JP6396512B2 - 過給機 - Google Patents

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Description

本開示は、過給機に関する。
従来、エンジンの出力を向上させる技術として、過給機によって吸気を圧縮し、この圧縮した吸気をエンジンに供給する方法(過給)が知られており、自動車用エンジン等において広く用いられている。通常、過給機は、回転軸と、回転軸の一端側に設けられるコンプレッサインペラを備えている。そして、排気ガスの排気エネルギーや、モータなどの駆動力によって回転軸を高速で回転させることで、回転軸の一端側に設けられたコンプレッサインペラで吸気を圧縮するように構成されている。
コンプレッサインペラによって圧縮された吸気は、コンプレッサハウジングと軸受ハウジングとの間に画定されるディフューザ流路を流れ、コンプレッサハウジングの外周部に形成されているスクロール流路に導入される。
通常、コンプレッサインペラの外径は、軸受ハウジングの内径とほぼ同じかこれよりも大きく形成されており、コンプレッサインペラの外周縁と軸受ハウジングの内周壁面との間に大きな隙間は存在しない。このため、この隙間からコンプレッサインペラによって圧縮された吸気が軸受ハウジングの内部に漏れ出ることで大きな圧力損失が発生し、圧縮効率が低下するとの問題は生じていなかった。
特開2002−180841号公報 特開2008−223673号公報
ところで、近年のエンジンのダウンサイジング化の流れの中で、従来よりも小型のコンプレッサインペラに対するニーズが高まりつつある。このような従来よりも小型のコンプレッサインペラの採用を検討する場合に、軸受ハウジング、軸受ハウジングに収容されるスラストプレート、及びスラストプレートを固定するためのインサート部材等の各部品を従来の過給機と共通化しようとすると、コンプレッサインペラの外周縁と軸受ハウジングの内周壁面との間に大きな隙間が形成されてしまい、圧縮効率が低下するとの問題がある。
小型のコンプレッサインペラの外径に合わせて軸受ハウジングの内径を小さくする場合、軸受ハウジングに収容されるスラストプレートやインサート部材等の各部品の形状を変更する必要があり、コストアップ要因となる。
一方、コンプレッサインペラの外径を延長させて隙間を埋める場合、コンプレッサインペラの慣性モーメントが大きくなり、レスポンス性が悪化する。
特許文献1の図1等には、ディフューザ流路(ディフューザD)において、シールプレート(符号11)を軸受ハウジング(ベアリングハウジング7)に締結ねじ(符号21)により固定した過給機(ターボコンプレッサ3)において、締結ねじが支持される座ぐり穴(符号20)の開口端部を閉塞することで、ターボコンプレッサの圧縮効率の低下を防ぐ技術が開示されている。しかしながら、この特許文献1のターボコンプレッサは、シールプレートをベアリングハウジングの端部に締結ねじによって固定するものであり、後述する本発明の一実施形態にかかる過給機とは、その基本的な構造が異なるものである。
特許文献2の図2等には、シールプレート(符号20)を軸受ハウジング(符号3)にボルト(符号21)により固定した過給機(ターボチャージャ)において、ボルトの頭部が保持される孔部(符号37)の開口端部を閉塞するために、ディフューザ部(符号27)に面して円環部材(符号31)が設けることで、コンプレッサインペラの圧縮効率の低下を防ぐ技術が開示されている。しかしながら、この特許文献2のターボチャージャは、シールプレートを軸受ハウジングの端部にボルトによって固定するものであり、後述する本発明の一実施形態にかかる過給機とは、その基本的な構造が異なるものである。
本発明の少なくとも一つの実施形態は、このような従来技術の状況の基になされた発明であって、その目的とするところは、コンプレッサインペラの外周縁と軸受ハウジングの内周壁面との間に形成される隙間を簡単な構造によって埋めることで、圧縮効率を高めることのできる過給機を提供することにある。
(1)本発明の少なくとも一つの実施形態にかかる過給機は、
回転軸と、
前記回転軸の一端側に設けられるコンプレッサインペラと、
前記コンプレッサインペラを収容するためのコンプレッサハウジングと、
前記コンプレッサハウジングと軸受ハウジングの一方側端部において連結される軸受ハウジングであって、前記回転軸の軸直交方向に沿って延伸し、前記コンプレッサインペラによって圧縮された吸気が流れるディフューザ流路を前記コンプレッサハウジングとの間で画定するように構成されるとともに、前記軸受ハウジングの内周壁面から突出する突出壁部を内部に有する軸受ハウジングと、
前記軸受ハウジングに収容され、前記回転軸を軸方向に支持するためのスラストプレートと、
前記回転軸の軸方向において、前記スラストプレートよりも前記軸受ハウジングの一方側端部に近い位置において前記軸受ハウジングに収容されるインサート部材であって、前記突出壁部との間で前記スラストプレートを保持するように構成されたインサート部材と、
前記軸受ハウジングに収容されるスナップリングであって、前記軸受ハウジングの内周壁面に形成される第1周方向溝に挿入されることで、前記インサート部材を前記スラストプレートに押し付けた状態で固定するように構成されたスナップリングと、
前記軸受ハウジングに収容されるディフューザ部材であって、前記軸受ハウジングの一方側端部における内周壁面と前記コンプレッサインペラの外周縁との間を前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する、前記ディフューザ流路の一部を画定するディフューザ面を有するディフューザ部材と、を備える。
上記(1)に記載の過給機は、軸受ハウジングに収容されるディフューザ部材を備えている。ディフューザ部材は、軸受ハウジングの一方側端部における内周壁面とコンプレッサインペラの外周縁との間を回転軸の軸直交方向に沿って延在し、ディフューザ流路の一部を画定するディフューザ面を有している。よって、このディフューザ部材のディフューザ面によって、コンプレッサインペラの外周縁と軸受ハウジングの一方側端部における内周壁面との間の隙間を埋めることで、ディフューザ流路を流れる吸気の隙間への流入を防止し、過給機の圧縮効率を高めることが出来る。
したがって、例えば、コンプレッサインペラを小型化するに際し、従来の過給機と軸受ハウジング及び軸受ハウジングに収容される各種部品の共通化を図ることも可能となる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の記載の過給機において、上記インサート部材は、回転軸の軸直交方向に沿って延在する内周側壁部を有する内周部と、内周側壁部よりも軸受ハウジングの一方側端部から遠い位置において回転軸の軸直交方向に沿って延在する外周側壁部、及び外周側壁部からスラストプレートに向かって突出する突出部、を有する外周部とを含んでいる。そして、スナップリングは、インサート部材の前記内周部よりも外周側に位置し、第1周方向溝に挿入された状態でインサート部材の外周側壁部と当接するように構成される。また、ディフューザ部材は、インサート部材の内周部よりも外周側に位置するように構成される。
上記(2)に記載の実施形態によれば、インサート部材は、その外周部の外周側壁部が、内周部の内周側壁部よりも軸受ハウジングの一方側端部から遠い位置になるように構成されている。このため、内周部の外周側には、軸受ハウジングの内周壁面との間にスペースが形成されることとなる。したがって、このスペースにスナップリング及びディフューザ部材を配置することで、インサート部材、スナップリング、及びディフューザ部材を軸受ハウジングの内部にコンパクトに配置することが出来る。
また、スナップリングが、第1周方向溝に挿入された状態でインサート部材の外周側壁部と当接するように構成されている。このため、スナップリングからインサート部材に伝達される押付力を、外周側壁部から突出している突出部を介してスラストプレートに効率的に伝達させることが出来るようになっている。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)に記載の過給機において、上記ディフューザ部材は、ディフューザ面を有する板状のディフューザ部と、ディフューザ部の外周端部から回転軸の軸方向に沿って延在する板状の外周側板部とを含んでいる。そして、外周側板部は、軸受ハウジングの内周壁面と回転軸の軸方向に沿って当接するように構成される。
上記(3)に記載の実施形態によれば、ディフューザ部材の外周側板部が、軸受ハウジングの内周壁面と回転軸の軸方向に沿って当接するように構成されている。このため、軸受ハウジングの内部において、ディフューザ部材の回転軸の軸直交方向における位置決め精度を高めることが出来る。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)に記載の過給機において、上記インサート部材は、内周部の外周端面から外周側に向かって突出する凸部を有する。ディフューザ部材は、ディフューザ部の内周端部からインサート部材の内周部に向かって延在する板状の内周側板部を含んでいる。そして、インサート部材およびディフューザ部材が軸受ハウジングの内部に収容された状態において、内周側板部の内周端は、回転軸の軸方向において、凸部よりも軸受ハウジングの一方側端部から遠くに位置し、且つ、回転軸の軸直交方向において、凸部の外周端よりも回転軸の近くに位置するように構成される。
上記(4)に記載の実施形態によれば、ディフューザ部材が軸受ハウジングの一方側端部の開口から抜け出ようとした際に、ディフューザ部材の内周側板部が、インサート部材の凸部に引っ掛かる。これにより、ディフューザ部材の抜け出しを防止できる構造となっている。
(5)幾つかの実施形態では、上記(3)又は(4)に記載の過給機において、上記ディフューザ部材の外径は、軸受ハウジングの一方側端部における内径よりも大きく形成されている。そして、ディフューザ部材は、軸受ハウジングの内部に圧入されることで、軸受ハウジングの内部に固定されるように構成されている。
上記(5)に記載の実施形態によれば、軸受ハウジングの内部にディフューザ部材を圧入するだけの簡単な構造によって、ディフューザ部材を軸受ハウジングの内部に固定することが出来る。
(6)幾つかの実施形態では、上記(3)から(5)の何れかに記載の過給機において、上記ディフューザ部材の内径は、インサート部材の内周部の外周端面における外径よりも小さく形成されている。そして、ディフューザ部材は、インサート部材の内周部の外周端面と嵌合することで、軸受ハウジングの内部に固定されるように構成されている。
上記(6)に記載の実施形態によれば、インサート部材の内周部の外周端面にディフューザ部材を嵌合するだけの簡単な構造によって、ディフューザ部材を軸受ハウジングの内部に固定することが出来る。
(7)幾つかの実施形態では、上記(3)又は(4)に記載の過給機において、上記軸受ハウジングの内周壁面には、回転軸の軸方向において第1周方向溝よりも軸受ハウジングの一方側端部に近い位置に第2周方向溝が形成されている。ディフューザ部材は、外周側板部から外周側に向かって延在する板状の挿入板部を含んでいる。そして、挿入板部は、第2周方向溝に挿入されるように構成される。
上記(7)に記載の実施形態によれば、ディフューザ部材の挿入板部を第2周方向溝に挿入するだけの簡単な構造によって、ディフューザ部材を軸受ハウジングの内部に固定することが出来る。また、このような実施形態によれば、ディフューザ部材の外周側における寸法公差を緩く設定することが出来る。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)に記載の過給機において、上記第2周方向溝は、軸受ハウジングの内周壁面の全周に亘って形成されている。そして、挿入板部は、軸受ハウジングの内周壁面の全周に亘って第2周方向溝に挿入されるように構成される。
上記(8)に記載の実施形態によれば、軸受ハウジングの内周壁面の全周に亘ってディフューザ部材の挿入板部を第2周方向溝に挿入するため、ディフューザ部材を軸受ハウジングの内部に確実に固定することが出来る。
(9)幾つかの実施形態では、上記(7)に記載の過給機において、上記第1周方向溝は、軸受ハウジングの内周壁面の全周に亘って形成されている。スナップリングは、円弧状の両端部が互いに離間してなる離間部を有している。ディフューザ部材の外周側板部は、第1外周側板部と、第1外周側板部と周方向の異なる位置に形成される第2外周側板部であって、第1外周側板部よりも延在距離が短い第2外周側板部とを含んでいる。ディフューザ部材の挿入板部は、第1外周側板部から外周側に向かって延在する第1挿入板部と、第2外周側板部から外周側に向かって延在する第2挿入板部とを含んでいる。そして、第2挿入板部は、第2周方向溝に挿入されるとともに、第1挿入板部は、第1周方向溝に挿入されているスナップリングの離間部において、第1周方向溝に挿入されるように構成される。
上記(9)に記載の実施形態によれば、スナップリングは、円弧状の両端部が互いに離間してなる離間部を有している。そして、第1挿入板部は、第1周方向溝に挿入されているスナップリングの離間部において、第1周方向溝に挿入されるように構成されている。このように、スナップリングを挿入するために形成されている第1周方向溝を有効利用することで、軸受ハウジングに対する加工箇所を最小限に留めることが出来る。また、第1挿入板部を第1周方向溝に挿入することに加えて、第2挿入板部を第2周方向溝に挿入することで、ディフューザ部材を軸受ハウジングの内部に確実に固定することが出来る。
(10)幾つかの実施形態では、上記(9)に記載の過給機において、上記ディフューザ部材を前記回転軸の軸方向から視た場合に、第2挿入板部は、第1挿入板部に対して周方向において対向する位置に形成される。
上記(10)に記載の実施形態によれば、第1挿入板部と第2挿入板部とが周方向において対向する位置に形成される。これにより、ディフューザ部材を周方向に対向する2箇所で支持することが出来るため、ディフューザ部材を軸受ハウジングの内部により確実に固定することが出来る。
(11)幾つかの実施形態では、上記(9)又は(10)に記載の過給機において、上記ディフューザ部材は、ディフューザ部の内周端部から回転軸の軸方向に沿ってインサート部材に向かって延在する板状の筒状板部を含んでいる。インサート部材は、内周部の外周端面から外周側に向かって突出する凸部を有するとともに、凸部は、周方向に少なくとも一つ、又は間隔を置いて複数形成されている。そして、筒状板部の内周面には、筒状板部がインサート部材の内周部の外周端面に嵌合される際に、凸部が挿入される凹部又はスリットが回転軸の軸方向に沿って形成されている。
上記(11)に記載の実施形態によれば、上述した第1挿入板部を第1周方向溝に挿入すること、及び第2挿入板部を第2周方向溝に挿入することに加えて、ディフューザ部材の筒状板部をインサート部材の内周部の外周端面に嵌合する。このため、ディフューザ部材を軸受ハウジングの内部により確実に固定することが出来るようになっている。
また、筒状板部の内周面には、筒状板部がインサート部材の内周部の外周端面に嵌合される際に、凸部が挿入される凹部又はスリットが回転軸の軸方向に沿って形成されている。このため、凸部が凹部又はスリットに挿入されるように、ディフューザ部材を回転軸の軸方向に沿って軸受ハウジングの内部に挿入することで、ディフューザ部材の周方向における位置決めを容易に行うことが出来る。
(12)幾つかの実施形態では、上記(2)又は(3)に記載の過給機において、上記ディフューザ部材は、ディフューザ部の内周端部から回転軸の軸方向に沿ってインサート部材に向かって延在する板状の水平板部を含んでいる。水平板部の先端部には、水平板部の他の部分よりも膨らんだ膨出部が形成されている。そして、インサート部材の外周側壁部には、水平板部の先端部が嵌合可能に構成された嵌合溝が形成されている。
上記(12)に記載の実施形態によれば、ディフューザ部材の水平板部の先端部を、インサート部材の嵌合溝に嵌合するたけの簡単な構造によって、ディフューザ部材を軸受ハウジングの内部に固定することが出来る。
(13)幾つかの実施形態では、上記(3)から(12)の何れかに記載の過給機において、上記ディフューザ部材は、板金が折り曲げ加工されてなるプレート状部材から構成される。
上記(13)に記載の実施形態によれば、板金を折り曲げ加工するだけの簡単な方法によって、ディフューザ部材を形成することが出来る。しかも、板金は、鋳物などと比べて面粗度が高い。よって、このような実施形態によれば、ディフューザ流路を画定するディフューザ部が板金から形成されるため、ディフューザ流路における圧力損失を低減することが可能である。
(14)幾つかの実施形態では、上記(2)に記載の過給機において、ディフューザ部材のディフューザ部には、ネジ部材が螺合可能なネジ穴が形成されている。インサート部材の外周側壁部には、ネジ部材が螺合可能なネジ穴が形成されている。そして、ディフューザ部材のディフューザ面から、ディフューザ部材のネジ穴、及びインサート部材のネジ穴にネジ部材を螺合することで、ディフューザ部材がインサート部材に締結されるように構成されている。
上記(14)に記載の実施形態によれば、ディフューザ部材をネジ部材によってインサート部材に螺合するだけの簡単な構造によって、ディフューザ部材を軸受ハウジングの内部に固定することが出来る。
(15)幾つかの実施形態では、上記(2)に記載の過給機において、上記軸受ハウジングの内周壁面には、軸受ハウジングの一方側端部から回転軸の軸方向に沿って所定長さのネジ溝が形成されている。そして、ディフューザ部材は円環状に形成され、そのディフューザ部材の外周面には、ネジ溝と螺合可能なネジ山が形成されている。
上記(15)に記載の実施形態によれば、ディフューザ部材の外周面と軸受ハウジングの内周壁面とを螺合するだけの簡単な構造によって、ディフューザ部材を軸受ハウジングの内部に固定することが出来る。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、コンプレッサインペラの外周縁と軸受ハウジングの内周壁面との間に形成される隙間を簡単な構造によって埋めることで、圧縮効率を高めることのできる過給機を提供することが出来る。したがって、例えば、コンプレッサインペラを小型化するに際し、従来の過給機と軸受ハウジング及び軸受ハウジングに収容される各種部品の共通化を図ることも可能となる。
本発明の一実施形態にかかる過給機において、その回転軸の軸線方向に沿った断面を示した側断面図である。 本発明の一実施形態にかかる過給機を示した要部断面図である。 図2Aに示す過給機におけるディフューザ部材を示した図であり、(a)がディフューザ部材の側断面図、(b)がディフューザ部材の斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる過給機を示した要部断面図である。 図3Aに示す過給機におけるディフューザ部材を示した図であり、(a)がディフューザ部材の側断面図、(b)がディフューザ部材の斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる過給機を示した要部断面図である。 図4Aに示す過給機におけるディフューザ部材を示した図であり、(a)がディフューザ部材の側断面図、(b)がディフューザ部材の斜視図である。 図4Aに示す過給機におけるインサート部材、スナップリング、及びディフューザ部材の組み立て状態を説明するための図である。 本発明の一実施形態にかかる過給機を示した要部断面図である。 図5Aに示す過給機におけるディフューザ部材を示した図であり、(a)がディフューザ部材の側断面図、(b)がディフューザ部材の斜視図である。 図5Aに示す過給機におけるインサート部材、スナップリング、及びディフューザ部材の組み立て状態を説明するための図である。 本発明の一実施形態にかかる過給機を示した要部断面図である。 図6Aに示す過給機におけるディフューザ部材を示した図であり、(a)がディフューザ部材の側断面図、(b)がディフューザ部材の斜視図である。 図6Aに示す過給機におけるインサート部材、スナップリング、及びディフューザ部材の組み立て状態を説明するための図である。 本発明の一実施形態にかかる過給機を示した要部断面図である。 図7Aに示す過給機におけるディフューザ部材を示した図であり、(a)がディフューザ部材の側断面図、(b)がディフューザ部材の斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる過給機を示した要部断面図である。 図8Aに示す過給機におけるディフューザ部材を示した図であり、(a)がディフューザ部材の側断面図、(b)がディフューザ部材の斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる過給機を示した要部断面図である。 図9Aに示す過給機におけるディフューザ部材を示した図であり、(a)がディフューザ部材の側断面図、(b)がディフューザ部材の斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるインサート部材を拡大して示した側断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
また、以下の説明において、同じ構成には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の一実施形態にかかる過給機において、その回転軸の軸線方向に沿った断面を示した側断面図である。
本発明の一実施形態にかかる過給機は、特に限定されないが、例えば自動車用エンジン等に搭載されるターボチャージャである。
本実施形態の過吸機100は、図1に示したように、回転軸2の一端側に設けられたタービンインペラ103を収容するタービンハウジング102、回転軸2の他端側に設けられたコンプレッサインペラ105を収容するコンプレッサハウジング104、及び回転軸2を回転可能に支持するラジアル軸受110と、回転軸2のスラスト力(軸方向力)を支持するスラストプレート4とを収容する軸受ハウジング106、の3つのハウジングからなる。
タービンハウジング102の外周部には、渦巻き状のタービンスクロール流路113が形成されている。そして、タービンスクロール流路113の中心部分にはタービンインペラ103が配置されている。タービンインペラ103は、円錐体の頭部を底面に平行な面で切り取った截頭円錐状のタービンハブ103Aと、タービンハブ103Aの周面から径方向の突出して設けられる複数のタービン翼103Bとからなる。タービンインペラ103のタービンハブ103Aは、回転軸2の一端部と例えば溶接によって接合されている。そして、タービンスクロール流路113を流れてタービンインペラ103に作用した排気ガスは、回転軸2の軸方向に沿って延伸する排ガス排出流路111からタービンハウジング102の外部へと排出される。
コンプレッサハウジング104の外周部には渦巻き状のコンプレッサスクロール流路117が形成されている。そして、コンプレッサスクロール流路117の中心部分にはコンプレッサインペラ105が配置されている。コンプレッサインペラ105は、円錐体の頭部を底面に平行な面で切り取った截頭円錐状のコンプレッサハブ105Aと、コンプレッサハブ105Aの周面から径方向の突出して設けられる複数のコンプレッサ翼105Bとからなる。コンプレッサインペラ105のコンプレッサハブ105Aの中心部には、回転軸2の他端側が嵌挿される嵌挿孔(不図示)が形成されている。コンプレッサインペラ105は、この嵌挿孔に回転軸2の一端側が嵌挿された後、コンプレッサハブ105Aの先端からナット116を締め付けることで、回転軸2の他端部に固定されている。そして、回転軸2の軸方向に沿って延伸する吸気導入流路115を流れ、コンプレッサインペラ105によって圧縮された吸気が、回転軸2の軸直交方向に沿って延伸するディフューザ流路112を介してコンプレッサスクロール流路117に導入され、不図示のエンジンへと供給される。
軸受ハウジング106は、タービンハウジング102とコンプレッサハウジング104との間に配置され、その一方側端部がコンプレッサハウジング104に連結され、その他方側端部がタービンハウジング102に連結されている。軸受ハウジング106とコンプレッサハウジング104との間には、上述したディフューザ流路112が画定される。
また、軸受ハウジング106の内部には、軸受ハウジング106の内周壁面106aから突出する突出壁部106Aが形成されている。そして、突出壁部106Aには、上述したラジアル軸受110、及びスラストプレート4に供給する潤滑油を導入するための潤滑油導入路118が形成されている。潤滑油導入路118から軸受ハウジング106の内部に導入された潤滑油は、ラジアル軸受110、及びスラストプレート4を潤滑した後、軸受ハウジング106の下部に形成されている潤滑油出口119から軸受ハウジング106の外部に排出される。
図2A、図3A、図4A、図5A、図6A、図7A、図8A、図9Aは、本発明の一実施形態にかかる過給機を示した要部断面図である。図2B、図3B、図4B、図5B、図6B、図7B、図8B、図9Bは、図2A、図3A、図4A、図5A、図6A、図7A、図8A、図9Aに示す過給機における各々のディフューザ部材を示した図であり、(a)がディフューザ部材の側断面図、(b)がディフューザ部材の斜視図である。図4Cは、図4Aに示す過給機におけるインサート部材、スナップリング、及びディフューザ部材の組み立て状態を説明するための図である。図5Cは、図5Aに示す過給機におけるインサート部材、スナップリング、及びディフューザ部材の組み立て状態を説明するための図である。図6Cは、図6Aに示す過給機におけるインサート部材、スナップリング、及びディフューザ部材の組み立て状態を説明するための図である。
本発明の少なくとも一実施形態にかかる過給機100は、 図2A、図3A、図4A、図5A、図6A、図7A、図8A、図9Aに示すように、上述したスラストプレート4の他に、少なくともインサート部材6と、スナップリング8と、ディフューザ部材9とが、軸受ハウジング106の内部に収容されている。
スラストプレート4は、上述したように、回転軸2を軸方向に支持するように構成されている。
図示した実施形態では、スラストプレート4は、回転軸2が挿通される挿通孔4Aを有する環状のプレート状部材である。そして、スラストプレート4は、その一方面4aが、軸受ハウジング106の突出壁部106Aの側面と当接した状態で、軸受ハウジング106の内部に収容されている。
また、図示した実施形態では、回転軸2には、第1スラストカラー3Aと、第1スラストカラー3Aよりも軸受ハウジング106の一方側端部(コンプレッサハウジング104と連結されている側の端部)に近い位置に位置する第2スラストカラー3Bが装着されている。第1スラストカラー3A及び第2スラストカラー3Bの各々は、円筒状のカラー本体部3A1、3B1と、各々のカラー本体部3A1、3B1よりも大径に形成された大径部3A2、3B2を有しており、回転軸2と共に回転可能なように回転軸2の外周に装着されている。また、スラストプレート4の挿通孔4Aには、第1スラストカラー3Aのカラー本体部3A1が挿通されている。そして、スラストプレート4は、第1スラストカラー3Aの大径部3A2と、第2スラストカラー3Bの大径部3B2との間に形成される凹部に収容されている。そして、第1スラストカラー3Aの大径部3A2、及び第2スラストカラー3Bの大径部3B2と摺接することで、回転軸2を軸方向に支持するように構成されている。
インサート部材6は、回転軸2の軸方向において、スラストプレート4よりも軸受ハウジング106の一方側端部に近い位置において軸受ハウジング106に収容されている。そして、軸受ハウジング106の突出壁部106Aとの間でスラストプレート4を保持するように構成されている。
図示した実施形態では、インサート部材6は、挿通孔6Cを有する環状のプレート状部材からなる。挿通孔6Cには、回転軸2の外周に装着された第2スラストカラー3Bの本体部3B1が挿通されている。インサート部材6の外径は、軸受ハウジング106の内径とほぼ同じ大きさを有している。そして、インサート部材6の外周面は軸受ハウジング106の内周壁面106aと当接し、インサート部材6の内周面は、第2スラストカラー3Bの本体部3B1の外周面と摺接するように構成されている。また、インサート部材6の外周側に位置する軸受ハウジング106の内周壁面106aには、環状のシール溝が形成されている。そして、このシール溝に、例えばOリングなどの環状のシール部材7が配置されている。
また、図示した実施形態では、スラストプレート4とインサート部材6との間に、オイルディフレクタ5が配置されている。オイルディフレクタ5は、スラストプレート4に供給された潤滑油がコンプレッサインペラ105側に漏れ出るのを防ぐための部材であり、例えば板金からなる環状のプレート状部材である。オイルディフレクタ5は、その外周縁の一部がスラストプレート4とインサート部材6とに挟持されることで、軸受ハウジング106の内部に固定されている。
スナップリング8は、軸受ハウジング104の内周壁面106aに形成される第1周方向溝81に挿入されることで、インサート部材6をスラストプレート4に押し付けた状態で固定するように構成されている。
ディフューザ部材9は、軸受ハウジング106の一方側端部における内周壁面106aとコンプレッサインペラ105の外周縁105aとの間を回転軸2の軸直交方向に沿って延在するディフューザ面91aを有している。図示した実施形態では、ディフューザ面91aは、周方向に亘って同一幅に形成されている。
このように構成される本発明の一実施形態にかかる過給機100は、上述したディフューザ部材9のディフューザ面91aによって、コンプレッサインペラ105の外周縁105aと軸受ハウジング106の一方側端部における内周壁面106aとの間の隙間Sを埋めることで、ディフューザ流路112を流れる吸気の隙間Sへの流入を防止し、過給機100の圧縮効率を高めることが出来る。
すなわち、本発明の一実施形態にかかる過給機100は、図2A、図3A、図4A、図5A、図6A、図7A、図8A、図9Aに示すように、コンプレッサインペラ105の外径が、軸受ハウジング106の一方側端部における内径よりも小さくなっている。したがって、軸受ハウジング106の一方側端部における内周壁面106aと、コンプレッサインペラ105の外周縁105aとの間に、隙間Sが形成される。図示した実施形態では、隙間Sの大きさは、軸受ハウジング106の一方側端部における内半径Rの2〜30%である。このような隙間Sが、ディフューザ流路112を画定する流路面に形成されると、ディフューザ流路112を流れる吸気が隙間Sに流入して大きな圧力損失が発生してしまう。したがって、上述したディフューザ部材9のディフューザ面91aによって、隙間Sを埋めることで、吸気が隙間Sに流入することに起因する過給機100の圧縮効率の低下を防止することが出来るようになっている。
したがって、このような本発明の一実施形態によれば、例えば、コンプレッサインペラ105を小型化するに際し、従来の過給機と軸受ハウジング及び軸受ハウジングに収容される各種部品の共通化を図ることも可能となる。
図10は、本発明の一実施形態にかかるインサート部材を拡大して示した側断面図である。
幾つかの実施形態では、図2A、図3A、図4A、図5A、図6A、図7A、図8A、図9A、及び図10に拡大して示すように、インサート部材6は、回転軸2の軸直交方向に沿って延在する内周側壁部61を有する内周部6Aと、内周側壁部61よりも軸受ハウジング106の一方側端部から遠い位置において回転軸2の軸直交方向に沿って延在する外周側壁部62、及び外周側壁部62からスラストプレート4に向かって突出する突出部63、を有する外周部6Bとを含んでいる。スナップリング8は、インサート部材6の内周部6Aよりも外周側に位置し、第1周方向溝81に挿入された状態でインサート部材6の外周側壁部62と当接するように構成される。そして、ディフューザ部材9は、インサート部材6の内周部6Aよりも外周側に位置するように構成される
図示した実施形態では、インサート部材6の突出部63は、外周側壁部62の外周端部から突出している。そして、突出部63の外周面63aが軸受ハウジング106の内周壁面106aと当接している。また、突出部63の先端部が、スラストプレート4の他方面4bの外周端部と当接している。また、突出部63の先端部には、オイルディフレクタ5の外周端部が当接する段部63bが形成されている。
また、図示した実施形態では、インサート部材6の内周部61は、内周側壁部61の内周端部から回転軸2の軸方向に沿ってスラストプレート4に向かって延在する延在部64を有している。また、内周部6Aと外周部6Bとの間には、両者を接続する接続部65が形成されている。
このような実施形態によれば、インサート部材6は、その外周部6Bの外周側壁部62が、内周部6Aの内周側壁部61よりも軸受ハウジング106の一方側端部から遠い位置になるように構成されている。すなわち、外周側壁部62の方が、内周側壁部61よりもスラストプレート4の近くに位置している。このため、内周部6Aの外周側には、軸受ハウジング106の内周壁面106aとの間にスペースが形成されることとなる。したがって、このスペースにスナップリング8及びディフューザ部材9を配置することで、インサート部材6、スナップリング8、及びディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部にコンパクトに配置することが出来る。
また、スナップリング8が、第1周方向溝81に挿入された状態でインサート部材6の外周側壁部62と当接するように構成されている。このため、スナップリング8からインサート部材6に伝達される押付力を、外周側壁部62から突出している突出部63を介してスラストプレート4に効率的に伝達させることが出来るようになっている。
幾つかの実施形態では、図2A、図2B、図3A、図3B、図4A、図4B、図4C、図5A、図5B、図5C、図6A、図6B、図6Cに示すように、ディフューザ部材9は、ディフューザ面91aを有する板状のディフューザ部91と、ディフューザ部91の外周端部から回転軸2の軸方向に沿って延在する板状の外周側板部92とを含んでいる。そして、外周側板部92は、軸受ハウジング106の内周壁面106aと回転軸2の軸方向に沿って当接するように構成されている。
このような実施形態によれば、ディフューザ部材9の外周側板部92が、軸受ハウジング106の内周壁面106aと回転軸2の軸方向に沿って当接するように構成されている。このため、軸受ハウジング106の内部において、ディフューザ部材9の回転軸2の軸直交方向における位置決め精度を高めることが出来る。
幾つかの実施形態では、図2A、図3B、図3A、図3Bに示すように、インサート部材6は、内周部6Aの外周端面61aから外周側に向かって突出する凸部66を有する。ディフューザ部材9は、ディフューザ部91の内周端部からインサート部材6の内周部6Aに向かって延在する板状の内周側板部93を含んでいる。そして、インサート部材6およびディフューザ部材9が軸受ハウジング106の内部に収容された状態において、内周側板部93の内周端93aは、回転軸2の軸方向において、凸部66よりも軸受ハウジング106の一方側端部から遠くに位置し、且つ、回転軸2の軸直交方向において、凸部66の外周端66aよりも回転軸2の近くに位置するように構成される。
図示した実施形態では、内周側板部93は、ディフューザ部91の内周端部から回転軸2の軸方向に沿って延在する水平部931と、水平部931の端部から回転軸2の軸直交方向に沿って延在する鉛直部932とを有している。また、凸部66は、周方向に連続して延在する環状形状をなしている。
このような実施形態によれば、ディフューザ部材9が軸受ハウジング106の一方側端部の開口から抜け出ようとした際に、ディフューザ部材9の内周側板部93が、インサート部材6の凸部66に引っ掛かる。これにより、ディフューザ部材9の抜け出しを防止できる構造となっている。
幾つかの実施形態では、ディフューザ部材9の外径は、軸受ハウジング106の一方側端部における内径よりも大きく形成されている。そして、図2A、図2Bに示すように、ディフューザ部材9は、軸受ハウジング106の内部に圧入されることで、軸受ハウジング106の内部に固定されるように構成されている。
図示した実施形態では、ディフューザ部材9の外径、すなわちディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部に圧入する前の状態の外周側板部92の外径は、軸受ハウジング106の一方側端部における内径よりも僅かに大きく形成されている。そして、このディフューザ部材9を軸受ハウジング106の一方側端部の開口から軸受ハウジング106の内部に圧入することで、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部に固定している。
このような実施形態によれば、軸受ハウジング106の内部にディフューザ部材9を圧入するだけの簡単な構造によって、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部に固定することが出来る。
幾つかの実施形態では、ディフューザ部材9の内径は、インサート部材6の内周部6Aの外周端面61aの外径よりも小さく形成されている。そして、図2A、図2Bに示すように、ディフューザ部材9は、インサート部材6の内周部6Aの外周端面61aと嵌合することで、軸受ハウジング106の内部に固定されるように構成されている。
図示した実施形態では、ディフューザ部材9の内径、すなわちディフューザ部材9をインサート部材6の内周部6Aの外周端面61aに嵌合させる前の状態の内周側板部93の内径は、インサート部材6の内周部6Aの外周端面61aの外径よりも僅かに小さく形成されている。そして、このディフューザ部材9を軸受ハウジング106の一方側端部の開口から軸受ハウジング106の内部に挿入し、ディフューザ部材9の内周側板部93をインサート部材6の内周部6Aの外周端面61aに嵌合させることで、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部に固定している。
このような実施形態によれば、インサート部材6の内周部6Aの外周端面61aにディフューザ部材9を嵌合するだけの簡単な構造によって、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部に固定することが出来る。
幾つかの実施形態では、図2Aに示すように、ディフューザ部材9は、その外周側板部92の先端部が第1周方向溝81に挿入されているスナップリング8と当接するように構成される。
図示した実施形態では、ディフューザ部材9は、その外周側板部92の先端部が第1周方向溝81に挿入されているスナップリング8と当接した状態において、そのディフューザ部91のディフューザ面91aが、ディフューザ流路112を画定するのに丁度よい位置となるように構成されている。
このような実施形態によれば、軸受ハウジング106の一方側端部の開口から軸受ハウジング106の内部に挿入する際において、ディフューザ部材9の回転軸2の軸方向における位置決めを容易に行うことが出来る。
幾つかの実施形態では、図3A、図3Bに示すように、軸受ハウジング106の内周壁面106aには、回転軸2の軸方向において第1周方向溝81よりも軸受ハウジング106の一方側端部に近い位置に第2周方向溝99が形成されている。ディフューザ部材9は、外周側板部92から外周側に向かって延在する板状の挿入板部94を含んでいる。そして挿入板部94は、第2周方向溝99に挿入されるように構成される。
図示した実施形態では、挿入板部94は、外周側板部92の先端部から回転軸2の軸直交方向に沿って延在している。また、挿入板部94の回転軸2の軸方向における位置は、内周側板部93の鉛直部932よりも、軸受ハウジング106の一方側端部に近い位置となっている。
このような実施形態によれば、ディフューザ部材9の挿入板部94を第2周方向溝99に挿入するだけの簡単な構造によって、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部に固定することが出来る。また、このような実施形態によれば、ディフューザ部材9の外周側における寸法公差を緩く設定することが出来る。
幾つかの実施形態では、図3A、図3Bに示すように、第2周方向溝99は、軸受ハウジング106の内周壁面106aの全周に亘って形成されている。そして、挿入板部94は、軸受ハウジング106の内周壁面106aの全周に亘って第2周方向溝99に挿入されるように構成される。
このような実施形態によれば、軸受ハウジング106の内周壁面106aの全周に亘ってディフューザ部材9の挿入板部94を第2周方向溝99に挿入するため、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部に確実に固定することが出来る。
幾つかの実施形態では、図4A、図4B、図4C、図5A、図5B、図5C、図6A、図6B、図6Cに示すように、第1周方向溝81は、軸受ハウジング106の内周壁面106aの全周に亘って形成されている。スナップリング8は、円弧状の両端部8a、8bが互いに離間してなる離間部82を有している。すなわち、スナップリング8は、円環状の一部を切り欠いたようなC字状に形成されている。ディフューザ部材9の外周側板部92は、第1外周側板部921と、第1外周側板部921と周方向の異なる位置に形成される第2外周側板部であって、第1外周側板部921よりも延在距離が短い第2外周側板部922とを含んでいる。ディフューザ部材9の挿入板部94は、第1外周側板部921から外周側に向かって延在する第1挿入板部941と、第2外周側板部922から外周側に向かって延在する第2挿入板部942とを含んでいる。そして、第2挿入板部942は、第2周方向溝99に挿入されるとともに、第1挿入板部941は、第1周方向溝81に挿入されているスナップリング8の離間部82において、第1周方向溝81に挿入されるように構成される。
図示した実施形態では、特に図4C、図5C、図6Cに示されるように、第1挿入板部941の周方向の長さは、スナップリング8の一端部8aおよび他端部8bとの間の距離よりも短くなっている。第2挿入板部942の周方向の長さは、特に限定されるものではないが、図示した実施形態では、第1挿入板部941の周方向の長さとほぼ同じ長さとなっている。第2周方向溝99は、少なくとも第2挿入板部942の周方向の長さ以上の長さに亘って周方向に形成されている。そして、第1周方向溝81のスナップリング8が挿入されていない箇所(スナップリング8の隙間82)に第1挿入板部941が挿入される。第2周方向溝99には、第2挿入板部942が挿入される。
このような実施形態によれば、スナップリング8を挿入するために形成されている第1周方向溝81を有効利用することで、軸受ハウジング106に対する加工箇所を最小限に留めることが出来る。また、第1挿入板部941を第1周方向溝81に挿入することに加えて、第2挿入板部942を第2周方向溝99に挿入することで、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部に確実に固定することが出来る。
幾つかの実施形態では、図4A、図4B、図4C、図5A、図5B、図5C、図6A、図6B、図6Cに示すように、第1挿入板部941と第2挿入板部942とが周方向において対向する位置に形成される。
このような実施形態によれば、第1挿入板部941と第2挿入板部942とが周方向において対向する位置に形成される。これにより、ディフューザ部材9を周方向に対向する2箇所で支持することが出来るため、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部により確実に固定することが出来る。
幾つかの実施形態では、図5A、図5B、図5Cに示すように、ディフューザ部材9は、ディフューザ部91の内周端部から回転軸2の軸方向に沿ってインサート部材6に向かって延在する板状の筒状板部95を含んでいる。インサート部材6は、内周部6Aの外周端面61aから外周側に向かって突出する凸部67を有するとともに、凸部67は、周方向に少なくとも一つ、又は間隔を置いて複数形成されている。そして、筒状板部95の内周面95aには、筒状板部95がインサート部材6の内周部6Aの外周端面61aに嵌合される際に、凸部67が挿入される凹部951又はスリット952が回転軸2の軸方向に沿って形成されている。
図示した実施形態では、ディフューザ部材9の内径、すなわちディフューザ部材9をインサート部材6の内周部6Aの外周端面61aに嵌合させる前の状態の筒状板部95の内径は、インサート部材6の内周部6Aの外周端面61aの外径よりも僅かに小さく形成されている。また、インサート部材6の内周部6Aの外周端面61aの外径は、コンプレッサインペラ105の外径よりも大きく形成されている。そして、このディフューザ部材9を軸受ハウジング106の一方側端部の開口から軸受ハウジング106の内部に挿入し、ディフューザ部材9の筒状板部95をインサート部材6の内周部6Aの外周端面61aに嵌合させることで、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部に固定している。
このような実施形態によれば、第1挿入板部941を第1周方向溝81に挿入すること、及び第2挿入板部942を第2周方向溝99に挿入することに加えて、ディフューザ部材9の筒状板部95をインサート部材6の内周部6Aの外周端面61aに嵌合する。このため、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部により確実に固定することが出来るようになっている。
また、筒状板部95の内周面95aには、筒状板部95がインサート部材6の内周部6Aの外周端面61aに嵌合される際に、凸部67が挿入される凹部951又はスリット952が回転軸2の軸方向に沿って形成されている。このため、凸部67が凹部951又はスリット952に挿入されるように、ディフューザ部材9を回転軸2の軸方向に沿って軸受ハウジング106の内部に挿入することで、ディフューザ部材9の周方向における位置決めを容易に行うことが出来る。なお、図5Bの(a)において、図の上側が筒状板部95の内周面95aに形成されている凹部951に凸部67が挿入された状態を示しており、図の下側が筒状板部95の内周面95aに形成されているスリット952に凸部67が挿入された状態を示している。
幾つかの実施形態では、図6A、6B、6C、図7A、図7Bに示すように、ディフューザ部材9は、ディフューザ部91の内周端部から回転軸2の軸方向に沿ってインサート部材6に向かって延在する板状の水平板部96を含んでいる。水平板部96の先端部には、水平板部96の他の部分よりも膨らんだ膨出部961が形成されている。そして、インサート部材6の外周側壁部62には、図10の上側に示すように、水平板部96の先端部が嵌合可能に構成された嵌合溝621が形成されている。
図示した実施形態では、水平板部96は、周方向に連続した環状に形成されているが、周方向の一部にのみ水平板部96が形成されていてもよい。また、膨出部961は、水平板部96の先端部を湾曲状に曲げ加工することで形成されている。ただし、膨出部961の形状及び加工方法は、これに限定されない。嵌合溝621に嵌合可能なように、水平板部96の他の部分よりも膨出した形状であればよいものである。
このような実施形態によれば、ディフューザ部材9の水平板部96の先端部を、インサート部材6の嵌合溝621に嵌合するたけの簡単な構造によって、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部に固定することが出来る。
幾つかの実施形態では、図2A、図2B、図3A、図3B、図4A、図4B、図4C、図5A、図5B、図5C、図6A、図6B、図6C、図7A、図7Bに示すように、ディフューザ部材9は、板金が折り曲げ加工されてなるプレート状部材から構成される。
このような実施形態によれば、板金を折り曲げ加工するだけの簡単な方法によって、ディフューザ部材9を形成することが出来る。しかも、板金は、鋳物などと比べて面粗度が高い。よって、このような実施形態によれば、ディフューザ流路112を画定するディフューザ部91が板金から形成されるため、ディフューザ流路112における圧力損失を低減することが可能である。
幾つかの実施形態では、図8A、図8Bに示すように、ディフューザ部材9のディフューザ部91には、ネジ部材10が螺合可能なネジ穴97が形成されている。インサート部材6の外周側壁部62には、図10の下側に示すように、ネジ部材10が螺合可能なネジ穴622が形成されている。そして、ディフューザ部材9のディフューザ面91aから、ディフューザ部材9のネジ穴97、及びインサート部材6のネジ穴622にネジ部材10を螺合することで、ディフューザ部材9がインサート部材6に締結されるように構成されている。
図示した実施形態では、ディフューザ部材9のディフューザ部91は、ネジ穴97を形成するのに必要なだけの厚みを有している。このようなディフューザ部材9は、例えば、鋳造金属、又は耐熱性樹脂などから形成される。
このような実施形態によれば、ディフューザ部材9をネジ部材10によってインサート部材6に螺合するだけの簡単な構造によって、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部に固定することが出来る。
幾つかの実施形態では、図9A、図9Bに示すように、軸受ハウジング106の内周壁面106aには、軸受ハウジング106の一方側端部から回転軸2の軸方向に沿って所定長さのネジ溝106bが形成されている。そして、ディフューザ部材9は円環状に形成され、そのディフューザ部材9の外周面には、ネジ溝106bと螺合可能なネジ山98が形成されている。
このような実施形態によれば、ディフューザ部材9の外周面と軸受ハウジング106の内周壁面106aとを螺合するだけの簡単な構造によって、ディフューザ部材9を軸受ハウジング106の内部に固定することが出来る。
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではない。例えば上述した実施形態を組み合わせても良く、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、過給機100がターボチャージャである場合を例に説明したが、本発明の過給機はこれに限定されるものではない。本発明の過給機は、例えば、モータによって回転軸が回転する電動コンプレッサや、クランクシャフトなどから伝達される動力によって回転軸が回転する機械式スーパーチャージャであってもよいものである。
2 回転軸
3A 第1スラストカラー
3A1 カラー本体部
3A2 大径部
3B 第2スラストカラー
3B1 カラー本体部
3B2 大径部
4 スラストプレート
4A 挿通孔
4a 一方面
4b 他方面
5 オイルディフレクタ
6 インサート部材
6A 内周部
6B 外周部
6C 挿通部
61 内周側壁部
61a 外周端面
62 外周側壁部
621 嵌合溝
622 ネジ穴
63 突出部
63a 外周面
63b 段部
64 延在部
65 接続部
66 凸部
66a 外周端
67 凸部
7 シール部材
8 スナップリング
8a 一端部
8b 他端部
81 第1周方向溝
82 離間部
9 ディフューザ部材
91 ディフューザ部
91a ディフューザ面
92 外周側板部
921 第1外周側板部
922 第2外周側板部
93 内周側板部
931 水平部
932 鉛直部
93a 内周端
94 挿入板部
941 第1挿入板部
942 第2挿入板部
95 筒状板部
951 凹部
952 スリット
95a 内周面
96 水平板部
961 膨出部
97 ネジ穴
98 ネジ山
99 第2周方向溝
10 ネジ部材
100 過給機
102 タービンハウジング
103 タービンインペラ
103A タービンハブ
103B タービン翼
104 コンプレッサハウジング
105 コンプレッサインペラ
105A コンプレッサハブ
105B コンプレッサ翼
105a 外周縁
106 軸受ハウジング
106A 突出壁部
106a 内周壁面
106b ネジ溝
110 ラジアル軸受
111 排ガス排出流路
112 ディフューザ流路
113 タービンスクロール流路
115 吸気導入流路
116 ナット
117 コンプレッサスクロール流路
118 潤滑油導入路
119 潤滑油出口



Claims (18)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸の一端側に設けられるコンプレッサインペラと、
    前記コンプレッサインペラを収容するためのコンプレッサハウジングと、
    前記コンプレッサハウジングと軸受ハウジングの一方側端部において連結される軸受ハウジングであって、前記回転軸の軸直交方向に沿って延伸し、前記コンプレッサインペラによって圧縮された吸気が流れるディフューザ流路を前記コンプレッサハウジングとの間で画定するように構成されるとともに、前記軸受ハウジングの内周壁面から突出する突出壁部を内部に有する軸受ハウジングと、
    前記軸受ハウジングに収容され、前記回転軸を軸方向に支持するためのスラストプレートと、
    前記回転軸の軸方向において、前記スラストプレートよりも前記軸受ハウジングの一方側端部に近い位置において前記軸受ハウジングに収容されるインサート部材であって、前記突出壁部との間で前記スラストプレートを保持するように構成されたインサート部材と、
    前記軸受ハウジングに収容されるスナップリングであって、前記軸受ハウジングの内周壁面に形成される第1周方向溝に挿入されることで、前記インサート部材を前記スラストプレートに押し付けた状態で固定するように構成されたスナップリングと、
    前記軸受ハウジングに収容されるディフューザ部材であって、前記軸受ハウジングの一方側端部における内周壁面と前記コンプレッサインペラの外周縁との間を前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する、前記ディフューザ流路の一部を画定するディフューザ面を有するディフューザ部材と、を備え
    前記コンプレッサインペラの外形は、前記軸受ハウジングの一方側端部の内径より小さくなっており、
    前記ディフューザ面は、前記回転軸の軸方向において、前記コンプレッサインペラの背面よりも前記ディフューザ流路を画定する前記コンプレッサハウジングの壁面側に位置している
    過給機。
  2. 前記インサート部材は、
    前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する内周側壁部を有する内周部と、
    前記内周側壁部よりも前記軸受ハウジングの一方側端部から遠い位置において前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する外周側壁部、及び前記外周側壁部から前記スラストプレートに向かって突出する突出部、を有する外周部と、を含み、
    前記スナップリングは、前記インサート部材の前記内周部よりも外周側に位置し、前記第1周方向溝に挿入された状態で前記インサート部材の前記外周側壁部と当接するように構成されるとともに、
    前記ディフューザ部材は、前記インサート部材の前記内周部よりも外周側に位置するように構成される
    請求項1に記載の過給機。
  3. 前記ディフューザ部材は、
    前記ディフューザ面を有する板状のディフューザ部と、
    前記ディフューザ部の外周端部から前記回転軸の軸方向に沿って延在する板状の外周側板部と、を含み、
    前記外周側板部は、前記軸受ハウジングの内周壁面と前記回転軸の軸方向に沿って当接するように構成される
    請求項2に記載の過給機。
  4. 前記インサート部材は、前記内周部の外周端部から外周側に向かって突出する凸部を有し、
    前記ディフューザ部材は、前記ディフューザ部の内周端部から前記インサート部材の前記内周部に向かって延在する板状の内周側板部を含み、
    前記インサート部材および前記ディフューザ部材が前記軸受ハウジングの内部に収容された状態において、前記内周側板部の内周端は、前記回転軸の軸方向において、前記凸部よりも前記軸受ハウジングの一方側端部から遠くに位置し、且つ、前記回転軸の軸直交方向において、前記凸部の外周端よりも前記回転軸の近くに位置するように構成される
    請求項3に記載の過給機。
  5. 前記ディフューザ部材の外径は、前記軸受ハウジングの一方側端部における内径よりも大きく形成されており、
    前記ディフューザ部材は、前記軸受ハウジングの内部に圧入されることで、前記軸受ハウジングの内部に固定される
    請求項3又は4に記載の過給機。
  6. 前記ディフューザ部材の内径は、前記インサート部材の前記内周部の外周端面における外径よりも小さく形成されており、
    前記ディフューザ部材は、前記インサート部材の前記内周部の外周端面と嵌合することで、前記軸受ハウジングの内部に固定される
    請求項3から5の何れか一項に記載の過給機。
  7. 前記軸受ハウジングの内周壁面には、前記回転軸の軸方向において前記第1周方向溝よりも前記軸受ハウジングの一方側端部に近い位置に第2周方向溝が形成され、
    前記ディフューザ部材は、前記外周側板部から外周側に向かって延在する板状の挿入板部を含み、
    前記挿入板部は、前記第2周方向溝に挿入されるように構成される
    請求項3又は4に記載の過給機。
  8. 前記第2周方向溝は、前記軸受ハウジングの内周壁面の全周に亘って形成されており、
    前記挿入板部は、前記軸受ハウジングの内周壁面の全周に亘って前記第2周方向溝に挿入されるように構成される
    請求項7に記載の過給機。
  9. 前記第1周方向溝は、前記軸受ハウジングの内周壁面の全周に亘って形成されており、
    前記スナップリングは、円弧状の両端部が互いに離間してなる離間部を有し、
    前記ディフューザ部材の前記外周側板部は、第1外周側板部と、前記第1外周側板部と周方向の異なる位置に形成される第2外周側板部であって、前記第1外周側板部よりも延在距離が短い第2外周側板部と、を含み、
    前記ディフューザ部材の挿入板部は、前記第1外周側板部から外周側に向かって延在する第1挿入板部と、前記第2外周側板部から外周側に向かって延在する第2挿入板部と、を含み、
    前記第2挿入板部は、前記第2周方向溝に挿入されるように構成され、
    前記第1挿入板部は、前記第1周方向溝に挿入されている前記スナップリングの前記離間部において、前記第1周方向溝に挿入されるように構成される
    請求項7に記載の過給機。
  10. 前記ディフューザ部材を前記回転軸の軸方向から視た場合に、前記第2挿入板部は、前記第1挿入板部に対して周方向において対向する位置に形成される
    請求項9に記載の過給機。
  11. 前記ディフューザ部材は、前記ディフューザ部の内周端部から前記回転軸の軸方向に沿って前記インサート部材に向かって延在する板状の筒状板部を含み、
    前記インサート部材は、前記内周部の外周端面から外周側に向かって突出する凸部を有するとともに、前記凸部は、周方向に少なくとも一つ、又は間隔を置いて複数形成され、
    前記筒状板部の内周面には、前記筒状板部が前記インサート部材の前記内周部の外周端部に嵌合される際に、前記凸部が挿入される凹部又はスリットが前記回転軸の軸方向に沿って形成されている
    請求項9又は10に記載の過給機。
  12. 前記ディフューザ部材は、前記ディフューザ部の内周端部から前記回転軸の軸方向に沿って前記インサート部材に向かって延在する板状の水平板部を含むとともに、前記水平板部の先端部には、水平板部の他の部分よりも膨らんだ膨出部が形成され、
    前記インサート部材の前記外周側壁部には、前記水平板部の先端部が嵌合可能に構成された嵌合溝が形成されている
    請求項3に記載の過給機。
  13. 前記ディフューザ部材は、板金が折り曲げ加工されてなるプレート状部材から構成される
    請求項3から12の何れか一項に記載の過給機。
  14. 前記ディフューザ部材のディフューザ部には、ネジ部材が螺合可能なネジ穴が形成されており、
    前記インサート部材の前記外周側壁部には、前記ネジ部材が螺合可能なネジ穴が形成されており、
    前記ディフューザ部材の前記ディフューザ面から、前記ディフューザ部材の前記ネジ穴、及び前記インサート部材の前記ネジ穴に前記ネジ部材を螺合することで、前記ディフューザ部材が前記インサート部材に締結されるように構成されている
    請求項2に記載の過給機。
  15. 前記軸受ハウジングの内周壁面には、前記軸受ハウジングの一方側端部から前記回転軸の軸方向に沿って所定長さのネジ溝が形成されており、
    前記ディフューザ部材は円環状に形成され、前記ディフューザ部材の外周面には、前記ネジ溝と螺合可能なネジ山が形成されている
    請求項2に記載の過給機。
  16. 回転軸と、
    前記回転軸の一端側に設けられるコンプレッサインペラと、
    前記コンプレッサインペラを収容するためのコンプレッサハウジングと、
    前記コンプレッサハウジングと軸受ハウジングの一方側端部において連結される軸受ハウジングであって、前記回転軸の軸直交方向に沿って延伸し、前記コンプレッサインペラによって圧縮された吸気が流れるディフューザ流路を前記コンプレッサハウジングとの間で画定するように構成されるとともに、前記軸受ハウジングの内周壁面から突出する突出壁部を内部に有する軸受ハウジングと、
    前記軸受ハウジングに収容され、前記回転軸を軸方向に支持するためのスラストプレートと、
    前記回転軸の軸方向において、前記スラストプレートよりも前記軸受ハウジングの一方側端部に近い位置において前記軸受ハウジングに収容されるインサート部材であって、前記突出壁部との間で前記スラストプレートを保持するように構成されたインサート部材と、
    前記軸受ハウジングに収容されるスナップリングであって、前記軸受ハウジングの内周壁面に形成される第1周方向溝に挿入されることで、前記インサート部材を前記スラストプレートに押し付けた状態で固定するように構成されたスナップリングと、
    前記軸受ハウジングに収容されるディフューザ部材であって、前記軸受ハウジングの一方側端部における内周壁面と前記コンプレッサインペラの外周縁との間を前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する、前記ディフューザ流路の一部を画定するディフューザ面を有するディフューザ部材と、を備え
    前記インサート部材は、
    前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する内周側壁部を有する内周部と、
    前記内周側壁部よりも前記軸受ハウジングの一方側端部から遠い位置において前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する外周側壁部、及び前記外周側壁部から前記スラストプレートに向かって突出する突出部、を有する外周部と、を含み、
    前記スナップリングは、前記インサート部材の前記内周部よりも外周側に位置し、前記第1周方向溝に挿入された状態で前記インサート部材の前記外周側壁部と当接するように構成されるとともに、
    前記ディフューザ部材は、前記インサート部材の前記内周部よりも外周側に位置するように構成され、
    前記ディフューザ部材は、
    前記ディフューザ面を有する板状のディフューザ部と、
    前記ディフューザ部の外周端部から前記回転軸の軸方向に沿って延在する板状の外周側板部と、を含み、
    前記外周側板部は、前記軸受ハウジングの内周壁面と前記回転軸の軸方向に沿って当接するように構成され、
    前記インサート部材は、前記内周部の外周端部から外周側に向かって突出する凸部を有し、
    前記ディフューザ部材は、前記ディフューザ部の内周端部から前記インサート部材の前記内周部に向かって延在する板状の内周側板部を含み、
    前記インサート部材および前記ディフューザ部材が前記軸受ハウジングの内部に収容された状態において、前記内周側板部の内周端は、前記回転軸の軸方向において、前記凸部よりも前記軸受ハウジングの一方側端部から遠くに位置し、且つ、前記回転軸の軸直交方向において、前記凸部の外周端よりも前記回転軸の近くに位置するように構成される
    過給機。
  17. 回転軸と、
    前記回転軸の一端側に設けられるコンプレッサインペラと、
    前記コンプレッサインペラを収容するためのコンプレッサハウジングと、
    前記コンプレッサハウジングと軸受ハウジングの一方側端部において連結される軸受ハウジングであって、前記回転軸の軸直交方向に沿って延伸し、前記コンプレッサインペラによって圧縮された吸気が流れるディフューザ流路を前記コンプレッサハウジングとの間で画定するように構成されるとともに、前記軸受ハウジングの内周壁面から突出する突出壁部を内部に有する軸受ハウジングと、
    前記軸受ハウジングに収容され、前記回転軸を軸方向に支持するためのスラストプレートと、
    前記回転軸の軸方向において、前記スラストプレートよりも前記軸受ハウジングの一方側端部に近い位置において前記軸受ハウジングに収容されるインサート部材であって、前記突出壁部との間で前記スラストプレートを保持するように構成されたインサート部材と、
    前記軸受ハウジングに収容されるスナップリングであって、前記軸受ハウジングの内周壁面に形成される第1周方向溝に挿入されることで、前記インサート部材を前記スラストプレートに押し付けた状態で固定するように構成されたスナップリングと、
    前記軸受ハウジングに収容されるディフューザ部材であって、前記軸受ハウジングの一方側端部における内周壁面と前記コンプレッサインペラの外周縁との間を前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する、前記ディフューザ流路の一部を画定するディフューザ面を有するディフューザ部材と、を備え
    前記インサート部材は、
    前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する内周側壁部を有する内周部と、
    前記内周側壁部よりも前記軸受ハウジングの一方側端部から遠い位置において前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する外周側壁部、及び前記外周側壁部から前記スラストプレートに向かって突出する突出部、を有する外周部と、を含み、
    前記スナップリングは、前記インサート部材の前記内周部よりも外周側に位置し、前記第1周方向溝に挿入された状態で前記インサート部材の前記外周側壁部と当接するように構成されるとともに、
    前記ディフューザ部材は、前記インサート部材の前記内周部よりも外周側に位置するように構成され、
    前記ディフューザ部材は、
    前記ディフューザ面を有する板状のディフューザ部と、
    前記ディフューザ部の外周端部から前記回転軸の軸方向に沿って延在する板状の外周側板部と、を含み、
    前記外周側板部は、前記軸受ハウジングの内周壁面と前記回転軸の軸方向に沿って当接するように構成され、
    前記軸受ハウジングの内周壁面には、前記回転軸の軸方向において前記第1周方向溝よりも前記軸受ハウジングの一方側端部に近い位置に第2周方向溝が形成され、
    前記ディフューザ部材は、前記外周側板部から外周側に向かって延在する板状の挿入板部を含み、
    前記挿入板部は、前記第2周方向溝に挿入されるように構成される
    過給機。
  18. 回転軸と、
    前記回転軸の一端側に設けられるコンプレッサインペラと、
    前記コンプレッサインペラを収容するためのコンプレッサハウジングと、
    前記コンプレッサハウジングと軸受ハウジングの一方側端部において連結される軸受ハウジングであって、前記回転軸の軸直交方向に沿って延伸し、前記コンプレッサインペラによって圧縮された吸気が流れるディフューザ流路を前記コンプレッサハウジングとの間で画定するように構成されるとともに、前記軸受ハウジングの内周壁面から突出する突出壁部を内部に有する軸受ハウジングと、
    前記軸受ハウジングに収容され、前記回転軸を軸方向に支持するためのスラストプレートと、
    前記回転軸の軸方向において、前記スラストプレートよりも前記軸受ハウジングの一方側端部に近い位置において前記軸受ハウジングに収容されるインサート部材であって、前記突出壁部との間で前記スラストプレートを保持するように構成されたインサート部材と、
    前記軸受ハウジングに収容されるスナップリングであって、前記軸受ハウジングの内周壁面に形成される第1周方向溝に挿入されることで、前記インサート部材を前記スラストプレートに押し付けた状態で固定するように構成されたスナップリングと、
    前記軸受ハウジングに収容されるディフューザ部材であって、前記軸受ハウジングの一方側端部における内周壁面と前記コンプレッサインペラの外周縁との間を前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する、前記ディフューザ流路の一部を画定するディフューザ面を有するディフューザ部材と、を備え
    前記インサート部材は、
    前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する内周側壁部を有する内周部と、
    前記内周側壁部よりも前記軸受ハウジングの一方側端部から遠い位置において前記回転軸の軸直交方向に沿って延在する外周側壁部、及び前記外周側壁部から前記スラストプレートに向かって突出する突出部、を有する外周部と、を含み、
    前記スナップリングは、前記インサート部材の前記内周部よりも外周側に位置し、前記第1周方向溝に挿入された状態で前記インサート部材の前記外周側壁部と当接するように構成されるとともに、
    前記ディフューザ部材は、前記インサート部材の前記内周部よりも外周側に位置するように構成され、
    前記ディフューザ部材は、
    前記ディフューザ面を有する板状のディフューザ部と、
    前記ディフューザ部の外周端部から前記回転軸の軸方向に沿って延在する板状の外周側板部と、を含み、
    前記外周側板部は、前記軸受ハウジングの内周壁面と前記回転軸の軸方向に沿って当接するように構成され、
    前記ディフューザ部材は、前記ディフューザ部の内周端部から前記回転軸の軸方向に沿って前記インサート部材に向かって延在する板状の水平板部を含むとともに、前記水平板部の先端部には、水平板部の他の部分よりも膨らんだ膨出部が形成され、
    前記インサート部材の前記外周側壁部には、前記水平板部の先端部が嵌合可能に構成された嵌合溝が形成されている
    過給機。
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