のみが熱変形することとなる。
これにより、ブレード7の翼端7aと内筒8の内周面8aとの隙間(クリアランス)を常に適正な値に保つことができて、遠心圧縮機1の効率低下を防止することができる。
また、ハウジング2の肉厚を、アルミ鋳鉄や鋳鋼等の金属材料で作られたハウジングの肉厚と同程度とすることができるので、当該ハウジング2の大型化を回避することができて、遠心圧縮機1の大型化を回避することができる。
さらに、ハウジング2全体が樹脂材料で形成されることとなるので、当該ハウジング2の軽量化を図ることができる。
本発明の第2参考実施形態に係るハウジングは、前記第1参考実施形態において内筒8が鋳造アルミ合金等の金属材料で作られているものであり、さらに好適である。
内筒8を鋳造アルミ合金等の金属材料で作製することにより、万が一、ブレード7が損傷して半径方向外側に飛散したとしても、ブレード7の破片がハウジング2の外側に飛び出すことを防止することができて、遠心圧縮機1の信頼性を向上させることができる。
また、内筒8の肉厚を薄くすることができるので、ハウジング2全体の肉厚を薄くすることができて、当該ハウジング2および遠心圧縮機1の小型化を図ることができる。
本発明の第実施形態に係るハウジングについて、図3を参照しながら説明する。
図3に示すように、本実施形態に係るハウジング22は、第1参考実施形態および第2参考実施形態のところで説明した外筒9の代わりに、外筒23が設けられているという点で上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
外筒23の、内筒8の他端部と対向する部分は、その半径方向内側に内筒8が接合された際に、内筒8の外周面8bとの間に図3に示すような隙間24を形成する薄肉部25とされている。
本実施形態に係るハウジング22によれば、内筒8の他端部と外筒23の他端部との間に隙間24が形成されており、圧縮された高温(例えば、180℃)の空気によって、外筒23の他端部(ボリュート4を備えた端部)のみが熱変形することとなる。さらに隙間24を設けていることにより内筒8から外筒23への熱伝達が抑制されるので前記第1および第2参考実施形態に比較し外筒の温度上昇が抑制されるのでハウジングの変形が抑えられる。
これにより、ブレード7の翼端7aと内筒8の内周面8aとの隙間(クリアランス)を常に適正な値に保つことができて、遠心圧縮機21の効率低下を防止することができる。
また、ハウジング22の肉厚を、鋳造アルミ合金や鋳鉄や鋳鋼等の金属材料で作られたハウジングの肉厚と同程度とすることができるので、当該ハウジング22の大型化を回避することができて、遠心圧縮機21の大型化を回避することができる。
さらに、ハウジング22全体が樹脂材料で形成されることとなるので、当該ハウジング22の軽量化を図ることができる。
なお、本実施形態において内筒8が鋳造アルミ合金等の金属材料で作られているとさらに好適である。
内筒8を鋳造アルミ合金等の金属材料で作製することにより、万が一、ブレード7が損傷して半径方向外側に飛散したとしても、ブレード7の破片がハウジング22の外側に飛び出すことを防止することができて、遠心圧縮機21の信頼性を向上させることができる。
また、内筒8の肉厚を薄くすることができるので、ハウジング22全体の肉厚を薄くすることができて、当該ハウジング22および遠心圧縮機21の小型化を図ることができる。
本発明の第3参考実施形態に係るハウジングについて、図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、本実施形態に係るハウジング42は、ポリアミド系等の樹脂材料で作られたハウジング本体43の内部に、鋳造アルミ合金等の金属材料で作られた芯材44が、ブレード7の翼端7aを取り囲むように周方向および軸方向に沿って埋め込まれているという点で上述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
芯材44は、その一端(図4において左側の端)がブレード7の前縁LEよりも上流側に位置し、その他端(図4において右側の端)がブレード7の後縁TEよりも下流側に位置するとともに、その他端部が半径方向外側に拡径する中空円筒状の部材である。また、ブレード7の翼端7aと対向するハウジング本体43の内周面43aは、ブレード7の翼端7aとの間に所定の隙間(クリアランス)ができるように形成されている。
本実施形態に係るハウジング42によれば、ハウジング本体43の内部に埋め込まれた芯材44によって、当該ハウジング42の他端部(ボリュート4を備えた端部)の熱による変形が防止(阻止)されることとなる。
これにより、ブレード7の翼端7aとハウジング本体43の内周面43aとの隙間(クリアランス)を常に適正な値に保つことができて、遠心圧縮機41の効率低下を防止することができる。
また、ハウジング42の肉厚を、アルミ鋳鉄や鋳鋼等の金属材料で作られたハウジングの肉厚と同程度とすることができるので、当該ハウジング42の大型化を回避することができて、遠心圧縮機41の大型化を回避することができる。
さらに、ハウジング42の大部分(主たる部分)が樹脂材料で形成されることとなるので、当該ハウジング42の軽量化を図ることができる。
さらに、芯材44が鋳造アルミ合金等の金属材料で作製されているので、万が一、ブレード7が損傷して半径方向外側に飛散したとしても、ブレード7の破片がハウジング42の外側に飛び出すことを防止することができて、遠心圧縮機41の信頼性を向上させることができる。
さらにまた、芯材44が鋳造アルミ合金等の金属材料で作製されているので、ハウジング42全体の肉厚を薄くすることができて、当該ハウジング42および遠心圧縮機41のさらなる小型化を図ることができる。
本発明の第4参考実施形態に係るハウジングについて、図5を参照しながら説明する。
本実施形態に係るハウジング52は、ポリアミド系等の樹脂材料で作られており、図5に示すように、半径方向内側に位置するボリュート4の内壁面から、インペラ3の回転軸線Cとほぼ直交する平面に沿って半径方向内側に切り込まれたスリット53を備えているという点で上述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
本実施形態に係るハウジング52によれば、当該ハウジング52の他端部にスリット53が形成されており、圧縮された高温(例えば、180℃)の空気によって、当該ハウジング52の他端部(ボリュート4を備えた端部)のみが熱変形することとなる。
これにより、ブレード7の翼端7aとハウジング52の内周面52aとの隙間(クリアランス)を常に適正な値に保つことができて、遠心圧縮機51の効率低下を防止することができる。
また、ハウジング52の肉厚を、アルミ鋳鉄や鋳鋼等の金属材料で作られたハウジングの肉厚と同程度とすることができるので、当該ハウジング52の大型化を回避することができて、遠心圧縮機51の大型化を回避することができる。
さらに、ハウジング52全体が樹脂材料で形成されることとなるので、当該ハウジング52の軽量化を図ることができる。
なお、本発明は遠心圧縮機のみに適用され得るものではなく、斜流圧縮機にも適用され得るものである。
また、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で、適宜必要に応じて変形実施、変更実施、組合せ実施することができる。
例えば、図3を用いて説明した第実施形態では、隙間24が内筒8の他端部のみに形成されているが、内筒8の一端から他端にわたって隙間24を形成させることもできる。
本発明の第1及び第2参考実施形態に係る圧縮機のハウジングを具備した圧縮機の断面図である。 図1の要部を拡大した図である。 本発明の第実施形態に係る圧縮機のハウジングを具備した圧縮機の要部を拡大した図である。 本発明の第3参考実施形態に係る圧縮機のハウジングを具備した圧縮機の断面図である。 本発明の第4参考実施形態に係る圧縮機のハウジングを具備した圧縮機の断面図である。 従来の圧縮機のハウジングを具備した圧縮機の断面図であって、従来の問題点を説明するための図である。 従来の圧縮機のハウジングを具備した圧縮機の断面図であって、従来の問題点を説明するための図である。
1 遠心圧縮機(圧縮機)
2 ハウジング
3 インペラ
4 ボリュート
6 ハブ(本体)
7 ブレード
8 内筒
9 外筒
21 遠心圧縮機(圧縮機)
22 ハウジング
23 外筒
41 遠心圧縮機(圧縮機)
42 ハウジング
43 ハウジング本体
44 芯材
51 遠心圧縮機(圧縮機)
52 ハウジング
53 スリット
C 回転軸線
R 吸込流路

Claims (3)

  1. 複数枚のブレードと、これら複数枚のブレードの根元部に配置される本体とを備えたインペラを回転軸線回りに回転可能に収容するとともに、一端部に、作動流体を前記インペラに導く吸込流路が形成され、他端部にボリュートが形成された圧縮機のハウジングであって、
    前記ブレードの翼端を取り囲むように周方向および軸方向に沿って延びる、樹脂材料からなる内筒と、この内筒を取り囲むように周方向および軸方向に沿って延びる、樹脂材料からなる外筒とを備え、
    前記内筒と前記外筒とが、前記ボリュートの側と反対の側に位置する一端部で接合あるいはかん合され、それ以外の部分は、隙間を設けたことを特徴とする圧縮機のハウジング。
  2. 複数枚のブレードと、これら複数枚のブレードの根元部に配置される本体とを備えたインペラを回転軸線回りに回転可能に収容するとともに、一端部に、作動流体を前記インペラに導く吸込流路が形成され、他端部にボリュートが形成された圧縮機のハウジングであって、
    前記ブレードの翼端を取り囲むように周方向および軸方向に沿って延びる、金属材料からなる内筒と、この内筒を取り囲むように周方向および軸方向に沿って延びる、樹脂材料からなる外筒とを備え、
    前記内筒と前記外筒とが、前記ボリュートの側と反対の側に位置する一端部で接合あるいはかん合され、それ以外の部分は、隙間を設けたことを特徴とする圧縮機のハウジング。
  3. 請求項1または2に記載の圧縮機のハウジングを備えてなることを特徴とする圧縮機。
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